21:32 hikami >―――この館に、何があるのだろうか? 21:32 hikami >ギルドハウスから見ても直ぐ側にある絢爛な建物、この世界、ラビリンスシティの創始者でもある魔王の館。 21:32 hikami >確かに凄い人だし、礼を払い小間使いではなくギルドメンバーが赴くのも筋が通っている。 21:32 hikami >……しかし、小間使いのあの萎縮具合は何、なのだろうか。 21:32 hikami >根本的に“魔王”と言う物の恐ろしさを知らず、ただ知識として古代神の一柱や、それに連なる神々の写し身……言わば封印された存在の表出、と受け取っていた。 21:32 hikami >加えて言えばこの街には非戦協定と言う物があるらしく、如何に強大な相手であっても刃を交える事が無い、となっては寧ろ頼もしくあるだろう。 21:32 hikami >…………しかし、これで二度目。 21:32 hikami >偶々“仕事”の様子を見にと掲示板に向かう所を呼び止められ、金色の館の主宛の荷物を届けて欲しい、と頼まれた。 21:32 hikami >30分と掛からぬ用事であり、幸か不幸か暇な時間、さして問題がある訳でもなく、気軽に引き受けた。 21:32 hikami >―――――――――いや、問題、と言えば…… 21:32 hikami >侍従服姿の女性に荷物を手渡した帰路、壮麗な廊下を歩み、出口へと向かう最中……此処の裏庭での一件を思い返し、ほんの微か、頬を朱に染めた。 21:45 torazou >金色の魔王の住む館、その書庫から出る…… 21:45 torazou >冬子が買って其処に収めた、漫画、ラノベ、BL、アニメDVD、絵本、ゲーム…… 21:45 torazou >数多様な品物……自分に記憶が無いところを見ると魔力の倹約の為に意識を落としていたのが悪かったのか、ルー=サイファーから苦言が来る有様で 21:45 torazou >【マルディナ】「……ふむっ、これで良いな」 21:45 torazou >自分の趣味に合うものだけを残して廃棄すると良い汗かいたとばかりに額を拭って外に出る…… 21:45 torazou >ふと廊下をみれば既知たる背中…… 21:45 torazou >何事かと思えば何事でも無いだろう、この前も来ていたのだからそう結論付けると 21:45 torazou >てくてくてくと歩み寄り、月衣から蜜柑箱(この場合、さいぞう君と書かれたダンボール製の物を指す)を取り出して昇と 21:45 torazou >【マルディナ】「何をしているカルミア?」 21:45 torazou >と立ち止まった背中に後ろから抱き付いてみる……手には女性らしい膨らみが弾力を返し…… 21:45 torazou >イオの趣味はやはりこれかこれだなと結論に達した 21:51 hikami >【カルミア】 「……っ……!?」                 肩に感じる重さ、その気配に反射で振り向く―――ぐりん、と、マルディナを背に乗せたまま…………つまり、視線の先にあるのは“さいぞう君”だけ。                「いな……いんじゃ無くって。……抱きついてた方、ね」                 そう思い返すと再度、反転。ある意味では元の位置、へと体の向きを戻す。同性故の油断か胸への指先には注意を払わず、ただ、思い出してしまった頬の熱を意識してしまう行動、ではあったのか……                「随分器用じゃない、マルディナ。……そういえば、此処に居るのよね貴女も。びっくりした……ってゆーか、普通に声、かければいいじゃない」                 そんな、少しだけ拗ねたような言葉を漏らした 21:57 torazou >【マルディナ】「……不覚」                 カルミアの動きに合わせて足がぷらんぷらんと揺れる……地に足が届かぬ状況、ずり落ちそうになるのをぎゅっと握ってカバーすると再び足元にさいぞう君がある位置に戻り                「何時も居るとは限らんが……まあ気にするな確めたかった事があっただけだ」                 身長より張るかにデカイ態度でそう返すと                「……しかし何をこんな何も無いところで立ち止まっている?何か考えていたのか?それとも迷子か?」                 と尋ねてから少し考えると                「ああ、イオなら居らんぞ先ほどチョココロネを買いにいかせたからな」 22:01 hikami >【カルミア】 「っふ……」                 びく、と、軽く肩が震える……何の事は無い。“握られた”箇所が若干、くすぐったかった、と言うのが真相。……目を伏せ、溜息と共に少し熱を持った吐息を吐き出しての深呼吸                「……考え事……………そうね、考え事、かも。ちょっと思い出してたの、っていうか、なんでそこでイオが出てくるのよ……!」                 その、イオ、がそもそもの原因。……何せ、此処、で遭遇した事を思い返していた。……元凶、と言う意味ではマルディナこそが真犯人、な訳だが                「ああ、もう。……とにかく、そろそろ、手。……くすぐったいから、下ろすわよ?」 22:09 torazou >【マルディナ】「うん?ここで会うたのは、確かイオが居たときだけだからな。主が侍従の様子を気にしたとて何ら問題は無かろう?」                 手を離すと何度か握ったり開いたりを繰り返して                「ここで粗相をすればあまり愉快ならざることが起きるのは目に見えてるからなぁ」                 とカルミアの心を擽る様にそんな言葉を続けて                「……しかしデカイな、うむ良い触り心地であった」                 褒めてやろうと不敵に笑って答えると 22:17 hikami >【カルミア】 「……そりゃ、そーだろーけど。……って、さわり心地とか、関係ない……!」                 がば、と、反射で腕で胸元を隠す。……むにゅん、と、弾力を保つ膨らみが柔らかく潰れた。その格好も色々と危ういか……ぺしぺしと頬をたたき、頭を振った                「……一応、この世界のTOPの宮、なのよね、此処。……それは聞いてるけれど……」                 そこまで恐れるもの、だろうか?内心でそう思うも言葉には出さないままで居た                「……っ、とにかく。……あたしの胸をほいほい触るのは禁止。いくらなんでも、ちょっとびっくりするわよ」 22:24 torazou >【マルディナ】「同じ触るなら、良い物の方が良かろう。」                 自分のをぺたと触ってみる……欠片を取り戻して少しは膨らんだが本来の姿から比べたら平らに等しく、少しばかりしょんぼりすると                「ここで何も考えずに寛げるならそれ相応の無知と愚鈍さが必要だな、カルミアの仲間にも居るぞ優希と言う者がそれに当たる」                 ふーと溜息を吐いて答えると                「では次から断りを入れてから触ればいいのだな?」 22:28 hikami >【カルミア】 「………………マルディナのも触るわよ、次触ったら」                 そう、視線を落とす。じっ、と、相手の指が動く部位を見やり……ああ、なるほど、とばかり。――何、容姿にはある程度の矜持を持っている、ここで勝った、などとは思う訳ではない。                 …………見た目からするに、まだまだ育つだろうし                「優希が?……ぁー、まー、確かにあの子なら、結構気にしなさそうだけど。……にしても、へぇ、それじゃウィザードは大体、ここを畏れたりするもの、なのね」きょろりと周囲を伺う。                 ……そういえば先程荷物を受け取ったメイドの女性も魔王、だったか。……そういう意味では魔王の巣窟、と考えれば意味も通る。実感、には、まだ遠いのだが                「って……そういう問題じゃない!そもそも、前だって、どーゆーつもりよ、イオに行き成り触らせたりとか。                 女の子なら、女の子の胸はほいほい触られたい物じゃない、ってのも判るでしょ?って……はぁ、まぁ……人のお屋敷でする説教でもない、か……」 22:40 torazou >【マルディナ】「……別に構わんが?これを触って楽しいとは思えんなぁ」                 肘を肩と水平になるように持ち上げると衣服がよりストンと降りて平らな様が強調されると                「それは人による。ただまあ大枠であれば思う所は有るだろうな?冥魔の出現で曖昧になってはいるが……元々は滅ぼす滅ぼさないの関係だからな」                 と答えると                「うん?人間の男を奮い立たせるには女の肌が一番だと聞いていたのでな……その事は前にも話したと思うが……」                 すまぬなと謝りつつ                「まあ、あれに良い薬になるのは間違いは無かろうが……」                 と考えると                「そもそもカルミア、お前はイオが嫌いなのか?」 22:45 hikami >【カルミア】 「そう?需要はあると思うけど……んー、だったらいっそ……」                 次に目を向けるのは凡そ、全身。……この小柄を抱き上げてみる、と言うのは如何だろう、なんとなく小動物を愛でている様な感覚に浸れるのではないか―――……視線が、一房だけ跳ねた髪に向いていた                「冥魔の前じゃ、そう大差ない―――って言うのも暴言ね。所以を聞くに、魔王、とはあたし達フェダーインも連中が居なきゃ敵対してた可能性、高そうだもの。                 あたしは天界の神様の元に仕えるのが理想……って言うと、魔王達にしてみれば結構、不快な事だっての、調べて判ったわ」                 大雑把に、ではあるが……さておき                「……聞いたけど、イオを奮い立たせて如何するのかって事。マルディナが触るのもだけど、って………………嫌い、だったら、側になんて、置かないわよ」                 返すのは呟くような言葉。視線が逸れ……反射で周囲を探るようにと様子を伺ってしまった。 22:58 torazou >【マルディナ】「そんな病んだ需要は御免こうむるがな」                 不敵に笑うと                「主がどの様な者であれ、褒めるに値すれば褒めはするさ。それでその理想を掲げて私と戦うか?」                 不快と言われて心外と答えるとそう尋ね                「弟子がより良い状態にするのは師の本分だと思うがな。私のは簡単だ、触りたいから触った其処に他意はない……アレは主従である事を随分と気にしていたが、カルミアもその口か?」                 呟くような言葉を見て……人間に対する理解は冬子の方が深いのであろうなぁと思いつつ 23:04 hikami >【カルミア】 「そう?最近じゃ結構メジャーらしいわよ?あたしも、ちょいちょいそう言う話し、聞くし……マルディナぐらいの子だったら、ちっちゃくって可愛いんじゃない?」                 何か、勘違いはして、いる。……ああ、抱きかかえれば柔らかいだろうな、とか、子供らしくあったかいだろうな、とか―――致命的に方向性が違う訳だが……さておき                「ん、そんな心算は無いわね。少なくともイオはマルディナの事を信用して、腕を磨いてるんでしょう?イオが信じた相手なら、あたしだって信じるわ。イオは見る目はそれなりにあるって思ってるし。                 ま………騙されてたあたし達が言うのも今更っちゃ今更だけどさ」                 目利き、についてはつい最近致命打を受けたばかり。……表情は苦くなった                「……良い状況にするのに女の子の体を使うのはダメって言うか、イオにそーゆー事をご褒美にしちゃだめ、よ?」                 反射で……胸を隠す。そう、本能と言うか直球と言うか……少し、身に危険を感じていた                「って……そりゃ、あたしはメティストの姫だし、イオはその従者だし?……気にならない、って言えば嘘ね。……そーゆーふーに躾けられてるわけだしさ。って、何でそんな事、聞くのよ?」                 そう、やけに突っかかる。動揺を押し殺すようにした為か、少し早口になっていた。 23:16 torazou >【マルディナ】「むっ…迂闊であったか。なるほど同性が趣味なら確かに男に胸を触られるのは嫌なのかも知れんな。扇情的な姿も男の目を気にせぬからであったか」                 その勘違いを上書きするように勘違いを乗せると                「それはまあ危険な考え方だぞ。信用するのは良いが気は許すな、我等は魔王なのだからな?」                 にぃと笑って凄んで見せるものの・・・やっぱり何処か足りないのか子供が意地を張っているようにしか見えずに                「ふむ……駄目か……わりに奥が深いな人間……」                 つい先日まで人間なぞ暗い部屋に番で放り込んで餌を与えて置けば勝手に増えるとか乱暴な嗜好であった為、そんな感想を漏らすと                「この地に置いては役に立たぬ理を、違いに気に咎めるのは不便だと思ったまあそれだけだ」                 動揺など気が付かないとでも言いたげな素振りで 23:22 hikami >【カルミア】 「同性趣味?…………」                 思い浮かぶのはテラでの一夜。ヴァルツァと、結構戯れていたか。続いてリディとの一時、あれもスキンシップといえばスキンシップ。目の前のマルディナに沸く衝動は……ぬいぐるみや何かに感じるモノと近い、しかし……                「って、違う!あたしはストレート、ノーマル、ノーマル。扇情的、って、もしかして……アゾートの事、言ってる?」                 そこでようやく、ズレ、に、気付いた。慌てるように修整し、ぱた、と、手をばたつかせていた                「……油断できない、ってのはさっきも思い知ったわよ。“さいぞうくん”が活躍して、また奇襲されるかもしれないものね?」                 そう、軽く子ども扱い。身を屈め、視線の高さを合わせようとして……ドレスにより強調された深い谷間が覗いた                「……っ、て、ぅーぁー、それも、そうだけど、さ。…………身についた癖は抜けない、っていうか、んーぁーて……………ちょ、ちょっと、まった。」                 そう、何かが、おかしい。……軽く頭を振り、目を伏せた                「不便、って、何が、よ?や、一応、その、んー……気を使うな、って事で友達づきあいしてる訳で?…………王女と従者、すんのは結構レアケースになっちゃいるけど。……不便って、これ以上に何の不便が、あるのよ」 23:36 torazou >【マルディナ】「なんだ違うのか?ストレート……ノーマル……つまるところ性的対象は男か」                 ふむとストレートすぎる物言いで返すと                「あれ以外の何がある?テラと言う世界の服飾にある種の影響を与えていたではないか」                 なにやら売ってたアゾート似の衣装を思い出すとそう答えて                「さいぞう君を甘く見るなよ?奴は神出鬼没居ると思ったら直ぐに消えるそんなナイスガイだ」                 足元のさいぞう君を月衣の中にそのまましまうとすとんと音を立てて床に降りて                「身分と言うのは垣根だ……円滑に生きる為のものであり関らずに生きる為のであり……元の佇まいと今の佇まい、二つの相反する物を織り交ぜて随分と歪な道を歩んでるように見える……なと」 23:44 hikami >【カルミア】 「性的とか言わない!……ぁあ、もう……マルディナは外見ちっちゃいのに、随分アグレッシブね」                 とん、と、軽く額に手の甲を触れさせ、瞑目。とん、とん、と、眉間を軽く刺激するようにと気を休め……                「……………テラのあれは、凄まじいまでの事故、っていうか、ああ、もう。……あれは一応意味があんのよ、紫のラインで魔力回路をーとか、操縦系があたし用にカスタムされてるから、腕とか足とかあんまり隠すとバグる、とか。」                 それなりにピーキーな仕様、なのだ。でなければ、この体躯であんな巨体を繰れる訳ではない                「っ、て、それただの月衣でしょうが!……ああ、でも便利よね、月衣。あたしも、習ったら使えるよーになったりしないかしら、月衣。そーしたら、剣とか盾とか、持込、楽そーなんだけどなぁ……」                 リディだけでなく改めて目の前で見れば……羨ましい特技の一つ、な認識である。種が無い、と言うのは聞いては居る、のだが                「…………垣根、か。そーかもしれないわね。ん、ぁー……歪っちゃ歪よ、あたしは。“姫”として、あたしらしくもない淑やかな顔作ってたンだし。                 ―――イオも、そーゆーあたしのが良いのかなーとも思ってたけど。最近ふつーにしてくれるし、案外そーでもないのかなーとか、思ったりで。……っ、て、何言ってんだろ、あたし」                 ぽり、と、頬を掻く。……心なしか、先程よりも朱が増していた 23:57 torazou >【マルディナ】「……むっ……これも駄目か」                 今日は駄目出しが多い日であるとつつっーと一筋汗を落とし                「本来の外見はまあ人間の姿で言えばカルミアより少し歳上だからな……。しかしあの祭りでの他の装いと並べられる時点で回答は出ているが……」                 僅かにじとーっとした目でカルミアを見上げて                「……月衣を使いこなすには純粋に持って生まれた資質も大きいだろうな」                 似たような機能のポケットが確か売店で売ってたなぁと思い出しながらそう答えると                「……それは立場を取ったカルミアに残ったものだな、それを嫌と言うのであればイオは今だ侍従を続ける意味が無かろうさ」                 この反応イオと然程かわらんなと思いながら眺めると 00:03 hikami >【カルミア】 「そりゃそーよ、全く……年上なら、余計にそーよ。……性的とか、女の子の言って良い事じゃーないんだし、マルディナだって可愛いんだから、危ないわよ?」                 んもぅ、と、腕を組み……―――他の装い、並ぶ、ああ、確かに違和感が……マルディナから、視線を反らした                「……やっぱ、そーよねぇ……はぁ、使えたら便利な手品なのに。中々ままならないモノね。……んな事いったら鋼騎を持ち歩いてる時点で手品度は似たようなモンなんだろーけど」                 サイズ、としては、先程のミカン箱どころでは、ない。……何せ、ここで出したらきっと天井につっかえる                「―――……いや、じゃ、ないわよ。……ん、ぁー……イオに居なくなられると……」                 ……どう、だろう。ふるりと、首を、振る                「あーあーあーあー、なし、なし、なし!な、なんだか凄くダメな方向に行きそうだわ、これ」                 ぺちぺちと頬を叩く、妙に早まる鼓動……本気で……?―――思い当たる節は……                「…………イオに迷惑、かかりそーだもの。流石にこれ以上は」 00:12 torazou >【マルディナ】「……しかし人間社会は短いからなぁ……まあ許せ」                 また怒られた不満げにぷーっと小さく頬を膨らませつつ謝ると                「……可愛い?それはあまり褒め言葉にはならんぞ、勇ましいとかそう言う表現のほうが好みだからな」                 はたはたと溜息を付いて答える、現時点では縁遠い言葉を                「…………だから言った不便なことだと」                 ぺちぺちと頬を叩くカルミアにそれだけ言って 00:17 hikami >【カルミア】 「へぇ……案外殊勝?ん、なら、おーけーよ。ちょっとづつ矯正すんのは手伝うし、なんだかんだで、マルディナは結構素直っぽいし?」                 にぃ、と、歪む笑み。……そう、意地悪な表情と共に、ぽふ、と、髪を撫でた                「……不便、不便…………ぅ、わ……」                 今更、理解した。……頬が、熱い。                「な、なしだってば……!ほら、イオも、かえってくるかも、しれないし、チョココロネぐらいすぐだし、聞かれたらだいな……しって、そうじゃなくって、ああ、もう。                 ……………イオ、あたしの事、ちゃんと“カルミア”ってみてくれるわよね。きっと」 00:25 torazou >【マルディナ】「それは……ふむそうだな追々頼む事としようか……」                 興味というものは芽生えてはいる為にうむと頷くとカルミアの提案を素直に受け入れる、頷いた拍子でその笑みを見逃してはいるのだが特に危険は感じずに                「……まあ言わぬが花か」                 これ以上は当人同士の問題…まあ既に十二分に踏み込んで入るのだが他人から聞くほどつまらぬ事は無いと小さくそう呟くと                「カルミアがまあ随分と自分が思っている以上に可愛らしい性格をしているのは判った代わりにと意地悪そうにそう答え 00:28 hikami >【カルミア】 「んじゃ、イオに教えてもらってるお返し、ね。にしても……」                 さて、どう躾けてあげようか。……やっぱり、罰ゲームは抱っこの刑だろうか。―――小柄な矮躯を見て思う危険思想……そう、根本的に、この手のモノには、弱かった                「……だ、ぁ、可愛らしいとか、違う……!ああ、もう……はぁ……―――まぁ、良いわ。何か、ちょっとすっきりしたし。                 …………イオには言っちゃだめよ、此処で逢った事も、こーゆーの話したことも。マルディナが案外可愛いーってのとお相子って事に、しとくわ」                 ぽふ、と、仕返し。跳ねた髪諸共にマルディナの髪を、ぐしゃりと乱してやった。 00:34 torazou >その言葉に魔王は如何答えたか…… 00:35 torazou >それはイオに伝わらなかった……その事実を持って締め括られる……