21:46 (Tamaki_)   21:46 (Tamaki_)   21:46 (Tamaki_)   21:46 (Tamaki_) テレサという楽士と別れた後、宿屋にも戻らずにひたすら狩りを続けた 21:47 (Tamaki_) 誰かと会う可能性を極端に減らし、夜もほとんど眠らない 21:48 (Tamaki_) 結局、そんな無理が長く続くわけはなく 21:48 (Tamaki_) 【アルクゥ】「…………っ」 21:49 (Tamaki_) 目が霞む、大剣が重い。本来ならば感じないような疲労が体を蝕む 21:49 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(この場で襲われたら、ロクに抵抗できないだろうな)」 21:50 (Tamaki_) なんとか休めそうな木の影に腰を下ろし、大剣を抱くようにして周囲を見回す 21:51 (Tamaki_) 見知った景色だと思ったら、そこは以前ユーラと二人で仕事に来た時に見つけた場所だった 21:51 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ここ。……なんで、こんな場所に?」 21:52 (Tamaki_) ぼんやりと思ったところで、誰かが近付く気配がした 21:52 (Tamaki_) 腕に力を込めて、そちらへと視線を飛ばす 21:52 (Tamaki_) RPどうぞー) 22:06 (LoststarS) 【ユーラ】「……アルクゥ、さん?」その手に荷物を抱えながら、木陰に居る彼の姿を目視して…その声には安堵の声が含まれる。 そのままとことこと歩みを進める。 22:07 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(なぜ一人で出歩いている?)」 グラフィック上はあまり変わりはないが、憔悴の色が濃い瞳でユーラを見つめる 「……一人では外に出ないんじゃなかったのか?」 ユーラへ問いかける 22:10 (LoststarS) 【ユーラ】「そう言う、アルクゥさんだって…ひとりで、狩りをしてるじゃない、ですか…」その表情を見つめながら、少しだけ膨れるようにして「ちゃんと転送用の石は持ちましたし…危ない場所は通ってない、ですよ。」視線をその広い草原の方に目を移し。 22:13 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……仕事だ。長期の仕事だし、ギルドへ途中経過は報告していたはずだ」 自分自身ででっちあげた偽の依頼だが。 「……今回は何の用事だ?」 なんとなく気になったのでユーラの手元に視線を注ぎながら問いかける 22:16 (LoststarS) 【ユーラ】「……えと、これ差し入れですよ。」手元の手提げバッグから取り出すのはリュナさん特製のサンドイッチ、お茶の水筒つきで「……ギルドの方にも、街の方にも見ませんでしたから、携帯食ばっかり食べてるんだと、思って。」と少しだけ笑顔に戻り、それを見せて。 22:18 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……(おいおい)」 長期依頼で戻らないと告げ、何よりもギルドハウス付近には一切近付かなかったはずなのだが。 「……悪いがいらない」 言葉少なく拒否する 22:20 (LoststarS) 【ユーラ】「じゃあ、昨日の夕飯は何を食べました?……」とその拒否に、じっと顔を見上げながら、むー、と膨れて。 22:21 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……」 黙秘する。昨日の夕食は酒と干し肉の切れ端。その前も似たり寄ったりだった 22:25 (LoststarS) 【ユーラ】「アルクゥさんだから、お酒と干し肉とか、そう言う食事だったんじゃないです?…確かに、空腹は癒せます、けど…」と黙秘に対して、そのまま見上げたまま「リュナさんのサンドイッチは、美味しいですよ?…何時も心を込めて、作ってくれるのに…無駄にするん、ですか?」 22:27 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……お前が食べろ」 溜息を吐き出して 「……(ギルドから逃げている俺に、食う権利なんて無いだろうしな)」 自嘲気味に笑う 22:29 (LoststarS) 【ユーラ】「二人分あるから、食べきれません。」と言い切って、そのサンドイッチを差し出す。 22:31 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……やめてくれ」 ぽつりと呟く 「……なんで俺に、そこまで接しようとする」 22:36 (LoststarS) 【ユーラ】「それは、その……」 聞こえる問いに、悩んだような様子を見せる。 アルクゥの方を眺めて、首を傾げ。 22:39 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……お前たちはいつもそうだ」 憔悴して思考能力が落ちているためか、普段ならば口に出さない事をそのまま言葉として吐き出す 「……人の気も知らないで勝手に入ってこようとする。……俺が必死に遠ざけようとしても……そんなの全部無視して」 酷く重く、悲しげな声 「……俺は大切なものなんていらない。作りたくない。……もう二度と……失くすのはごめんだ。なのに……なんでお前たちは勝手に大切なものになろうとする?」 22:47 (LoststarS) 【ユーラ】「……アルクゥさんは……えと、ユーラや、みんなが嫌いなんじゃ、ないんですね。」 その言葉に、小さく微笑みながら、けれどその言葉に…少しだけ首を捻り。「……誰かを、大切に思うのって、理由が必要なんですか? ユーラは…その、みんな大好きですけど、それに理由なんて、ないですよ?」 22:51 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……俺は」 言葉を飲み込む 「……俺はお前らが」 大嫌いだと断じようとしたところで言葉が止まる。一度口にした言葉が取り返しが付かない。「……(何をやっているんだ。別にこいつらに嫌われようが関係ないはずだ)」 22:55 (LoststarS) 【ユーラ】「……もしかすると、アルクゥさんには、迷惑かもしれないです……けど。」と呟く、少しだけその表情を陰らせて「……その、ユーラは、アルクゥさんも大事ですよ。 その、アルカさんや、リュナさんや、イッカクさんに……アインツボイさんも、その…えと、えう……?」 22:57 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……迷惑だって判っていても、それでも押し付けてくるのか?」 23:01 (LoststarS) 【ユーラ】「やっぱり、その……迷惑、なんですよね。」とその言葉に、僅かにしょげるものの、その表情を眺めて。 じっと、息を潜め。 23:03 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……さっきも言った。俺は……大切なものなんて……いらない」 目を瞑って苦悩の滲む声で告げる 23:07 (LoststarS) 【ユーラ】「でも……」と声を上げて、その宣言にただ見上げて「……アルクゥさんが、ユーラ達を大事に思い始めてるみたいに、ユーラ達もアルクゥさんを大事に思ってる、ですよ。 同じギルドに在籍して、同じようにご飯を食べて……気が付いたら、そうなんです。」 23:09 (Tamaki_) 【アルクゥ】「違う! 俺は! おれは……」 否定の言葉が途切れる。まるで子供が駄々をこねるように、首を左右に振って必死に否定しようとする 23:12 (LoststarS) 【ユーラ】「……だから、おあいこ、なんです。」と言葉を終えて、サンドイッチを持って近づく。 23:13 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……来るなっ」 震える腕で大剣を持ち上げ、切っ先をユーラへ向けようとする 23:20 (LoststarS) 【ユーラ】「……食べましょうよ、リュナさんが折角作ったのに、探し歩いてたら耐久値が減ってて、無駄になっちゃう……ですよ?」それを差し出す。 向けられた切っ先に、僅かに竦むものの…ぐっと一歩前に出て「……その、剣で……どうする、ですか?」 23:23 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……以前、言ったはずだ。ここだって……PK可能エリアだ」 腕が酷く重い。持ち上げるだけで精一杯で、ロクに狙いが定まらない。だが、まるで拒絶するように自分とユーラとの間に刃を置く  23:28 (LoststarS) 【ユーラ】「です、ね…」頷いて、その周囲を眺めれば…じっと見つめて「……私は…アルクゥさんが、斬らない…って信じてます。 だから、もしも此所で斬られたら…信じた私の責任です。 だから…」と更に一歩を踏み出す。 バッグを抱えたまま、距離を詰め。 23:30 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……来るな」 怯えるように剣を振り上げ 「俺にはいらない。だから……来ないでくれ!」 23:36 (LoststarS) 【ユーラ】「もしも……何処かで、アルクゥさんが死んだら、ユーラ達はどう思うと思います、か?」とその刃を上げる様子を眺めながら尋ねる。 じっと、その表情を見つめ。「もしも、途中で袂を分かっても……消えないものだってあるん、です。 でも、今は……そんな事、どうでもいい、ですよ。」 23:37 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……来るなよ」 目を瞑り、ギリギリと大剣を握る手に力をこめていく 23:41 (LoststarS) 【ユーラ】「……一緒にお弁当食べましょう。 今は、それでいいです……依頼で忙しいなら、待ってるです、し。」 23:41 (LoststarS) 【ユーラ】「ギルドのみんなも、待ってるです、よ……っ」 23:48 (LoststarS) そのままゆっくりと歩み寄る。 剣の柄を握りしめる掌に触れるように、すぐそばまで寄り添って… 23:49 (Tamaki_) 斬りつけることができない距離まで近付かれて、腕から力が抜け、大剣が音を立てて地面に転がる 23:49 (Tamaki_) 【アルクゥ】「…………おれは」 23:52 (LoststarS) 【ユーラ】「……アルクゥ、さん?」ただその言葉を待つように、名前を呼んで。 23:54 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……おれは……失くしたくない」 ぽつりと呟く  23:55 (LoststarS) 【ユーラ】「……?」 ただ首を傾げ、その呟きに…その丸い瞳を向けて。 平原に吹く風が、その髪を揺らす。 23:57 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……おれだって……信じていたいよ」 こぼれでた言葉は、アルクゥという仮面を被り続けていた15歳の少年の言葉 00:00 (LoststarS) 【ユーラ】「……はい、です。」と頷いて、聞こえる言葉に…ただ、傍に寄り添い。 00:03 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……おれは……信じてもいいのか? ……戻っても、いいのか?」 00:11 (LoststarS) 【ユーラ】「それは、ユーラが決めていいもの、ですか?……」じっと眺めたまま、その手を取って、ただその表情を伺いながら「……ただ、私は……アルクゥさんが、今のまま、居るのは……いや、です。」 00:12 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……」 手を取られて、ユーラの瞳を見つめ返す 「……戻りたい。おれも、あそこにいたい」 意識せずに、言葉が滑り出た 00:17 (LoststarS) 【ユーラ】「……ユーラも、みんなも待ってる、ですよ?」と微笑んで、こくり、と再び頷いて。 00:21 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……そうか」 口元に淡く笑みを浮かべる。恐らく、ギルドに参加してから始めてみせる、あどけない微笑み 00:23 (LoststarS) 【ユーラ】「……アルクゥ、さん。」とその微笑みに、此方も微笑んで。 00:25 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ユーラ……っ」 彼女の名前を呼んだところで視界が狭まる。元々ロクな急速もせず、神経を張り詰めていたのだ。安堵によりそれが緩み、結果として意識を保つ事ができなくなる。ふらりと体が傾いだ 00:29 (LoststarS) 【ユーラ】「わわ……っ」その様子に慌てて、身体を支える。 体格差から、もたれ掛かる彼の下敷きになるようにして…座り込み、その上にアルクゥを載せた。「……だ、大丈夫、ですか?」 00:31 (Tamaki_) 【アルクゥ】「……ぁ」 ぼんやりとした目でユーラを見上げる。そして安心したように体を丸めると 「……ん……ぅ」 小さな寝息を立て始めた 00:34 (LoststarS) 【ユーラ】「………うにゃー。」そのまま寝息を立てる彼の様子に、目をぱちくりして……少しだけ顔を赤くするものの、そのまま重さに任せ。 00:37 (LoststarS) それから30分か、1時間か。 暫くの間、彼が目覚めるまでの間、その周囲の景色を眺め…のんびりとした時間を過ごす。 リュナさんに作成して貰ったサンドイッチの期限がまだ残っているのを確認すれば…目覚めたアルクゥと一緒に食べよう、と思いながら。 00:37 (LoststarS)   00:37 (LoststarS)