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幻樹族

幻樹族(アルラウネタイプ)

戦闘データ

 一般的な幻樹族(★★)
 希少:2
 知能:高い
 会話:可能
 攻:6  受:6  HP:30
 防御:炎2倍
  <しなる蔦>:攻撃/ダメージ15
  <茨のムチ>:しなる蔦が命中した場合のみ、防御無視の1d6のHPダメージを与える。
  <魔術>:魔法リストの11~16の欄の魔法をランダムで発動する。
       発動する魔法は1d6で決定する。
       その際の攻判定に+2し、且つ、魔力判定として扱う。
  <共振>:近くにいる同族と、知識や思考を共有することができる。
  <幻覚>:情報判定で2成功しない限り、その存在を発見できない。
  <毒花粉>:様々な毒を含んだ花粉を散布することができる。
      1:体力判定で失敗した者に防御無視で2d6のHPダメージを与える。
      2:体力判定で失敗した者を1d6/2ターンの間行動不能にする。
        但し、この効果は1セッション一回のみ。(正否問わず)
      3:体力判定で失敗した者を、発情状態にする。
        発情の強度は1d3-1で決定する。
  <高密度魔力体>:このモンスターは、魔力+1のアイテムの素材にできる。
 

生態

 幻樹族。
 またの名をイリュジョニア・ルーネス。
 名前の通り森を居にする一族である。
 
 一つの森で定住せず、
 あちこちの森を集落単位で定期的に移動して生活している。
 
 物静かで非戦闘的な種族ではあるが、
 外敵を見つけると積極的に排除、
 または種付け用の奴隷にしようとしてくる。
 
 また、長といえるものはおらず、
 一つのグループ全てが一つの思考を共有しており、
 一族の一人が行動する場合は、
 行動をグループの全ての個体が知っており、
 グループ全体の総意で行動することになる。
 

種族的なデータ

 トレント──樹木、というよりは
 どちらかというとアルラウネなど、植物風の外見をしている。
 男性(少なくとも男性体に見える個体)は存在せず、
 一族は全て女性体で構成されている。
 
 身長は平均して165cm程度。
 一様に緑色の肌をしており、そのほとんどが長い髪を持つ。
 髪の色は緑が主で、時折赤や青が混ざり、メッシュの個体も存在する。
 
 外見は総じて美形。
 体系自体はスレンダーな物が多いが、
 乳房だけは豊満は膨らみを見せるものが多い。
 
 身体は、服のような大きな葉で覆われているが、
 服ではなく身体から生えた葉そのものである。
 脱がすことこそできないが、
 まくり上げれば普通に肌を晒すできる。
 
 痛覚自体は鈍いため、引きちぎってもそれほど痛みにはならないが、
 再度生えるまでにはそれなりに時間が掛かるため、
 葉を破られるのはかなり嫌がる。
 
 肉体的な能力はそこそこしかない代わりに魔力が強く、
 また、名前の通り、幻の術に長けている。
 
 術的な以外でも、その身体に毒の花粉を持つ個体も存在し、
 術で惑わせ、毒で動けなくし、獲物を捕らえる。
 
 繁殖は、種を使って植物のように増える。
 種を胎内に植え付け、それを発芽させて子供を産ませる為、
 半胎生と言えるかも知れない。
 
 種を作るためにも、外敵を捕え、その要素を絞り出して種を作り、
 捕らえた外敵自体に植え付けてその個体を増やす事が多い。
 
 性交ができないわけではなく、ちゃんと股間には膣が存在する。
 性交時はその蔦を触手のように使い、相手を嬲ったりする。
 

幼体

 幻樹の一族の幼体は、成体とは違い、
 一族との精神リンクは希薄なため、
 何かあっても他の個体とは知覚しあえない。
 そのため、大抵成体の監視下で育成されているが、
 偶に幼体個体で群れを抜け出しているときがあり、
 それを狙って襲う魔族も多い。
 
 が、逆に幼体をおとりに使い、
 獲物として魔族をおびき寄せる集落もあると言われている。
 
 幼体は、成体以上に核の魔力密度が高く、
 様々な魔法の品の原料になることで知られている。

Last modified:2006/11/24 00:50:03
Keyword(s):
References:[魔物]