21:12 ShiSyo >仕事は終わった。とにもかくにも、最悪のケースは免れられたことは感謝しなければいけないだろう。 21:12 ShiSyo >となると……やはり陰の功労者とも言える、この不思議な少女には報いる必要がある。 21:12 ShiSyo >ひとまず、彼女のお願い……「この後、付き合ってくれるのかしら?」というのは叶えなければ…… 21:12 ShiSyo >【胡鞠】「とは言うものの……さて、どうしようかな」              呟く。なにしろ、時間帯やら人数やらと何もかもが微妙 21:12 ShiSyo >【胡鞠】「んー……行く先に困るっていうのも考えものね…………あ」               そうか、それなら一つ良い場所がある。二人だけで会話をすることも、そこから移動することも簡単な…… 21:12 ShiSyo >【胡鞠】「ね。とりあえず……私のお店に来ない?」               そう、彼女に提案してみた。 21:16 hikami >“戦い”は、終わった―――何か釈然としない“結果”はあるものの、それが此処のウィザードの強さ、なんてものなのだろう。 21:16 hikami >―――なんて、そんな思考をぼんやりと滲ませる程度には“紫苑”にとっては意味が、あったのだろう、それでも… 21:16 hikami >【茉莉】「んふふ……お店、かぁ…さっき言ってた所よね?ならぁ―――そこで、いいわ?ゆっくり“オハナシ”できるなら、どこでもかまわないもの?」               ちろり、と、除くのは微かに濡れた舌先。しなだれかかるかの様な戯れにと相手の腕へと絡みついた 21:18 ShiSyo >【胡鞠】「そうね……少し賑やかな場所だけど……一応、静かに話が出来るところもあるから。じゃあ、そうしましょうか」               しなだれかかる、その様子に少し戸惑いつつも、まあ、スキンシップなのだろう、などと変な納得をして、そのまま店へと案内する。 21:21 hikami >【茉莉】「ふぅん…?」              さて、どういう場所なのか、と……生憎と行った事の無い類の場所、である。歓楽街に向かうのなんかは常のコト、故に…嗚呼、通り縋った感じで言えば、なんて程度の憶測にでもなるのだろう。くす、と、悪戯げな笑みと共に身を寄せ―――案内を受けるがまま、道中はそんな微妙な体制を取りはすれども妙なちょっかいはない、はずだ。 21:24 ShiSyo >辿り着いた先は、そこそこ大きな……所謂、箱。中からは独特な……統一性があまりない様々な音が入り乱れた騒音が聞こえてくる。それに、多少ちかちかとしたライティングもある。が、歓楽街に比べれば可愛いものである。 21:26 ShiSyo >【胡鞠】「と、ここよ。まあ、実際は中に入らないと、だけどね。」              そういって、奥に入って……案内されたのは、ちょっとした小部屋。見方によれば小さな事務所、と言えなくもない風情である。 21:29 hikami >【茉莉】「……へぇ……」              きゅっ、と、蛇の瞳が若干細められる。流石に道中に刻印を晒すわけにも行かないのか今は黒絹の手袋がしっかりと嵌められており、滑り込んでしまえば……成る程、多少五月蝿くはあるがそう、問題もないだろう。きゅっ、と、唇の端を吊り上げると… 「―――ここが“胡鞠のお店”ってコト?」              くす、と、微かに零れる、吐息の様な笑み。僅かに雑前とはしているものの、広すぎも…そう、狭い、と苦言を言う程でもないか 21:32 ShiSyo >【胡鞠】「まあ、恥ずかしながらの一国一城、かな? ここはその控え室、だけれども」              くるり、と部屋を一周一瞥して、照れ笑いのようなものを浮かべる 「まあ、茉莉ちゃんや紫苑ちゃんはなじみがないかもしれないけれど……ね」              見えるわけではないが、外の騒音の空間を見るようにして続ける。 21:35 hikami >【茉莉】「ふぅん?あはっ、てっきりヤトワレなのかと思ったけれどそうでもないんだぁ……?」              意外、とばかり。瞳孔を細めるようにして視線を向け…手近な机に寄りかかるようにしつつ、しゅるり、と、手袋を外し始めていた。―――再度晒される月の烙印…それとは別にと、左手の手指はじんわりと薄黒く、どこか醜悪な文様が曖昧な濃度で浮かび上がって居た 「ふふ、私が普段行くのはもぉっと静かで、甘くて、くらぁぃ所だもの?街の五月蝿さは似たようなモノ、だけれどぉ―――目的地のソバは随分と静かで、甘美な空気じゃあるもの……さ、それじゃあ―――“ここ”で、いいのかしら?」 21:38 ShiSyo >【胡鞠】「そうね、ひとまずはここで。もしよければ、別に他の所でも良いけれども……まあ、お話だけならここでも、かな」              そういって椅子を出し 「まあ、立ち話もなんだし……どうぞ? あ、そうそう。お茶は要るかな?」 21:42 hikami >【茉莉】「どこでも大丈夫よ?ふふ、だぁって―――目的なんてヒトツだもの、それにぃ……」              きし、と、机を軋ませながらの身動ぎ。傍らへと手袋を脱ぎ置くと今度は己の上着、戦闘の余波でも破れもしなかったソレのボタンをぷつ、と、無造作に外し…手招き 「…お茶、なんかよりもっと欲しいのがあるんだもの?んふ、ね。“此処”で、いいのよ、ね…?」              くす…と、笑みつつ喪服のボタンを外し、無造作に淡く肌蹴させる程の隙間を空けると、手招き。浮かぶ響きは弾むようなオトとなり、金色の瞳がぬらりと、妖しく輝いた 21:46 ShiSyo >【胡鞠】「? え、と……暑かったかな?」              急なことに、少し戸惑う。そういえば、この子は今……乗り移っている方だったか……となると、感覚が常人と違うのだろうか。流石にそれはわからないなぁ、とちょっと困ってみたりするが 「とりあえず、善処はするけれども」              何はともあれ、歩み寄りが大事だろう。自分で考えてみたところで、そんなものは他者理解には繋がらないことは分かり切っている。 21:52 hikami >【茉莉】「…そうかもしれないわねぇ……んふ、ちょっとオアズケだもの、火照ってるかもしれないなんていったら、ナグサメテくれる?」              緩む笑み、気のせい、であろうが舌先すらも尖っているかの如く見え、ぬらりと唾液に濡れ光るイロを覗かせた 「…んふ、じゃあ、こっち…オイデ?私がホシイのは快楽と愉悦、惰惑のまどろみだもの?―――そんなの、何処でだって場所も、モノも、選ぶ必要なんてない、でしょう?」 21:57 ShiSyo >【胡鞠】「ぇ、と……」              言っていることはわかるのだが……いまいち意図が掴めない。今時の子達はこんな言葉遣いなのだろうか……でも、RGの他の子達はそうでもなかったような…… 「うん、とりあえず……慰めればいいのかな?」              よくわからないが、拾えたところはそんなあたり。まずは、話の接点をつくらないと 22:00 hikami >【茉莉】「……へぇ……んふふ…トシウエだと思ったからもっと進んでると思ったけれど、やっぱり案外ウブなのねぇ……」              くすくすと、戸惑う姿に見せるのは愉悦の響き、きし、と、机を軋ませ床へと降り立てば…相手の側へとそんな格好のままで歩み寄り、首筋へと腕を絡みつかせようとしていた 「―――キスしても、反応薄かったもの、ねぇ…?」 22:07 ShiSyo >【胡鞠】「ぁ、えぇ、と……まあ……」              そういえば、そんなことがあったか。 「別に、そんな驚くことでもないかなって……え、と……何か言うべきだったのかな?」              なんだかんだと微妙に意図が取れない……しかし、なんだか抱きついてきそうなのはわかるし……まあ、ここは……ハグ、だろうか? 22:13 hikami >【茉莉】「……ぅん?」              とん、と、体重を感じさせぬ動きで擦り寄った身は……体躯だけならば中学生平均よりも育っているな、程度。とはいえその容色は喪の色に包まれ、日本人としてはかなり白い素肌と―――年齢不相応に大人びたハーフカップの下着を覗かせたままの挙動ともなればいっそ卑猥なものともなろう。最も…そう、と、狙っている。 「……嫌がりも喜びもされないなんて、つまんなぁぃ……って、ね?んふふ…」              するり、と、首筋に腕を回す形での抱擁。軽く背伸びし、額を重ね合わせる様な距離へと寄る 22:17 ShiSyo >【胡鞠】「ん……そう? まあ、嫌かどうかっていうお話なら……別に、嫌じゃないかな」              幽霊だし、ふれあいが欲しいのだろうか、などと考えてみて。とりあえず、不思議なところはあるが、まあ、抱擁なら別に構わない。 「喜ぶっていうのは、少し違うかも知れないけれど……まあ、嬉しいかな?」              ぎゅ、と軽く抱擁を返してみる 22:20 hikami >【茉莉】「―――ふぅん…?なんだかツレナイ反応ねぇ……曖昧で、サミシイわ?あはっ、わかんないなら…カラダに聞くのが一番かしらね、んふふ……」              するり、と、伸ばした腕はそのまま首筋を引き寄せ…ちょい、と、軽く顔を傾けるように唇を再度重ねようと狙う。挙句…今度は本格的にスル、つもりでもあるのだろうか。軽く伸ばした舌先で相手の唇を擽ろうとすら、していた 22:23 ShiSyo >【胡鞠】「んー、淋しい?」              そんな意図に気がついているのか居ないのか…… 「それじゃあ、私には、こんな位しかできないけれど」              そういって、片方の手を頭に乗せて、軽くなでる……まるで、子供をあやすような様相で 22:26 hikami >【茉莉】「そうね、んふ、さみしくってさみしくってないちゃいそぉ……―――ん、ふふ…」              誘惑の笑みと共に近づけようとした唇は……それでも中途で途切れ、結局は触れぬままに止まる。伸ばした舌先だけがちょん、と、軽く触れた程度、か。 「………?」              きょと、と…珍しく戸惑う様な仕草。ここまで…鈍い、のか、それとも……? 「随分と子ども扱いねぇ…?そんなに、魅力ナイかしら?」              向ける言葉は若干…不機嫌な色を帯びた 22:32 ShiSyo >【胡鞠】「ぇ……あ、と……そういうわけじゃないんだけれど」              失敗したかな、というような様子 「ごめんね、慰める、とかそういうのだと、こういう方法しか思いつかなくて。別に、子供扱いをした訳じゃないのよ。魅力っていう意味だったら……そうね、茉莉ちゃんも紫苑ちゃんも……まあ、会ったばかりでいうのもなんだけど……素敵だと思うわ」              あれ、またキスか……うーん、外国ではそういうのは普通と聞くけれど、などと変な感想は……心の中にしまいつつ 22:37 hikami >【茉莉】「ふぅん―――……んふふ、でもぉ…私がシたいって誘ったのはこんな子供っぽいふれあいじゃあ、ないわ?もっと甘美であまぁぃ、時間、だもの?もっと判りやすく―――ベットにでも誘えばちょっとは自覚、してくれるのカナぁ…?」              くす、と、甘く、堕落の笑みを浮かべぐい、と、身を寄せ半ば覆いかぶさる程の勢い。伸ばした指先はそのままするり、と、相手の腰元へと伸ばされようとしていて… 「んふ、わかりやすいコト、いわないと判ってもらえないかしら?それともぉ……―――判らないフリで襲われるのをまってる、だけ?」              なんて、囁くほどのオト、きゅっ、と、細めた視線のままに間近で見上げてみせた 22:42 ShiSyo >【胡鞠】「甘美で、あまい、かぁ……んー」              なんだろう……と思い 「わ、わわ……あぶ、あぶないあぶない、こけちゃうこけちゃう」              覆い被さってきたのにわたわたと慌ててしまうその様子は、決して不快に感じてはいないのだろうが……何をどこまでわかっているのかは、分かりづらい 22:47 hikami >【茉莉】「……んふ、だぁって……」              そのまま身を、倒す。押し倒す、という方が相応しい体制ではあるものの……傷みを与えるのは本位ではないのだろう、転倒は避けるようにと加減し、比較的物の少ない机の上へと半身を横たわらせてしまおうと狙って居た 「―――襲われてるのよ胡鞠?んふふ、にげないならぁ―――たーべちゃうわよぉぅ……?」 22:51 ShiSyo >【胡鞠】「ああ……」              なるほど、なんとなく……何かが分かってきた。つまり、これは……その、所謂、エスとか言われる、アレ……なのだろうか。さて、困った。そういう趣味はないのだけれど…… 「それが、茉莉ちゃんの望み……なのかな?」              思わず、聞いてみた 22:53 hikami >【茉莉】「…んふ、そう、っていったら―――如何するぅ……?」              がしゃ、と、それでも机の上がどこか乱れ、ペン立て辺りの倒れたオト、覆いかぶさる胸元の肌蹴は見下ろす位置ともなれば容易に服の中を覗く事も出来るだろう。くす、と、逆光に笑む蛇の瞳は捕食者の輝き、愉悦と……僅かの狂気を宿し、笑む 22:56 ShiSyo >【胡鞠】「んー……困る、かな?」              素直に……どことなく、申し訳なさそうな声で 「あ、別に茉莉ちゃんがいやとか、そういうのじゃなくて……うーん、なんていうのかな……」              本気で、困っている様子で 22:58 hikami >【茉莉】「へぇ……じゃあ“何”だって言うのかしら?んふ…“ハヂメテハスキナヒトト”とか“コドモノクセニ”とか言うならぁ…―――歪めてあげる、けどぉ?」              くす、と、覆いかぶさったままに顔を寄せ、首筋付近に唇を近づける挙動。それでも…―――襲っている、というのにどうにも調子が狂う。ノルでも、ソルでも、ない反応が… 23:04 ShiSyo >【胡鞠】「あー……そういうのって、結構理想だよね……オンナノコナライチドハユメミルっていうヤツじゃないかな」              襲われているはず、なのに、どこかノンビリと 「ぁ、そうじゃなかった……そうじゃなくて……えぇと、ね」              うーん、とまた悩む 「そう、だなぁ。会ったばかりだけれど、茉莉ちゃんのことは嫌いじゃないし……でも、だからって、急にこんなのもどうかなって思うし……そういう趣味じゃないっていうのはまあ……あんまり関係ないかなぁ」              語って聞かせているのか、それとも自分で思考を整理しているのか……いまいち判然としない言葉の羅列を垂れ流す 23:10 hikami >【茉莉】「あら、肌を合わせるのにそんなに難しいコトなんて、考えても意味がないんじゃなあぃ?」              くす、と、女の身の上でもぞり、と、身動ぎ。そもそも…こうも言葉を弄する辺りで常との感覚の相違はあるのだが…それでも未だ零れる、揶揄 「よぉはぁ……んふ、あったかくってきもちよければぁ…ふふ、わたしはそれでじゅうぶん、だれ、なんて、そんなに拘るツモリはナイもの?んふふ……かぁわいいオキニイリなら、それがイチバンではあるけれどぉ……?」              軽く鼻を鳴らすような仕草で吐息を零し、間近の肌へとそっと、手を、伸ばし…――― 「…それとも“ココロノジュンビ”が、欲しい?」 23:17 ShiSyo >【胡鞠】「温かくて、気持ちいい、か」              やっぱり、人の温もりが恋しいのだろうか。そういえば、幽霊の姿の時も人に触れようとしていたような……人の身である自分には計り知れないような寂しさがあるのかも知れないな、などと思う。可哀想、というのは烏滸がましい……ただ、何か出来ることはないだろうか…… 「かわいい、オキニイリ、ね。ひょっとして、私もそうなのかな?」              思わず……何を考えるでもなく……ただ、ぎゅ、と……自然に抱きしめてしまう 23:22 hikami >【茉莉】「そう、あったかぁぃ快楽が私のゴハンだもの?んふふ……もっちろん、胡鞠のコトは、気に入ったわよぅ…?んふ、ちょぉっと鈍すぎる気は……」              それでも向けられた抱擁にきょと、と、珍しく瞬く瞳。挙句 「ぷっ………あっははははっ!」              その抱擁に返したのは愉しげな甲高い、笑み。くつくつと、喉の奥を震わせるようにしつつ… 「あはっ、ほんとぉ…に、鈍くて、かぁわいいわぁ……ふふ、そぉねぇ―――じゃ、今日はここらにシといてあげるわ?今のアナタなら、いっそ私よりもヨロコブ子がいるんだもの?」              等と…くつくつと、何を企んだか…何処が気に入ったの、やら、笑み、揶揄る響きの囁きを――― 「ジャア、マタ、ネ?」              ―――最後に、かく、と、その身からチカラが、抜けた 23:27 ShiSyo >【胡鞠】「ぅ……わ、笑われちゃった……」              がっくり、と……ちょっと力が抜ける。 「うーん……って……あら、茉莉ちゃん? 茉莉ちゃん?」              急に力の抜けた華奢な身体をゆさゆさと……しかし、優しく揺さぶる 23:31 hikami >【紫苑】「ん……嗚呼……」              ふる、と、軽く頭を振るようにと身を起こし…再度開いた瞳は、黒。表情の変化に乏しい顔を向け… 「……姉さん…?」              虚空に声を飛ばすも反応はない…ふわり、と、漂う気配はあるからこそ其処にはいると思えども…変わる、という事か。それでも… 「―――…嗚呼……すみません。姉さんが随分と暴れた、様で」              浮かぶ表情にも乏しく、いうなれば苦笑、の部類か。 「まぁ―――…“そう”言う事です。姉は…ん、いえ―――私達、は。“そう”言う趣味、と。」 23:33 ShiSyo >【胡鞠】「ああ、そう……なんだ」              なるほど、それならばある意味、バランスは……待て、少し待て。なんだろう、この引っかかる感じは…… 「え……二人、とも……?」              改めて、問う。この違和感を解くために 23:36 hikami >【紫苑】 「…ん…何か、変でしたか?ん、と………すみません、今、起きます」              もぞり、と、漸く感覚の戻ってきた手足を動かし―――常ならば予告ぐらいある離脱行為、それがない、となれば一瞬気を失わされる様なモノなのだから…少し、辛い。立ち上がれども着衣の乱れを直すよりも早く、押し倒してしまっていた相手の側へと手を伸ばした 「……?ええ、二人、と申しましたが……何か、変な所でも?」 23:39 ShiSyo >【胡鞠】「え、と……ごめん、ちょっと聞きたいんだけれど……紫苑ちゃんは……お姉さん……茉莉ちゃんのこと、好き?」              なんとなく……なんとなくだが、聞いてみる 23:41 hikami >【紫苑】「……?」              緩く首を傾げつつ手を伸ばし…問いの内容、そのままに 「…ええ、愛しています」              それが、なにかあったのだろうか、なんて、そもそも何の違和感もなく素直にと、返した 23:46 ShiSyo >【胡鞠】「……………そ、か……やっぱり……」              一つ……おそらくは、正しいであろう結論が生まれる。しかし、これを話したモノかは……迷う。自覚も、あるのかもしれない。しかし、だからといって、それを言うのはあまりに、辛い。しかし、それならば……人は歪んでいる、というかも知れないが、これはこれで正しい姿なのかも知れない、と思い…… 「大変、だね」              呟き、やはり自然に抱きしめてしまう 23:50 hikami >【紫苑】「……?」              何が、だろうか。言われた言葉にはどう、と反応を返すべきか迷い、それでも…与えられた温もりからは逃れもせず、ただ甘えるようにと身を傾け、委ねた 「…大変、と…その自覚はありませんが……まぁ、姉の“暴走”は常の事とはいえ今回は少々迷惑をかけすぎた感はあります、か。最も―――賛同しなかった、という訳ではありませんので同罪ではありますが。しかし……」              身動ぎどころか抵抗ヒトツなく、先刻までの暴君が嘘の様、言葉の調子も平坦なものになっていて 「…服、は…直さない方がいいでしょうか。見たい、というのであれば―――と、いうか、そうですね…そっちの趣味がない、と仰るのでしたらそうそうに仕舞いますが…」 23:56 ShiSyo >【胡鞠】「ん……ああ…ごめん、それはこっちの話」              憶測でモノを言ってもいけない……仮に、真実だとして。それを指摘してどうなるモノでもない。分からないのなら其れで良いだろう、と判断して 「ん、まあ……綺麗だとは思うけれどね。別に、露出の趣味がなければしまって貰っちゃっていいかな。それにしても……こういうこと、二人で話し合ったりするんだね」              とりあえず、話を変えようと思い……それと、純粋に変な感心をしてしまってつい問うてしまう 00:01 hikami >【紫苑】「……?」              何事かと、やはり……掴めない。 「ん…いえ、好悪の問題で言えばそう嫌い、という訳でもありませんが……まあ、歓んで頂けるなら程度ですか。では……」              ぷつ、と、今度は先刻とは逆。脱ぎ慣れていると共に着慣れてもいるのか手早く着衣の乱れを正して行く。それでも手袋は…少し遠い、まぁ構わぬかと放ったままで 「話し合う…とはすこしニュアンスが変わりますが……こう、が性行為の事でしたらそれこそ各々が好きに、という方がいっそ正しい状況とはなりますね」 00:06 ShiSyo >【胡鞠】「せいこうい……」              言葉にすると結構生々しいなぁ、などと思いつつ 「ぁ、うん。さっき、『賛同しなかった、という訳ではありません』って言ってたから」 00:12 hikami >【紫苑】「嗚呼……」              そういう事か、と。得心の呟きを零しつつ…… 「―――いえ、貴方達…まぁ、良く考えてみれば“私達”もその区分ではあるわけですが……便宜上“貴方達”と、言わせて頂きますが。“彼”の救出それそのものは同じ意図で居ました。ですが、その後の届け先の意図は姉はロイヤルガード、という訳ではありませんでしたから。―――そのものを否定は、しませんでした。」 00:15 ShiSyo >【胡鞠】「え? つまり……紫苑ちゃん茉莉ちゃんは……紅君を別の所に連れて行くつもりだったっていうこと?」              わかったようなわからないような話だが、おそらく、紫苑の言っているのはそういうこと……だと思うのだが。そもそも、自分はあまりこの業界のことを知らないのだし、そういうこともあるのだろう、と 00:18 hikami >【紫苑】「ええ、そうなります。彼、を欲していたのは何もロイヤルガードだけではない、と。―――まあ、何処、と問われても答え辛い部分ではありますので遠慮させて頂きますが……私がそう思い、姉が狙った程度の援助は、頂きました。」              それでも結局は“ロイヤルガード”行き、だ。だからどう、という苦情の来ない辺りはそう立腹もさせてはいないのだろう―――そう、だといいのだけれど、何せ相手は魔王、なのだから 00:22 ShiSyo >【胡鞠】「そうかぁ……なるほどね」              うんうん、と得心して 「じゃあ、もしかすると……あの、黒いリボンみたいなあれって……?」              そういえば、あんな凄いもの、よくもっていたな、と感心したモノであったが 00:25 hikami >【紫苑】「ええ、予想の通りかと。あそこまでの魔具はそう容易く手に入れられる訳ではありませんが……“救出”の為の提供品という事になります。私はその提供があったので“依頼者”に届ける事を狙い、姉は“面白そうだから”と―――まあ、姉さんらしい動機ではありますが―――“依頼者”の土産、と狙いました。故に……決め手を示すのを遅らせた、と。結果的にはそれどころでもない惨状でしたので褒められた事態ではありませんが」 00:29 ShiSyo >【胡鞠】「そういうことだったわけね。まあ、茉莉ちゃんらしいかな…」              困ったモノね、という感じに笑ってから 「でも、本当に気をつけて。次はそんなことしないように」              ごく真面目な顔で、紫苑の目を見ながら言うが…… 「って、これは茉莉ちゃんに言わないと駄目か。紫苑ちゃんのせいじゃないものね」 00:31 hikami >【紫苑】「私らしい…ですか?」              如何、いうことかと。僅かに浮かぶ怪訝な表情、それでも……僅か、か 「―――…ええ、今回の件で姉は姉なりに焦れているのでしょう、現に…胡鞠さんを“こう”もお膳立てされた環境で犯そう、という意図はありませんでしたから。最も……欲求不満、ではあった様ですが」              当人が意志を浮かべていれば反対される所でもあろうが…今は静かなもの、ああ、これはどちらかといえば…ふてくされた、か。 00:36 ShiSyo >【胡鞠】「焦れて……ああ、そういえば茉莉ちゃん達は結果的にはお仕事失敗、だものね……」              と、どこかズレたことを言い 「それに関しては、私としては協力できないからごめん、だけど……本当に、危ないことはしないでね?あなた達も、危険な目に遭ってしまうから」              隠していたことがあったのを怒るでもなく……ただ純粋に相手を思いやる気持ちだけをこめた言葉をかけて 00:39 hikami >【紫苑】「いえ…“助ける”という意図だけであれば成功、ではありますので半分程度、でしょうか。まぁ…―――この戯れの間にも咎めの無い所を見ると私達の気にしすぎ、という方が相応しそうではありますが」              等と僅かの思案、己の胸元けと軽く視線を向けはすれども、それだけ 「―――さて…“危険”という感覚は私にも、姉さんにもありません。どれほど危なかろうとそれが必要な事であればこなすだけです」 00:44 ShiSyo >【胡鞠】「ああ、そういうことじゃなくて……」              自分も大概、噛み合ってないような気もするけれど……この事だけは、自分の信条として見過ごすことは出来ない。 「仕事は、まあ、こういうことだから……危なくないものはないかもしれないけれど……危なくなるようなことをわざとしたら、怪我とか、しちゃうかもしれないでしょう?私は、茉莉ちゃんや紫苑ちゃんが傷つくのは嫌、かな」              ぎゅ、と再び抱きしめる。あの戦場では守れたけれど……そんなままでは危険だ 00:47 hikami >【紫苑】「……いえ」              抱擁を逃れる事もせず、受け入れなれた動き…そっと、自ら抱かれる為にと身を傾け、重くならぬ程度に身体を委ねた 「怪我も、傷も、忌避すべきものではありません。それが身体を持っているモノの権利であり咎である、と。それに―――……死んだ存在と共に居るとソレそのものへの嫌悪も逃避も、ありませんから。触れられるかもしれない、と、―――そう思えば姉さんまで怖がらなければいけなくなってしまいますから」 00:54 ShiSyo >【胡鞠】「まあ、そうよね……多分」              なるほど、想像の通りと言うべきなのか……二人の関係はある種の歪みらしきものを作っているのだろう。それに横からとやかく言う筋合いはないのかも知れない。いや……おそらくはないだろう。しかしそれでも、と思う自分もこれはこれで存外難儀な性格なのだろうか 「だから、これはまあ……私の我が儘、かな。知り合っちゃった以上、あなた達が余計な危険にあって欲しくはないっていう。それが聞けないっていうなら、それはそれで仕方のないことだけれど」              叱り飛ばせばいいのかもしれない、が……それはどうしても出来ない 00:57 hikami >【紫苑】「ん、いえ―――“気持ち”としては理解できます」              ですが、と。前置きになるのはソレこそ歪み、か。腕の中で軽く肩を竦めてしまって 「……ですが、私の欲しいもの、という意味では恐らく……それでは手が届かないと思いますから。―――何かが欲しければ対価が必要、というのは摂理ですから。金も、食も、衣も……快楽も、肉欲も、愛も…―――死、すらも」 01:03 ShiSyo >【胡鞠】「んー……」              こうも予想通り、というのも何か悲しいモノがあるが……それも致し方ないことか。それでも言うことだけはきっちり言っておこう。自己満足なのはわかりきっていることだが 「そうね、それが一番望ましいモノなんだろうね。でも……命は投げ捨てるものじゃない、って思うから……」              そうはいったものの、さて、どういったものか…… 「だから、まあ……無茶はしないで欲しい、かな?茉莉ちゃんのかわいいオキニイリの、参考意見っていうことで」              ああ、この程度しか言えないというのは情けないが 01:08 hikami >【紫苑】「投げ捨てる、とは違いますよ。それこそ……姉さんに“勿体無い”と言われてしまいます」              緩く肩を竦めそれでも…判った、と。軽く頷き、答えた 「…ですが、ん……すみません。無茶、の区分が恐らく私と、では随分違ってしまうかと。怖いもの、なんてそう多くはありません。―――誰かが抱いてくれるのならば、恐らく私はそれで満足なのだろうと思いますから。姉さんもそんな反応で喜んで貰えますから他、となると……少々。申し訳ありません、そう、なってしまいますので恐らく…“無茶”“危険”については恐らく共感が出来ないと思います」 01:11 ShiSyo >【胡鞠】「そこはまあ……結局、人それぞれ、か……」              紫苑の言葉を噛みしめて考える 「じゃあ、そうね……こうやって、抱きしめたいから……出来るだけ、死なないように気をつけてっていうのなら……少し、分かって貰えるかな」              我ながら、ずるい言い方をするモノだ、と思う。意外に卑怯なんだろうか、自分は……多少、自己嫌悪をしてみたりする 01:14 hikami >【紫苑】「嗚呼……それならば」              僅かに浮かぶ、笑み、微か、とはいえど口元を綻ばせて… 「抱くのに不都合の無い程度には“怪我”の無いように勤めます。肌の温もりがあるとないとでは充実度は随分と違いますから、ですが……―――姉さんの前でそれは少々危ないですね。恐らく、今度こそ剥かれてしまうと思いますから」              ソレでもずるい、とも採る事なく素直…とも言い切れぬものの、意図は理解したと、小さく頷いた 01:18 ShiSyo >【胡鞠】「あー……」              何とも言えない笑いを浮かべ 「確かになるよねぇ、それは……その件に関しては、ちょっと保留させて貰おうかなぁ。なんとしたものか、考えるんだよね」              決して嫌悪感のある言葉ではない。ただ、思い悩むような口調。考えるのは、一体なんなのか…… 01:21 hikami >【紫苑】「…ええ、私はこれで十分―――とは言いませんが、嬉しくはありますので。“怪我をするな”と…まぁ不便の無い程度には善処します」              しない、との断定がないのは…恐らく姉は“そう”は意図しないだろうとの算段でもあり 「ええ、まぁ…―――恐らく今回の一件で少し懲りてはいる、かと。…泣き叫ぶでも応じて喜ぶでもなく、ただ困る、と…―――新鮮以上に驚く、に近い反応だったと思いますから…恐らく対処にも悩んでいるでしょうから」 01:27 ShiSyo >【胡鞠】「ん、了解。其れで十分」              完全なる歩み寄りなど無理なのは分かり切っている。ほんの僅かでも、気にして貰えるならそれで十分。こういうことは、あるのとないのとでは大違いなのだから。それはそれとして 「驚く、か……ふふ、茉莉ちゃんでも驚くことあるんだ」              ちょっと申し訳ないが笑みがこぼれてしまう。 「……まあそれが私だっていうのは、少し複雑だけど」 01:30 hikami >【紫苑】「感情、は持ち合わせていますから、姉さんも。意外…という方がもしかしたら正しいのかもしれませんが…―――犯そうとして尚も、となると毒気を抜かれる所はあった様子ですから」              あの状態であっても意識は、ある。感覚も、感触も……故に普段どおりに行かぬ様子は判り、此方とて新鮮でもあったのだから 「そういう意味では稀有な方…と。私のほうでもそう、思ってます」 01:36 ShiSyo >【胡鞠】「希有……紫苑ちゃんもそんな評価か……確かに、たまに人と感覚ずれている気がしないでもない、かも、しれないけど……ま、まあ……嫌われてなければ、いいか……」              はふ、と溜息をつき 「ん……あ、そうだ。紫苑ちゃん、連絡先、教えて貰っていい?」 01:38 hikami >【紫苑】「姉さんにオアズケを食わせる事が出来る、という時点で稀有ですから。…抱こう、と思った相手をすんなり解放するのは“次”の布石に嬲る時等、まあ―――余り健全、とは言い難い動機の事が多いので」              そういう意味では、なんて前置き。嘆息には、すみません、と小さく謝るのみで 「連絡先…ですか?ええと……ええ、構いませんが…」              言うと、ごそ、と、ポケットの中から取り出す薄型の端末。ウィザード用にと配給されている特殊な携帯 01:42 ShiSyo >【胡鞠】「あ、別に謝らなくてもいいんだけど……まあ、その、自分に対してのフクザツナキモチ、かな、これは」              そういって 「ん、良かった。私の連絡先も教えるから。まあ……大抵の場合は此処に居るんだけど、ね」              誘ってくれる素敵な彼氏、なんていうのには、今のところ縁がないし……という台詞は心の奥底に厳重に封印してみた 01:45 hikami >【紫苑】「そう、ですか……?」              それならば構わないか、と。軽く頷き…連絡先を、交換。相手のアドレスを登録し終えればその場でぱたん、と、携帯を閉じ再度ポケットへと戻した 「私の場合は何処に居るかは……少々、判りませんので。何かあれば携帯に、と。嗚呼……朝方から日中は概ね、反応が出来ないと思いますので理想は夜間、になりますが。夜でしたら何処にいるかまでは兎も角、概ね外ではあると思いますので」 01:50 ShiSyo >【胡鞠】「ん。私の方は、まあ大抵出られると思うわ。水曜の夜の一定時間は難しいかも知れないけれど……まあ、それくらいかな」              こちらも携帯をしまい 「じゃあ、対価が欲しい時は連絡してね。うん」              ぎゅ、と再び抱きしめて。なんだろう……なんでこんなに構いたくなるのか、ちょっと戸惑ったりはしつつも 01:52 hikami >【紫苑】「……―――そう聞くと…」              するり、と、此方からも返す抱擁、浮かぶのは――― 「……私でも、貴女を抱きたくなってしまいますね」              なんて、冗談とも本気とも付かぬ、言葉。抱擁の礼にと頬に口付けを落とし…するり、と、やはり身の重さを感じさせぬ―――幽霊、というのが相応しい挙動ですり抜けてしまって 「…ともあれ、そろそろ戻らねばどちらにせよ機嫌を損ねかねませんから。…縁が合いましたら、また。ごきげんよう、胡鞠さん」 01:54 ShiSyo >【胡鞠】「はい。ごきげんよう、紫苑ちゃん茉莉ちゃん」              おや、と一瞬驚きはしつつも、さして動ずることもなく手を振って見送る。 「まあ、気が向いたらお店でも遊んでね」              などと、つい営業トークを挟み 01:58 hikami >【紫苑】「―――ええ、機会がありましたら。触れた事の無いもの、ではありますので如何か、という難は残りますが…―――いずれ」              ぺこり、と、軽く頭を垂れ、漆黒の髪を靡かせるかの如く店の外へと…道中、ふわり、と、肩口へ感じる確かな存在、おぼろげな、それでも―――愛しい、姉。そ、っと、触れ得ぬ姿へと手を重ね…かつ、と、靴音ヒトツ。 「…いきましょうか」              何処へ?―――アテのない、夜の散歩へと。嗚呼、まだ夜は明けていない、何かがあればどうせ向こうから訪れるだろう、此方には連絡する手段なんてそう、ないのだから―――…足音ヒトツ気配はフタツ、微かに残っていた温もりを夏の夜のじっとりとした暑さが覆うのを少し、勿体無く思いながら―――……