20:02 >Ryumaco<   20:02 >Ryumaco<   20:02 >Ryumaco<   20:03 >Ryumaco< いわずと知れたラビリンスシティ 20:03 >Ryumaco< そこにあるAAA宿舎そばに、その大きな公園はあった 20:04 >Ryumaco< 鳩?戯れ、そこそこにぎやかなその公園の、噴水の縁。そこに一人の少年がいた 20:05 >Ryumaco< 黒いパーカーにジャージ。フードを目深に被り、彼は縁に腰をかけている 20:05 >Ryumaco< 若い、はずなのに 20:05 >Ryumaco< その背は妙に魂が抜けていた 20:05 >Ryumaco< 【優希】「……」 20:05 >Ryumaco< フードの上に鳩が乗ってても気付かない当たり、割と重症のようだ 20:05 >Ryumaco< (きゅー 20:07 【桜】「あら?」ふと公園を通りかかると見えたのは知った顔、にしても何だかやたらと魂が抜けてるというかボーっとしてるのはどうしたんだろう「優希さんこんにちは」横合いから声をかけた 20:09 >Ryumaco< 【優希】「……」その顔がゆっくりとそっちを向いた「……だれ?」そう小さく囁かれた。認識すらも危ういのだろうか 20:11 【桜】「忘れられてというよりも、認識できてない感じでしょうか」あらあら、と自分の頬に手を添えつつ困り笑顔で「桜ですよ優希さん」 20:12 >Ryumaco< 【優希】「さく…ら……?」フードの下の目がゆっくりと桜を見た「さ……」その目が徐々に潤んでくる「さくらぁっ」その胸にいきなり飛びついた「ふぇぇぇん」 20:14 【桜】「きゃっ!?」突然飛びつかれ驚く。一体何があったのだろう?「えぇと…優希さん何かあったんですか?」ちょっと困りながらもなんとか状況を把握しようと 20:15 >Ryumaco< 【優希】「ふぇぇぇぇん」しがみついてぐずり、容量を得ない。ただ、泣いてる感じから、悲しいのではなく困ってる感じなのがわかる 20:17 【桜】「あらあら」どうやら何かあったのは確定なのはともかく、ある意味で深刻な問題な様子だ「落ち着いてください優希さん、ね?」優希を撫でつつ縁に一緒に腰をかけようとして 20:18 >Ryumaco< 【優希】「ぅん」子供のように、ぐずりながら頷く。ぽろっぽー。頭の上の鳩が鳴いた「……」促されるままに座る。 20:19 【桜】「何か困った事でもあったんですか?」小さく笑みを浮かべ落ち着いた声で事情を聞こうと促して 20:22 >Ryumaco< 【優希】「……」問われ、そこで動きが止った。顔がゆっくりとそっぽをむく。相当なことがあった、っぽい「さ、桜は……(ごにょごにょ)……ある……?」 20:23 【桜】「え?」言葉がよく聞こえずに首を傾げきょとんとして 20:24 >Ryumaco< 【優希】「……あ、あの、その」問い直されると攻撃力が高かった「その……き…」その先が言い出せず「き、昨日よく晴れてたよね」話がなぜか変な方向に曲がった 20:26 【桜】「今明らかに話し逸らしましたね」あらあら、と 20:28 >Ryumaco< 【優希】「うぐっ」さらに逃げ道を封じられた。そらしてた視線を桜にもどす。それもそのままじゃなく、フードごしに、ちらっと。さも、悪いことをしたあとの猫のように 20:30 【桜】「何か恥かしい事でもあったんですか?」うーん、と様子的にそんな推測 20:31 >Ryumaco< 【優希】「うぐっ」同じ言葉しか出なくなった「……桜は…そ、その、き……」息を吸った。吐いた。すーはー……「キス、した、こと、ある……?」 20:33 【桜】「キス…と言いますと…えぇと、恥ずかしながらそういうお話は全く無いですね」微かに頬を染めながら自分の頬に片手を添えて 20:34 >Ryumaco< 【優希】「はう」言ったー言ってしまったー、と脳がフリーズ。その桜の横でまた動きが止った 20:36 【桜】「もしかして…どなたかとその、キスを?」思いっきり核心を突いてきた 20:37 >Ryumaco< 【優希】「……ふ、ふぇぇぇん」また思い出して桜に泣き付いた「……」ぐりぐりと猫のようにその胸に頭をこすり付ける 20:40 【桜】「あらあら」どうやら図星過ぎたようだ。優希を撫でながらふくよかな胸で優希を受け止め落ち着くまでとりあえず撫でて落ち着かせようと 20:52 >Ryumaco< 【優希】「ぐす、ぐす」一頻り泣き、撫でられると落ち着いてきた「……ごめん」ちら、と伺うように上目遣いで見あげる 20:53 【桜】「それほどショックというか困ってたんですね」気にしないでいいよ。と微笑んで 20:55 >Ryumaco< 【優希】「だって、初めて……」うぅぅ、と唸りながらぽつり「なのに、いきなりあんな、うぅぅぅ」 20:57 【桜】「ファーストキス……イヤな方とだったんですか?」恐らく、イヤな相手だったら此処まで困ってないだろうとは思いつつも念の為の確認で 20:58 >Ryumaco< 【優希】「……」言われて初めてその問題に気付いた様子。その表情が一瞬?となった「……え、あれ……わかんない」 20:59 【桜】「イヤかどうかはわからない、と……でも、それは気になる相手ではあったって感じですか?」小さく微笑んでゆっくりと優しく 21:01 >Ryumaco< 【優希】「気になるって何さ!?ないないそんなのっ」急に思いっきり否定する「あんなの、見た目よくてキザですけべなだけっ」 21:03 【桜】「そこまで必死だと、肯定してるようなものですよ」微笑を崩さずその様子に微笑ましく感じて、そしてある種嬉しく思う。少し前に比べても大分色々と視野が広がってきているのを 21:05 >Ryumaco< 【優希】「ううううううう」そうなのだろうか、そんなんじゃない、といいたいけれど、桜の言葉には妙に説得力があった。桜だから、だろうか「だっていきなりだったんだもん」ぷぅ、と膨れた 21:06 【桜】「いきなりと言いますと…随分積極的な方なんですか?」あら、と自分の口元に手を中てて 21:07 >Ryumaco< 【優希】「血、吸うって、こう、ちゅ、ってしたあと、その、もう一回、で、唇にちくってきて、そのまま、その、真っ白になって……」 21:09 【桜】「血を?」どういう意味だろう?と疑問符を浮かべる。可能性としてあるのは――吸血鬼の人だろうか?「それで、気持ちが混乱してしまったんですね?」血を吸うにしても、行為そのものを考えて眷族を増やしたりとかに拘ってる人ではなさそうだ…にしても積極的である 21:14 >Ryumaco< 【優希】「クロエの血……ディルクが舐めたって、それで、ディルクには、その…血が必要で……噛むよりは痛くないって、そしたら、その、あう」思い出してどんどん赤くなっていく 21:17 【桜】「あらあら」どういう人なんだろう。というよりも大体どんな人か想像はつくのだが、あちらはどの程度意識しているのかもちょっと気になった。寿命の関係等もあって価値観が少し違うかもしれないし「キスされてしまった、と」 21:18 >Ryumaco< 【優希】「……」こくん「……」悪いことをした猫のような状態が続き、ちらちら、と桜を伺う 21:20 【桜】「落ち着いて、深呼吸をしてその方の事……どう想ってるのか思い浮かべられますか?」安心させるように優希を撫で 21:21 >Ryumaco< 【優希】「すー…はー…すー…はー…」言われるままに素直に深呼吸「……どう……?……キザで、すけべで、カッコイイ、とは時々思う……あとは、わかんない」 21:22 【桜】「何と言いますか、胸の奥がなんとも言えない感じ、します?」 21:23 >Ryumaco< 【優希】「なんともいえない感じ……?」胸に手を当て思い返す「……うん」もやもやがある。だから、頷いた 21:24 【桜】「でも…イヤな気持ち…ではないんですよね?」 21:24 >Ryumaco< 【優希】「……わかんない」ふるふる、と 21:25 【桜】「もしかしたら、優希さんはその方の事を少なからず想っている部分があるのかもしれませんね」小さく微笑んで 21:26 そんな反応にこんな感想を抱いた 21:26 >Ryumaco< 【優希】「ふぇ?想って……?」ちくたくちくたく ぽーん「なんで!?」 21:27 【桜】「優希さんの反応を見ての感想ですよ?」のほほんと落ち着いた様子でさらっと言いつつ 21:28 >Ryumaco< 【優希】「ええええええ!?」わたわた「え、なんでどこが!?」 21:31 【桜】「優希さんがその人を嫌いだというのでしたら感想は変わりますけど。違うんですよね?」どこが!?と言う様子にも調子を崩さずに「自覚してない時にはそういう反応をする人は結構居るものですし」くす、と微笑んで 21:33 >Ryumaco< 【優希】「き、嫌いだあんなやつっ!だってレイプじゃんあんなのっ!?それに、役得とかっ、ボクなんかにそんなわけないのにっ」混乱して何を言ってるのかわかってない。 21:36 【桜】「必死に慌てすぎですよ。そこまで必死だと逆に説得力がないです前フリ的に」あらあら、と 21:38 >Ryumaco< 【優希】「あうあうあう」ぐうの音もでないとはこのことか「だってわかんないんだもん」座り込むとぽつり、と呟くように言った 21:40 【桜】「今はきっと、気持ちの整理がついてないだけです。あまり深く考えすぎなくてもいいと思いますよ?」そんな優希を微笑ましく見て 21:42 >Ryumaco< 【優希】「うー」どう答えていいのだろう「……ディルクにはクロエいるもん」大いなる勘違い込み。だがそれをわかるのは当人たちくらいのもので「悪戯とかつまみ食いとかそんなだもん。どうせボクかわいいわけないし」 21:45 【桜】「どなたかが居るかどうか、ではなく。大事なのは自分の気持ちです優希さん」優しく優希を撫でて微笑み「それに、優希さんは可愛いと思いますよ」 21:46 >Ryumaco< 【優希】「……」言われても複雑な感じ。だって相手がクロエだから「……どーせ子供だもん」かわいい、をそう捉えた 21:49 【桜】「そのディルクさんという方が直接クロエさんの事を好きだと言っていたんですか?」複雑そうな顔にそう問うて「きっと、優希さんが私くらいの歳になる頃には綺麗になってると思いますよ私は」子供だもんという言葉に 21:49 >Ryumaco< 【優希】「……」ふるふる「でも、そうじゃないと、できないもん。あんなこと」胸を舐める、なんて「……それはお姉のほうだから」 21:53 【桜】「話を聞く限りですけど、それでしたら優希さんにもキスできないんじゃないですか?」何をしたかまではわからないが、キスという行為ならそれはそれで同レベルの行動だろう。恐らくなんというかディルクという人はナンパ質な人に違いないとか思いそうですそろそろ。「優希さんはきっと自覚がないだけですよ。私が保証します」落ち着いた様子で微笑んで 21:54 >Ryumaco< 【優希】「ボクにできない……?え、なん、で……?」イマイチ理解しないのはこの手のことに疎いこと、自信がないこと、そもそも誰かを好きになったりという経験がないこと「自覚……?え、何?え?」ボクがかわいい?え、なにいってんの? 21:57 【桜】「女性へのキスにはそれなりの理由は欲しいという事です」優希の戸惑いにそう言い軽く抱擁して「優希さんはもう少し自分に自信を持っていいんですよ?」 21:59 >Ryumaco< 【優希】「……理由……ディルクがすけべだから、じゃなくて?」きょとんとしてるところに抱擁される「ぅわ」ぽふん、と埋まった「だって、ボク、お姉のダシガラだもん」 22:03 【桜】「少なくとも、直接的な行為は無為に起こさない人ですよね?」優希やそのクロエという人意外にもキスとかやら普通にするような人間(?)ならともかくなのだが「お姉さんにない魅力もあるかもしれませんよ?それに、ダシガラかどうかというのは本当は誰にもわからない事ですし」姉には姉の、優希には優希の良いところがあるということだ。と 22:04 >Ryumaco< 【優希】「ぅん、たぶん……」そこは近侍を持ってる、とおもう。美学と言い換えるべきか「お姉にない魅力……?」思いもしなかったことを言われきょとん、とする 22:06 【桜】「そういう事です。流石にディルクさんの気持ちは私にはわかりませんけど、少なくとも無為に起こさない人でしたら、ね?」優希にもやらないだろう。と何も想っていないのなら「そうですよ。女の子の魅力というのは何も一つだけではないんですから」抱きながら優しく撫でて 22:07 >Ryumaco< 【優希】「ほんと、に?いっつも男に間違えられてても?お姉に吸い取られたとか言われてても?」 22:09 【桜】「中性的な魅力も一つの魅力ですよ?」くすっと微笑んで「お姉さんはお姉さん、優希さんは優希さんです。吸い取られただとか言う人はその本質を見てない人だと思いますよ」だから、そんな事は気にしても仕方ない、と 22:10 >Ryumaco< 【優希】「ほん、と……?」未だ信じられない希望の言葉。そんな風に想った 22:11 【桜】「はい、本当です」小さく頷き迷いなく微笑みを向けて 22:12 >Ryumaco< 【優希】「こんなボクでも?」 22:13 【桜】「はい」 22:13 >Ryumaco< 【優希】「ほんとのほんとに?」 22:14 【桜】「ほんとのほんとにです。私の言葉は信じられませんか?」 22:15 >Ryumaco< 【優希】「だって」ソレほどまでに自身のない生活を送ってきたのがわかる「……でも、どうしたら、いい?」これからのこと 22:19 【桜】「“優希さんを見てくれる”人は此処には沢山居るんです。特別に何かをする必要はないと思いますよ?自分らしく自分の考えで行動すれば大丈夫ですきっと」 22:20 優希の姉の妹として、ではなく、優希を優希として見てくれるんだから。と 22:20 >Ryumaco< 【優希】「ん」なにか自身がつけられる。桜に話したのは正解だったのかもしれない「……でも」ふと思い出す「どんな顔して会えばいいのかわかんないよ」うぅー、と呻く。軽減したのは確かなようだ 22:22 【桜】「あらあら」軽減はされてはいるものの、流石にすぐにディルクと顔を合わせるのは気まずいというか気恥ずかしいのだろうきっと。恋愛経験は無いがそういう人の事は任務で昔見たりもしてるしわからんでもない「しばらくは気恥ずかしい状態が続くかもしれませんね」 22:23 >Ryumaco< 【優希】「うー、マジでぇ……?」口調も軽くなったのはなんとか平常モードになった証拠「どぉしよー」 22:25 【桜】「とは言え、顔を合わせる機会はあるでしょうし。気持ちの整理がつくまでは慣れるしかありませんね」くす、と微笑ましく優希を見て 22:26 >Ryumaco< 【優希】「それ、なんて公開処刑……?」そのときを思うと、色んなことでいやになる。いやなだけじゃない、っぽいのは桜のせいで自覚してしまった 22:27 【桜】「頑張ってください」流石に言えることは此処まで来るとこれしかなかった 22:29 >Ryumaco< 【優希】「ううう、ヒトゴトだとおもってぇ」いじわるー、と桜の胸に抱きついた 22:31 【桜】「それしか言えませんし此処まできますと」柔らかな胸に抱きつく優希をよしよし、と撫でて微笑みを浮かべて 22:32 >Ryumaco< 【優希】「……うー」子ども扱いはやっぱり苦手「ねぇ、桜?」見あげて「ボクもこれくらいおおきくなるかなぁ?」 22:32 【桜】「このくらいと言いますと?」はて?と首を傾げ 22:35 【桜】「??」微妙な所でこう、優希の些細(?)な悩みにのほほんとして気づかない少女であった。 22:36 >Ryumaco<   22:36 >Ryumaco<   22:36 >Ryumaco<