22:09 (minamo_) 怜司さんが病気で寝込んでから4日目、仕事のことを思い出さない用に家で過ごすように指示をされてから2日が過ぎた 22:11 (minamo_) シンプルなフローリングの家だが一人で暮らすには大きく、2部屋を書籍置き場としてもまだ余剰スペースがあった・・・ 22:12 (minamo_) が、その余剰スペースにはゴミが積まれ、寝室と書斎以外は物置と化していた 22:17 (minamo_) そんな家の中で体を動かすのもつらそうに寝ている怜司さんは 22:20 (minamo_) 半魔なら全く問題ない程度の熱でうんうんとうなっていた 22:21 (minamo_) ただ、研究所から離れて仕事のことを思い出さなくなってからは少し楽になったようで 22:22 (minamo_) 昨日は丸一日ぐっすりと寝ていた 22:23 (minamo_) そんな怜司さんを起こさないように静かに家を掃除していた千代さんに 22:24 (minamo_) 先ほど内線電話で「体調が良くなり流動物以外も食べられそうです、何か作ってください」と指示が入った 22:25 (minamo_) 怜司さんのまともな指示を聞くのは数日ぶりで少し安心しながら、千代さんは病人用の食事を作り始めた 22:25 (minamo_)   22:28 (ham) 【千代】「さて、何にしますか…」呟きつつ、買ってきた買い物袋の中を漁る 22:29 (ham) ここ数日市販の経口補液を二倍に薄めたモノしか口にしていない主人、最初は林檎でもすり下ろしたらいいのだろうが 22:30 (ham) …食欲が出てきた相手にソレというのもよくないか。すくなくとも怒る気はするし。 22:31 (ham) 等と思考しつつ、とりあえず出汁で煮た出汁粥などを作ってみたりする。 22:32 (ham) 【千代】「…梅は叩いて…発汗は治まっていないようですし塩分はつけて…」 22:32 (ham) …しかし、と、料理中の空白の思考に妙な感慨が忍び込む。 22:33 (ham) ……熱を出して倒れるとは……あの主人も、やっぱり人間…いや、厳密には違うけれど…生き物だったのだなあ。と、しみじみ。 22:34 (ham) 実は背中が開くとか、高度な機械部品で構成された電脳とか、そういうものが入っているとか言われても 22:35 (ham) ……結構納得する。 22:35 (ham) …と、妙な絵の想像になった思考を置いておきつつ。 22:37 (ham) 出来上がった粥と、ほうじ茶を持って…ついでに、近くの店で買ってきた着替えとシーツの代えも持って、主人の命に従いに私室に向かい 22:37 (ham)   22:39 (minamo_) カチャリと扉を開けると 22:42 (minamo_) 内線電話の受話器をそのままベッドに置いたまま倒れている怜司さんが目に入る 22:42 (minamo_) どうやら体を起こして受話器を取るのが面倒で触手を使って内線電話を使い、電話が終わるとまたそのまま休んだようである 22:44 (minamo_) 千代さんが入ってきたのに気がつくと少し顔をそちらに向ける 22:44 (minamo_) 【怜司】「・・・・・・ああ、持ってきてくれたのですか」 22:45 (minamo_) かなりしゃべるのもつらそうではあるが、まともに体を動かせなかった先日から見るとかなり回復しているように見える 22:45 (minamo_)   22:47 (ham) 一瞬姿を見て 「し、死んでる…!?」とたじろぎ 22:47 (ham) 少し動いたのを見てほーっと脱力する。 22:47 (ham) ここ数日ずっとそんな感じであるが………慣れない。 22:48 (ham) そこまで弱る主を見たのは初めてで…正直、本気でこの主人が… 22:49 (ham) 脆い「人間」なのだとはこれまで一度も思ったことがなく 22:50 (ham) ……仕事場で真っ直ぐに床に倒れたときには、一体どんな攻撃を受けたのかと本気で思った 22:51 (ham) 【千代】「はい…お加減はいかがですか?体は起こせます?」問いかけつつ、サイドテーブルに食事を置いて 22:52 (ham) とりあえず、額に手を当てて熱を測る。 …耳たぶに当てて10秒とかいう体温計もあるらしいが…混沌のこの家の何処にあるのか、もうしばらく捜さねばなるまい。 22:52 (ham)   22:54 (minamo_) 【怜司】「体は・・・動かすのはかなり面倒ですね・・・」 22:55 (minamo_) と、絞り出すような声で話す 22:57 (minamo_) 千代が手を当てると気持ちよさそうにそっと目を閉じる、体温はおそらく38度近いのではないだろうか 22:58 (minamo_) 【怜司】「・・・そこの水をとってくれませんか・・・」と、かなり喉が渇いたようでベッドサイドの水差しを示す 22:58 (minamo_)   23:02 (ham) 【千代】「ええ、では失礼いたします」声を掛けて、背中に手を回して主の体を起こし、背中にクッションを当てて 23:02 (ham) 水差しからカップに水を入れ、ストローを刺して口元に差し出し 23:03 (ham) ・・・経口補液の方が良かったかなぁ、などとちょっと後悔するが 23:04 (ham) まあ、水を所望されたと言うことは、口をさっぱりさせたいのかととりあえず納得する 23:04 (ham)   23:05 (minamo_) 【怜司】「ありがとう・・・助かる・・・」 23:05 (minamo_) 自由に動かない体に千代の気遣いが助かる 23:07 (minamo_) 目の前に差し出されたストローに口をつけ、吸い込む、以前は容易に行なっていたはずなのに力を入れて吸わないと水が飲めないことにいらだつ 23:08 (minamo_) 自らの体を改造してからこのような不調は初めてで 23:08 (minamo_) 体を動かすのをサポートするための機械が全ておもりに変わったかのように感じる 23:09 (minamo_) 【怜司】「ふぅ・・・水が美味い」 23:09 (minamo_) 二口三口ほどの水を飲み込み、ようやく一息つく 23:09 (minamo_)   23:11 (ham) 【千代】「もうよろしいですか?もう少し飲まれます?」口元からストローを離しつつ、吸うのが辛そうな嚥下の仕方だったことに気づき 23:11 (ham) 吸い飲みを買っておくんだったな、と考える。 23:12 (ham) …台所の棚の中に吸い飲みはあったのだが、プラスチックは劣化しているし、ゴムは黄変しているという具合で、使用に耐える代物とは思えず諦めたのだ 23:13 (ham) しかし・・・と、やたらと広い台所を思い出し、また思う。 23:13 (ham) どうしてこの人はこんな広い家で一人?家族は居ないのだろうか。 23:14 (ham) …ここまで悪化している以上、家族に知らせた方がいいように思うけれど。 23:15 (ham) 首を傾げつつも、まあ現状自分しか居ないのは仕方ない。 23:16 (ham) とりあえずサイドテーブルを伸ばし、ぽかりすえっととかいう経口補液を別のカップに注いで待機してみたり 23:16 (ham)   23:18 (minamo_) 【怜司】「ポカリをもう少しください・・・」 23:18 (minamo_) 水を飲みしゃべるのはかなり楽になった、がまだ足りていないようだ 23:20 (minamo_) そう頼み自らの口へと飲み物を持ってきてくれる彼女が、いつもより優しく見えた 23:21 (minamo_) 何故だろう、いつもはただの実験体の人形としか思えないのに、そばにいてくれると心休まる頼れる一人の女性のように思える 23:23 (minamo_) 人間から半魔になったときに家族を捨てた自分のそばにいる存在として、彼女は実に丁度なのかもしれないな 23:23 (minamo_) 体が弱っているせいだろうか、そんなこともふと考える 23:25 (minamo_) 【怜司】「次は食事を・・・いえ、その前に体を拭いて着替えさせてくれませんか」と、着替えの入っているたんすを示す、丸一日寝ていたようで服が体に張り付きかなり不快だ 23:25 (minamo_)   23:27 (ham) 【千代】「こぼさないようお気を付けて…」経口補液を飲ませ。 23:27 (ham) 指された箪笥に…あ、着替えはあそこだったのか、と納得する。 23:28 (ham) 昨日までは段ボールの山に埋もれていた場所で、主人の意識もほとんど無かった所為で… 23:29 (ham) 【千代】「あ、申し訳ありません、新しいものを買ってきてしまいました」足元に置いた着替えの袋を示し 23:29 (ham) …どうせ、長期間放置されていたら洗うのが必須だろうし…とそっと人形は自己を正当化してみたり 23:32 (ham) 【千代】「はい、では…」一旦、食事には覆いを掛けて退かして。温かい湯とタオルを用意し 23:32 (ham) 前開きの寝間着のボタンを下から外していって 23:32 (ham)   23:34 (minamo_) べったりと体に張り付いていた寝間着を開けられ体に当たる空気が気持ちいい 23:35 (minamo_) 半魔であるためだろうか、ほとんど運動をしているようには見えないのに 23:35 (minamo_) はだけた寝間着の隙間からは適度に筋肉の付いたしなやかな体が見える 23:36 (minamo_) 【怜司】「ああ、買ってきてくれたのですか・・・助かる」 23:36 (minamo_) 買ってきてくれたのですか→買ってきてくれたのか で 23:37 (minamo_) そう言えばこの部屋の服は1年近くまともに着て居ない気がするし 23:37 (minamo_) 確かに新しいもののほうが良いだろう 23:37 (minamo_) おとなしく千代に服を脱がされながらそんなことを考える 23:37 (minamo_)   23:40 (ham) 前を広げ、お湯に浸したタオルをきゅ、と絞って汗ばんだ体を拭いていく 23:41 (ham) 完全に意識が飛んでいるときなら気にはならないのだが、相手の意識があると、何となく少し困るような困らないような。 23:43 (ham) 上体を拭き終わり…さて、と、とりあえず馬鹿げたことを考えてみる。 23:43 (ham) 議題:下を自分で拭いて貰うか否か。 23:43 (ham) 一秒でメインCPU…いや、そんなモノが自分にあるかはともあれ…に却下される。 23:44 (ham) 腕を上げるのにも苦労するような相手にそれをさせる奴が何処にいる。否決。 23:45 (ham) とりあえず相手に、買って来た後で一回洗って干した清潔な肌着と寝間着の上を着せ… 23:46 (ham) 拭かないという選択肢は無いよな、と諦める。看護だから仕方ない。看護だから。 23:46 (ham) 【千代】「…その、失礼いたします」何となく断り。 23:47 (ham) 下も脱がせて、足の方から拭いていって 23:47 (ham)   23:48 (minamo_) 【怜司】「え・・・?」失礼しますと言われて下を脱がされ一瞬虚を突かれる 23:48 (minamo_) 確かに、体を拭く場合下も拭くべきだろう、彼女は良くやってくれている、と思う 23:49 (minamo_) 日頃自分がやらせていることから思うと全く問題はないはずなのだが、そう言えば舐めさせたこともあるし 23:49 (minamo_) 今の彼女に無防備な下半身を見られることが何だか気恥ずかしく思う 23:51 (minamo_) そんなことを考えたせいだろうか体調のせいだろうか、性器は硬く屹立して下着を押し上げている、こんな時でもたっている我が身が悲しい 23:53 (minamo_) と悩んではみるものの、数日入浴をしていない体を拭いてもらうのは心地よくただ彼女にされるままになる 23:53 (minamo_)   23:55 (ham) 【千代】「……」 23:57 (ham) 汗腺は、多くは体毛毛髪のあるところに集中しており、清潔を保つ事を主眼とするなら拭くべきは大汗腺がある当たりであって… 23:58 (ham) 主に脇や足、後陰部で… 23:58 (ham) 下着もぐっしょり汗に濡れているのが解るわけで… 23:59 (ham) 主人を保全する(肉体):10。dice:7.ああ、エゴ通った。 00:01 (ham) 【千代】「その、腰を少し浮かせて頂けると。」生理現象であるから気にしないことにしよう、とあえて強く意識して。 00:02 (ham) 何となく自分が人形で、多少の感情の動きに行動が抑制されづらく、表情に出ないことを何かに感謝しつつ。 00:04 (ham) 下着を下ろして、何となく視線のありかを逸らしつつ温かいタオルで太股などを拭いて 00:04 (ham)   00:06 (minamo_) 【怜司】「はい、頼みますよ」と、おとなしく腰を浮かせ彼女のタオルを受け入れるが 00:07 (minamo_) どうしようとても恥ずかしい、熱に浮かされている朧な頭なのにそう思ってしまう 00:08 (minamo_) 怜司の体を拭く彼女も何だか恥ずかしそうにしているように見える 00:08 (minamo_) もっとすごいことを何度もやらされているはずなのに 00:09 (minamo_) 【怜司】「その・・・体調が戻ったら自分でやるから、無理はしなくても良いですよ」 00:10 (minamo_) そんな彼女に無理強いをしているような気がしてついそう言ってしまう 00:10 (minamo_)   00:13 (ham) 【千代】「いえ…その…べたつくとお辛いでしょうし…」言いつつ、こまめにタオルをゆすぎながら下半身を拭くが 00:14 (ham) 無理をしなくても、と言われたことでなんとなく羞恥心が湧き、顔を赤らめてしまい 00:15 (ham) これ以上何か言うのもよく解らない墓穴とか掘りそうな気がして何も言わずに清拭しつづけるのだが 00:15 (ham) その一方で、主の態度にふと既視感と違和感を感じて 00:16 (ham) この人は…こういう人だったか?と、僅かに疑問が浮かぶ 00:16 (ham)   00:17 (minamo_) 【怜司】「すみませんね・・・」おとなしく拭かれながら感謝の言葉を口に出す 00:20 (minamo_) 自らの言葉に顔を赤らめる千代を見て、以前一緒に食事をしたときのことを思い出す 00:21 (minamo_) あのときも自分の言葉の一つ一つに面白いほどの反応を返してきていた 00:24 (minamo_) そんなに人が変わったように見えるのだろうか?・・・見えるのだろうな、とこれまで自分がやってきた実験を思い返しそう思う 00:25 (minamo_) まぁ・・・そう言った実験を後悔しているわけではないけれど 00:25 (minamo_)   00:27 (ham) 無言のまま拭き終わり、新しい下着を履かせて…下着というのは履かせるのに手間取るモノである、と悟る。なんかこう、重力に逆らっているモノがあればなおさら。 00:28 (ham) 【千代】「………」 い た た ま れ な い 00:29 (ham) 動きが微妙に速くなり。過度に事務的になる・・・が、無駄に精巧に作られた機能が感情に連動した顔面の毛細血管の動きを… 00:30 (ham) つまり、顔が真っ赤であって 00:31 (ham) ばさばさ、と寝間着のズボンを広げ、少し性急に履かせて、汗に濡れたシーツを体の下から抜き取ると… 00:32 (ham) 【千代】「あ」少し止まる。新しいシーツを延べるには動いて貰うしか無くて。 00:33 (ham) つまり、足側に半分に折ったシーツを敷いた後で、そちら側に移動して貰ってもう半分を敷く。もしくは右半分を敷いた後で敷いた側に移動して貰い左半分を敷く。 00:34 (ham) どの動きでも相手を運ぶ必要があり、主に仰向けの相手の運搬は、介護者の首に捕まって貰って抱き上げるというのが一般的である。 00:36 (ham) 所謂お姫様だっこに近い姿勢が必要となる。まあ、これは主に屈強な男性が介護者であるときに行われるが… 00:36 (ham) 幸か不幸か、魔術的に保護された人形の膂力は、物理法則を無視して強化することが出来たりして、抱き上げるには問題がない。 00:37 (ham) 【千代】「その、新しいシーツを敷くので…掴まって貰えますか?」 00:37 (ham) 自分の肩を差し出して言って 00:37 (ham)   00:38 (minamo_) 【怜司】「え・・・、掴まって?」 00:39 (minamo_) 彼女が言っていることは分かるがつい聞き返してしまう 00:40 (minamo_) 掴まると言うことはこの真っ赤な顔をした彼女に抱きつきお姫様のように抱き上げられると言うことになる 00:44 (minamo_) 体を改造してからそんな風に他人に支えてもらったことはなく、けれど今の自分は彼女に支えてもらわないと体も起こせない身で 00:44 (minamo_) 自分がとても弱い存在になったような気がする 00:47 (minamo_) おずおずと彼女の首の後ろに手を回す 00:48 (minamo_) 何だか彼女の顔がまっすぐに見れずに目をそらす 00:48 (minamo_) 【怜司】「では、お願いします」 00:48 (minamo_)   00:48 (ham) ふ・・・と、聞き返されたことでさらに違和感が強まり 00:50 (ham) 【千代】「では、移動させますね」 体の細さとか熱さとか、均整が取れているなとかは気にならない、ならない、と言うことにする。余計なことを思考するな、私。 00:51 (ham) さらに、主人の微妙に照れたような表情に、はっきりといつもとの差違を感じる。 00:52 (ham) 弱っている所為だろうか・・・?人形の自分よりもずっと機械らしいこの人が妙に人間的な反応に見えるのは。 00:52 (ham) …その思考のおかげで、抱き上げた際に何か硬いモノが脇腹に当たったな、とかは気にならなかった。…少ししか。 00:53 (ham) シーツを敷き… 微妙に落ち着きたくなる。今の「自分」も十分異常だ。 00:55 (ham) 強すぎる感情の反応は行動の支障にしかならない、バグと同意のものだ、と思う。 00:56 (ham) 【千代】「お食事…冷めてしまいましたね。いま代わりを持って参ります」 00:56 (ham) 有無を言わさずに台所に移動する。これは敵前逃亡ではない、戦略的撤退である。 00:57 (ham)   00:57 (minamo_) 抱き上げられ、ささやかだが軟らかく存在感のあるものが体に押しつけられる 00:58 (minamo_) 落ち着かない・・・ 00:58 (minamo_) ただ介助をされているだけだというのに 01:02 (minamo_) 千代のことはただの人形で道具として、研究材料としてしか思っていなかったはずなのに 01:03 (minamo_) 今、自分のために働いてくれている彼女が一人の人間に見える 01:04 (minamo_) そんな風にドキドキしていると、新しい食事をとりに行くと言いだした 01:04 (minamo_) 別にそのままでもかまわないのだが・・・ 01:05 (minamo_) いや、今の彼女とずっと居たら妙なことを考えてしまいそうだ 01:05 (minamo_) 少し頭を冷やしたほうが良いだろう 01:05 (minamo_) 【怜司】「・・・ああ、時間がかかってしまいましたね。お願いします」そんなことを思いながら答える 01:05 (minamo_)   01:07 (ham) 台所に駆け込んで顔を洗う。…何処までソレが有効なのかは解らなかったが 01:07 (ham) …一応顔の紅潮は止まった、気がする。 01:08 (ham) おかしい、なにを動揺することがあろうか。相手は主だ。自分を規定する、絶対の― 01:10 (ham) 自分は命令に従いさえすればいい、それに対して感情でしくじるのはこう、いや、何時もも無いとは言えないが、とりあえず落ち着くべきだ 01:10 (ham) …思考も何となくまとまりがないが、ゆっくり5呼吸で一応の冷静さを取り戻し。 01:10 (ham) 代わりの食事を温めて持って行くのに支障なくなる 01:10 (ham)   01:12 (minamo_) 彼女が出ていってから、深呼吸をして頭を落ち着かせる 01:13 (minamo_) あれは人形で人間じゃないんだ、あまり感情移入しすぎるな、と 01:14 (minamo_) そのおかげで千代が戻ってきた頃には、先ほどのような気の迷いは気にならなく・・・なったと思う 01:15 (minamo_) 千代は暖かそうなさらをもってベッドの横に座る、相変わらずこの人形の作るものは上手そうだ 01:16 (minamo_)   01:17 (ham) 【千代】「お腹が減ったと仰っておりましたので…おかゆに少しだしを使ってみました」言いつつ 01:17 (ham) 首を動かすのもおっくうそうな主に、起きて食事をしろと言うのも酷で。 01:19 (ham) 【千代】「薬味は、少し海苔と…練り梅を用意させて頂きましたけれど、どちらにします?」匙で粥を掬い上げ 01:19 (ham) …さっきまでのことは忘れた、ことにする。色即是空。冷静。 01:19 (ham)   01:21 (minamo_) 【怜司】「海苔で、お願いします」その匙でかゆを掬って自分の口へ持って行くのだろうか持っていくのだろうな 01:22 (minamo_) 介護としては当然だが、女性が男性にそれをするというのは・・・ 01:22 (minamo_) と、そう考えかけてこれは人形にやらせているだけだと思い返して忘れる 01:23 (minamo_) できる限り平静を装い、匙を口に含み粥を味わう 01:23 (minamo_) 【怜司】「うまい・・・」 01:23 (minamo_)   01:24 (ham) 【千代】「それはよう御座いました…」ほっと、それまでのよく解らない感情のぐだぐだを忘れて微笑む。 01:25 (ham) 食事を旨いと思えるのは良い傾向である。なぜかそう強く実感があり 01:26 (ham) 病気、とは縁の無さそうな自分が何故そう言う概念を持っているのかふと疑問にも思うが 01:26 (ham) それまでのわだかまりを忘れて、食事をさせることに集中して、二口目を運んで 01:26 (ham)   01:28 (minamo_) どうもこんな事で思い悩むのは自分らしくないな、と 01:28 (minamo_) モグモグと粥を食べつつ考える 01:29 (minamo_) まぁとりあえず今の自分にはただゆっくりと休み体調を回復するしかないのだ、こうやって介助されるだけの日がたまにあっても良いではないか 01:30 (minamo_) そんなことを考えながら 01:31 (minamo_) 【怜司】「ええ、君の作る料理はいつも美味しいので嬉しいですよ」 01:31 (minamo_) と、珍しく微笑んでいる彼女に…いやもしかして初めてだろうか? 01:32 (minamo_) そうお礼をかえし、次の一口を要求する 01:32 (minamo_)   01:35 (ham) 【千代】「ありがとうございます」 01:35 (ham) しばらくかけて食事をさせて 01:36 (ham) その後、もう一度眠り直すために寝台を整えて 01:36 (ham)   01:37 (minamo_) 【怜司】「ごちそうさま」久々にまともな食事を食べて 01:38 (minamo_) また、久しぶりに千代の食事が食べられて満足する 01:38 (minamo_) そして食事をとるとまたからだが睡眠を求めて 01:38 (minamo_) 【怜司】「もう少し、寝ますね」 01:38 (minamo_) そう言って目を閉じる 01:39 (minamo_) 【怜司】「おやすみなさい」 01:39 (minamo_)   01:40 (ham) 【千代】「はい、解りました」ここ数日慣れた待機場所…ベッドサイドの椅子に座り 01:41 (ham) …初日のように熱痙攣発作などはもう起こしはしないだろうが、少し寝入り際まで見ておくことにして 01:42 (ham) 【千代】「側についておりますので、安心してお休みくださいませ」 01:43 (ham) 除けておいた、頭を冷やすタオルを額において… 01:43 (ham) しばらく、そのまま付き添っているようだった