21:12 hikami0 >―――街中で“拾った”少女、優希。 21:12 hikami0 >彼女はその来歴から、ウィザードとしての基礎は愚か、力の扱いすら、ほぼ判らぬ状態だった。 21:12 hikami0 >研鑽の為の基礎教程として、探せば幾らかきちんとした機関も恐らくはこの迷宮街になら見出す事も出来ただろうが…… 21:12 hikami0 >同じく出会い、時を過ごした少女、クロエへと預ける事を、選んだ。 21:12 hikami0 >今となっては判ったが、当時は不分明であった“理由”にばかり意識を向けさせぬよう、 21:12 hikami0 >また、それら努力を重ねた者であるならば、後進を導くことも出来るだろう、と言う判断。 21:12 hikami0 >……―――それ、に、僅かの亀裂を感じたのも、ほんの数日前の事だった。 21:12 hikami0 >クロエの“暴走” これは吸血種たる己が側に寄りすぎた、その反動でもあるだろう。 21:12 hikami0 >過去の瑕から産んだ暴力的な衝動は、果たして優希にはどう、向けられたのか……そこまでは判っていない。 21:12 hikami0 >だが、その不満、は……否、ささいな溝は、取り除く助力を成したとある種の確信は持てていた。 21:12 hikami0 >そこから、さらに、数日……任務に出ると聞いた時についぞ聞きそびれていた事。 21:12 hikami0 >“あれから、どうなったのか” 21:12 hikami0 >師を紹介した責任分もある、捨て猫を拾うのとは訳が違う、ウィザード一人の後見を買って出たと言う責任分もある。 21:12 hikami0 >それら、美学ともいえる矜持に動かされるように男は少女の……優希の部屋の扉を、叩いた。 21:13 Ryumaco >【 優希 】 「うぅ」                昨日、桜と会ってる最中からダルさがあった。朝起きてからくらくらとする。しょうがないな、薬買ってくるしかないかな、熱にぼんやりとしたアタマでそう考え服を着る。 21:13 Ryumaco >そうして歩き出したところでドアがなる 21:14 Ryumaco >【 優希 】 「だれ……?」                少しもつれる足で向かい、ドアをあけた 21:17 hikami0 >【ディルク】「俺だ……では、判らないね。……ディルクだ、優希、少し良いかね?」                声だけでは変調には気づけずに、いた。……当然の帰結としてのもの、扉から覗く姿には……眉を潜める事となっていた               「―――……ふむ、応じるのが早いのは良い事だが……何だ、不調かね?」 21:19 Ryumaco >【 優希 】 「あ、ディルクか、ごめ、今とりこみちゅう」                汗を浮かべ顔が赤い。照れてるのとは違う赤               「ん、ちょっと調子悪くって……」                突然目の前で膝がかくん、と崩れる               「ぅわ」 21:23 hikami0 >【ディルク】「お、っと……」                やはり、流れるような挙動として、倒れこむ少女の肩口を、ふわりと抱き上げ、倒れこむのを寸での所で支えは、した。だが……               「ふむ、それは取り込み中、と言うよりも大事、と取るべきだろうね、優希。……随分と顔が赤い、体温も相応に上がっている様だが……さて、風邪でもひいたかね?」                見れば判る、と言うのが素直な所だろう。……吸血種、としての感覚では病からは遠く、理解に乏しいと言う事は恐らく大きい。                肩口へと触れた手も常人の体温と比してもほんの少し低い程度……それだけに“熱”の存在だけはありありと知覚できた 21:25 Ryumaco >【 優希 】 「ん、ちょっと目の前でシャッター降りたみたいになっただけだって。だいじょーぶだいじょーぶ」                そういう膝は身体を支えきれず、ディルクが手を離せば座り込んでしまうだろう               「あ、冷たぃ」                肩にあるその手に頬をくっつけてしまう。その手には暖かいというよりも熱いのがよくわかる 21:28 hikami0 >【ディルク】「―――ふむ」                自覚は薄い、認識も、薄い……さて、人を呼ぶのが手早いだろうが……生憎と“クロエの話”をしようと狙った分、彼女の不在時を突いている。                他に任せるべきアテは無い訳ではないのだが……定期的に連絡を取る訳でも無い以上、所在を探す方に無理があった。                ―――電話?数百年前で文明が停滞したこの男には“携帯できる通信端末を使いこなす”と言う発想が急場では沸いて来なかった               「……俺の手で“冷たい”と感じる以上、安静が優先、だろうね。………入らせてもらうよ、優希」                良いか、の問いではなく、入る、と言う宣言。もたれかかる少女の痩身を、ひょい、と、重さを感じて居ないかの如く軽く抱き上げてしまった。 21:32 Ryumaco >【 優希 】 「ぅわ」                相当だるいのだろう。抱き上げられると弱くしがみつくだけで 21:32 Ryumaco >【 優希 】 「なにすんのさぁ」                病人じゃない、と主張するのかほほを膨らませる 21:34 hikami0 >【ディルク】「……重症、だね」                ひょい、と、抱えなおす。右手はほぼ、尻の辺りを支え、左腕は自身の肩口へと少女の体を押し当て、固定するように伸ばしなおされた。               「何、も何も……先程“意識にシャッターが落ちた”といったのは優希だろう、おいそれと放り出す程、非道な正確をしている訳ではないからね」                此処へきて尚も、戯れる。……部屋の作りはどこも同じもの、迷うことなくベットサイドまで抱き運んでしまおうとしていた 21:36 Ryumaco >【 優希 】 「だからちょっとくすりのめばだいじょうぶだってば」                相当上がっているのだろう。舌の動きも少々ままなっていない 21:40 hikami0 >【ディルク】「なら、尚更だね。……薬ぐらいなら、とってやろう。優希はおとなしく横になっていると良い」                ある意味では断定口調、抱きかかえた細身、脚と肩口へと手を添え、ベットの上へと下ろしてやろうとして 21:42 Ryumaco >【 優希 】 「ゎ」                ベッドへと下ろされる。その柔らかな感触の中に埋まれば一気にダルさが増す。埋もれるように身体の力が抜けた               「……」                それが病人としての自覚を促したのか、動けなくなる               「ぁぅ」                自覚すれば次訪れるのは言いようのない不安。手がディルクの袖を握った 21:45 hikami0 >【ディルク】「……さて……家具の配置は兎も角、小物の類までは流石に判らないからね」                クロゼットは、ある……この造りであれば何かを仕舞い込む筆頭候補は其処になるだろうが……いつ持ち込んだ物なのか雑多な品が増えつつある以上、探し出す、難易度は高かろう               「……―――ん、どうした、優希。薬箱が取りに行けんぞ?」                ぽん、と、軽く頭を撫でる。……確か、そうするのが良いと呪いにもあっただろう、と。 21:47 Ryumaco >【 優希 】 「……薬、ない」                だから買いに行こうとしたのだけど               「……」                袖を握ったその手を離せない。熱で潤んだ瞳で不安げに見あげた 21:48 Ryumaco >【 優希 】 「……」                撫でられれば反射的に猫のように目を細める。病気の不安が孤独の不安と入り混じり、それこそすがるような瞳をしてしまう 21:52 hikami0 >【ディルク】「ふむ……生憎と俺も持ち合わせは無いね。我等は“風邪”と言うものにも縁が薄い、通常の方法で発症する病は不死の身を犯せないのだろうね、さて、となると如何するべきかね」                ぽん、ぽん、と、軽く、前髪の辺りから頭頂部へと滑る掌。髪越しであっても“熱い”と判るのは結構な高熱の証拠なのだろうが               「…………少なくとも優希は動くべきではなかろうね、無いのならば調達してくるが……」                言うも、視線は己の裾、病人の手を振り払う、と言う気にもなれないのだった 21:54 Ryumaco >【 優希 】 「ぅん」                わかってるのかわかってないのか頷いた               「……」                気付けばそのまま意識が熱に飲まれていく               「すぅ…すぅ」                幾分か苦しそうな吐息を漏らし、意識を手放した 21:58 hikami0 >【ディルク】「……―――さ、て……」                何としたものか、そんな小さな呟きと共に……言葉を区切る。ぽん、と、一度、額の辺りに手を翳し……その熱さに眉を潜めた。               「―――……呼吸に不安がある高熱、か。如何ともし難いね。治癒術の心得があれば手早そうなものだが…………先ずは“薬”に頼るのが一番、か」                確か、近場とまでは言わぬものの、直ぐに辿り着ける場所に薬術を扱う店があったはず、そう思えば……服を掴んだ少女の手をそっと外させて行く               「……―――可能なら、着替えておく事だね、そのままでは寝辛かろう」                聞こえているか否かは、判らないが……そう零し、ゆっくりと身を外した 22:02 Ryumaco >【 優希 】 「……」                意識は混濁してるのだろう。返事は返さず。解かれた手が何かを求めて少し彷徨った               「……ぉ姉……」                コレまで一番信頼していた人なのだろう。その人を呼ぶ 22:05 hikami0 >【ディルク】「……―――こういうのは女性の方が本来、良いのだろうが、ね」                呟く、言葉……額に翳した手を口元、呼吸の熱さを確かめるように暫し留めた後……身を翻し、扉の外へ―――……急く事は無い、眠った以上はそう荒立てる事もあるまい。問題は……               「…………さて、何を買ったものか……まあ、聞いてみるのが早かろう」                そう―――……これが、ある種事件の始まり、であった 22:05 hikami0 >  22:08 hikami0 >―――薬を貰えんかね? 22:08 hikami0 >心当たり、の先は現代風の“薬局”ではなく、古式ゆかしい……否、有態に言えば“古臭い”薬品の店。 22:08 hikami0 >―――ほぅ、どんなものが要り用かぇ 22:08 hikami0 >応じたのは年齢も判らぬ、皺に顔を埋もれさせた様な老人 22:08 hikami0 >―――風邪……と、一口に言っても通じない、か。子供が熱を出してね、高熱症状以外は眩暈と、呼吸不全……頭痛の類は訴えていなかったな。 22:08 hikami0 >思えばその辺りの確認も取るべきだったのだろう、だが、ある意味“寝付いた”のだから熱さえ下がれば問題はなかろうと判断していた。 22:08 hikami0 >―――ほっほ、ならこいつを持っていくとええ、子供相手なら塗り薬の方がよかろ。 22:08 hikami0 >手渡されたのは掌に乗る程度の壺容器、陶製ではないのか、やけにつるりとした手触りになっていた―――…… 22:08 hikami0 >……………… 22:08 hikami0 >………… 22:08 hikami0 >…… 22:08 hikami0 >そんな会話がどれほど掛かったものやら、部屋を出る際にあけておいた鍵はそのままになっており…… 22:08 hikami0 >眠っている可能性を考え、足音を立てずに、室内へと再度、来訪した 22:08 hikami0 >  22:12 Ryumaco >【 優希 】 「…すぅ……すぅ」                ディルクが出て行ったままの状態。横になったせいか幾分か落ち着いた呼吸。それでも熱のために苦しそう。彷徨った右手は掴むものとして布団を選び、それをぎゅうっと握っていた。 22:16 hikami0 >【ディルク】「……―――変わらず、か」                薬の用法を考えるに……まぁ、都合は良い、のかもしれない。そう……己にとっては“14の少女”など、子供、と括られる年齢層であり……体躯的にもそれが適正と判断していた。                反して、薬品店の店主の“子供”は、さらに下……童子の事を指していたのだろう。だが……双方共に“気づいて”居なかった。その帰結として怪しげな壺が男の手にあり……               「優希、戻ったぞ」                確認の声は、それでも常と比べれば控えめなトーンとなっていた 22:18 Ryumaco >【 優希 】 「んぅ……」                その声にこたえたのかどうかはわからない。だが、少し声を上げた。安堵に聞こえたのは気のせいだろうか。呼吸が少し楽になったように感じられた 22:21 hikami0 >【ディルク】「……寝惚けているか?」                口元に浮かぶのは滓かな、笑み。……ことん、と、ベットサイドのテーブルに壺状容器を置き、その容態へを目を向ける。呼吸は出る時よりも幾分か落ち着いている、か……?しかし、上下する胸元は平静、とは余り言い難い、それ以上に               「優希、着替えとタオルは何処にある?」                ……余人がいるならば静止されそうな言葉、だろう。しかし―――……               「“汗を拭いてから”と説明書きにあったので、ね」                ……その辺りも、感覚がずれて、いた。 22:25 Ryumaco >【 優希 】 「……」                意識が混濁しているのだろう。言葉をイマイチ理解していない様子。ただ、少しわかったのか、その指を片隅のチェストボックスへと伸ばそうとして…力尽きた 22:29 hikami0 >【ディルク】「……全く……」                その様子に漏れるは小さな溜息、だが……まぁ、無理もない、とは思っていた。相手にとって此処は異郷、前置きも何もなく“飛ばされ”て生活を一変させられて暫し……そろそろ無理が出たとて仕方の無い部分だろう。                立ち上がり、指し示されたチェストへと手を伸ばし……適当に先ず、一段。これはビンゴ、Tシャツが数枚畳まれており、着替え、には十分だろう。続いて二段目……―――外れ、なにやら小さな布、が……               「……必要ではあろうが、そこまでは必要なかろう」                ……見なかった事にして、三つ目。今度も正解、白く大きめのタオルと、小さめのハンドタオルの二枚を引っ張り出しベットサイドへと戻った。 22:33 Ryumaco >【 優希 】 「……」                落ち着きはしたものの、そのピッチの少し早い呼吸は熱の高さを物語る               「ぅぁ…ん」                うなされるように言葉を発する。誰かを呼んだのか、何を訴えようとしてるかはわからない。ただ、その手がまた不安げに彷徨う 22:37 hikami0 >【ディルク】「…………如何したものかね、さて」                必要なものは全て、揃った。揃ったが……―――体調が戻った後に何と言われるやら、と言う思いは僅かに過ぎる。とはいえ……このまま戻ったのでは意味は無かろう。                まずはと入手物を全てテーブルへと載せ―――……向かうは水場。一枚のタオルを濡らし、用途に足る形へと変える。これで一先ず準備は整った……そんな帰還で見える光景、薬、の前に               「……薬を塗っておけば、眠れば済むそうだ。―――脱がすぞ?」                ぽん、と、幾度目か。その髪を撫でた。 22:40 Ryumaco >【 優希 】 「ん」                よほど不安だったのだろう。猫がそうするようにその撫でる手に頭を押し付けるようにした。身体のどこかが誰かに触れていれば、眉根を寄せていたその表情が幾分か緩む。 22:43 hikami0 >【ディルク】「素直過ぎて逆に悩むね」                吐息の様な言葉を“YES”と受け取っていたのだろう。……じゃれ付く様な動きに暫し撫でてやりつつも……余り汗で濡れた服のまま、と言う訳にも行くまい。そもそも……買って来た薬は“子供用の塗る風薬”と言う代物。……用法も故に単純なものであった               「……手を上げれるか?優希」                言うものの、そう大きな動きは負担になろうと判断したらしく、片腕づつを上に上げさせ……シャツの裾を捲る。先ずは臍、が外気へと晒され……逃れねばそのまま“脱がして”しまうだろう。 22:45 Ryumaco >【 優希 】 「んぅ」                本人の意識は実はない。反射的に吐息で返しているだけ。と、なれば当然抵抗も無く、シャツをめくられれば淡いグリーンのスポーツブラに包まれた慎ましいふくらみが顔を現す。 22:48 hikami0 >【ディルク】「ふむ……」                予想以上の素直さ、と言う事もある。しかしそれ以上に……シャツが少し重い。それだけ汗をかいた、と言う証拠なのだろう―――そう思えば些かの懸念は残る。洗濯籠は……後で探せば良いだろう、棚の上へと一度、置いた               「問題はこの後、かね。ふむ……」                構造、への知識量が少し、足りない。ブラにはホックがあるはずと、そんな前提の下に胸の合間を滑る指……無い、ならば背中か?そう思い、軽く抱き起こすようにしてみせた。 22:51 Ryumaco >【 優希 】 「ん……っ」                くすぐったいのだろうか、かすかに吐息を零す。身を起こされ背中を確認してもホックらしいものは見つからず……妙に伸び縮みすることに気付けるだろうか 22:54 hikami0 >【ディルク】「……シャツの類、か……?」                見慣れぬ……否、ほぼ初めて見る形状、である。僅かに眉を潜めはするものの……一度、偶然指が布地へと引っかかり、その伸縮性が確認出来た。同時に……その伸縮が故に体を強く締め付けるタイプのものである、という予測もであって               「……胸に塗る、とあったか。さて……」                脱がすか、その意図とともに小さな布を、引く。脱がし方が判らなかった分、シャツを脱がす時同様に捲り上げ、薄い膨らみを曝け出させた挙句に頭から引き抜く、と言う至極単純な動き、ではあった訳だが…… 22:56 Ryumaco >【 優希 】 「……んんっ」                むずがるような声を漏らしながらするりと脱がされる。髪がふわりと舞い、そのふわりとした感じのまま体がディルクの腕の中に納まる。薬を飲んで寝たわけではないためか、徐々に吐息が早くなってきている気がした 23:00 hikami0 >【ディルク】「……さて、と……」                脱がしたスポーツブラもシャツ同様に棚の上へと、落とす。軽く抱き上げた様な半裸の少女の肩を抱き、衣服越しに伝わる……熱。余り、良い状態とは言えそうに無かった。                最も傍目には……上半身が裸になった少女を背後から軽く抱き起こす、と言う状況である事には代わりが無い。視線の先には隠されぬ膨らみが二つ、慎ましやかに息づいていた               「先ずは汗、か……」                こう、なれば悪戯心も沸こうというものだが……流石に手を出す、には至らない。微温湯で絞ったタオルでその柔肌を軽く拭って行く 23:04 Ryumaco >【 優希 】 「んぅん……」                熱でべとついていたのが濡れタオルでぬぐわれる気持ちよさに、吐息が漏れる。それだけでもだいぶ違うのか、その慎ましい胸が幾分か穏やかに上下する。あまり日にさらさない肌は白く、その中に先端のピンクがよく映えた 23:07 hikami0 >【ディルク】「……ふむ?」                視線の先は……柔らかな、丘、と言うにも未成熟な少女の膨らみ。そこ、に纏う汗を拭うようにとタオルを這わせ……撫でる様な動き。                キツい締め付けにより蒸れた肌質はそれで拭い去られ、今度は逆に清涼な感覚を与えてくれるだろう―――それで、一先ず汗は終わり。流石に寝込みのままに下を脱がす事は憚られたか、半裸のまま優希の体をベットへと横たわらせた。 23:10 Ryumaco >【 優希 】 「……ぁ…ん…」                汗がぬぐわれ気持ち悪さが無くなれば表情もやわらぐ。しかし熱が下がったわけではなく、白い肌が全体的に薄桃に染まっていることからもその高さが伺える。手はまた彷徨い、ディルクの服の裾を掴んだ 23:13 hikami0 >【ディルク】「全く……普段からそのぐらい大人しければ多少は楽だと思うのだがね」                今度は逃れない、そう困った事になるでもなく……手を伸ばせば“壺”は手に取れるのだから。問題は……               「……これを……塗る、のか?」                キャップ状になった“蓋”を外した瞬間に漂うイチゴの香り。そう、これは“子供用”なのだ。しかも……呼吸を和らげる為ではあるのか、気化した空気を吸い込むとやけにスースーする。                ……試しに、塗りこむ為にその“薬”を手袋を外した手で掬い取ってみる……どろり、と、やたらと粘性の高い触覚を手に伝えた。 23:15 Ryumaco >【 優希 】 「……」                すん、と鼻がなる。その甘い香りにも薬効があるのだろう。呼吸の通りがよくなるのか、すぅすぅという呼吸にノイズが混じらない 23:18 hikami0 >【ディルク】「一応効く、か……?」                果たして、と……幾分も疑わしかったその存在。掬い上げた液色は薄靄の掛かった無色、若干濁った見た目ではあれど、付着しても気にならぬ創りになっている、のだろう。―――……恐らくは               「さて……大人しいうちに済ませるべき、だろうね」                これが意識のある際ならば既に叫ばれていてもおかしくはない。……後日を思えば若干頭痛の残る所だが……ぽた、と、その粘性の薬品が薄い胸元へと垂れ、柔らかな稜線に沿って首筋へと滑っていた 23:20 Ryumaco >【 優希 】 「んひゅっ」                胸に垂れた冷たい感触に反射で悲鳴を上げる。首筋を撫でられれば、滑らかな感触を帰しながらくすぐったそうに逃げようとする。最も逃げるだけの体力もないのだけど。 23:24 hikami0 >【ディルク】「……一応感覚はある、と」                何か……危うい言葉が紡がれた。そう、目の前に見えるのは……“裸の胸”である。……眠りながらも隠す様子は無く、むずがるだけで丸見えのまま。                二掬い目はきちんと塗る為にと相当の分量掬い上げられ……落とした位置は、故意。未だ薬の無い場所、二つの隆起の頂である桜色へと……っう―――と……少しづつ、少しづつ、垂れ落とされていく。                隆起の頭頂部であるが故に薬は周囲に垂れ広がりはするのだが……その度に零れ落ちる粘性は少女の無垢を僅かに擽っていた 23:27 Ryumaco >【 優希 】 「んぅんん……っ」                とろりと零れた薬は桜色の蕾をとろりと包み、その色をてらてらと際立たせ。その胸を包みとろりと光を反射する。冷たさとぬるりとした感触がくすぐったいのかもぞもぞとゆれる。ディルクの裾を握った手にかすかに力が入る 23:31 hikami0 >【ディルク】「……ふむ」                口元が僅かに、緩む。……未成熟な肢体の美しさは矢張り幾度見ても危うさと共に“先”の変化を期待させるもの、なのだろう。……幾百の時を経て変わらぬ身からすれば興味深くまた……               「……ドレスを着せた時にも思いはしたが……」                粘性物質の自然塗布に任されていた胸元へと男の指が、伸びる。体躯からすれば細く長いといえる五指は、容易く包み込める淡い膨らみをやんわりと覆い、肉付きの薄い弾力へと丁寧に指を這わせ、濁った薬効を肌へと刷り込んで行く。                ……半ば覆いかぶさるような格好、左右それぞれを異なったリズムで…… 23:35 Ryumaco >【 優希 】 「ん…っ…ぁ…ぅん……っ」                丁寧に胸に刷り込まれる薬。その胸は薄いながら芯のある硬さとやわらかい弾力を返し、そのキメの細かい肌はディルクの手に吸い付くよう。時折触れる先端の桜色は肉体の反射なのだろうか、徐々に硬さを増し、その触れる手にこりこりとした感触を返す。                本人は熱のせいで感覚も遠いのだろうか、それでも、ぴくんぴくんと反応しくすぐったさや様々な感覚を覚えていることを教える 23:39 hikami0 >【ディルク】「……創りは整っているな、優希。肌質も……」                ふにゅん、と、薄いながらも残る弾力へ中指を刷り込ませ、徐々に桜色へと近付いて行く               「……良い方、か。日焼け跡が無いのは外に出る頻度が少なかったからか如何か……どちらにせよ、肌質も、容色としてのバランスも整っている様だしね」                眠っている……否、意識が薄いのを良い事に告げる甘い評点、ちょん、と、触れた頂の変化……               「……ふむ?」                試しに、淵から粘液を少し多めに持ってくる。……未だ色の淡い乳輪へ、指先でくにくにと塗りこむような悪戯を与えてみせた 23:41 Ryumaco >【 優希 】 「ん、ぁ…ん……んん……」                もぞりもぞりとくすぐったさから逃げるように身体を揺らす。乳輪に刷り込まれれば蕾ははっきりと主張する 23:45 hikami0 >【ディルク】「……感度も相応、か。しかし……」                コリッ、と……指先が捉えた“感触”は……性感が残っているか、ないしは……目覚めつつある、と言う証か。果てはただの、反応、と言う可能性もある。―――確かめるだけの手立ては無論、無い。               「あれだけゆったりした服でなくば、腰の細さも生かせるとは思うのだが、ね……さて、次はその辺りも考えてみるか……」                そのまま……左手指は胸元へと触れ続け、右指が臍の辺りまで、辿る。先程垂れ落ちてしまった粘液を掬い取る様な動きにも―――……その“下”を狙うようにも見える肌を這う仕草 23:47 Ryumaco >【 優希 】 「んっ」                こりっと指先でされればかすかに身体が跳ねる               「んぁ……やぁ」                胸にあわせおなかをすべる手にふるる、と振るえ。締まった腰がくい、と動いた 23:52 hikami0 >【ディルク】「……もう少し経てばドレスもさらに似合いになろうもの、か。太腿の肉付きも程よく薄い、以前の様なフレアではなく、細身に整えても良いかもしれないね」                指先はそれでも、臍の辺りで留まり……軽く、擽る。指先に掬い取った余剰薬品を再度腹部から胸元のラインへと塗り広げて行く               「折角の細肩なのだからね。……隠すには惜しい」                今度は左掌……するり、と、そのまま首筋へと伸び……鎖骨を擽るように這い始めていた 23:56 Ryumaco >【 優希 】 「ふぁ、ん、ぁ……」                声に幾分甘さが混じっただろうか、熱のこともありイマイチ確証には至らないだろう。ただ、手が胸を、腹を、肌を滑るたびに、ディルクの裾を握る手に力が入る               「でぃる、くぅ……」                かすかにそう呼んだ。それは熱に飲み込まれる直前に見た相手だからだろうか 23:59 hikami0 >【ディルク】「……何かな?」                抑えた声色、低く、甘く……そう、相手が“気障だ”と呼称する類のもの、であった。               「……さて、それらで着飾って貰うためにも……」                そう、右手が腹部から、再度膨らみへ。左手が肩口から同じく胸元へと、伸びる。薬効は……“胸部に広く塗布する事”とかかれていた訳で……ある程度の範囲に塗り広げた後、残った“薬品”を丁寧に塗り混むべく両方の膨らみを……               「……先ずは、熱を下げる事、だね」                ……柔らかく、まるでマッサージでもするかの如く揉み解していた。 00:04 Ryumaco >【 優希 】 「ぁ…っやぅん……っ」                丁寧に揉み解されると徐々に芯の硬さがほぐれてくる気がする。薬のせいもあるのだろうか、甘いイチゴの香りは優希の汗の香りと混じって甘さを増す。もぞりもぞりとうごめく様子が頻度を増し               「ぁ、やぅん、ひぃう……っ」                徐々に声にも甘さを増して行く。経験(?)の長いディルクにはわかるだろうか。開花し始めのような声が 00:08 hikami0 >【ディルク】「……ふむ、マッサージで解れる、か。……数年もすればもう少し行く……か?」                呟く言葉はぽつり、と、小さな物。未来を見通す事はできぬ上に“成長”については……判らない。こり、こり、と、芯に残る硬さを意識するようにしながら……指が、這う。                次第に粘液質の薬は肌にしみこみ、多少べたつきはするものの……傍目には、しっとりと濡れ、豊かに保湿された肌、とも見えるだろう。それだけに際立つ頂の桜、手を引く間際、ちょん、と、軽くそんな場所へと、触れた               「……流石に、寝込みを襲う訳にもいかないからね。病人は、快癒を先ず考えて貰おう」 00:12 Ryumaco >【 優希 】 「ゃ、あぅ……ひぁ……っ」                指でいじられればそのたびに背が軽くそり、ちょん、と触れられればかすかにかすれる鋭い声をあげ少し跳ねた。そのままベッドに埋まればすぅ、すぅ、と吐息を漏らす。気付けば、苦しそうな表情が和らいでるのは薬のせいか。思いのほか効果が早く高いようだ。 00:16 hikami0 >【ディルク】「……全く……」                これが元気な時ならば……―――いや、まだ早いか?その判断はつけ辛い物、だろう。……自身の手に付着した薬品の残りを濡れタオルで拭い取り、軽く手を清める。……室内に漂うはイチゴの香り、それと……               「……―――この分はいずれ、また“戯れ”に付き合って貰うとしようか。着飾らせる良いラインが思いつきそうだからね」                おきて、居れば不穏な言葉にもなろうが……今は眠りに落ちた少女。引っ張り出したシャツを苦心しながらも着せ直し―――……そこで、気づく。               「……まあ、構わんだろう」                ……下着は“脱がしただけ”に、なっていた。 00:24 Ryumaco >【 優希 】 「すぅ……すぅ……」                落ち着いた呼吸。熱もじきに下がるだろう。その手は未だディルクの服の裾を掴んだまま。ただ表情の不安は消えており、安心した笑みにすら見える。 00:29 hikami0 >【ディルク】「……っ、と…………」                寝入った、と思ってか……着替えも終え、最低限“整え”る事は出来ただろう。あとは安静にして居さえすれば問題は無い……―――ならば誰かが居るよりはと、そう安直な判断として立ち去ろうとしたのだが……               「……ふむ……?」                落とす、視線。……握られたままの裾、振り払う、と言う訳にもいかない、か。……ならば、と               「……まぁ、少し位は構わんだろう」                手近な椅子を引き寄せ、枕元へと座る。……ぽん、ぽん、と、数度。薬を買いに出る前と同じく暫し髪を撫で……僅かの間、そう、完全に寝付いたと判断できるまでは、そのまま過ごす事になるのだろう。