22:30 (Tamaki_)   22:30 (Tamaki_)   22:30 (Tamaki_)   22:30 (Tamaki_) 【ミーミル】「どこいったんだろー?」 22:30 (Tamaki_) なぜか今日は森の中 22:31 (Tamaki_) というのも、葵・S=グレーデンがいなくなったから、探しに来たのだ 22:32 (Tamaki_) 目撃者の情報からすると、森にむかったらしい 22:32 (Tamaki_) そして、こちらも本部に報告の後、森に入った 22:32 (Tamaki_) 【ミーミル】「……二重遭難なんてことにならないようにしないと」 22:33 (Tamaki_) 地図とコンパスを片手に歩きながら彼女の姿を探す 22:33 (Tamaki_) と、しばらく歩いた後に、なにやら風を切るようなおとが聞こえてきた 22:33 (Tamaki_) RPどうぞー) 22:35 (sinogi) ぶおんぶおんと風を切る音は木々に木霊し、森の空気を震わせている。と、ミーミルがその音がしているらしい方向へと視線を向けると、下草の上にちょこんと座り、ミーミルを見上げている黒い子犬の姿が見えた 22:36 (Tamaki_) 【ミーミル】「あれは?」 その音の方向へと駆け出す 22:38 (sinogi) と、黒い子犬がいる場所まで駆ければ、風を裂く音がミーミルの頬を叩き。そして、その中心では制服姿の少女が健康的な汗を流していた。―――5mほどある丸太を振りまわして 22:39 (Tamaki_) 【ミーミル】「いたっ」 22:40 (Tamaki_) 【ミーミル】「……ってはい?」 その非常識な光景に目を丸くする 22:41 (sinogi) ぶおんぶおんと振り回される丸太が起こす風に木々の葉がさらさらと落ち。ミーミルの足元では黒い子犬が葉に埋もれそうになる度に身震いし身体から葉を落としていた 22:43 (Tamaki_) 【ミーミル】「わっぷ!?」 木の葉の直撃をくらって少し息を詰まらせ 「……ぷはぁ。……グレーデンさんー!」 気付かせようと大声で名前を呼ぶ。さすがにあの場に踏み込むのは気が引けた。主に命の危険から 22:45 (sinogi) 【葵】「……?」無言で丸太を振り回していた少女が、そのスウィングの途中でまるで時間が止まったかのようにぴたりと止まり「……?」きょろきょろと首だけを巡らせ周囲を見回し「……?」木の葉を頭に乗せたミーミルを見つけ、小さく小首を傾げる 22:46 (Tamaki_) 【ミーミル】「探しました。急にいなくなって、本部の人たち心配してますよ」 頭に葉っぱをのっけたままで、葵に近付く 22:47 (sinogi) 【葵】「……道、覚えてます。木を右に曲って、次の木を左に曲って、その次の木を…右?」かくんと小首を傾げ。どうやら迷子じゃないですよ、と言いたいらしい 22:49 (Tamaki_) 【ミーミル】「それでも、長時間本部をあけるのでしたら、先に言ってください。急にいなくなって何時間も帰ってこなかったから、皆心配しています」 22:50 (sinogi) 【葵】「…訓練」どすんと丸太の先端を地面に置き、こくんと頷き「…する?」薄い胸に抱いていたほうの幹をよいしょとミーミルに差し出す 22:53 (Tamaki_) 【ミーミル】「……いえ、僕はキャスターなので腕力はちょっと……」 みるからに華奢でほそっこい腕。多分持ち上げる事すら出来ない 「……そうじゃなくて、一端本部へ戻るか、きちんと連絡を入れましょう」 22:55 (sinogi) 【葵】「……」なんとなくミーミルの頭を子供にするように撫で「…じゃあ、まもってあげます」無表情のまま、こくんと頷く 22:56 (Tamaki_) 【ミーミル】「へ?」 頭に手を乗せられてきょとんとして 「……あ、ありがとうございます」 とたんに顔が紅くなった 22:59 (sinogi) 【葵】「……?」ミーミルが顔を赤らめれば、不思議そうに小首を傾げ。そのまま頭をなでなで、と。よく見ればブレザーの中、白いシャツが汗で肌に張り付いていたりも 23:01 (Tamaki_) 【ミーミル】「っ」 別の意味でも紅くなった。即座に首ごと回転させて視線を明後日の方向に持っていって 「さぁ、帰りましょう。まだここにいるのでしたらレイフォンで連絡を。第八の方ならもっていますよね?」 焦ったような口調で早口に言う 23:02 (sinogi) 【葵】「……?」不思議そうにミーミルの視線の前へと回り込み「…0-PHONE、あります」ごそごそとポケットから携帯端末を取り出す 23:03 (Tamaki_) 【ミーミル】「本部に連絡を。……番号登録はしてありますよね?」 携帯電話を見て安心する 23:05 (sinogi) 【葵】「…登録?」不思議そうに0-PHONEを眺め「…お願いします」すっとミーミルのほうへと差し出す 23:06 (Tamaki_) 【ミーミル】「……はい?」 意味がわからなくて、思わず首をかしげる 23:07 (sinogi) 【葵】「…登録」碧の瞳でじーっとミーミルを見つめ、小さく頷く 23:07 (Tamaki_) 【ミーミル】「……ひょっとして、機械苦手ですか?」 23:08 (sinogi) 【葵】「…ママよりは得意です」心なしか薄い胸を張ったような気がした 23:13 (Tamaki_) 【ミーミル】「しばしお待ちを」 暗記している操作法と番号を知識からひっぱりだし、よどみなく入力していく。ついでに本部に電話をかけ 「……お疲れ様です。ミーミル・クーエルヴァルトです。葵・S=グレーデンさんを発見、保護しました。この電話がグレーデンさんのものなので、GPS情報に登録をお願いします。あと、もうしばらく森にいるとのコトでしたので、僕も一緒に森にいます。……はい、そのようにお伝えください。それでは、失礼します」 現状を報告して電話を切る 23:14 (sinogi) 【葵】「…ぉー」手際よく0-PHONEを操る様子に小さく感嘆の声をあげ「…よく出来ました」ぽむぽむと頭を撫でる 23:15 (Tamaki_) 【ミーミル】「……ぁぅ」 また少し紅くなって 「はい、本部に連絡終わりました。これからどうします?」 レイフォンを返しながら問いかける 23:16 (sinogi) 【葵】「…熱、ありますか?」0-PHONEを受け取ると、不意にこつんとミーミルの額に自分の額を押し当てる 23:18 (Tamaki_) 【ミーミル】「ひぃあ!?」 目の前に葵の顔がある。思わずレイフォンを落とし、石造のように固まった 23:20 (sinogi) 【葵】「……んー」そのまま、じーっと熱を計り「…熱あるのに探しに来たのですか?」ほんの数cmの距離で何を考えているかよくわからない無表情を向ける 23:21 (Tamaki_) 【ミーミル】「……ぃえ、ちがっ……というか、ちかぃ」 呂律が回ってない。顔は火が出そうなほど真っ赤だ。  23:23 (sinogi) 【葵】「…すごい熱いですよ?」額を当てたまま、ぺちっと頬に両手を当て「…ダメです、無理は」表情を変えないまま、めっと 23:24 (Tamaki_) 【ミーミル】「いえそのっ!?」 頬を掴まれて顔を離すこともできなくなった 23:26 (sinogi) 【葵】「…歩けますか?おんぶ?」吐息がかかるほどの距離でじっと見つめ問いかけ。足元では黒い子犬があふっと欠伸をひとつ 23:28 (Tamaki_) 【ミーミル】「……だ、大丈夫です!」 葵の手から逃れて大慌てで距離を取り、思わず軍隊の敬礼みたいな仕草で背筋を伸ばして答える 23:30 (sinogi) 【葵】「…主はおっしゃいました。嘘は、めっ、と」無表情の中に、ほんのりとお姉さんぶった色を浮かべ、ミーミルにぴっと人差し指を向ける 23:31 (Tamaki_) 【ミーミル】「うそじゃないです。さっきのは……その……」 ごにょごにょと語尾が消える 23:32 (sinogi) 【葵】「…その?」きょとんと小首を傾げ、不思議そうにミーミルを碧の瞳で見つめる 23:33 (Tamaki_) 【ミーミル】「えっと……顔が近くて、恥ずかしかったからです」 聞き取れるかどうか怪しいくらい小声で言った 23:34 (sinogi) 【葵】「……?」よく聞こえなかったので、とことこと数歩近づき「…よく聞こえませんでした」じーっとミーミルを見つめる 23:35 (Tamaki_) 【ミーミル】「……顔が近くて、恥ずかしかったからです!」 大声で叫んだ。人ソレをやけっぱちという  23:37 (sinogi) 【葵】「…恥ずかしい?どうしてですか?」ずっと母親とふたりで暮して来たせいか、いまいち恥ずかしいという気持ちも、何故恥ずかしいのか、その理由もわからず、不思議そうに小首を傾げ。赤い髪がさらりと涼しげな風になびく 23:39 (Tamaki_) 【ミーミル】「いやあの……」 なんか色々不味いような気がする。「……戻りましょう!」 強引にでも話を断ち切って基地に戻る事を選択した。撤退は重要。 23:41 (sinogi) 【葵】「……」しゃがんで黒い子犬を拾い上げると頭の上に座らせ「…どうしてですか?」しゃがんだまま、立ちあがる前にもう一度問いかけ、じーっと見上げる 23:43 (Tamaki_) 【ミーミル】「……いや、あの……」 再び問われて言葉に詰まる。ふと脳裏に蘇るのは、フェンティアと過ごした時間の光景 「……きす、するみたいでしたから」 ぽつりと呟くようにして答える 23:46 (sinogi) 【葵】「…きす?」しゃがんだまま、しばらく考え込む「………おやすみの?」ようやく答えに行き当たり、再び碧の瞳で見上げる 23:47 (Tamaki_) 【ミーミル】「いいえ」 ふるふると首を振り 「……愛情を伝えるための、唇どうしのキスです」 23:49 (sinogi) 【葵】「…愛情を伝える為の?」軽く小首をかしげ、薄い軽く湿ったピンク色の唇を人差し指でなぞる 23:53 (Tamaki_) 【ミーミル】「……ええ」 思わず唇に吸い寄せられそうになる視線を明後日の方向へ向ける 23:55 (sinogi) 【葵】「…すき?」湿った唇に指先を当てたまま、ミーミルの横顔に向かって言葉を投げかける 23:58 (Tamaki_) 【ミーミル】「ええ、そういった感情を伝えるキスです」 瞳をそらしたまま、とりあえず意味を説明する 00:00 (sinogi) 【葵】「…ママとしたことありません」ほんのりと寂しそうに 00:02 (Tamaki_) 【ミーミル】「ええと、唇同士のは特別な意味があって……うーん……なんて説明したらいいんだろう?」 上手く説明する言葉がでてこない。うんうんと悩む 00:04 (sinogi) 【葵】「…私、好きですか?」柔らかな唇を指先でなぞりながら、下草の上にしゃがんだ体勢でじーっと見上げ 00:06 (Tamaki_) 【ミーミル】「へ?」 いきなり問われてびっくりする。というか、どういう思考をしたらそうなるのか、まったく読めない。混乱気味に「えぇっと……仲間としては信頼していますよ」 とりあえず無難な答を返す 00:07 (sinogi) 【葵】「…私も、ミーミルさんのこと好きです」唇に指先を当てたまま、こくん、と頷く 00:08 (Tamaki_) 【ミーミル】「ありがとうございます」 面と向かって好きといわれるのは存外照れる。少し顔を赤らめて 「……戻りましょう。日が落ちると大変ですから」 00:11 (sinogi) 【葵】「…はい」こくん、と頷くとよいしょと立ち上がり「…後片付け」放り出していた丸太を抱えるとよいしょと地面に突き刺し「…元通り」とりあえず回りの木と同じように地面にそそり立つ丸太を眺めると満足そうに頷き「…帰ります」てくてくとギルドハウスと逆の方向に向かって歩き始める 00:13 (Tamaki_) 【ミーミル】「……」 木を隠すなら森の中という言葉が浮かんだが、使い方を間違えてるので口に出すのは止めた 「……あ、まってください」 そしてスタスタと歩いていく葵を小走りに追いかける 00:14 (sinogi) 【葵】「…おんぶしますか?」てくてくと歩きながら頭の上の黒い子犬と一緒に振りかえる 00:15 (Tamaki_) 【ミーミル】「いえ、いいです! 大丈夫です!」 そこは全力で断った 00:16 (sinogi) 【葵】「…遠慮しないでいいのに」てくてくと歩きながら、不意に明後日の方向に迷わず曲って歩いて行く 00:17 (Tamaki_) 【ミーミル】「……ってそっちは違います」 大慌てで葵の手を掴んで引き止める 00:18 (sinogi) 【葵】「…こっちですよ?」不思議そうに手を引かれていく。その手はあんな大きな丸太を振りまわしていたと思えないほど柔らかかった 00:20 (Tamaki_) 【ミーミル】「……やっぱり迷ってここに来たんじゃないですか。本部まで送ります」 そういって葵の手を引いたまま歩き始める 00:21 (sinogi) 【葵】「…迷子じゃないです」少し唇を尖らせ。でも、直に手を引かれて歩いていく 00:24 (sinogi) そして、数十分後無事ギルドハウスに戻ったふたり。こっぴどく叱られたのは言うまでもなく 00:25 (sinogi) 【葵】「…きす?」当の少女は最後までよくわからないことを呟いていた 00:32 (sinogi)   00:32 (sinogi)   00:32 (sinogi)   00:32 (sinogi)