22:48:18(seduki ) 行奈の仕事部屋にエリナが座ってます、とだけ 22:48:27(seduki ) 指定された時間に行奈はおりませぬ http://www2.atwiki.jp/h_session/pages/300.html 雪人 http://renjou.client.jp/erina.htm  エリナ・L・高宮 22:49:55(rapunzel_) ミラーシェードの男が、憮然とした表情で入室してくる。黒の服、黒のコート。白い髪に、白い肌。 22:49:58(rapunzel_) 雪人である。 22:50:39(rapunzel_) 部屋の主人、行奈に呼ばれて来てはみたが、あいにく主人はいない。 22:50:55(rapunzel_) だのに――違う少女が、座っている。 22:51:13(seduki ) 暗い仕事部屋。人形の様な少女が、革張りの椅子に座っている。 22:53:12(rapunzel_) 【雪人】「……行奈は、不在か」 言葉を紡ぐのすら、面倒だ。そんな雰囲気だ。 22:54:24(seduki ) 【  】「はい」頷く。長い睫、黒くたゆたうウェーブの髪、黒いゴシックロリータ、そして…赤褐色の瞳。 22:55:51(seduki ) 行奈に似ている様で…何処か違う。 22:56:31(rapunzel_) 【雪人】「そうか。行奈が言っていた。……お前が、妹か」 22:57:23(seduki ) 【  】「はい。あら、お姉様のお知り合いですか? お姉様は、急な御用事との事で、私が伝言を承る事となりましたの」 22:58:13(seduki ) 立ち上がり、雪人の前まで歩き、ドレスの裾を持ち上げて深々と一礼する。 22:58:44(seduki ) 【エリナ】「高宮荏里奈と申します」 22:59:00(rapunzel_) 【雪人】「……雪人、という名の男への伝言ならば、聞こう」 軽くミラーシェードの位置を直しつつ。 23:00:02(seduki ) 【エリナ】「はい。『所用で篠原司法にて作業中です。何かありましたら、妹に言伝をお願いします』との事です」 23:00:25(seduki ) すらすらと伝言内容を伝える彼女は、本当に、人形の様だ。 23:00:37(seduki ) 喩えて言うなら…ハザード前のビスク・ドールの様な。 23:01:04(seduki ) …いや、彼女を何処かで見たことがあるかも知れない。 23:02:59(rapunzel_) 【雪人】「見覚えがある。……そうか。高宮荏里奈。"エリナ"、か」 23:03:31(seduki ) 【エリナ】「あら、御存知ですのね、嬉しいですわ」驚いた様に、そして嬉しそうに微笑む。 23:04:51(seduki ) エリナ・L・高宮――CME所属の新進気鋭溢れるアイドル。性別を問わず、不可思議なカリスマで観衆を圧倒するライヴを行う少女だ。 23:06:02(rapunzel_) 【雪人】「確かに、呼ばれてきたのだが、な。……まさか、人形がいるとは。流石に予想外だった」 笑み。軽く、自嘲ぎみに。 23:06:49(seduki ) 【エリナ】「ふふ、其れすらも私に対しては褒め言葉ですのよ」人形と呼ばれ、むしろ喜んでいる。 23:07:27(seduki ) たくさんの人間に愛され、そしていつかは捨てられる。アイドルというのはそういうものだ。彼女はまだ幼いながらも、それを良く知っている。だから、喜ぶのだ。一時の華として。 23:07:40(seduki ) アイドルなんて、人形と同じなのだから。 23:09:01(rapunzel_) 【雪人】「……そうか。それにしても、たいした人形だ。シスターの服を着たイメクラ嬢と――なんら大差がない。まさしく墜ちた聖女、だな」 23:09:13(rapunzel_) 憮然と言い放つ。 23:09:47(seduki ) 【エリナ】「……」息を呑んだ後… 23:10:09(seduki ) 【エリナ】「堕ちた聖女、ですか」ふっ、と、微笑が消えた。 23:12:39(rapunzel_) 【雪人】「……ああ。こんな"匂い"の聖女なぞ――いやしない」 嘲るような、笑み。 23:13:56(seduki ) 【エリナ】「…“匂い”?」さっきのプロモ撮影の時にサキ・ニチヤの新作の香水を試しにつけたのがいけなかったのだろうか? 23:14:00(rapunzel_) 【雪人】「まったくもって、メディアというものは便利なものだ。こんなにも……誤魔化せるのだから」 23:14:36(seduki ) 【エリナ】「…何の事だか、分かりませんわ。私が何を誤魔化したというのです?」 23:16:13(seduki ) 腕を組み、男を見上げる。 23:17:29(rapunzel_) 【雪人】「気にするな。己を偽るお前には――詮無きこと」 コートのポケットに両手を入れ、エリナを見下ろす。 23:18:49(seduki ) 【エリナ】「…私は、私ですわ。在りのままの私を愛して下さる方が居る…それなのに貴方はその様な事を仰るのですか?」 23:19:22(seduki ) 胸に手を当てる。訴えかける瞳。しかし、訴える言葉に力を持たせるには、あまりにも幼過ぎる。 23:20:47(seduki ) 偽りがあるとしたら…彼女の、何処にあるのだろう? 23:21:13(rapunzel_) 【雪人】「……ありのまま、か。ありのまま。良い言葉だ。……ならば、高宮荏里奈。1つ聞こう」 23:21:36(seduki ) 【エリナ】「はい、何ですかしら?」 23:22:42(rapunzel_) 【雪人】「……お前は、人間か?」 気が狂っているとしか思えない台詞。一体この男は、何を言い出すのか。 23:23:33(seduki ) 【エリナ】「…」2秒よりは長く、10分よりは短い沈黙の後… 23:24:24(seduki ) 【エリナ】「私は、自分を、人間だと思っています。しかし、お姉様は、私が“アヤカシ”というモノの血を引いているのだと言っておりました」 23:25:22(rapunzel_) 【雪人】「嗚呼。"やはり"な」 1人、頷く。 23:25:30(seduki ) 【エリナ】「“アヤカシ”の血を引いているせいで、私は身体が弱く、日光に当たると気が遠くなって貧血に似た症状が出るのだ…と」 23:26:05(seduki ) 雪人が一人ごちた様子を、ただ見ているばかり。 23:28:45(rapunzel_) 【雪人】「……お前が今、歌手としてTVに出るは……己を知らぬゆえか」 23:29:51(seduki ) 【エリナ】「己…そんな物を全ての人が知っている筈はありませんわ。私もその一人です。お姉様とて、ご自分の出生と17年分の過去を知っている訳ではありませんし…」 23:30:36(seduki ) 【エリナ】「ただ、私に関して言えば、知っていた所で、私は歌を歌う事を辞めたくはありませんから」 23:31:01(seduki ) 柔らかく微笑む。今この瞬間目の前に居るエリナは、本当に歌が好きな、15歳の少女だ。 23:31:44(rapunzel_) 【雪人】「……ならば、問おう、高宮荏里奈」 23:31:54(rapunzel_) 【雪人】「お前は、お前を、知りたいか?」 23:32:23(seduki ) 【エリナ】「貴方が知っているとは、些か思えませんが。何故なら初対面ですもの」苦笑する。 23:34:14(rapunzel_) 【雪人】「確かに、初対面だな。……だが、見ればわかる」 23:34:34(seduki ) 【エリナ】「…貴方に、何が、解るというのです?」 23:35:01(seduki ) 少し距離をおく。そして、腰が机にぶつかった。 23:37:06(rapunzel_) 【雪人】「……。身長は154cm。体重は45kg。スリーサイズは上からxx、xx、xx。今日の香水はサキ・ニチヤの新作。そして、恐らく――ここ暫くは、食事をしていない」 23:37:21(rapunzel_) 【雪人】「仕事ゆえ、だろうな。無理もあるまい。時間がとられすぎる」 23:38:33(seduki ) 【エリナ】「そういえば、そうでした…よく分かりますのね」机の上に転がっていた飲みかけのミルクセーキのパックを、おぼつかない後ろ手で探す。 23:39:16(seduki ) 幼い身体では腕は短く、パックまで手が届かない。しかし、視線を逸らせない。 23:40:13(rapunzel_) 【雪人】「……どうした?排卵日でも当てて欲しいのか」 苦笑ぎみに。 23:40:38(rapunzel_) 【雪人】「あともう少し後ろだ。……そう、あと3cm」 23:40:51(seduki ) 【エリナ】「っ……“まだ”ですわ」 23:40:56(rapunzel_) 【雪人】「飲みたいのだろう?飲むといい」 23:41:29(seduki ) 何が“まだ”なのだろう? …いや、ただ単に“排卵日”というのがまだなだけなのだろうが。 23:42:36(seduki ) 【エリナ】「……」そして、正確には、“飲みたい”のではなく、焦りからくる精神的な防衛として、視線を逸らす理由がもう一つ欲しかっただけなのだが。 23:43:05(seduki ) パックのパッケージでも見ていれば、ミラーシェイド越しではあるが、目を見られなくて済む。 23:46:30(seduki ) …パックまであと3cmの筈だが、視線を逸らせない、見えない、方向が分からない、届かない。 23:47:14(rapunzel_) 【雪人】「……とってやろう」 雪人が、不意に歩み寄る。 23:47:21(rapunzel_) エリナの目の前に。 23:48:06(rapunzel_) そして……抱きしめるかのように、ほぼ密着状態まで接近し。手を、エリナの後ろに伸ばす。 23:48:36(seduki ) 【エリナ】「…っ!?」身構えようとして、机に背中を押し付け、雪人の身体から避ける。 23:48:53(seduki ) 天井が見えた。 23:49:09(rapunzel_) コップが倒れ、中身が零れる。 23:49:22(rapunzel_) からん。 からからから。 23:49:37(rapunzel_) そんな音を立て、床に落ちる。 23:50:10(seduki ) 【エリナ】「…どういう、つもりなのですかしら」雪人の目を、見る。 23:50:31(seduki ) 怒りでも怖れでもない、興味深そうな視線。 23:51:41(rapunzel_) 【雪人】「――お前が勝手に転んだだけだ。そうだろう?」 そう言って。エリナの黒いゴシックロリータのスカートを踏みつける。……いや、正確ではない。 23:51:51(rapunzel_) 太股の間。股間のすぐ先。 23:53:02(seduki ) 【エリナ】「私とした事が…とんだ粗相を」ゆっくりと、上体を起こそうとする。 23:53:49(seduki ) しかし、スカートが攣れて、上手く身体が起こせない。 23:55:36(rapunzel_) 【雪人】「行奈め。一体なんのつもりだ。それとも……俺に荏里奈を見せたかったとでもいうのか」 23:56:25(seduki ) 【エリナ】「…お姉様の事など、どうでもいいでしょう? 今目の前に居るのは私なのですから」 23:58:27(seduki ) ――獲物を見つけた様な瞳、15歳には似つかわしくない程に“女性的な”微笑み。 23:58:41(rapunzel_) 【雪人】「お前が人形で"在る"事を選択している限り、俺の目にはお前はどうでも良い存在にしか映らぬ」 23:59:57(seduki ) 【エリナ】「あら? 今目の前に居る私は、人形のエリナではなく、高宮荏里奈ですわ。これはプライヴェートですもの」スカートを踏みつけた脚に、腕が絡んでいく。 00:00:29(rapunzel_) 【雪人】「……ゆえに、問うていたのだが、な。……お前は、お前を、知りたいか?……と」 00:01:44(seduki ) 【エリナ】「貴方が知っているのなら、是非に」微笑むが、その微笑みはエリナの其れではなく、荏里奈そのものだった。 00:02:00(rapunzel_) 【雪人】「だが……遅かったか?まるでヤドカリだな。そんなにも隠れたいのか」 00:02:47(seduki ) 自分の目に適う男をメディア上で見つけ、自分に恋をするように仕向け、ゆっくりと蝕む…そして、蝕んでいる事に荏里奈は気付かない。 00:03:02(seduki ) 【エリナ】「ゴシップになっては困りますでしょう?」 00:03:09(seduki ) 意地悪く微笑む。 00:04:28(rapunzel_) 【雪人】「――だから、言ったのだ。シスターの服を着たイメクラ嬢と変わらぬ、と」 00:05:17(rapunzel_) 【雪人】「隠せぬよ。俺の五感の前には。……お前に染みついた、精液の匂いは」 00:06:22(seduki ) 【エリナ】「…そんなに、染み付いていましたか」言葉には構わず、細い腕をさらに絡ませ、未熟な胸を脚に押し付ける。 00:07:18(seduki ) 見上げ、うっとりと微笑んで待ち焦がれる様は、最早、メス以外の何物でもない。 00:10:10(rapunzel_) 雪人は、人差し指をエリナの額に、そっとあてる。 00:10:39(seduki ) 【エリナ】「…?」 00:11:17(rapunzel_) 【雪人】「……お前の全てを。さらけ出せ」  《真実》 00:12:27(seduki ) 【エリナ】「…全て…?」額に当てられた指を、手を、腕を伝い、細い指先が辿っていく。 00:12:32(seduki ) 《チャイ》 00:12:53(seduki ) 【エリナ】「貴方が、存じているのではありませんの? 私には分からないのですから」 00:13:11(seduki ) 【エリナ】「でも、そんな堅苦しい事は後でも宜しいでしょう?」 00:14:11(rapunzel_) 【雪人】「……いいや。後では、よくない。ああ、よくないな」 《タイムリー》 を、チャイ的に使用。 額の点穴をつく。 00:15:17(seduki ) 【  】「…っ」刹那、その姿は掻き消え―― 00:16:25(seduki ) 【  】「…そんなに“見たい”のかしら」視線を移すと、その身体は、出会った時と同様に、革張りの椅子に座っていた。 00:16:34(seduki ) 《霧散》 00:16:53(seduki ) 【  】「悪いけれど…貴方の思い通りにはならないわよ」 00:17:10(seduki ) 《プリーズ》→《神の御言葉》 00:17:35(seduki ) 【  】「その代わり…“男”は全て私に隷属する」 00:18:13(seduki ) 凄惨な笑み、深紅に輝く瞳―― 00:20:35(rapunzel_) 【雪人】「面白い。――面白い、思い上がりだ」 《神の御言葉》  人としての荏里奈と。アヤカシとしての荏里奈を、融合させる。それはもはや、攻撃でもあり、防御でもある。 00:21:57(seduki ) 【リリス】「っ…面白い事を…っく…」 00:22:36(seduki ) 額を押さえる。自我と自我の衝突、内側から痛む脳内… 00:24:04(rapunzel_) 【雪人】「……だが……今だけ。今だけは」 00:24:29(rapunzel_) 【雪人】「お前に隷属するのも、悪くはない」 そう言って、笑う。 00:24:38(seduki ) 【リリス】「…貴方の目的は何? 私を打ち滅ぼして真の人間と成る事? 私を服従させる事?」 00:25:02(seduki ) 混濁した意識の中で、憎らしげに目の前の“オス”を睨む。 00:26:02(seduki ) 人間の“メス”の真祖であるこの自分が、人間によって、自我を弄られている…その事実その物が、彼女を苛立たせている。 00:27:17(seduki ) 【リリス】「お前など…壊して、壊して、壊して…ぐちゃぐちゃに…」 00:27:20(rapunzel_) 【雪人】「そうだな。……互いに隷属するのも、たまには良かろう。……そうは思わないか?」 00:27:45(seduki ) 【リリス】「ふざけないで! 誰が貴方などに!」 00:28:04(seduki ) 額を押さえていた手を額から引き剥がし、空を振り払う。 00:28:13(rapunzel_) 【雪人】「でなければ。いや。だからこそ。……だからこそ、全ては楽しいのさ」 00:29:33(rapunzel_) 雪人は。そんなリリスを、抱きしめる。 00:29:52(seduki ) 【リリス】「たかが人間のくせに…私の上で踊ろうなんて片腹痛いわ…あんたなんてあたしの下でよがっていればいいのよ!」 00:30:20(seduki ) 平手は頬をかすめ、ミラーシェイドを床に叩き落した。 00:30:50(rapunzel_) 紅い瞳が、リリスを見据える。 00:31:08(rapunzel_) 空恐ろしいまでの美が、そこにいた。 00:31:58(rapunzel_) 【雪人】「……怖いか。"抱かれる"のが」 00:32:42(rapunzel_) 【雪人】「そうだろうな。何しろお前は、一方的なSEXしか知らぬ。抱きしめられたことすら、あるまいよ」 00:33:05(seduki ) 【リリス】「…貴方だって、自分を隠している。だから、黒い服に身を包み、そんな玩具で顔を隠して…貴方、人の事言えない癖に、抱くだの何だのなんていい子ぶらないで頂戴?」 00:33:13(rapunzel_) 【雪人】「答えろ。"そう"なのだろう?……女!」 00:33:29(seduki ) 鼻で嘲笑する様に、問い掛けをさらりと流して。 00:34:32(rapunzel_) 【雪人】「……ならば。俺を見てみるがいい。なに。服を脱がすだけだ」 そう言って、両手を広げる。 00:35:01(rapunzel_) 【雪人】「ほら。どうした」 00:35:32(seduki ) 【リリス】「…」気だるそうに、雪人の服に手をかける。 00:36:12(seduki ) 上着、スーツ、ネクタイ、ワイシャツ…器用に、しかし滑らかな動きで脱がしていく。 00:38:50(seduki ) 【リリス】「…」そして、一通り、上半身だけを脱がし終えて。 00:40:08(rapunzel_) 【雪人】「……気づいているか? お前は今、他人のために、何かをした」 00:40:36(rapunzel_) 【雪人】「はじめて、なのだろう?」 薄く、微笑む。 00:41:28(seduki ) 【リリス】「…どうかしらね…望む者に享楽と堕落を与えた事ならあるから、初めてという訳でも無いわ」 00:41:53(seduki ) 特に感慨も無さげに、呟いた。 00:42:21(seduki ) 男を悦ばせ、堕とす事そのものが、彼女のアイデンティティなのだから。 00:42:51(rapunzel_) 【雪人】「望む者?……最近は操り人形のことをそう言うのか」 00:43:47(seduki ) 【リリス】「操ってなどいないわ。視界にあたしを入れてもらって、印象付けるだけ。それだけで十分なのよ」 00:46:01(seduki ) なのに、この男は狂わない…ああ、それだけの自我が在るからこそ、このあたしの自我が侵されたのか。 00:51:53(rapunzel_) 【雪人】「……まあ。いい」 00:52:20(rapunzel_) 【雪人】「お前は、抱かれるのが怖いと、認めた」 00:52:31(rapunzel_) 【雪人】「それだけで……上々だ」 00:52:47(seduki ) 【リリス】「っ…怖いのではなくって…」 00:52:51(seduki ) 僅かな焦り。 00:53:59(seduki ) 【リリス】「男の上で寝る、それが一番感じるのよ」 00:54:05(rapunzel_) 不意に。雪人の両手がリリスの両腕を押さえ。……リリスの唇を、奪う。 00:54:48(seduki ) 【リリス】「……っ!?」拒めなかった。反応が間に合わなかったとも言うが。 00:55:38(rapunzel_) そして、唇を離す。 00:56:03(rapunzel_) 【雪人】「面白い事を言う。まるで男の下で寝たことがあるとでも言いたいかのようだ」 00:56:38(seduki ) 【リリス】「…く」 00:56:48(seduki ) 無い訳では、無い。 00:57:52(seduki ) 今使っている素体があまりにも若く、そして転生してからまだ15年。新参者と似た様なものだ。人間相手なら分があるが、永生者の男には到底敵わない。 00:58:52(seduki ) 【リリス】「どうして、そういう事を言うのかしら?」しらばっくれて見せる。心の底を、そう簡単に浚われてはどうしようも無い。 01:00:01(rapunzel_) 【雪人】「笑わせるな。エリナの裏に隠れているお前が……"愛し合う"ことなどあるものか」 01:00:36(seduki ) 【リリス】「そうね、“其処”に愛は無いわね」 01:01:28(seduki ) 幾度か、永生者の男から、屈辱にも似た犯され方をした事はある。苦虫を噛み潰し、視線を逸らし、肩を少し押す。 01:02:06(seduki ) …いや、交わす時は、“常に”愛が無いのかも知れない。何故なら、ただの食事なのだから。 01:02:25(rapunzel_) 【雪人】「……互いに隷属する、というのは。愛し合うことだ」 01:02:34(rapunzel_) 【雪人】「……だから」 01:03:02(seduki ) 【リリス】「だから?」 01:03:38(rapunzel_) 【雪人】「愛してやる。だから、お前を俺を愛するがいい」 ――なんて、傲慢。なんたる、不遜。 01:04:02(rapunzel_) しかし、その台詞は。恐らく、この男にしか吐けぬだろう。 01:05:02(seduki ) 【リリス】「何を言うかと思えば…弱く脆い貴方を、あたしが愛した所で、どうせ貴方は先に死ぬ。そんな脆いものを大切になどしたくない…大切なものなんか、最初から持ってないし、要らないのよ…!」 01:05:31(seduki ) 視線は、逸らしたまま。しかし、俯いた。 01:06:57(rapunzel_) 【雪人】「……良い言葉を教えてやる。"それがどうした"」 01:07:35(rapunzel_) 【雪人】「行奈め。そうか。やってくれる。俺にこの台詞を言わせるためか。ならば言ってやる。……聞け、女」 01:07:48(seduki ) 【リリス】「…何よ?」 01:08:26(seduki ) 顔ごと背けたまま、視線を僅かに向ける。 01:09:29(rapunzel_) 【雪人】「一瞬の繋がりは永遠の時に勝(まさ)る」 01:10:28(seduki ) 【リリス】「そんな一瞬を、貴方が、私に齎すとでも…? 人間である、貴方が?」 01:11:24(seduki ) 些か信じられないといった面持ちで、彼女は雪人の次の言葉を待つ。 01:12:02(rapunzel_) 【雪人】「人であるか否かなど。……それこそ、どうでも良い事だ」 01:12:54(rapunzel_) 【雪人】「……どう呼んで欲しい、女。エリナか。それとも」 01:13:37(seduki ) 【リリス】「エリナでいいわ。記憶は、共有しているから」 01:14:18(seduki ) 【リリス】「私に、永劫にも似た生に勝る一瞬を齎せるかどうか…試してみればいいわ」 01:16:16(rapunzel_) 【雪人】「お前は、今、はじめて。人形を脱した」 01:16:57(seduki ) 【リリス】「そうね。確かに今のあたしは人形じゃない」 13:36:02(seduki )   13:38:58(rapunzel_) 【雪人】「……人形を脱したお前が、今、如何なる存在となったのか。教えてやる」 13:39:24(seduki ) 【リリス】「…貴方が知るあたしは…じゃあ、何だというの…」 13:40:11(rapunzel_) 言うや否や、雪人は、エリナの身体を両手で抱え上げる。……俗に、お姫様抱っこと呼ばれる、それ。 13:40:42(seduki ) 【リリス】「…どういうつもり?」 13:41:19(seduki ) ともすれば、人形を大事そうに抱えているかの様な。 13:41:25(rapunzel_) 【雪人】「恋と愛にただ焦がれる、何よりも誰よりも純粋な少女。……それが今のお前だ」 13:41:59(seduki ) 【リリス】「そんな事…くだらない。人間だけが手にし、人間だけが溺れるものだわ」 13:42:21(rapunzel_) 雪人は、エリナを抱え、ゆっくりと部屋を出て行く。 13:42:29(seduki ) じゃあ、人間に抱かれている自分は、くだらないのだろうか? 口にしておきながら、自問自答する。 13:43:32(rapunzel_) 【雪人】「エリナ。……それとも、内なるお前。どちらでもいい。お前は、気づいて欲しかったのだ」 13:43:48(seduki ) 顔を見上げる。 13:43:55(rapunzel_) 足は、寝室に。勝手知ったる他人の家、というやつか。 13:45:06(rapunzel_) 【雪人】「自分を見て欲しい。気づいて欲しい。本当の自分。見る人が1人でも多ければ、それだけ気づいて貰える可能性は高くなる。……だから」 13:46:07(rapunzel_) 【雪人】「……だから、お前は。本来ならば、陽の下とは無縁のはずのお前は――アイドルとして。歌手として。1人でも多くの者に、見て貰うために」 13:46:24(seduki ) 凛とした声に、静かに聞き入る。そして、形の良い唇が言葉を紡ぐその様を、ただ、見ているだけ。 13:46:35(seduki ) そして、彼女はゆっくりと口を開く。 13:47:03(seduki ) 【リリス】「エリナが、ただ単に歌が好きなだけの少女だから、ステージに上がっているのだと思っていたわ」 13:47:28(seduki ) 【リリス】「…でも違うのね、エリナもあたしも、表へ立つ事を願っていたのかも知れないのね」 13:47:43(rapunzel_) 【雪人】「――度し難い。全く持って度し難い程の、孤独。そこには、恋と愛に飢え、孤独に苦しむ1人の少女しか……いない」 13:48:15(seduki ) 【エリナ】「それが…あたしだとでも言うの?」 13:48:41(rapunzel_) 寝室。そこはかつて、雪人と行奈が愛し合った場所。そこに、雪人は足を踏み入れる。 13:50:11(rapunzel_) 【雪人】「お前は1人だった。常に孤独だった。行奈ですら、お前にとっては他人でしかなかった。何故なら、行奈では――お前を、救えないから」 13:51:06(rapunzel_) さながら、姫を抱きかかえる騎士のように。雪人は、エリナを両手で抱えたまま、ベッドの元へ歩み寄る。 13:51:06(seduki ) 【リリス】「…そうね。今でも覚えているわ、お姉様と初めて会った時の事…」 13:51:37(seduki ) 【リリス】「『貴女は誰?』と、面と向かって言われたんだもの」苦笑。 13:52:11(rapunzel_) 【雪人】「今ならば、わかる。行奈は、お前を救いたかったのだ。……だから、俺とお前を引き合わせた」 13:52:31(seduki ) 【リリス】「では、これは偶然ではない、と?」 13:53:30(rapunzel_) 【雪人】「偶然でなければ必然なのさ」 そう言って、雪人は。まるで処女を相手にするかのような――そんな、甘い口づけをする。舌すら入れぬ。 13:54:35(seduki ) その口付けが、逆に怖かった。だから、唇が触れた瞬間、肩が大きく震えてしまった。 13:54:46(seduki ) …何故怖かったのだろう? 分からない。 13:55:37(rapunzel_) 白い上半身。裸の男。端正な顔、白い髪、白い肌。……紅い瞳。 13:56:23(rapunzel_) 抱えられるは、長い睫、黒くたゆたうウェーブの髪、黒いゴシックロリータ、そして…赤褐色の瞳。 13:57:47(rapunzel_) 2人の口づけを、画家と自負する者が見れば。きっとその場で、絵として描き始めた事だろう。 13:58:15(rapunzel_) 雪人は、そっと唇を離す。 13:58:35(seduki ) 縋る様に、腕を伸ばした。キスを強請る為ではなく、もっと近くに触れたいが為。 13:59:59(rapunzel_) 【雪人】「……お前は、誰よりも男を知っていて、」  エリナの伸ばした腕に答え、エリナの顔に"頬ずり"をする。 ……あり得ない。雪人を知る者が見れば、驚愕に目を見開いた事だろう。 14:00:34(rapunzel_) 【雪人】「そして、誰よりも……男を、知らない」 愛しそうに、エリナの耳に、息を吹きかける。熱く、甘い吐息を。 14:01:40(seduki ) 【リリス】「ひぁ…」幼く、それでいて高い声が漏れた。ともすれば、歌の一節の様な、綺麗で、それでいて余裕の無い声。 14:05:14(rapunzel_) 【雪人】「……その声を、愛そう」 じっくりと、雪人は吐息を耳に吹きかける。エリナの反応を楽しむかのように。 14:06:20(seduki ) 【リリス】「や…だっ…恥ずかしいじゃないっ…」そう言いつつも、無意識に腕は首の後ろへ。これでは、より間近で息を感じてしまう。 14:07:33(rapunzel_) 【雪人】「その耳を、愛そう」 雪人の歯が、軽くエリナの耳たぶを噛んだ。かと思えば、雪人の舌が、エリナの耳を愛撫する。 14:09:07(seduki ) 【リリス】「駄目っ…声…出ちゃうからっ…や…ぁあ…」脚が震え出す。しっかりと回されている腕は、今では指先が背に爪を立てる程で。 14:10:49(rapunzel_) 雪人は、優しく、エリナをベッドに降ろす。ガラス細工でも扱うかのように、その手つきは慎重だ。 14:14:56(seduki ) 何故こんなにも大切にされているのだろう? 14:15:15(seduki ) 上気した顔で、不思議そうに見ているだけ。 14:16:11(rapunzel_) 【雪人】「……その髪を、愛そう」 髪に軽くキス。指先を髪に絡め、弄ぶかのように。 14:17:51(seduki ) 【リリス】「…そんなに…褒めちぎらなくてもいいのに」髪が動き、耳元や首筋に触れる。そんな僅かな刺激ですら、声を震わせる。 14:21:41(rapunzel_) 【雪人】「……次は、指」 雪人は、エリナの右腕を手にとり、優しく抱きしめる。雪人の口が、エリナの人差し指をくわえ。あるいは舌が這い回り。 14:22:50(seduki ) 【リリス】「そこ…何で…っや…」そんな場所を愛された事の無い身体は、戸惑いながらも反応を返す。 14:23:08(seduki ) …いや、舐められた事が無い訳ではないだろうが、愛された事は無いのだろう。 14:23:32(seduki ) それ程に、雪人の行為は丁寧で。 14:26:23(rapunzel_) 【雪人】「……そして……」 雪人の指が、エリナの腹の上に。そこからゆっくり、じらすように、上に伝う 14:27:16(seduki ) 【エリナ】「な、何…?」服の上をなぞるその指を、視線で辿る。 14:28:05(rapunzel_) 【雪人】「胸を」 服ごしに、雪人の五指が。エリナの胸を、たくみに愛撫していく。――まさに、芸術的。ピアノを弾くかのような、それ。 14:29:48(seduki ) 【エリナ】「ちょっ…駄目っ…っく…」手繰る様に腕を回し直す。服の上からの刺激ですら、成熟しきっていない身体には酷な程。 14:32:08(rapunzel_) 【雪人】「……力を抜け。俺に任せろ」 14:32:44(rapunzel_) 雪人のもう片方の手が、動いた。そちらは、エリナの腹を。足を。股を、愛撫していく。 14:33:16(seduki ) 【エリナ】「…え」行為中にそんな優しい言葉を掛けられた事の無かった少女は、呆気に取られ、力を入れる事をすっかり忘れてしまった。 14:33:31(seduki ) …いや、身体が強張っていた事も忘れてしまった。 14:34:13(rapunzel_) 優しく。丁寧に。丹念に。雪人の指が、エリナの全てを愛していく。 14:35:15(seduki ) 【リリス】「っふ…あ…」いつしか、それは甘い声に変わり。 14:40:45(rapunzel_) 【雪人】「エリナ。……脚を、少しずつ開け」 14:41:16(seduki ) 【リリス】「…少しずつ? 何故?」 14:41:33(seduki ) 何故だかは分からないが、とりあえず、従ってみる事にした。 14:42:32(seduki ) たっぷりのパニエ、そして黒いスカートで分かりづらいが、確かに、脚は徐々に開かれているらしい。 14:43:37(rapunzel_) 【雪人】「……こういうことさ」 雪人の手が、スカートの中に潜る。 14:44:25(seduki ) 【リリス】「っきゃ!?」思わず、叫んでしまった。 14:44:27(rapunzel_) もう片方の手は、エリナを軽く抱き上げて。 14:45:23(rapunzel_) スカート越しに、雪人の右手は見えない。しかし、エリナの下腹部を、下着ごしとはいえ確実に愛撫していく。 14:45:57(seduki ) 【リリス】「な、何するの!?」見えない。つまり、何をされているのかが良く分からない。知る手立ては皮膚感覚のみ。 14:46:05(rapunzel_) エリナを抱きかかえたその様は。見えていないのに、見ろ……そう言わんばかりの体勢だ。 14:46:51(seduki ) 何処をまさぐられているのかを追おうとしても、アトランダムに訪れる快感がそれを邪魔する。 14:47:24(rapunzel_) 【雪人】「……見えるか?」 見えない。見えるはずがない。なのに、この男は、そんな台詞を吐く。 14:47:54(seduki ) 【リリス】「やぁあ…分からない…の…」いや、腰が、脚が、そして内側が打ち震えているのは分かるのだが。 14:50:17(rapunzel_) 【雪人】「……エリナ。お前は本当の意味で、今日、これから、女になる」 14:50:53(seduki ) 【リリス】「あたしは…すでに女だわ…今更、何処が変わると言うの?」 14:51:29(seduki ) この男は、確かに、退屈させない。でも、“分からない”。 14:53:42(rapunzel_) 【雪人】「ヒトでも、アヤカシでもなく。ただの男と女として、愛し、愛される。それがお前に必要なことであり――お前が求めていたことだから」 14:54:05(seduki ) ――息を呑んだ。 14:54:38(seduki ) 愛された事の無い少女の頬を、一筋だけ、涙が伝った。 14:56:59(rapunzel_) 【雪人】「……随分と、遠回りをしてしまったようだな。歌を通して発するお前の心を――誰も、理解できなかった」 14:57:44(seduki ) 頷く事もせず、じっと見つめている。 14:58:13(seduki ) あまりにも、その通りで、その男は正しくて。 14:59:43(rapunzel_) 雪人の指は、いつのまにか動きを止めていた。まっすぐ、エリナの瞳を見つめている。 15:00:25(seduki ) 【リリス】「貴方なら、あたしを愛せるの? 受け止められるの? 壊れたりしないの?」 15:00:59(seduki ) まるで子供が大人に投げ掛けるかの様な、質問責め。 15:01:59(rapunzel_) 【雪人】「愛される為に、まず必要な事を、知っているか」 雪人の微笑みは、優しい。 15:02:44(seduki ) 【リリス】「…どうすればいいの?」その純粋な視線を、大人に向ける。 15:02:59(rapunzel_) 【雪人】「簡単だ。……相手を、愛すればいい」 15:03:30(rapunzel_) 雪人の紅い瞳は、エリナの赤い瞳を、じっと見続けている。 15:05:12(seduki ) 【リリス】「そんな事、言われても…」 15:05:53(seduki ) 困りつつも、その細く小さな手が雪人の手を取り、 15:06:05(seduki ) 【リリス】「あたしは、こんな愛し方しか知らない…」 15:06:40(seduki ) 掌側、手首を唇に押し当てる。 15:07:01(seduki ) ――刹那、雪人の身体を、虚脱感が襲う。 15:07:18(rapunzel_) 雪人は、そんなエリナのなすがままだ。 15:07:57(seduki ) 何かが嚥下されているのは、雪人から見ても明らかだ。エリナの喉が動いている。 15:08:08(seduki ) しかし、皮膚を裂かれた感覚は無い。 15:09:12(seduki ) 何かを、吸い上げている。血ではない何か。 15:10:31(rapunzel_) ふらり。雪人の身が軽く揺らぎ、一瞬、倒れかかる。 15:11:01(rapunzel_) しかし、雪人自身の強力な精神力によって、彼は持ちこたえた。 15:11:02(seduki ) そこで漸く、唇を離す。 15:11:38(seduki ) 【リリス】「だから、聞いたのよ。受け止められるのか、壊れないか、って…」 15:11:48(seduki ) 慌てた様子で、その身体を逆に抱き止める。 15:12:34(rapunzel_) 【雪人】「それがお前の愛というのならば……俺は受け止めよう」  15:13:09(seduki ) 【リリス】「でも、あたしが満たされるまで貴方を飲み込んだら…貴方は…」 15:13:24(seduki ) ころしたくはないのに。 15:13:27(seduki ) そう、付け加えた。 15:14:03(rapunzel_) 【雪人】「……そうか。お前は……アヤカシとしての愛し方しか知らぬのだな」 15:14:20(seduki ) 【リリス】「…」無言で頷く。 15:14:42(rapunzel_) 【雪人】「女としての愛し方を……教えてやる」 15:15:40(seduki ) ただ、頷いてばかり。 15:19:20(rapunzel_) 【雪人】「……さあ、エリナ。まずは、男を知るところから、だな」 雪人は、横になると――まだ体力が回復していなからだが――己の逸物を、取り出す。 15:20:37(rapunzel_) 【雪人】「エリナ。お前の口で、咥えるんだ」 15:20:49(seduki ) 【リリス】「これが、貴方?」恐る恐る、手にとり… 15:21:10(seduki ) 小さな口に、先端だけを含んだ。 15:22:35(rapunzel_) 【雪人】「そう。含み、舐め、しゃぶる。口と手だけで、お前の想いを表現してみろ」 15:23:01(seduki ) 口でした事が、無い訳では無い。でも、それも所詮は“食事”という名の作業で。 15:23:19(seduki ) だから、その手は何処と無く不器用で、おぼつかない。 15:24:42(rapunzel_) 【雪人】「奪うのが、アヤカシの愛なら。……与えるのが、女の……ヒトとしての愛だ」 15:25:07(seduki ) 口を塞がれて声が出ないが、頷いた。 15:25:32(rapunzel_) 雪人は、さりげなく手で誘導し、あるいは腰を軽く動かし。 15:25:46(seduki ) 身体は小さい。当然、口も小さい。奥まで飲み込めない部分は、手が扱き上げる。 15:25:51(rapunzel_) どうすれば良いのか、男が喜ぶのか――ということを、エリナに教えていく。 15:27:34(rapunzel_) 【雪人】「エリナ、その調子だ。……そのまま、俺の上にまたがるんだ」 15:28:02(seduki ) 何も知らない子供は、言われるがままに、男の上に跨る。 15:28:44(rapunzel_) 雪人は手慣れたようにスカートをまくり、下着を器用にずらしていく。 15:29:43(seduki ) 【リリス】「…脱がさないの?」 15:31:45(rapunzel_) 【雪人】「ああ、そうだな。後で……新しいのを買ってやろう」 言うやいなや、エリナの下着が、一瞬で破れ、形を崩す。 15:32:44(seduki ) 【リリス】「…なっ…」羞恥に頬を染める。脱がすかどうかは聞いたが、よもやそう来るとは思わなかった。 15:33:56(rapunzel_) 【雪人】「漂う男の残り香の割に……随分とここは、幼いな」 そう言って、雪人の舌が、エリナの秘所を、舐めあげる。 15:34:46(seduki ) 【リリス】「言わないでっ…」 15:35:02(seduki ) 他の男と幾度と無く交わしてきた過去が、今となっては煩わしい。 15:35:18(seduki ) 何故、最初に彼と出会っていなかったのだろう。 15:36:24(rapunzel_) 雪人の舌が。指が。毛すら生えていない、綺麗なエリナの下腹部を……ただ、愛していく。 15:38:41(seduki ) 【リリス】「震え…止まらないっ…」シーツを掴んでいる。何かを掴んでいないと、何処かへ飛んでしまいそうな。 15:39:40(rapunzel_) 【雪人】「……口が、止まっているぞ」 平然と言い放つ。その指は休まない。秘所だけでなく、尻、股、付け根……あらゆる箇所を、愛撫していく。 15:40:31(seduki ) その声に目覚めさせられたのか、口と手を動かし始める。 15:40:57(seduki ) 細い指は扱き上げ、舌は先端を舐め上げる。 15:41:02(rapunzel_) 男と女が、互いに舐め合う音が、寝室に響く。 15:41:25(seduki ) 時折、指が付け根を執拗に弄り回す。 15:44:06(rapunzel_) ほぼ時を同じくして、雪人の舌と指が、動きを複雑にしはじめた。 15:44:38(rapunzel_) クリトリスと、膣と。そして、アナルを。3箇所同時に、責め立てていく。 15:45:10(seduki ) 【リリス】「っ…はあっ…はぁ…」息が吸えなくなり、苦しそうに口を離す。 15:45:53(seduki ) 【リリス】「や…あ…溶けそう…」それだけではなく、堰を切った様に喘ぎ声すら漏れる。 15:46:47(rapunzel_) 雪人はもう、エリナの口が止まっていることに対して何も言わず。 15:47:40(rapunzel_) 【雪人】「もっと……尻を、つきあげろ。俺に、良く見せろ。俺にしがみつけ」 15:47:50(seduki ) 【リリス】「あ…っ…もうっ…」口が離れたが、手は緩慢な動きを続けている。 15:48:31(seduki ) 雪人の言う通りに、腰を高くつき上げた。そして、余った手が腰に回される。 15:49:24(rapunzel_) 雪人は、満足そうに――3点責めを、続行する。 15:50:16(seduki ) 【リリス】「や…あっ…欲しいのにっ…」口を突いて出た言葉は、それだった。 15:50:28(seduki ) 自分から求めてしまった。 15:50:57(seduki ) 羞恥以上の羞恥に、咄嗟に口を押さえる。 15:51:09(rapunzel_) 普段の雪人なら、何が欲しいのか、問い返していたことだろう。 15:51:24(rapunzel_) だが、雪人は。ゆっくりと、口と指を、彼女から離し。 15:52:11(rapunzel_) 【雪人】「……わかった」 簡潔に、そう、答える。 15:52:47(seduki ) 何故か、期待してしまっている。こんな気持ちになったのはきっと初めてだろう。 15:53:54(rapunzel_) 【雪人】「……着たままでいい。そこに、横たわるんだ」 15:54:17(seduki ) 【リリス】「…早くっ…」言われたままに横たわる…それどころか、急かしている。 15:55:29(rapunzel_) 上半身裸の雪人は、己の股間を屹立させたまま。じらすかのように、エリナに覆い被さる。 15:56:21(seduki ) 視線を定めるのすら億劫だ。熔かされた視線で雪人を見つめている。 15:56:34(rapunzel_) どちらが先に動いたのかは、わからない。いや。きっと、2人同時に動いたのだろう。 15:56:41(seduki ) 感じるのは、温もりと、大人の男の匂いと、体重。 15:56:43(rapunzel_) 2人の唇が、深く絡み合い。 15:56:59(rapunzel_) 舌と舌が溶け合い。そして。 15:57:29(rapunzel_) エリナの女に、雪人の男が、深く。深く、入っていく。 15:58:02(seduki ) 当然ながら、全てが収まる訳ではない。しかし、硬く、きつく、其処は締め付ける。 16:00:39(rapunzel_) 身体が、交わる。心が、交わる。 16:01:16(rapunzel_) 腰の動きが、指先の動きが、その視線が……2人の全てが。 16:01:21(seduki ) 【リリス】「痛くない…どうして…?」揺すられながら、自分に、そして目の前の男に問い掛ける。 16:02:21(rapunzel_) 【雪人】「お前にとって、"これ"は、痛いものでしかなかったのだな」 16:02:39(seduki ) 【リリス】「違うの…最初はいつも痛くて…」 16:05:05(rapunzel_) 【雪人】「……エリナ。それは、お前が俺を愛しているからだ。受け入れているからだ。少なくとも、今、この時。俺とお前は、愛し合っている」 16:05:28(rapunzel_) 【雪人】「与え合う愛は。……痛くない」 16:06:04(seduki ) 【リリス】「…そう…」初めて、安心からの微笑が零れた。 16:06:43(seduki ) 愛しそうに、嬉しそうに、首筋を、そして背中をなぞる。 16:07:49(rapunzel_) 【雪人】「口に出してみるといい。……もっと、安心できる」 16:08:29(seduki ) 【リリス】「…好き。凄く好き」 16:08:43(seduki ) 指で、髪をそっと梳いてやる。 16:09:38(rapunzel_) 【雪人】「……もし。お前がどうしても、1人に耐えきれなくなったのなら。その時は、俺を呼ぶといい」 16:10:10(seduki ) 【リリス】「…ええ」頷く。 16:10:40(rapunzel_) 【雪人】「そして、その時は――」 エリナの髪を、愛しそうに撫でながら。 16:12:15(seduki ) 【エリナ】「…」次に続く言葉を、待った。 16:12:23(rapunzel_) 【雪人】「――俺の子を産み、育てろ。そうすれば……もう、お前は、永遠に1人ではない」 16:15:00(seduki ) 【エリナ】「…え…」 16:15:03(rapunzel_) 雪人は、処女を抱く時のように、とにかく丁寧に、優しくエリナを愛し続ける。体位を変えることもなく、正常位のまま、ゆっくりと愛し続ける。 16:15:17(seduki ) 【エリナ】「どういう…事…?」 16:15:31(rapunzel_) 【雪人】「……お前が1人でなくなる、唯一の方程式さ」 16:15:45(seduki ) 【エリナ】「で、でも、あたしはっ…」 16:15:59(seduki ) 今はまだ、子供を産めない身体。 16:16:46(rapunzel_) 【雪人】「俺は確かに、お前から見れば一瞬で消える命でしかないだろう。……だが、お前との"子"なら……お前と同じ永遠の刻を生きる」 16:17:33(seduki ) 【エリナ】「それが出来たら、どんなに楽か…」 16:17:48(seduki ) ふと、切なそうに視線を逸らした。 16:17:55(rapunzel_) 【雪人】「できるさ。今は無理でも。いつか、きっと」 16:18:58(seduki ) 【エリナ】「…」頷く。そして、抱き締めた。 16:19:17(seduki ) 縋る様にではなく、大切なものを仕舞う様に。 16:19:33(rapunzel_) 【雪人】「……だから、エリナ。俺の子種(こだね)を、受け入れろ。お前の、子宮で」 16:20:15(rapunzel_) 【雪人】「そして、感じろ。……女である自分を。男である俺を」 16:20:34(seduki ) 【エリナ】「――はい」今目の前に居るのは…神でもアヤカシでもない、一人の少女。 16:21:23(seduki ) 【エリナ】「貴方の子供ならば…宿してもいい」屈託無く、微笑んだ。 16:21:50(rapunzel_) 雪人は、微笑み――エリナの頭を、撫でる。 16:22:13(rapunzel_) 【雪人】「さあ。"いく"ぞ、エリナ――受け止めてくれ、俺を」 16:22:23(rapunzel_) 雪人の腰の動きが、速度をあげる。 16:22:44(seduki ) 【エリナ】「っく…!」その苛烈さは、自分がさっき啜った、その代償。 16:23:00(seduki ) 背中に爪をさらに立て、振り落とされまいと耐えるばかり。 16:23:34(rapunzel_) そして、腰を打ち据える音が、一段と高く、強く。 16:24:44(seduki ) 【エリナ】「や…ああっ…!」不甲斐無くも、先に意識を飛ばしてしまった。 16:25:01(seduki ) 打ち付ける度に溢れ、周囲が汚れていく。 16:25:13(rapunzel_) 【雪人】「……う、くっ……!」 根本まで。深く、突き入れる。子宮に届け、と言わんばかりに。そして。 16:25:32(rapunzel_) 一気に、熱いモノが、エリナの腹腔を満たしていく。 16:27:42(seduki ) 【エリナ】「…熱い…の…」意識が離れていても、相手が放った熱は解った。 16:28:02(seduki ) そして、吐き出す度に脈打っている事も。 16:28:56(rapunzel_) ゴシックロリータな服を着たエリナは、傍目からみれば確かに人形のようだ。 16:29:02(rapunzel_) だが、しかし。見るがいい。 16:29:11(rapunzel_) その顔は。その瞳は。その表情は。 16:29:23(rapunzel_) ――あきらかに、"女"の、それだ。 16:30:05(seduki ) とさ、と、胸板に少女が崩れ落ちる。 16:32:13(rapunzel_) 抱きしめる。優しく、抱きしめる。 16:32:27(seduki ) 震えは収まったが、今度は、身体が動かない。 16:33:04(rapunzel_) 深く、繋がったまま。2人は、暫く、"そのまま"だった。 16:34:05(seduki ) 意識が曖昧になり過ぎて、繋がっている事も忘れそうな。 16:34:12(seduki ) いや、一つになっているからなのかも知れないが。 16:34:54(rapunzel_) 【雪人】「……このまま、少し、眠るといい」 16:35:35(seduki ) 【エリナ】「このまま…?」 16:36:11(rapunzel_) 【雪人】「ああ。このまま。繋がったまま」 16:36:27(rapunzel_) 【雪人】「せめてお前が眠りにつくまで……見ていてやる」 16:36:52(seduki ) 【エリナ】「寝て起きたら、一人になってしまうのですか…?」 16:41:51(rapunzel_) 雪人は、しばし沈黙する。そして。 16:43:52(rapunzel_) 【雪人】「寂しくなったら、また呼ぶといい。……俺はいつでも、お前の所に駆けつけよう」  悲しい答え。何故なら、それは――起きたら1人、ということを、否定していない。 16:44:34(seduki ) 【エリナ】「つまり、貴方を独り占めする事は出来ないのですね」少し切なそうに、笑う。 16:46:44(rapunzel_) 【雪人】「……さあ、エリナ。眠ろう。繋がったまま。1つのまま」 優しく、頭を撫でる。 16:46:59(rapunzel_) 【雪人】「少なくとも、このぬくもりだけは……真実だから」 16:47:55(seduki ) 【エリナ】「そうですわね…貴方の言う通りです。貴方を独り占めしたいという私の方が、浅はかで、我侭なのでしょうね」 16:48:05(seduki ) ゆっくりと、瞳を閉じる。 16:49:24(rapunzel_) 熱く、脈動したものが、エリナの中にいる。 16:50:00(rapunzel_) それは確かに、2人を繋ぐものだった。 16:50:40(seduki ) 【エリナ】「雪人様…お休みなさいませ」初めて、名を呼んだ。そしてそのまま、意識を、眠りという名の闇に窶した。 16:51:05(rapunzel_) 2人は抱き合ったまま、繋がったまま――夢の中に、ただ、夢の中に 16:51:40(rapunzel_) 静寂が、再び寝室を満たした。 16:51:44(rapunzel_)   16:51:44(rapunzel_)   16:51:44(rapunzel_)   16:51:44(rapunzel_)    16:51:52(rapunzel_) 終わりだコンチクショイ 16:52:07(seduki ) うっはお疲れ様です(´-`;)