22:40:10 torazou >   22:40:11 torazou >   22:40:11 torazou >   22:42:16 torazou > 魔王と盟主の取りきめで……この街、ラビリンスシティは……予想以上に平和である 22:42:16 torazou > その平和さと言えば表界より上かもしれない…… 22:42:16 torazou > そんな街中を暢気な歌声が響く 22:42:16 torazou > 【冬子】「日曜日に コクマに出かけ〜ごりっぱな物を 見てきた〜」 22:42:16 torazou > 【冬子】「テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ テュリャリャ〜」 22:42:16 torazou > 【冬子】「テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ リャ〜♪」 22:42:16 torazou >   22:42:16 torazou > 【冬子】「月曜日に ビナーに逝って 火曜日は 美女を連れて来た〜」 22:42:16 torazou > 【冬子】「テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ テュリャリャ〜」 22:42:16 torazou > 【冬子】「テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ リャ〜♪」 22:42:16 torazou > 一部のゲーマーにしか判らない替え歌……そうそれは「いやお前、そんなゲーム魔王が題材にすんなよ」と突込みが入りそうな歌 22:42:16 torazou > 【冬子】「少なくともラビ街にはあってるような、と私は決め顔でナレーションに突っ込んで見ますビシッ!」などどきメポーズをとると 22:42:16 torazou > 【冬子】「……うん?」ぴきーんとアホ毛が何かを見つけたかのように動く、そちらに視線を向ければ 22:42:16 torazou > 見覚えのある背中を見つける…… 22:42:16 torazou >   22:42:16 torazou > 【冬子】「世界は今日も玩具箱に満ち溢れてますねー」ふふふりと悪戯っぽく笑うと 22:42:16 torazou > 【冬子】「イオちゃん、今日はお一人ですか?」無音で近づくと背後から手を回し遠慮容赦無く抱きしめて耳元で囁いて見た 22:42:30 torazou > (どぞ 22:48:43 rouge > 【イオ】「えー…と。」  いまいち物欲というものがよくわからないこの男。 町を歩く、という行為自体は嫌いではないものの、購買に心を動かされがたい、とでも言うのだろうか。  …店側にしては嫌な客である。 そんな散策を繰り返すこと数度。  特に何をするでもなく、午後の時間をラビリンスシティの散策に当てていた。  「…こんなことなら、1人でトレーニングしてたほうがよかったか?」  思った以上に何も感じない散策に、そんなことを考えて…  22:48:43 rouge >  居たときだった。 22:50:14 rouge > 背中に感じる柔らかな感触と女性特有の香り。  【イオ】「!?」  抱きすくめられている、と気づいて何事か、とばかりに背筋を直立させて。  「な、ななな!?」 22:56:15 torazou > 【冬子】「『な、ななな!?』ーと叫ぶ位ナース服がお好みですかー?主ちゃんに教えてあげますねーナース服付きで……でっ!お一人ですかイオちゃん?街を歩くなら主ちゃんでも誘えば良いのに」押し当てるように密着度合いを強めると 23:00:43 rouge > 【イオ】「な、ナース服って…看護士の服に何期待するものがあるっていうんですかっ!?」  幸か不幸か、そうしたふぇちずむは理解しがたいたちらしくて。  「っ…って…っていうか、冬子先生こそ、何してるんですか、そんなくっついて!?」  だが、男の子。 落ち着かないといえば、やはり、落ち着かないのだ。 もぞもぞと居心地悪げに、だが振り払うまでも出来ずに。 23:04:37 torazou > 【冬子】「むっ……主ちゃんの格好で慣れ過ぎて磨耗してますねイオちゃん駄目ですよーでは想像して見てください、主ちゃんがナース服を着てイオちゃんの看病をしているそんな状況を」にぱぁと笑うとそんな事を言って「逆セクハラっですっ!!」思いっきり言い切った 23:09:04 rouge > 【イオ】「いやだからなんでそんな想像を…!」  とは言いつつも、素直に想像をしてしまうあたり素直なのか。  カルミアがナース服を着て看病に入る姿…。  ……看病。 つまりそれは自分が下手をしたような事態が起きたわけであって…。   連想されるのはやはり、あの自室での人工呼吸なのか何なのかな、いっけんなわけで…。 青くなったり、赤くなったり。  動きが止まる 23:12:32 torazou > 【冬子】「前と違って満更でもなさそうですねー……何か進展ありましたか?例えば祭りの最中にデートしたとか、何かプレゼントを贈ってきゃっきゃっうふふしたとか?」その反応に満足げに笑うと 23:15:23 rouge > 【イオ】「!!?」  そんな声にまたびくう、っと、分かりやすいくらいに硬直して。  「な、な、な、何でそんなこと知って…!?  お、俺そんなこと誰にも言ってませんよね!?」    23:19:16 torazou > 【冬子】「……いやー初デートでしたか?見てて初々しかったですよー、ネーム三枚は切れましたねっ!!」見たのは「私」でしたけどねーと心でこっそり付け加えると「やははははは憎い憎いですよこの色男っ!嫉妬の炎で死ねば良いのに、嘘ですけど」うりうりと脇腹を突付きつつ 23:21:50 rouge > 【イオ】「ぇー……と。  冬子先生も、もしかして、水神祭に……?  …それで、ええと。  俺とカルミア様が歩いてるところ…見てたり…して、マシ…た?」  かくかく、と、固まりきった言葉を吐き出しながら、冬子を振り返る。 23:25:53 torazou > 【冬子】「丁度良い息抜きでしたからねー」と頷いて「結構、AAAの人たち行ってましたけど……気が付きませんでした?まあー主ちゃんに恋人がいる訳でなし、良いんじゃないかと思いますけど」気がついて無いと思ってたなら迂闊だなーなど思うと「まあまあ良いじゃありませんか、衆人が監視してた訳でなしっ!」ぱんぱんとイオの肩を叩き 23:30:50 rouge > 【イオ】「………いや、結構いってるってのは、知ってました、けど。」  ああ、コンテストとか出てた人間多かったしな。 凄い格好の人もいたわけで……そういう人に比べれば、今の状況はマシなのかとも思うが。  「こ、恋人って!  別におれ、そういうつもりは全く!?」 23:32:33 torazou > 【冬子】「……?」それには意外そうな顔でイオを見て「つまり遊び……主ちゃんはイオちゃんの毒牙にかかってしまうと……イオちゃん恐ろしい子っ!!」がーんっとショックを受けたようなポーズをとって 23:34:18 rouge > 【イオ】「だ、だから、何でそういう事に話がつながるんですか!?  冬子先生だって知ってるじゃないですか!?  カルミア様はメティスト王女ですよ!? 第三王女ですよ!? そういう人に俺みたいのが恋人とかましてや毒牙とかそれ以前の次元の話でしょうに!?」   23:42:38 torazou > 【冬子】「えー、人の恋路ほど弄って愉快な物はありませんしーイオちゃんの困ってる顔を見るとこの冬子ちゃんのハッスル度が違いますねっ嘘ですけど!ほれほれお姉さんに教えて下さいな」と半ば本気の嘘を吐いて「……はぁ、それが何か問題あるんですか?良いじゃありませんか更年期障害ある愛じゃなくて障害のある愛程」人間の王家など高々100年や200年問題外であるかのように笑うと「じゃあー主ちゃんは遊びでイオちゃんとデートしたんですかね 23:42:38 torazou > ー?」 23:47:17 rouge > 【イオ】「こ、恋路って勝手に人の気持ちを決め付けないでくださいよ!?」 ようやく、後方に一歩下がると。  「…そりゃ、外から見る冬子先生には、なんでもないのかもしれませんけど…。 俺は、メティストの人間ですよ?」  ふう、とため息を突いて頭を押さえつつ。  「いや、そ、そもそも。 カルミア様は、俺にランブレイを案内してくれるって言っただけであって、デートなんてものじゃ…。」 23:54:03 torazou > 【冬子】「いやー決め付けるって言うか……」思いっきり態度にて出ますけどねーと困った顔で頬をぽりぽりと掻くと「それは世間一般的にデートと言うと思いますけど、ふむふむそれじゃあイオちゃん、主ちゃんを私が取って食べても問題ありませんね?」何時も通りの真意を覗かせない悪戯っぽい笑顔でイオを見て 23:58:17 rouge > 【イオ】「……な、なんですか。」  その困った表情に、此方もさらに困り果てた表情で返礼する。 「って、何でそうなるんですかっ…!? た、食べるが何を意味するか分かりませんけど、カルミア様に彼女が望まないことするようなら、冬子先生だって俺、許しませんよ…?」  冗談を冗談で返せるほどの懐の広さはない、ごくごく真面目に、そのいたずらっぽい笑顔をにらみつけ。 00:03:11 torazou > 【冬子】「まあ自分の心は足元に有って中々素直に見れないって話です」ふっと真面目に答えると「……こーいうときに食べるって、初心なネンネじゃあるまいし判りそうなものですが……まあまあ安心してくださいイオちゃん、別に私は同性が好きなわけじゃありませんから」くるりとその場で踊るように一回転すると「気に入った相手が好きなんです、主ちゃんはまあ良く知らないから安心ですよ」 00:08:51 rouge > 【イオ】「自分の心が足元にある…?」  言葉の意味がよくわからずに、何気なく自分の足元に視線を落として。  「正直失礼なことを言うなら、冬子先生なら何やってもおかしくはないくらいの認識は俺、持ってますよ…?」 回転するその姿をじっと眺めながら。  「冬子先生はまあ、なんていうか、そんな感じの気はしますけど…。」  好きなものさえあればいい、とでも言うように。 00:13:45 torazou > 【冬子】「つまり授業にかこつけてイオちゃんがほろりと花を落とすような描写を入れなきゃならない状況にしてしまう……そんな女の授業受けていいのかい?私はノン気でもほいほい食べちゃう女なんだぜっ!だとイオちゃんの理想通りって事ですねっ!」突っ込みどころ満載である答えを返すと「ああははは理解があって嬉しいですよ弟子一号!」 00:17:07 rouge > 【イオ】「尊敬自体がないわけじゃないですけどね。  知識や造詣、教え方だってちゃらんぽらんなように見えて分かりやすいですし。 自分が分かれば分かるほど、冬子先生が凄い人だってのは、よくわかるようになって来ましたよ。」  何時ものことだ、こんなやり取りも、慣れてきた。  ある種友人にするようにややぶっきらぼうに返しながら。  「どうも、世話になってる弟子一号です。」  調子を合わせてから、ため息をついた。 00:21:48 torazou > 【冬子】「乗りが悪いなーもっとこー背後から馬場チョップをする位の突っ込みをしないと駄目ですよイオちゃん……そんなことじゃ生き馬の目を抜くこの業界では埋没しちゃいますよっ!」ぶーぶーと不満げに口を膨らませると「それじゃあまあカルミアちゃんとは本当にナンでもないんですね?残念無念イオちゃんで遊ぶネタが増えると思ったのに」 00:29:09 rouge > 【イオ】「乗り、って……冬子先生にチョップとかそんなことで切るわけないじゃないですか、もう。 大体、ほんとにやったらやったでどんなことされるのか想像もつきませんよ。」  こほん、と一つ咳払いをして。  「なんでもない、が、何処まで指すのかはわかりませんけど…。 そりゃ、あの人が望んでくれる限りは、ずっとあの人の下で働いていきたいとは、思ってますけどね。」 00:34:20 torazou > 【冬子】「突っ込みに関してはイオちゃんの芸人根性を見せてくれたら何もしませんよ約束します。勿論中途半なノリは許しませんけどね」人差し指を唇に当てるとうふふっと笑い「……これはまた随分重症ですねー……じゃあイオちゃんを私が誘惑しちゃったりしてもいいんですかねー?」 00:37:56 rouge > 【イオ】「ごめんなさい、ちょっと芸人根性について勉強する時間が欲しいです。」  真面目なのか、冗談なのか分からない、そんな返答。 ただ彼にしては、割と砕けた返答のつもりではあった。  「…重症ってなにがですか、なんに対する重症ですか。」  言葉の意味を図りかねていると…  「…!? 冬子先生が、俺を!?  ………いや、あからさまに冗談ですよね、それ?」 00:42:56 torazou > 【冬子】「ファイトですよ弟子一号、頑張り具合に期待します」ぐっと親指を立てて「あれれれ、さっき同意しましたよね?気に入った相手が好きなんですって言うのには。……ねえ、イオちゃんはこの冬子ちゃんが気に入らない相手に個人授業をする様な人間に見えるんですかねー?」すすっーと距離をつめると覗き込み重症に続く言葉はスルーすると 00:48:13 rouge > 【イオ】「あー……いや、その。  俺は…えーと……」  これは、どういう状況なんだ? と。  この人が何処まで本気なのか分からないが、 「いや、ほんとだとしたら、魅力的なお誘いなんでしょうけど……でも、やっぱり、俺は…。」  それに同意して、流されてしまうのはやはり、何か違って。 00:53:20 torazou > 【冬子】「お買い得だと思うんですけどねー?」つつっーとしな垂れかかる様に身を寄せると「やっぱり俺は……何ですか?ちゃんと答えないとキスしちゃいますよ?」 00:59:28 rouge > 【イオ】「お買い得って………そんなバーゲンセールじゃないんですから…。」  往来で何をやっているんだ自分は、と思いながら、体の感触がやけにリアルに感じられる。 カルミアとはまた違う感触。 キス、との言葉に、思わず冬子の唇を眺めてしまってから。   ふるふる、と首を振って。 「……思い人が居ないわけじゃ、ないですから。」  …はっきり浮かんだのはやはり、主であり、友人であるといってくれた、彼女の姿だった。 01:05:17 torazou > 【冬子】「ちぇっふられちゃいましたか残念ですっ!」くるっと回りながら離れると「ちゃんと判ってるじゃないですか、駄目ですよーそう言う気持ちは伏せてるだけじゃ」ばじばしとイオの背中を叩きながら「それじゃあ弟子の成長を祝って飲みにごーですっ!因みに拒否権はありませんっ!」 01:11:06 rouge > 【イオ】「………もしかして、俺がそーいう風に答えるの分かってて、そういう振りしました?」  肌から顔まで熱くなるのを感じながら、そっぽを向いて。  「…ほんとう、冬子先生の相手って大変だと思います、毎度毎度。 マルディナさんに同情しますよ。」  そんな憎まれ口を叩くのが精一杯だった。  はめられた、自覚させられた。 …そんな気持ちが渦巻いていたが、叩かれるまま歩みを進めて。   「ちなみに俺、飲めませんよ……2杯目でダウンします 01:11:07 rouge > よ、速攻。」 01:16:41 torazou > 【冬子】「さあ、どっちでしょう?答えはイオちゃんの心の中の面白い方でっ!と私はキメ顔で答えちゃいますよっ!」くるくるびしっとポーズをとって「記念ですよ記念お猪口一杯で構いませんからごーごーですっ!」 01:21:44 rouge > 【イオ】「ったく……」   憮然とした表情で、そのまま歩く。  「………ほんっと、如何したものなのかなぁ。」  思えば、カルミアと共に祭りに行って、ヴァルツァの前で彼女のことについて醜態をさらして、そして今日この有様だ。 ……自分の気持ちに整理がつかないというものは、なんとも情けないものであった。  01:31:17 rouge >   01:31:17 rouge >   01:31:19 rouge >