(Ponko)   (Ponko) 【クー】「…こういう風習作ったのはニホンジン、だったか?知識であっても、体験すると…変なもんだな。」白い湯気を立ち上らせる湯を掬い上げ、また指の隙間から流し…ごろん、と岩場にもたれかかる。「…あいつら随分ワーキャー騒ぎやがって…。」先に入っていた3人(2人+茹でカメカメー)を思い出しくつくつと喉の奥で笑いながら… (Ponko) 【クー】「ぁー…マジいいな、これ。医療効果もあるってのはあながち間違いじゃねえか。」まぁ医療効果どうこう以前にこういうだらけ方もあるんだな、新しい暇つぶしを発見した。幸い風邪引きとは関係のない身体。少しゆっくりするか、と使ったまま目を閉じ…ようとしたところでひとの気配を感じた。 (Ponko) 【クー】「ありゃ…?他の連中はもう終わったはずだろ?」湯の中で指を折る。ぱんつ。(1)カメ。(2)すく水(3)…。えーっと確か俺らって4人パーテ…いや、5人だった気がするぞ。…ああ。いたいた。なんかやたらと文句言ってたのがもう一人。…えーっと名前は… (Ponko)   (Ponko) ぽく (Ponko) ぽく (Ponko) ちーん。 (Ponko) 【クー】「クロエか。」 (Ponko) 湯気に曇る視界の中、軽く振り返り (Ponko) 【クー】「…違った、ミイラ女か。」興味を失ったかのように正面に視線を戻した。 (Ponko)   (Ponko) (きゅー (tuka-neko) 【クロエ】「……ぇ゛!?!?」流石にそろそろ誰もいないだろうと思いやってきた浴室。思わぬ先人に出くわし……見事に凍りつく。クーの指摘の通り、バスタオルを二重に身体に巻きつけさらに肩と頭。盛大に4枚も使ったミイラにも間違われて当然、といった格好で (tuka-neko) 【クロエ】「……っき……き、き、きさま何故こんなところにーーーー!?」それからきっかり3秒ばかり。硬直が解ければ慌てたように、首元のタオルをかき合わせ胸元をぎゅ、と押さえつけるようし、そうしてから漸くいつも、のように喚き散らしはじめて (Ponko) 【クー】「…は。」鼻で笑いながら ハァ?キミは何を言ってるんだ?という目線を軽く向けという 「こんなところと言われてもな。(ふむ、とわざとらしく顎に手を当て…)ここは温泉、温泉という公衆の場に居てはいけないというルールがあったか?」 少なくとも女性のいるところに入っていく、そういうのは覗きとして恥ずべき行為である事は知識として把握している。 「…後から来て先客に当り散らすったぁどういう了見だ?」 (tuka-neko) 【クロエ】「う、ぐ……あ、あれだけ時間を置いたというのに、未だに居残っている奴がいるとは思っていなかっただけだ!っ……す、すまん、その、いきなりで、おどろいて……その……」売り言葉に買い言葉とばかりに続けられた言葉は、クーの言葉に打ち落とされて見事に失速。実際後から来たのは自分、なわけで。そうなると出直すべきは自分であろう、と素直に頭を下げくるりと背を向ける (Ponko) 【クー】「そりゃしょうがねえだろ。それとも何か。俺があの嬢ちゃんらと仲良く談笑してる場面でも想像できたか?」時間を置いたのに、という言葉に笑いを噛み殺しながら答え、一つ息をつく 「…良いぜ?筋を通す奴は嫌いじゃねぇ。…で何してる?」ちょいちょいと手招き。「そんなグルグルミイラしてても素っ裸でいりゃ風邪の一つや二つ引くんだろ。…そんなに広過ぎるって場所でもないのがそっちにとっちゃ残念だろうがな。」 身を横へとずらして場所を開け (tuka-neko) 【クロエ】「っ!?な、い、いや、私は、後でいいっ……その……そもそも聖職者たるもの人前にみだりに肌を晒すものではないし人目に晒せるような身体でもないっ……その、だから……」呼び止められれば歩みだそうとしていた脚を止め。すっかりパニックに陥ったような声で返す。……堅いだけに、いろいろ突発事項に弱いらしい。 (Ponko) 【クー】「や、晒してねーし。っていうかミイラだし。」ひらひらと手を振り即否定。 「じゃあ2択。これ以外の選択肢はやらんから選べ。」ぴ、と2本指を立てる。 「一つ、入れ。」  (Ponko) 【クー】「2つ…。ひとの言う事聞かずにその格好のまま俺が出るまで外風に当てられ続けた結果風邪を引いて、普段ひとに見せられないような弱みを看病する俺様に見られて恥を晒すのとどっちが良い。」まぁ看病する俺、という時点でかなり想像できないのだが其れは意識の外においておこう。 (tuka-neko) 【クロエ】「な、何だその選択肢は?!というか服を着て待つに決まってるだろうというか風邪を引くのは確定か?貴様に病人の看病ができるとでもいうのかっ!」あまりといえばあまりな選択肢に……思わず振り返って怒鳴りつける。が……半身湯に隠れているとはいえ、そこにいるのは当然裸の男、なわけで。慌てて頬を真っ赤に染め視線を逸らす (Ponko) 【クー】「そうか…そいつは災難だな。つまり俺が出て、そしてクロエが出終わるまで舞、レイ、カメは待ち続けなきゃいけないわけだ…あぁ…そんなに他人を待たせ続ける事は俺には出来ないな…。」いえ、できます。むしろ他人をどれだけ待たせようが一向に気にしませんこの男、きっと。 「そうだな、経験としてはないが知識としては充分にあるつもりだ。確か…上としたから葱を突き刺すという看病の方法がだな…」どこまで本気だこの野郎 (tuka-neko) 【クロエ】「な!?き、きさ……っくちゅんっ!?」余りといえばあまりな言葉に、いろいろ言いたい言葉はてんこ盛りにあったものの。それは案外可愛らしいくしゃみで途切れてしまい。……それ以上言葉を続けるのも気まずくて、黙りこくってしまう (Ponko) 【クー】「…自分ではいるか。俺様に蹴落とされるOR引きずり込まれるのかどっちが良い。」後者二つの場合、そのミイラがどうなってもしらんぞ、と付け加え 「通常、そういうタオルを大量につけて入浴する事は日本ではマナー違反らしい。そもそもタオルは身体を洗うものであってつまりは汚れを落とすもの、浴槽というものにつけるものではないという…(む、と考え込んで)…ま、隠すものを無理矢理に、という趣味もない。片意地張るなよ。」それきり、視線を前へと戻して (tuka-neko) 【クロエ】「…………」むっつりと不機嫌そうに顔をしかめたまま。それでも……このままでは本当に風邪を引きかねないと判断したのか。おずおずと浴槽に歩み寄っていって。一旦湯に浸ってから。脚元と頭を覆うバスタオルをはずし外に放り投げる。そうすれば長く伸びた金の髪が湯の中に広がっていって…… (Ponko) 【クー】「隠したいってなら向こう向いておいてやるが?」まぁ、おおっぴろげにみせたいです!とか宣言して脱ぎにかかるようなら俺は逃げる痴女の相手なんざごめんだ。 岩場に肘をつき長身ゆえに湯から出た上半身に外から吹き込む心地よい風が流れ  「…ミイラと思えば毛玉だった。」なんだ、その、つい。 (tuka-neko) 【クロエ】「……できればそうしていて貰えると助かる……が……今余計なことを考えなかった、か……?」不機嫌そうに唸り……できる限り視線を下には向けないように注意しながら、クーを睨みつける。時折もぞもぞと湯の中で身じろぎをしているのは……バスタオルによるガードを固めようとしている、のだろうか?その割りに、ガードする場所は、胸元は当然として、手と、足と首筋…… (Ponko) 【クー】「余計な事?たとえば?俺のような無学な人間としては余計な事、といわれただけじゃあ何をさしてるのか分からないんでなァ。」うん、こいつ性格悪い。 「…あまカタくなんなって疲れ落とす場所だぜ?そんなガチガチじゃ逆に疲れるだろ。」 (tuka-neko) 【クロエ】「貴様と……いや……余人とこういう場で同席するような状況で安らげるような性質ではないのでな。……というか、だ、普段の自分の一言どころではなく余計な自分の言動を省みろ」そういいながらも、視線を逸らす。というか、湯の温度はそれなりに高いようで……真っ白い肌はもうすっかり真っ赤に染まっている。一瞬、くらりと視界が揺れたような気がした (Ponko) 【クー】「俺ァ過去から今までの時間がすっぽり抜けちまってるからな…先にしか正直興味ねーんだよなァ。振り返らない省みないってさ。」それはそれで問題です、クーさん。 「しかしなー…これは色恋どうこうはともかく。(ふむ、と考え込み)ただの脂肪の塊と自分で言う割には意識してるんだな、他人の目を。」 ( 背 )y-~ (tuka-neko) 【クロエ】「……そういう、わけでは……っ!?」言い返そうとする言葉が、途中で揺らぐ。頭の中の血の脈動がはっきり感じられてしまいそうな違和感とともに身体が傾いで。ぱしゃん、と、湯の中に倒れこんでしまう。 (Ponko) 【クー】「おいおいおい嬢ちゃん…っ。」 目を離していたため反応は遅れたが…かろうじて水没させるのだけは間に合った(でいいかな?) 「…からかいすぎたか…?…いや、それにしてもまだ数分だぞおい…。」 ぐ、とお姫様抱っこの要領で持ち上げて風の当たりにくい岩陰に横たえる 「湯当たりっても並の弱さじゃねぇぞ…」 水死体って重いんだっけなぁ…また余計な知識が、とんでけー。 (tuka-neko) 【クロエ】「…………う、うる、さい……き、きんちょう……してた、せいだ……」くらくらと思考が揺れる。かろうじて、聞き取れた言葉に反応はするもののそれが精一杯。当然、バスタオルに気を使う余裕もなく。肌蹴た胸元、ちょうど心臓の位置にある、貫通創を覗かせてしまう (Ponko) 【クー】「緊張ねぇ…おやおやおや…。そんなに意識していただいて光栄って言えばいいか?が…まぁ、他人に意識向ける前に自分のコントロールから始めねーとなァ。」 俺も同様?いやいや、男ってのは振り返らない生き物なんです。 「じゃねぇと…いくら隠そうと思っても、隠し切れない。見せたくもない自分の弱みを他人に晒す。」 下げた視線の先で捕らえた傷痕。 「(…俺様の使ってたような槍…じゃねぇな。感じ的にはもっと短く太いモン、か。)」 (tuka-neko) 【クロエ】「……そも、そも……こういうけいしきの、にゅうよくは……はじめて、なんだ。か、かげん、なぞ……わ、わかるか……っ」さらにふわふわとした言葉をつむぎながら。くらくらする頭に手を押し当てる。その手の甲……さらには足の甲にも……胸よりは幾分細い、釘のようなもので貫かれた傷痕。 (Ponko) 【クー】「言ってなかったか?」はぁ、っと大きく息をついて 「俺様も始めてだ、そんな事は理由にならん。」ざばざばと温泉を横切り、先ほどクロエが脱ぎ捨てた(エラッタ入りました:投げ捨てた)タオルを二枚回収。適当にかぶせ、 「隠したいものだったんだろう。そんな状態で隠せるか。身体は成長してもまだまだだな。」風除けになるように、岩に腰掛け目を閉じて背を向ける。 (tuka-neko) 【クロエ】「っ?!!?」ふわりとかかるタオルの感触、ついで降ってきたクーの言葉に、思わずがばりと起き上がる。まだ頭はくらくらするけれども、何とか岩にしがみつく様にしてクーを睨みつけ……「見た……のか……?」と、唸って (Ponko) 【クー】「…気づくの遅ぇよ。ただでさえ目と鼻は利くんでね。」犬だからって言うなよ!犬だからって!  チラリと視線を向け…ため息も漏れる。 「何度言わせるんだお前は…落ち着け。そんな風に起き上がるから。」 (tuka-neko) 【クロエ】「……お、落ち着いて、いるぞ、私は、落ち着いている。とりあえず、今貴様が見たモノをどうやってその脳内から消去すべきか考えているところなのだしばしまて」落ち着いているとは言うものの、その言動は到底落ち着いたものではありえない。怒ったような泣き出しそうな笑い出してしまいそうな、なんだか自分でもよくわからない表情を浮かべ、ぎゅう、とタオルをかき寄せクーを見上げてしまう (Ponko) 【クー】「あァ?なんだ?誘ってんのか?それとも同情でも引きたいか?そっちを忘れさせるってのは楽なんだけどな…。」くぃ、と片手でクロエの顎を持ち上げ 「そういうんじゃねえだろ?慰めの言葉も軽蔑の言葉もかけるつもりねぇよ…」ァー、何で俺がこんな子守せにゃならん…小さく頭を振り 「結局ひとにみられた事を気にしてるんじゃねえだろ?みられた事で自分の劣等感刺激されてんのが嫌なんだろうが。」放してもう一度背を向け  「それでわめき散らすようなら図星と判断するぞ。」 (tuka-neko) 【クロエ】「っ!?!?ぁ、うう……」図星も図星、なおかげでぐぅの音も出てこない。もはや顔を赤らめることも忘れ俯いてしまう。喩えウィザードであっても即死は免れないであろう傷痕、それを刻み付けられてなお生きている自分。それを思い出したくないから、強固に隠し続けていたというのに。「……自己責任、なら……別に、こうまで……悩んだりするものか……」かろうじて、それだけを、呟く。 (Ponko) 【クー】「その傷位置からして…」記憶を手繰る… 「魔女狩りや吸血鬼、そういう系のモンだよな?クロエが聖職についてるって事はそういう因果か。あーっと貴様に何が分かる!なんて決まりきった文句吐くなよ。分かるよ…なんて俺様ァいわないぜ?…まぁしんでるはずが生きてるって気は俺にゃあわかんねえな。俺様は…」 「すでに死んだ英霊様だからな。俺らの傷に、怪我に自己責任で付いたものなんざ早々ないだろ、むしろ。」 (tuka-neko) 【クロエ】「……代々人間に仇なす吸血鬼を狩っていた、そうだ。何か関係があるのかもしれんな。聖職についているのは……たまたま私を拾ったのが神父だったというだけの話だ…………まぁ、この傷も謂れこそ判らんが……戦いの際力を与えてくれはするのだが、な」と、漸く、というべきか。頭が冷えてきたらしい。小さくため息をついて「戦いの中でついたもの、なら自己責任、だろう。そもそも、傷が付くような場所へと踏み入ることを、己で選択した時点でな」 (Ponko) 【クー】「生まれつきか?なおの事気にすることじゃねぇんじゃねぇか?それとも…」少し怪訝そうに眉をひそめ 「つまりそれを恥じてるのか、お前は?他人がそれを身的にするとでも?なんだその傷、と思うとでも?」はっと鼻で笑い 「思い上がんなよ。そんなに周りはお前を気にしない。お前に興味を持つ奴はそんなものがあろうとなかろうと興味は持つ。ただでさえ、ここに集まった人間共は腹に一物据えかねたような連中ばかり、自分のしたい事、言えない事、目的がある隠し事を抱えた連中がここに来る。」ぺたぺたともう一度湯船へと向かい 「その中で一人傷があろうが一人自己嫌悪を持ってようがお前が気にするほど他人は気にしねえ。」ザン、と湯船に漬かり…「ったく冷えちまった…。」 (tuka-neko) 【クロエ】「……」クーの言いたいことは、判る。けれども、これまでの17年抱えてきたわだかまりが邪魔をしてしまいつい黙りこくって。こちらも冷えてきたのか……今度は足だけをぱしゃりとお湯に、つける。もう、今更、だからか。足の傷も手の傷も隠そうとはせず。ただいまだに残る体に巻いたものと首に巻いたタオル。水気を含んで張り付くそれをぎゅ、とかき寄せて「…簡単に割り切れるもの、でもないが、な……まったく……そこまで…………能天気な貴様が羨ましいぞ」一瞬クーを褒めそうになって。それも照れくさく感じたのか、ついそんな物言いをしてしまう。 (Ponko) 【クー】「あァ?能天気か?…なんだ?羨ましいって言うなら俺様のものになってみるか?」や、考えた事はなかった。何も考えてないだろう?いやいやそんな事はないぞ。「ま、冗談だ。その気もねー奴に手を出すのは面倒だ。」肩をすくめ「でもってな…自分の断末魔が記憶にあるってのはあんまり気持ちいいってモンじゃないんだがな…。」こりこりと頬をかき「ここに来たのも正直事故だ。幸い悪くないマスターのおかげで…寝床と道を踏み外す心配がねーのは助かってるな。そんでも…一度世界から外れた身、あんまり干渉したくないってだけだ。」 (tuka-neko) 【クロエ】「この痴れモノが。そういう事を軽々しく口にするな」段々といつもの調子が戻ってきたのか。クーの軽口にはぴしゃりと釘を刺す。まあ、その口調自体はいつもよりもずっと柔らかいものではあり「自分の死に様を想像……するのとは勝手が違うか?……まあ、私とても来たくてここに来たわけでは、ない、からな。運がいい、といえばいいのだろう」さらには笑って見せる事までしてみせる。非常に、珍しい事態。一転表情を引き締めて「そんな事を言うがな?今貴様の身がここにあるのは……何がしかに干渉するため、と言う可能性もあるのではないか?まあ、思いついたままに言っただけ、だから気にしなくてもいいが」 (Ponko) 【クー】「誰にでも言ってるように聞こえるか?(クツクツ笑いながら)…お前も結構面白いからな。俺様は興味を持たん奴には声は掛けんよ。」はぁー…っと岩壁に両腕を掛け 「確かに運命とやらが冥魔に対抗しろだのなんだのでマスターの召還に引っかかったのかもしれねぇ。ただ…一つだけ悪いがな、世界から外れたような奴まで使わないと救えねえ世界なら、それはそこまでの世界だって事だ。今の世界ってのは今を生きてる連中で守られなきゃ意味がねえ守護者だの神だの名乗る連中や世界から外れた連中が早々関与するべきじゃねえんだよ。」キャラシートにも書いてますね、それだけは譲れません、はい。 「ま…強いて例外上げりゃあ相手が俺様と同じような枠を外れた連中って場合だな。そういうのが相手ならまぁ、やり甲斐もあらァな。」もう一度目を閉じて,風に頭を冷やす (tuka-neko) 【クロエ】「面白いとは何だ面白いとは。そもそも普段の貴様の言動が、だな……」流石に到底褒め言葉には聞こえないソレには不機嫌そうに唸り、そのままお説教へと流れようとした矢先「……世界結界に弾かれていない以上、そう言った連中をも世界は必要としているんだろうさ。一体何をさせたいのか、なぞわかりはせんが……っくちゅんっ?!」足をお湯につけてはいても、流石に冷えたらしい。真面目な台詞も何もかもぶち壊しにするくしゃみが一つ。慌ててとぷん、とお湯の中に滑り込んで (Ponko) 【クー】「世界が必要としようがしまいが、関与する気がないってのは俺の矜持だ。それは譲れんな。そもそも…」はぁぁぁ〜…ひときわ大きなため息をついて 「さっきまで湯当たりして説教されてた人間に説教される筋合いはねェ。」十年早え、とその額を弾き (そもそもラビ街に世界結界はn) 「とりあえず風邪は引くなよ?引いたら…あァ、そうだな。夜這いかけて看病にいく。精々弱みをこれ以上俺様に見せないようにするんだな。」ある意味それは脅しです。 (tuka-neko) 【クロエ】「いた?!っ……え、ええい、貴様そう軽々しく人の頭を弾くな!手加減くらいはしているだろうがっ……”アレ”を見た直後だ、肝が冷えたぞっ!!」完全にいつもの調子復活。前髪を短めに切りそろえているせいで目立つおでこを手のひらで覆いつつ「な!?なんだその看病の仕方は?!と言うかこの程度で風邪など引いてたまるかこの駄犬っ!弱みだの何だの関係あるかーーー?!」それだけを叫び終えれば、ぜぇぜぇと肩で息をついて。不意にざばりと、立ち上がる (Ponko) 【クー】「あァ、悪かった悪かった。」よっこらせ…と続いて立ち上がり、何事もないように横をすれ違うように歩きながら「流石に“女の子”相手にする事じゃなかったな。いや、悪ィ悪ィ。」すれ違い様その頬に軽く口付け  「ふむ、湯上りってのはまた趣が違うな…」そんな感想を口にしつつ…「はっ、人様を犬呼ばわりした罰だ。精々今度は湯冷めする前に上がれよ。」 ( 背 )ノシ何事もないように、それはまたひらひらと後ろ手を振り (tuka-neko) 【クロエ】「ぁ゛…………」すれ違いざまの、頬に触れる感触。多分、初めてのそれに見事に凍り付いてしまう。相当衝撃を受けた、ようだ。その後のクーの台詞が耳に入っているのかどうか……冷たい夜風に身を晒したまま立ち尽くしてしまう。色恋沙汰、など今まで縁がなかったせいで、思考が千々に乱れて、怒っていいのか笑えばいいのかはたまた泣くべきなのか……ぐるぐると奇妙に高揚する各種の感情を頭の中に巡らせ、結果……シャットダウン。体が弱いと言えばそれまでだが、本日二度目の湯面へのダイブを決行。……今度はかなり派手に水しぶきが飛び散った。 (Ponko)   (Ponko)   (Ponko)