21:03 hikami >“二正面作戦” 21:03 hikami >作戦行動そのものに参じなかったとは言えども、相当規模の戦闘があった事、その程度は耳に入る。 21:03 hikami >顛末を知らぬまでも、一時兵を引きあげると言う事態……大雑把な戦力の在り処としての動きもまた同様だが……無論細部まで知る事は無かった。 21:03 hikami >実際に出ずとも伝聞と言う方法で応じる事も選択だろう…………参じたメンバーのうち一人へは尋ねていく理由もある。 21:03 hikami >戦闘における負傷“ではなく”魔力行使の反動として流れ出る『血液』を貰う、と言う約束事。 21:03 hikami >傷を与えての物ではなく、流れ落ちたものを受け取る、と言う些か怪しげな約束事。 21:03 hikami >……規模としては大きな物だったという事も聞いており、反動の大きさもある種予想の取れる物……故に、念のためにと幾許かの薬品類を持参していた。 21:03 hikami >見舞い、と言うのも少し違う、何と形容するのか自身にも判断の取りづらい不可思議な訪問は……例の如く、流麗なノックの音と共に始まる。 21:03 hikami >【ディルク】「クロエ。……戻ったと聞いたが、居るかね?」 21:03 hikami >ある意味では慣れ、ある意味では気安さ。ノックの後に中へと呼びかけ、一拍……施錠の無い事を確認し、ドアノブをまわした。 21:06 tuka-neko>【クロエ】 「……ぁ……」                扉を開けてみれば。壁に寄りかかり力なくへたりこんでいる修道女の姿。相当消耗がひどいらしく顔色を青ざめさせたまま、自らの醜態にどこか気まずそうな表情を浮かべて               「……返事をする前に開ける奴がいるか……」                思わず、そんな憎まれ口を叩いていた。 21:10 hikami >【ディルク】「そう言う言葉は、満足に返事の出来る状態で言うモノだろうね。」                予想通り……いや、予想、よりは少し酷い部類か。                “見た目”には負傷は無さそうだが……何分見た目どおりに行かない、と言うのは、とっくに判りきった事でもある訳で……相手の肩口を、軽く抱き寄せようと手を伸ばす               「少なくとも、立ち話でする問答では無さそう、か。……運ぶかね?」 21:13 tuka-neko>【クロエ】 「……いや……自分で歩ける……肩だけ貸して貰えれば、それでいい……」                はふ、と小さくため息をつきながらも。自分でも驚くくらいに素直に、手袋を填めていない手で伸ばされた手に縋り付き、立ち上がる。                とたんに、頭の中からすぅ、と血が引いていく感覚に襲われ、そのままディルクにもたれかかってしまう、のだが… 21:19 hikami >【ディルク】「……と、言う事は相当疲れている様だね」                最初、と比べれば幾分も許容範囲は広がって居るのだろうが…………受けた思いはそんな類の感想、そして、寄りかかる体が予想よりも“重い”のは―――               「そう、無理をする物でもないだろうが、ね。少なくとも……」                それだけ、立てて居ない、と言う事でもあるのだろう。左の手指を胸元へと向け……触れる、と見せた矢先、軽く体を屈めるようにと腰元へと右手を伸ばす。                ……ひょい、と、それだけの挙動で矮躯を抱え上げてしまった。お世辞にも綺麗に抱きかかえた、とは言えず、ほぼ“持ち上げる”に等しい動きではある訳、だが               「俺はこの通り無傷でね。……人を一人抱き運ぶ程度の運動は必要だと思うが如何かね?」 21:23 tuka-neko>【クロエ】 「少し……プラーナを使いすぎた、だけだ……」                くらくらとする思考の中、以前ならそれでも盛大に暴れてわめき散らしていただろうに。今はやけに大人しく抱えられるままディルクに身を預け目を瞑って               「……ああ……あと、少し血を流しすぎた……というのも、あるか……」 21:27 hikami >【ディルク】「ふむ……?」                感覚としては……胡乱なもの、か。余り芳しくない状況であることは確かだろう。                ……腕の中に包み込める程度の矮躯、だというに柔らかくあたる双丘は柔らかく弾み……それ、に言葉を向けるでもなく、まずは相手のベットへと身を運ぼうとしていた               「血、か。……傷ではなく“いつもの”かね?」                怪我、は何も傍目に見える物だけではない、と言う事はとうに判っているもの。……一度ベットの淵に相手を座らせるように下ろしつつ問いを向けた 21:33 tuka-neko>【クロエ】 「……それだけではないがな……少し、長引いた……」                つまり、その分出血量は多い、という事。この能力、のせいで常々貧血に悩まされてはいるが……今回は、特に酷い。                体を起こしているのも辛いようで、何とか堪えてはいるものの、今にもベッドに倒れこんでしまいそうなほどで               「……それで……ディルク……用件は、なんだ?まぁ、問うまでもない、だろうが……」                そんな状態でも、今の服の中の惨状が気になるのか、ディルクの用向きを尋ねながら、僅かに身を捩じらせてしまう 21:38 hikami >【ディルク】「まぁ、概ねクロエの考え通り、だろうね」                浮かべるのは苦笑、にも近い表情。……間近に見える表情、顔色、も……成る程、確かに芳しくは無いのだろう。                僅かに身を離しはするものの、完全に離れは、しない距離。手を伸ばしさえすれば触れられる、一歩にも見たぬ距離をあけた、まま               「―――作戦規模は大きかった、と言う程度の認識量でね、戦況の予測がついていない。                そちらは、報告書が上がれば余暇にでも見るが、ね。しかし……ふむ、貧血気味ならば何か用意させるかね?」 21:44 tuka-neko>【クロエ】 「……いや……貧血には慣れているし、備えもある。しばらく休めば問題はない。                ……ああ、その様、だな……もう一部隊の方には、ユーキも参加していた……何か、あったようではあるが…………」                そこまで言うと、揺らぐ思考をはっきりさせようとでも言うのか小さく頭を振って               「……済まないが、手は……色々差し障りがあるのでな、もう……洗ってしまったのだが……」                そう呟いた時には、流石にディルクの顔を正視できなかったのか、敢えて視線を床に向けていた。 21:48 hikami >【ディルク】「正面に彼女を出して俺が後詰め、と言うのも―――まぁ、些か難、ではあるがね。」                聞く話によれば今回は宙空間、が戦闘域であった、とも言う。……となれば、己の能力では不利益を多々被るであろう事は容易に想像がつく訳だが               「……“その”用件はむしろ俺の都合だからね、先程も言ったが、俺の消耗は少ない。―――クロエに負担がかかる様ならば、療養に専念するかね?」                そう、ある種暗黙となった一つの約定、実行すれば……最悪、貧血症状、は悪化する可能性があるわけで…… 21:53 tuka-neko>【クロエ】 「……問題はない……どうせ、すでに流れ出たモノだし、な……それに、療養に専念、とは言っても。その用件、が無しにななったとしても……どうせ起きて着替えなければ、いけないのだし……」                胸元から……腹部にまで広がるねっとりと濡れた感覚が気持ち悪い。思わず、みぞおちの辺りに手を押し当てれば……にち、と小さな水音が響いてしまう。 21:57 hikami >【ディルク】「―――成る程、ふむ。しかし……」                向ける視線は胸元から、腹部……そこへと触れる指先へと、向く。                確かに、手指の血液は“洗い流されて”いる様で……血の気の少し引いた白さを感じさせる程度で留まっているだろうが、確かに“血”の香りは鼻腔へと届いている。その根源も理解出来ている、故に               「―――手、ではなく……“服の下”を貰っても良いのかね?構わないのなら、俺としては両得、と言える訳だがね。」                そう、戯れる。反応を楽しむかの様に、そう、妙にしおらしい相手へと、煽るような言葉を。 22:03 tuka-neko>【クロエ】 「っ……約束、したからな……とは言え……余計な事までしたら……怒るぞ……」                かぁ、と体の奥底からこみ上げてくる羞恥を振り払うように顔を上げて、じろりとディルクを睨み付ける。それでも振り払いきれなかったのか、青白い頬が僅かに赤く染まっていて               「……とりあえず……て、手っ取り早く……済ませる、ぞ……」                火照った頬を隠すかのように再びそっぽを向きながら、なんとか修道衣の背中のボタンを外し始めて。 22:06 hikami >【ディルク】「余計な事、か。ふむ……努力はしようか?」                素行を含め……説得力には薄い部分があるだろう。挙句の戯れ、細く長い指先を僅か、熱を取り戻した相手の頬へと軽く触れさせて……               「それ、は女性の台詞ではないね、クロエ。最も……“そういう理由”でも無い訳だが。……手伝うかね?」                するり、と、軽く撫でるような動き。擽るにも近く、火照らせる、とも言えるモノ……羞恥でも“血が上る”のは悪い事ではなかろう、と戯れていた。 22:12 tuka-neko>【クロエ】 「っ……自分で、できる……」                手伝う、という事は、ディルクが服を脱がせるという事で。……流石にソレをさせられる程には、そっち関係に限って言えば、ディルクを信用してはいない。                故に素っ気無く答えながらも、ぎこちなくぷつりぷつりとボタンを外し、ワンピースを……腰の辺りまで肌蹴て。そうすれば……内側から滲む血でべっとりと……腹部の辺りまで濡れたブラウスが、ディルクの視界に晒されて、しまう。 22:16 hikami >【ディルク】「ふむ、それは残念だね」                ひょい、と、軽く肩を竦め……もう半歩、下がる。脱衣の様子を眺めるでもなく、ただ“準備を待つ”様な風体。                それでも視線を反らす、なんて事をするでも無く……当然目に入るのは白を彩る広範囲の、赤。事情を知らねば“大事”すら予見させかねないものだろう               「―――つくづく思うが、クロエの厚着は、あながち無碍にしたものでも無さそうだね」                知らねば、急所からの“流血”沙汰に慌てる事もあろう、と。……視線はその原因であるはずの胸元へと注がれた。 22:22 tuka-neko>【クロエ】 「……お前の……そう言うところが……う、ぅー……」                低く唸りつつも……洗ったはずの指先を再び赤く染めながら、ブラウスのボタンを外し、                ベッドに落とさないように気をつけながらも袖を抜いて、傍らに用意していた、水を張った盥に放り込む。次いで古風な下着に手をかけはするものの               「……ぁ……!?」                支えがなくなれば、なんともあっさり後ろへと倒れこんでしまう 22:26 hikami >【ディルク】「何、目の前で“女性”が肌を晒そうとしている訳だからね、多少の余裕を持たねば……それこそ“変な事”に繋がり兼ねないだろう?」                クッ、と、喉を鳴らすような笑みを溢し……それでも、倒れこむのを見れば軽く、眉を潜める。……空けていた1歩と少しの距離を1挙動で詰め……ぎし、と、ベットのスプリングを少し鳴らした               「全く……それで良く平気、と言ったものだね」                そう、覆い被さりながらの言葉。片腕だけはベットへと突き、表情を覗き込むかの如く顔を寄せた。 22:30 tuka-neko>【クロエ】 「っ……ぅ、あ…………」                視界に現れたディルクの整った顔、そのあまりの近さに僅かに鼓動が跳ね上がる。慌てて視線を傍らに逸らしながら               「っ……ば、バランスを崩しただけだ……たいしたことはないっ……」                と、誤魔化すように強い口調でそう言って、身を起こそうとしていた。結局起き上がれはしなかったが。 22:34 hikami >【ディルク】「……そうは見えないが、ね」                そんな言葉と共に右手指を……動かす。まずは喉元、キャミソールとも似た生地の上を手繰るように“傷”の在り処を探るように滑り……               「傍目にもそれなりの出血量だ、と言う事は悟れる……一度横になってしまえば起き上がるのも億劫だろう?加えて言えば……」                そのまま、胸の稜線を辿るように、生地を這う。徐々に、徐々に、裾の辺りへと、伸び……               「……位置的には、この姿勢の方が“やり易い”からね」                ―――する、と、肌との合間へと滑り込む。素肌を撫でる様な形で僅かづつ、白い肌を外気に晒させて………… 22:40 tuka-neko>【クロエ】 「……ぁ……っ!?」                つぅ、と肌をなぞられれば掠れた吐息が漏れて。姿勢が変わったせいかさっきよりも顕著に、頬が赤く染まる。                たくし上げられればあらわになるのは白磁のように滑らかな肌。とは言えソレも今は無惨に赤く染め抜かれているわけだが。               「こ……ら、ディルクっ……な、なにを、して……?!」                腹部が完全に露出したあたりで、漸く我に返る。慌てて咎めるような色の叫びを上げる、ものの、体は凍りついたように制止の為には動いてはくれなかった。 22:45 hikami >【ディルク】「……これ以上、自分で脱げ、と言うのも辱めに近いだろう?何せ、これ、の下は素肌だろうからね」                僅かに落とした声のトーン、囁くような声色……そのまま身をずらし、顔の位置を腹部へと移動させて行く。                晒され行く白い、肌……脱がす、と言うよりも、ずらす、と言うのが相応しいその挙動は遂に、指先を膨らみの淵へと届かせてしまっていた               「……これだけの出血量で良くも強がったものだね。慣れ、もあるのだろうが……ふむ、甘受する身で言うのも難ではあるが―――少しは失血による負担も考えた方が良かろう」                そんな言葉の直後……ぴちゃり、と、響く、酷く湿ったオト。“人”よりも低い体温、唇を臍の辺りへと押し当て、尖り気味の舌先で丁寧にその“赤”を舐め採り初めていた。 22:55 tuka-neko>【クロエ】 「ぁ……ぅっ!?そ、そんな事を言っている余裕があれば、いいのだが……なっ……」                薄い皮膚に触れる、くすぐったさを齎す舌先の感触に、微かに息を呑む音を響かせ、目を瞑ってしまう。                緊張と視界を閉じたことにより感覚は過敏になってしまい、這い回る舌先と指先は、抑えることができないほどに溢れる吐息を乱してゆき。                思わずして伸ばした指先はディルクの衣装の袖を掴み、そのままきゅう、と握り締めてしまう。 23:02 hikami >【ディルク】「……気を抜けば起き上がれない状況に自らを追い込む方が危険だとは思うが、ね」                ―――ちゅく、と、ある種卑猥な水音が響く……柔肌を彩るのは徐々に赤から、ぬらりと濡れ光る無色へと移り変わりつつある。それでも……隆起はまだ、隠されたまま               「俺としては、暴れられないのは救いではあるが、ね。……大人しいのは“力が入らないだけ”で無いのならば、戦の規模が大きくなれば“違う理由”で血を流す事にも繋がるだろうから、ね」                そう、言い……指先が柔丘へと伝う。脱がすのではなく、隠した膨らみを触る為の明らかな余禄。やんわりと、その細身にしては豊かな乳房へと触れ、ふにゅ、と、軽く揉む様な動きを見せてしまって               「傷、は胸元だろう?……危ういとは思わんのかね?」                戯れた響きと共に、相手の血と己の唾液により血色の増した唇の端を僅か、吊り上げて見せた。 23:09 tuka-neko>【クロエ】 「は……っ……ぅ、う……どうせ……気を抜くのは……部屋に、戻って……んっ……から、だ……っ……ぁ、こ、こらっ!?」                どこか言い訳がましくもある、言葉を掠れた吐息に乗せ。“余計な事”に分類されるであろう行為を咎めるべく目を開ければ……まともにディルクと視線をかちあわせてしまい、そのまま勢いは失速して               「……っ……よ、余計な事はするなと……言っていただろうに……」                紡がれた言葉は……内容の割りになんとも弱弱しい呟きでしかない。 23:14 hikami >【ディルク】「……その気を抜いた結果、の“俺への余禄”だと思うが、ね」                そう、戯れた響き。……ふにゅん、と、弾力を愉しむ様に数度突付き、指先は徐々に頭頂部へと伸び……―――その途中で、逸れる。遂には触れる事なく外輪の柔らかな感触を揉む様に這い擽り、一度、引き抜かれた               「……問題となるのは“気を抜く”ではなく“気が抜けてしまう”事ではないかな?……俺が手を出しかけても、今のクロエならば跳ね除ける事も難いとは思うが……さて」                ぐい、と……双丘を覆っていた布地を捲り上げ、外気へと、晒させてしまおうとしていた。 23:21 tuka-neko>【クロエ】 「ぁ、んんっ?!っ……だ、だからといって……っ!?」                戯言に反論を返そうとしたところで、際どい所……うっすらとシュミーズを押し上げる頂点に指が伸びた事に気がついて、思わず息を呑み。すぐにその手が引き出されてしまえば安堵のため息をついて               「っ……お前は……っ……軽薄だが……嫌がっている相手に強行に事に及ぶ事はない、と……思っていたが?」                口調こそは厳しいものの。濡れて張り付く薄布を引き剥がされる感覚に……羞恥と不安の入り混じった表情を浮かべて。そう、と腕を持ち上げ……まだ赤く染まったままの胸元を隠そうとしてしまう。 23:25 hikami >【ディルク】「……―――ふむ、良く判っているね」                それでも……脱がす手は、止めない。上半身を全て曝け出させる様な格好となっても尚、視線は外さない。……隠そうとする腕を、戯れに触れていた右手で軽く、制するようにと動かしてしまって               「……ま、男の前で胸を見せる羞恥を選んで貰えるのだからね。少し位は、クロエの側にも“余禄”があっても、良かろう?」                それ、が何を指すのかは告げる事はしない。ただ、再度みを屈めるとその柔らかな谷間へと唇を寄せようとする、のみ…… 23:32 tuka-neko>【クロエ】 「っ……く、ぅ……」                羞恥を和らげるための方策さえも制されてしまえば、行き先を失った手はただぎゅう、ときつく握り締められベッドの上に力なく落ちてしまう               「……っ……わたし、に……余禄?……な、何が、だと……っ……っきゃ……ぁっ!?」                恥ずかしいばかりのこの行為、ただ早く終わる事を望んでいるというのに、余禄といわれてもただ戸惑うばかりで。それでもちろりと胸元に這う感触を感じ取れば、問い詰めようとする言葉を途切れさせ甲高い悲鳴染みた叫びを上げてしまう。 23:37 hikami >【ディルク】「……“そういう事”さ」                ざらつき、尖った舌先を柔肉の淵へと這わせ、そのまま隆起を辿り……ちょん、と、先の尖りに軽く、触れる。                明らかな余禄、ただの戯れ、でしかない、その“場所”は……無論“傷”の位置からして血の付き所の有り得ぬ箇所。聞こえる声には戯れたような笑みを喉にて溢し、退けた腕を己の右手で軽く擽って見せた               「……とは言え、余計な事はするな、と言われたか。」                そう、軽く触れた舌先は動かす事なく、ただ……裸の胸を丸見えにさせたまま、楽しげに口元を緩めるに留めていた。 23:46 tuka-neko>【クロエ】 「……な、何のことだか……わ、わからない……ん……っく……っ!?」                明らかに余計、と言えるその行為に、掠れた喘ぎとともに僅かに身を捩じらせ豊かな双丘を揺らがせてしまい。更に腕を擽られれば…振りほどくほど強くはないもののむずかるように更に身動ぎをして               「…………ぅ……ぅ……ディルクっ……お前……わ、私を恥ずかしがらせて……愉しんでいる……な……っ……ぅ、ぅう……」                横になっていたせいかそれとも過ぎる時間によるものか。頬、どころか耳や首筋まで赤く染めながらも泣き出しそうな目でディルクを睨み付けていた。 23:50 hikami >【ディルク】「今更気付いたかね?」                まるで悪びれた様子は、ない。                どころか……期待した反応を受けてのモノなのだろう、楽しげですらあるオトを溢し……睨む視線を封じる為でもあるのか、再び桜色へと唇を寄せ……軽く触れただけで再度、舐め下ろす様に“傷”へと辿る。……そんな余禄、戯れの時は……               「―――無論、嘘を言って戯れている訳、ではないがね。事実、修道衣に包むだけでは惜しい容姿だと思っているよ、クロエ。……消耗への危惧もそうだが、女としての構えも必要だと言うのを、少しは自覚した方がいいだろうね」 23:58 tuka-neko>【クロエ】 「ぁ、う……」                悪びれるどころではないディルクの言葉と、微かに触れる唇の感触に、なんとも容易くその思惑に乗って、視線を逸らしてしまう。再び浮き彫りになった感覚が“傷”に近づいてくれば、僅かに肩をこわばらせてしまって。               「ぁ……っ……そ、そんな、こと…………女としての構え、など……必要は……」                ない、と言う言葉は、吐息に掠れて消えた。10年前ならいざ知らず、今はそう言う事にかまけている余裕は……ない。そもそも、まがりなりにも神に仕える身、なのだというのに…… 00:05 hikami >【ディルク】「ふむ……勿体無い、ね」                ちろり、と、舌先で“傷”を擽り……滲み出ていた血を舐め採る。流石に根源だけあって“血”の塊は他と比べ一際多く、舌先で掬い取れる程度の珠となっていた。                しかし……流石にもう、止まっている……不可思議な“傷”は確かに、奇妙に思う者も居ただろう―――思えば数日前に起こした狂乱の理由も浅くではあるが測り易くはなるか。               「―――戦だけでは、いずれ折れるぞ、クロエ。現に君は一度、自棄になったろう?……優希を見習え、とまでは言わんがね。彼女を君に任せたのは何も“優希を鍛える”だけの意味ではない。                ……まあ、今はそれだけで良かろう。―――肌を見られながら他の女の名を聞くのも不名誉だろうからね」                そんな戯れた響き、付着した“赤”はほぼ、掬い取られていた。 00:15 tuka-neko>【クロエ】 「……せめてあの男を倒すまでは……と……思っていたのだが……っ……」                数日前、蘇ったトラウマに押しつぶされそうになった時の事を揶揄されればそれ以上言葉を続ける事もできず、小さくため息をつき。               「……何が……不名誉……だと、いうのだ……私は……その、そう言った類の事を誰かに許すつもりはない……これだって……その、た、単に、毀れた血の提供をするだけ、それだけ、なのだから……」                まるで自分に言い聞かせるような言葉を紡ぎながら。肌の感覚で終わったと思ったのだろう、そうっと腕を持ち上げ。再び晒された柔丘の頂点を隠そうとしてしまう。 00:19 hikami >【ディルク】「……だから言ったろう?……“今”は、とね」                そう、言葉を紡ぎ、身を離す。……この手段で摂取する際の常として口周りが少しばかり、妖しく濡れてしまうのがある種、難点ではあるだろう。……己の指先で軽く口元を拭った               「……少々意地悪な問いである事を承知で言うが……」                離した身、ベットサイドへと腰を落としたまま、半裸を眺め……               「―――胸に触れられる事、男の前で乳房を露出する事。……恥らうのは君がまだ“女”である証拠ではないかね?」 00:26 tuka-neko>【クロエ】 「ぁ……ぅ……!?」                ディルクが離れほっとため息をついたところでの、その言葉に。これまで抑え込んでいた反動が、一気にやってくる。まるで頭から湯気を噴きそうな勢いで肌をあふれ出した羞恥で染めながら。                弾かれたように飛び起きぎゅう、と自身を抱きしめて、ディルクの視線から肌を隠そうとする。もっとも、隠すものが二本の細い腕だけでは、聊か、どころではなく、役者不足でもあり               「そもそもっ……ほ、本来なら、その、修道女たるものそうそう人前で肌を晒してよいものではないのだっ……女であるとかそう言うのとは関係、ないっ!!」                まだ血が足りないせいでくらくらするのを必死に堪えながら、思わずそう怒鳴り散らしていた。 00:39 hikami >【ディルク】「“女”で無いのならば、そう恥らうモノでもなかろう?……少なくとも、そう恥らわれると―――悪戯心も沸くのだがね」                喉の奥で噛み殺す様な、笑み。……露出した白磁、未だ露出したままの柔肌を軽く、撫で……顔を寄せてみせた               「……いずれ、物騒な要素抜きで君とも過ごして見たいものだね、聖職である、戦場に出る……―――それらは美貌を飾らぬ言い訳とするには些か、惜しい」                何処までも戯れたような、響きと共に……体を、離す。次いで月衣から取り出したのは滋養効果のある飲料、即効性までは無いものの疲労には良いだろうという―――有態に言えば栄養ドリンク程度のもの。                最も、装丁も容器も、何もかも古めかしいものではあるのだが               「……まぁ、戯れた“悪戯”で返す礼でもないだろうからね、今はこの辺で止めて置こう。…………君のお陰で俺も力を振るい易くなっているのも事実、もう暫し経てば表界に居た頃と同程度の焔を繰る事の負担も無くなろう。感謝する、クロエ」 00:50 tuka-neko>【クロエ】 「っ!!!!」                する、と肌の上を這うしなやかな指の感触に、声にならない悲鳴を上げ               「な、な、何を言ってっ!?ソレとコレとは話が別…………!?」                癇癪でも起こしたような言葉の勢いとは裏腹に、表情も怒りよりはむしろ羞恥と混乱の色合いが強く。けれども、次に続く男の言葉、で……思わず呆気にとられた様にディルクを見上げる。くどい様だが、相変わらず自分の容姿については自覚が無いまま               「……そ、そう言うのは、ユーキに言った方が……いいのでは、ないか……その、私は………………っ……礼、など……一度交わした約束を実行したまで、だろうに……必要はない、だろう」                言い訳がましい誤魔化しの言葉を、紡ぐ。その頬は、肌を晒す羞恥とは別の意味でほんのりと頬が染まり…… 00:58 hikami >【ディルク】「そう違う、とも思わないがね。少なくとも……」                ベットのスプリングを軽く軋ませ、身を起こす。取り出した飲料はそのままシーツの上へと転がしたまま……いざ立ち上がれば、元より大きな身長差の分、視点はかなり上からの物となっていて               「君は魅力的な“女性”には違いないよ、クロエ。……優希も十分以上に“可愛い”とは思うがね。君が劣っているとは思っては、居ない。                ―――礼については、俺の問題だね。少なくとも助かっている事は事実……借り、とも言えるかもしれんね。いずれ、返させて貰えると助かるが。……今は休息を優先させるべき、か……ふむ、少し経ったら何か食事でも運ばせよう。また、な」                そう、言い残し身を翻す。……相変わらず足音の立たぬ滑るような歩みは―――ぱたん、と、戸が締まる音と共に部屋の外へと、消えた――― 01:08 tuka-neko>【クロエ】 「……ぁ…………」                ただでさえ回らぬ思考は、いっぺんにいろいろな事があったせいでパンク寸前。故に、ディルクが立ち去る背中を挨拶もせず呆然と見送るばかりとなり。               「……あのような事を言われても……いまさらどう着飾ればよいのか判らない、のだが……な……」                しばらくして漸く、頭が冷えてきたのかそう呟きため息を一つつき。そのまま着替えを開始する。血に濡れた洗濯物を洗剤を溶かした水に浸し、湯で絞っタオルで汗を拭ってから、真新しい下着と、寝巻きを取り出し着込んで、ベッドに入る。                その途中で触れたドリンクの壜を手に取り……無造作にふたを開け、ぐいっと呷れば               「……苦い……ぅう……マデラ婆様の薬を思い出すな……」                と、まるで子供のように眉根を寄せ、昔の事を思い出した、割りに軽い表情で毛布をかぶり。……疲れていたのだろう、すぐに寝息を立て始めて………………