21:13 Ponko_ >水神祭右腕の陣終幕。 21:13 Ponko_ >とりあえずの感想を述べるならば… 21:13 Ponko_ >【 光 】 「死んじゃえ。」 21:13 Ponko_ >一言に尽きた。そんな祭典もとりあえずの一段落を迎え… 21:13 Ponko_ >  21:13 Ponko_ >【 光 】 「…大変な事になってしまったな、ラーズ。」         【ラーズ】 「…(目立ちすぎた、と思っているのか?ここに世界結界はない、それほど気に病む事もあるまい。 21:13 Ponko_ >深く考えすぎだな、お前は。)」 21:13 Ponko_ >【 光 】 「…それは、そうだが…。どうもこういう雰囲気は苦手だ。」                巫女の儀式を待つ、僅かな休憩時間。少し人の流れから外れて休息の時間を取る。 21:13 Ponko_ >木陰に座り込み、カチャリ…と各部の留め具が鳴る。膝掛けのようにマントを前へとまわし、包まる。 21:13 Ponko_ > ふと、視線を上げれば街道を行く人達の姿が目に映る。こちらに向けられる視線もあれば、縁日を眺める親子連れ。…親子連れ。それから目を離せずにいる自分に気が付き…無理矢理、目を逸らす。 21:13 Ponko_ >【ラーズ】 「…(苦手、というよりは思い出すから嫌い、という表現が正しいんじゃないのか?羨ましいんだろう?)」 21:13 Ponko_ >【 光 】 「うるさい黙れ。」                いちいちこいつの言葉は癇に障る。誰に似たんだ、全く。中の人の影響か。               「それは…帰りたいとは思うが。自由に行き来できるわけではない。…戻れる保証もないんだ。FTEに降りるわけにもいかないしな、私は。」                降りて、万が一縁者にでも合ってしまえば大惨事だ。…ただでさえこっちで“知っている”人間と会ってしまった。小さいけど。 21:13 Ponko_ >【ラーズ】 「…(そんなに“できない”で壁を作って何が楽しいんだか…っと、誰か来たぞ。おっかけか?)」                おっかけ?そんなものに興味は無い。…下手にあんな人前出るからこういう事になる。やはりあんなものに出るべきじゃなかった。                いや…まぁ、出版ができるのは、吝かではないががが…こういうノリはどうにかならないものか…。 21:13 Ponko_ >【 光 】 「…戻るぞ、ラーズグリーズ。」                君子あやうきに近寄らず。むす、と眉間に眉を寄せて立ち上がる。それに呼応したかのように… 21:13 Ponko_ >【ラーズ】 「…(いや待て光、この匂いは覚えがあるぞ。)」                チカチカとグローブに埋め込まれた宝石を光らせる 21:13 Ponko_ >【 光 】 「お前無機物だろう…。鼻無いくせに。死んじゃえ。」                心なしか点灯する光が落ち込んだように見える 21:13 Ponko_ >【ラーズ】 「…(だが分かる。これは嘘くさい二枚舌の匂いだ。匂う、匂うぜ。)」         【 光 】 「自分の事だろう。」 21:14 Ponko_ >やれやれとため息を付き歩を進める。と…、気配を感じた。 21:14 Ponko_ >【 光 】 「珍しいな。ラーズの言う事が当たるって。」                軽く、と目を見開いて元いた木陰を見やる。               「お前、確か…。」 21:15 hikami >  21:15 hikami >異邦の地、テラ。 21:15 hikami >被差別民族が存在し、諸国が戦端を開き―――……何ともキナ臭い報告は幾度か、耳にしていた。 21:15 hikami >そんな中にあっても娯楽を、美の競演を捨てぬランブレイと言う国は中々に胆が据わり、またAAAが助力を約束するだけの器はあるらしかった。 21:15 hikami >祭典の華である“巫女候補”達による艶やかな競技はその装束共々に民に保養を与え、また、団結や一体感を生み出す一助とも成るだろう。 21:15 hikami >無論……美を競う物、と聞いて捨ておける程、男の趣向は廃れていなかった。 21:15 hikami >よもや両祭典共にAAAの所属者が勝ち上がるとまでは思わなかった物の……奇しくも、右腕の巫女に選ばれた少女は顔見知りと言っても良い。 21:15 hikami >……あの絶妙なる祭衣の事もある。 21:15 hikami >式典までは幾許か時間があるとも聞き、競技会場が一時解散となったのを機に……競技場の裏手辺りに回り込む様にと歩を進めていた。 21:15 hikami >―――故に偶然。 21:15 hikami >元々が目立つ容貌である事もそうだが、長身に古めかしいデザインの装いと、仮装めいた出で立ちへの視線を嫌ってか……種の本能として“日のあたる場所”を避けた、だけかもしれない。 21:15 hikami >【ディルク】「ふむ……誰かに行きあえぬ物かと思っては居たがね、よもや君と此処で逢えるとは思わなかったな、光。」 21:15 hikami >逢う事があれば勝利を祝おう、式典の際には、また先刻披露された危うい装いを堪能できるだろうか……煩悩にすら近い美意識と共に思い浮かべていた姿を前に、微かに口元を緩ませて 21:15 hikami >【ディルク】「覚えて貰えていたのならば幸いだね、久しぶり、と言えてしまいそうな程に、君と逢う機会に恵まれなかったからな。先ずは……そうだね、新たな巫女に選ばれた事を祝わせて貰おうか」 21:15 hikami >男にとって惜しむべくは、後少し早ければ黄昏る姿が見れたという事。 21:15 hikami >男にとって僥倖だったのは、祭衣姿の艶やかさがすぐ傍らにあると言う事。 21:15 hikami >……そう、ラーズグリーズの言葉はある意味では“当たって”居た。 21:28 hikami >【ディルク】「何、望むと望まぬと君は選ばれた……いや、君に皆が惹きつけられた、と言うべきかもしれないね」                クッ、と、喉を鳴らす。……そう、戯れるような響きは相変わらず、なのだ。数日ぶりの邂逅、その、間、は確かに存在する筈だと言うのに               「ふむ……今日の祭典に出たい物にはかなり広くゲートを開放していたからね、クロエも美しさではギルド内でも目を惹く部類だ。……“式典”の内容を鑑みるに、狩り出されていてもおかしくは、ないね」                そう漏らしつつも傍らに、向かう。……去るでもなく、ただ悠然と光の姿へと視線を向けた、まま。 21:35 Ponko_ >【 光 】 「お前の言葉を聴いていると美というのはずいぶん安いもののように感じるな。お前の見渡す位置見渡す位置にあるのならば、それはありふれたものだ。」                ふん、と鼻を鳴らし…               「それで、その探求者がゆっくりしていていいのか…?」                話でもする気なのか…別段時間までする事もない…                「時間をつぶすというなら付き合わないこともない。」                くるりとマントをコートのように羽織、木陰に座る 21:43 hikami >【ディルク】「ふむ、一理あるね。しかし、ギルド内で眼福を味わう事が多い、と言うのも事実でね。                ……我等では創り出せぬ美しさに触れずに居た時間が少々長かった、と言うのもあるだろうが……今は、それなりに楽しませて貰っているさ。                ありふれた、と言うのならばそれだけ、俺が今居る場所が幸運である証左でしかないさ」                それでも、軽く肩を竦める仕草。成る程、相手も以前とそう変わった訳ではないらしい。               「何、美しさを求めるのならば目の前に至上の美があるのだからね、君さえ良いなら、少々付き合って貰えるのなら……」                その挙動に軽く、目を細める。               「光栄、だね。」                そう、ただの一挙動、であっても……相手の今の装いでは酷く、危うい。 21:49 Ponko_ >【 光 】 「一人で過ごすのも、お前の無駄話に付き合うのも変わらない。それに…」                すっと視線だけを向け               「お前がそういうのは勝手だが…美術品扱いされて喜ぶ女がそうそういるとも思えないな。人に対して接するなら人として相手を見るのが礼儀じゃないか?                礼儀は大事だぞ、そう私は…母に学んだ。つまり人間の感覚で言えば、お前のより取り見取りの嗜好はただの浮気男ということだ。…反論を聞きたいな?」 21:57 hikami >【ディルク】「ふむ?」                こちらは座り込む事は無く、ただ黒衣を纏った身を大樹に凭せ掛け、その根元に座る少女へと視線を落とす。               「―――痛い所を突かれたモノ、だね。無論、君の主張はそれとして正しいだろう。……現代日本、と言う意味では、だがね。                一夫一妻、だったか、現行の“制度”としては理解しているが、俺が過ごしてきた過日は妾を保有するのが一種の名誉でね。                ……後宮、と言う言葉も聞いた事があるだろう?最も、君の様な少女に聞かせるには少々、暗部の様な話しだがね」                浮気男、その評価に向けるのも苦笑……しかし、笑み、である事には代わりが無かった。                ……しかし、直後に見せるはある種珍しい反応、目の前の光から、視線を離し……遠く、流れ行く人波へと目線を飛ばした               「―――芸術品扱い、美術品扱い、とするつもりは、そう無いのだがね。                俺が見出す美は何も神が創り上げた容姿としての物だけではない、個々それぞれが抱く感情、情念、欲求―――                ……時を経てそれらを抱きながら夢想する姿こそ美しくある、と思うがね。これらは常命であるニンゲンが最も美しい、我等には、早々見出せぬ美しさであり―――                ……溺れれば麻薬の如く虜にされるという事を知っているからね」 22:11 Ponko_ >【 光 】 「ああ…お前は他の人間が思いも馳せない程の時を生きているのだったな。別に昔のことを暗部だろうと隠さなくても良い。その位のことは見聞している。」                別段表情に変化はなく                「ならばこそ郷に入っては郷に従え。今に昔の理論を持ち込んでも支持は得られない。…そうだろう。」                …ここでは私の常識も通用しないのだ。…知識が日記という形であるとはいえ…               「つまりお前の言うことは花火と同じ理論だな?限りがあるからこそ…というわけだ。しかし…時に限りのある人間からはお前を理解するのは難しいだろう?                …つまり、お前が儚いからこそ…という人間からすれば、上から目線で語られている。その感覚に他ならないと、私は思う。」                 小さく頭を振る                「つまりだ、ありふれた言葉を使うなら、美を知っていても愛というものを知らないんじゃないか、ということだ…いや、知らないというのは違うな…長い時間で風化した、か…」                ぼぅ、っとディルクを見るわけでもなく、ぼぅっと焦点の合わない目で前を見る 22:21 hikami >【ディルク】「ああ、と言うよりも……俺が“こちら側”で過ごしたのが、になるね。                表界には未だ姿を出す事は出来ぬが……忘却世界を渡り迷宮街に出てみれば、錬金術は突飛な発展を遂げ、通信機器の類は今やポケットに入る程度まで小型化されている、とね。                正直、同じウィザードではあるが……箒、の概念も俺の知った物とは懸け離れすぎている。慣れるまでの時間は、貰いたい所だね」                クッ、と、軽く、喉を鳴らし……緩い笑みを浮かべる、そう、明らかに……“ごまかした”と、取れる話題の摩り替え。そう……少女の言葉はある意味では真実を突いていた               「不快にさせていたのならば申し訳ない所ではあるがね、君を以前“美しい”と評した事も、今もってその評価を覆す心算がない事もにも変わりは無い。                ……それがニンゲンと我等との差異であるのならば、理解はしたい、と思うがね。……愛を知らぬ、は恐らくその通り、否……―――愛を持ったが故に“見えなく”なった姿を目にしているからね。                しかし……それを言うのならば、光とて似た物、とは思うがね。……外見で判断する訳ではないが、君程の少女ならばもう少し純真でも―――いや、まだ“誰かに甘えても”良い年頃だと思うがね」 22:31 Ponko_ >【 光 】 「…。(ごまかした、か…。)…まぁいい。突かれたくない部分だ、というなら逸らすのも良い。                数度の邂逅で何もかもさらけ出せる、という者の方が不自然だな。長く生きるということは、他人に話せないことも増えていくということだものな。」                 もぞ、とマントの下で身をよじる。               「…むぅ…(不満げに息を漏らしつつ)つまり、懲りた、か?」                見えなくなったから〜という言葉には首をひねりつつ…                「…それが、そのものにとって充実しているなら、構わないとさえ思うけど。」                なんだっけ…そうだ、恋は盲目?… 22:31 Ponko_ >【ラーズ】 「…(うまく言った、とか思っているんだろう。」          【 光 】 「黙れ無機物。」          【 光 】 「別に、私は必要性を感じないだけ。自分がいられる時間のリミットがわかる、というのは嫌なものだぞ?」 22:39 hikami >【ディルク】「懲りる、と言う訳ではないがね。……君も“吸血鬼”と言う存在がどういうモノか、は知っているだろう?                我等は貴族にして捕食者、裏界の古代神達が暗躍して居なければ、ひょっとするとニンゲンの敵は我等であっただろうね。事実、今の世に於いても捕食を求めヒトを狩る吸血種もいるが、ね。                ―――話す以前に“判らん”のだよ。君が求める答えは返せそうに無いのでね、最も……先程も名前が出たクロエも含め、光を含め、多様なニンゲンと関わる事で知識と経験を積み重ねたい、と願っては居るが、ね。                ―――面白くもない数百年前の昔話を語るには、少々、光の姿が眩しすぎる」                そう戯れた響きと共に視線を下ろす……向くのは薄い胸元、ベルトにのみ覆われ、今はマントが視野を隠す柔肌へと、戯れを語ろうと……己が本分を果たすべく口を開いた―――筈、だった               「……“自分が居られるリミット”か。それは、寿命の事かね?それとも……君が俺の無駄話に付き合う気になった理由にも、関わりがあることかね?」 22:51 Ponko_ >【 光 】 「さぁ…?どっちだろうね。…(横目でディルクを見やり…)お前が話すことをためらうように、私にもそういうものはあるかもしれない。はたまた…ただの気まぐれかもしれない。」                3年経てばこの時代でも自分が生まれる。そうすれば自分の居場所はこの時間軸にはなくなるのだから。               「多種の人間とかかわる、という点についてのみならばお前たちも普通の人間も確かに変わらないな。…分からないなら、考えてみればどうだ?…考える要素(経験、記憶)は私たちより多いのだろう?」 22:59 hikami >【ディルク】「ふむ……成る程、君の言葉をそのまま返す事にはなるが……“数度の邂逅で何もかも曝け出せる”のならば少々、薄いね。                ……幾百と生きて尚、人の内面を窺い知る駆け引きは甘美な物がある。それが君程の美少女であるのならば、尚の事、だね。                ……光は美しい、その事実はつい先程証明されたろう?あれほどの観衆を魅入らせ、惹きつけるだけの魅力が君にはあるのだからね。……最も、その衣装は中々に扇情的で喜ばしい眼福だ、と言う事も否定はしないがね」                そうして戯れる合間にも……相手の意図を探るようにと思考を巡らせる。もっとも、その程度の思索で判断出来るほど浅い、とも思って居ない               「……考えるだけの時間を、人が2度程生涯を終える程度の時間、放棄していたツケは回っているがね。                その点では今の環境は恵まれている、しかし―――……時間は幾らでもあるが……ふむ、君の言葉をまた借りるが“相手の時間”はそれと等量ではない。……接触を求め、言葉を交わせる時間は有限だ。                そして、君と……そう、手近な例で言えばクロエとでは全く趣が違う。“同じ言葉”と放っても、ね。」 23:17 Ponko_ >【 光 】 「好んでしているわけじゃなければそういう好奇の視線にさらすためのものでもない。」                若干不機嫌気味に頬を膨らませ…               「…別段甘えたい、や純真である心がないわけじゃないぞ。…が、ファージアースにも下りられず、リミットもあるこの身で如何ほど楽しんですごせるものか。」         【ラーズ】 「…(楽しめばいいのになー?損だぜ損損。)」         【 光 】 「…。(ラーズの言葉には沈黙を守り)そうか、初見の時程べたべたとくっついてこないなとは思っていた。…お前でも距離感を気にするんだな。                いや…形の感情や造詣を理解しようとするからこそのこだわりなのかもしれない。」 23:24 hikami >【ディルク】「普段は隠されているのだからね。―――折角堪能できるのだから、大目に見て欲しい所だね。最も……そう“可愛い”反応をされると、そうだね……                例えば競技中の様に、今羽織っているマントを取り払って君の肩や胸元の美しさも堪能させて貰いたくなるがね」                クッ、と、軽く喉を、鳴らす。……その言葉と共にしゃがみ込み、ようやく、と、視線の高さを合わせた               「何、今の君に迂闊に触れれば……それこそ裸にしてしまい兼ねないからね。腰元等、少しの間違いがあれば見えかねないだろう?―――流石に“君”相手にそこまで、この場で及ぶ程無粋ではないさ。」                触れぬ、の言葉に返すはそんな、短直な理由。最も……戯れた様な笑みでは、それ、すらも欺瞞である可能性もあるのだが               「―――……純真であり、素直な部分があるのは今日、垣間見させて貰ったよ。“甘えたい”のならば、何時でも相手になろう?―――時間は有限、君が何を憂うのかは判らぬが、それはどの様な関係であっても同じこと。                ……君も、この国、ランブレイの現状は聞き及んで居るだろう?」 23:34 Ponko_ >【 光 】 「面白いことを言う…。故あれば手を出す、といっている人間相手に、私がそんな弱みを見せると思った?」                ため息をつきつつ…自身の纏うマントを内側からついついとつつき               「別段取り払うことに対して抵抗があるわけでもない…かといって、見せて喜ぶ趣味があるわけでもない。その程度。」                胡散臭げに細めたままの目は               「いつまでいるんだ…?私はクロエのように無駄なオーバーリアクションは持ち合わせていない。疑問を持つとすれば…ああ、そうだな。…お前は独占欲、というものを持たないのか?                …もしくはその反対側、でもいい。お前のように自分からの愛を振りまいていれば、いつしか、そういう相手の一人や二人いるんじゃないの…。…か?今の時間でも。」 23:44 hikami >【ディルク】「何、強姦も無理強いも、俺の趣味では無い。少なくとも……光の合意なくその肌を蹂躙する事は無いさ。                その事により一時の充足は得られても、その後に待つのは往々にして破綻か崩壊か―――まぁ、どちらにしてもろくな結果には成らないだろう?ならば“そう思っている”事を明かしてしまうのが、光にとっての礼儀かと思ってね。                ……俺は君の肌を愛でる事にも、その容色を甘受し、堪能する事も望んでいる。同時に、こうして君と対話し、その内面を垣間見たい、と言う思いも抱いたがね。                ―――時間の心配は無用さ、俺がこの地を踏んだ“今”の目的は先刻の祭典であり、これから君が行う祭儀の方にある。……ならば“水の巫女”と語らえる時間は何よりも優先すべき至福の時と思うがね」                高さをあわせた視線から受けた反応、それ、に返すは軽く肩を竦めるような……なんとも掴み辛い、小さな反応               「―――……懐いてくれている、と思えるだけの相手は居るがね。さりとて独占する気もないし、俺が独占されるつもりも……今の所は、ないね。魅力的な女性が多い、と言うだけではない。                ……“リミット”は何時訪れるか判らない物だろう?この時間、この瞬間、ランブレイと言う国諸共に俺達の生が終る可能性すらある。                ウィザードとして“戦場”に立つ以上……時間は有限、いつ絶たれるかは、判らん。……“唐突に喪った場合”―――それが単一の対象であったならば、狂う程に懊悩する事すら、俺は否定しないからね。                未来など誰にも判らん、刻限を気にして“今”を放棄すれば……“未来”において過去を悔いる事にもなりかねんからね」 23:56 Ponko_ >【 光 】 「そのまま私の心まで虜にしてしまえば別だろう。…そういう価値観を持っているものもいるのだろう?それに…お前が独占という意を持たなくても…相手の感情まで支配できないだろう?お前の“つもり”などがどこまで通用されるものか。」                視線を合わせ…まっすぐ目を見て口を開く               「多種多様な人間がいる、と理解しているんだろ?そうか、それはいいものだな。けど、私は分かっているんだ。…私のリミットは3年だ。もちろん、お前の言うようにそれより短くなる可能性はあるが。」 00:04 hikami >【ディルク】「無論、光の心を虜に出来るのならば喜ばしい事だね。……君が“甘え”を捨てずに持つと言うのならば、君のそうした顔を見たいとも思う。加えて言えば……光、君は美しい。その美しさは今やこの国中に認められたと言って良いだろう。                ―――その少女の微笑みを一時とて我が物に出来るのならば、俺の名も報われると言うもの。トレアドールは何よりも“美しさ”を求める者だからね」                そんな戯れも……続く言葉には目を細める。……三年、己が身にとって見れば刹那にも等しい、愛で育むのに待つ事を苦にせぬ程の短さ。               「―――……何故“三年”と断言できるのかね?俺が語るリミットは戦場における危機と、ニンゲンの定めでもある短命である、という逃れられぬ宿命の事を指していた。                ……君のソレは、俺の示した制限と意味が異なる……そう思って構わないのかな?」 00:15 Ponko_ >【 光 】 「ちょっとした理由で分かる、だけだ。…AAAにいる人間は誰もがおおよそ、自分の事情を持って来ている。それが私も変わらなくて、…そして誰もが誰も、自分の意思で来ることになったとは限らないということだよ。                …まぁ、余計な気遣いをされるのも嫌だ。…言っておく。別段病をこの身に抱えてる、とかそういった事柄ではない。3年経っても“死ぬ”訳じゃない。                …気になったら気になったでどこまでも首を突っ込んできそうだからな。…その点は安心するといい。」                 表情を少し緩め…               「やめておこうか?…こんな暗い話をしに来たかったわけじゃないだろう?」                つ、と身をずらし表情をうかがうようにその目を覗き込む  00:21 hikami >【ディルク】「―――……確かに、な。俺も、少なくとも一人“巻き込まれた”者を知っている。寄り合い所帯以上に、随分と多様なモノが集まっている様だからね。                ……無論、君が何かを抱えていて、それを理由として“甘え”も―――君の笑顔も引き出せないのならば、俺はその“何か”を探り、解く手助けに労は惜しまんだろう。                姫君の為に動く事こそ俺の喜びの一つ、龍種を前にした時は随分と戦い甲斐があったものだからね」                そう、戯れる事で言葉を続く。……問いへの、無言の肯定、とでも言うのか。その表情に満足げな様子、とでも言うのか―――否、恐らくは衝動に負けただけ。ほんの無造作に手を、伸ばし               「……重い話は日溜りには似合わんね。華々しき巫女を前にする事でもない、何より、君のその装いを前にして憂うだけの話題は少々、酷だね」                ぽん、と、いつぞやと同じく、戯れるように相手の髪へ触れようとしていた。 00:37 Ponko_ >【 光 】 「…お前は凄いな。」                無感動に伸びた手に視線をやり…その後、呟く               「それだけの長い生を生きていながら、興味を失わないんだから。…普通、磨耗してしまいそうなものだ。」                 む…と目を細め、触れる感覚に脳裏を走るのは父親の面影。…いや、父親はもっとでかくて固かったかな…。抱いた感想はひとつ               「…暖いな。」 00:45 hikami >【ディルク】「……それは違うね。興味を“失う”は正しい言い方ではない、と思っている。興味は“放棄する”物だよ、先程も言ったろう?……ニンゲンは移ろい、変化を我等に見せてくれる。                その在り様を尊び、愛でるのが俺が名を連ねたトレアドールの矜持の一つでね。それに、だ。                ―――ただ、好色なだけかもしれんがね、君の言う様に“こう”している事が種々の女性を侍らせ、篭絡しようとしている魔手に見えたとて否定はし切れんからな」                ……意外、だった。こう出れば幾許か冷えた視線を受ける事も予測していた。…………しかし真逆、言葉にしたばかり、甘え、の片鱗に僅か、笑みが浮かんだ               「……何、俺はニンゲンと比べれば産み出せる温度はたかが知れている。君が“暖かい”と感じるのならば、俺の身ではなく、この距離にこそあるのだろう。                ……気を抜け、とは言わんがね。俺を磨耗させずに居るのも、時折感じるこうしたモノがあればこそ、だからね」 00:56 Ponko_ >【 光 】 「距離か…距離が近づいた、と思ったか?…ここまでだよ。先ほど言ったように…3年と永年のお前とでは差があるんだ…。人間が寿命2週間のセミに恋をするか?                …愛でたとして、それが相手に伝わるか?それが全てなんだ。まったく…世の女性は災難だな。愛でもなく、矜持のために愛でられるとあっては。」                ひとつため息をついて、すっと頭上の手をどけ、顔の前までその高さまで降ろす。じっと見つめたまま                「私が不老のモノの気を図れないように、お前もやはり限りあるものの意識を汲み取ることはできないのだろうか…?」                  01:07 hikami >【ディルク】「ならばその“三年”の使い道で幾分も過ごし方が違うだろう?……ヒトとセミの思慕は儚いだろうがね、少なくともこうして同じ容を取れる程度には近しいと思っているよ。                ……矜持のみでは磨耗する、興味のみでも磨耗する。……愛は互いをすり減らし、削りあい、刹那の喜びを甘受できる尊い感情だとは思うがね。君にとってどうやら“時間”が枷である様に、俺にとってはその“愛”が枷になり得る」                言うものの、どこまで真実味を帯びるかは怪しいモノ、真顔、を取るでもなく……退けられるがままに手を下ろし、ただ、触れさせるがままにしていた               「―――不老を望むのならば叶える事は容易い。しかし限りある存在をこそ、俺は知りたいと思うがね。出来ない、と諦める事もまた、容易い。                ……そのどちらも選ぶ事なく、悩み探求する事こそ美しく在れると思ってはいるさ。―――それが愛すると言う道に繋がるのかまでは判らないがね」 01:16 Ponko_ >【 光 】 「…同じだよ。」                最長は3年。もちろんそれより短くなる可能性だってある。そして今度時を流れれば、その時に今の意識、記憶がある保障などまるでない。                …むしろ今結界の外とはいえ、自分の事を覚えている事が奇跡に近いのだ。                「きっと…そうだな、私は磨耗しているんだろう。…さっき言っていたな見目だけではなく、情欲や感情、そういったものにも魅力を感じると。                …やはりディルク、お前も目が曇ったんじゃないか?私に魅力がある、などというほどにね。」                もぞもぞと立ち上がり、マントを胸もとで留め、背に羽織りなおす。 01:23 hikami >【ディルク】「―――……真に磨耗した者は、そんな言葉は吐かぬ物だがね。」                その姿を見やり、己も身を起こす。……手を伸ばす事は、まだ、ない。触れれば壊れそうな危うさ、儚さ……外観に不似合いなそれらの、モノ               「それに、だ。……君が真に情欲や感情、内面の欲求……それらを感じぬ人形だと言うのならば、先程の暖かさも、壇上で見せた晴れ姿も……                ―――俺を含め、ランブレイに集った者が君を“水の巫女”として選んだ事も、泡沫の幻と言う事になるね。                これだけ多くのモノを欺き、曇らせる事が出来るとすれば……それすらも愛でるに値する才だろう。“魅力”が無ければニンゲンは無情なものさ、熱狂する事も、慕う事もない。                ……自ら“魅力がないと思い込む”事もまた罪作りな所ではあるがね。それ程までに光は魅力的さ、内面に何を抱えているのか―――理解したくなる程度にはね」 01:33 Ponko_ >【 光 】 「開ければ希望の欠片もないモノが出てくるかもしれないぞ。…きっと、そうだな…世界の枠、等安易なものに見えてくるよ、私は。…人形か、いっそそうなりたいね。そうすれば…いや。」                きっと母も父も望むものではないのだろう。…壇上での事については…               「別に、父母の教えだ。やる以上、手を抜く事は私自身が許さない。…お前の言う矜持、みたいなものだ。」 01:41 hikami >【ディルク】「―――“なりたい”と思う間は成れぬモノだよ。人形とは意思を喪って初めて、成る。……“成ろう”と思って成し得ぬ存在の一つではあるね。それに、だ。                ……光は口にしたと思うが俺は永久を生きる不死者だ。正しく、ファージアースと言う“世界の枠”等、とうに超えているさ。                ……最も、スリーエースに集えるモノで超えて居ないものを探すほうが難しいだろうが、ね。なればその場にカケラが無いのならば、他の世界から紡ぐ方法を探せば良かろう?                ―――幸いにして世界が一つでない事は近年、立証されている。“忘却世界”とは言ったもの、だね。                ……ヒトが忘れたモノを其処に残す事で容を取る世界も多いと言うからね、光の希望も、幾度かそのカケラを渡れば見つかるかもしれんぞ?」                クッ、と、喉の奥で溢す、笑み……それを悲観するでも、ましてや楽観するでもない。ただの、可能性、としての、ものなのだから。               「箱は中身を空けて観測するまで何があるかもわからんものさ。君が先程、ほんの僅かでも“暖かい”と思ったのならば……俺にとっては覗く価値の高い箱だと思うからね」 01:52 Ponko_ >【 光 】 「ああ、その通りだ。」         【ラーズ】 「…(英雄とはなろうと思った時点で失格なのだよ…)」                 うるさい黙れ                「…私にとっても世界の枠、など容易いものに見える。すでに自由、とは言わずとも行き来し、交流が行われているのだ…だが、その枠は越えようとも、越えられないもののなんと多い事だろう。」                やれやれ、ともう一度頭を振る               「私は3年以上、いようとは思わない。」                たとえ欠片を見つけ、それ以上のこる事ができるようになったとしても。」                視線を上げ                「人形にない意志、というのを上げるなら、それが私の意志だ。」 02:00 hikami >【ディルク】「ふむ……ならばその三年を有意義に使う為の誘いは続けさせて貰おう、それもまた自由、だろう?」                そんな相手の背後、その肩口へと無造作に、触れる……無防備にして、自然体、払いのける事も逃れる事も可能、だろう。それを判って尚も―――               「……君に与えられた……いや“君がいるこの世界に”与えられた時間が三年だと言うのならば……                先程の言葉では無いが折角の艶姿だ、暗い話を木陰で続けるのも、君の笑顔を曇らせてしまいかねないね。                ……美を穢す事なく、君を“人形と言う願望”から解き放ち磨く事に賭けるのもまた良い物だろう?……時間があるのならば少し回らないかね?                折角立ち上がったのだから、短い時間でもエスコートさせて貰えると嬉しいのだがね」 02:07 Ponko_ >【 光 】 「(すっと手は払う…が。)…無駄な事に時間を使うんだな。時間のあるものの考えは、やっぱり理解できない。…が、」                その表情を例えるなら悪戯めいた、とでもいうのだろうか                「…お前にもそれ相応の独占欲があるというならば、その上着を貸してもらおうか。世間一般の常識になぞらえて…この格好で歩き回るものじゃないだろう?」                横に視線をずらす                「…うん。人の視線というのは得意じゃないみたいだ。」                舞台に立ってよく理解した。                「…あまり、時間は無いぞ。」 02:15 hikami >【ディルク】「無駄、ではないさ。少なくとも一度、君の口元が緩むのを見たからね。                ―――ならば、真に笑い、甘えようと思った時の“少女”がどの様な表情を見せてくれるのか。……その可能性に賭けるのは悪い時間の使い方ではないね。                加えて言えば……君は認めないかもしれないがね、俺は君の事を美しいと思っている、時を共に過ごすのに、美女を伴う事は男ならば誰でも夢想する喜びとは思うがね」                そんな、言葉……続き向けられる内容には軽く、肩を竦めて見せはするものの無造作、上着を脱ぎ、手渡す。……身長差は随分な物、上着一つでも危うい腰元まで隠れてくれるだろう               「一理あるね、衆目の前で披露された姿ではあっても、隣で時を過ごして貰えるのならば―――安易に分け与えるには君の姿は惜しい」                結局は戯れた響き、そう。……これが独占か否か、それすらも、霞の向こうに隠したままで               「無論、構わんよ。―――何、今日を終えたとてまだ幾日もある、一歩とて踏まねばただの浪費、ささやかであっても、君の事を知るための時間に尊卑はないさ」 02:27 Ponko_ >【 光 】 「ふん…。」                そっぽを向く。               「その表情が自分に向けられるものならなお良い…、と思っているのだろう。…それを独占欲というのだ。…一体何人相手に向けているものか。」                バサリ、と上からコートを羽織る。                「認める認めないも含めて、信用性が無いぞお前の言葉はな。」                パチ、パチと両髪の髪留めを直し                「行くぞ。巫女の祈りを捧げる場、というのを一度下見もしておきたい。」                そうだ、やる以上は全力なのだ。つい、と背を向けると先立って歩き出す 02:33 hikami >【ディルク】「無論、片手に足る日数で君の信頼も信用も勝ち取れると思っては居ないさ。                ―――なればこその一歩、その為の時間、とさせて貰えれば良いのだがね。さて、しかし……俺も存外強欲だったのかね、君の言葉で測れば、どうやら俺にも“独占欲”と言うものが残っていたらしい」                何人の、と言う問いには答えぬまま……今この時は目前の少女の為に。小さな一手、覚えた“興味”こそが永年を生きる長命種の糧……                ―――種による致命的な差異を埋めてくれる一助になる。……ならば、時間、とて超える事が出来るだろう                ―――三年は短く、怠惰に過ごせば直ぐにでも過ぎ去り消える程の泡沫。如何使えるものかと、先んじた少女に僅か遅れ……今この時はランブレイの祭を愉しむ為に、少女の事を知る時間を得る為に―――