22:30 hikami >―――RG内個人用休憩スペース――― 22:30 hikami >幾つかのブースがあり、施錠も出来る個室式の休憩スペースと言う事もあり今は……時折休憩に使うようになった。 22:30 hikami >“天使”の掌握に係わる仔細の掴めぬ熱の発散にもちょうど良く、簡易的ながらソファも、小さなベットも有り、個人用休憩スペースとしては上出来以上のモノだろう。 22:30 hikami >そんな……“丁度良い”場所、なのだ。 22:30 hikami >余り人目につかせたくない用事、それを目的として人を呼び出す用途にもまた、適している、と言えるのだろう。 22:30 hikami >【燐】「………―――いざ、となると結構………悩むもの、ね……」 22:30 hikami >さてどう切り出したものか、いっそストレートに言ってしまうべきなのだろうか……? 22:30 hikami >机の上には一応、と買い出して来た数本分の飲み物が並び、室温の所為でかそれぞれがそれなりに汗をかき始めている頃合…つまり――― 22:30 hikami >【燐】「……ああ、もう……っ……早めに来て整理しようとしたってのに、何も決まらないじゃない……っ…!」 22:30 hikami >それだけの間、少女はこの部屋のソファへと座り込み、これからの“報告”と……―――聞いておきたいコト、纏まりきらぬもやもやとした感傷にすっかり思考を占領されていたのであった。 22:50 Ponko0 >【シュナ】「…下手なネカフェよりは快適ですよね…ここ。」             利用した事はそう無いが…。…何故なら…いくら快適であっても+アルファ。そう一般的に必要なモノは足りていても個人的必要な部位まで及んでいるものではない、PCはあっても流石にネトゲが快適に動くスペックか、と問われればまた疑問、さらに言えば…やはり、居心地の面だろうか。 22:50 Ponko0 > ごそ…ポケットの中には黒い結晶。その感触を確かめるようにしながら… 22:51 Ponko0 >【シュナ】「呼び出し…。最近、人と話す機会が増えましたね、私も…まりかはともかく…瀞、真夜…彼もともかく…か、フィアナ…これは内緒、と。…後はリズに燐…。…わふー。」             小さく微笑みさえ浮かべながらも             「…随分、人と関わったものですね、この姿で。」             指折り…             「…さて、用件はなんなんでしょうね…。セイも鋭い子でしたが、燐は…カドが取れて来た感さえありますね。…良い傾向です。周りを頼れるようになったのなら、あの子は今よりもっと心も身体も強くなれる…。弱いままだった私と違って。」 22:51 Ponko0 > ふと顔を上げれば…悶えるようなイライラじみた声が耳に入り… 22:51 Ponko0 >【シュナ】「…ああ、燐か。…どうしました?」             上から覗き込むように、その表情を… 22:58 hikami >【燐】「……―――?」             ふ、と、己の上……ソファへと腰掛けた姿へと影が落ちる。聞こえた声に振り返……             「……ふわぁぇっ!?」             ―――ろうとしての、至近距離、視線が合う、と言うよりも……なんというか、思ったよりも……近かった、ここまで気付かない、と言うのも随分と惚けたものではあるが…             「……っ、び、びっくりさせないでよ。……はぁ……でも、うん、その……悪かったわね、呼び出して。大変って言うか……準備とか忙しい時期とは思ったんだけど………報告しておきたい事と、ん……―――相談、で、いいのかな…したい事、あったから」             跳ね上がった鼓動、乱れたリズムは未だに整いきっては居ないもののどうにか、と呼気を落ち着けようとの軽い深呼吸。             「…ちょっと変な所に呼んだけど、ね」 23:06 Ponko0 >【シュナ】「ああ…いえ、そんなに驚くとは。…失礼。報告ですか…ああ、(くすくすと笑いながら)私が課した課題と…後は状況の変化、ですかね…。」             「…さて、私の事はお気になさらず準備が忙しい…と言いますか。」             …私の心の問題…なので、口の中で呟いて 23:10 hikami >【燐】「……ぅぁ、えーと…………」             その距離に感じる気配、以前ならばどう、という事もなかったものだろうに……今は少し、不味い。ふる、と、軽く頭を振るようにしつつソファの隣を空けるようにと身をずらした             「……そう言う事、になる…かな。ん……―――」             それでも…少しの冷静さが戻れば感じるのは些細な違和感、きょと、と、軽く首を傾げてみせつつ             「……何かシュナ、この事になると時々様子が…おかしい、って程じゃないけど、んー……ちょっと変な感じがしてたから、大変な事でもあるのかって思いはしたのよ」 23:17 Ponko0 >【シュナ】「…シュナ…?」             こちらはこちらで思索に耽っていたこともあり…思わず首をかしげて聞き返してしまい…             「…ああ、私か。すみません、少しぼーっとしていたようで…様子がおかしい、ですか…おやおや心配していたのは私のはずだったのですがね。」             「…まぁ…それでは、隣、失礼いたします。ゆっくりと、燐の報告と相談…お聞きしましょうか。」 23:22 hikami >【燐】「……シュナはシュナ、でしょ?ん……やっぱりちょっと変っていうか……疲れてる?…私が言うのも難だけれど、休むなら一応そっちにベットもありはするけれど……」             どうか、なんて思いにぽつりと溢す呟き、呼び出した手前、ではあるわけで…微かに眉根が寄った             「……い、いざとなるとその、結構恥ずかしい、けれど……―――結構、ん……前、よりは……マシになったわよね、私。感情を出してみろ、って、それで…気には、してるし。それで―――………」              ぽつ、と、一度言葉を区切り…軽く目を伏せた             「……―――ちょっと、嬉しい事もだけど、寂しい事もあった、かな。寧ろ、どうやっていいのか判らなくなっちゃって、尚也とか風華とかの前では……ちょっと甘えすぎかなとか、後で考えると思う、し、それでも……―――逢うと,駄目、なのよね。春奈も、瀞も…勿論シュナもそう、なんだけど。落差、っていうのかな、加減が……上手く、いってない感じがする」 23:35 Ponko0 >【シュナ】「ええ…、そうですね。私は私でした。疲れている、と言うほどの事はありませんから大丈夫ですよ。そもそも…休んでしまえば燐のお話が聞けませんから。それに…出てるんじゃないですか?以前はその挙動一つ一つさえ無理してる様子さえありましたからね…。甘えるのも必要ではないでしょうか?…そもそも燐には今までの反動も必要でしょうから。甘える事、にも慣れが必要かもしれませんがね。ところで…」             「寂しい事…いえ、やめましょう。聞かずとも燐の報告したい事、に入ってるならば聞かせていただけるでしょうから。第一…感情とは加減するものでもないでしょう。コントロールするもの、とも言いますが分かってやれるものでもないですから。」 23:42 hikami >【燐】「……そう?なら、いいんだけど……ん……」             話し、とも言われればこれ以上の言葉は継ぐ事ができないだろう、聞いてもらいたいと……話したい、と願ったのは此方、なのだから             「ん―――……甘え、ても……いいのかな……だって、凄い…我侭になった気分、だもの。なんて言っていいのか、とか…凄く悩むし…なんていうか反則、なのよね。…撫でられるの、ずっとくすぐったいだけで煩わしい事だと思ってたけれど……あんなにシアワセになるものだなんて思わなかったわよ」             む、と、少し拗ねた様に言うものの口元はつい、緩む。表情に険を覗かせる様にすれども、そんな状況であればいっそ……照れ隠し、でしかない             「ん、入ってる。―――……春奈、は、しってる?…瀞の、お姉ちゃんの。春奈と…尚也が、付き合ったのよ。―――…そこで自覚、したんだ。私も……尚也が好きだ、って」             そこで一端言葉を、区切る。軽く視線を傍ら……シュナの側へと向けた             「―――そこでも、暴走しちゃったし、ね」 23:53 Ponko0 >【シュナ】「燐を子供扱いするわけではありませんが…まだ12,3…。その歳で完璧にできる人間等が居るものですか。つ、付き合…。…付き合い、その、恋人同士、と、そういう事ですか。しかしアマミヤハルナ…、ミサキナオヤの幼馴染ですね。恋愛に時間と言うものは関係ない…とは言うものですが。身近に居られる、というのは…」             ああ、くそ…何を思い浮かべているんだ…私は              「しかし、暴走…とは?…力、の方…それとも感情の方…ですか?」 00:00 hikami >【燐】「う、そう、だけどさ……私は……ずっと“ウィザード”だと思ってたし、年齢、なんて関係ないって思ってたもの。今更ってなると………悩む、わよ」             む、と、微かに拗ねるような言葉、ふと、相手の姿から視線を外していた所為で……そんな動揺には気付く事のないままに次の言葉を紡ぐ             「……感情、の方。判ってたのよ、恋人になったって報告を受ける、って、さ。―――聞いたら泣いて、暴れてた。最初は笑えないで、そのまま………逃げた。尚也を傷つけたまま、で、ね。…今になってみれば凄い酷い事したって思ってるし、その後……風華に泣きつきにいったら、慰めてくれたけど、怒ってくれた。……そんな事だって言うのに……―――凄く、嬉しくってさ。尚也にもきちんと謝って、そしたら“妹みたいなものなんだ”って撫でてくれて、それがやっぱり嬉しくって、悔しいけど、大好きだって……―――これが、寂しいけど,嬉しいこと。今は……まだちょっと時々キツいけど、それでも尚也に“妹”としてなら可愛がってくれるし、ちょっと前よりも……近くに居れるようになった気がする。…シュナに課題を貰えたおかげ、ちょっと頑張って手を伸ばすだけで、って…本当だったんだなって、判ったわ」             そこで漸く、と、顔を上げる。浮かぶ表情は少し子供っぽい類の笑み、照れくささを押し隠し、それでもと……無理の残らぬ表情ではあった。 00:16 Ponko0 >【シュナ】「ウィザードは人ではありませんか?…まぁ、私は人ではありません…が。(くすくすと口元に手をあて笑いながら)人生で上手く行く事等何回ある事か…思いが上手く行かなかった時…どうしても抑鬱していた感情は吹き出てしまいますから。だからと言ってもう人を好きにならない、って思いましたか?」 00:16 Ponko0 >【シュナ】「フウカにナオヤ…怒られる、というよりは過去を悔いると言うよりは、未来どうするか、ですからね?…それにおかげ…と言われましても…私は本当に言葉のきっかけを貴方に話したに過ぎません。」             ふぅ、と息をついて…             「…悔いが無いのなら…私は燐を応援するだけですよ」 00:22 hikami >【燐】「……―――“日常”と…縁を切った存在だって言われてたわ。夜闇に紛れる侵略者を屠るモノ、っていう、ね。ん…―――シュナも、人間よ。だって私に“感情”を教えてくれたんだもの、出し方、でも、同じ。……そんな切欠がなかったらきっと…まだ私は前のまま、だったもの。」             笑みを浮かべる様子には若干眉を顰め、僅かではあれども身を寄せる形にと相手の傍へと……距離を、詰める。元々隣同士、なんて位置にも係わらず、である             「……その“きっかけ”があったからこそ、だもの。だから、シュナのおかげ、だと思ってるし…ん……うん…―――あ、ありが…とう……」             未だに言い馴れない言葉、ぽつ、と、微かに掠れ気味、頬に若干…熱が、上る。その理由は“言葉”だけではなく―――……             「…………寧ろ逆、よ。好きになるって、こんな、なのかな、って思ったらなんか……変、なんだもの。尚也にも、そうなんだけど、えっと、ね?―――…シュナ、変な事、聞く、けど……同性と、その…………キスしたい、って思うのって…やっぱり、変…?」             …相談、の一つ、こちらの内容の所為、でもあった…… 00:32 Ponko0 >【シュナ】「日常に生きている者が縁を切った存在であってたまりますか!日常に居ずして、何故日常を守りたい、などと思えるものですか。…燐?」             いつになく、熱がこもった…ああ、日常であり続けたいと願った結果がこれだから…か。…嫌になる。ふと、小さく表情が翳った              「…ありがとう、ですか…良いですね。良い傾向です。ですが…が、リン…?狭くないですか?」             身を寄せた燐に首をかしげて、ほのかにその体温を感じながら             「…はい?」             少しその質問には意表を突かれた             「えー…その、あの…それはやはり、私が貴方に見せてしまった物が原因なのでしょうか。えーそのですね、あの…私には、その経験が無いので如何とも答えられない…ですかね。生半可に分かったような答えは返したくないんです。」 00:40 hikami >【燐】「っ…!?」             ひく、と、微かに竦む…その勢いに、向けられた表情に……若干の、怯えが覗くか             「ご…ごめん、ん……そう、よね。私も……今は、そう思うわ。理夢も、そう、色々と………大事なものができちゃったし、それに、日常が無いならこの“好き”って事も…駄目になっちゃう。此処にきて、良かったわ……“父さん”はそんな事、何も教えてくれないどころか、さっき言ったみたいに逆の事しか教えられて来なかったから。だったら……こっちの方が、いいわ。」             言うも、指摘には……矢張り無意識だったのだろう。はた、と気付き慌てて元の位置へと戻ろうとしていた             「あ、と、う……ん、なん、だろ、ああ、こういうのが…駄目、なのよね。……つい、甘えたくなるわ、こういう状況……シュナの体温も……結構、好き、みたいだし…」             む、と、微かに思い悩む言葉、思案と羞恥に表情を微かに曇らせた             「あ、ち、ちがう、ちがう、あれ、もその、切欠じゃ、あるんだけど―――………風華に、ね、して、って………言っちゃった。“キスの仕方を教えて”て、ちょっとずるい言い方だったと思うけど……一回だけ、ってことで―――シて、貰った。……それが嬉しいし、さっきも言ったけど尚也にもフられたばっかりだ、っていうのによ?………ちょっと、悩んじゃって、後悔、じゃない、わ。寧ろ、ん、と……―――」             言い辛い、のか、視線が…泳ぐ。これも常では見られなかった反応、でもあるのだろう……もごもごと、何事か口の中だけで呟いた 00:56 Ponko0 >【シュナ】「ああ…怒ったわけではないんです…。少しだけ昔を…ね。燐を責めた訳ではないんです、むしろ…責めたのは私自身ですから。…リム…?(その名前に軽く首をかしげ…)聞いた事あるようなないような…。…さておき、ともかくイノセントの友達ができた、と言う事ですね。…大切になさい?…言う必要も無いでしょうが…。迷惑とは思っていませんよ。」             燐の肩を抱いて、もう一度抱き寄せるようにして…             「体温が心地いいですか?」             くすっと笑みを浮かべ     00:56 Ponko0 >【シュナ】「…必ずしも悪い事、とは言いませんよ。一つだけ言うなら…その感情が甘えから来たものでなければ良いと、私は願います。甘えるな、とは言いません…それが今の燐に必要なことならば。ただし…やはりキスとか、そういうことは…えー…その。…フウカにしたい、と思った事とミサキナオヤに対して思う事は同じでしたか?」             「同じと言うならば何も言う事がない…というわけではありませんが違う、と言うならば…私が言えるのは後悔だけはしないで欲しいって言う事です。」 01:04 hikami >【燐】「……そう…?ん…でも……大丈夫。今はもう―――そんな、馬鹿な事は言わないわ。今更これを“棄てろ”とか言われたら、幾らなんでも怒るわよ。……掌一つ、体温一つでこんなにシアワセになるなんて……思っても、見なかった。あ、理夢っていうのは…っぁ…!?」             びく、と、一瞬…身を強張らせる。矢張り慣れぬ行為ではあるのだろう、抱き寄せられる格好に、かぁ、と、頬を染め……そのまま、少し甘えるように力を抜いた             「……理夢って言うのは尚也の、妹。イノセントの……初めてのトモダチ、よ。理夢もなんか、本作ってるって話しだったけど」             そのまま少しだけ、肩に頭を乗せる様な動き。正面からも好きだがこういうのもいいんだな、なんて…ささやかな発見と共に             「え、と、ん……甘え…たの、かも。でも………同じ、かどうかは……判らない、かも。尚也は尚也だし、風華は風華、だもの。そりゃ―――……尚也とも…したい、けど、それは…春奈が、いるし……風華も、一回だけ、っていってたもの。だから―――後悔は、勿論してない。今だって………」             ふ、と、思い出せてしまう程度には……“空想”の訓練には長けている。慌ててふるりと、浮かびかけた感触を振り払うようにと頭を振った             「……思い出せるぐらい、シアワセな感覚、だったんだもの。キスってこんなにいいものだって知らなかった、だから―――……………したい、って、思っちゃう。撫でて欲しい、抱きしめて欲しい……どんどん、エスカレートしていってる気がして、ちょっと情けないし…怖い、わ。どこまで甘えたがりなのか、って。」 01:19 Ponko0 >【シュナ】「本…。…本…。…ぁ。」             あぁ…なるほど、なるほどなぁ…             「…ああ、いえいえいえ…!やはり気のせいでした、申し訳ありません何でもありません!」             一つ息を整え…             「相手の体温で落ち着くのは人の本能ですから…こうされると落ち着く、と言うのは間違いではありません。…燐に今度ナオヤと同じように大切に、好きになれる相手が見つかった時のためにキスは…大切に取っておく、と言うのもあるとは思うんですが…」             「好きになった人とする、と言うのとはまた違うと思いますよ、燐。」             その頭を軽くなで…             「いくら空想の中で練習しても現実とは違うでしょう?それと同じです。…もっとも、怖いのは当然ですよ。」 01:24 hikami >【燐】「…そう?なら、いいけど………」             む、と、その様子に緩く首を傾げ……まあいいか、と、一先ずは脇に。             「大切に、って、ん…そ、そんなに安くっていうか、男とは尚也だけ…っていうかあれも無理やりした様なモノだからなんとも、だし……風華との、だって……それ、だけ、だもの。ん……ぁ、そう、なのかな。だって、風華にキス、されたとき……すっごいどきどきして、頭がぽぅ、ってなって―――何だか、ちょっと触れてもらっただけの筈なのに凄い、変な感じだったもの、あれより、ってなると……」             ふ、と、及ぶ想像、くすぐったげに、撫でられる動きを感じつつ……―――あわせて考えたのがいっそ、不味かったのだろう。ひくん、と、微か、怪しげな形に肩が、震えた             「…………だ、だめ、倒れそうな気…する、わ。………想像、できない…」             かぁ、と、頬どころかきっと耳まで、火照った熱が一気に…上ってしまっていた。 01:31 Ponko0 >【シュナ】「ところで燐…相談事に聞いておきたいことというのはそれだけ…燐?」             赤く火照った燐の様子に少々慌て…ああ、想像に慣れてるということは…その、想像力が…             「…ベッドで、休みますか…?」 01:32 Ponko0 >【シュナ】「必要なら運びますし…そうですね…甘えていいといった以上、しばらく付き合いましょうか?」             ふふ、と小さく笑う。             「…私は燐に一つ一つの経験を大切にして欲しいと思っています。…まぁ、ドキドキするのは、当然ですが、ね…」 01:38 hikami >【燐】「……え、ぁ、う、うん。そう言う事…に、なる、かも。ん……報告は尚也と風華の事、だし、相談とかは……そっち、だもの。キスについては、ん…―――もうちょっと、考えるわ。流石に………風華のキスがどう、なのかとか、その1回しかちゃんとしたキスしたことないから…比べようもなければ…判らない、もの。ただ……―――二人一緒なのは、あの二人に撫でてもらえるだけで凄く幸せだ、って事。それが…多分今、キスを除いた一番のご褒美だと思うもの。」             休むか、の言葉に軽く首をふって……もぞり、と、軽く身を捩る形、相手の側へと自らも擦り寄った             「……折角甘えていいって言ってくれるなら、甘えたい。想像、は……ぅ、きっと…自爆、だし。―――眠れって言うなら隣で寝てくれるなら、って言うわよ。……今、体温取り上げられる方が…キツい、シュナの、も………好き、だもの。やっぱり…風華とは、違う、けど」             その違いが何なのか、と…それもいっそ胡乱な事、全てがはじめて尽くしなのだから             「……大事に、したいわ。色々と、此処に―――ずっと、いられたらいいのに、な。…“父さん”が何を言い出すかも判らないし―――私は…兵器、みたいだから。マナに教えて貰ってコントロールしようとはしてるけど、まだちょっと上手く行ってないし……それでも―――モノにしてみせるわ。尚也と一番最初にしたヤクソク、絶対……破る気なんて、ないもの」 01:54 Ponko0 >【シュナ】「…そう、ですか…」             良かった…今追求されると、私も満足に答えられる自信がなかった…。             「そうですね…キスはご褒美、ではないですから。ああ…これにはその、私の少々美徳と言いますか、美化しすぎた感傷的なものもありますので、あくまでも意見の一つ、と言う事で。…ですが、甘えて良いというのは本当ですよ。」             …ああ、そうか…             「今から私が言うのは貴方のトラウマを刺激することだと思います…。燐がご褒美としてのキスを求めるのは両親からの愛を求めていた反動かもしれない、と思いましてね。…あの光景を目撃してしまった…事からの推察にしか過ぎませんが。悪い事じゃないんですよ…少々遅ればせながらの甘え…そう思えば良いんですよ。」 01:54 Ponko0 >【シュナ】「では、私とも一つ約束していただけませんか?…自分を兵器、などと…卑下するのはやめてください。…私が人間ではない、と卑下してはいけないのでしょう?」 02:02 hikami >【燐】「判ってる、キスは……ご褒美で貰っていい程のモノじゃない、わよ。それこそ……」             恋人、なら…また、違うのだろうけれど―――そんな思いが過ぎり、ちく、と、軽く…胸にナニカが刺さった気がした             「……―――判ってる、私も…それが怖いのよ。シュナの体温も、理夢の掌も………大好き、だもの。尚也と風華なんて、二人が居なくなるって考えたら…辛すぎる。今の私から取り上げられて一番キツいものはきっと、それだもの。でも―――私、抱きしめられた事、だって……無かった。キスなんて、もっとだし、あんなふうに抱きしめてもらったのもそう、撫でてもらった事ぐらいはあるけど、髪に触られるのが嫌、だったぐらいだもの。だから…“これ”が………昔の甘えたい分だったのかな、とか思うと―――ちょっと怖いわ」             それでも、と…微か、身を預けるようにと甘える仕草を取ってしまって             「…ぁ、ん―――……そう、ね。……そうする。でも、私の“正体”が…そうだった、って知って…ちょっと凹んでた時、あったから。―――案外、引き摺ってたのかもしれないわ、それ。だから……うん、もう、言わない。言わない、から…―――また、ちょっとでいいから体温、分けて。……案外自分が脆かったって事も…自覚しちゃったから、きっと一人じゃいられないわ」 02:18 Ponko0 >【シュナ】「失うことが辛い…それが分からない筈無いでしょう?私にはまりかとシ…っ。ん…まりかに今は貴方もいますから。…一人だと脆くて当然ですよ。弱みを吐き出すこともできず自身に溜め込むことしかできない…それでは自分が折れてしまいます。」             「…さて、私などでよければ…私の体温と私の弱さ…強さ…分けますよ。」             軽くこちらからももたれて目を閉じる              「私からも、最後のお願いをすぐにさせていただくことになると…思いますから。」             口元に笑みを浮かべ…              「…大丈夫、いなくなりませんよ、ナオヤも、フウカもまりかも…」 02:24 hikami >【燐】「……うん、前までの私はそんなの、なかったもの。弱い自分なんてない、それこそ“ウィザード”なんだから、私は……それでいい、って思ってた。“一華燐”の名を騙って、一個の実験材料で、道具で、兵器で…そんなのでも良かったんだもの。今は―――嫌。“燐”を…好きになれた所だもの、なくすのはやっぱり……怖いわ。だから、シュナの体温も、頂戴。……最後、なんて―――嫌よ。シュナにお礼、まだしきれてないって思ってるんだもの。だから………何だっていい、今回のが片付いた後でも良いもの、できる事があるなら、何だって手伝うわよ。だから…」             寄り添う身、ソファにもたれ、相手の身体へと身を預け…力を、抜く。視界なんて今は不要と目を閉じて             「…―――シュナも、いなくなっちゃ……嫌、よ」             ―――そんな、小さな、呟き。微かに溢す、縋るような言葉、若干と頬を寄せるよう、その温もりを―――確りと、覚えるように、と………