22:17 (LoststarS)   22:17 (LoststarS)   22:17 (LoststarS)   22:19 (LoststarS) 今日の仕事はシステムの恩恵を受けたクエストではなく、参加しているギルド「スリーエース」の雑用だった。 22:19 (LoststarS) 仕事に使用する回復剤などのアイテムを、共用ギルド倉庫に投げ込むのが目的で。 22:20 (LoststarS)   22:21 (LoststarS) 人数もそれなりの人数を揃えた事により、消耗の多くなった回復剤の量は半端ではなく。 22:22 (LoststarS) おつかい担当に選ばれたユーラが、たまたま手の開いていたアルクゥを誘うのは容易に想像の出来る事でもあった。 22:23 (LoststarS) 手元のインベトリ一杯に買い込んだ回復剤。それは既に所持重量の8割を占めていた。 22:23 (LoststarS)   22:23 (LoststarS) 具現化していないアイテムの重量を、感じなくてよかった。 22:24 (LoststarS) そう思えるような買い出しであった。 22:24 (LoststarS)   22:26 (LoststarS) 現在の場所は表通り、途中で手に入れた微妙なレアを、気長に転がしているギルドのちびっこ(自称お姉さん)に挨拶をして、帰る途中。 22:26 (LoststarS) その場所は、具現化させる事でお腹の空く料理の並んだ屋台の建ち並ぶエリアだった。 22:27 (LoststarS) 実演販売と言うものがあるが、此処の商売人は流石に、そう言うのにも長けている連中が居るらしい。 22:27 (LoststarS)   22:28 (LoststarS) 隣に居る少女は、何時の間にか、手元にクレープを抱えていた。 22:28 (LoststarS)   22:30 (LoststarS) 【ユーラ】「実は最近、屋台にクレープが並ぶようになったんですよ、うにゃー…」嬉しそうにバナナチョコの入ったクレープをかぷりと、囓りながら嬉しそうにする少女。そのパロメータを示すように、その背中に生えている白い羽根は揺れていた。「…アルクゥさんも、どうです?」と視線をアルクゥに戻し、見上げた。 22:32 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(少し見ない間に随分様変わりしたな)」 基本的に前線の狩場へこもりっぱなしだったため、屋台エリアなどはあまり詳しくない 「? クレープ? どんどん色んなものができるな」 ユーラの手元を見て呟く 22:36 (LoststarS) 【ユーラ】「3Fで取れる素材が必要らしくて、これも冒険の賜物なのかもしれないです、ね…」こくり、と頷いて「…あのクレープ屋さん、最初はタイヤキを作ろうとしたらしい、ですよ。」 22:39 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……いや、確かに原材料は似てるが」 そもそも現実の原材料って関係あるのだろうか? 「……クレープか」 正直、あまり食べたことはない。こういうものは女の子専用というか、男だけで食べるようなものではない 「あまり口にしたことはないけど、美味いのか?」 22:45 (LoststarS) 【ユーラ】「……バナナチョコは絶品、です。」アルクゥの問いに、嬉しそうに答えて傍に寄り添う。アルクゥにまだ囓ってない方の端を持ち上げて。「……アルクゥさんも、ひと口、どうですか?」とろりとチョコの溶けかかりの見える、バナナクレープは確かに女の子向けにみえなくはない。 22:47 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……っ」 耳がぴんと立つ 「……だから……そういうのは恥ずかしい」 若干頬を赤くしながら 「自分の分、買ってくる」 そういって屋台へ向かおうとする 22:49 (LoststarS) 【ユーラ】「うにゃー…?」 首を傾げて、頬を赤く染めるアルクゥの様子を眺めた。 「あ、ユーラも行くです、よ…っ」 屋台に向かうアルクゥの後を追って、ぱたぱたと歩き…転んだ。 クレープが宙を舞う。 22:51 (Tamaki_) 【アルクゥ】「へ?」 ユーラが転ぶのが目の端に見えた。宙に浮かんだクレープを片手で掴み 「……大丈夫か?」 空いてる手をユーラへ 22:55 (LoststarS) 【ユーラ】「……あやうく、クレープが台無しになる所でした。」少しだけ涙目に、その手を握り。 22:58 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……気をつけろ」 それだけ言うと、手の中のクレープに視線を落とし 「……はぐ」 ユーラがかじった反対のほうを小さく齧り 「……確かに美味いな」 そういった後でクレープをユーラへ戻す 23:02 (LoststarS) 【ユーラ】「……はい、です。」 こくりと頷き、少しだけ転んだ事を恥ずかしそうにして。 「……ふえ? あ、ありがと…です、よ…っ」 その囓った様子を眺め、驚いたような顔を見せる…クレープを受け取り、俯く、その表情は少しだけ頬を染めていた。 23:05 (Tamaki_) 【アルクゥ】「俺も買ってくる。味は別のにするから、あとでそっちを少しもっていってもいいぞ。……だから慌てるな」 言い残して屋台へ向かう 23:07 (LoststarS) 【ユーラ】「……うう、はいです…っ」 屋台に向かうアルクゥの様子に、受け取ったクレープをそのまま抱えたまま、うにゃああ、と小さく呻きながら更に赤くなって。 23:09 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……何やってるんだ?」 クレープを片手に真っ赤になったユーラへ声をかける 23:11 (LoststarS) 【ユーラ】「だって、アルクゥさんが、ユーラのクレープを囓るから、あの、その……」 23:12 (LoststarS) その言葉に返答を代えそうとするが、顔を赤くしたまま、首を振るだけでどうにも混乱しているようだ。 23:13 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……とりあえず、ここにいると他の人の迷惑になる。そこし移動するぞ」 ユーラの手を取って、わき道の入り口近くにあるベンチへ移動する 23:16 (LoststarS) 【ユーラ】「は、はいな…っ」 手を取られ、引っ張られるままにベンチに歩いていき。 23:17 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ここならいいだろ」 そういってベンチに腰を落とし、ユーラへ目配せする 23:20 (LoststarS) 【ユーラ】「あうあうあうあう……」と変な声をあげながら、その顔を直視できずに、視線を逸らしたまま…俯いて「……不意打ちは、卑怯です。」 23:22 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……この間のおかえしだ」 そういってぱくりと自分のクレープを齧る。中からはブルーベリーのソースが覗いている 23:23 (LoststarS) 【ユーラ】「み、にゃー…」 少しだけ不満そうに、その顔を眺める。 甘いブルーベリーの香りが鼻孔をくすぐり。 「アルクゥさんは、ブルーベリーにしたん、です……?」 23:25 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……甘すぎるのは性にあわないからな」 小さくつぶやくとすっとユーラの前に差し出して 「とりあえずもっていけ」 23:28 (LoststarS) 【ユーラ】「……ん、はい……です。」 その視線を向け、目を閉じるようにして…あむ、とその差し出された角をひとくち。 「……ん、おいし、ですよ。」 と嬉しそうにして。 23:29 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ってまて」 こんどはこちらが慌てて 「何やってるんだ。ちゃんと受け取ってから食べろっ」 いまのでは先ほどユーラがやってきたことそのものだ。慌ててクレープを引っ込める 23:31 (LoststarS) 【ユーラ】「え、と……」 不意打ちでひとくち食べた。 意図と違ってたのに、今気付く。 「う、うにゃー…っ、違った、ですか。」 23:33 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……いや、もーいい」 困ったよう視線をそらして、ユーラが食べたところにそのままかぶりつく 23:36 (LoststarS) 【ユーラ】「えと、もう…いい、って…っ、あのその、ごめんなさい…です…?」 口元を押さえながら、困ったように見上げて…そのかぶりつく様子をじっと見ていた。 次第にベンチに普通に座り。 「……その、クレープ美味しいですね、チョコバナナも、ブルーベリーも。」 23:37 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ああ。確かに美味い(……でも、やっぱ恥ずかしいぞこれ)」 赤くなった顔を悟られないようにそっぽ向く 23:48 (LoststarS) 【ユーラ】「……にゃー…っ」 どうも落ち着かずに、時々そのアルクゥの方に視線を送る、公園の暖かな日差しの中でその空を見上げて。 「……そう言えば、アルクゥさん。 ……アルクゥさんの目標は、何なのです?」 とふと尋ねる。 空を無上げたまま。 「……自立する、のが最初の目標だったです、けど……ユーラはそれだけで、いいです?」 23:50 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……俺の目標」 視線を足元へ落とした後、かぶりを振って顔を上げる 「……俺の目標は変わらない。奴と……サヤと決着をつける。それが……けじめだから」 23:55 (LoststarS) 【ユーラ】「えと……サヤ、さん?」と聞こえた名前に、首を傾げ…その横顔をちらり、と眺めて。 23:59 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(喋りすぎたか)」 しまったなと思いつつ、個人用チャットへ切り替える 「……忘れろ。これはあくまでも俺の問題だ」 突き放すような一言 「……(今の……仲間を、巻き込みたくないから、な)」 00:02 (LoststarS) 【ユーラ】「……ん、はいです、よ。」 個人チャットに切り替え、こくりと頷いて…その視線を眺め、その手を取ろうとして。 「でも、余り…その、思い詰めすぎると、だめ…です、よ……?」 00:04 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……それは……難しいな」 自分の性格は自分がよく判っている。一度決めたらテコでも動かない、融通の利かない頑固者。周りからも散々それでからかわれてきた 「……だから、もし俺が止まれなくなったら……ユーラが止めてくれ」 00:06 (LoststarS) 【ユーラ】「……はい、です。」 こくりと頷き、その表情に笑顔を取り戻す。 少しだけ、その拳を握りしめて。 00:08 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……なら、安心だ」 微笑を浮かべて、クレープを齧る 00:10 (LoststarS) 【ユーラ】「実は、その、ユーラにも目標が出来たです。」 とクレープを食べ終えて、その残された紙をそのままくしゃっとインベトリに詰める。 00:11 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……どんな?」 ユーラへと視線を移して問いかける 00:14 (LoststarS) 【ユーラ】「このゲームをクリアして、アルクゥさんと一緒にクリア記念のパーティを開催するです。 ……リアルで。」 拳を握りしめたまま、うん、と頷いて 「……何年後になるかは、まだ分からない……です、けどね。」 と冗談めかして。 00:17 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……リアルでって」 予想外の言葉を聞いて 「……それを叶えるには……クリアするまで死ねないな」 困ったような顔で呟く 00:19 (LoststarS) 【ユーラ】「そう言う訳なので、宜しくですよ?……アルクゥ、さん。」 と頷いて、困った顔のアルクゥに何処か嬉しそうに、その頬を少しだけ照れたように染めながら。 00:23 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(ったく、勝手だな)」 口元に自然と笑みが浮かぶ。サヤとの決着の後のことなど考えていなかった。だが、ユーラの言う未来を想うと、胸が少し温かくなる。こういうのも、悪くは無い。「……約束破ったら、多分立ち直れない。絶対破るなよ」 00:24 (LoststarS) 【ユーラ】「……はいな、分かった、ですよ。」 こくり、と頷き了承する。 アルクゥのその笑顔に、満足したように。 00:28 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……さてと、休憩は終わりだ。仕入れの続き、いくぞ」 立ち上がる 00:29 (LoststarS) 【ユーラ】「はいな、了解……ですっ」 立ち上がるのにあわせて、こちらも立ち上がる。 嬉しそうにその後をついて。 00:32 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……」 ユーラのほうを振り返り、「……(なんでそんなに嬉しそうなんだか)」 心の中でそう思うものの、こちらも自然と笑みが浮かび上がる 00:33 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(ギルドの連中に見られたら冷やかされそうだ。早めに終わらせよう)」 00:34 (Tamaki_) そう思いながらももう少しこの時間が続いて欲しくて、少しだけ歩くスピードを緩めた 00:34 (Tamaki_)   00:34 (Tamaki_)   00:34 (Tamaki_)