21:08 >Ryumaco<   21:08 >Ryumaco<   21:08 >Ryumaco< あれから一週間 21:08 >Ryumaco< 噂はある程度沈静化してきてはいるものの、解決とはまた別の話で 21:08 >Ryumaco< 好奇の目が治まってるわけではなかった 21:09 >Ryumaco< 居心地の悪さは相変わらずで、休みごとに逃げる日々。 21:09 >Ryumaco< 今日も、明良に迷惑がかからないようにと、先生に呼ばれてるからなんてうそをついて 21:10 >Ryumaco< お昼は屋上に一人でいた 21:10 >Ryumaco< 【雪緒】「……いやー……こーしてみるとほんと、馬鹿なことしたって思い知るなぁ……」パックジュースを片手にその手首にしたリストバンドに視線を落す 21:13 【???】「ふぁあああ〜」 そんなとき、屋上の入り口の上、死角になる部分から気の抜けた声がした 21:14 >Ryumaco< 【雪緒】「ひゃ!?」誰もいないと思っていただけに驚いた。どんな目を向けられるのだろう、どんなことを言われるのだろう。かすかな怯えが逃げ出そうとランチパックをあわててしまわせる「あ、わわっ」そんな状態でちゃんと仕舞えるはずもなく、フタがぺたん、と落ちた 21:16 【環】「? 何やってんだ?」 あっけらかんとした声が振ってくる。入り口の上からひょいと身を乗り出し、雪緒を覗き込んでいる 21:17 >Ryumaco< 【雪緒】「って、あ……なんだ、環かぁ……」知った顔に安堵。相手は自分のことを知っているはず。だから、まあ共犯者?みたいなもので。誤解は無い、はず 21:19 【環】「どしたんだステンノー? こんなところで。おまえ昼食はたいていクラスで友人たちと食べるって言ってたじゃないか?」 21:21 >Ryumaco< 【雪緒】「あー……」言いにくい。自分の手首のことは今のところ知ってるのは4人(?)それも、おいそれとは居えず、さらにいえば目の前の人にはよからぬ噂にまでなっていて「そのー、あー……ごめん」前振りもなく謝ってしまう 21:22 【環】「? なんで謝るんだ?」 きょとんとした表情で首をかしげる 21:24 >Ryumaco< 【雪緒】「あー、ほら、その」手をわたわたとさせ「と、とりあえず、サンドイッチ、食べる?」それで解決するわけでもないのに、食べ物でごまかそうとする 21:26 【環】「ステンノー?」 すたっと雪緒の目の前に着地して、真正面から見る 「いくらおまえのサンドイッチが美味しくても、それじゃ誤魔化されない。……何があった?」 21:27 >Ryumaco< 【雪緒】「ぐっ」こういうとき鋭いのは野生の勘とかそういうのだろうか「ま、まあひとつ」進めつつ「あー、ほら、あたしのせいで環に迷惑かかっちゃッてるっぽいから、ほら、ね?」噂の内容が内容だけに歯切れが悪い。 21:28 【環】「……む」 差し出されたのは受け取る。 「……なんで俺に迷惑がかかってるんだ?」 本人は?顔。どうやら本当に知らないらしい 21:31 >Ryumaco< 【雪緒】「あー、そっか。入院してたんだっけ……」幸いなのか、むしろ自分から説明しないといけなくなった分キツいなぁ、と心に描く「いやね、実はあたしのせいで環にいらない嫌疑がかかってまして」そっぽを向きながらぼしょぼしょ小声で言う 21:32 【環】「??? なんだ? はっきり言ってくれないとわかんないぞ?」 そう言いながらサンドイッチ一口。とたんに顔がほころび、目が輝きだす。美味しかったらしい 21:33 >Ryumaco< 【雪緒】「あー、お茶もあるよ」持ってきた魔法瓶からホットの紅茶を入れて渡す「あー、んっと、んっとね」歯切れ悪く 21:33 >Ryumaco< 【雪緒】「あたしが、その、環に振られて、リスカした――っていう」ばつが悪いので目をそらしたまま 21:34 【環】「……さんくゅー」 と紅茶を受け取って 「……っ!? ごっほっ!?」 口に含んだ直後に爆弾発言が来たので、変な飲み方した。気管に入ったのかごほごほと咳き込む 21:35 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、ちょっと、大丈夫?」背中を軽く叩いて「はい、ハンカチ」口拭いて、と渡す 21:37 【環】「……ごほっ、すまん……」 しばし後 「……いったいどこからそんな噂立ったんだよ? そもそも、ステンノーが俺に懸想していたなんて噂、初耳だぞ?」 21:38 >Ryumaco< 【雪緒】「あー、あのね、環が退院する三日くらい前にちょっと、あたしにリスカ疑惑が流れちゃって……で、あたし環にお弁当便してて、今してないじゃない?そのせいで、こー、ね……?」顔を向こう向けて。指がいじいじっと所在なさげに動いてる 21:40 【環】「……あー、そういえば」 最近雪緒から弁当を貰ってなかった 「……というかなんで急に弁当くれなくなったんだ?」 ああ、鈍感バカがここに一匹 21:41 >Ryumaco< 【雪緒】「あー、えっと……」言っていいのかな?確認してみようかな……?「あたし以外から、環の好物入ったお弁当とか、ご馳走されてない?」どうなったか、これでちょっとはわかるはず 21:42 【環】「弁当じゃないけど、ときたまちとせにごはんつくってもらって……」 そこで気がついた 「……ひょっとして、あれお前の差し金?」 21:43 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、お弁当じゃなくご飯?じゃあじゃあ、えっと、ちとせとは…そういうこと?」ここら辺は女子高生。うれしそうに確認に走る 21:44 【環】「そういうことってなんだよ?」 先ほどまでと違い、俄然元気になった雪緒にちょっとたじろぐ 21:45 >Ryumaco< 【雪緒】「あー、ほら、イイ仲、になったのかなー?って?」人事をちょっと頬染めて。たぶん少女漫画か映画でも見ている雰囲気「応援、したから、さ?」レシピをあげたことを、そう表現する 21:47 【環】「いい仲って……」 少しだけ紅くなってぷいっとそっぽを向く。照れているらしい 21:48 >Ryumaco< 【雪緒】「ん、おめでと」満面の笑顔で祝福する「応援した甲斐あるよ、うん」 21:49 【環】「……って、今は俺とちとせの話じゃないだろ!?」 はっと気付いて無理やり方向修正を試みる 「つまり、周囲の誤解で変な噂が流れたってことだよな?」 21:51 >Ryumaco< 【雪緒】「はっ」ごまかせたと思ったのに「……あー、うん、まあ」その両手首には紅いリストバンド 21:52 【環】「……それともまさか……本気で自傷したのか?」 心配そうに眉根を下げて雪緒を見る 21:53 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、うん、と」トラウマを掘り起こす。大きく深呼吸。落ち着け私。「まあ、自傷行為、かな?ちょっと、違う、けど」足元を見る 21:53 【環】「……俺のせいか?」 静かな声で問う 21:54 >Ryumaco< 【雪緒】「環が入院してる間に、3日かな。学校休んでさ。ああ、違う違う。環は関係ないんだよ。あたし自身の問題。失態、っていうべき、かな?」 21:55 【環】「……」 だまって雪緒の言葉を聞いている 21:57 >Ryumaco< 【雪緒】「明良の血をね……吸いそうになったの」思い出して両手をぎゅっと握る「ほら、環が入院した、あの日の夜」顔を上げる「幸い未遂ですんだけど、明良の首筋に歯、牙っていったほうがいいのかな、当ててたんだ。気付いたら」眉根を下げた、泣きそうな笑顔 21:58 【環】「……それ」 現場の光景は後で聞いた。思わず、あの時刺し貫かれた手の古傷に触れる 「……俺の……俺のせいなんじゃないのか? 俺が……あんなことになったから……」 22:00 >Ryumaco< 【雪緒】「ふぇ?え?なんで?」きょとん、と顔を覗き込んで。本人は気づいてない「ダメだね。前にも一度やって懲りてたはずなのに」あはは、と自嘲気味に笑う 22:02 【環】「……すまない」 深く頭を下げる 「……原因が俺にあることは間違いない。……結局、お前まで傷つけることになった。本当にすまない」 土下座しかねない勢いで低く頭を垂れる 22:03 >Ryumaco< 【雪緒】「え、だからなんで?頭下げなくっていいってば」本気でわかってない「大体、あたし、一度同じことしてるんだもん。中学のときに」 22:04 【環】「だが……」 困ったように雪緒を見上げる 22:05 >Ryumaco< 【雪緒】「え、なに、まさか、ほんとにあたしのこと振ったの?」そんな勘違いして「んっとね。中学のときにあたし、親友の血、吸おうとしたんだ」空を見あげる 22:07 【環】「いや、そうじゃなくて……」 ちょっと困惑しながらも 「友人の血を?」 22:09 >Ryumaco< 【雪緒】「そ。初めて、自分と、パパがニンゲンじゃないって知ったとき」つまりは覚醒「あのときのあのコの顔、忘れらんないなぁ」自分の手をじっと見る「そのときも同じように引き篭もっちゃってさ?」くすくすと困った顔で笑う「まだ初めてだったから、衝動のコントロール覚えて、こっちに転校して、今に至る、と」 22:12 【環】「飢え……か」 人狼の自分にもある程度は理解できる。それは欲求。食欲などと同じように本能から来るものだ。それを抑えるということがどれほど苦痛をもたらすものか。自分なら、果たしてそれに耐えうるのだろうか 22:14 >Ryumaco< 【雪緒】「あたし、 ハーフじゃない?【生きてく上】では必要ないんだ。血」環に視線を戻して「その分、衝動がでるとキツイみたい」だからこその、麻薬のような、抗えない感覚「一度味覚えちゃうと、どうなるかあたしもわかんないんだ」 22:18 【環】「ああ、なんとなく判るな……」 だが、少し考えた後で言う 「衝動……とは違ったものだけど、俺もこれを覚えたときには、散々迷ったり周りに迷惑かけた」 そう言って人化を限定解除。そして一瞬だけ、瞳を紅く染める 22:20 >Ryumaco< 【雪緒】「あはは、じゃあ仲間、かな?」笑う「で、その日、何とかこらえたんだけど、明良に見られちゃってさ」思い返す。今でもあのときの感覚は怖い「で、部屋に逃げて。衝動引くまでこもってやろうって、したわけ」 22:21 【環】「それで俺が入院してるのと平行で、三日間引きこもり?」 22:22 >Ryumaco< 【雪緒】「ん、そう。でも飢え引かなくって、友達」そう呼んでいいよね?フィアナ「うん、友達がそうしたっての聞いてたから、自分の血吸って。それでも全然収まらなくってそのまま3日、ずっと続けてた……馬鹿でしょ?ほんと」 22:24 【環】「じゃあそれは噛み傷隠すための?」 リストバンドを見ながら 22:25 >Ryumaco< 【雪緒】「うん、そう。3日間、何回も噛んでたらヒールしても消えなくなっちゃって」見る?とちょっとめくると噛み痕で引き攣れた痕のたくさん残る手首「明良と隼人が助けてくれなかったら、腕までいってたかも」 22:26 【環】「隼人が?」 少しだけ驚いたように雪緒を見る 22:28 >Ryumaco< 【雪緒】「人の部屋の鍵勝手に開けて押し込んでビンタ」笑って「信じられる?まあ、感謝して……」そこで何か思い出した。ちょっと頬が染まる。しかしそれと共に思い出す怒り「してないない!あーいつー」目が据わる 22:29 【環】「!?」 その剣幕に驚いて軽くあとずさる 「……(何があったかは聞かないほうがよさそうだ)」 獣の本能で悟った 22:31 >Ryumaco< 【雪緒】「あー、んっと。隼人、うちのママに気にいられちゃってて。悠んちでもそうみたいだけど、うちに遊びに来るんだよね」あのテクはなんなんだろう、ほんと「っと話し戻して」おいといて、とジェスチャー「で、まあ。それでこの手首でしょ?」 22:32 【環】「傷を見せるわけにいかないからバンドしてたら、リストカットに間違えられたと」 22:32 >Ryumaco< 【雪緒】「そうそう。3日ぶりに学校にきたら、誤解されちゃって……違うーって説明はしたんだけど、まさか噛んだなんて言えないし傷も見せれないから、そのまま噂広がっちゃってさ」苦笑い「それが変に広がっちゃって、居づらいんだー」 22:35 【環】「……わかった。ちょっと待っててくれ」 そういうと0−フォンを取り出し、どこかへ連絡をとりはじめる 22:36 >Ryumaco< 【雪緒】「ふぇ?」 22:36 【環】「こーゆー噂とかのプロを呼んだ」 22:36   22:36 数分後 22:36   22:37 【歩夢】「へぇ〜、それでわざわざ優雅にランチを楽しんでいた私を無理やり呼び出したわけだ、……このボンクラわんこ」 額に青筋を浮かべたいいんちょーが来た 22:38 >Ryumaco< 【雪緒】「えっと……プロ?」いいんちょを指差して 22:38 【環】「わんこいうな!」 そこはちゃんと否定する 22:40 【歩夢】「まぁ、大体の経緯と噂の出所は知ってる。一応気にはなっていたからね」 溜息一つ 「さて、それじゃ雪緒、とりあえず傷見せてみ?」  22:40 >Ryumaco< 【雪緒】「うぇ?」ちょっと抵抗がある、どうしよう?と環に動揺した視線。このときばっかりは、幼いような感じで 22:42 【環】「いいんちょー、いきなりやってきて」 と環が制しようとしたところに 【歩夢】「星野君は黙ってなさい。ただでさえこういうのには役立たないんだから、そこのサンドイッチでも食べて大人しくしてて」 いささかきつい感じの返答が帰ってきた 22:42 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、あぅ……?」どうすればいいんだろう。おろおろとする 22:44 【歩夢】「よーするにね。噂の根源は、『手首を隠しているからきっと人に見せられない傷なんだ』っていうところからスタートしてるの。なら、その下衆な想像を打ち砕いてやれば、噂なんて一発で収まるわよ」 機嫌が悪いのか、とげとげしい口調のままで説明する 22:45 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、えー、っと」おずおずとリストバンドをはずす。両手首に痛々しいボロボロの傷の痕「い、いちお、こんな、だけど」 22:47 【歩夢】「……ふんふん……これなら多分いけるわね。……ありがと、もうしまっていいよ」 と引き下がって 「それ、『犬に噛まれた で」  22:47 「それ、『犬に噛まれた』でいいじゃない」 あっさりといった 22:47 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、うん」リストバンドで傷を隠す「……へ?犬……?」思わず環を見てしまう 22:48 【環】「……そこでなんで俺を見る……はぐはぐ」 手持ち無沙汰だったのか、すみっこにちょこんと座ってサンドイッチを食べていた 22:49 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、いや、他意はないけど」手をぶんぶんと振って「犬?」いいんちょに向き直って首をかしげる 22:52 【歩夢】「そもそも、こんな尖った歯でつけたような傷。『人間じゃどうやっても付けられない』でしょ? 隠していたのは醜い傷を見られたくないという年頃の乙女心で十分説明つくし。仲のいい友達に『実は……』って打ち明ける感じで見せれば、一気に収まるわよ」 ま、こっちのほうで収まりやすいような下地は作るけどねとあっさり言う 22:52 >Ryumaco< 【雪緒】「……あ、ああ、ああああああ!そ、そっかぁ!」目からうろこ、とはこのことだろう「すごいっ、いいんちょ天才!」 22:54 【歩夢】「むしろなんでそれに気付かないのかが不思議で仕方ないわよ、そこの役立たず共々」 こちらは呆れたように溜息をつく 「そもそも、私はあなたのクラスのいいんちょーじゃないよ?」 22:55 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、あははは、めんぼくない」顔赤くして頭ぽりぽり 22:55 【環】「す、すまん……」 同じくしゅんとする 22:56 【歩夢】「まったく……」 そういってつかつかと雪緒のほうへ歩み寄り。雪緒を抱きしめる 22:56 >Ryumaco< 【雪緒】「ふぇ、あ、い、いいんちょ……?」突然抱きしめられ驚いて 22:57 【歩夢】「色々大変だったでしょう。よくがんばったね」 慈母のような優しさを滲ませる声で囁き、頭を撫でる 22:58 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、あぅ……」なんでだろう。そのまま歩夢の肩に顔をうずめ、思わず泣き出してしまう 23:00 【歩夢】「星野君!」 鋭い声が飛ぶ 【環】「ひ、ひゃい!?」 いきなり呼ばれて驚き、変な声が出た 23:03 【歩夢】「女の子の泣き顔を勝手に見るな。後は私がやっとくからさっさと教室へ戻る」 ぎろりと睨まれ、きつい命令口調で言われた 【環】「い、いえす まむ!」 軍隊っぽく答え 「じゃあ、ステンノー、俺はこれで! サンドイッチうまかった」 と言い残して屋上を去った 23:04 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、あれ、ごめん」しばらくすると肩から顔を離し。ないてしまったことに顔を紅くして目をそででぐしぐしとこする「あ、あれ?環は?」 23:05 【歩夢】「女の泣き顔は安いものじゃないでしょ。だからご退場願った」 ぽんぽんと柔らかく頭をたたきながら答える 23:06 >Ryumaco< 【雪緒】「ありがと。っていうか同い年なんだけど」テレながらそう口にして「ほんと、ありがとね」 23:07 【歩夢】「お礼を言うなら噂がなくなった後にして。私はまだ何もやってないよ?」 23:09 >Ryumaco< 【雪緒】「あはは。でもほら、指摘どおり気付かなかったわけだしさ」てへへ、と笑う「ほんと、目からうろこってこのことだよね」 23:11 【歩夢】「そーゆーのって本人より第三者のほうが気付きやすいものよ。むしろ、この状況でもしっかり学校出てきてた雪緒のほうがすごいと思うよ」 また頭を撫でる 23:13 >Ryumaco< 【雪緒】「それはほら、支えてくれる【妹】がいるしね」明良への感謝を「あのコいなかったらホントにやってたかも」もう一人、思い浮かんだけど不埒者なのでさておく「自分が悪目立ちするって思い知ったしね」外見、突然の妹。そりゃ目立つ 23:16 【歩夢】「そりゃなにより……私も最近妹分ができてそりゃもう可愛くて可愛くて……」 そこでにこやかだった顔にいきなり青筋が立った 「……そーだった。一緒に食事中だったのに邪魔されたんだ。……星野君、後でおぼえてなさいよ」 くふふふっといういつものチェシャ猫の笑みなのだが、心なしか音程が低く、くらーい響きを纏っているように聞こえた 23:16 >Ryumaco< 【雪緒】「妹分?」ほえ?と首をかしげ「……って、おーい、いいんちょー?」 23:18 【歩夢】「おおっといけないいけない。……それじゃ、明日あたりにでもさっき言ったこと実行してみて」 ぱんぱんとスカートの裾を払って背を向ける 23:18 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、うん。やってみる……えと、サンドイッチ、食べる?」 23:19 【歩夢】「……今はいいわ。成功報酬ってことで、料理楽しみにしてるよ」 そういってウィンク一つ投げ、屋上を後にする 23:21 >Ryumaco< 【雪緒】「あ、うん。了解っ」ふざけて敬礼「って、うわ、あたしも戻らなきゃっ」わたわたと片付け始めて 23:22   23:22 【環】「むぅ……結局どうなったんだろう?」 頭上に?マークを浮かべながら歩いている 23:23 【歩夢】「……大丈夫。ちゃんと頼まれたことはやるよ。……でも」  23:23 そこに地獄の底から響き渡るような低い声がかけられる 23:24 【環】「い、いいんちょー……?」 23:24 恐る恐る振り返ると、眼鏡を外し、髪を解いた戦闘モードの歩夢がいた 23:25 【歩夢】「私には嫌いなものが三つあるわ」 ぴっと指を立てて宣言する 23:26 【歩夢】「心無い噂で人を傷つける輩も嫌いだし、女を泣かせるようなものも嫌い。だが何より……」 23:27 指を一本ずつ折り曲げていく 23:27 【歩夢】「私が一番嫌いなのは、私の至福の時間を邪魔する輩だ!っ!」 23:28 最後の人差し指を折り曲げて、握りこぶしを作った 23:28 【環】「まて、いいんちょー!? 落ち着け、ここは学校だ。それに授業が始まるまであと5ふ……」 23:28 【歩夢】「5分もあれば……十分だ」 23:29 その直後、全校に響き渡るほどの大絶叫が響いたという 23:29   23:29   23:29