>asyuracat< 【ヴィオ】「98・・・99・・・100」サンドバッグ殴ってる、どすどすどすどす 【ユウマ】「誰かいるかな…」ふらりと談話室にやってくる小柄な少年 >asyuracat< 【ヴィオ】「談話室ですからいないほうが珍しいです」どすどす殴ってるすく水ガール 【ユウマ】「そりゃそうだけど…所でなんでサンドバッグを?」サンドバッグを持ち込んだりしてるんだろうと思って >asyuracat< 【ヴィオ】「これは寮の備品です、そんなこともご存じないんですか?」げしげし 【ユウマ】「寮の備品にそんなのあったっけ…?」首をかしげる >asyuracat< 【ヴィオ】「ありました。・・・たとえなかったとしてもあったと言い張ればあったことになります」キックキック 【ユウマ】「それもそうだね・・・そういえば自己紹介がまだだったね、ユウマ・ステュアートです、よろしく」 >asyuracat< 【ヴィオ】「ヴィオMX0029です・・・よろしくお願いします。ユウマさん」ぺこり 【ユウマ】「よろしくお願いします、ヴィオさん」こちらもぺこり「僕はグラスウェルズの出身なんですけど、ヴィオさんはどこから?」 >asyuracat< 【ヴィオ】「さあ?わかりません・・・学園の前にどこまでいたかと聞かれればへクスフォードです」 【ユウマ】「ヘクスフォードって・・・レイウォールの首都の?」 >asyuracat< 【ヴィオ】「はい、正確にいえばそこの歓楽街です」 【ユウマ】「ふうん、歓楽が・・・・・・っ!!」想像して赤くなる >asyuracat< 【ヴィオ】「・・・どうかしましたか?」首をかしげてる 【ユウマ】「う、ううん、何でもないっ」赤い顔をぶんぶんと振って >asyuracat< 【ヴィオ】「顔が赤いですが?」すっと近づいて 【ユウマ】「ほ、ホントになんでもないからっ」ぶんぶん手も振りながら目を瞑って >asyuracat< 【ヴィオ】「そうですか、てっきり卑猥なことでも妄想なさったのかと」さらりと 【ユウマ】「!!」ぎくりっ、とばかりに身を硬くする >asyuracat< 【ヴィオ】「図星ですか?」 【ユウマ】「いやあの…その…えと…」しどろもどろ >asyuracat< 【ヴィオ】「なんでしたら処理してもよかったんですが?」 【ユウマ】「しょ、処理とか…女の子がそんなこと言っちゃいけません!!」真っ赤っ赤になって >asyuracat< 【ヴィオ】「・・・もちろん冗談です」くすりとほのかに笑い 【ユウマ】「そ、そうだよねぇ〜」ほっ、と安堵のため息をついて >asyuracat< 【ヴィオ】「本気になさったんですか?初対面の女の子がいきなりそんなことしてくれる・・・とでも?・・・変態ですね」きつい目を細め 【ニヤ】「おいおい、あんまり純真な奴をからかうもんじゃーねぇぞ」 と、そこに、ドアを開けて、首をひょろりと伸ばす、巨体の竜人 >asyuracat< 【ヴィオ】「からかってなどいません、事実です。授業は終わりましたか?ニヤさん」 【ニヤ】「まあ、もともとそれほど授業は早くないしな、中等部だし」 と、大人でも見上げるような体で 【ユウマ】「は、はうっ、そ、そんなことないよっ」きつい目線に何かが体の中を走る、そして竜人の姿を見つけ「あ、えーっと、ユウマ・ステュアートです、はじめまして」ニヤに挨拶を >asyuracat< 【ヴィオ】「そうですね、男はすべからく変態と言いますし、気にしなくてもいいんですよ。ユウマさん」 【ニヤ】「シンコウニヤと言う……まあ、ニヤでいい」 【ユウマ】「へ、変態なんかじゃないよ〜」そう言ってるにもかかわらず、蔑まれる度に不可思議な感覚が体を走る「あ、うん、よろしく、ニヤ」 【ニヤ】「気にするな、変態は文化だぞ?」 【ユウマ】「だから変態じゃないんだって!」 >asyuracat< 【ヴィオ】「じゃあどうして大きくしているんですか?・・・声を」くすり 【ユウマ】「お、大きくなんてっ」ささっ、とつい反射的に前を隠してしまい「・・・え?」声を、と遅れてきた言葉に体が固まる >asyuracat< 【ヴィオ】「ほら、卑しい気持ちがあると声が大きくなると言いますし・・・どこ隠してるんですか?」じいー 【ユウマ】「い、いや・・・その・・・大きくなってるなんて言うから・・・つい・・・」 【ニヤ】「……全く、うぶだねぇ」 >asyuracat< 【ヴィオ】「ニヤさんのように堂々となさっていてください。貴方方の特定の部位がどうなっていようとも私は気にしません。」 【ユウマ】「そ、そんな事言われても・・・うう」恥ずかしそうに 【ニヤ】「あんまり虐めるなって」 >asyuracat< 【ヴィオ】「繰り返しますが事実を述べているだけです。・・・同級生のよしみでどうしてもと土下座して頼むのなら手ぐらいは貸してあげますよ?」 【ニヤ】「……楽しんでるだろ?」 【ユウマ】「い、いらないです・・・」土下座に不思議と魅力を感じている自分には気づかず、断る >asyuracat< 【ヴィオ】「・・・否定はしません」くすり 【ユウマ】「もしかして僕…遊ばれてた?」げんなりした顔で 【ニヤ】「そうだな。 しかしな、変態は恥じることではないってのは本当だぞ?」 >asyuracat< 【ヴィオ】「同意します。・・・いい気分転換にはなりました。ちょっとは役に立ってるので喜んでいただいていいかと」 【ニヤ】「そもそも、生活に精一杯では、変態する余裕もないんだ」 【ユウマ】「素直に喜べないよ・・・」 >asyuracat< 【ヴィオ】「では変態はしたいのですね」 >asyuracat< (と読み間違えた、発言はなかったことに 【ニヤ】「俺はしたいな」 >asyuracat< 【ヴィオ】「・・・そういえば貴方の専攻はなんですか?ユウマさん」 【ニヤ】「ああ、存分にしたいとも」 >asyuracat< 【ヴィオ】「お二人を足してで割ればちょうどいいかもしれません」 【ニヤ】「お断りだな、このような堅物」 【ユウマ】「僕は、戦士課程で槍術が専攻だよ、立派な武芸者を目指してるんだ!」ぐっ、と拳を握ってアピールして「か、かたぶつ…」 【ニヤ】「生命の生まれる意義、人生の足跡とも言おうか」 >asyuracat< 【ヴィオ】「貴方は緩すぎると思いますが・・・はあ、武芸者ですか?もう少し堂々としていただきたいものです」 【ニヤ】「それは、何を残すかだと思っているのだが……それは、文化とも言える。 人の積み重ねだよ」 【ユウマ】「が、頑張るよっ、頑張ってるよっ」はきはき答えるがいまいち迫力がない>ヴィオ >asyuracat< 【ヴィオ】「いいことを言ってるように聞こえますが、結局はヤリタイってことですね」 【ニヤ】「惜しいな……変態の意義と言うものだ」 にやり……と獰猛な牙を剥いて >asyuracat< 【ヴィオ】「まあ別にかまいません。襲いかかってこなければ」 【ユウマ】「なんだろう・・・僕がおかしいのかな・・・?」 >asyuracat< 【ヴィオ】「おそらく普通だと思います。へたれですが・・・ちなみに襲いかかってきたらへし折りますので」 【ユウマ】「へたれっ!?」Σがびーん >asyuracat< 【ヴィオ】「違うというならショックを受ける前に否定してください。男の子でしょうに」 【ユウマ】「へ、へたれじゃないよ!・・・うう・・・」 >asyuracat< 【ヴィオ】「行動で示せれば満点ですね。・・・お手本見せますか?ニヤさん」 【ニヤ】「手本と言うと……こうか?」 近づくと、そのまま尻に手を伸ばして、さわりと撫で上げる 【ユウマ】「に、ニヤ!!」なにしてんの、とばかりに >asyuracat< 【ヴィオ】「セクハラです」顔面に寸止めパンチ 【ニヤ】「そうだな」 ニヤニヤしながら、そのままむにむにと揉むように手を動かして >asyuracat< 【ヴィオ】「やりすぎです」今度は当てる胸にパンチ 【ユウマ】「だ、だから止めなって」あせあせ 【ニヤ】「ほんとならもっとやりたいんだがな」 仕方なしと言った風に、軽く手を引いて……しかし、今度は抱き寄せるようにヴィオを腕の中に捉える 【ユウマ】「だからー!!」 >asyuracat< 【ヴィオ】「まったく・・・加減を覚えてください。・・・とまあこれくらいの勢いでどうぞ・・・まあただし殴りますが・・・何してますか?」 【ニヤ】「何って……抱きしめるぐらいなら自由だろ?」 【ユウマ】「普通じゃないと思う・・・」頭抱えながら >asyuracat< 【ヴィオ】「有料です・・・と言いたいところですが・・・まあ殴った手前タダでいいです」 【ユウマ】「やっぱり僕がおかしいのかなぁ・・・」悩み中w 【ニヤ】「一つ、俺がいい話をしてやろう」 【ユウマ】「何?」 【ニヤ】「人生において、人がすること……いろいろあるよな? その中で、愛する人と子供を作ることは、とても大事なことだ」 【ニヤ】「その大事なことを失敗しないために、若いうちに、慣れておくもんだ」 【ユウマ】「そ、そうなのかな…?」 【ニヤ】「命短し恋せよ乙女って言葉があるが……男だって、いつまでも若いままじゃいられねえんだぞ?」 >asyuracat< 【ヴィオ】「私は何時まで経ってもこのままですが」 【ユウマ】「それは分かるけど…」 >ニヤ 【ニヤ】「若者よ、大いに学び、大いに楽しみ、そして大いに恋するがよい……昔の偉人の言葉だ」 >asyuracat< 【ヴィオ】「要約すると勉強して遊んでヤッテおけです」 【ユウマ】「訳し方がひどい」 【ニヤ】「そうだな、だが、そんなもんだ」 【ニヤ】「若いうちは何でも新鮮だからな。 その間に、何でもやっておくべきだってのはある」 【ニヤ】「年を取ってからじゃ、どんな名画も色あせるもんなのさ」 【ユウマ】「何でも…って」以前薬で小さくなった上にお尻をしこたま犯された時のことを思い出して >asyuracat< 【ヴィオ】「なんというか、年よりくさいです。まあ私を対象にするのは構いませんが、きちんと許可をとってください。私はもう囚人ではありませんので」 【ニヤ】「ふむ……撫でていいか? ヴィオ」 >asyuracat< 【ヴィオ】「何が楽しいのか知りませんが、お好きにどうぞ」 【ユウマ】「囚人…だったんだ」悲しそうな目で 【ニヤ】「では、謹んで……」 その手が伸びるのは、少女の胸元……ふにゅ、なでなで >asyuracat< 【ヴィオ】「過去のはなしです。・・・なぜ貴方がそんな目をするのかわかりません・・・場所の考えてください」頭突き>ニヤ >asyuracat< もとい場所を 【ニヤ】「ふぉぅっ」 ごつん、とあごを突き上げられて…… 【ニヤ】「爺って言ったお返しだよ」 と、改めてヴィオの頭をなでなで 【ユウマ】「あ、うん、ごめん…」>ヴィオ「最初から頭をなでようよっ」>ニヤ >asyuracat< 【ヴィオ】「度目ですが事実を述べているだけです。・・・」目を細め >asyuracat< 【ヴィオ】「・・・そんなだからへたれなんです。玉ついてますか?」ユウマに 【ユウマ】「つ、ついてるよっ!後へたれじゃないよっ!!それと女の子が玉ついてるとか簡単に言わないほうが言いよっ!!!」怒涛の3連突っ込みw 【ニヤ】「ユウマも、もうちょっと落ち着かないと、見せて確かめさせてください、とか言われちまうぞ?」 >asyuracat< 【ヴィオ】「その考えはありませんでした。見せてもらえますか?」 【ユウマ】「だ、駄目だって!?」 【ニヤ】「俺のだったら優しくしてくれるなら触ってもいいぞ? 立派なのがついてるからな」 >asyuracat< 【ヴィオ】「冗談です。いい加減見極めてください、貧相なものを見る趣味も見せる変態につきあう趣味もありません」 >asyuracat< 【ヴィオ】「ついでに触る趣味もありません・・・やはり男性は変態ですね」 【ユウマ】Σ再びがびーん!! >asyuracat< 【ヴィオ】「・・・だからショックを受ける前に否定してください。ほんとにへたれですね」 【ユウマ】「へたれじゃないもん!!」半泣きw 【ニヤ】「ユウマは、そろそろコイツがそう言う奴だってのを、理解しないとな」 ユウマもなでなで >asyuracat< 【ヴィオ】「あ、ニヤさん。気になるので一緒にお風呂に入った時にでも確かめてきてください。ついてるのか、あと貧相なのか」追い打ち掛けてみる 【ユウマ】「うううう……」ニヤに大人しく撫でられ「つ、ついてるってばぁ!!」ヴィオへ 【ニヤ】「俺はどちらかと言うと女の子と入りたいんだがなぁ……まあ、ヴィオの頼みなら確認してきてもいいが」 >asyuracat< 【ヴィオ】「何か条件でも?」 【ニヤ】「いや? ただ、これから仲良くして欲しいものだな、と思うが」 【ニヤ】「もちろん、学友と言う枠を超えて、男女としても仲良くなれたら最高だがな」 >asyuracat< 【ヴィオ】「仲よくすることはやぶさかではありません、単位取得でも有利ですから。後半はまあ努力してください。」 【ニヤ】「うむうむ、それじゃ、ユウマ君には、コレを貸してあげよう」 と、1冊の分厚い本を差し出す 【ニヤ】「コレを読んで、文学のすばらしさと、平常心でも鍛えてくれたまえ」 【ユウマ】「な、何これ?」渡された本を見て うんうん、とうなずいて 【ニヤ】「とある貴族の生活を描いた文学でな、タイトルを『エマニュエル婦人』という」 >asyuracat< 【ヴィオ】「ロクな本じゃないほうに100Gかけます・・・違っていても払いませんが」 【ユウマ】「貴族の生活…?〜〜分かったよ、読んでみる」素直に本を受け取って 【ニヤ】「これでも、文学の有名な本で、名作なんだがな……」 【ユウマ】「へー、そうなんだ」ちゃんとしてる本を読んでるんだなー、と感心して >asyuracat< 【ヴィオ】「私にも,冊見繕ってもらえますか。枕を失くしたので」 【ニヤ】「ふむ……枕になさるのですか? でしたら……」 鞄をごそごそ 【ニヤ】「では、これをどうぞ」 と、3冊、カバーをかけられた本を渡す >asyuracat< 【ヴィオ】「お借りします。因みに中身は?」 【ニヤ】「口で言うよりも部屋で一人で読むほうが楽しめる内容になっている」 >asyuracat< 【ヴィオ】「・・・わかりました。読んでみましょう」近場のテーブルに置いて、サンドバックをまた殴り始める 【ユウマ】「うん、それじゃあこれ、早速読んでみるよ。ありがとう、ニヤ、ヴィオも、また今度ね」お礼を言って自分の部屋へと戻って行きます 【ニヤ】「俺はいつも中庭か図書館かここにいるから、その辺を探してくれな」 >asyuracat< 【ヴィオ】「・・・ええ、それではまた・・・101・・・102・・・はっ」がすんがすん   まあ、そんなこんなで レスティア島学園は今日も平和なのでした