21:54 >Ryumaco<   21:54 >Ryumaco< あの、最悪の出会いからかれこれ4日 21:55 >Ryumaco< 粗相の代価(と書いて役得の代価と読む)に、ケーキを一週間奢る約束をしてかれこれ4日 21:56 >Ryumaco< それは、男の財政をさり気に圧迫してきていた 21:56 >Ryumaco< いやだってお前……バイキングじゃねぇんだよ、普通に高ぇんだよ、この店…… 21:56 >Ryumaco< そう、ここは 21:57 >Ryumaco< ラビリンスシティ中央付近に位置する超高級ホテル。そのテナントに入っている飲食店もまた 21:57 >Ryumaco< しっかり高級だったわけで 21:58 >Ryumaco< 【ユーマ】「ぬ、ぬかったぜ……」待ち合わせ場所で、4回目の散財を前に、サイフを覗き込み途方にくれていた 21:58 >Ryumaco< (きゅー 22:01 【姫子様】「何顔に縦線入れてるのよ?」そこへと悠然とやってきた少女は財布を覗き込む男へと怪訝な表情を見せる。輝明学園の制服、その上に羽織る白いマントを長い黒髪が彩り。男が視線をあげればそこにはちょうど制服を突き上げる豊かな膨らみ。そう、これこそが男が現在貧しく乏しい理由だった 22:04 >Ryumaco< 【ユーマ】「よぅ。お前、わかってて言ってるだろ……」低いテンションで応え(……お前の紹介した店、一回でオレの一週間分を食いつぶしてんだけどな)そう、言いたいのをぐっと堪え「つぅか、毎度毎度その服装、飽きねぇか?」 22:07 【姫子様】「当たり前よ。こうやって苛めるのもお詫びに入ってるんだから」当たり前のように頷き、大きな胸が揺れる「別に?楽だし。服にお小遣い使うのってもったいないのよね」 22:08 >Ryumaco< 【ユーマ】「苛めるってなんだそりゃ!?いぢめんぞテメェ」とは思うものの、とりあえずは口ばっかりで「お小遣って……なんだ、割と財政キツいのか?お前」貧乏、という言葉は使わなかった。自立してないんだらそりゃあないだろうし 22:11 【姫子様】「どうせ口だけでしょ?まったく」やれやれと顔をすくめ「別にキツくないわよ。服に使うのがもったいないだけよ」胸を持ち上げるよう腕を組み、何故か自慢下 22:12 >Ryumaco< 【ユーマ】「……」ごくり、と無意識の喉が鳴った。あの出会いから何度目かはあえて数えまい「いやつーか、お前、前にもいったけど、もうちょっとこー、無防備とかなんとかしねぇ?」その目は胸に「もったいないって、女ってそーゆーのに金かけんの好きなんだろ?」 22:15 【姫子様】「わざと隙見せてんのよ。それが世界の支配者ってもんでしょ」ふん、と鼻を鳴らし「だから、姫子様は世界征服に忙しいのよ。アンタみたいな暇人とは違うの。わかる?いい年して痴漢ばっかりして、どうなのよ?というか、いつ逮捕されるのよ?」この間3秒 22:20 >Ryumaco< 【ユーマ】「してねぇよ!?そもそもこないだの事故がはじめてだっつの」うんざりとしながら答え。その足は目的地へと向かう「つーか、隙つくってんなら、それで蒙る被害は自己責任じゃねぇか?」 22:20 【姫子様】「だから、報復してるんでしょ」すたすたとその後ろを付いていく。今日は猫たちは付いてきていない様子 22:21 >Ryumaco< 【ユーマ】「それは自己責任たあ言わねぇ……そいや、あの子分どもは?さすがに初日に追い出されたの学習したか?」 22:21 >Ryumaco< 高級ホテルに、ペットどもが入れるはずもないわけで 22:24 【姫子様】「今日は世界征服活動中よ。ご褒美いるから、お土産持って帰るのよ」もちろんユーマのおごりで 22:25 >Ryumaco< 【ユーマ】「お土産?ペットフードか?」まさか自分のサイフから出るとは思っておらず「しかしこー、もうちょっと違う服とか、なぁ?毎日同じっつーのもさ」 22:26 【姫子様】「何?ファッションショーでもしてほしいの?」冷めた視線をユーマへ向けて 22:27 >Ryumaco< 【ユーマ】「ファッションショーとかまた激しく飛躍したな。まあ、やってもらえるんならありがたく見るけどな」足を止め振り返る「女の綺麗なとことか、可愛いとこを見るのはヤロウだれしも見たいもんだ」うんうん、と頷く 22:28 【姫子様】「つまり、姫子様は可愛くないっていいたいわけね?」腰に両手を置いて、じろーりと半眼を向ける 22:29 >Ryumaco< 【ユーマ】「自分でその手のこと言うのは痛いと思うぞ、おれぁ」肩を竦めて「ま、その点に関しては否定してやる」 22:30 【姫子様】「何よ?今さらおべっか?言っておくけど、ケーキ食べ放題はまからないわよ?」 22:31 >Ryumaco< 【ユーマ】「……しまった、その手があったか」指を弾く「いや、だから、お前がめっちゃ美人だって認めてんだよ」 22:33 【姫子様】「だから、お世辞はいいって言ってるでしょ。いくらお世辞言ったって世界の半分とかあげないわよ?」ほんのりと頬を染め、じろりとユーマをにらみつけ 22:36 >Ryumaco< 【ユーマ】「今お世辞いうメリットがどこにある。まけないっていったのはお前じゃねぇか」眉しかめて「お前は美人だぞ美人。それは間違いない。カオもカラダもばっちりだ。おれが保障する。まあ、だからその無防備っぷりが気になるんだけどな」 22:37 【姫子様】「だから、うっさいっての!」あまりにストレートな言葉に、顔が真っ赤に染まり、ぷいと横を向く 22:38 >Ryumaco< 【ユーマ】「ま、その分」その変化を悪戯っ子の顔で見てけけけ、と笑う「性格サイアクだけどな、お前」きれいにオチをつけて攻撃してやった 22:39 【姫子様】「死刑にするわよっ!」スカートを翻し、げしっとお尻を蹴りあげ 22:40 >Ryumaco< 【ユーマ】「痛っ!?何すんだテメェ!?」 22:41 【姫子様】「ほら!ケーキ食べに行くんでしょ!」げしげしとお尻を蹴りながら 22:43 >Ryumaco< 【ユーマ】「だから蹴んなっ。中見えてんぞっ」 22:46 【姫子様】「見ないのが礼儀でしょ!痴漢!」八重歯を剥いて睨みつける 22:47 >Ryumaco< 【ユーマ】「見せられてるものをどうやって見ないようにしろっつーんだ阿呆!……意外に可愛いのはいてんのな」腹の虫が収まらないので、意地悪してみた 22:49 【姫子様】「このエロガッパ!人がせっかく下手に出てあげてたら図に乗って…今日は覚悟なさいよ!」両手でスカートを抑え、睨みつける 22:52 >Ryumaco< 【ユーマ】「ちょ、ま、覚悟しろってなんだ!?」たじろぎながら先へ 22:53 【姫子様】「今日は…」ふんと勝ち誇った笑みを浮かべ「いつもの3倍食べるわ」腰に両手を当て、大きく胸を張る 22:54 >Ryumaco< 【ユーマ】「……太るぞ」ぽそり「そのバランスが崩れるのはどうかと思うね、オレは」 22:55 【姫子様】「昔から食べても太らないのよ、姫子様は」自慢げに鼻を鳴らし。大きな胸が制服の下で揺れる 22:56 >Ryumaco< 【ユーマ】「それが全部胸にいったと?」 22:57 【姫子様】「うっさいわね!」普段視線を感じてもどうということはないのに、あまりにストレートな物言いに顔を赤らめ、両手で胸を隠す 22:58 >Ryumaco< 【ユーマ】「くく、くっくっく」その様子に肩を震わせて笑みを堪える 22:59 【姫子様】「絶対破産させてやるわ」忌々しげにユーマを睨み、奥歯をぎりぎりと鳴らす 23:00 >Ryumaco< 【ユーマ】「あ、悪い。お前、案外可愛いとこあんのなっておもってな」その肩がまだ震えてる 23:01 【姫子様】「こんなに馬鹿にされたのは初めてだわ…」怒りにふるふると肩が震える 23:02 >Ryumaco< 【ユーマ】「いや」ずい、と顔を寄せて覗き込む「タダでさえ美人なんで赤くなってるとすげぇ可愛いのな?」 23:04 【姫子様】「っ!?」突然の不意打ちに言葉につまり、耳までカァァァと赤く染まっていく 23:05 >Ryumaco< 【ユーマ】「ぶくくくっ」相当ツボに入ったらしく必死に堪え「なんだ、ほれ、いくぞ?」頭をぽむぽむと撫でて 23:08 【姫子様】「〜〜〜〜っ」真っ赤な顔を隠すよう俯いて、でも、ユーマのお尻をげしげし蹴りながら歩いていく 23:09 >Ryumaco< 【ユーマ】「痛ぇ、痛ぇってのっ」そう応えながら前を歩く「あ、そうだ。今度服、買ってやろうか?」冗談めかして背後の少女をチラッと見る 23:12 【姫子様】「また機嫌取り?」まだ赤い顔でじろりと睨みつける 23:12 >Ryumaco< 【ユーマ】「いや、おれがみたい」 23:14 【姫子様】「…5桁以上の服だったらもらってあげてもいいわ」耐えきれず視線をそらし、ぼそっと 23:14 >Ryumaco< 【ユーマ】「いやまて10000GPとか無茶言うな!?」v.換算で1000000v. 23:15 >Ryumaco< 【ユーマ】「どんな王侯貴族だそりゃあ!」 23:15 【姫子様】「GPって何よ?円に決まってるでしょ?アンタどこの田舎者よ?」呆れた風に眉根を下げて 23:16 >Ryumaco< 【ユーマ】「エン……?ああ、そっちの単位か。あれ、ヴァルコってヤツじゃなかったっけ?」 23:16 >Ryumaco< 【ユーマ】「お前ね、自分の世界の常識だけで生きてんじゃねぇぞ?この雑多な街で」 23:17 【姫子様】「すべての世界は姫子様のものになるんだから、何も問題ないわ」ふんと鼻を鳴らし胸を張る 23:18 >Ryumaco< 【ユーマ】「どこまで尊大なんだお前は……レートって確か1:100だっけか……100GP……か、稼いだら、な」自分で言い出しておいて、厳しい財政ではなんとも、だった 23:19 【姫子様】「しっかり稼ぎなさい。だいたいあれよ?見たいとか言って、お金ないです、とか。アンタかっこ悪すぎ」歯に衣着せぬ言葉がど真ん中ストレート 23:20 >Ryumaco< 【ユーマ】「おお、そうかよ、わかったやってやらあ!買ってやるよ!ただしこっちでチョイスさせてもらうかんな!」 23:21 >Ryumaco< 【ユーマ】「逃げんなよ、姫子」ずびし、と指を刺した 23:21 【姫子様】「は!帝王に逃走の二文字はないわ!」胸を持ち上げるように腕を組み、上から見下ろす 23:22 >Ryumaco< 【ユーマ】「よし、よく言った。今日は前哨戦だ。ガンガン喰いやがれ。ただしスタイル維持しろよ」 23:23 【姫子様】「だから、姫子様は太らないの!そんじょそこらの庶民と一緒にしないでくれる?」不機嫌そうに眉根を寄せ 23:23 >Ryumaco< 【ユーマ】「よし、行くぞ。気合入れて!」 23:24 【姫子様】「は!当然よ!」胸を揺らし、ずんずん進んでいく 23:27   23:28 ――ユーマ、本日の支出 23:28    約1ヶ月分の食費(お土産代含む) 23:29 >Ryumaco< 【ユーマ】「……オレ今日から一月、パンの耳かよ……」 23:30 【姫子様】「うちの軍団員達のほうがよっぽどいいもの食べてるわよ」 23:30 >Ryumaco< 【ユーマ】「どんだけいいもんくってんだよ!?」 23:31   23:31   23:31   23:31