-------------------------------------------------- ■ アレクス 設定関係 -------------------------------------------------- カーム島にある海洋王国ティライアの王女なのだが、その存在をよく思わない一派によって暗殺されそうになるのを防ぐため、その国の上級騎士の家に養子として出される。 そのため本人は自らが王女だと知りもしなかった。 家族は、王都から離れた場所に一族で移住するさなかにその一派に一族郎党皆殺し(表向きは魔王教団による不意打ち)にされ本人は、騎士が命がけで川へと逃がしたため、生きながらえた(ただしその際に眉間から鼻筋にかけてと、右頬にぱっくりと大きな傷ができている) 死んだものと思われたためか一応捜索はされていないがいつ見つかるかという恐怖と戦いながら旅を続け、一夜の雨よけをもとめとある遺跡へと足を踏み入れた。 そこでカサンドラは一つの鎧を発見する。 狼をかたどった全身鎧で、元々は金色だったのだろうが、長き歳月の果てゆえかその輝きの大半は失われ、刻まれた意匠や古代文字と思しき文字もかすれてしまっていた。 しかし、逆に言えばそれ以外に何も問題はなく、顔を隠すのにも丁度よかったため、その鎧を身に纏い旅を続けた。 旅の果てにギルドに登録することを選び、ギルド側には事情を説明して顔を隠すことを許され(表向き仕事仲間などには顔全体に火傷の痕があるためそれを隠していると説明して)日常生活でも顔を隠したままである。 彼女の現在の目的は、生きる糧を得て強くなるとともに、養父であった騎士の残した「お前は私たちの子ではない。いずれ、お前は真実を知る日が来るだろう」という言葉と、養家族の仇をとりたいと思っている。 そして、極たまに鎧を脱ぎ、カサンドラとして自分に似た特徴を持った少女をさらっている存在などを探しては、打ち倒している。 養家族の構成は両親と姉が2人。ただし、上の姉はカサンドラが養子に来てそれほどたたないうちになくなっている。 国設定 海洋王国ティライア エリュティア大陸オルレアン王国から東の方角にあるカーム島と呼ばれる島にある小国 国としての規模は5大国には及ばないもののしっかりとした国家として成り立っており、主な収益は貿易と海で取れる様々な海産物である 歴史自体も長いが、大陸側と交流があるのは、同じく海に面しているオルレアンのような海路が確保されている国家くらいであまり知られていない 国教は竜信仰。女神信仰も根付いてはいるが大陸とは異なり竜信仰がメインとなっている。 その理由としては、この国、もとい島に残る数々の神竜の伝承や伝説が原因である 他の国に比べて小国であるがゆえに騎士団などの規模も小さいこの国は今まで外敵らしい外敵にさらされることが少なかった 国宝として一振りの剣が受け継がれており、その名をファルシオンといった (ただしこのファルシオンは、アカネイア大陸アリティアの宝剣とは異なるもので、力も弱いといわれている。具体的には新・暗黒竜に出てきた劣化ファルシオン(データ的にはデュランダル)である。あの世界にコレを持ち込んだナギはもともとこの世界の神竜の化身であり、危機を知り、コレを持ち出したものである) 現国王ライトは善政を敷いているが、最近一分の騎士が力を強めているとされ、唯一の王子であるレキ王子を操り権力を握ろうとしている、といわれている カーム島 周辺海域は穏やかで、北の海では冷たい海域で取れる海産物が、南の海では暖かい海域で取れる海産物が取れる不思議な島 それゆえに海賊などに狙われやすいのだが、そのような事実がいまだないといわれている また、この島には妙な伝承や伝説が数多く残っている ゆえに、神竜王にかんする文献や史跡が多く残っているほか、女神信仰に関する物としてアエリアの遺跡も極僅かだがその中に存在するといわれている 周辺の海は常に凪いでいて海賊などに目をつけられやすくはあるのだが…… 曰く、敵意を持つものは外海で嵐に襲われる 曰く、外より来る不埒者はいつまでたっても島内をさまよい続ける 曰く、邪悪なる魔物が出たときは、竜が現れ滅ぼすといわれている 曰く、いまだこの島には神竜王の力が残っている 等の伝承が多いのである -------------------------------------------------- ■ アレクス 父親・義姉の設定 -------------------------------------------------- 父親 グレン・クレフハート カーム島ティライア王国の竜剣騎士団の上級騎士 技量も高く人望も高かったが、その影響で妬みをもたれることも多かった 国王からカサンドラを預かったがために、彼の人生は狂っていく 同僚であった騎士に襲われ、カサンドラを川に突き落とすことで逃がすが殺されてしまった 上の義姉 シルフィル・クレフハート 容姿的にはプリンセスラバーのシャルロット=ヘイゼルリンク。愛称はシルフィ 優しく、少しおっとりとした性格で、カサンドラに優しくしてくれていた姉 しかし、謎の病によってすでに他界している……はずだったのだが 実は家の中に潜んでいたアーネンエルベの工作員によって、入れ替えが行われていて、死んだのは偽者のほうである 連れ去られたシルフィは生きたまま、魔物へと転生させられヴァンパイアへと姿を変えた。それも、日光などが弱点ではない吸血鬼に 現在、とある呪いで目が開かなくなっている、ということにして、瞳の色が紅いのをごまかしている そして、カーム島で起こっている暗闘の類は、現在すべて彼女によって起こされている すべては魔王様の為に、と…… (ただ、戻せる余地があったらいいなーとは思いますがその辺りはお任せ 下の義姉 シャーリーン・クレフハート 容姿的にはプリンセスラバーのシルヴィア=ファン・ホッセン。 愛称はシャル 厳しく、騎士然とした性格で、カサンドラの剣の師匠でもある姉 不意打ちを受けた際、騎士(父親)とカサンドラを逃がすために囮になった その際に死んだと(カサンドラは)思っていたが、殺されず洗脳されて姉に付き従う騎士となっている 時折記憶の矛盾で頭を抱えることがあるが、姉に対する盲目的なまでの依存を植え付けられている関係で、姉の言葉でそれも霧散してしまう 現在の二人の目的はカサンドラを見つけ出し、ティライア王国に伝わる宝剣を抜き、その剣を闇に染めること そして、カサンドラ自身を、魔王の生贄に捧げることである ただ、理想としては、シルフィと同じ、魔族へと堕としたいようだが…… -------------------------------------------------- ■ ティライア王国の現状 -------------------------------------------------- 現在は、レキ王子が王位を継ぐまでには至っていないものの、病に臥せっている国王の変わりに政務についている (レキ王子については血筋だけのダメ王子としてくれればオーケー) 裏では竜剣騎士団長ユリーヌスがレキを操っている(というより、おだてたりして自分たちの都合のいい判断をさせたりしている)のだが、実はそれさえももはや傀儡でしかない 黒幕となっているのはシルフィと、アーネンエルベ第十一師団長・グランガイツである グランガイツはあらゆるもの、人を調達する軍団を編成し、自身も一流の仕立て屋(調教師)である 精神操作も得意としている。もっとも、そちらは専門ではないが シルフィを入れ替えたのも彼の部下であるし、彼にかかれば、堕とせないものはない、といわれている(事実かどうかはともかく) シルフィでさえも、彼に(表向きには)したがっているのだ。目的を完遂する為に -------------------------------------------------- ■ ティライアの宝剣について -------------------------------------------------- この宝剣は普段は、王宮の地下に安置されていて、誰でも触れないようになっている 結界が施され、さらには剣自身にも、まるで人を選ぶかのように人を拒むのだ 宝剣を抜けるのは、王族の血を引いているもので、特にその血が強いもののみである 現国王は、もはや抜くことはかなわず、そして、次の宝剣の継承者と目されていたレキ王子は結界を解除することも出来なかった そう、カサンドラを暗殺しようとした者たちにとって最大の誤算は、結界をとき、剣を抜くことが出来る色濃く血を引いていたものが、カサンドラだったのである それゆえに、死体の上がらないカサンドラがまだ生きている、という可能性を求めて、カサンドラによく似た特徴の少女たちが、被害にあっているのだ 現在、カサンドラの生存が、グランガイツとシルフィルに伝えられてしまっている