22:01 (Ponko_)   22:01 (Ponko_)   22:01 (Ponko_) こうして話す時間を取るのは久しぶりでもあった。 22:01 (Ponko_) …うすうす感づいてはいたが… 22:01 (Ponko_) 【クー】「…よくねぇ傾向だな、オイ…」力に走るか… 22:01 (Ponko_) 妹。アルア…いや、リーシア=アルヴァレスタを眼前で浚われもすればそうもなるか。さらに何もできずに…というのが加わればなおさらだ。 22:01 (Ponko_) 【クー】「うちの上は秘密主義が過ぎるしな…。(ため息もこぼれる。)が…過保護とは思うが、お前が力を振るうのは、あんまり見たいものじゃない…手を汚すのは俺様の仕事だ。手を汚さないことが綺麗事だとも思うが、綺麗事万歳。笑って殺せる人間よりマシだろ?…ってわけで俺の主張。お前は綺麗事を吐き続けろ。何かを助ける人間ってのはな…とことんまで己の手を血で濁して、ほかの何もいらない…ってタイプとお前には馬鹿なほど綺麗事を掃き続けるほうが似 22:01 (Ponko_) 合ってるよ。じゃねえとどんなツラしてリーシアと向かい合うつもりだ?」 22:01 (Ponko_) ひとしきりいいたいことは言い切った。 22:01 (Ponko_) 【クー】「が、カードが少なすぎるのは事実だ、だからさ…向こうさんの事情は向こうさんを知ってる奴に聞くことにしねえか?…ま、これはこれで一種の博打だがな。…マスター、ひとつ乗ってみないか?」クツクツと喉で笑いながら、口の端を吊り上げ 22:01 (Ponko_)   22:01 (Ponko_) 【クー】「ま、俺様はやる気満々なんだがな。」 その為に、リオンを通じ…わざわざ裏界の主とも呼べる大物にまで助力を依頼したのだから… 22:01 (Ponko_)   22:01 (Ponko_) (ぐるきゅー 22:04 (kunashi) 【ルー】「1度限りならば、手を貸してやらんこともない。マルディナが礼になっているという話もあるしな。」 大公の森といわれる、ラビリンスシティ東方に広がる広大な森林地帯。一部、超公と名乗る魔王が己の神殿を建立しているその場所に、漆黒のドレスを纏った金髪金眼の魔王が浮かび、クーの背後に立っている。 22:06 (Fake__) 【リディア】「…」いろんなことを説明され、頭が混乱気味――力が欲しいといった、クーにそう告げたら、返ってきた言葉。綺麗事をはき続けろ。意味が結局捉えられず…少し沈んだ表情で。「これから…何をする、ですか?」と、ルーとクーにたずねつつ 22:08 (kunashi) 【ルー】「さてな、我はそこな駄犬に強者を『召還(よ)』ぶといわれたのみよ。それに足りぬ力を貸せ、との事じゃったか?」 くつくつと笑いながらリディアの視線をクーへ流して。 22:09 (Ponko_) 【クー】「覚悟をもちゃあそりゃあ人間変われるだろうさ。が、それに向く人間向かない人間がいる。…リディ、お前には無理だ。守るために力を手にした奴は、それが破綻すれば、生き様ごと破綻するぜ?…っと、まぁ恩に着るよ。」軽く片手を挙げ、返す 「こっちの上…シャオもセレスもだんまりでしゃべらねえ。なら、知ってる奴に聞きゃあいいだろ?リーシアに何があったか。…まぁ、アイツも呼ばれてからのことしかしらんだろうが…。…うまくいきゃあこっち 22:09 (Ponko_) の戦力増加にもなるしな。」 22:11 (Fake__) 【リディア】「…生き方ごと破綻、ですか…クーの言ってること、わからないですよ――?」少し落ち込んだ表情。クーに視線を向けつつ……「何をするか…私も詳しいこと、わからないですけど。クーには何か案があるんですよね?」 22:12 (kunashi) 【ルー】「一応代わりに弁明してやるのじゃが…アルアとやらの過去に関してはセレスもシャオも知らんぞ?少なくとも我はそう聞いている。…嘘をつけばどうなるかわかっているだろうしな。」 ゆえに知らぬのは本当だろう。と。ただそれは『リーシアがアルアとなった過去』に関してだけの保障であるが。 22:17 (Fake__) 【リディア】「あの子がいなくなった後…どうなってたのかって――そこまでは私もわからないです。でも、何であんな記憶を植えつけられていたのか、とか…そういうのは知りたい、です。」 22:18 (Ponko_) 【クー】「守るために、取り戻すために力を望んだ奴が破壊に手を染めて、全うな力が行使できるわけないだろうが。お前が求めてる力ってのはそういうモンだ。…これも比喩的表現だからな…わかりにくいとは思うが」ん、と考え込む… 「まぁいいや。一から十まで教えるのは主義じゃねえしな…俺の言いたいことは、だ…お前はお前の一芸を伸ばせってことだよ。焦りから力求めるな。そうしないためにも…知識と力はいる。」 ルーに向き直り「ああ、そこまでは期 22:18 (Ponko_) 待してないがなグラスパだったか…?アイツの使ってる結界みたいなモンはしってたろ。知ってどうなる、といえたもんじゃないが。どうにかなったかもしれない、そんな可能性でも、知らなきゃどうしようもならないんだよ。」 ザン、と地面に槍をつきたて   22:18 (Ponko_) 【クー】「やることはひとつだ。リーシアの騎士。ドネルシュラクを再召喚する。」  22:20 (kunashi) 【ルー】「ほう?」 どうやらドネルシュラクの名前は知り及んでいたようで、面白そうに眉を跳ね上げ。 「そうかそうか、ならばアルアの、リーシアの過去を知り及ぶ事は出来るやもしれぬ。じゃが…”アレ”の召還は相応に難度が高いぞ?それに、アレ達は繋がりがなければ呼べぬ。…あるのか、呼ぶ手段が。」 にやにやと、腕を組んでクーを見下すようにしながら聞いてみて。 22:21 (Fake__) 【リディア】「…どうやって――呼ぶんですか? 私の召還も事故だった…どうやってそれだけの力を準備するですか?」と、疑問は提示しつつ… 22:25 (Ponko_) 【クー】「俺様とアイツは…今となっちゃあ同類だ。アイツはリーシアに俺様はリディにそれぞれ召還された身だ。だからこそ散った後、この世界でどうなるか、今おそらくどういう状態になっているか、ってこたぁ察しが付く。だからこそ急がなきゃならん。…完全に魔力の残滓が元の時代に消え去る前に。」 ふん、と鼻を鳴らし 「ああ、確かにリディがやったのは事故だ、それも大事故だ。雪を出す陣で妹をふっ飛ばし、その同じ陣でこれだけの召還をやるほどには 22:25 (Ponko_) な。が、…やれたということはその素養はあるってことだ。足りない力はたせばいい。…何のために俺があのリオンに貸しを作ってまで…(ルーに視線をやる)」 22:26 (kunashi) 【ルー】「小娘、お主は話を聞かん小物か?それとも三歩で忘れる蝿頭か?…我は何のために此処にいる。『力を貸す』ためであろう?」 くく、と笑いながら。 「じゃが、そこまでの力となると只では貸せぬな。…リディア。後ほどお主のプラーナを食わせろ。ソレが条件じゃ。…駄犬、その程度ならば構わんだろう?」 22:28 (Fake__) 【リディア】「…魔力の残滓が追えなくなる前に、もう一度ってことですか――私にもう一度…召還…やるってことですね。私のプラーナ、を? …わかりました。それで力を…借りれるなら、なのかな」と、プラーナを提供するということに関しては頷こうと。 22:30 (Ponko_) 【クー】「…俺様は独占欲が強いんだがなァ…本人が了承しちまったじゃねえか…クソ。」めんどくさそうに頭を掻き…「事故で呼べたんだ。充分な魔力、霊的繋がり。その二点をお前の素養と掛け合わせれば…やれる。」 クイクイt顎先で突き刺したままの槍を指し 「俺達にとってみりゃあ心臓ってのは魔力の集積回路…ま、塊といっていい。…そいつをぶっ貫いたのは何だった?」 22:31 (Fake__) 【リディア】「…魔力の集積回路、それを貫いたのは――クーの槍。それを媒介に……ドネルを、召還…。」じっと、その槍を見つめて… 22:33 (kunashi) 【ルー】「さて本人の同意を得られた所で我の準備は出来たのじゃが…確認しておくぞリディア。その召還は、少なからずお主の魔力を喰らう。確かに『戦力』という面で見るならば大きな力を得るじゃろう。じゃが、今まではそこな駄犬にだけ渡していた魔力をさらにドネルという巨大な力へ渡さねば存在を保つ事が出来ぬ。理解しておるか?」 22:35 (Fake__) 【リディア】「…私って言う水源から。パイプが1本から2本になるのと一緒ってことですよね――わかってるですよ。私の魔力管理とか、そういうの…凄く大事になるって」ルーの言葉に、小さく頷いて。 22:36 (Ponko_) 【クー】「やらないってなら…この話はなしだ…それに…まぁ。存在は俺様の世界に普段おいときゃ。あそこは俺の貯金もあるし…少しはマシだろう。いつも実体化させとく事もねえしな…。…リーシアの騎士が奴ならリーシアがグラスパってのに奪われたままの状態を由とするとも思えんからな。…望みはあると見てる。」 22:37 (kunashi) 【ルー】「ならば構わぬ。駄犬、お主も構わんのだな?」 リディアの承認は得た。…聞くまでも無いだろうが、魔力を奪う側であるクーにも視線をふり。 「構わんのならば、リディア。少々近ぅ寄れ・」 22:39 (Ponko_) 【クー】「…ただ、リディに”破壊”なんていう物騒なアイツの名を背負わせたくはねェ。…俺からの要望はそれだけだ。」 構わんよ、と頷き 「…ちょっとばかし、一日の活動時間が減るかもしれねえがなァ。」 今以上に減るのかお前 22:40 (Fake__) 【リディア】「…今以上に減ることのないように、私から魔力は渡すです――はい、えっと…」と、ルーの近くへゆっくりと歩く。まだ、魔王という存在に近寄るのは少しだけ怖くて。 22:41 (kunashi) 【ルー】「…さて”破壊”か。クク、どうなるやら我にはわからぬな。」 どうやらルー自身はドネルの『真名』と『性質』を知り及んでいるようで、意味ありげな笑みを浮かべて。だが、その意味は2人には教えるつもりはないらしい。 「よし、ならば簡易ではあるが『契約』じゃ。一時的にお主に、第八世界最強の魔王の力、貸し与えようぞ。」 伸ばした手はリディアの頬をくすぐり、そのまま顔を近づけ――唇を重ね。 22:42 (Ponko_) 【クー】「…魔術、はよく分からんが…感覚的にはな、散逸してる奴の残滓をお前がひとつに纏め上げる。その原型になるのが、槍との繋がり。…そいつを感じな。」 22:44 (Fake__) 【リディア】「は、い――」すぐ傍まで近寄ると、魔力の量に僅かに気圧される。伸ばされたて、近づく顔、何をされるのかと思って――「ん、ぅっ…!?」重ねられた唇に、意識が一気に沸騰する。クーの言葉に頷こうとしても、恥ずかしさやそういう感情も流れてきていて 22:47 (kunashi) 【ルー】「ふむ…いや、唇も上等。中々にいい女よな。」 離れたルーの唇。ぺろりと赤い舌がリディアの前で踊り、ルーの唇に付着していたリディアの唾液を舐め取って。 「これにて契約は完了じゃ。コレよりわずかな間ではあるが、我の力はお主が自由に使える。好きにするがいい。」 その言葉と同時に、リディアの全身に無限とも思える魔王『本体の』魔力が流れる。ともすれば体の中で爆発してしまいそうなその膨大な魔力は、同時にリディアに万能感をも感じさ 22:47 (kunashi) せ。 22:49 (Ponko_) 【クー】「…うるせェ。」ぽつりと呟き 「…後はこいつしだいだ。」 22:50 (Fake__) 【リディア】「…ぁ――」離れた唇、かぁぁ、と頬が真っ赤に染まる。まだキスなんて、聞いたようなレベルの知識しかなくて…「は、い――」それでも、冷静にと自分を叱咤し…「クー、わかったですよ…頑張り、ます」ぐ、と力を込めて…目を閉じる。魔力の残滓を負う、それに意識を集中するように。魔力が少しずつ、何かを探すように流れていって。 22:53 (kunashi) 【ルー】「さて、どのようにして召還するか…我は後ろで見せてもらうぞ。」 リディアに魔力の大半を預けているためか、先ほどより脅威が薄い金色の魔王。10歳程度の少女らしい姿のまま、後ろに下がって2人の様子を見守り。 22:57 (Fake__) 【リディア】「……ん、これだけ魔力を使わせてもらえるのなら…なんとかなりそう――です…!」魔力の残滓、槍を伝って追っていたそれ。少しずつそれを槍の近くに纏めていく。槍の周囲に魔力を使い描いていく陣。その中心から、魔力を引き出す――そこから少しずつ魔力が形をなし、人の姿を取っていく。 22:57 (Fake__) あの時とは違う、暴走ではなく…明確な意思を込めての召還―― 23:01 (Ponko_) 【クー】「…はァ。」襲うのは軽い眩暈。 背後の木を支えにもたれ… 「…リディの属性からして、ろくでもねぇモンが呼ばれる可能性はないだろうが…。…ただ召還するだけなら魔力の高い奴ならできる…ま、リディとリーシアの魔力波長が近いってのもあるからな…可能性は高いはずだ。」 23:05 (kunashi) やがて、クーの差し出す槍の穂先に集った魔力は陣と成し、周囲に漂う『意思』を集めて力と変えていく。それは正規の召還儀式ではないのではあるだろうが、溢れる力と確実な意思がその召還を再現していき―― 23:05 (kunashi) どん、と重苦しい音と共に、やがてそこに漆黒の闇の塊が召還される。ドネルシュラクと確かに感じ取れるその気配を持つ闇の塊は、しかしながら人の形を取ることはせず。 23:07 (kunashi) 【??】『――WA――わ――我を召還したのは、誰ぞ。』 いくらかのノイズ。それはかつて存在した言語からコレから先存在する言語の全ての音の連なり。無数の言語から、召還主とチャンネルが合わせられて、やがて意思のある言葉がもたらされる。 『我が名は、形無き者。原初たる混沌。故に我に名を与えよ。主の思いし形を現せ。さすれば、我は肉を持ち現界せしめん。』 23:08 (Fake__) 【リディア】「上手く…行ってない――? でも、この気配は…」魔力の残滓、それは今目の前にある。儀式を一度止め…その闇の塊を見つめて。 23:10 (Ponko_) 【クー】「呼んでやれ。名は存在を意味する。アイツのつけた名前をな。」 クラつく身体をもたれさせたままリディから目を放さず… 「…そうすることで、おそらく奴もその存在を確立させる。」 23:12 (Fake__) 【リディア】「…名は存在――あの子がつけた名前を…」ゆっくりと、闇の塊へ歩いて――「リディア=アルヴァレスタはここに宣言する。リーシアの騎士、ドネルシュラク…失われたその形、今一度、その姿を!」はっきりとした声で、名を告げる。契約としての言葉を吟じて 23:13 (Fake__) あの子の、妹の傍につき従った騎士。あの時の姿を思いながら… 23:15 (kunashi) 【??】『ならば――』 男とも女とも思えぬその言葉。リディアの宣言した、その言葉とかつて見たドネルシュラクの容貌がその影の形を作り変えて―― 『――我は其れに反逆する。』 その言葉と同時に、闇が爆ぜる。轟音と共に吹き飛ぶ闇。そこから現れたモノは―― 23:17 (kunashi) 【??】「うむ、次なるはこのような形か。」 少し高い女の声。どこか楽しそうな声は、明らかに望んだ『武人』の声とは異なっていて。 「我が名はドネルシュラク・ドゥリンゲン。召還主、リディア=アルヴァレスタの求めに応じ参上した。」 風に吹き飛ばされる爆煙。そこから現れたのは――色黒で、銀髪のリーシアの姿だった。 23:19 (Fake__) 【リディア】「…あ、れ? リーシア――でも、この感覚は…ドネル――?」まさか、失敗したのだろうかと考えて…クーとルーのことを見て 23:20 (Ponko_) 【クー】「…随分とこじんまりしたモンだな…ドネルシュラク。…よりによって自分のマスターの姿になるかよ。…ソレがお前の本質か?」 23:21 (kunashi) 【ルー】「くははは!やはりか!いや、こうなる事は予想できていたのだが、存外面白いものよな!」 後ろに居たルーが、笑いながら1枚の紙片を投げる。それはリオンの書物の1編であり―― 『召還を行った少女と騎士の前に現れるのは、少女の片割れ。』 という文章が書かれており。 23:22 (kunashi) 【ドネル】「我が名は混沌。故に現れる姿は『召還主が望んだ姿の対極』との枷を持った存在だ。…しかし、このような若い女性の姿は初めてでな。若干使い勝手が悪い。」 くかか、と笑みを浮かべて腰から生えた黒い犬の尻尾を振り。黒いリーシアは笑みを浮かべた。 23:23 (Fake__) 【リディア】「え、え…?」言葉の意味がわからず…ぽかんとしているまま。 23:25 (Ponko_) 【クー】「随分と根性の捻じ曲がった英霊様だぜ…。…いや、魔物に分類されるのか?」ため息をつき…「俺達は以前のお前…ゴツイ姿を想像した上で形を作り上げようとした…そうすりゃあ、そりゃ対極が組みあがるわけだ。…ってことは…以前のリーシアは何を考えて組んだ?…この姿の対極があれなら…リーシアはリディを浮かべて陣を組んだか?…ともかく。」 23:25 (kunashi) 【ドネル】「我が以前に召還を受けた際には、主の姿を元に反転した姿で召還を受けた。故に屈強なる武人として現界できたというわけだ。…しかしながら、主はその武人を想像しながら我を召還した。故に反転し、元に戻ったというわけだ。…若干の違いは、我にもわからぬ事ではあるがな。」 ふむ、と頷きながら体を振るい。格闘の型こそ出来ているものの、以前あったような力強い動きとは程遠く、本人もそれに気づいているのか直ぐに動きを止めて。 23:25 (Ponko_) 【クー】「しばらくぶりだな、ドネルシュラク。」 23:27 (kunashi) 【ドネル】「うむ。久しいな槍士。…また拳を付き合わせるか?以前のような動きは出来ぬが、何、この体も存外――魔力とのなじみが良い。」 ぐ、と力を込めると拳の周辺の天の魔力が集結し。それと同時に、リディアの体からドネルへと魔力が吸い取られる感覚が与えられる。 23:28 (Fake__) 【リディア】「…っ――」ふら、と僅かに体がぐらつく。ルーから魔力を借りていなければ、この段階で既に意識を失う…いや、魔力そのものがという感覚。 23:30 (Ponko_) 【クー】「…っと。」自身も完全とは言いがたいが、すばやく移動し、ふらつくリディを支え…「それも悪くないが…どうせヤるならそっちも正規のマスターを擁した上で、にしたいモンだな?」付き合わせるか、との問いに答え 「少なくとも以前と姿は違うようだが…お前の本質は変わらなさそうだな、ドネル。」 23:31 (kunashi) 【ドネル】「む…主の力を存外奪うか。Codeの発現はやめておこう。」 ふらついたリディアの様子に、右手に込めた魔力を霧散させ。それだけでリディアからの過剰な魔力吸収は収まり。 「ふむ、何。主の性質に本質が引かれるというだけだ。主が外道であれば、主の望まぬ姿のままに悪逆となる。王道ならば望まぬ姿のままに闘士となる。それが我だ。」 23:32 (Fake__) 【リディア】「クー…大丈夫、です? って…私のほうがどうしようもない、ですね…」支えられたまま、僅かに寄りかかって――「…少し姿には以外でしたけど…あなたはドネル、なんですね」魔力の流れが止まったのか、もう一度しっかりと立って。 23:35 (Ponko_) 【クー】「…貯蓄があるんでな…。すぐにどうこうってことはねえよ。…良かったなリディ?お前の本質は悪逆じゃねえとよ。」 へ、と笑い…「で…覚えてるってこたぁ…俺達が何の考えもなくお前を呼んだ…なんておもわねえよな?」 23:36 (kunashi) 【ドネル】「うむ。我が名は主の名付けし、ドネルシュラク・ドゥリンゲン。以後宜しく頼む。…正規の聖杯戦争に寄る召還ではないが、我のクラスは『狂戦士』ではなく『魔術師』だ。」 頷き、頭を下げて。 23:37 (Fake__) 【リディア】「ちょっとだけ、安心したです――あの子の言ってたことが、本当だったらって言う怖さはちょっとあったから」安堵の表情になって。「…色々と、聞きたいことがあって、です」 23:38 (kunashi) 【ドネル】「さて。我には召還主の考えはわからんが…少なくとも、これだけは応えておこう。」 クーの言葉にふむ、と考える仕草を見せて尻尾をぱたりと揺らし。 「我が以前召還を受けた際に最初に受けた命令は、『リディアを殺す手伝いをしろ』だ。お主らがアルア…習ってリーシアと呼ぶか。我が前の主の記憶に関する問いをするつもりならば、語られなかった故に我も知らぬ、と応えておくぞ。」 23:42 (Fake__) 【リディア】「そうですか…なら、ドネルとシアが出会うまえには、既に何かされていたってことですね。記憶を操ったり…とか、よくわからないですけど」 23:42 (Ponko_) 【クー】「その時点ですでに何らかの刷り込みを受けていたか…?リディを召還するためにその姿を思い浮かべたか…と思ったが、刷り込まれた意識で、お前への憎悪から思い浮かべていたよう棚。」リディを見やり…「お前が知ってる部分で構わんし…今すぐにともいわんさ。ひとつ、聞きたいことがあるとすれば…グラスパ、という男を知っているな?お前が倒れた後も魔力の残滓で感知するくらいはできたかもしれんが…リーシアの身に今起きたことを把握しているか 23:42 (Ponko_) ?」 23:45 (kunashi) 【ドネル】「さて…ちょうど名前を出されたのでその男についても話をするか。グラスパという男、アレは偶に我が主に『何か』をしていた。それが何かはわからぬし、その最中の現界は禁じられていたために我は何があったかは知らぬが…そのたびに、主に対する憎悪を膨らましていたのは事実だ。」 それをどう受け取るかは2人次第だが、と何も言わずに頷き。 「現状のリーシアの様子か?さすがに前の召還主とはパスが途切れているために把握はできぬ。」  23:45 (kunashi) 困った頼みだ、とクーの言葉に悩んだ顔をして。それは、リディアのよく知る双子の妹の、困ったときの顔であり。 23:50 (Fake__) 【リディア】「…何をしていたまではわからない――けど、確実に何かをしていた…ってことですか。」その言葉を受け、僅かに唇を噛む。やっぱり、黒幕はグラスパなのかと…「今のシアがどうしているかはわからない、ですね…」 23:52 (Ponko_) 【クー】「お前が倒れたことでリーシアは一時的に精神的な恐慌をきたした。その隙をつかれたんだろうな。リーシアはグラスパとやらの術に囚われて、いまやおそらく名実共に奴の人形だろう。」リディを気遣いながらも…言葉は非情にただ自身の見た現実を述べる 「お前の元のマスターは、あの陰険な男の人形だ。」想像も多分に含まれるが、イオやカルミアから以前聞いた話も踏まえ…ほぼ確定的であろうという確信は持ち 「お前の本質が今回も武人…に近いもの 23:52 (Ponko_) のようだが。…お前自身の感想を聞きたいな。…ま、元凶をたどればお前を排したこっちに矛先が向いても仕方ないわけだが。」 23:56 (kunashi) 【ドネル】「最後の記憶だけで言うならば、グラスパの空間に飲み込まれた所までは記憶している。それ以降は、主の願いとてわからぬと応えるしかない。」 すまん、と頭を下げて。 「我が元の主を操っていたのはわかっている。できれば排してやりたかったのだが…我への命令権を持つ主が既に傀儡となれば、我が力及ばぬ所。主の、リーシアの心が泣いていたのには気づいていた。故に、お主が、新しき主が奴を倒すというのならば力を貸そう。我が新たなる『D 23:56 (kunashi) 』。『魔弾-Der Freiscutz-』の名と共に。」 23:58 (Fake__) 【リディア】「……あの子は。私を忘れたわけじゃなかったです――私にとっては、それだけで十分戦うだけの理由です。絶対に助けて、絶対に連れ戻す…」目を伏せて、言葉をゆっくりとつむいで。「…あの子は、クーの言うとおり…グラスパに操られて、使われて…きっと私たちの前に現れる。そのときに、何とかするしかないです」 00:01 (Ponko_) 【クー】「アイツの使ってた奇妙な結界の事まではわからねえか…。ああ。最後にだがリーシアはリディに助けを叫んでたな。一瞬だがあの男の縛を抜けたんだろう。…が、今度はそう簡単にいかねぇ…と、魔弾?…お前の”破壊”Destruction…とやらはどうした?姿が変わると能力まで変わったか…?」 00:04 (kunashi) 【ドネル】「うむ。主の力によりリーシアを取り戻す事ができれば、再びお主と拳を交える事も可能であろう。楽しみにしている。」 うむ、とリディアに応えて。その道を応援し、力になると宣言し。 「アレは格闘が得意な体の場合のモノだ。Dの名を冠し、かつこの体であるならばより最適な力を得ることが出来るというもの。今回の力は魔弾。七つの軌跡を描く魔力の弾により、死角より攻撃を行う能力、だな。」 00:05 (Fake__) 【リディア】「…あなたの力は――また別? 破壊じゃなくて……体によって、能力が変わるですか。」力を貸す、という言葉。「…こちらこそ、お願いします。力を貸してください――あの子を助けたいから」 00:08 (Ponko_) 【クー】「…ち、結構見物だったからな…てめぇとまだリンクしてるこいつで…てめぇの破壊とやらを引き出してみるのも面白そうだったが…さすがに無茶か。」やーれやれ…と肩をすくめ 「これで…リディに必要なのは攻撃でもなんでもない、今よりなお自分を保てる持久力。手に入れた力に流されねえ精神力。…得意でもないものを伸ばそうとするな。どっちつかずだぜ?…今お前に必要なものが何か、それを見極めな。そうすりゃ…お前に足りない部分は補ってやれ 00:08 (Ponko_) るだろ。」 00:11 (kunashi) 【ドネル】「期待を裏切るのもまた我の業。諦めるがいい。」 ふむ、と楽しそうにクーに笑みを見せて。 「我は出来る限り、姿を消そう。戦場では、遠慮なく呼ぶといい。お主らが戦うに邪魔するモノを排除することくらいはできるのでな。また、気が向けば模擬戦の相手も勤めよう。我が新たなる『D』のためしも行ってみたいものではあるし、な。」 00:12 (Fake__) 【リディア】「…自分を保つ持久力――流されない精神力、ですか。私は…得意でないものを伸ばしても、って。イオにも言われたです。」小さく嘆息。自分にできることを、か…と小さくつぶやいて。「今の私に必要なもの…わかったですよ、頑張ってみる、です。もし…変な方向に行きそうなら、止めてください」 00:14 (Ponko_) 【クー】「かまわねぇよ。俺様はな…自分の望むモンは自分の力で手に入れる主義だ。…ハ、俺のやり方で破壊…Destructionを見せてやるさ。…んじゃま、リーシアを連れ戻すまでの間、よろしく頼むわ、ドネルシュラク。」 00:16 (kunashi) 【ドネル】「あぁ、こちらこそ宜しく頼む。新しき主、リディアと槍士クーよ。」 うむ、と頷き頭を再度下げて。…どうも、リーシアの見た目でやるのだから威厳というものが全くないのだが。 00:17 (Fake__) 【リディア】「はい、こちらこそです――えっと…ドネル――」一瞬、妹の名を呼んでしまいそうになりつつ。姿がまだ慣れないのか、ちょっとだけ苦笑して