21:02 (Tamaki_)   21:02 (Tamaki_)   21:02 (Tamaki_)   21:02 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ふむ」 21:03 (Tamaki_) 食堂の片隅で、オブジェクト化した大剣を眺める 21:03 (Tamaki_) まだ時期ではないが、若干へたり始めている。そろそろ砥ぎに出すかと思案しながら、お茶を飲む 21:04 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……スミスの知り合いがいれば、もう少し楽にはなるんだろうが」 21:05 (Tamaki_) ふと口をついた言葉に苦笑いを浮かべる。つい先日までは極力人と関わらないように生きてきたというのに、なんとも現金な事だ 21:05 (Tamaki_) と、そこに誰かが入ってくる音がした 21:05 (Tamaki_) RPどうぞー) 21:06 (Lostan) 【ユーラ】「……うにゃー。」少しだけ疲れた様子で、食堂の中にとことこと歩く音を響かせながら入ってくる。独特の溜息の声、まだ先客の姿を捉えず。 21:07 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ユーラ?」 大剣をしまってそちらへ視線を向ける 21:09 (Lostan) 【ユーラ】「……あ、アルクゥさん……こんにちは、ですよー?」 笑顔で挨拶をして、頷き。 21:11 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……っ」 笑顔を見て若干気まずそうに視線をそらす。先日とんでもない失態を間近で見られたのだ。正直、顔をあわせづらい。 「……随分疲れているようだ」 21:13 (Lostan) 【ユーラ】「やっと今日の分のクエストが終わったのですよー…でも、思ったよりも長引いたので、此所でご飯が食べられなくて。」と少しだけ残念そうに。 21:14 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……別に、声かけたら料理人の一人や二人は出てくるだろ」 厨房へ向かおうと腰を浮かせる 21:16 (Lostan) 【ユーラ】「いいんですよ、もうご飯は済ませちゃいましたから…」 とその腕を止めて、うにゃー、と少し困ったように顔を赤くする。 21:17 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……そうか」 ぽすんと座りなおして 「……じゃあ、何でここに?」  21:19 (Lostan) 【ユーラ】「……さっき、此処にアルクゥさんが来てた、って聞いたですよ。」 と隣に座り、こくんと頷き。 21:21 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(誰から聞いたんだ)」 一瞬数名の顔が浮かぶが気を取り直して 「……俺に何か用か? また護衛の依頼?」 21:23 (Lostan) 【ユーラ】「違うですよ、お仕事終わったですし。」 と荷物から取りだした小さな包みを前に突きだし 「はい、おみやげです。」 21:23 (Tamaki_) 【アルクゥ】「? どういうことだ?」 オブジェクト化された包みを見て不思議そうに首を傾げる 21:26 (Lostan) 【ユーラ】「料理スキル持ってないから、クエストで作ってみたですよ。」 小包の中に入っているのはクッキーで、ユーラの銘入りだった。 21:27 (Lostan) 【ユーラ】「水車小屋に持ち込んだ麦が何度ただのゴミになったか…と、しんどかったですよ。」と感想を述べた。 21:27 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ユーラの……手作り?」 まだ若干ぴんときてないのか、その包みを眺める 21:29 (Lostan) 【ユーラ】「……データ上は、多分、そうなのですけどねー。」と頷いて。 21:31 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……遅くなったのもそのためか。お疲れ様」 ユーラを労い 「……だが、俺がもらってもいいものなのか? かなり苦労しただろう」 21:33 (Lostan) 【ユーラ】「えっと、じゃあ一緒に食べませんか?……味見してない、ので。」 21:34 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……む」 少しだけ悩むように耳が揺れる。しばし考えた後「……じゃあ、ありがたく相伴に預かる」 21:36 (Lostan) 【ユーラ】「………はいなっ」こくん、と頷いて。 21:47 (Lostan) 小さな袋の中に入っていたのは、甘い香りのするミルククッキーだった。 料理スキルを持っているキャラには一般的なもので、特に代わり映えのあるものではないにしろ…彼女なりの努力があったのだろう。おまけのように用意されたオレンジママレードの香りがさらに香る。どれだけの作業をそれに費やしたんだろうか。 21:50 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……うまそう」 香ばしい匂いをかいで思わず呟く 21:53 (Lostan) 【ユーラ】「……はい。」とその中からひとつを取り出す。 ママレードのジャムに軽くつけて、アルクゥの口の傍に「…あーん、ですよ?」 21:55 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……はい?」 かっちーんと固まる 21:57 (Lostan) 【ユーラ】「こう言う風に食べると、美味しいらしいのですよ?」きょとんと、その表情に首を傾げ。 21:58 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(教えた奴、後でハイスラでボコる)」 思わずどこかの流行語まで持ち出してしまった。いやそうではなく 「……自分で食べられる。さすがにそれは……その……」 恥ずかしそうに視線をそらす 22:00 (Lostan) 【ユーラ】「うにゃー…あ、はいです。」とそのままぱくり、と食べながら、こりこり。「……良かった、美味しいです。」と頷き、笑顔を向ける。 22:02 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……」 ひとつをつまみ、軽くジャムをつけて口へもっていく。サクサクした食感とミルクとバターの風味。そしてマーマレードの苦味が後味を引き締めていて 「……うまい」 感想を漏らした後でさらにもう一つ口にもって行く 22:05 (Lostan) 【ユーラ】「……甘いモノって食べてると、気持ちがすっとするですよ。」さくさくとクッキーを囓りながら、頷いて。 22:09 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……確かに」 素直に頷いて 「甘いものは好んで食べようとはしなかったけど、これは……」 一つ、また一つと口に運ぼうとしたところでぴたっと止まる。あくまでもこれは味見。自分が独占するのは筋違いだ。困ったように手に持ってるクッキーとユーラを見る 22:11 (Lostan) 【ユーラ】「全部食べちゃっていいですよ?……アルクゥさんと食べるために、作ってきた、ですし。」こくりと頷きながら、笑顔でその指先を眺める。 引っ込めようとする手にクッキーの袋を差し出して。 22:13 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……いや、それは」 とても魅力的な提案なのだが、やはり気が引ける。すこし逡巡した後 「……口あけろ」 ぼそっとユーラへ 22:15 (Lostan) 【ユーラ】「ふあ……?」 とその提案に驚いたような顔をして、じっと見上げながらあーん、と口を開け。 22:16 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……」 開いた口にクッキーを放る 「……一緒に食べるためなんだから、お前も食べろ」 22:19 (Lostan) 【ユーラ】「あ、んむ…っ」口の中に放り込まれたクッキーに、こりこりと思わず噛みながら「…び、びっくりしたですよ。」食べてますよ、とクッキーを見せながら。 22:21 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ならいい」 そういってまたマーマレードへつけて食べる  22:22 (Lostan) 【ユーラ】「……うにゃー。」こりこりと味わいながら、ちょっと変な声を上げて。 22:24 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……なんだ?」 変な声を上げるユーラを見て。実際はこっちも余裕はないんだが 22:26 (Lostan) 【ユーラ】「誰かに食べさせて貰うのって……結構恥ずかしい、です、ね。」と今更な事を言って赤くなる。 22:30 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……そりゃそーだ」 溜息一つ 「……それと、この間のこと。誰にも言うな」 あの丘でのことを思い出しながら 「……確かにお前の言葉はありがたかった。だけど、その後のことは忘れろ」 気を失ってそのまま結構な時間膝枕されていた。目を覚ました時のきまずさといったら……しばらく思い出したくない 22:32 (Lostan) 【ユーラ】「……うにゃー。」当たり前、と言う顔をされれば…流石に恥ずかしいのか、顔を少しだけ膨らませ「……えと、ん……分かった、ですよ。」とこくりと頷く、無邪気な笑顔で。 22:34 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……」 まぶしそうにその笑顔をみて、そして視線を外す 22:35 (Lostan) 【ユーラ】「………どうしたん、です?」と視線を外され、視線を向けて。 22:37 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……なんでもない(まぶしくて見蕩れていたとか言えるかっ)」  顔が熱くなってきている 22:40 (Lostan) 【ユーラ】「……何かおかしな顔、してたです?」とその顔を寄せて、じっと見つめ。 22:41 (Tamaki_) 【アルクゥ】「そういうのじゃない。っていうか近い」 見つめられると慌ててそっぽ向く 22:43 (Lostan) 【ユーラ】「……そう言うのじゃない、って事は、何かある…ん、ですよね?」 と座席を移動して、顔の傍に 22:44 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(なんでそこで移動してくる!?)」 焦った顔でずりっと椅子ごとあとずさる 22:47 (Lostan) 【ユーラ】「うにゃー……」と後ずさるのを眺めて、その場で眺め。 22:48 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……なんだ?」 沈黙に耐えられなくなったのか、口を開く 22:51 (Lostan) 【ユーラ】「別に、この前みたいな……そう言う事じゃ、ないのです、よね?」と開いた言葉に、ぼそりと呟いて。 22:53 (Tamaki_) 【アルクゥ】「いや! それはちがう!」 大声で言った後ではたと気付いて 「……えっと……別にお前を遠ざけようとかそういうのじゃないから」 ぽそぽそと小さな声で 22:55 (Lostan) 【ユーラ】「……なら、安心ですね。」と一歩だけ前に寄り、立ったまま顔を前に傾けて、頷く。 22:56 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……むぅ」 そっぽ向いてクッキーをつまむ 22:59 (Lostan) 【ユーラ】「……これで最後の一個。」とその最後の一個を摘んで、自分の口に運ぼうとして…途中で二つに割り。 22:59 (Lostan) 【ユーラ】「……こっちはアルクゥさんの分、です。」と笑顔で手渡そうとして。 23:13 (Lostan) 不意にその顔を眺める、じっとその横顔に視線を移しながら、その身体を僅かに近づける。目を少しだけ細めると…指先でクッキーを握り直して。 23:13 (Lostan) 【ユーラ】「……あ、アルクゥさん?」と何かを尋ねるように、声を掛け。 23:14 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……なんだ?」 そちらに振り返る  23:16 (Lostan) 【ユーラ】「……えいっ」その不意を突いて、その開いている唇にクッキーを寄せる。 そのままクッキーを口に入れて。 23:17 (Tamaki_) 【アルクゥ】「むぐっ!?」 不意打ちでクッキーを放り込まれて、目をぱちくりさせる 23:18 (Lostan) 【ユーラ】「お返し、ですよ…っ」と小さく笑いながら 23:19 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……不意打ちは……卑怯だぞ」 赤くなった頬を悟られないように俯きながらぼそりと呟く 23:22 (Lostan) 【ユーラ】「えへへ…その、一度遣ってみたくなっただけ、です。」と、此方も赤くなり 23:24 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(恥ずかしい奴)」 そう思いつつも、視線を合わせられない 23:28 (Lostan) 【ユーラ】「それじゃ、そろそろ先に戻りますね?……アルクゥさんも、余り長いしすぎないようにしてくださいね。」手を振り、その場を後にする事を決める。 クッキーの袋をイベントリにしまい。 23:30 (Tamaki_) 【アルクゥ】「ちょっと待て」 ユーラを引き止めて 「あ、えっと……」 少しだけ言いにくそうにした後でちゃんとユーラと視線を合わせて 「……ありがとう。うまかった」 それだけを言う 23:32 (Lostan) 【ユーラ】「……そう言って貰えると嬉しい、です。 また……作ったら一緒に食べましょう、ですよ。」頷いて、そのお礼の言葉に満面の笑みを浮かべる。 夜空の煌めく街の通りに掛けだしていく少女の片方だけのテールが揺れる。 23:34 (Lostan) 少女がその場から見えなくなるまで、僅かな時間。 途中で振り返った彼女は、眺める青年のその視線に笑顔で手を振った。  23:34 (Lostan)   23:34 (Lostan)   23:34 (Lostan)   23:34 (Lostan)