19:32 >Ryumaco<   19:32 >Ryumaco<   19:33 >Ryumaco< AAAと正式名称の決まった便利屋さん。そのギルドハウス 19:33 >Ryumaco< その基地たるべきギルドハウスの休憩室にその少年はいた 19:33 >Ryumaco< ベンチに座り足を組み、物思いにふける 19:33 >Ryumaco< 別にこれからの人生のような難しいことを考えてるわけではない 19:34 >Ryumaco< このギルドに所属してすでに二度、失態をおかしてしまったのだ 19:34 >Ryumaco< ひとつは先日アルカに独白がバレてしまったこと 19:34 >Ryumaco< もうひとつは…… 19:36 >Ryumaco< 【アイン】「……あー……やっちまったよなぁ」しみじみと呟く「やっぱ謝った方がいいよなぁ」腕を組み、うんうんと唸っていた 19:36 >Ryumaco< (きゅー 19:39 【天音】「ほえぇ、やっぱりこのくらいの時間だと皆どっか行っちゃってるなぁ」狩りとかそういうのは全く興味が無い。っていうかエネミー怖いので依頼以外では動いてないこの子。「あ、居た居た」そして休憩室を通りかかり出かけてない人を発見した「アインさん、ちょっと今時間大丈夫かな?」アインの後悔っぽいのなんて何処吹く風的に明るい声がかけられた 19:40 >Ryumaco< 【アイン】「……あ?」名を呼ばれてそちらを振り向いた「ぶ!?」そこにいたのは、その後悔の相手張本人「え、あ、う、お!?」どういっていいかわからずどもり不自然にギクシャクした 19:45 【天音】「ほぇ?」いきなり噴出したアインに首を傾げる癖っ毛が特徴の少女。何時もの装備の服装で佇んで「どうかしたの?」 19:47 >Ryumaco< 【アイン】「あ、いやあのそのっ」悩んでるところで心構えなんかできてないわけで「あ、うあ……あ、そうだっ。天音っ、アレ。アレ知ってるかアレ!?」 19:47 【天音】「ほえ?アレ?――アレアレ詐欺?」意味不明な発言には意味不明な発言で返した 19:48 >Ryumaco< 【アイン】「ほ、ほら、アルカのバレンタインアナウンスっ」先日流れた、那由多からの、というアナウンスで強引に話題作りにいった 19:51 【天音】「えーと…」ちくたくちくたくぽーん「あ、本命チョコがどうこうってヤツだね」ぽん、と手を叩いて。ちなみにアナウンス内容が内容だけに何か冗談っぽいやりとりがあったっぽいと予想していた 19:53 >Ryumaco< 【アイン】「そうそうそれそれ。【那由多からアルカへの愛の告白が成立した】ってやつ。あれ、マジだと思う?オレは意外にアリそうな気もするんだけど」ふぅ、話題がそれたぜ、なんて安堵しつつ 19:54 【天音】「ボクは流石に冗談だと思うけど、だって女の人同士だし。」この少女の思考の中に同性愛は存在していなかった 19:55 >Ryumaco< 【アイン】「那由多が謎だからなー」腕組んで。なんだ、先日のことでギクシャクするかと案外普通に話せるじゃないか「天音、那由多に本命チョコ渡されたらどうする?」 19:57 【天音】「ほぇ?ボクが渡されたら?」予想外の言葉に首を傾げる、うーんうーんと考え「―――どうしよう?」答えに超困っていた 19:58 >Ryumaco< 【アイン】「あははは、だよなぁ?」笑って「でもアルカも受けたってことは、こー、な?」 19:59 【天音】「アルカさんはほら……土壇場でうっかりしてるし」酷い事を言っちゃったー 20:01 >Ryumaco< 【アイン】「だよなぁ。抜けてるっつーかなんつーか」くっくっく、と肩を震わせて笑う「ルミナもヒーローショーとか見るやつだし、結構面白いヤツラ揃ってるよな、うち」 20:02 【天音】「ほぇ?ルミナさんってそういうの見るの?」凄い意外そうに目を丸くする。なんだかかっこよくてしっかりしてる。そんなイメージを持っていた。本性を知らないって怖い 20:03 >Ryumaco< 【アイン】「しかもかぶりつきでみてたぜ?あいつ」そりゃあもう面白いものを見た、というのがありありと分かる顔 20:05 【天音】「ほえぇ…人って見かけによらないんだねー」なんだか驚いた表情で「あ、でもツボイさんとか悪ぶってる割りに良い人だったりするし、色んな人居るよね」 20:07 >Ryumaco< 【アイン】「あー、あいつも、うん。悪ぶってるっていうのは言い得て妙だなぁ。ちゃんとチームワークするし」うんうんとうなづいて「天音、結構ヒト見てんなぁ?」 20:09 【天音】「ほぇ?そうかな?」うーん、と考え「一緒してると自然とそういうのって見えると思うけどどうなんだろ?」??を浮かべ考え込み 20:10 >Ryumaco< 【アイン】「そこまで掴めるやつは少ないってことだって。誇っていいと思うぞ?」 20:12 【天音】「そ、そうかな?」ちょっと照れるような感じで頬を染めつつ「でも、それでもやっぱり皆の方が凄いと思うけどなぁ」 20:13 >Ryumaco< 【アイン】「すごい?」なんだそりゃ?と首を傾げる「あ、飲むか?」インベントリからジュースを一つ。そういやいくつかかったんだっけ 20:15 【天音】「うん、こういう状況でも狩りに行ったりとか。エネミーと真っ向から対峙したりとか。凄いなぁって」あ、ありがとう。とジュースを受け取ってちょこんと椅子に座り 20:17 >Ryumaco< 【アイン】「んー、出来ることをしてる、だけじゃねえ?そりゃ怖いのもあるだろうけど、それで震えてたって助かる保証なんてねぇし。だからオレは、その不安消す理由もあるんだけど、何かしてないと、な?」拳を握っては開いて。それを見つめてから視線を天音に「他のやつも、ソレに近いのあるんじゃねえかな?何かしてないと、潰れる、とかさ」 20:20 【天音】「そういうのが凄いと思うのやっぱり、自分で動けるって凄い事だと思うなボクは」小さく笑みを浮かべながらそんな風に言って「あ、そうだ。さっき言ってたチョコって言えばそれで人探してたんだった」ぽむすと思い出したように手を打って 20:21 >Ryumaco< 【アイン】「天音だってちゃんと動いてるだろ?自信もてって」なんでこう、自信なさげなんだろう、なんて思いながら「ヒト探し?」 20:23 【天音】「あはは」ちょっと誤魔化すように笑って「うん、ほらバレンタインデーだったし。ボクもチョコ作ってみたからちょっと渡して回ってるんだ」アイテムボックスからぽん、とチョコレートの包みを出現させて 20:23 >Ryumaco< 【アイン】「ああ、渡すやつを?手伝おうか?人探し」なんて全然わからずに言ってみた 20:25 【天音】「ほぇ?いや、そうじゃないよ。渡して回ってるって言ってるんだし」ふるふると首を振って「だから、コレはアインさんの分って事で」小さな両手でチョコの包みをアインへと差し出した 20:26 >Ryumaco< 【アイン】「へ?」視線がそのチョコと天音の顔を行き来する「え?」脳が理解していなかった 20:27 【天音】「ほぇ?要らない?」?を浮かべながらきょとんと首を傾げた 20:28 >Ryumaco< 【アイン】「え、あ、いやっ、オレ……に?」え?マジ?とありありと分かる驚いた表情 20:29 こくこくと頷き肯定の意を表し 20:30 >Ryumaco< 【アイン】「あ、お、おう、さん、きゅ」動揺したまま受け取り「ぅお、マジか」つぶやく。その頬、口元は自然ににやけ、それを表に出すまいと必死に抑えているのがわかった 20:32 【天音】「ほ、ほぇ…?そんなに意外だった?」にやけ面を隠そうと明らかに必死なのを見て目をぱちくりさせて 20:33 >Ryumaco< 【アイン】「あ、いや、ほら、リアルだと季節外れだし、さ?」にやけ顔がみられてるなんてつゆ知らず 20:35 【天音】「明らかににやけてるんだけど…?」此処まで表情に出てくるとさすがに意外だったようで、にやけてるのは指摘した 20:35 >Ryumaco< 【アイン】「え、あ、マジ!?」こらえローこらえロー自分っっと頬をパチパチ叩く。 20:38 【天音】「そんなに嬉しいの?」ボクのなんかで、なんてふと思ってちょっと上目遣い気味に 20:39 >Ryumaco< 【アイン】「あ、え、う」ストレートに聞かれれば「そりゃあ」くそう、この状況が恥ずかしいぜ、なんて思いながら「カワイイ子からもらったら、嬉しいだろ」だから、何を口走ったか、なんてよくわかってなかった 20:40 【天音】「ほ、ほぇ…?か、かわ、いい…?」一瞬、何言われたのか理解できずに固まって思わず頬が染まった。 20:41 >Ryumaco< 【アイン】「あ……」頬の染まった目の前の少女にどきん、とした「……」そしてその先の言葉が、出せなくなった 20:44 【天音】「ぼ、ボクはそんな事は…」そんな事はいわれたことがなかった事もあってなんだか落ち着かない様子を出してしまって 20:45 >Ryumaco< 【アイン】「……そんなこと、って?」気まずい空気の流れる中、その言葉が気になって、聞いてみた 20:47 【天音】「か、可愛いって……それだったらアルカさんとかユーラさんとか…フィズさんとかの方がそうだろうし…」改めて聞かれると余計に照れてしまい指を合わせどこかもじもじと 20:49 >Ryumaco< 【アイン】「いや、あいつらも、レベル高いのは認めるけど……十分匹敵するくらいカワイイって、天音は」少し頬を染め視線をそらしながら「それで、あー、こんな時に言うのもなんだけど……こないだは、すまんっ」頭を勢い良く下げた 20:51 【天音】「ほ、ほぇ…ボクなんか…そんな」物凄い率直な言葉に恥かしさが余計に出たのか明らかに頬を染めて「こ、こないだって?」すでに忘れているのか。というか思考がちょっとオーバーヒート気味である 20:52 >Ryumaco< 【アイン】「こないだ、サタン倒したとき……」思い出してしまい、さらに赤く。いや、いまはそこじゃない「その、あの時、お前カワイイしさ、それであんなで、その何言っていいかわかんなくなって、すげぇ、傷つけること言ったな、って」 20:54 【天音】「っ」サタン戦の事を思い出ししゅぼ、と顔が真っ赤になる――なんせ正直羞恥の出来事が多すぎたあの件「わーすーれーてー」恥かしさ全開で涙目でアインをぽかぽか叩いた 20:56 >Ryumaco< 【アイン】「いていていてっ」そんなに痛くはないのだけど「あ、いや、だからほら、あのさ」忘れろといわれても無理なので、そこは必死にそらす「その、ほら、そんなことなしに、天音カワイイ、から、な?」フォローのつもりだろうか、それがどれだけどツボな発言であろうか、理解しきれていない 20:58 【天音】「だ、だからボクなんて可愛くなんて…」うー、と顔を赤くして視線を逸らしてしまう。どこか自信無さげかつ、ある意味こういう姿は小動物っぽい 20:59 >Ryumaco< 【アイン】「オレが、信用できねぇ?」それはちょっとなにかこう、悔しいと言うか、そんな想いがあった 21:01 【天音】「だって、現実の方じゃそんな事言われた事ないし…もっと綺麗な人は此処いっぱい居るし…」リアルトレースというのはすでに聞かれているはずで、自信の無さはどうやらリアルでの生活にありそうな事を伺わせていた 21:02 >Ryumaco< 【アイン】「じゃあ、現実のヤツラに見る目がないか、お前が隠し通してるかどっちかだ」ちょっとこの自信のなさに自分が否定されてるみたいで怒りがこみ上げてきた 21:05 【天音】「そ、そうなの…?」上目遣いのままに問いかけて 21:06 >Ryumaco< 【アイン】「信じられねぇ?」むぅ、と膨れたまま見下ろし「それで納得できねーなら……オレはカワイイと思ってる。それでどうよ」 21:08 【天音】「ほぇ…」ハッキリキッパリ言い切られ、今度こそ顔が別な意味で真っ赤に染まった 21:10 >Ryumaco< 【アイン】「あ、え。お。おう?」天音の反応に何言った自分!?と振り返る「あ、いや、その、嘘冗談って、わけじゃなくてカワイイってのはマジでいやあの」訂正はみっともない。男らしくない、だから「あ、そういうことだからっ」 21:12 【天音】「え、と…あの、その……あぅ」自分の胸元に両手を置いて、あたふたとしてしまい「じょ、冗談…とかじゃなく、て?」 21:13 >Ryumaco< 【アイン】「冗談でこんなこと言えるか!?」 21:15 【天音】「ほぇっ」反射的な言葉にビク、と驚き「で、でもほんとにそんな事言われるの初めてだし……な、なんて言えばいいのかわからないっていうか…」はぅーとなって 21:16 >Ryumaco< 【アイン】「うううう。俺だってなんて言っていいかわかんねえよ!」 21:19 【天音】「ご、ごめんっ」思わず謝りつつ、「えっと、と、とにかくチョコはアインさんの分だからっ」コレ以上はなんだかきっとイタチゴッコが続きそうな予感がしてしまって話を戻した 21:19 >Ryumaco< 【アイン】「あ、お、おう、さんきゅ、す、すげぇ、うれしい」もはや、そう白状せざるを得なかった 21:23 【天音】「そ、その…それじゃまた」内心凄く胸が高鳴ってしまった自分を自覚して、なんでなのかはよくわかってない事もあり混乱しながら顔を真っ赤にしたままに慌しく退出していった 21:24 >Ryumaco< 【アイン】「あ、き、気ぃつけてな?転んだりすんなよ!?」それを見送ると「……」ずるずるとベンチに座った「な、何言ってんだオレぇ……」顔を覆い、うなだれた 21:27 【天音】「……男の人に言われたの…初めて」自分の部屋に戻ってドアを閉めた後に一人呟く、初めて言われたからってドキドキしすぎてまだ落ち着かない「……なんでこんなに…ドキドキしちゃってるんだろう…ボク」火照った頬を冷ますようにベッドにぽふっと顔を埋めて呟いた 21:27   21:27   21:27