争乱界
争乱界とは〜概略〜
争乱王アレキサンダーゆかりの魔界である。 この魔界は、他の魔界よりもモンスター(以後「魔物」と表記)の数が遙かに多く、 不死である魔族と、死(消滅)するはずの魔物が常に覇を争い、 その戦力を拮抗させている魔界である。 但し、魔族も魔物も、どちらも一丸になって覇権を争っているわけではなく、 魔族同士、魔物同士の小競り合いも絶えない。故に争乱界と呼ばれるている。 他の魔界とは違い、例外を除き、ほとんどの魔物達に人間並みの知性があり、 魔族と同じ都市を建てたりなどして、他種に渡る魔物達の都市を作っていたりもする。 そうやって、魔都を治めたりしている魔物は、 魔族の”魔王”に対して、”獣王(*1)”と呼ばれている。 魔物達にも位別があり、それぞれ、獣の名を関する職位名を得ている。 しかし、例外もあり、野生の魔物や、一部治世に反対する魔物などは、魔都に属さず、 時には魔物同士敵対することすらある、 その争乱に引かれ、他の魔界からやってくる魔族も少なくないと言う。 魔族、魔物入り乱れ、争いが耐えない。それが争乱界なのだ。 また、争乱界の魔王や獣王は、その名とは別に二つ名で呼ばれることが多い。 階級が上がればその外見や性格、その他諸々の、あだ名のようにして、 それぞれの二つ名が呼ばれていく。 また、力を誇示したい魔族が自分から二つ名を広げると言うこともあるようだ。 *1:魔王特性の『獣王』とは全く関係ない
交獣界とは〜概略〜
分裂した魔界の内一つ。 大魔王の名ではなく、元々その魔界の地区を支配していた魔王が未だ存命し、 支配し続けている極小規模の魔界である。 元々は、争乱王アレキサンダーと袂を分かったヨトが、 わずかな手勢とモンスターたちと移り住み、支配していた一区域であった。 小魔界に分裂した際、その領地ごと魔界の海で隔離され、 そのまま、そこが交獣界、となった。 非常に規模の小さな魔界だが、ありとあらゆるモンスターと、 少数の魔族によってその魔界は構成されている。 その比率と、交獣王の性質の為か、魔族の地位はかなり低い者となっている。 わずかに、モンスターのような外見を持つ「獣騎形態」を持つ魔族だけが、 ほんの少し地位が高い状況である。 モンスターたちは他の魔界に比べてかなり知能が高く、 魔族たちと混じりながら、かなり文化的に暮らしている。 そして、更に特筆すべき点は、 そのモンスターたちは、ほぼ確実に、なんらかの形で交獣王との血縁なのだ。 交獣王はあまりその研究所から出てくることは少なく、 ほぼ全ての時間はそのモンスターの研究と改造、強化、そして、 自ら産み落とし、作り上げたモンスターたちとの交合に使われている。 そして、その増えたモンスターたちは──そのほとんどは争乱王の元・・・・ 今は亡き争乱王を討とうと、争乱界へと送り込まれている。 だが、時に他の魔界へとモンスターが流出することもあるという。 あまり見かけないモンスターが居たならば、 この魔界で作り上げられたものだと思っても問題ないだろう。 余りに多量かつ他種のモンスターたちは、送り込まれた後、 その魔界に定着し、独自の文化を築き暮らしているものまで出る有様だ。 この小さな魔界は、特殊性故に、他の魔界からはほとんど知覚されておらず、 攻め込まれるという事態は少ない。 もし、攻めてくるということがあっても、その絆は強く、 魔界全体が一段となって手痛い反撃を行なうだろう。
魔物たち〜位列定義〜
争乱界に置いて、主に魔族達に敵対する者達。 総称に置いては「魔物」と呼称する。 他の世界に比べ、総じて魔物の知性は高め。 既存の常識にとらわれないものが多い。 ヘルハウンドが喋ったりする個体も居る。
強い力を得た魔物たちは、魔族と同じく不死性を持つようになる者もいる。 その場合、モンスター特殊能力として、 不死/魔族と同じようにHPが0になっても死亡ではなく行動不能になる。 ただし、光ダメージを受けてHPが0になった場合は同じように死亡する。 を得る。 また、主に魔物達が、魔族に対抗するために立てた魔都は、 魔族のものと区別されるため、「獣都」と呼称される。
>【獣王】<
魔族達における魔王に値する者の呼称。 強大な力や魔力、智恵を持ち、数多くの魔物達を束ね、 「獣都」に君臨する力ある魔物である。 その多くは、強い力の影響で魔族化しており、不死である。 魔物を率いる魔族、と考えても差し支えはない。
>【獣将】<
魔将、上級魔将に匹敵する力を持つ者の呼称。 獣王程ではないものの、一般の魔族程度では太刀打ちも出来ぬ力を秘める。 それほど数は多くなく、獣王の側近など重要な役目を果たしている。 その生命力は他の魔物達と比べ、群を抜いて高い。 しっかりと止めを刺さないと、死を与えるのは難しい。
>【獣貴】<
魔将クラスの魔物達の呼称。 獣将とは違い、どちらかというと魔力、知力、策謀に長けた者が多い。 奸計や色事を好み、力に頼ることはどちらかというと少ない。 大抵が獣王の配下にいるが、中にはその知謀で単独で行動しているものも存在する。 生命力は余りないが、その強大な魔力は強く死を拒む。
>【獣魔】<
魔将未満の、余り力のない魔物達の呼称。 その数や、種は多く、その中には獣騎に匹敵する力を持つ者も居るという。 獣王に率いられ、主に戦場で戦うのは、大抵がこの獣魔達である。 力も、魔力も、智恵も、その種族で様々。 獣魔だからといって甘く見ると、易々とその存在を奪われることだろう。 基本的には、獣王や獣騎達の配下に入っており、始めて獣魔、と呼ばれる。
>【魔物】<
獣魔にもならぬ、更に端末の魔物達。 智恵もなく、本能的に動き、同じ魔物達すら襲うことも少なくない。 また、獣王の支配下になく、原生する状態の魔物のことも、 そのまま、魔物、と呼称する。
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