05:13 (misutan) 深く静かなエリンディルの夜 05:14 (misutan) 街灯も消え、街は僅かな窓からの光りしか見えず、極の星空のよう 05:15 (misutan) 聖なる騎士達も極一部のお盛んな人間を除いては寝静まっているはずの時 05:15 (misutan) 台所に、微かな明かりが灯っていた 05:16 (yukyu) 【ゴーシュ】「……ふー、ハラ減った……ん?」 05:16 (misutan) 【ウィノナ】「けずりかつぶしいれてひをどーんと……どーんと?」 05:17 (yukyu) 【ゴーシュ】(……ウィノナ、何やってんだ? ……不穏な言くちばしってるし)じいい、と物陰からみてみよう 05:17 (misutan) 鍋を目の前に、何かの本を開きながら唸っているウィノナの姿がある 05:18 (misutan) 【ウィノナ】「形容詞的には、強い火……という事でしょうね」そう言いながら、竈に薪を足す 05:19 (misutan) 小さな鍋は、ぐらぐらと蓋を浮かせ、炎の只中でしゅんしゅんと悲鳴を上げている 05:20 (yukyu) 【ゴーシュ】(……おーおー、すげえ火力だな。……鍋燃やすつもりか?)とじいい 05:20 (misutan) 【ウィノナ】「確かに、ぐらぐらと言えないこともありませんが。次にみそを……みそ?」ページをめくったところで硬直 05:21 (misutan) 【ウィノナ】「ええと……フェイト2点、エリア探知っ!」ふぁんぶる 05:21 (yukyu) 【ゴーシュ】(……味噌忘れたまま、味噌が必要な料理を作ろうとしてたのか……)じいい 05:22 (misutan) 戸棚や、落とし戸の下、氷室。台所中を探し回るが、行き着いた気配は無い 05:22 (misutan) いや、味噌を何度か手にしているのだが、それを元に戻しては、また「みそ」を探している 05:23 (yukyu) 【ゴーシュ】(……そしてそんな火力で鍋放置でいいのか? ……つか、あれが味噌じゃなかったか?)じい 05:23 (misutan) そうこうしている間に、とうとう水が無くなり。じゅううぅぅぅという音と共に、白い煙が上がりだす 05:25 (misutan) 【ウィノナ】「この臭い……鉄が焼ける……しまった!?」竈の火を慌てて消すも、既に赤熱していた鍋は 05:25 (misutan) ちりちりと悲鳴を上げて、底の向こうを見せていた 05:27 (misutan) 【ウィノナ】「あぅ〜……今日はもう、おしまいですね」がっくりとうなだれて、後始末を始めだす 05:27 (yukyu) 【ゴーシュ】(……あいつ、らしくもねえ……っていうか、なんだ、もしかして料理できないのか?)と、その光景を見て、完璧超人だと思っていたウィノナの欠点をしり、くく、と小さな笑いと零す 05:29 (kunashi) 【イノー】「あふー。おはよーございまーすー。あら、ゴーシュさん、どうしてそんなところにいるんですかー?」と、早起きしたので朝ごはんでも軽くつくろうと厨房に向かう道すがら、廊下からちょっと大きな声をかけてみて。 05:29 (misutan) 【ウィノナ】びくん「ええと、誰ですか? あぁ、大丈夫ですよこの鍋は私のですし薪も買ってきましたしギルドに損害はええと……」空中を漂う白い煙と臭いに視線をうろうろさせながら 05:31 (yukyu) 【ゴーシュ】「……いや、えーとな。……まあ、いい」 05:32 (misutan) 【ウィノナ】「おはようございます、イノーさん、ゴーシュさん」いつもの笑顔を浮かべるが、一筋汗がたらり 05:33 (kyubi) 【オーヴァ】「……ふぁ……(こしこし)……こーひー……」 ゴーシュやイノーに気付かずに台所にふらふらと 05:33 (yukyu) 【ゴーシュ】「……よう、おはよう、ウィノナ」 05:33 (kunashi) 【イノー】「あふー。なんですかこのけむりー?」うつらうつら眠そうな顔のまま台所に入り込んでぱたぱた翼で煙をあおいで。 05:33 (yukyu) 【ゴーシュ】「……さあ、なんでだろな」ウィノナに目配せしつつ鍋隠せというアイコンタクトを 05:34 (kyubi) 【オーヴァ】「やーかーんー」 ごそごそと勝手知った感じで他の人に気付かずに 05:34 (misutan) 【ウィノナ】「あぁ、それは。鍋を焦がしてしまって」ばつが悪そうに、鍋を指差して。イノーとすれ違ったところで、小さく胸の前で手を横に振る 05:35 (kyubi) 【オーヴァ】「なーべー」 水をどぼどぼと注いで、コンロの火に掛ける(?) 05:35 (yukyu) 【ゴーシュ】「……まあ、ならいいか」 05:36 (kunashi) 【イノー】「あふあふー。うぃのなさん、料理途中でねむっちゃいましたーかー?だめですよー、鍋から目はなすなんて初心者みすですよー」 05:36 (kunashi) と、どうも時間が時間だけに何かの高度な料理の練習中に眠ってしまったと考えてて。 05:36 (misutan) 【ウィノナ】「当番が近いので、あまり酷いものを食べさせたくなくて、頑張っていたんですけれど」 05:37 (misutan) と、指をさすのは。ページの開いたキャンプ用の簡単な本 05:37 (kyubi) 【オーヴァ】「りょーうーりー? めだまやきがくいたいーのじゃー」 05:37 (misutan) 【ウィノナ】「オーヴァさんも、おはようございます」 05:37 (kunashi) 【イノー】「ひどいものですかー?うぃのなさんの料理、そういえば食べたことないですねー。煮るのと焼くのと生とどれが出るんでしょーか」うきうき。 05:38 (misutan) 「みずを 05:38 (misutan)  おなべにはちぶ 05:38 (misutan) けずりかつぶし 05:38 (misutan)  いれて 05:38 (misutan) ひを 05:38 (misutan) どんどどどーんと 05:38 (misutan)  もせば 05:38 (misutan)  (ヨウ) 05:38 (misutan) ぐらーぐらーと 05:38 (misutan)  にえる 05:38 (misutan) みそ みそ 05:38 (misutan)  みそをとき 05:38 (misutan) ぐらぐら 05:38 (misutan)  ぐっらららら 05:38 (misutan) じゃがいも 05:38 (misutan)  たまねぎ 05:38 (misutan) いれりゃ 05:38 (misutan) (アッ) 05:38 (misutan) おみおつけ」 05:38 (kyubi) 【オーヴァ】「……にゅー? おはよぅー」 手をふりふり 05:39 (misutan) 【ウィノナ】「それはまぁ……料理をした事が無いですから」ばつが悪そうに、頬をかきながら 05:41 (kunashi) 【イノー】「ほぁぁあ…ウィノナさん、料理したことなかったのですかー。」とそこでやっと目覚めた感じで驚き。ふんふんと料理書を見て。 05:41 (kyubi) 【オーヴァ】「りょーうーりーならーおーまかせーなのーじゃ?」 ふらふら 05:41 (misutan) 【ウィノナ】「水と、削りかつぶしまでは何とか分かったんですけれど……みそって、どれの事でしょう?」 05:41 (yukyu) 【ゴーシュ】「……料理な。……オレは適当にやってるけどな 05:41 (misutan) 【ウィノナ】「今、無性に《天啓》が欲しいです」ぽつりと 05:42 (kyubi) 【オーヴァ】「みーそー、主に大豆を麹と塩で発行させた調味料ー、その際に出来た上澄みが醤油の原料であるー」 05:42 (misutan) 【ウィノナ】「しょうゆ……確か、テーブルにある小瓶の黒いのですよね」 05:43 (kunashi) 【イノー】「おみそーはー、これですねぇ。」といってごそごそとさっきウィノナが手にとっていただろう箱を取り出してかぱっと開けて。 05:43 (kyubi) 【オーヴァ】「赤味噌、白味噌だけでなく、麦味噌や米味噌もあり、地方によっては甘いものも作られているーみゅぅ」 ねむねむ、ふぁぁ 05:43 (kunashi) 【イノー】「あたしは米麦のあわせ派〜」 05:44 (misutan) 【ウィノナ】「それが味噌って言うんですか。それで赤味噌や白味噌や麦味噌や米味噌って。むしろそれ黄色いように見えるんですけれど」 05:45 (kunashi) 【イノー】「味噌にも色々ありますからねぇ。基本的なあわせ味噌はこんな色が普通かもかも。真っ赤とか真っ白とかもありますよ〜?」 05:45 (kyubi) 【オーヴァ】「妾はー、赤白を混ぜるーみゅ、赤多目が好きみゅぅー」 頭がふらふらして今にも机に当たりそうに 05:46 (misutan) 【ウィノナ】「なるほど、味噌といっても色んな種類がって。オーヴァさん、そっち机っ!」と、肩を引いてとめようとする 05:46 (yukyu) 【ゴーシュ】「……へぇ、それが味噌、ねえ」 05:47 (misutan) 【ウィノナ】「あれ? ゴーシュさんは料理ができるんじゃないんですか?」 05:47 (kyubi) 【オーヴァ】「うみゅぅ……(止められて、机に当たらずにすんで)……沸いた」 言うと、やかんからしゅんしゅんと湯気が出始める 05:47 (misutan) ぱちくりと、ゴーシュの方を振り向いて 05:50 (yukyu) 【ゴーシュ】「ん? オレか? できないぞ?」 05:50 (yukyu) へーぜんといってのける 05:50 (kyubi) 【オーヴァ】「こーひー。 かふぃー♪」 フィルター、豆、お湯……ドリッパーに入れて落ちるのを眺めつつ 05:50 (yukyu) 【ゴーシュ】「正確には、オレは、アバウトなのならできるけど、細かいのは無理だぜ」 05:51 (misutan) 【ウィノナ】「細かいのと言うと……先週オーヴァさんが作っていたような?」 05:52 (kyubi) 【オーヴァ】「こまかーい! むにゅぅ……」 05:53 (yukyu) 【ゴーシュ】「そうそう」 05:53 (misutan) 【ウィノナ】「あれは流石に、一朝一夕に作れるものでは確かに無さそうでしたけれど」 05:54 (kyubi) 【オーヴァ】「……ずずーっ」 ブラックコーヒーをすすっていると、明らかに雰囲気が変わっていく…… 05:56 (misutan) 【ウィノナ】「とりあえず、来週までに食べれるものが作れるようになりたいところです」嘆息して 05:57 (kyubi) 【オーヴァ】「ん、むぅ……(じゅるるるぅ……っぷはぁ……)……ん、くぁぁ……」 はふぅ 05:58 (kyubi) 【オーヴァ】「……んー、なんじゃ? 何の話をーんむぅ、しておるみゅ?」 05:58 (misutan) 【ウィノナ】「でないと、最悪。三食保存食です」これ以上は無いくらいマジな瞳で 05:59 (misutan) 【ウィノナ】「……みゅ?」首を傾け 05:59 (kyubi) 【オーヴァ】「んー、保存食がどうした? 依頼でもあったのか?」 05:59 (kunashi) 【イノー】「うぃのなさんが急に可愛くなりました」きゅん。とときめきウィノナさんをぎゅー。 05:59 (kyubi) 一端カップを置くと、んー、と伸びをして 06:00 (misutan) 【ウィノナ】「いえ。来週は私が食事当番ですかうみゃぁぁぁ!?」説明中でかわせずに抱きつかれて 06:00 (kyubi) 【オーヴァ】「ウィノナが可愛く? ん? 前から可愛いとは思うが?」 06:02 (misutan) 【ウィノナ】「いや、かわいいかわいくないはとりあえず横に置いといていいですから」イノーさんにぎゅーされつつ 06:03 (kunashi) 【イノー】「前からですけどー。何でもできて隙がないと思っていた人の思わぬ弱点ってちょっと萌えポイント刺激です」とか何か電波的なことを。 06:04 (yukyu) 【ゴーシュ】「……萌えって」 06:05 (misutan) 【ウィノナ】「何でもなんてできませんよ。ゴーレムとか相手ですと戦力外ですし。戦場で皆さん頑張ってるのにあんな事くらいしかできなくて……」頬を少し赤らめて 06:05 (kyubi) 【オーヴァ】「……んー、まあ、分からぬではないがのぅ……」 ぽてぽてと肩を叩いて、コーヒーをすすって 06:08 (misutan) 【ウィノナ】「それで、簡単な料理の本を借りて。作ってみようとしてた次第です」 06:08 (misutan) と、パタンと本を閉じる 06:10 (misutan) 【ウィノナ】「やっぱり、あと数日じゃ、無理なんでしょうか?」 06:10 (kunashi) 【イノー】「がんばればできるよきっとっ」 06:10 (kunashi) と、軽く応援。手先の器用さは知ってるし。 06:11 (kyubi) 【オーヴァ】「んー、料理と言うのは、いくつもの側面でなっておる。 それを見極めて、不可能な部分を切り捨てればどうと言うことはないぞ」 じゅるじゅる 06:13 (misutan) 【ウィノナ】「いえ、それが……そもそも、あと何を入れればいいかが分からなくって。ジャガイモっていうのは、スープに入っている黄色いので。たまねぎっていうのは、半透明に鳴っている白いのですよね?」 06:14 (misutan) 自信無さそうに、問いかけ 06:16 (kunashi) 【イノー】「間違いはないんだけど、えとー…その、そもそも、これってわかります?」と野菜庫から皮付きのそのままのジャガイモとたまねぎを取り出し。 06:16 (kyubi) 【オーヴァ】「んー、そうじゃのぅ……ジャガイモと言うのは、カレーなどにはいっている黄色いので、たまねぎは、カレーに入っている白いのじゃな」 06:17 (misutan) 【ウィノナ】「野菜で、食べれる物なのだろうとは予想はつきますけれど……」と、済まなそうに首を振る 06:20 (kunashi) 【イノー】「これがジャガイモで、これがたまねぎです。…材料から勉強ですねっ」ぐぐ、っと何だかやる気でてきたっぽい格好を。 06:22 (misutan) 【ウィノナ】「ジャガイモ……玉ねぎ……そうですね、まずはそこから勉強です」忘れないようにメモをして、パタンと閉じる 06:22 (kyubi) 【オーヴァ】「……ならば、妾は技術の習熟のいらんメニューでも考えておくかの」 06:24 (kunashi) 【イノー】「ふふふ、うぃのなさん、がんばって皆に美味しい料理をたべさせてくださいね!」 06:24 (misutan) 【ウィノナ】「……あれ? イノーさんも、オーヴァさんも、手伝ってくれるんですか?」 06:25 (misutan) 目を見開いて、3人を見渡し 06:27 (yukyu) 【ゴーシュ】「……まあ、そうだろな」 06:27 (misutan) 【ウィノナ】「もしかして、ゴーシュさん……も?」 06:28 (yukyu) 【ゴーシュ】「やくにたたないけど、な?」 06:28 (misutan) 【ウィノナ】「いえ、そんな事は。お気持ちだけでも有難いのに……」 06:28 (kunashi) 【イノー】「それはもちろん、うぃのなさんのためなら一肌も二肌もぬぎますよっ」 06:31 (misutan) 【ウィノナ】「皆さん……なんとお礼を。いえ、お手数をかけますが、よろしくお願いします」3人に頭を下げて 06:32 (kyubi) 【オーヴァ】「仲間じゃしの。 どうせ、手伝ったとて何か悪いことがあるわけでもなしに」 06:36 (misutan) 【ウィノナ】「それでは、始めましょうか。当番の人が起きだして来るまで時間もありませんし」 06:36 (kunashi) 【イノー】「はいはーい!ではがんばりましょー、まずはですねぇ」とウィノナさんに指示をだしつつ。 06:37 (misutan) 【ウィノナ】「ふんふん」指示を聞いて、分からない事は手近な人に聞きつつ 06:38 (misutan)   06:38 (misutan)   06:38 (misutan) こうして、ウィノナの鍋連続破壊記録は4でストップしたそうな 06:38 (misutan) めでたしめでたし?