NPCメモ DBDには多様なNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が存在します。 その中でも「身近な神様・姿を失せた魔物・妖精」などなど一際キワだった存在を紹介します。 彼らはそれなりにワガママだったり人間の都合を無視してくれるので、町のちょっとしたトラブルを扱わせるにはもってこいでしょう。 PCと違ってそれなりに力のある存在(であることが多い)ので、GMはどうか取り扱いに気をつけてあげてください。 無論、以下のリストは「シルヴァリアで確認された存在」であり、また別に存在するのかもしれません。 ◎「町の神様」  シルヴァリアの中央部に社を構えている神様です。名前はありません。大地母神的な存在でありますが、祭られているだけで特に何かを特別に司っているというわけではないようです。日本風に言うと、範囲の広いザシキワラシ程度の能力しかもっていません。  が、それでも慈愛と平穏の神様であることは間違いなく、町の平和を彼女も願っています。  なお、彼女と同じような神様が各町にも存在し、同じようにまつられています。 ◎「季節の神様達」  シルヴァリアの東西南北に鳥居を構える豊穣をつかさどる4人(?)の神様です。 元々は1人がこの土地を守っていたのですが、肥沃なこの大地は神様の間でも人気が高いらしく、取り合いになる寸前に和解が成立し、4名の共同で季節をつかさどることで収めよう、ということになったそうです。 それぞれの神様は基本的に、自分の季節にのみ姿を現します。担当してない時期は、お社の中で休眠しているそうですが、担当季節であっても何かしらの事情がない限りは神様が人と会うことは少ないでしょう。 また逆に、事情があれば担当季節でなくても人間の前に(相手の都合を無視しても!)姿を現すかもしれません。  どのお社も鬱蒼とした森の中にひっそりとあるため、GMはファーマーとハンター以外は、【社会】か【知力】+≪情報≫で10以上を出さなければ知らないということにしてもかまいません。また、それぞれの社に神主が番人(だったり単なるおさいせん管理だったり)がいます。 ・春の神様 ハルヅキ(3〜5月) 町の北に社を構えています。人間の前に姿を出すときは、可愛らしい子供が虫取り網をもっている姿をしています。。イタズラ好きらしく、彼の社の周りには不自然な穴が時々、あいているそうです。   「なんだとーオラをバカにすんのかーおねーさんうーんびっじーーん」   「汝ら、人間がわが神殿に立ち入るとはどのような用件あってのことか 申し出をたてい」 ・夏の神様 ナツヅキ(6〜8月) 町の東に社を構えています。ギターと水泳ゴーグルを欠かさずもって近くの小川で(どうやってか)波乗りをしているとか。 基本的には熱血漢であり、また夏の終わりの寂しさもつかさどる存在でもあります。   「いええええあっはあああああやっほうガキどもおぅ!」   「おれたちは もう もどれない……あの あつい なつには……」 ・秋の神様 アキヅキ(9〜11月) 町の南に社を構えています。豊満なスタイルの女性が天女のような薄いケープを羽織っている姿をしています。 寂しがり屋で、人怖がりという矛盾した性質を持っていますが、礼儀正しく接すれば秋らしい見返りがあるかもしれません。   「しくしくしくしく・・・・あの木の葉が枯れるころ、私の命も尽きるのね」 ・秋の神様 アキヅキ(9〜11月) 町の南に社を構えています。何故か他の神様と違ってカドマツと鏡餅に目がついたような珍妙なコンビの姿をしています。 お調子者で、すきあらば宴会の席の司会者を担当しようとします。森の中で神様の宴、なんていうシチュエーションがあれば、彼らはまっさきに目をつけるでしょう。 ◎妖精の国「遥か遠いはずの妖精京」  シルヴァリアに時々発生する歪みの向こうに存在する空間。噂ではハタ迷惑な性格の女王さまがいるらしいが定かではない。 ときおり、15歳以下の子供が引っ張り込まれ、数日して戻ってくるケースがあるが、不思議なことにそこで起きたことの大半を子供は口に出せる記憶を失っている。