21:09 (Tamaki__)   21:09 (Tamaki__)   21:09 (Tamaki__)   21:10 (Tamaki__) 輝聖学園 我妻市内にある小中高大一貫のマンモス学校 21:10 (Tamaki__) 新しい治療を受けるために、従姉の元へ身を寄せ、この学園に転入することになった 21:11 (Tamaki__) 正直、広すぎる校舎のせいで未だに学校内の配置を覚えきることができてない 21:11 (Tamaki__) 【紅】「えっと……あれ? ここどこ?」 21:12 (Tamaki__) 気が付いたら知らないうちに高等部のところに来てしまったみたいだ 21:12 (Tamaki__) 周囲から突き刺さる視線 21:12 (Tamaki__) 正直、あまり人の多い場所は慣れていない 21:12 (Tamaki__) どうしよう? 21:13 (Tamaki__) RPどうぞー) 21:16 (D_EX_M) 【??】「ん?どーしたの、キミッ?」ふと背後から掛けられる、ハッキリした声。周囲の厭な雰囲気を吹き飛ばす……悪く言えば空気を読んでいない……明るく快活な声。 21:19 (Tamaki__) 【紅】「っ!? ……ぁ、はい」 後ろから声をかけられたため、驚いて少しあとずさる。色白で線の細い少年だった。アルトに近いか細い声と身にまとう雰囲気が、より一層儚げな印象を強めている 21:22 (D_EX_M) 【??】「誰か探してるのかな?あ、探してこよっか?!」黒く艶めくサラサラのショートボブを揺らしながら、にこにこと微笑んでいる少女。体格的にはそこそこだろうか、高等部の制服に身を包み。気さくに話しかけてくる。「何処の誰か分かるかなっ?」というか、ムダに元気いっぱい。 21:24 (Tamaki__) 【紅】「……ぇ? いえ……誰かを探しているわけじゃなくて」 元気一杯の問いに少し戸惑うようにしながら 「……えっと……僕は迷い込んでしまっただけで……」 21:27 (D_EX_M) 【??】「あれ?あ、そーなんだ!ごめんごめんっ!」てへへ、と照れ笑いしながら頬を掻いた少女は……「そう言えば、それ中等部の制服……だっけ?」迷い人という少年の身元を確認するかの様に、或いは珍しい者を見て喜ぶ様に、じろじろと興味深げに観察する。 21:28 (Tamaki__) 【紅】「……ぁ……はい」 ぶしつけな視線に少し怯えながら 21:31 (D_EX_M) 【??】「ん〜、ん〜……」ちょっと怯えられたのを感じたのか、視線を離して少女は少し考え込み……「それなら案内、してあげよっか?」と、満開の笑顔で申し出てくる。 21:32 (Tamaki__) 【紅】「……いいの……ですか?」 おずおずと問いかける 21:33 (D_EX_M) 【??】「もっちろん!この後はー、えーと。弓道部の練習は今日はないし、うん大丈夫ッ!」とん、と自分の……あまり厚くない……胸を、拳骨でどん、と叩いて。 21:34 (Tamaki__) 【紅】「ぁ、ありがとうございます」 少しだけはにかむように、安心した笑顔を浮かべる 21:36 (D_EX_M) 【陽香】「うん、怯えるよりそうやって笑う方がいいよ。うんっ!」少年のはにかみを見て、満足げに少女も微笑み「あたしは風柳陽香。陽香でいーよっ♪」と、始めて名を明かす。 21:38 (Tamaki__) 【紅】「あ、陽香……さん、ですね」 こちらも視線を上げて 「僕は深山……深山紅っていいます」 21:41 (D_EX_M) 【陽香】「深山紅くんか、ん……紅くんでいいかなっ?」と確認をしながら、陽香は飛び跳ねる様に紅の隣へと立つ。 21:42 (Tamaki__) 【紅】「はい……構いません」 こくりと肯く 21:45 (D_EX_M) 【陽香】「それじゃいこっか?中等部まで戻るついでに、彼方此方案内してあげるよッ!」そう言うと陽香は紅の手を取り、待ちきれないとばかりに歩き出す。それでいて決して早くはない、出方を伺う様なペースで。 21:47 (Tamaki__) 【紅】「あ、……あの?」 手を取られると少し顔を赤くして、陽香につられるままに歩く 21:48 (D_EX_M) 【陽香】「だってはぐれたら、また迷っちゃうでしょ?」特に照れた様子もなく、天真爛漫に笑いながら歩き続けます。 21:50 (Tamaki__) 【紅】「それは……そうですけど……」 こちらは恥ずかしそうに俯きながら歩きます 21:52 (D_EX_M) 【陽香】「小さな事は気にしない気にしないっ、ね?」と言いながら、心底楽しそうな笑顔のままで紅を連れていく。 21:53 (Tamaki__) 【紅】「…………はい」 諦めたのか、顔をあげて引かれるままについていく 21:54 (D_EX_M) 【陽香】「そーそー。男の子は少し位胸張って顔上げて!それ位で丁度良いよ、うんっ」丁度顔を上げると、陽香の嬉しそうな笑顔が、澄んだ黒の瞳が見てる訳です。 21:56 (Tamaki__) 【紅】「……はい」 その笑顔につられるようにはにかむ 21:57 (D_EX_M) 【陽香】「ん、よーしっ♪」そして、すたすた歩いていると……徐々に、校舎の外へと移動経路がズレていく。 21:58 (Tamaki__) 【紅】「……あれ? ……あの?」 ちょっとおかしいなーと思いながらおずおずと声をかける 21:59 (D_EX_M) 【陽香】「あ。ちょっと寄り道っ、折角だしさ?」悪びれる様子もなく、あっけらかんと言ってのける。 22:01 (Tamaki__) 【紅】「……えっと」 ちょっと不安そうな表情で辺りを見回す 22:04 (D_EX_M) 高等部校舎を背にしたその周囲には、部室らしい無骨なコンクリートの建造物が幾つも建ち並ぶ。その中にあって……正面に聳える木造の建物数棟が、特に目を惹く。 22:04 (Tamaki__) 【紅】「あの……ここは?」  22:06 (D_EX_M) 【陽香】「あ、これ?あたし達の部室!弓道部の!」と言って指差した建物は……まるで縁側の様に壁の一面が刳り抜かれており、その反対側には盛り砂。その上には、幾つかの丸い的が……。 22:07 (Tamaki__) 【紅】「……随分本格的な射場があるんですね」 珍しそうに眺める 22:09 (D_EX_M) 【陽香】「そりゃ紅くん、これだけおっきな学校だもん。まー、あたしも最初驚いたけどね?」少しばかり誇らしげに、外側から……誤射防止用と思われる緑のネットの外から、弓道場を眺めている。 22:10 (Tamaki__) 【紅】「ところで、此処によった用事ってなんですか?」 ふと疑問に思ったので問う 22:10 (D_EX_M) 【陽香】「ふぇ!?あ、えーと。その、うんと。そう!」不意を付かれた様にして、素っ頓狂な声を上げた陽香は少し唸って……。 22:11 (D_EX_M) 【陽香】「……自慢、したかっただけ」と、ぺろりと舌を出して、おどけてみせる。 22:11 (Tamaki__) 【紅】「…………」 どう答えればいいのか、ちょっと困ったような顔をして言葉を捜してる 22:13 (D_EX_M) 【陽香】「……ごめんね?」あはは、と初めて照れた様な仕草をしながら笑って、頬を掻く。 22:14 (Tamaki__) 【紅】「いえ……案内してもらってるのは僕のほうですから……」 あやまらないでと伝える 22:15 (D_EX_M) 【陽香】「あははは。こういうの、あたしが案内するのは初めてだからさ。ついつい」 22:15 (D_EX_M) 【陽香】「紅くんに見せたくなっちゃって、さ?」と、紅の言葉に頬を緩ませ、手をぎゅっと握る。 22:16 (Tamaki__) 【紅】「……えっと……ありがとう…ございます」 照れたように少し俯く 22:20 (D_EX_M) 【陽香】「ん、そう言ってくれるとこっちも助かるな」ぽふ、と手を頭の上に置き、軽く撫でてから離す。 22:22 (Tamaki__) 【紅】「……えっと……恥ずかしいです」 少しくすぐったいように目を細める 22:23 (D_EX_M) 【陽香】「あ、ごめんごめんっ。という訳で、寄り道は以上ッ!……他に見たい物とかあれば案内するけど、早めに帰りたい?」それでも楽しいのか、口元に手をやってくすりと微笑みつつ問う。 22:25 (Tamaki__) 【紅】「えっと……せっかくなので、校舎を案内してもらえますか? ……まだ、どこに何があるか判らないので」 22:26 (D_EX_M) 【陽香】「そう?じゃあ、どこ案内しようかなー……」暫く考えてから「じゃあ、一個だけ怖い所おしえてあげるッ」と、手を引いて歩き出す。 22:28 (Tamaki__) 【紅】「……え?」 驚いて引かれるままに続く 22:29 (D_EX_M) そう言って校舎に入った陽香は、紅を引き連れて校舎の隅っこを目指して歩く。少しばかり緊張した面持ちで。 22:31 (Tamaki__) 【紅】「……は、陽香さん……?」 緊張しているのを感じ取ったのか、不安そうな声で名前を呟く 22:31 (D_EX_M) 【陽香】「あの人は可愛い男の子とか女の子とか、見境ないからさ〜……」少しずつ歩幅は縮まり、明らかに警戒している様にも見える。 22:33 (Tamaki__) 【紅】「……えっと?」 どういう意味かわからずに引かれるままに陽香の後に続く 22:34 (D_EX_M) 【陽香】「ん、ここ。今は、気配がしないし……居ないかな?」陽香が見上げる先には、『第三保健室』という看板が。 22:35 (Tamaki__) 【紅】「……保健室……ですか? どこか具合がわるいんですか?」 22:37 (D_EX_M) 【陽香】「ううん、あたしは至って健康!むしろ、ここに連れ込まれる方が“具合”が悪いかなー」と、紅の顔を覗き込む様に、ずずいと身を乗り出して。 22:37 (Tamaki__) 【紅】「……え、ぇえっと」 至近距離から覗き込まれて、恥ずかしそうに視線をそらす 22:39 (D_EX_M) 【陽香】「重大な“けーこく”するんだから、ちゃんと見るっ」ぐい、と少しばかり強引に顔を自分の方へと向けさせる。美人という顔立ちではなく、幼さを感じさせる“可愛らしい”少女の顔が、すぐ前に……。 22:40 (Tamaki__) 【紅】「…………」 息を飲んで陽香を見る 22:41 (D_EX_M) 【陽香】「……あのね、ここの保健室の先生は“らんせんせー”って言うんだけど。無軌道で見境無くちょっかい出す先生だから、怪我してもここの保健室だけは使っちゃダメだよ?」 22:41 (D_EX_M) 【陽香】「紅くん、可愛いからさ」と、ここまで一息に。臆面もなく、少年への好印象且つストレートな評価をぶつけてくる。 22:43 (Tamaki__) 【紅】「……は、はい。わかりました」 その剣幕にこくこくと肯いた後 「……え?」 予想外の言葉に耳までカーッと赤くなる 22:45 (D_EX_M) 【陽香】「ね?」念を押す様に、もう少しだけ顔を近づける。意識すれば息さえ感じ取れそうな、そんな距離だが……陽香は至って真面目そうな表情である。 22:46 (Tamaki__) 【紅】「……っ!?」 至近距離で見詰め合った瞬間に 「っ!」 息がつまり真っ赤だった顔からすーっと血の気が引いていく。 胸を押さえてうずくまり、苦しそうに息を吐く 22:48 (D_EX_M) 【陽香】「え?あ、あの。大丈夫っ?!何処か……」尋常ではなさそうな雰囲気を感じ取り、背中を叩こうとして振り上げた手で、そっと撫でる。その後の言葉は、続かない。 22:49 (Tamaki__) 【紅】「……だぃ、じょぶ……です。……いつも、のこと、なので。……しばらくすれば、おさまる……から」 苦しげに息を吐きつつ、途切れ途切れに答える 22:51 (D_EX_M) 【陽香】「ん……そっか」それだけ確認すると、深く詮索する事もせず。落ちつくまでずっと、膝を折り背中を撫でている。苦しげな紅を安心させる様に、ずっと無言で撫でている。 22:54 (Tamaki__) 【紅】「…………ぁふ……ふぅ……」 次第に苦しげだった呼吸が落ち着いてくる 「……もう大丈夫です。すみません。ご迷惑をおかけしました」 ゆるゆると顔を上げて、陽香を見たあとで頭を下げる。血色はまだ悪く、ただでさえ白い顔が余計に白くなっている 22:55 (D_EX_M) 【陽香】「迷惑、してないよっ」少しだけ大人しいトーンながらも、ハッキリと明るい言葉で“現状”を受け入れる。 22:56 (D_EX_M) その言葉と共に、笑顔を微塵も崩す事はなく。天真爛漫に、少女は全てを肯定する。 22:58 (Tamaki__) 【紅】「……ありがとうございます」 少しよろめきながらも立ち上がる 22:59 (D_EX_M) 【陽香】「ん……そろそろ行こっか?」極自然に側へ立ち、太陽の位置を確認してから、横の少年を見つめる。 22:59 (Tamaki__) 【紅】「……はい」 静かに肯く 23:01 (D_EX_M) 【陽香】「よっし……じゃ、行こうっ?」と、しっかり手を繋いで。今度は脇目もふらず、少年を誘っていく。しかし、あくまでもペースは紅に歩きやすい範囲で……。 23:02 (Tamaki__) 【紅】「……ありがとうございます」 気遣われていることを感じ、小さい声でお礼を言う 23:04 (D_EX_M) 【陽香】「気にしない気にしないっ」それが自然だよ、とでも言いたげに笑い飛ばして……2人は歩いていく。 23:05 (D_EX_M) そして2人の影はうっすらと伸びていき、中等部の敷地へと続いていく。 23:06 (D_EX_M) 名残を惜しむかの様に……ずっと、永く。 23:07 (D_EX_M)   23:07 (D_EX_M)   23:07 (D_EX_M)