22:10 (DoctorWest) 【沙樹】(昼間当たりに社家に寄ってる、一人の私服姿の小さな女の子。何だか落ち着かなくて、入り口の前で戸惑い、入るのは遠慮してるらしい。いつから居たんだろう?) 22:10 (DoctorWest)   22:12 (Xecross) 【葵月】さて一方、社家。当の主が外出中のその家の居間で紅茶を啜りつつテレビを見る青年が一人。CMの入った拍子にふと外を眺めてみれば、チラリと所在なさげに佇む少女の人影が横目に入って。 22:14 (Xecross) 【葵月】やがてパタパタという足音が沙樹にも聞こえただろうか、玄関を開けて姿を現し。「こんにちわ。もしかして那月に何か用事かな?」と声をかけてみよう。 22:14 (Xecross)   22:16 (DoctorWest) 【沙樹】「…ん…はい。」(一瞬戸惑って、お辞儀し)「初めまして、明里沙樹です…那月さんのお世話になっています。よろしく…お願いします。」 22:17 (DoctorWest)   22:18 (Xecross) 【葵月】「……ああ、君が……」話には聞いていたのだろう、合点がいったように頷いて少しだけ悲しげに目を伏せて。「悪いけど那月は外出中でね。よかったら上がっていく?お茶くらいは出すよ」かがんで、同じ目線の高さに合わせて微笑みかけて。 22:18 (Xecross)   22:21 (DoctorWest) 【沙樹】「…その目…「聞いちゃった」、ですか?」(幼いなりに鋭いか、目を逸らしてまた戸惑い)「…ん…少しなら…」 22:21 (DoctorWest)   22:22 (Xecross) 【葵月】「ん、少しだけね。自分の与り知らないところでそういう話をされるのは気分の悪いものかも知れないけれど……那月も僕を信頼してくれてのことなんだ。大目に見てくれると嬉しいな」思ったより鋭いその指摘に困ったように苦笑いして。 22:23 (Xecross) 【葵月】「那月もすぐに戻ってくると思うしさ。さ、あがってあがって」勝手知ったる社家とでも言った様子で。玄関を開けて沙樹を居間へと案内する。 22:23 (Xecross)   22:26 (DoctorWest) 【沙樹】(目を伏せたまま静かに葵月の案内を従って中に入って)「……那月さんは信じてる人なら…信じてもいい…よね…」(葵月に向かってより、自分を説得してるような口調で呟いて) 22:26 (DoctorWest)   22:30 (Xecross) 【葵月】「これでも一応僕もちょっとした能力があってね、人の心が読めるんだ。だから君の心を読んだわけではないけど、君がどれだけの痛みを負ってきたのかは理解できるつもりだし、勿論その傷口を抉るような真似はしないと誓うよ」沙樹にソファーに座るよう勧めながら。自分が能力者だと打ち明ければ少しはこの少女も心を開いてくれるだろうか、などと考えてみたりして。 22:30 (Xecross)   22:32 (DoctorWest) 【沙樹】「…そっか…あたしの力と似てるんだ。」(少し微笑んで、しかしすぐに表情は曇り)「…悪いことにしか、使ってないけど…」 22:32 (DoctorWest)   22:34 (Xecross) 【葵月】「力の使い方なんてその内覚えればいいことだよ。君は"此方側"に戻ってくることができた、それだけで十分に立派なことなんだ」と今度はキッチンの方でお茶を淹れながら。コポコポとお茶を淹れる音と共にそんな会話を交わす。 22:34 (Xecross)   22:37 (DoctorWest) 【沙樹】「…ん…おにいさんは優しいね。…あの、お名前は…?」(ソファで落ち着かせながら相手の名前はまだ聞いてないと気付いて) 22:37 (DoctorWest)   22:39 (Xecross) 【葵月】「そうかなあ?まあほら、君のような力の持ち主の苦労はそれなりに分かってるつもりだからね」自分の飲んでいるのと同じ紅茶と、ついでにショートケーキ一切れを沙樹の前に置いて。 22:40 (Xecross) 【葵月】「ああ、ごめんごめん。沙樹ちゃんの名前は聞いてたから、こっちの名前もすっかり教えた気になってたよ。五條 葵月、那月の夫になる予定さ」さらりと惚気?てみたりする。 22:40 (Xecross)   22:44 (DoctorWest) 【沙樹】「あっ…那月さんの夫というと…じゃあ、葵月さんは「おとうさん」なんだ…」(キョトンとし、改めて葵月を見て) 22:44 (DoctorWest) 【沙樹】「…年、結構違うよね?」 22:44 (DoctorWest)   22:45 (Xecross) 【葵月】暗にロリコンと言ってるんですかそれは?的確なツッコミにゲホゴホと軽くむせた。 22:47 (Xecross) 【葵月】「恋愛に年齢なんて関係ないの!僕はちゃんと那月のことを一途に愛してるんだからね。良い「おとうさん」になれるように頑張らなきゃなあ」何となく自分に言い聞かせるようにそう言って、飲みかけの紅茶を啜って気を取り直し。 22:48 (Xecross)   22:49 (DoctorWest) 【沙樹】「あ、悪い事聞いちゃったかな?」(首を傾げて) 22:49 (DoctorWest) 【沙樹】「…うん…絶対、絶対いい「おとうさん」になってね…じゃないと、那月さんの赤ちゃんは可哀想だから…」(自分の腕を掴んで寂しそうな顔をし) 22:49 (DoctorWest)   22:51 (Xecross) 【葵月】「いやいや、いいけどさ。何も後ろめたいことしてるわけじゃないし?」沙樹に答えるというよりは、半ば自分を説得するような響きで。 22:52 (Xecross) 【葵月】「……あ、ごめん。沙樹ちゃんにそういうことを思い出させるつもりはなかったんだ……必ずいい父親になるって、君に約束しよう」慰めるように、沙樹の頬を優しく撫でようと 22:52 (Xecross)   22:53 (DoctorWest) 【沙樹】「…!触んないで!!」(頬が触られて反射的に反応し葵月の手を叩いて) 22:53 (DoctorWest) 【沙樹】「あっ…ご、ごめん…」 22:53 (DoctorWest)   22:55 (Xecross) 【葵月】「……っ!いや、僕こそごめん。特に男の人に触られるのは嫌だろうからね」ちょっと悲しげな表情で。叩かれて素直に手を引っ込めて 22:55 (Xecross)   22:56 (DoctorWest) 【沙樹】「…う、うん…男の人には特に、だけど…まだ、人に触られるのはにがて…」(暗い顔で目を伏せて 22:57 (DoctorWest) 【沙樹】「葵月さんは、優しくしてるつもりなのは…分かってるけど…」 22:57 (DoctorWest)   22:58 (Xecross) 【葵月】「君の頭を撫でてあげられないのは少し残念だけどね。そう落ち込まなくてもきっとすぐに慣れるさ」何事もなかったように微笑みかけて 22:59 (Xecross) 【葵月】「いつか沙樹ちゃんがもっと人に触れることに慣れたら……そうだなあ、手を繋いでショッピングにでも行こうか?」 22:59 (Xecross)   23:00 (DoctorWest) 【沙樹】「そんなの…」(首を横に振って)「…やめた方はいいよ…こんな…汚い身体だから…」 23:00 (DoctorWest)   23:03 (Xecross) 【葵月】「沙樹ちゃんは今までずっと一人で辛い想いに耐えてきたんだから、その分楽しいことだって経験しなきゃ割に合わないよ。一緒にお買い物することに身体のキレイ汚いは関係ないさ。ね?」相変わらずニコニコと人の良い笑顔でそう問いかけて 23:03 (Xecross)   23:05 (DoctorWest) 【沙樹】「……ん…買い物の方じゃなくて、触る事…」(先からケーキとお茶に手を付けず、うつむいたまま) 23:05 (DoctorWest)   23:07 (Xecross) 【葵月】「ん、甘いものは嫌いだったかな?小さい内から遠慮なんかしてちゃダメだぞ?」ずずい、とケーキとお茶を沙樹の方へ押して強引に勧めてみるw 23:09 (Xecross) 【葵月】「頭を撫でたりだとか、手を繋いだりだとかもダメかな?やっぱり、人に触れられるのが怖いから?」何か言うべきか言うまいか迷っているように落ち着かない視線で 23:09 (Xecross)   23:13 (DoctorWest) 【沙樹】「怖いのもあるけど…これ…」(止める間もなく、ゆっくりと上着を胸まで持ち上げて…その下で綺麗なはずの肌には無数な切傷、熱傷、痣はあって…今まで普通の女の子に見えた分、ショッキングな光景は目の前にある) 23:14 (DoctorWest) 【沙樹】「…こんな汚い身体だから…触る方は可哀想…」 23:14 (DoctorWest)   23:15 (Xecross) 【葵月】「……っっ!こんな、ひどい……」改めてその傷だらけな生肌を目にして思わずそんな呟きが漏れて 23:17 (Xecross) 【葵月】「その傷、もう治せないのかな?きっとその傷を見る度にイヤなことを思い出すんだろうね……」そして意を決したように目を上げて。「……僕が、沙樹ちゃんの父親代わりになれないかな?」 23:17 (Xecross)   23:22 (DoctorWest) 【沙樹】「…ん…殆ど古いから…治るものは、もう治った…」(上着を元に戻して) 23:22 (DoctorWest) 【沙樹】「…葵月さんが、おとうさんに…?」(あんまりにも意外な言葉にきょとんし) 23:22 (DoctorWest)   23:25 (Xecross) 【葵月】「そ、か……その傷を見ても大丈夫なくらいに君が強くなってくれるといいけれど」再び悲しげに視線を落とし 23:27 (Xecross) 【葵月】「人の肉親にこういうことを言うのはどうかと思うけれど……沙樹ちゃんはもうお父さんをお父さんだと思えない、よね?でも、家族がいないっていうのは悲しいことだと思うから、せめて僕が父親代わりになれたら……と思ったんだけど」ちょっと困ったように頬を掻いたりして 23:27 (Xecross)   23:29 (DoctorWest) 【沙樹】「…うれしい、けど…おとうさんは…ちゃんとしたおとうさんは何なのか…あたし、よく分からないんだ…」 23:30 (DoctorWest) 【沙樹】「あたしの知ってるおとうさんは、あの人しかいないから…」 23:30 (DoctorWest)   23:30 (Xecross) 【葵月】「それでも、さ。僕が父親代わりになれば元の父親のことも少しは忘れられるんじゃないかな?」 23:32 (Xecross) 【葵月】「……いや、やっぱり忘れてくれ。変なことを言ってゴメン」沙樹の言葉に何とも言えない困った表情で頭を下げて 23:32 (Xecross)   23:34 (DoctorWest) 【沙樹】「…ううん…嬉しいから…あたしの中の「おとうさん」は痛い事…イヤな事しかしない人だから…」 23:35 (DoctorWest) 【沙樹】「ちゃんとしたおとうさんは何なのか…みせてください…」 23:35 (DoctorWest)   23:36 (Xecross) 【葵月】「んん、僕はどうにもダメだな。何かしてあげたいんだけど、こういうときに何をしてあげられるものか……」困ったように苦笑して 23:37 (Xecross) 【葵月】「……え?その、沙樹ちゃんの父親代わりになっても、良いかな?僕もまだ子供が産まれたわけじゃないしちゃんとした父親になれるかどうかは分からないけど。でも、絶対に君がしてきたような思いはさせないことだけは約束する」しっかりと沙樹の目を見て 23:37 (Xecross)   23:40 (DoctorWest) 【沙樹】「…じゃあ…いいよ。」(こくんと頷いて)「ごめんね、変な事見せちゃって…」 23:40 (DoctorWest)   23:42 (Xecross) 【葵月】「いいよ、その傷跡も含めて沙樹ちゃんだからね。沙樹ちゃんのことを全部受け止めてあげたいんだ。……女の子が簡単に男に肌を見せるのはちょっといただけないけどね」冗談めかした口調で笑って 23:43 (Xecross)   23:45 (DoctorWest) 【沙樹】「今更…ね。」(冗談のつもりで言われた事に苦笑し) 23:45 (DoctorWest) 【沙樹】「…でも、普通は…こんな身体見られるのもイヤなのに…何故か葵月さんの事信じてもいい気がする。」 23:45 (DoctorWest)   23:46 (Xecross) 【葵月】「そういうこと言わない!僕が父親になったからには簡単に男に身体を許させたりしないよ?」元気付けるように笑いかけて 23:47 (Xecross) 【葵月】「ふふ、それはどうもありがとう。少しずつでもいいから僕のことを信用してくれたら嬉しいよ。それよりケーキを食べなさい!ほら、紅茶もすっかり冷めてしまったじゃないか」ぐいぐい。ケーキとお茶を勧め勧め 23:47 (Xecross)   23:49 (DoctorWest) 【沙樹】「ああ、ごめん…すっかり忘れてた。勿体無い…」(すまない顔で謝ってケーキを受け取り、食べ始めて) 23:49 (DoctorWest) 【沙樹】「…本当に、ありがとうね…」