21:24 ShiSyo >【胡鞠】「困ったな……」             思わずそう、呟く 21:24 ShiSyo >思い返してみれば「安売り」、などという文句に乗せられたのがいけなかった。気がつけば、消費しきれないほどの量の食材が山と積まれていたのだ。 21:24 ShiSyo >しかし、それだけならまだいい。 21:24 ShiSyo >致命傷だったのは……つい、片っ端から調理してしまったことだ。今度は到底食べきれない量のおかずが所狭しと並んでいる。 21:24 ShiSyo >彼らは一様に訴えかけてくる。「我を食べよ」と。 21:24 ShiSyo >しかし無論、これほどの量を食すのは無理があることは確定的に明らかであり…… 21:24 ShiSyo >【胡鞠】「ほんと、困ったな……」             再度、呟いた。 21:24 ShiSyo >一部は隣にお裾分けしても良いだろう。だがそれでも、この分量では明らかに余ってしまう。となると後は、誰かを呼んで一緒に食べる、という選択肢もあるだろうが…… 21:24 ShiSyo >【胡鞠】「でも、誰を呼ぼうかな……」             別に、知り合いが居ないわけではない。気軽に呼べる彼氏、とかそういう存在が居ないのはこの際、心の奥底に投げ捨てておくとして。 21:24 ShiSyo >【胡鞠】「……ああ、そうだ」そういえば、「連絡してね」と伝えたきり、一度も連絡を寄越さない少女がいた。 21:24 ShiSyo >少し心配なところがある彼女……いや、彼女「たち」は、今頃どうしているのだろうか……ちょうどいい。折角だから彼女たちを今夜のお客として招いてみようか。 21:24 ShiSyo >早速メモリーを確認する……しかし初めてかける電話がこれというもの……さて、どう話したモノだろうか……? 21:25 ShiSyo >【胡鞠】「もしもし。紫苑ちゃんの携帯でいいのかな? ……はい、郁咲胡鞠です……うん、実はちょっとね……………」 21:36 hikami >―――ふわり、と、夜気に溶け込むかの如く佇む少女が“一人” 21:36 hikami >指定された住所の前、外観的にも整った造りの建物を緩く見上げ、部屋番号を再度確認…念のためにとメールにも送ってくる辺り律儀な性格なのだろう。 21:36 hikami >存在感というモノに乏しい黒衣は夜闇から抜け出した人工の灯りの下であればいっそ目立ちそうなものではあるのだが…それでも希薄なのはその佇まい故でもあるのだろう。 21:36 hikami >黒く艶やかな黒髪を無造作に後頭部に結い、纏う黒衣も重たげな色合いの喪装、そして……見る事の出来るものであれば気づく存在が、傍らに。 21:36 hikami >【茉莉】『んふふ……まさか“家に呼ばれる”なんて、ね?こぉんな時間だって言うのに、オンナノコを連れ込む時間帯じゃあないわよねぇ……?』 21:36 hikami >くすくすと、嫣然と笑みを浮かべた“少女”がふわり、と、漂う異質……蛇の瞳孔をきゅっ、と細め、愛する“妹”へと触れる事の適わぬ抱擁を与える。 21:36 hikami >こつ、と……そんな少女の歩みが、止まる…… 21:36 hikami >【紫苑】「…ええ、ですがあの人にとって、という意味では……他意がある、ともあまり思えない所ではありますが……」 21:36 hikami >目の前の表札に刻まれた文字は、そこが目的地である、という事を示しており、それが……途切れた言葉の原因か… 21:36 hikami >【茉莉】『あはっ、そうかもしれないわね?でもぉ………んふふ、そう、であっても事実は事実、折角のオサソイなんだから……ちゃぁんと、タノシンデいきましょ?』 21:36 hikami >―――“少女”は、その言葉には答える事なく、目前の呼び鈴を鳴らした。 21:39 ShiSyo >【胡鞠】「ん、いらっしゃい。お久しぶりね」             覗き窓から確認した顔は、違うことなく自分が呼んだ少女のものであり……故に、迷わず戸を開ける。 21:43 hikami >【紫苑】「ええ…御無沙汰を。本日はお招き頂き有難うございます」             ふわり、と、流れるような動きで礼の形を取り……それであっても、表情は能面のままに崩す事なく相手へと、向けた。         【茉莉】『んふふ、本当ヒサシブリ…?家に招いてくれるだなんて嬉しいわ?』              くす、と、此方は…妹の分も、とでも言うかの如き満面の笑み、ふわり、と、文字通り漂う動きで相手の体へと纏わりつくようにと向かう 21:46 ShiSyo >【胡鞠】「茉莉ちゃんも相変わらずね。ん、まあ立ち話もなんだし……中に入って?」             幻のような……否、真実幻と変わりない少女がまとわりつくに任せ、中に入るように奥を指し示す 21:52 hikami >【茉莉】『ふぅん…?胡鞠も“相変わらず”みたいねぇ…?』              “幽霊”の己にまとわりつかれて……否、己の習癖を少なからず目にした後であっても変わらぬ対応にくす、と、艶然とした笑みを浮かべ…器用な事に動きにあわせ滑るようにと漂う。そんな“姉”の姿を見送る此方も……慣れたもの、なのだろう。表情を変える事なく玄関へとあがりこみ         【紫苑】「ええ…では、お邪魔します」             言えば入り口で革靴を脱ぎ、軽く頭を垂れる。姉、の分は……見た目だけで言えば土足なのだが触れる事の出来ぬ存在故に気にする程の事でもないかと、放置のままに。軽くしゃがみ込み己の分だけ靴の位置を整えた。 21:55 ShiSyo >【胡鞠】「ん……まあ、うん。何も変わることもないし……と、ダイニングはこっちね」             一室に案内する。他の家人の気配はしない割に、中は意外に広い。 21:56 ShiSyo >【胡鞠】「ん、とりあえず適当に座って?」             指し示すのは……妙にたくさんの料理が置かれたテーブル。パーティーでもするつもりなのだろうか……そう思わせる量である。 21:58 hikami >【紫苑】「…ん……」             特段周囲を見るでもなく、足音のせぬ歩みを相手の後ろへと続かせ―――たのだが、本日初めて、その表情に変化が現れた。きょとんとした、というのが最も似合いなのだろう……視線の先には大量の料理、であり……どれだけ食べるのか、なんて思ったこともある         【茉莉】『へぇ……胡鞠は随分と健啖だったのねぇ?んふふ……栄養はきちんと良いバショに向かっているみたいだし?』              などと揶揄の言葉を零し、するりと滑る動き…肉体があれば胸に触れるものなのだが……無論、感触があるはずも無かった。 22:03 ShiSyo >【胡鞠】「あ……いや、その……これはね……うん……ちょーっと、作り過ぎちゃって……」             普段のマイペースっぷりには珍しく、顔を赤くする。             「ちょっと」             の限度は遙か、越えていることは流石に自覚しているのだろう。。 22:03 ShiSyo >【胡鞠】「って、違う違う。そういうのは迷信よ、迷信。食べて大きくなるモノでなし……そもそも、私、こんなに食べないもの」             栄養、の意味が伝わったのか、妙に真面目に答える。 22:06 hikami >【紫苑】「ええ……―――」             なんと……フォローしたものか。此方は此方で珍しく言葉を迷う様にと途切れさせ……まさか、といった光景でもあったのだろう、軽く…固まっていた。反面…         【茉莉】『あら、そう?んふふ……―――それでも食べる方が栄養ははいるんでしょう?紫苑だってきちんと“良い所”には栄養いってるけど、ほかがすごぉく細いもの?あの子は結構小食だからねぇ……胡鞠を見習わせないとね?あははっ』              ―――その赤面をみた所為でか、どうやら興に乗った様子。からからと、一人、高く笑いを漏らしていた 22:10 ShiSyo >【胡鞠】「えーっと、紫苑ちゃん?無理にフォローしてくれなくてもいいわよ……?」             明らかに絶句している様子の紫苑に気がつき声をかける。多少涙目なのはきっとご愛敬。 22:10 ShiSyo >【胡鞠】「ま、まあ、とにかく座って。別に、全部食べなくてもいいんだし……」             と椅子を勧め             「小食かぁ……んー、紫苑ちゃんらしい感じね」 22:13 hikami >【紫苑】「いえ、無理、というわけでは……レパートリーが豊富なのは少々…羨ましくはありますが……確かに明らかに一人分、には見えませんし、そう言う意味では遠慮なく御相伴に預かる事ができる、とも言いますが…」             これだけあるのだ、食べきれない事こそあれど……足りない、という事はあるまい。そんな様子を見てか…ふわり、と、茉莉は紫苑の側へと漂い、定位置、とも呼べる抱擁の姿勢を取った             「……では、ん…―――何かお手伝いする事はありますか?食事の前に…用意が残っていれば、ではあるかもしれませんが……」 22:17 ShiSyo >【胡鞠】「ん、なかなか良くできた子ね、紫苑ちゃん。でも今日はお客さんなんだから、お手伝いの必要はないわ?」             思わずなでなで、と頭を撫でる。 22:17 ShiSyo >【胡鞠】「それに、今日はお話するのも兼ねてだし……二人とも、あんまり気を使わないで。ね?」             にっこりと二人に微笑む。 22:21 hikami >【紫苑】「いえ、ですが………」             それでも…予想外の行為、撫でられた所で動きを……止めた。その様子を見てか、くす、と……茉莉の口元に浮かぶ淡く、甘い…毒の様な笑み。         【茉莉】『だ、そうよ?んふふ、じゃあ今日は甘えさせて貰いましょう?―――イロイロと、ね?』なんて、言葉…ふわり、と、抱擁の形を崩す事無く傍らへと漂い、紫苑へと着席を促し……その誘いに応じて紫苑の側も手近な場所へと、座った         【紫苑】「……ええ、では……お言葉に甘える事にします…ありがとうございます、胡鞠さん」 22:26 ShiSyo >【胡鞠】「いいのいいの」             ひらひらと手をふりお礼に答え 22:26 ShiSyo >【胡鞠】「で、茉莉ちゃんは……ん、まあ、それでいいか」             抱擁の形を崩す気がないのを見て椅子から手を離し……二人の対面に座る。 22:26 ShiSyo >【胡鞠】「ん……さて。人を呼んで御飯にするにはちょっと、地味だけれど……まあ、お食事にしましょうか?」             その言の通り……テーブルに並ぶのは正に             「和」             と言うに相応しく……更に言えば             「家庭料理」             としか言いようのないものばかりである。 22:31 hikami >【紫苑】「ああ、姉さんは………」             食べれない、というのは…まぁ見れば判る所でもあるのだろう。微かに苦い表情を浮かべはすれども此方も咎めるつもりまではないのか誤魔化すような曖昧な表情ともなるか。それでも…             「……いえ、素敵だと思います。私には……こういった種のものは作れませんから」             いくらかは知った形のものも混ざり、そう言うものは所謂“レシピ”が存在するからこその、もの。それでもそれ以外……“家庭料理”の分野となれば未知の領域という事にもなる。…暖かなもの、は、料理に求めてこなかったから         【茉莉】『そうそう、今日は……フタリの為のイベント、でしょう?』              くす、と…そんな、言葉。それに反応してか紫苑の側は若干非難めいた形に眉を歪め、それでも……             『―――私は食事とは無縁のモノ、だもの?んふふ…それじゃあ、ごゆっくり?…また、アトデね?』              ―――言葉を、止めずに…ふわり、と、その姿を…消した。 22:36 ShiSyo >【胡鞠】「あ……………」             しまった、と思った。こんな大事なことを失念するとは、自分もどうかしている。 22:36 ShiSyo >【胡鞠】「あとで謝……るのは、逆に失礼かな。うーん、今度は茉莉ちゃんも一緒に居られるようなセッティングにしないとなぁ……」             ぶつぶつと、一人呟き 22:36 ShiSyo >【胡鞠】「……ぁ、と。ごめんね、紫苑ちゃん?」             とりあえず、目の前の少女には謝るべくして、謝っておく。 22:39 hikami >【紫苑】「……いえ。姉さんのあれは………」             多分…“気を利かせた”つもりなのだろう。それが判るからこその苦笑             「…此方こそ申し訳ない事を。姉さんの我侭はいつもの事ではありますが……折角のお招きだと言うのに失礼な事を致しまして」             ぺこり、と、此方からも向ける謝罪の言葉。表情は矢張り…余り、変化がないのだけれど             「―――姉さんが“食べる事の出来るもの”は…ごく、限られていますから。味覚、というか…“モノを食べたときに得られる感覚”を…持っておりませんから」 22:45 ShiSyo >【胡鞠】「ぅー……そうだよねぇ…………謝らなくてもいいわ。悪いのはこっちだし」             がっくり、と肩を落とし 22:45 ShiSyo >【胡鞠】「ん……と……この件はどっちにしても、もう後回しね……じゃあ、今度こそ、食事にしようか?」 22:47 hikami >【紫苑】「…いえ……“悪い”というものであれば…最初から誘いを断っています。姉さんも承服済みの事ですので、問題はありません」             知れず、虚空に――普段ならばそこにいるはずの位置に――諌める様な視線を送るものの、無論…気配はあれども姿はない。             「…ええ、折角の食事が冷めてしまいますから。では……お言葉に甘えて。いただきます」             手元の箸を取る前にと再度、頭を垂れた。 22:48 ShiSyo >【胡鞠】「ん……どうぞ召し上がれ」             そういって自分も箸を取り             「……あ、そういえば。嫌いなモノってある?大丈夫かな?」 22:52 hikami >【紫苑】「いえ…好き嫌いは、特に。苦手なものもありませんし……―――」             ふ、と、常の“癖”に零れかけた言葉が今日は…止まる。いっそ定型じみたものでもあるのだろう、それが本心か否かと…吟味するかの様な奇妙な間が空いていた。それでも、と…緩く、淡く、消え入りそうな薄さではあるが笑みを浮かべて             「…好物、ならば……手作りのもの、と。―――ですので、今日の食事は好物しかない、という事になりますね」             …微妙に“常と”は言葉の響きを変え、向けた。 22:57 ShiSyo >【胡鞠】「ん、そう? それなら何よりなんだけれど」             一瞬止まったことには触れず、ただにっこりと返す 22:57 ShiSyo >【胡鞠】「あ、そうそう。食べながらで良いから聞いてね。うん、実はちょっと聞きたいことがあってね」             そう、今日の本題は二つあるのだ。一つは食事、そしてもう一つ…… 22:59 hikami >【紫苑】「……ん……聞きたい事…ですか?」             はて……心当たり、という意味では…やましい事ならば幾らかは思い当たるのだが…相手の思惑、という意味では想像の範囲外。食べながらで良い、の言葉にも関わらず問いを返す際には動きを止め、真っ直ぐにと相手の方へと視線を向ける。…小食、の揶揄は真実なのか、取り皿に運び込む分量そのものがかなり少なめ、でもある。 23:04 ShiSyo >【胡鞠】「あ、そんな構えなくてもいいんだけどね。答えにくいところは答えなくてもいいし」             まっすぐに見てくる様子を見て、つい見当違いとも言える気遣いをみせる。 23:04 ShiSyo >手元には手際よく料理を取って行きつつも……である。 23:04 ShiSyo >【胡鞠】「ん、と……まずは、と。あの時にした約束、覚えてるかな?」             様子を探る…でもなく、ついついまっすぐに聞いてしまう。 23:09 hikami >【紫苑】「“あの時”というのが何時か、という事にはなりますが……姉さんと胡鞠さんの間での約束、という意味では……“あの日の夜を過ごす事”でしたか……結果的に、姉さんにとって見れば不本意な形ではあったとは思いますが約束、という意味では護っていただけた、と。…調子が狂う、と溢しては居ますが、今日この場に来る事も引き止める様子はありませんでしたし、姉さんは姉さんとしてそれなりに満足しているのかもしれませんが……」             気遣わせたか、と思えば再度食事を開始。箸をゆっくりとしたペースで動かし、小さな、といえる括りで一口づつ口元へと運ぶ。味そのものにも喜んでいるのだろう、自然と口元が笑みの形に微か、歪んだ。 23:13 ShiSyo >【胡鞠】「ああ……そっちじゃなくて。紫苑ちゃん、あなたとした方なんだけれどね?」             スローペースながら食べてくれていることに満足の笑みを少し零し… 23:20 hikami >【紫苑】「私と……ですか…?」             かた、と、僅かに動きを止めてしまうのは思案故か。微かに視線を落とし、緩く思考を沈めて―――             「…嗚呼…連絡、ですか。そういえば……申し訳ない。“電話をする”という行為が不慣れなもので……かかってくる頻度の方が多いものでつい。―――そう言う意味では連絡を頂けた事を感謝するべきでもあるかもしれませんね…」 23:23 ShiSyo >【胡鞠】「むー……忘れてた?」             わずか、拗ねた子供のような表情を浮かべ 23:23 ShiSyo >【胡鞠】「まあ……ただの口約束だけれど。あんまり電話がないから、どうかなっちゃったのかと思ったのよ?」             と、ふいに真面目な顔で言う 23:23 ShiSyo >【胡鞠】「電話慣れ、してないのね……なるほど」             かくん、と真面目な顔が崩れ 23:28 hikami >【紫苑】「ん……そうなりますね…かかってくる電話に応対をする、という分にはなんら支障があるわけではなく、ただ単に…“かける”という行為に対してだけの不慣れ…になります」             会話の合間、時折と箸を進めつつ言葉を紡ぎ、崩れる様子には僅か、申し訳なさそうな表情を浮かべた             「…ウィザード、という意味では…“どうにかなる”のはそう遠くない話とは思いますが……日常の些事で“どうにかなる”可能性はそう高いものではありませんから、そう言う意味でも失念…という事になりますか」 23:34 ShiSyo >【胡鞠】「そう遠くない、とか言っちゃ駄目。ちゃんと戻ってきて、そうしたら、対価を……っていうのが約束だったでしょ?」             軽く眉をあげて……少しだけ強い調子で言う。 23:34 ShiSyo >【胡鞠】「電話云々に関してはまあ、しょうがないから良いけれど……命を投げ捨てるような言い方は……駄目よ」             後半になるにつれ、トーンダウンしていく。 23:38 hikami >【紫苑】「事実、ですから」             淡々と、言葉を紡ぐ響きとなるのは諦めでも、達観でもない…“事実確認”の響き。向けられる言葉の響きにも…らしい、な、なんていう曖昧な感想にもなるだろうか             「棄てる程安い命、とまでは思っていませんし……そもそも、この命は私だけのモノ、という訳でもありませんので。…姉さんがどう思っているかまでは―――判りませんが」             不意に視線が落ちるのは己の両腕……最近新たに刻まれた魔術の刻印は…姉によるもの、だからこそ             「…しかし“対価”は……あの晩の事ではなかったのですか?」 23:43 ShiSyo >【胡鞠】「ん……あの時も言ったけれど。元気で帰ってきたのを抱きしめてあげたいから……だから、無茶をしないでねって……結局そういうことなんだけれど」             わずかに、複雑な笑いを浮かべ 23:43 ShiSyo >【胡鞠】「だから、紫苑ちゃんが望むなら『対価』は出すけれど?」             ああ……また、卑怯なことを言っている気がする。少し、自己嫌悪 23:48 hikami >【紫苑】「……ん……―――」             それが果たして……何処までを意図してのモノなのだろうか、と…掴めぬのは相手の特性なのだろう。言葉に対する反応も矢張り黙考、に近い反応を返す事になってしまうだろうか。数口、のんびりとした挙動で口元に食事を運ぶ             「―――私も…先日、色目を出したつもりで居ましたが……“何を”いただけるのでしょうか?」             結局は問いに、問いを返す…珍しい、逃げ。 23:54 ShiSyo >【胡鞠】「んー……さしあたっては……『抱きしめる』、かなぁ。紫苑ちゃんは『抱かれ』たいんだったよね?」             多少、誤解がある気がする、その言葉。ただし当人は全くそこには思い至らない様子で、ごく真面目に答える。 23:54 ShiSyo >【胡鞠】「あとは、そうだなぁ……今回だったら……こんなの、とか?」             はくり、料理を口に運び……少し考えてから、目の前のおかずの群れを指し示す。 00:00 hikami >【紫苑】「…―――」             帰ってきた反応に、じっ、と、視線を空いてへと向ける。如何、と、その反応を探るつもりでもあるのだろうか……最も、先日の逢瀬を考えれば己と相手の意図では恐らく明確な食い違いがあるだろう             「……成る程……確かに“これ”は…魅力的なものではありますね。ですが…些か負担が大きいとは思いますが…?」             これだけの量、という事は流石に毎度ではないだろうが…調理そのものは経験者、その手間ぐらいは推し量れる             「―――ふらりと漂っているだけのモノに頂くには、過ぎたもの、とは思います」 00:11 ShiSyo >【胡鞠】「ああ、それなら気にしないで。言ってくれたときに、どうにかするから」             ひらひら手を振って答える 00:11 ShiSyo >【胡鞠】「考えようによったら、家族が増えたみたいなものだし……それはそれで、楽しいことだもの」             にっこりと……屈託のない笑顔を浮かべる。そこには確かに、何の他意も感じられない 00:16 hikami >【紫苑】「……家族…ですか」             ぽつ、と、言葉を溢すのも…微か、と言える響きだろう。向けられた笑みからは僅かに視線を外してしまって             「…一つ………致命的な勘違い、といいますか…齟齬、がありますね。私は……ん…確かに姉さんが以前、胡鞠さんに伝えたモノとしての意図は貴女の考えるものと同一であると思います。ですが………先日、私が―――貴女に言った意味とは大きく、外れたものと思っています」             楽しい…確かにそう感じるモノも居る、だろう、それでも……己は、違う。             「恐らくそれは、通常では…“家族”に抱く感慨とは…違うモノ、でしょう」 00:21 ShiSyo >【胡鞠】「ん……………」             僅か、紫苑の逡巡するような様子を感じる。これは……前に、考えた「あの」ことを言っているのだろうか? 00:21 ShiSyo >【胡鞠】「勘違い……勘違い、かぁ……そう、なのかもしれないけれど。まあ、少なくとも私があなた達に対して考えるものの分に関しては間違いはない、と思うけれど」             そんなのは当たり前のことで……それを言うのはただの逃げ、ではないのか。また少し、自己嫌悪 00:25 hikami >【紫苑】「―――その上で……」             ぽつ、と、溢す形に言葉を紡ぐ。じっ、と、夜闇の如く深い黒を湛える瞳を真っ直ぐに相手の方へと向けて             「…まだ『対価』を私に差し出そう、と…―――そう、思えますか?」             問う事そのものが…らしくもない、のだろう。虚空に響く笑みの、気配…ふわりと、姉の手が撫でた様な錯覚に少しだけの違和感を覚えていた。 00:30 ShiSyo >【胡鞠】「ああ、そうか…………それかぁ……」             ようやく、思い至ったのか。本当に、困ったような笑いを浮かべる。 00:34 hikami >【紫苑】「ええ…姉さんは常、ですが……私は胡鞠さんの仰る行為であれども満足している―――つもりでした。ですが……ん…」             かた、と、箸を置く。流石に食べながらの話、というものでもないだろうと踏み…             「―――…“肌の温もり”という意味では等しく、貴重な物である、と判断して居ます。最も手早く、最も安直にそれを得る手段としての行為は望むものと、ですが―――…貴女については…私でも“抱きたく”なった、と。……そう、言ったと思います。」 00:35 ShiSyo >【胡鞠】「その辺は……うん、前も保留しちゃったような記憶があるけれど……うーん……」             歯切れの悪い言葉……しかし、そこには拒否も嫌悪もなく……あるのは、悩み。 00:40 hikami >【紫苑】「…ええ。姉さんが毒気を抜かれる、というのも珍しい状況とは思いましたが……」             保留、の言葉に返すのはそんな感想、実際…調子が狂う、とは名が出る都度に溢されるぼやきでもあるのだ。実際……己としても“調子が狂って”いる気はするのだが             「…“抱きたくなる”と…貴女に言った記憶も、確かに。―――その上でのお誘いと、対価、の言葉。……欲、を…持ってしまう性質である、という事は御理解頂ければ、と。我ながら、随分と常より欲張った思考になっている、という自覚はあるわけですが……」             此方も語尾が掠れ、淀む形となり…そのままに、消えた。一度置いた箸を再度持ち上げ、取り皿に残る食事を口元へと運び始めて…… 00:44 ShiSyo >【胡鞠】「そうか……それは、そうだよねぇ……」             言葉を肯定する。確かに、それは自分の迂闊なのかも知れない。こちらは、箸が止まってしまい。 00:50 hikami >【紫苑】「……ですが……」             そんな様子に浮かぶのは…己への違和感。姉ならば兎も角……と、我ながら、難、とも思える状況ではあるのだろう。再度、夜色の瞳を相手へと向ける             「―――“常”であれば貴女の提案でも…私への十分過ぎる褒美ではありますから。…肌を求めて宛てを無く歩く日が少しでも減らす手段があるのならば……それで十分―――の、筈ですから」 00:54 ShiSyo >【胡鞠】「そ、か……じゃあ、私が変に期待させちゃったのかな」             これじゃあ、詐欺と変わらないではないか、などと思う。まあ実際、詐欺みたいなものだったはずだ。 00:54 ShiSyo >【胡鞠】「ん、正直言えばね。私自身、なんとしたものか……よくわからないのよね。そこのところは」             首を捻りつつ……しかし、真摯に答えようとする。 01:00 hikami >【紫苑】「…いえ……姉さんにしてみれば“期待はずれ”と言う局面とは思いますが……私には十分、と。―――そもそも“連絡をする”と言う事そのものを怠った上でのお誘いな訳ですから如何、と言う訳ではない……筈です。」             我ながら…“調子が狂う”判らない者同士、とも言うべく妙な状況、ではあるのだろう             「…まぁ……趣向としても歪なもの、ではありますから。異性の肌を求めるよりも私としては穏当に温もりと快楽を得られる、と思っておりますし……恐らく“危険”という意味でも……軽微なもの、と。元々の嗜癖もありはしますが……“判らない”と、忌避でないのならば…」             ―――何だと言うのだ。本当……欲が深い。 01:07 ShiSyo >【胡鞠】「そうね……確かに、私は紫苑ちゃんも茉莉ちゃんも好きだし……まあ、会って数日でどうだっていうものでもないとは思うんだけれど」             少し、苦笑……ああ、そうか。何か少し分かった気がする 01:07 ShiSyo >【胡鞠】「そういうこと……については……そうだなぁ。忌避、か……難しい言葉知ってるね。そう、忌避はない、けれど……何か、違う感じもするんだ」             なるほど、自分も意外に難儀な性格なんだな、と気がつく。 01:11 hikami >【紫苑】「嗚呼…成る程……そう言う点もありましたか……」             逢って、と言う意味では確かにほぼ間もない、と言える程度の逢瀬ではあるか。事実、日、と言う意味では…二度目、なのだ。戦場から連れ出しての逢瀬と、今宵の……             「その日に逢って…という事にも慣れすぎましたか……少々、その点の感覚は鈍くなって居ました」             浮かぶ苦笑に返すのも少し淡々とした響きともなるか、いっそ平坦な……常の、平静             「…違う…ですか?」             ならば…何、だと言うのだろう。ふ、と、感覚は掴めないままではいたのだろう、箸の動きが幾度目か、止まった。 01:16 ShiSyo >【胡鞠】「って、ええ!? それに、慣れちゃってるの?」             その日にあって……という言葉に目を丸くして 01:16 ShiSyo >【胡鞠】「なるほど、なぁ……それはすれ違うかもしれないなぁ……んー……まあ……えぇと、ね。それなら、いっそ……ちょっと試用期間、みたいなの作ってみる?」             我ながら、頭の悪いことを言おうとしている気がする、のだが……しかし、相手が真面目に考えている以上、自分も真摯にならなければいけないと思う。たとえ、それが道化じみていたとしても、である。 01:19 hikami >【紫苑】「…ええ、肌の温もりが必要な時に誰も、となればそう言う手段を採る事も、勿論。我妻に住み始めた当初と比べれば幾分か頻度は減りましたが……」             それだけ“知り合い”が増えた、と言う事でもあるのだが……さておき。             「…試用期間…ですか?」             気になる単語、とでも言えば良いのだろうか。この場合何を示しての事か、までは……判らずに、否…想像にすら至れず、鸚鵡返しに問う事になる。 01:23 ShiSyo >【胡鞠】「んー……なんというか……試用期間、というのも変かな……」             少し考えて 01:23 ShiSyo >【胡鞠】「まあ、つまり……もう少し、相互理解を深める時間を作る、とでも言えばいいのかな? 有り体に言えば……もうちょっと仲良くする時間を作るって言う当たり……かなぁ?」             ……実に、子供じみた発想、というのは自分でも分かっている。 01:23 ShiSyo >これでは漫画か何か……いや、今時、こんな安っぽい展開は流石にないのではないだろうか。 01:26 hikami >【紫苑】「嗚呼……成る程、つまり……」             この場合、姉、ならばきっとこう言うだろう。ふ、っと、微かに笑みの様な形に表情を変えて             「…お預け期間、と言う訳ですね」             我ながらなんとも言い難い言葉、だろう。それでも…何処と無くその響きは気に入ったのか…緩く、頷き、それでもと             「……ですが………―――何処までを良しとするのでしょう?その期間、としては。“約束”を…決めた方が後のためではあるかと…」 01:31 ShiSyo >【胡鞠】「お預け……んぅ……確かに、そうも見えるよねぇ…」             かっくり、とうなだれ 01:31 ShiSyo >【胡鞠】「どこまで……どこまで、かぁ……んんー……」             真面目に悩む。ふと……考えてみると、単にいじくられるだけなら、結構されている気がする 01:31 ShiSyo >……少し、悲しくなった。 01:31 ShiSyo >【胡鞠】「ちょっと待って、考える……」             立って……紫苑の側に寄る。 01:35 hikami >【紫苑】「………ん……少し、意地悪な言い方ですが。姉さんの言葉を借りればこれが適当なものになるかと思ったもので…すみません」             反応に返すのは……嗚呼、矢張りこういう言葉は上手く使えないか…微かに苦笑の形にと唇を歪め、それでも此方への動きをのんびりと視線で追い…かた、と、箸を、置く             「…ええ。如何、と言うのを此方から言うのでは恐らく……―――欲が、出ますので」 01:39 ShiSyo >【胡鞠】「んー……」             いきなり、むぎゅ、と抱きしめ…… 01:39 ShiSyo >【胡鞠】「えぇ、と……まあ、その……ちょっと胸さわるくらいなら……いいかな? 男の子にされたのよりは、まだ恥ずかしくない……とは思うし」             流石に恥ずかしいので小さな声で、顔も赤く染まっている 01:39 ShiSyo >……しかしまあ、こんな事を言うことになるとは。ある種、笑うしかないのかも知れない。そもそも、セクハラ慣れ、というのもどうなのだろうか…… 01:44 hikami >【紫苑】「……ん……」             己を包む柔らかな感触、微かに吐息を溢し…ほぅ、と、ほんの僅かだけ甘い吐息を溢し…そ、っと、両腕で抱擁を返す事になるだろう、与えられる言葉にはそれでも少し、楽しげに笑みを浮かべた             「…ちょっと、で済ませられるかは判りませんが……判りました。ですが…追加を一つ、お願いしても構いませんか?」             なんて言葉と共にふわりと、矢張り幽霊の様な掴み所の薄い動きにて腕の中、姿勢を、ずらした。 01:46 ShiSyo >【胡鞠】「追加……んー……お手柔らかに頼めると嬉しいかな?」             割と無理を言っているのは承知の上……立場としては非常に弱いのはよく分かっている 01:48 hikami >【紫苑】「……貴女からも、口付けを。何処、でも構いませんから…抱擁と口付けは…私への至上の褒美ですから」             なんて、言葉と共に再度の抱擁、狙うは……唇、互いのそれを確りと重ね合わせようとの動きではあるが…酷く緩やかなものとなれば避けるのも容易いだろう。 01:51 ShiSyo >【胡鞠】             「むぅ……そういうの弱いなぁ……それじゃあ、お詫びを兼ねて……かな」             避けずに、受け止める姿勢に 01:55 hikami >【紫苑】「―――ん……」             ほぅ、と、僅かに吐息を溢し…緩やかな抱擁と共に唇を確りと、重ね合わせる。濡れた感触が重なり合い……抱擁以上に互いの熱を伝えやすい行為、髪を緩く撫で、一度…離れた             「……詫び、と言う訳でもなく……これが望みです。……それでも、貴女は私を“試し”ますか?―――了承して頂けるのなら…貴女からも」             言うとそのまま…目を、閉じた。 02:00 ShiSyo >【胡鞠】「ん……私自身は、試す、つもりはないんだけれど……う、うわぁ……これは、ちょっと……うーん……」             ぶつぶつと呟き 02:00 ShiSyo >【胡鞠】「え、と……まあ、今日は……色々と、ごめんね。それだけじゃないけれど……まあ……」             そ、と顔を寄せる 02:04 hikami >【紫苑】「ん………」             解かれる、と、思った。それでも……温もりは、与えられたのだろう。背に回す腕の力を僅かに強め…             「っ、ん………」             唇の端を緩く蠢かせ、軽く、ではあるが舌を覗かせ…ちろり、と、擽る程度に舐める行為。恐らくは…此処まで、となればいっそ“味見”だろう行為だけに留め身を、引いた             「……ん……謝罪、の言葉と共にでなければもっと…暖かく感じたかもしれませんが……それは“次”に、期待しましょうか」 02:08 ShiSyo >【胡鞠】「ぅ……そうね、そこは……と、また謝ったらもっと駄目か」             苦笑して 02:08 ShiSyo >【胡鞠】「正直、自分でいうのもなんだけれど……結構難儀な人みたいね、私……」             はぁ、と溜息をつく。 02:12 hikami >【紫苑】「…その点では……比較する場所は随分と違いますが私も、姉さんも……どちらをとっても“難儀”ではあるかと」             向けられた溜息を塞ぐ様にと…また、唇を求め、重ねるようにと動く。赦された行為であると言う安堵と…恐らくは欲の、発散。             「―――ですが貴女が難儀、である事は認めざるを得ません、ね。…私も常の平静を乱されがちではありますし、姉さんも……狂わされると。稀有なヒトである、との評価は…矢張り、変わりそうにありませんから」 02:17 ShiSyo >【胡鞠】「その辺は……まあ、改善……しなくてもいいのかなぁ。非常に悩ましい気がするけれど」             希有、と言われ……状況を鑑みて……呟く。 02:17 ShiSyo >【胡鞠】「まあ、なにはともあれ……これからも、よろしく……になるのかな」             再度、思わず頭を撫でて 02:20 hikami >【紫苑】「ええ。…そう、であればこそ……惹かれる部分はあるのでしょうから」             溜息を封じた唇は役を終えれば脇へと反らされ…撫でられる動きを感じてかそっと、胸元へか肩口へか額を預けるようにと動き…大人しく抱き、抱かれる姿勢。             「…ええ、此方こそ。いつまで…―――“試して”貰えるか次第、でもありますが……その間は極力、自制しましょう」 02:23 ShiSyo >【胡鞠】「ん……そうね。ああ……でも。忘れちゃ駄目よ、紫苑ちゃん。"試し"てるのは、あなたの方も、だからね?」             つん、と人差し指で軽くつついて 02:26 hikami >【紫苑】「………?」             そんな反応には…リアクションが少し、遅れる。言われた意味を飲み込むのも、与えられた行為の意味を理解するのも、等量に時間をかけてしまい…             「嗚呼…―――成る程、そう、ですか……」             言われて気づく程には無自覚、試す…―――何、を?微かに思い至るモノはあれども、鈍く、淡く……何とも頼り難いモノ。 02:30 ShiSyo >【胡鞠】「郁咲胡鞠は……まあ、こんな人だから……ね?」             正直、自分もどこまでいい加減なのか判断がつかない。それを人にゆだねる、というのもどうかとは思うが……しかし、他人に任せた方がいいことも、ある。まあ、ロクでもない結論が出る可能性もあるわけだが、そこはそれ、ということで。 02:35 hikami >【紫苑】「…ええ、十分に魅力的な方、だと思います」             腕の中にと納まり、常よりも……幾分か和らいだ言葉の響きを溢し、向ける。ほぅ、と、微かに溢す溜息は……弛緩の成せる事、でもあるか             「…すみません、折角の食事を…途中で、遮る形になってしまいまして……」 02:38 ShiSyo >【胡鞠】「ん……まあ、紫苑ちゃんとお話しするのも目的だったし。そこは、大丈夫……かな?」             ん、と考えてみて 02:38 ShiSyo >【胡鞠】「こんな流れになる、とはこの郁咲胡鞠の目をもってしても見抜けなかったわけだけど、ね」             といって、笑う。そこには苦みも何もなく、ただ意外な発見、とでもいうような笑みが浮かんでいる。 02:42 hikami >【紫苑】「……ん、私は……―――いえ、私も、ですね。…“あの言葉”の後に胡鞠さんからのお誘い、蒸し返す形とはなりますが……“期待していなかった”訳では矢張り、なかったのだろうと。ですが……この形でも…一応は満足、と思える程度には。収穫、と…妙な言葉になりますが…思いますから」             ―――強引に、なんていうのは…それこそ姉の役だ。…となればこの状況で“姉”が静かなのも……矢張り気にかかる部分、ではあるかもしれないが……まぁ、構わないだろう。気紛れなのはいつもの事、なのだから……