02:26 (ShiSyo)   02:27 (ShiSyo) 【アルテール】「?……どうなさいました?」遠目で倒れているのを見つけて、歩み寄っていく 02:29 (Rento0) 【梓木】「む……」むくり、起き上がり、どこか胡乱げな瞳で近づいてくる女性を見るツンツンヘアーの少年が一人。「……ああ、そのなんだろうか、この状況は。 最早立ち上がるのも面倒くさい」服の裾から垣間見える傷口と紅い染み 02:32 (ShiSyo) 【アルテール】「ふむ……怪我をなさっていますのね」子細に様子を見て、目ざとく傷口を見つけ「いいですわ、その方面なら得手ですのよ」目の前にしゃがみ込む 02:34 (Rento0) 【梓木】「任務で少し――と、応急処置はしたがまだ巻ききれてない傷口があったかーというかお姉さんというか同い年くらいにも見えるがあんたは何者だ」見上げながら問い 02:39 (ShiSyo) 【アルテール】「アルテール・アジタケーサ・カムバリン、と申しますわ」割とぶしつけとも聞こえる問いに優雅に答え「歳は17の年を数えますわね……それで、名も知れない貴男はどちら様でしょうかしら?」 02:40 (Rento0) 【梓木】「なんだ、同い年だったか。 と、すまない。空耶梓木。当年もって17となる。 以後よろしくすることになるかはわからないが、傷の治療をしてくれるのならば恩に着る」平坦な口調で言い放ち 02:44 (ShiSyo) 【アルテール】「梓木さん、ですわね。宜しくお願いいたしますわ」頭を下げ「そうですわね……以後に関しましては。いずれ機会もあるかも知れませんわね。それに関しては未来に譲ることに致しましょう」言って、傷口に触れる 02:47 (Rento0) 【梓木】「つ」爪か刃か。えぐられたような傷に触れられれば多少の痛痒に苛まれてか顔顰め 02:52 (ShiSyo) 【アルテール】「と、痛みました?」表情を見て気遣い「ん……あまり性質の良い怪我ではありませんわね。早めに治してしまいますわ」傷痕を観察し、目を閉じて集中を始める 02:54 (Rento0) 【梓木】「忝い――ああ、俺に魔法をかけるのならば……」いや、詮無いことか、と思い直し口噤み。傷口のうずきから気を反らすために、恐らくは、魔法をかけると思わしき彼女の表情をじぃと見つめてみたりして。 02:57 (ShiSyo) 【アルテール】「? なにか、ありまして?」集中をしつつも、言いかけた言葉が気になったのか片眼をあけて、問い「水のリゾーマ、活性……」問いつつも、呟きは何らかの魔力を発動させているものと思われ 03:00 (Rento0) 【梓木】「ふむ。あんたには言うだけ無駄かもしれないが、俺の肉体は魔術を阻害する。余程に集中したほうがいいだろうという話だ」 03:03 (ShiSyo) 【アルテール】「体質、ですのね。心がけると致しますわ」さして気にする風でもなく言葉を受けて「活性……開始」言葉を発し、治癒の力を注ぎ込み始める 03:05 (Rento0) 梓木の肉体にかかる、治癒の魔力。その魔力に形があるとすれば、その端、まるで、布の端糸がほつれていくような感覚で阻害されていく術式。恐らくはこれが彼の言う"体質"なのだろうか 03:06 (Rento0) 【梓木】「ふ、ぅ――」痛みを伝え続けていた傷がその端々から瑞々しい治癒力に塞がれて楽になったか、それとも、感心してか、その両方か。ほう、と感嘆含みの息こぼし 03:08 (ShiSyo) 【アルテール】「なるほど、これが"阻害"ですのね」治癒が行われるしばしの間に自らの術式の乱れを感じ取り「こういうこともあるのですわね。なるほど、世界は本当に広いモノですわ」……むしろ感心の言葉をあげる 03:10 (Rento0) 【梓木】「邪魔にしかならないがね。 確かに敵の攻撃はその威力を落とすけれど、味方の魔法すらも力を失う。 新人のヒーラーと組んで、一切の治癒を受けられずに任務を行えばこういうことになる」こきこき、と首ひねり 03:15 (ShiSyo) 【アルテール】「ふむ……そういうことですのね」何かを納得したのかしきりに頷いて「ですけれど……害もあるでしょうけれど、その個はいずれ何かに使える事もあるかと思いますわ」 03:17 (Rento0) 【梓木】「そういうものだろうか。 精々、俺の後ろにいる誰かの盾になるとき、ほんの少し延命できる程度の恩恵しかないさ」治癒が完了したらしいと確認すると、無造作に羽織っていたジャケットを脱ぎ、包帯と傷跡に塗れた肉体を露にして、傷口の確認。 03:22 (ShiSyo) 【アルテール】「ほんの些細なことが、大局を揺るがすことなど……おそらくは人の営みのある世界にならば無数に記録があることかと思いますわ」ちらりと見える傷のあとをめにしつつ、言葉を返す 03:24 (Rento0) 【梓木】「そういうものかね――っと、善哉善哉。 痛みもないし、今の傷にだけ限って言えばほとんど消えてしまっている。やっぱり、凄いもんだな魔法ってのは」肩竦めながら答え、ジャケットをもう一度羽織、胡坐掻いて座りなおし。 03:29 (ShiSyo) 【アルテール】「そういうものですわ」あっさりと言って「そう、魔法は凄いモノですわ。けれども、それを扱う私自身が凄いわけではありませんわ。つまり、これも使い様が全て、といえますわね」 03:33 (Rento0) 【梓木】「いや、あんたは凄いよ。アルテール・カムバリン。 そういう台詞を吐けるそれ時点でな」くす、と頬緩ませ笑い「そんなことを恐らく本心で言える人間はそう多くないだろうからね。 あんたは尊敬と賞賛に値するよ」 03:38 (ShiSyo) 【アルテール】「別に……大したことでもありませんわ。自分が出来ること、自分に出来ないこと。それを弁えていればいいだけのことですわ」こともなげにいって「けれども、尊敬と賞賛は素直に有り難く、受け止めさせていただきますわ」服の裾を持ち、優雅に礼をする 03:42 (Rento0) 【梓木】「そういう台詞はあんたみたいな凛々しい人間にしか言えないさ」く、と笑い「どういたしまして、と言っておくよ」 03:46 (ShiSyo) 【アルテール】「別に、言わなくてもいいのですわ」ずい、と目の前まで近づいて「ただ。自分を過大評価をすることも、自分を過小評価することも、どちらも、良いことではありませんわ。単なる精神論だけでどうにかなるほど世界は甘くはありませんし、だからといって、絶望するほど世の中は厳しいわけでもありませんのよ?ならば、己が道を切り開くためには現状の認識というのは必須であって……」蕩々と言葉を連ね 03:48 (Rento0) 【梓木】「あー」ちょっぴり吃驚。「あ、アルテール? アルテール・カムバリン?」目の前で手を振って( 03:51 (ShiSyo) 【アルテール】「生きるとは呼吸することではない。行動することだ、と。すなわち……」ぴた、と止まり「……失礼いたしましたわ。初対面でここまで言うこともありませんでしたわね。ご不快でしたら、どうぞおっしゃってくださいな」 03:53 (Rento0) 【梓木】「いや、問題はない、問題はないが――」アルテール見て「あんた、格好いいけど、面白いな」くく、と笑い「出来れば是非ともこれからよろしくといいたいおnだけれどどうだろう? 少なくともこの傷の恩義を返す程度の時間は」握手の手を差し出してみたり 03:56 (ShiSyo) 【アルテール】「それでしたら、重畳なのですけれど」問題はない、という言葉に安堵して「格好いい、という評価は初めてですわね……と、もちろん構いませんわ」差し出された手に自分の手を添えて 03:58 (Rento0) 【梓木】「では、伏し願い、よろしく頼もう、アルテール・カムバリン。 傷の恩義と、尊敬と賞賛の念において」楽しげに笑い。 04:01 (ShiSyo) 【アルテール】「ええ。宜しくお願いいたしますわ、空耶梓木さん」同じく笑い