シナリオ【真月に踊る影】 GM:きゅうび     街の片隅にある、古びた洋館 時に忘れ去られ、時においていかれた、そんな、時間が切り取られたような空間があった 何も変わらず、何も変えることなく、時を過ごし…… ただ、時折、怪談の材料として話題を提供し、騒々しい闖入者を迎え入れたりもしていたが、そこには何もなく…… そんな場所だった いや、そんな場所の、はずだった あの日、世界の欠片が砕け散るまでは……       【PC1用ハンドアウト】 「面倒くさい」 それが君の抱いた感想だった 街の片隅にある洋館で、怪しい声が聞こえる? そんな記事が、いま、この22世紀になってまでもてはやされるとは…… いや、それは別にかまわない それが、休みのときにとってもらったノートの代償として、自分がつき合わされなければ…… と、その時、自分の耳にかすかに聞こえたのは、幻聴か? 誰かが、かすかに呼んでいたような……? まさか、バカらしい 《SA:幽霊屋敷の不思議の解明》   これは、主に学生向けのハンドアウトとなります それが例えば、小学校での探検隊でもかまいません これは珍しく学生でないことを考えていない導入となるので……この枠がいない場合は、PLに考えてもらうことになります とにかく洋館にはいってもらえればいいので、まあ、何とかはなると思いますが     【PC2用ハンドアウト】 最近、どうにも落ち着かない なんだか、いらいらとするようなことばかりだ その原因は分かっている……毎晩、「誰かが、呼んでいる」のだ だが、それにそのまま乗るのも癪だし、無視し続けていたが……夜が来るごとに、その呼びかけは強くなって 仕方ない、そんなに呼ぶなら……会ってやろうじゃないか 《SA:あなたを呼ぶ声を確かめる》 立場がかなり自由度の高いハンドアウトです ですので、特筆することはあまりないかもしれません フルメタルのPCがいるなら、そのPCは優先的にここに配置されます 【PC3用ハンドアウト】 依頼を受けて、屋敷の調査に向かうことになります よって、組織に属しているか、探偵などか、警察などが適当かもしれません こちらも、さほど特筆することはないと思います SAも、立場によって適宜変えて渡すことになるので、明記しません