21:08 hikami >……複数部隊を用いて行われた二正面作戦。 21:08 hikami >大掛かり、と言えば大掛かりなこの戦闘の結果、得たモノはそう、多くはない。 21:08 hikami >得た情報と言う意味では多く、重く、それだけに一部のメンバーへは重圧や煩悶として濃く圧し掛かる事になるだろう。 21:08 hikami >この部屋の主とてその一人―――異郷の地から此処へと飛ばされた“事故”の生存者、元部下との再会。 21:08 hikami >それはつまり、今は茶器の準備に勤しむ従者にとっては同胞との再会と等しくなる…………筈、だった。 21:08 hikami >しかし“事故”ではない“故意”として示された現実、それに拠る戦闘……その後、恐らくは救出、に訪れた際に出会った一人の少女。 21:08 hikami >我ながら冷静さを欠いていた、そうであるが為断言など出来ず、そもそも、知っているのは些細な情報に過ぎない。 21:08 hikami >判る事は“これで全てが終った”訳ではなく、むしろ始まりの一端に過ぎぬと言う残酷なまでの現実。 21:08 hikami >―――とは言え、ただ鬱々と待ち受けるのはそれこそ、意味が、ない。 21:08 hikami >戦闘後の処理や報告を終え、一息つける様になった頃……女はある約束事を思い出した。 21:08 hikami >思い出したのも唐突なら、提案するのもまた、唐突になる。 21:08 hikami >【カルミア】「イオ、明後日のお茶の時間。リディ達を呼びましょ?」 21:08 hikami >何気なく切り出されたその会話のほぼ直後、リディアへと誘いが飛ばされ、かの少女の協力者だと言う男も、良かったらつれてきて欲しい、との旨を告げる。 21:08 hikami >かくして………… 21:08 hikami >女の私室に持ち込まれたのは、テーブルセット、とも言える大きめの机。 21:08 hikami >机に並べられた茶器はこの街についてから買い揃えた白磁に金細工の施された華奢なもの。 21:08 hikami >ティーコージは未だ畳まれ、ポットの中身……茶の用意は従者に……イオに、任せていた。 21:08 hikami >菓子は摘めるものを、と数種のクッキーが白磁の皿に並べられ、甘い香気を室内に漂わせ始めていた。 21:08 hikami >ある意味では平穏な風景、以前誘ったお茶の時間、しかし胸中は……まだ、ほんの少しだけ、重いままとなっていた。 21:13 rouge__ >傍に控え、カルミアの後ろで立ちながら、来客の到着を待つ。  お茶の時間、というのであり、プライベートであるのか従者の時間なのか、少し分かりにくい時間。 ともあれ、従者の比率が今は高いであろう。  21:17 Fake_ >  21:17 Fake_ >カルミアから伝えられた連絡。クーを連れてお茶でもどうか、というお誘い。 21:17 Fake_ >以前から約束自体はあったものの…クーを連れて、というのは少し予想外だった。 21:17 Fake_ >了承の意を伝えた後、クーを探す――今ならいる場所は大体ひとつ。自らの世界で。 21:17 Fake_ >そこでクーに事情を伝え、ついてきてもらって…カルミアに呼ばれた部屋の前に立っていた。 21:17 Fake_ >【リディア】「…ちょっと、緊張するですね――」 21:17 Fake_ >そんなことを呟きながら、扉をノック。後ろにいるクーに声をかけつつ。 21:21 Ponko_ >【 クー 】 「…んぁ?そうか?お前にとって坊主はダチ公だろ?ダチのお呼びに緊張するもんじゃねェよ。」                 ふぁ…と欠伸をつきつつ                「…しかし茶会ねぇ…俺様に似合いもしない空気じゃないか、酒盛りならなァ。…ま、色は揃ってるようだが。」                ふんふんと辺りをきょろきょろと、そういやぁ…こっちのホテルに帰ってくんのも久しぶりだった。                「坊主に姫さんねぇ何の話があるやら。退屈な話じゃなけりゃいいけどな。」                 返し、部屋の中からの反応を待つ(まぁ、霊体化すれば扉どうこうなど関係ないのだが、そこはとりあえずの礼節だ 21:24 hikami >【カルミア】「……と……」                響くノックの、音。壁にかけられた時計へと向ける視線……時刻は、伝えていた頃合、である。上手く捕まえてくれていると良いのだけれど、なんて事を思い浮かべつつ扉へと向かい……かけ、歩みを一度、止める               「……イオ、お願い」                そう、つい癖で自分で出迎えようとしたが……最初ぐらいは“形”をとるべきだろう。席は立つものの、扉、は相手に任せよう、と。 21:25 rouge__ >【 イオ 】 「カルミア様。  いらっしゃったようです。」                ノックの音を聞くと同時に、カルミアの反応。                「かしこまりました。」                 一礼の後、静かに近づいて、扉を開く。  燕尾の執事服でも着ていれば、むしろ小間使いというより普通の執事に見えなくもないのだが、来ている服はあくまでメティスト支給の小間使いのお仕着せである。  少しどこか、アンバランス。 21:29 Fake_ >【リディア】「…あ、お邪魔します――」                少し、畏まった表情。そんな様子で小さくペコリ、と頭を下げる。2人の様子、普段とは違うように感じて――少し緊張した面持ちで、部屋に入っていく。 21:31 Ponko_ >【 クー 】 「よう…坊主に姫さん。」                ポン、とリディの背を押すように 前へと押し出し                「悪いが、このとおりガチガチなんでね、形式ってのも大事だろうが、できるだけ普段どおりにしてやってくれ。」                ひらひらと二人に軽く手を上げ 自身は扉のすぐ横、壁へともたれかかる 21:33 rouge__ >【 イオ 】 「不慣れゆえ、作法に手違いがあるかもしれませんが。」                 まず、二人にそう返しつつ。                「席に、ご案内します。  …クーさんも。」                 おとなしく席に座りそうな人ではないヨなァ、なんて、心の中で思いつつも。   21:34 hikami >【カルミア】「こんにちわ、リディ、それと……お久しぶり、クード」                纏うのは私服、として愛用している簡素なドレス。ふわりと、柔らかく見える笑みを浮かべ―――そこまでが、形式               「…………ま、いちおーホストだからね。多少の色はツキモノ、ってことで。貴族の茶話会に呼ぶでもなし、主人がいきなりドアあけたら、イオの立場も無いって……まー、ちょっと面倒な習慣、ね。                っつーわけで……イオ、自分の分も用意すんのよ?」                ころりと、掌を返したような言葉。元の椅子に腰掛け……               「……こーできるのも、ある意味リディのお陰、だもの」 21:36 Fake_ >【リディア】「は、はい――」                どうも、普段どおりに話せない。雰囲気の差に、どうしたものかと悩んでしまって――イオに任されるまま、椅子に座る。緊張を何とかしようと、大きく息を吸って。               「こんにちはです、カルミア、イオさん」                もう一度、ぺこりと頭を下げた。 21:39 Ponko_ >【 クー 】 「…ぁ?…作法とか嫌いなんだがな。」                騎士とはいっても槍兵。戦場や色のある生活はしてたものの、そもそも宮殿生活、というものにはあまり縁は無い。                「おう、姫さんも壮健そうで何よりだ。」                パチン、とウィンクを返しつつ                「そもそも俺的にお茶会ってのが似合う人間とは思えないんだが…ま、せっかくのお誘いを無碍にするわけにもいかねぇか…背もたれにもたれかかるように大きく腰掛け                「あんまり身分の上下、とか苦手なんだ…無礼講で行こうぜ。」 21:41 rouge__ >【 イオ 】 「…では、失礼します。」                三人の着席を待って、ポットを手にする。 ええと……まずはどこから注いでいくのが正しいんだったか。 カルミアから、リディアから、クーへと順に注いでいけばいいのだったか?                ティーポットを持ったまま、しばし固まり。  こんなことなら勉強しておくのだったと後悔しても、後の祭りなのだが。                「あー、ええと」 21:43 hikami >【カルミア】「ん、あたしも同感。……此処の場で“身分”は意味が無いわ。場所もラヴィスパレス、所属も同じスリーエース……厄介な冠を誰かが持ってるわけでもなし、前々からお誘いしよーとしてたのが今になっちゃっただけ。                ……あたしはリディとお茶を飲みたい、って思った、ってーだけだから。作法とかはまー……」                気にしないで良い、そこまで言い切ると……何か大変な気も、する。特に、幾許か残った“体面”と言う奴が               「……普通にお友達同士、おしゃべりする感じで十分。それより……ん、もう。……適当で良いのよ、てきとーで。」                戸惑うイオの様子に思わず、手を伸ばしかけ……留める。               「……あたしのほーから順番、んで、自分の分までやったら、あとは空になった子が適当に、おかわりしましょ」 21:46 Fake_ >【リディア】「…あ、えっと。じゃあ、そんな感じでいいなら、です」                作法とか、うん。正直なことを言えば苦手だった。カルミアの言葉にほっとして…イオのもつティーポットに手を伸ばそうとする。自分で2人の分はやろうかな、と思っていて。 21:47 Ponko_ >【 クー 】 「つーわけだ…オラ、さっさと席につけ坊主。…じゃねえとリディまでが余計な気使ってしょうがねぇ。」                くいくいと空いた席を指し 21:47 rouge__ >【 イオ 】 「ありがとうございます。」                 カルミアのその言葉どおり、順に茶を注いでいき。                 「……ああ、いや、これも、俺の…じゃない、私の仕事ですから。」                リディアの申し出はやんわりと断り、最後に自分の分を注ぎ終えると、少し迷った後に、一応用意してあったもう一つの椅子に腰掛けて。 21:48 hikami >【カルミア】「……へぇ……?」                クードの様子に軽く、目を、細める。               「……案外やさしートコ、あんのね?」                問うのはクーにではなく、リディへと。そう、熟練の兵と見ていた男の小さな一端を垣間見た事で浮かんだ、ほんの小さな悪戯心 21:51 rouge__ >【 イオ 】 「……ふぅ……」                座ってしまえば……最早使用人というわけには行かない、ここからは、プライベート、と、なるのだろう。 若干表情を緩めて。                 「……すみません、俺も、カルミア以外をもてなす経験は、初めてなので。」                 …プライベート時の言葉遣いにシフトさせる。 敬語を使わなくていい、なんていわれてから、数日。 慣れたような、くすぐったいような。 21:51 Fake_ >【リディア】「ん…ちゃんと相談に乗ってくれたりとか、するですよ?」                と、カルミアの言葉に首をかしげつつ…紅茶の香りを楽しみ。クーについて答える。その声色に混じるのは、信頼の色。マスターとして、一人の少女として、クーを信頼しているというのが見えていて。 21:52 Ponko_ >【 クー 】 「…ぁァ?女にはそんなに冷たくしてるつもりは無いんだがな。…ま、俺様自身硬っ苦しい雰囲気ってのが嫌いなんだよ。茶会よりも…好きなのはやっぱアレだな、気のあう連中と酌み交わす酒。敵だろうが味方だろうが関係なく、気の合う奴等と飲む酒は美味いモンだ。」 21:55 hikami >【カルミア】「……そんな気は、するわ。飲酒は出来なくは無いけれど、あたしはアルコールよりも紅茶の方が、ってまぁそれは良いわ」                単に弱い、とも、言う。愉しむ前に酔いが来る……付き合いは出来ても“飲酒を愉しむ”までは至っていなかった               「そう?なら安心して……」                リディの答えにそう、軽く表情を、引き締める               「……こっちの話も、出来るわ。まずは、改めてお礼を言わせて、リディ。……しょーじき、あの時あたし、結構取り乱してたと思うわ。……リディの処置が早かったから、こんだけの時間でイオも回復できたンだもの。                ……世話をかけるとは思ってたけど、けっこーおっきな借りが出来ちゃったわ」 21:57 rouge__ >【 イオ 】 「酒……ですか。」                口にしたことは、数度ある。  自分から口にしたことはないが。 …酔った仲間に無理やり飲ませられたり、カイエンに薦められて断れなかったりしたことがほとんどであり。                「俺からも、礼を。 リディアが居なけりゃ、正直ここに居られたとは思ってない。 命の恩人だ、本当に、ありがとう。 改めて言わせて貰うよ。」                ゆっくりと頭を下げつつ。 22:00 Fake_ >【リディア】「…お酒はまだ、年齢的に私はだめですし――クーも、あんまり飲みすぎて、とかはだめですよ」                と、そのクーの言葉を嗜めるように。そして、下げられた頭、向けられた言葉にきょとん、として               「え、っと…あの時、私ができる最善をしただけです――イオさんを助けられて…よかったですよ」 22:02 Ponko_ >【 クー 】 「…ぁー待て待て。とりあえず異世界に行って…お前らがヤバい状況だったんだろうってのは話の流れで分かった。…が、魔力的な繋がりがあるとはいえ、リディに起こったことの全部がこっちで把握できるわけじゃあない。…取り乱すような事態か、何があった。順を追って話せ。                …普通ならそこの坊主が馬鹿やったってだけで済む話なんだろうが…それだけじゃねえよな?」 22:05 rouge__ >【 イオ 】 「……馬鹿っ……」                 思わず反論しかけるものの……                 「……そういわれると、返す言葉もないんですけどね。」                アルテールにもたしなめられた事であり、危険なことをした自覚はあったわけだが。 22:07 hikami >【カルミア】「ま、そーゆー事。……お茶会が苦手そーなクードにも同席して貰ったのは、つまりそーゆーコトよ。……ヤバい状況だった、それ、が問題になった。                ……役割を果たしたって言ってもリディのおかげだって事には変わりない、ポジション的に“そういうもの”であっても、ね。だから、先にお礼、言っときたかったの」                少し表情は重く、翳るものの……言葉は、続く               「……まず、現状からね。スリーエースに明確な敵対存在があったことが判明した。組織の名前とか概要は不明、それが組織、なのかも、不明。……ただ、数人の名前は割れた。そのうちの一人……“グラスパ”を、あたし達は討伐に出た。                ―――その時に、イオが負傷……じゃ、ないか。消耗しきっちゃて、リディに助けてもらった。……これが今のお礼分の説明よ」 22:10 Fake_ >【リディア】「…」                敵対存在、のことが出ると、表情が少し翳る。どうして、あの子があのタイミングで――しかも、名前を変えて姿を見せたのだろう。あの子はいったい、何をしていて。今は何をしているのだろう…。そんな思考ばかりが頭をよぎって。               「…です、ね。あの時は…イオさんのプラーナが本当に枯渇しかかってたですから」 22:11 Ponko_ >【 クー 】 「ハ…っ(鼻で笑う)一歩間違えりゃあリディや姫さんも同上だったってわけだ。…(小さく舌打ち)勝手に行きやがって。マスターがサーヴァント置いて前線に出るとか、まったく…信用されてないのかねェ。」                その台詞、普段のサボりっぷりを自分で見てから言うといい                「これじゃあ、俺様が付けてやった訓練も無駄だったかね…どうせ“自分のやり方”も見つけない内に仇かなんかでも見つけて後先考えなかったか?」 22:13 Fake_ >【リディア】「…信用とかじゃ、ないですよ。あの時は…クーを呼ぶだけの余裕がなかった私がいけないですし」                はふ、とため息を1つ。 22:15 hikami >【カルミア】「……―――訓練?何、イオ。……本当にクードに師事してたの?」                見習え、といった覚えはあるのだが……まさか直接教えを請うとは思って居なかったのだろう。半ば呆れたような響きを零して               「……ん、残念だけど正解よ。“グラスパ”は、あたしの元部下。……イオから見てもいちおー、同僚ってことになるわ、所属は鋼騎士と小間使い、って違いはあるンだけどね。んで……あたし達はこっちに飛ばされるとき、一度冥魔の群れに襲われてンのよ。                それが偶然、だと思ったンだけど……―――どーやら、そのグラスパが首魁らしい、あいつが自分で言ってたわ。“あたし達を殺そうとした”……そのグラスパが、スリーエースの敵対存在として確認、されたわ。」                その結果は……クードの想定どおり、しかし……明確に言葉に出す事は、避けた 22:17 Ponko_ >【 クー 】 「で…坊主も結果助かって…とりあえず死人は出なかった。まぁお前らに因縁のある相手ってのもよぅく理解した。…で、それとは別にコイツはなんでこんな面してるんだ?むしろ…頑張ったんだ、と誇ってもいいところだろう?」                くい、と横のリディを親指で指し 22:17 rouge__ >【 イオ 】 「……後先考えなかった、は。 確かにそうです。 言い返す言葉なんて、何もない。」                 それでも…あの瞬間でも、自分のやり方、を探すことまで忘れたつもりは、なかった。                 「こういう言い方も生意気かもしれませんけど…。 消えかけてはじめて、なんか、そういうのが見えそうだ、っていうか、掴みかけた、っていうか…。」                おぼろげながら、何か、の引き出し方は、つかめたような気がするのだ。 22:19 hikami >【カルミア】「……“結果”は、ね。」                イオの言葉に向けるは胡乱な視線、無茶を繰り返すコトは……私的には“面白くない”のだ。それが必要と判っていても、感情と割り切れる部分では、ない。……言葉に出す事は憚られたか、小さく溜息を零すだけに留めた               「……ん、それは……そう、ね。―――リディ、どうする?……あたしから言う?」                あれ、がそのものか如何か。……確認、をしたい、というのは本音ではあるのだが 22:21 Fake_ >【リディア】「……いえ、私で言うです」                カルミアの言葉に、小さく首を振る。息を吐いた後、顔を上げて…               「そのグラスパという人を倒して、追い詰めた時に…もう1人、人が来たです。その人が、私の妹――見間違いようもなく、リーシアでした。名前はアルア、って…なのってるらしいです、けど」 22:23 Ponko_ >【 クー 】 「お前が俺様を召還する前に陣に飲み込まれて消えた妹だな。」                ふむ…と顎に手を当て…言葉をつむいだ                「良かったな。」 22:23 rouge__ >【 イオ 】 「……妹…?  ………何時の間に、って、そっか。 俺、グラスパと闘ってる途中の辺りから、記憶があいまいだもんな。  何時の間にあいつが撤退してたのか、それもわからない。」                  22:25 rouge__ >【 イオ 】 「良かった……?  グラスパの側ってことは、とんでもない事やらかそうとしてる可能性だって…!  ……いえ、ごめんなさい。  そりゃ…生きてるほうがいいに、決まってるか。」                …やはりまだ、グラスパが絡むと、冷静にはなりきれない。 思わず身を乗り出しかけた。 22:26 hikami >【カルミア】「……そ。イオもわかンないわよね」                タイミング、としては“気付かなくても”無理は、ない。自分とて先にリディに聞いていなければ判らなかった可能性は、ある               「……残念ながら良くは、ないわ。“アルア=アルヴァレスタ”……あたしの視点から補足するわ。……グラスパ同様に『敵性存在』として認識されてるのよ“アルア”は。                ……んで、現にグラスパを撃退寸前に現れて……一緒に、どっかにいったわ。行き先は不明、目的も不明。……あたしから見ても“アルア”は、リディそっくりだったわ」 22:26 Fake_ >【リディア】「…生きててくれた。それは…嬉しいです――でも、どうして…って。向こうも、私に気づいて…驚いてたです。驚いていた、ということは…私が誰か、わかっている、ってことです」 22:27 Fake_ >【リディア】「あの子がどうして、あんな人と一緒にいるのか…」                目を伏せ、息を吐いて。 22:30 Ponko_ >【 クー 】 「今まで生死不明どころか…この次元に存在してるかさえ分からなかったんだぜ?行方も分からないなら、ただ闇雲に探すことしか俺達にゃあできねェ。…生きてるって事がわかりゃあ言葉を交わす機会もあるだろう。連れ戻す機会もあるだろう。                …まァこれは極論なんだが…お前が陣の向こうに妹が消えたって思ってるように向こうの認識も、お前が消えた、って認識なのかもしれないしなァ…なんで?どうして?なんて質問に答えはねーよ…張本人がいないんだからな。                それに…もし今を見られたら向こうからも同じ事を言われるかもなァ。なんで姉のリディアがこんな柄の悪ィ男と一緒にいるかってな。」                ケラケラ笑いで言葉を締めて 22:32 rouge__ >【 イオ 】 「ただ、でも。 ……リディアの妹は、リディアの妹のままで、良かった。  …うまいこと、いえないけど。」                どう言葉をかけていいのか、ぎこちない。  だが、話を効く限り、向こうにも情が残っているように聞こえる。  …今までだまされていたとか、妹の本性が悪人だったとか、そういうのよりは多分、ずっといいだろうと思った。 22:34 Fake_ >【リディア】「…そう、ですね。あの子からしたら、私が消えた…そういう風に見えてるかもです――クー、そんなに柄、悪いですか…?」                小さく首をかしげ、クーを見つめ返す。紅茶を一口飲んで…               「…もう一度、あの子に会わなきゃ、です。『どうして』を…聞かなきゃ――聞きたいです、から」 22:36 hikami >【カルミア】「……―――極論ね」                こつ、と、軽く自分の額を突付く。瞑目するように目を伏せるものの…………               「死者は生者と会話する事は、出来ない。けど、死者が“生きていた”事がそのまま幸運に繋がるとは限らない。……あたし達はグラスパも死んだ物だと思ってた、ンで……生きてた、再会した時には、どーしよーも無いほどに“敵”だったわ。                ……違う、わね。―――あたしが、最初から見誤っていたらしーわ。……グラスパの目的の一つは、あいつが自分で言ってた。                そーゆー意味じゃ、グラスパの方は理由がわかるンだけど……―――“アルア”の方はわかんない、リディをみて反応があったって事は全くの無関係、とは思わない。……名前を偽るぐらいなら、簡単だもの。                けどクードの言うように今は“なぜ”の答えは出ない……つまりは、そーゆー事。―――あたし達はグラスパの事が知りたい、あたしは、リーシアを探す手伝いをしたい。……この二点において、お互いに協力できないか、って思っての事。                そーするには……クードの耳にもこの話を入れといてほしかった。似合わない席に呼んだのは自覚してンだけど、よーはそーゆーこと、よ」 22:37 Ponko_ >【 クー 】 「たとえば…だ。」                カップ片手に眼を閉じ、ピ、と指を立てる                「その妹に敵意ってものは無かったんだよな?ってぇこたぁ…。リディは妹探しのために俺様達やAAAを頼った。リーシアも何らかの理由で、リディ、お前を探すために連中に協力してる…ってーのも…。…けどそれなら合ったときに連れ戻すくらいのモーションは見せるか…?」                首をひねる」 22:39 Fake_ >【リディア】「グラスパを殺させるわけにはいかない…そういって、あの子は…グラスパを守るように帰ったです」                記憶をたどりながら、あの時…何をあの子が言っていたか。思い出して、言葉にする。               「敵意は…あの時は感じなかったです。でも、次にどうかはわからないですし…だからこそ、もう一度会う…次は、こうです。」 22:41 hikami >【カルミア】「可能性は、あるわ。“お互い行方不明だった”事で異なる母体を辿る事は十分、想像できる。……だからこそ、おかしいし、だからこそ判らない、のよ」                クードの言葉に返すのは……やはり答えの出ない疑問               「リーシアが、リディを探してたなら“リーシア”で探せばいーと思うわ?“アルア”じゃあ、その名前がどこかに居るリディの耳に入った時にリディが気付かない可能性は高い。                ……もっと言えば“再会する事”が目的なら、リディもリーシアも、目的を果たした筈なのよ。……それでも、リディが言うように“リディを含めたあたしたち”に攻撃をしたグラスパを庇った。……ちょっと厄介な話、でしょ」 22:41 rouge__ >【 イオ 】 「カルミアの責任じゃ、ない。  ………誰も気づかなかったんだ。  俺も、爺さんも、誰も。」                かけられる言葉といえば、そのくらい。 不器用であることを痛感する。                 「グラスパとは、あいつの意思が嫌と言うほど分かるほどに、語り合った。 だから、妹ともそういう風に語り合う機会、作らないとな。」 22:46 Ponko_ >【 クー 】 「協力関係は良いが…」                すっと手を掲げる。その手に魔力結合で生み出される紅い棘の槍                「デカブツ相手ってなるとそうそう加減も効かないからな…良いのか?俺様の槍は心臓を射抜く槍…グラスパって奴を殺さずに止める自信は無いぜ?」                口の端を吊り上げるように笑い…               「リーシアの方は話す場さえつくれりゃあ…今の状況なら可能性も見込めるだろうしな。」 22:47 Fake_ >【リディア】「クーも、ゲイボルグ…自分の力を取り戻せたですし。私も――少しずつ強くならなきゃ、です…」                目を閉じて、力を確認する。 22:48 rouge__ >【 イオ 】 「なら、それより先にしとめてみせますよ。」                クーの目を見て、まっすぐと。                「……生意気なことを言ってるのは、分かってますけど。 でも、そのくらいの向上心がなきゃならない。 そうでしょう? …協力のほう、よろしくお願いします。」 22:48 hikami >【カルミア】「…………じーさん……嗚呼……」                そうか、これも説明が要る、か。思いなおし、軽く視線を上げて……再度、戻す               「イオの駆る“モリオン”の前保有者が騎士カイエン。……あたしが、じーさん、て呼んでるのがその人で……グラスパにとっても、元師匠、になるわ。あいつ曰く、じーさんの技が欲しかったってー話、だけど、さ。                …………誰一人、そのグラスパの思惑には気付かなかった、ンで、さっきも言ったよーに、グラスパの策略であたし達はまんまと嵌められた、冥魔の群れに襲われて……後は偶然、時空の歪みだかなんだか、未だになんだったのか判んないけど飛ばされて―――今、ってトコ、ね。」                そこで一拍、軽く紅茶で唇と、喉を湿らせて……               「……“敵”を容赦するつもりは、ないわ。けど……クード、貴方、無手じゃなかったの?」                武器、が抜き取られること、にはそろそろ慣れた。月衣、なんとも便利なものだ、という認識。……しかし、得物が変わる方は、少しの驚きを含めてみせた。 22:54 rouge__ >【 イオ 】 「……? そういえば……」                一度だけ戦闘を見たクーは、確かに素手であった。  自分が何度か相手をしてもらったときも、決して武器を抜いたことはなかったように思える。 素手自体が凶器で十分な破壊力を持っていたから、特に不思議にも思わなかったが。                 「……少しずるいって感じもしますね。」                 同時に、奥の手を隠しつつ自分を翻弄しきる目の前の相手に、やはり底の知れなさを感じる。 22:54 Ponko_ >【 クー 】 「考えを見抜けなかったことを責めてんのか?そりゃァ無理ってモンだ。他人がなに考えてるか、100%知ろうなんざカミサマでも無理ってもんだろうが。                しかも過去だ、不可能な事、できなかった事…それを悔やむのは時間の無駄だぜ。…っと、悪いな。(茶会の場で出すものでもなかった。すぐに仕舞い)リディに召還された時がイレギュラーでな…魔方陣も無しに呼び出されたモンで…コイツだけ別のとこに飛ばされちまった。                …ま、それだけ言えばリディの妹と同じだな。生前から使い続けた俺の半身って奴だ。俺様にしか扱えない紅の魔槍。…ま、こんなモンを扱ってりゃあ…槍の肝は撓りと刺突。別にやる事ァ無手の時とかわりゃあしないさ。」 22:58 Fake_ >【リディア】「…私は――ここでやることが増えたです。だから、がんばらなきゃ…ですよ」                紅茶をまた一口飲んで、お代わりを注ぐ。珍しく…言葉にかなり力がこもっているようで―― 23:01 hikami >【カルミア】「……ほんっと……容赦ないわね、クード」                ある種図星、なのだ。喪ったものは……その“一手”をミスった所為で余りにも、大きいのだから               「ん、良いわ。協力を頼むンだったら、相手の持ち札は知っておきたいトコ、だもの。それが弱化ではなく強化……ってーのもなんか変な話、よね。……十分な力が戻ったんなら、心強いぐらいよ。                ン、で……―――つーわけで、あたしの側から見た“グラスパ”は、そーゆー奴。……生かして捉える必要までは考えてないけど、死に目にぐらい会いたいトコね。ただ、色々隠して色んなモンを奪おうとした簒奪者、って事だけは、確かよ。                ……奪った、てーのも幾つか、あるぐらい。リディの妹、リーシアを探す、ってのも“手伝いたい”って個人的感傷だったけど、事こーなったら……色々繋がるンだもの。リディにできた借り分も、ある、それに……やっぱり個人感情としては、リーシア探しは手伝ったげたいもの」 23:01 rouge__ >【 イオ 】 「……そんな達観は出来ない、ってことですよ。  そういう風に色々割り切る、というか、断ち切れる、っていうのが、強い、ってことなのかもしれませんけど。」                そういえば、自分で入れたお茶ながら一口たりとも口にしていなかった。  ラビリンスシティの店で見立ててもらったものだけあって、上物だ。 銘柄は、故郷のものと違うので、お勧めを貰うことにしたのだけど。 23:08 Ponko_ >【 クー 】 「…や。…あぁ、いや。達観してるつもりは無いんだがな」                 自分自身が死を経験済みの英霊だからこそ、過去が変わらない…そういったことに対して諦観を抱いてるのかもしれないが                「青臭い事を言うなら、変えられない過去に縛られるより、お前らはまだ先がある分、それを見て歩く方が明るいし楽しいんじゃないか?達観って言うよりどっちが楽しいかだな。」                クツクツ喉で笑い                「…ん。」                クイ、とカップを開ける                「…(苦い)」                 次はミルクと砂糖を入れよう 23:10 hikami >【カルミア】「楽しい、かぁ……」                くるり、と、おかわりに注いだ紅茶に角砂糖を落とし、軽くティースプーンで混ぜる。……先を見て、楽しい、その感覚が……そもそも、希薄だったと言う事もあるだろう。                先、に待つのは―――……いや、今はそれすらも、ない。此処はメティストでは、ないのだから……―――少し、ぼぅっとしたのか、砂糖はとっくに溶けてしまっていた。 23:13 rouge__ >【 イオ 】 「言う事は、分かるんですけどね。」                ここから先、どうなるのか。 よく考えれば、見えないままだったのだ。  故郷へは帰り方が分からない。 第一、帰れたとして、今までどおりに事が運ぶのかどうかも分からない。                ………グラスパを倒す、そんな目的は出来た。 その先は……                 「…そういえば先のことって、考えたことなかったな。」                ぽつりと、つぶやいた。 23:14 Ponko_ >【 クー 】 「(大きくため息をつく…)坊主。」                くいくいと手招きする 23:15 Fake_ >【リディア】「…色んな事、考えなきゃ――リーシアのこと…それに、グラスパのこと。私に何ができるか…少なくとも、話を聞いて、手をとりたい…その重いだけは、変わらないです」 23:15 rouge__ >【 イオ 】 「はい……? ああ、お茶の御代わりですか?」                ポットを手に、クーへと近づく。 23:17 Ponko_ >【クー】(ポットをイオの手から取り、机の上に)               「げいぼるぐ。」                ビスッ 二本の指で引き絞った指を額へと。 いい音が鳴った。                「だから馬鹿だってんだよ。どうせ今俺が先の事を考えろって言ったら…この戦いの後、その後の世界のこと、自分たちがどうなるか、とかそういう馬鹿みたいな事考えてたろ。」                 なんもわかっちゃいねぇな…そんな事をつぶやきながら                「そんな先の事じゃねえ。そう、だな…たとえばこの茶会は楽しいか?そんな些細なことで良いじゃねえか。明日何をしなければならない、じゃない。何をしたいか、だ。」 23:20 hikami >【カルミア】「……っ、と……」                手元に気付き、軽く、苦笑。……ティースプーンを置き、一口……―――砂糖を、入れすぎた、甘い……               「……兎に角」                一瞬呆けた意識を引き戻す。こほん、と、小さく咳払いを落として               「……あたしが生きている以上、ぷらす、グラスパが“逃げた”以上……もっと言えば“アルア”としての彼女が向こうにいた以上……次、も、あると思うわ、多分。                ……あれが本当にリーシアなんだろうって思い半分、なんか釈然としないの半分、だもの。……お互い考える事が増えて厄介ごとと動機が増えた。……重なる部分も多い、から、んー……」                そう、友達、として接する際のこういう場合が……まだ、ちょっと浮かびづらく……               「……って、クードっ!?」                思考を遮ったのはイオの額を叩く音、はぁ、と、大きく溜息を、零し               「……―――ま、悔しいけど正解、ね。……仲良くしましょ、これからも、ね。ンで、お互い……判った事はたまにこーやって、交換しましょ?勿論、こんな物騒な話じゃない普通のお茶会も歓迎よ」                そう、楽しむ、と言う意味ではクーの態度が最も相応しいのかもしれない。……奇しくも、乾いた音一つで硬くなっていた背筋が少し、解れた。 23:23 rouge__ >【 イオ 】 「ッつた!?」                 がたん、と、机から浮かせていたポットが手から離れて、机を揺らす。                 「……痛いです。」                額を指でさすりながら、再び着席する。                 「楽しいか、楽しくないかでいわれると…。」                そりゃあ、身に余る光栄なわけでありまして。                「師事すると、友人とで囲む時間が、悪いもののはずが、ないじゃないですか。」                あえて、主君とは、今言わなかった。  23:24 Fake_ >【リディア】「…あ。クー…!?」                何をしてるの、といおうとして…クーの言葉にもう一度席に座る。楽しむ、そっか…と思って。悩み続けるより、今は楽しんだほうが…か、と考える。そう考えるとだいぶ、気持ちが楽になった               「…私こそ、ですよ。カルミアさ…カルミア」                つい、たまにさん、がつきそうになる。慌てて言い直して。 23:29 Ponko_ >【 クー 】 「ま、お前らみたいに先のある奴は過去にばっか捕らわれてんなってこった。…さすがに今が楽しけりゃ良い…とまでは言わないが、どっちがいいって聞かれりゃ楽しい方が良いに決まってる。                でもって…それはお前らの心の持ちようだ精々仇討ち、ってモンだけを人生の目的…なんつーつまらんことにはすんなよ。…そんなモン、何にも楽しくねえお先真っ暗だぜ。」 23:32 hikami >【カルミア】「…………んもう」                言い直す響きに返すは小さな吐息……そう言えば幾度かは、引っ掛かっていたか。                ……我ながら、その程度も余裕を失っていたんだな、なんて今更ながらの感覚……気を張りすぎるな、とイオに言っている自分がこう、では余りにも説得力が、ない               「……ま、ね。…………グラスパの事だけに囚われるつもりはないけど、冷静か、って言われると…………今日のでちょっと自信なくしそーだわ。                まー……気をつけるし、ンなつまんない事にするつもりもないわ。……折角“友達”を招待したんだもの、もーちょっと明るい話もしたいトコ、だし。」                イオの“友人”の言葉に少し、頬が緩む。……自分の立場、それを区別せずに含めてくれた分、気を抜き易く、もなったのだろう 23:36 Ponko_ >【 クー 】 「その意気だ。…なんつーか…俺が昔から関わる女は気が強かったり素直じゃなかったり気を張りすぎるのが多いんでね。ぁー…」                煙草に火をつけようとして止める                「止めとくか。」                ピン、とはじいて月衣へと                「が、悪いが楽しくお喋りするような話題は俺様は…あぁ。」                ポン                「俺様の世界ができた、気が向いたら来い。お前らなら…まぁ歓迎してやるよ。」まだ、何も無いがな、と付け加え 23:38 rouge__ >【 イオ 】 「……なんとなく、判った気はします。 ようは切り替えが大事だ、って事ですね。」                 楽しむときは、楽しめばいい。 そういうことなのだ。 何時も何時でもなんてそんなのは、つまらない。                 「……そうですね、控えていただけると。カルミアの部屋ですし。」                 ふと、首をかしげ。                「クーさんの世界? …忘却世界、って、やつですか?」 23:38 Fake_ >【リディア】「…あの時は、イオさんのことでみんな慌ててたですから。仕方ないです――だから、イオさんが無事でよかったってもう一度言えるですよ」                クーの言葉に、少し笑みを見せて。               「私も多分、クーの世界にいることが増えると思うです。綺麗…というか、澄んだ世界、なので…居心地はいいです、すごく」 23:39 Ponko_ >【 クー 】 「誰もいなけりゃ澄みもするさ…。ま、そのうちもう少し広く、賑やかにはするつもりでいるがね。」 23:40 rouge__ >【 イオ 】 「なるほど、それはいいことを聞いた。  ……居場所が特定しやすくなった、って事だ。 …クーさんに見てもらいたいとき、まず探すことから大変なんですから。                ホント。  マルディナさんや冬子先生、アルテールさんと違ってまず探すところから大変なんです。」 23:42 hikami >【カルミア】「ま、ね。切り替え、かぁ……確かにそーね、ネコ被り続けてたンだし、最近すっかりダラけてるから面倒事押し込むの、忘れてた気ぃするわね」                とん、とん、と、軽く眉間を指先でつつく。……気を抜く時間、に、問題を抱える事、が増えたと言うのもあるが……切り替えが下手になった、というのもあるだろうか               「そーね、煙はあんまり得意な方じゃないわ、拒む程じゃないけど……って、世界?……なんだかスケールが大きな話だけど、そーね……招待してもらえるなら、今度連れて行って貰おうかしら」                これも楽しみ、の一つになるのだろう。少し甘すぎる紅茶を口に、含み―――               「………………イオ?」                ある意味、不穏な話を聞いた、気が、する               「……………あんた、また倒れる気じゃないでしょーね?」                師事、が、これでさらに三人。……それだけ訓練時間が長い、と言う事ではなかろうか、と。 23:47 rouge__ >【 イオ 】 「あ、いや、そんなつもりはまったくない…と、思う、です。 ほら、最近何かつかめそうで、動くことが楽しいというか…。」                少し冷えた声を聞けば、ついついやはりまだ口調に敬語が混じる辺りは、甘い。                「いや、二度と倒れるようなことは、しないです。 ご心配はおかけしません!」                そう、心配をかけるわけにはいかない。 心配なんかかけると…ほら、この間みたいな…  気まずそうな、照れくさそうな、というか、頬を高潮させて、目をそらした。                ……倒れていたときに唇が重なっていたような感触は、今でも覚えているわけで。 23:48 Fake_ >【リディア】「でも、珍しいですね…クーがあっさり歓迎っていう言葉…使うの」                ふ、と考えてみれば、珍しい気がする。クーが誰かを招くのにあっさりと歓迎の意を表すのは。クーに視線を向けて…尋ねてみた               「イオさんも…根を詰めて倒れたりとかすると、みんなが心配するですよ。だから、あんまり無理しすぎは、だめ、です」 23:50 Ponko_ >【 クー 】 「昼寝の時間中は閉じる、今そう決めた。」                こいつは…!               「暇は好きだが退屈は嫌いなんだ。楽しいのは好きだが面倒は嫌いだ。でもって閑散としてるよりは、少々賑やかなのも悪くない。…邪魔するようなら野郎は蹴り出すがな。」                ハン、と鼻で笑い  まったくもってこいつは少しは無理するべきだ。 23:53 hikami >【カルミア】「……真面目なんだか不真面目なんだか……リディも苦労するわね」                クーの反応を見て溢す、笑み交じりの言葉。……甘すぎた紅茶は、空になっていた。ポットを手にして軽く傾け……今度は砂糖を入れず、底に残った甘さの残滓と共に味わって               「……ま、だったら今のうちね。……お茶もお菓子もまだ、あるもの。クードが起きてるうちにもーちょっと、お喋りしましょ?」                半ば冗談めかしたその言葉、それでも……さっきよりは幾分も軽い響き、話すことで、肩の荷は少し降りたのだろう。 23:54 rouge__ >【 イオ 】 「そこは…うん、気をつける。」                確かに繰り返してはいけないことだ。 色々と残っているのか、ぎこちなく頷いて。                「そりゃ、蹴りだされないようにしないといけませんね。」                 尊敬する戦士であるこの人から、少しでも技術や心構えを盗んでやろうと、此方は割と躍起なのだから。 00:06 Ponko_ >【 クー 】 「は…っ。話の真っ最中に寝る礼節を置いてきたつもりはねぇよ。」                (注:ごく一部の相手において例外あり)                「ま…気が向いたらな。」                自分でポットへと手を伸ばし、リディへと向ける  00:07 hikami >―――ラヴィスパレスの一角、カルミアの私室。 00:07 hikami >最初に口に出した際に誘った“お茶会”の響きとは少し異なる重さを伴い始まった語らいの一時は……ようやく、その“最初の目的”へと向かいつつある。 00:07 hikami >気分転換とも、友好を深めるとも……期せずして繋がっていた縁を確認するとも出来るささやかな一時。 00:07 hikami >次はいつ、なにが起こるか、そんなものは誰にも予測なんて出来はしない。 00:07 hikami >ただ、これから少しの時間―――……のんびりと、紅茶とお菓子の香りに包まれた時間を……