20:59 Ponko >【ラーズ】「だいたいまず、光には友達が必要だと思うんだ。」                …少しずつ日本語を覚えだしたこの無機物は、よく喋るようになった。正直…余計なお世話に加えて、煩い。言葉尻的にも…母親気取りのようで…言語学習機能オフにしてやろうか… 20:59 Ponko >【 光 】 「要らない。…そもそもあれがトモダチ、という柄か?…そもそもラーズ…余計なお世話だ。どうせ忘れてなくなるものを、わざわざ私の貴重な時間を浪費されることにどんな意味がある。」                (ひそひそと声にもならない声で疎通を行う)【ラーズ               「…いや、それでも切欠というものがだな…そもそもそれなら何で付いてきてるんだ?」                  20:59 Ponko >【 光 】 「断っても無駄だからだ、この男の場合。あの手この手を使って連れ出そうとするに違いない。…そうなれば、その時間だけ私の時間が浪費される。                それは無駄なことだ。…仮に行かない、と言い続けて、その場で粘り、一度退散したとしてもまた来る。…その度に時間が浪費されるということを分かっているのか、お前は。」         【ラーズ】「…一回OKしたらそれはそれで調子に乗ってまた来るんじゃないか?」                …。 20:59 Ponko >【 光 】 「金輪際にしろ、と言ってやる。」 20:59 Ponko >【ラーズ】「言っても聞かない男じゃなかったのか?」 20:59 Ponko >…。 20:59 Ponko >【 光 】 「その揚げ足取り…どこで覚えた、この無機物…。」 20:59 Ponko >【ラーズ】「優夜(母親)と光じゃないかな。」 20:59 Ponko >…。 20:59 Ponko >…もう無視することにした。 20:59 Ponko >…? 20:59 Ponko >それはそうと随分歩いているな…。とりあえず地形は、歩き、記すことで把握しているが…。随分街外れだな。         確か…ラビリンスシティのアキハバラと呼ばれるここを歩けば揃わないものはないと呼ばれていたようないなかったような。いなかった。 20:59 Ponko > なにやら視線が集まる気がしたが…ああ、そういえばこの男、見目だけは世間一般論的に言えば、良い、ということになるんだろう。ま、パパには適わないけ…。…適ってるかもしれないな…うん、財力一回分BET。 20:59 Ponko > それはいいとして…雌(せめて女と言え)の視線を引くのは分かるとして…雄(だから男t)の視線までやたら向くのは…               「…そういう趣味の人間が多いのか、ここは。」                想像に、少しだけ血の気が引く思いがした。ああ、もういいや… 21:00 Ponko >【 光 】 「…おい、どこまで行く気だ。」                さすがにうんざりとしてきた。…こんなに延々と連れ回されるだけのために、ここまで引っ張り出されたと言うなら、その役割は十分に果たしたと判断する。               「…もういいか?満足したか?…私は帰るぞ。散歩がしたいなら後は一人でやってくれ。」 21:05 hikami >【ディルク】「……いや、そろそろ頃合、だろうね」                ある意味では雑踏……最も、此処へ来て短くもない期間を経た分、雑踏にも“違い”がある事を悟っていた―――……此処も、そう言った“悟った”区画の一つ。                多分に趣味的な店が並びはすれども、なにやら生存競争が厳しいのか、生半可な店では生き残れない……つまり、それだけ、何れかの方向に尖った店の集まる区域。                ……その所為で、集まる人種も変わり者ばかり、此処ならば……               「食事に連れ出したのだからね。……折角なら、少し腰を落ち着けたい所だが……ふむ」                とん、と、軽く足を止める。ぶつからない程度に緩やかに、エスコート慣れした足運びは自然と道の端へと共に寄っていた               「食事の好みは、何かあるかね?―――この辺りならば、都合の良い店が多いからね」 21:10 Ponko >【 光 】 「ないな。特殊な趣味嗜好を持つ人種の存在は把握しているが、私がそれに付き合う義理はない。                …あぁ、それとも何か…お前もそういう人種の一人と言うことか?…そもそも、お前の都合など知ったことか。私の都合を考えなかった奴が…。食事は捕食。味覚を満足させ…栄養が取れれば良い、そこに様式や美意識を取り入れるのはナンセンスだ。」                 キシャー!と鎌首をもたげ、前を行くディルクを威嚇する 蟹留め。 21:15 hikami >【ディルク】「ふむ……いや、否定はしないがね。俺は、君からすれば“特殊な趣味”に該当するのだろうからね」                クックッと喉を鳴らしての笑み、戯れるようにと肩を竦め、蟹留めへと視線。……目を合わせる事は不可能なれども、やはり興味深い、蟹……ランブレイの地はかくも技術躍進のある場所だったのかと……何か間違った認識が植えつけられて居た               「なら、手近な所に入るとしようか。……幸い、此処ならば食事も茶も楽しめるからね」                ある意味では予定調和、足を止めたのも狙っての事なのかもしれない。……西欧風の白壁に彩られた喫茶店、紅茶を専門にしているらしく……それもアールグレイ専門、と言うやたらと濃いチョイスであった。               「2名、成るべく奥の席を頼めるかな?」                扉を潜り、出迎えた店員へと一言。 21:27 Ponko >【 光 】 「ああ、確かに何をいまさらだったな。安心しろ…言われるまでもなくお前が変人だと言うことはよく把握している。」                ふん、と鼻を鳴らし…                「知ってはいる。来たことはないが。」                知識、のみによって得られたそれは、経験とは決して結びついてはいない               「…食事じゃなかったのか。」                 アールグレイとは茶である、お茶の専門店と言うことは喫茶店だ。喫茶店は料理店ではない。 結論、単純に知識のみのそれは矛盾と誤解も含んでいた。 21:34 hikami >【ディルク】「多様な意味で“探求”は時として人の目には奇異に映るものらしいからね。……そもそも、同伴者である時点でその辺りは同罪に足を踏み入れているとは思うけれどね?」                戯れたような響きと共に店内へと足を踏み入れる……ピーク時が外れている事と、元々の店内が若干薄暗いこと……席のそれぞれは独立し、小さめのランプで視野が確保されては居るものの、隣席に気を払う必要も無い程度。……丁度良い、のだ               「ならば、丁度良いね。いや……此処の食事も旨いよ、ディナーと言うには些か軽いが、甘味の類はそれなりに好評らしいね。」                通された席は要望の通り隅の位置、4人掛けのボックス席を2人で占領し、メニューはそれぞれの前に一つづつ。……軽食から、それなりの食事、デザートまでメニューは豊富だが、飲料の場所にはただ               「紅茶」                と書かれているだけであった。 21:39 Ponko >【 光 】 「そうか、同伴で罪を被れというのなら私は帰るとしよう。お前の趣味に、後期の目に付き合わされるのはごめんだと最初から言っているだろう。」                席にさっさとついた相手に対し、座らぬまま、テーブルに片手を付いて咎めるように言い放ち                「甘味は娯楽・嗜好の部類であって栄養を取るに足りない。」                そんな当然のことを何を今更… 21:44 hikami >【ディルク】「何、罪を被る必要は無いさ。―――そもそも、君の容貌は好むと好まざるとに関わらず人目を惹く。この辺りを、君一人でうろつく方が厄介だとは思うがね?……先刻も、男の視線が集まっていたろう?                あれが君に声をかけ始め、種々の誘いを放ち続けるだろうね。―――厄介ごとついでだ、折角ここまで歩いて来たのだから、もう少し楽しむ時間を持っても良いだろう?」                そう、緩く腰を掛けたまま赤い瞳で相手を見上げ……               「とりあえず、だ。……何を頼むも自由、紅茶は、試して見るのをオススメするがね。」 21:51 Ponko >【 光 】 「…?何を言っている…アレはお前目当ての人間たちだろう。一般的見地からお前が整っている部類に入ることくらいは認めているぞ?で、そういう嗜好の人間がいると言うのも私は知っているぞ。確か…」                 手を掲げ、現れた本のページを繰る                「…えー…とホ…」         【ラーズ】 「悪いことは言わない。…やめておけ」                やんわりと止めた。 …【 光 】 「…本当に厄介だ。望む事なら、とんぼ帰りで帰ることだ。」                向かいの席に着き、頬杖を付く。                 「…お茶。」 21:54 hikami >【ディルク】「それは視線観察が甘いね、光。……君に魅力がある事は異郷の地でも証明された事だろう?幾分か混ざっているのは否定はしないが……」                そう、尖った、地域なのだ。……同様に、女性の視線が光に向いていた、と言うのもあるのだが……言わぬが華、だろう               「ふむ……そう言いつつも席についてくれるのは、嬉しいね。では……」                軽く手を挙げ、店員を呼び寄せる。注文は紅茶を二つと、シフォンケーキを一つ。 22:03 Ponko >【 光 】 「…お前のような趣味人とは違うからな。」                観察が甘い、との言葉には、若干むっとしたような表情を浮かべ               「ああいう祭りの場においては人間は通常より興奮状態が増し、石を珠と見ることもあると言う。…過剰目に見ても、お前の言葉は度が過ぎている。」                視線を通路へと向け                「別に。お前の言葉が正しいとするなら、…帰りがとても面倒なことになりそうだと思っただけだ。」 22:07 hikami >【ディルク】「自衛、と言う意味でも男の視線には敏感になっておくべきかもしれないね。……言葉が過ぎる事はあるまいよ、事実、しか言っていないからね。―――少なくとも俺は冷静さ、興奮状態には、無い。つまり今は真意だけを告げている……端的に言えば、だ」                こつ、と、軽くテーブルを指先で、突付き……               「美少女と、こうして向かい合って茶を飲む、と言う時間を得た今、俺の二つ目の名には適った生き方が出来ている。―――感謝するよ、理由はどうあれ、君が留まってくれるのならば俺の目的は少なくとも一つ達せるからね」 22:12 Ponko >【 光 】 「感謝してくれるのなら金輪際にしてほしいな。…ああ、頼んだ以上、食せずに帰るということはするつもりはない…それは、食に対する冒涜だと、母には言われている。                …が、私をお前の鑑賞物のひとつにされては迷惑だと何度も言っただろう…。すぐになくなるものなど私には何の意味もないんだ…私の貴重な時間をお前の娯楽、と言う無駄な時間に付き合わせないでくれ。」 22:18 hikami >【ディルク】「それは勿体無いから容赦願いたいね。……実際、この時間は無駄、とも思っていない。―――君を鑑賞物とだけ思う訳でもない、からね。その証拠を見せろ、と言われても些か困る所ではあるが……」                ほど無くして訪れる店員、二人の前に白磁のカップを並べ、ティーコジーの被せられたポットを二つ。ついでに、と頼んでおいたシフォンケーキは矢張り、紅茶の茶葉が使われている物らしい。……それに甘めの生クリームが飾られたもの、自然と光の前へと置かれていた               「意味、か。ふむ、ならば―――……」                とん、と、一拍。店員が去ったのを見越し……               「あの夢で出会った存在、君が多少なりとも気を向けた存在……あの犬、だが……―――ああなった“元凶”の話しを、土産と言うのは如何かね?」 22:25 Ponko >【 光 】 「…クーか。」                なんだろう、とても自作自演なきがして虚しくなったぞ。おのれクロエめ。  ふ…と鼻で笑い               「クロエの話だな。女の前で別の女の話をするのは失礼なこと、と言っていたお前が自分の言葉を翻すとはね…。もし…私の気を引きたい、とかならやめておくといいよ。どうせつまりもしないから。」                ちょんちょん、とフォークの先でクリームをつつき…白い螺旋状の形を少しずつ崩していく 22:27 hikami >【ディルク】「いや、女の話し、ではないさ。―――俺の話しだよ」                ポットから紅茶をカップへと注ぎ、琥珀色を満たす……湯色は透き通り、周囲に漂うのは濃い目の茶葉の香り。ミルクに負けぬ存在感を保つが故に、自身の味覚でも十二分に味わえるモノの一種、であった               「一度、名乗ったかな。……光が覚えていてくれているかは些か自信の持てぬ所だが……俺のフルネームを、思い浮かべる事は出来るかね?」 22:35 Ponko >【 光 】 「お前の…?」                眉をひそめる               「自分が話すから、私にも話せっていうのならあまりいい趣味とはいえないと思うけど。…ディルク=トレアドール=マールブランシェ。言葉を言葉としてあらわすだけなら簡単だ。…名前に込められた意味、まで解しろ、と言うなら少し酷だけど。」 22:39 hikami >【ディルク】「ああ、俺の、だね。……それで合っている。“ディルク”は俺の名、それは単純だが、本質だ。続く“トレアドール”―――……此れは旧くから続く吸血種の一門でね、退廃と優美、甘美な時を愛し、愛でるを嗜好とする一門。                ……俺は、彼らに感銘し名を連ねる許しを受けた。此処までは、まぁ……」                そう、幾度か言われたか。“鑑賞品”と。               「君の実感として、判る所だと思うよ」                軽い苦笑を響きと零し、紅茶で軽く唇を湿らせ……               「彼女の夢の根源、あの犬を孤独にせしめたモノ。……彼もまた“マールブランシェ”の名を持つ。―――俺の、本来の血族は、アレと同じ“Malebranche”だ。」 22:49 Ponko >【 光 】 「へぇ…。」                感嘆的にただ、それだけを返す                「…それで、どうしてほしいんだ?断罪されたい、とかじゃないよね。それならクロエに…はもう話しているだろうけど。」                カチャリ、とフォークを置いて紅茶に口をつける …。 …。 熱かった。 置いた。                「…。別に種族が同じだから責任を取らなきゃいけないって事もないんじゃない?そんなことを言えば、人間なんかどれだけ…。…いいや。続き、聞く。」 22:54 hikami >【ディルク】「ああ、クロエには、名乗った時に既に攻撃を受けている。―――元より、表界から去ったのもそうした“事故”を避ける為では、あったからね」                ことり、と、茶器を、置く               「先ず一つ目は注意喚起、だね。“Malebranche”の名を持つ吸血種が現存していたとすれば……逸れは凡そ、狂っている。血族同士で殺し合い、潰しあいをする程度には“血に”狂った血族。                ……旧い話しではあるし、今や生存者の数もそうは居まい。互いに殺し合い、残った果てはウィザードの手により裏界の存在として断たれた程度には、ね。                種が同じ、と言うだけではなく……ニンゲンの様に言うなれば兄や弟、兄弟や姉妹……まあ、そう言った関係と思ってくれて構わんよ。」 23:04 Ponko >【 光 】 「そう。」                もぐもぐもぐもぐもぐもぐ。 食べてる間に喋ってはいけません。 …ごくん                「忠告はありがとう。…私よりクロエや優希に必要な助言だと思うけどね。その少なくとも生き残ってるうちの1人はクロエにご執心、と言うことも前回のを見て知ってはいる、つもり。」 23:10 hikami >【ディルク】「……いや、必要さ。―――少なくとも君もあの夢の中で同席した。あの夢の中で“見た”だろう?……あれは正しく、現実である、と言う認識は必要さ。                クロエに執心しているのも確か―――クロエはその事実を知っても居る、彼女本人が“Malebranche”を追っている、と言うのも聞いては居るからね。俺は酔狂者と言う自覚はあるが……それだけで、こう接している訳でもない。                時間を共有する事が“お互いに難しい”事を知った上で……どう過ごすか、お互いに少しづつ探ってみるのは如何かね?それが無駄に終るか、何かの利を生むかは判らんだろう?」 23:19 Ponko >【 光 】 「うん…見た。夢、で終わらせる気もない現実だと認識位している。…それに、そうだなお前は酔狂者だ…自分で言っていればほんと、世話無いな。                (少し表情を和らげつつ…)                …で、私は介添人だ。が…                (軽く眉を寄せ…)                それは…まだ付き纏うって言うこと?…今回限りって言う話じゃなかったかな…。」 23:24 hikami >【ディルク】「そう、なるね。―――少なくとも、俺が君への興味を薄れさせた訳では、ない。寧ろ……自分の手札を一つ切っておくか、と想った程度には、ね」                クックッと喉を鳴らす、そう、指先が軽くテーブルを叩き……目を、細める。紅い、紅い、瞳……相手の、ほんの少しとは言えども和らいだ表情を眺め―――               「……“何が起こるか”を見る。……君は時間を無駄にしない様に、と言っていたからね。……俺の誘いにこたえてくれた礼代わり、愛用の店と、一つ気に入っている紅茶、それと……好みそうな菓子。                ―――土産に俺の“名”の瑕と、あの夢が現実であるという証拠……これは、予測できた“結果”ではなかっただろう?それに、だ。……完全に無駄、とも想わないからね。こうして“何が起こるか判らない時間”を……また、試そう。その提案さ」 23:33 Ponko >【 光 】 「(両手で持ったカップ越しに視線をやり…はぁっと大きく息をつく)ディルク…誘い文句に、条件や交渉を盛り込んでいるのはあまりスマートには見えない。…シンプルにしたからと言って、私が乗るかは、別だけど」                そのままカップを煽り…ほぅ…と一息を付く。                「無駄と思えない…は、お前にとって、だろう?ほんとに…聞き分けの無い子供みたいだ…そんな歳でもないのにね。」                 カチャリ、カップを置き 手を合わせる                「ごちそうさま。」 23:39 hikami >【ディルク】「……ふむ、流石にばれるか。」                ひょい、と、軽く肩を竦め……目を伏せる。言葉のすり替え、誤魔化し、そんな軽い“遊び”には引っ掛かってくれない。……ますます”面白い”と……唇の端を軽く歪めた               「何、ウィザードとしての自衛“Malebranche”の入れ知恵に、新たな味覚の体験。……少しの意義は、光にもあったと想いたいがね?」                自分もカップを干し……軽く、指を組む               「トレアドールとはどれだけの歳を経ても興味に飽く事無く、時に擦り切れる事が無いのを信条とするらしくてね。―――似合いの名だろう?」                そう、悪びれた様子など、皆無……               「つまり、俺にその言葉は、誉め言葉だよ、光。……“何が”得られるか。……ラーズグリーズとも協力できれば、光の“今”を少しは色づいたモノに出来るかもしれないからね」                先刻受けたささやかな助言、それを思い返しながら…… 23:47 Ponko >【 光 】 「ほめ言葉か…けなしたつもりだったのに、残念。」                別段、残念と言った感情は込めず返し                「…はぐらかすのはディルク、お前の常套手段で得意戦術だと観察して把握したから。こう付き纏われて、嫌でも見ていればそのくらいは見えてくる。…といえば、おまえは眼中無しじゃない、と喜ぶのかもしれない。けど…」                 カタン、と席から立ち上がり                「今を色づけてもらっても、私の今は今じゃないから。」          【ラーズ】「…(おい。)」                 …ごめん、黙る。                「(思考を切り替え…肩越しに視線をやり)ディルク帰りの護衛。」 23:54 hikami >【ディルク】「残念だったね。……そして君の予測どおりだね。……そう“観察”される程度には見てもらえていたとなれば、少しは励みになる。                ……光がつれないのはいつもの事だが……たまに挫けそうにはなるからね。最も、それで飽く事が無いのも、俺の“欠点”―――……ふむ?」                興味のある、言葉。しかし……余り踏み込まれたくは無い場所、か。ならば……               「ああ、勿論だとも。……君を無粋の輩の手に渡すのでは、それこそ不本意に過ぎる」                そう言葉にし、立ち上がる。……手を取る、とまでは行かぬ程度のエスコート、着かず、離れず―――……再び“時”が巡るのを、今はただ、待ち続けるのみ。                色づく時間、そうなる時が来る事を、永きを生きる楽しみの一つへと加えながら……