予告 ルーマニア。 チャウシェスク政権の爪痕がまだいえぬ、この国。 ここでもテクノクラシーは暗躍していた。 シンジケート。 テクノクラシーの一派、経済活動を司るこのグループは、 <チャウシェスクの遺産>を狙って行動していた。 すでに遺産の90%はテクノクラシー側が取得。 この劣勢の中、テクノクラシーと対立するトラディションは、 最後の遺産を求めていた。 シンジケートの拠点を襲撃したトラディションのチームは、 そこで思わぬものを見た。 それは、テクノクラシーとネファンディの死闘の跡。 灰燼と化した廃虚。 * * * 舞台は変って、アンブラ。 現実世界に重なり合って存在するこの世界。 そこに、トラディションの本拠地、最後の希望、 ホライゾン・レルムがあった。 トラディションの一派、 サンズ・オブ・エーテルは、 ホライゾン・レルム周辺に漂着したヴォイドシップを発見。 これを拿捕した。 テクノクラシーの一派、 ヴォイド・エンジニアの創り出した、 アンブラを渡る船、ヴォイド・シップ。 しかし、中には乗員の姿はなかった。 サンズ・オブ・エーテルのメンバーが発見したものは、 奇妙な光輝くものを写した写真。 どこか懐かしさを覚える見知らぬ土地の写真。 それと 鳥のもののような きれいな 白い 羽。 * * * チェコ共和国。首都プラハ。別名、魔導師の街。 ストラホフ修道院。 中世以来、数多くの資料がここに集められていた。 オーダー・オブ・ヘルメス。 トラディションの一派、錬金術師の末裔。 知識を求める賢者たちは、ここストラホフ修道院を 極秘裏に調査していた。 一般人はけっして立ち入ることのない、 はるか地下500m。 ここにはいまだ人の目に触れない書物が数多く存在している。 そして、いま、ここに求める資料を見出した。 1325年3月25日。白き塔の会議。 それは、 テクノクラシーの前身、 オーダー・オブ・リーズンの結成時の 議事録。 * * * アセンション・ウォーは、新たな段階を迎える。 * M A G E The Ascension LOST EDEN CHRONICLE FIRST STAGE Fallen Angel ------------------------------------------------------