21:13 (tsuku-yom) 夏の日差しが照り付ける夏も過ぎ去り、そろそろ秋の足音が聞こえ始めてきた今日この頃。 21:13 (tsuku-yom) スリーエースのギルド内でも、中庭に翻る洗濯物から、夏物が姿を消しつつあり(証言:洗濯担当のO・E氏)。 21:13 (tsuku-yom) 中には落ち葉をせっせと集めて芋を買い、こっそりと焼き芋を企む輩まで現れる始末(犯人:レフォウ) 21:13 (tsuku-yom) 木々の装いもまた、青々と茂っていた葉は、色鮮やかな色彩を纏って山や野原を覆い。 21:13 (tsuku-yom) そんな幻想的な風景の見える窓辺で、一人静かに活字と戯れる才女の姿も見られるようになっていた(月奈氏の友は活字塗れの書類の山である)。 21:13 (tsuku-yom)   21:13 (tsuku-yom) そんな、何気ない日常に秋の色が深まりつつある日々の中、とある一日。 21:13 (tsuku-yom) 東方に程近い山奥の温泉宿に、二つの人影があった。 21:13 (tsuku-yom)   21:14 (tsuku-yom) 【リンネ】「はるっばる〜きた〜ぞ〜お〜んせん〜っ!」 21:14 (tsuku-yom)   21:14 (tsuku-yom) 風情ある旅館の佇まいを前に、きゃほほーい!とばかりに諸手を挙げる少女が一人……はやくも出来上がっているかのようなテンションである。 21:14 (tsuku-yom) 『秋だから温泉よ温泉!』の一言でやってきたという深くもない事情の果てにここにいる訳だが。 21:14 (tsuku-yom) ……果たして、それに付き合わされているもう一人は、何を思うのであろうか―――。 21:14 (tsuku-yom)   21:14 (tsuku-yom)   21:14 (tsuku-yom) ・・) こんなかんじで 21:18 (rouge_) 【リア】「本当にはるばる。 結構遠くにやってきた、って感じがするわ。 この辺りは、ちょっと涼しくていい気分。」 ラインとは違う景色に目を走らせながら、足を止めて深く呼吸する。 「リンネ、秋って温泉に行くものなの? リア、そんなお話は始めて聞いたわ。」 21:23 (tsuku-yom) 【リンネ】「まぁ、転送装置があるヴェスティアとかでも良かったんだけど、どーせならもっとひっそりしたところがいいなーってね」 なかなかいいトコでしょ?と周囲を示すように腕を広げてくるりん。確かに、周囲は色鮮やかな木々に囲まれた、実に風情ある風景。目の前の宿の裏もまた、年代を感じさせる佇まい。「んー、東方じゃ、秋や冬がいいって言われてるみたいね。肌寒い時に温かいお風呂に入るのがいい、っていう意見らしいわ?」 21:28 (rouge_) 【リア】「ヴェスティアへはこの前行ったばかりだしね、リアは。 あそこの温泉宿も悪くないけれど、どうせ行くなら違う場所に行くのがいいものね。 うふふ、こういうのを冒険者気質っていうのかしら。」ころころと笑いながら、宿に視線を走らせる。 「リンネったら、そんなにはしゃいじゃって、転んじゃ駄目よ?」 くるりと回るリンネを視界に口元を押さえて微笑む。 21:31 *nick Yakou → A11_DANG 21:32 (tsuku-yom) 【リンネ】「んー、それは言えてるわね。どうせなら知らない場所で、知らないものを見てみたい、っていうのはあるし? そーやってあっちこっち旅して回るのも楽しいものだしねー」その通りその通り、と頭をかっくんかっくん上下させて大いに同意する。この辺り、やはり冒険者という事であろう。「あははは、リアったらー、このリンネ様が回ってるくらいで転ぶ訳――」くるんくるんと回りながらリアの言葉にころころと笑う……ずべしっ、という音と共に、顔面 21:32 (tsuku-yom) 着地したのはその数瞬の後であった。 21:36 (rouge_) 景色に目を向けていた。【リア】「………。」 ずべしっ、という音にそちらを振り返る。 「リンネって、お顔から転ぶこと多いわよね。 ナノトズィーガーのときも随分面白い格好で地面に転がっていたし。 趣味かしら?」 ころころと笑いながら、倒れたリンネに手を差し伸べる。 21:39 (tsuku-yom) 【リンネ】「ふ、ふふ……ちょ、ちょっとばっかし回り過ぎたみたいね、なんだかリアの顔が横に3つくらいブレてみえるわ…」ありがと、とつぶやきながら立ち上がる。言葉通り回りすぎたのか、立っていても若干身体が右に傾いている気がする。「ま、まぁともあれ。折角こうして山奥まで骨休めに来たんだし、早速入りましょ?」ほらほら、とリアの手を取ると、くいくい引っ張りつつ、宿の玄関へ。 手早くチェックインを済ませてしまう。 21:43 (rouge_) 【リア】「あら、リアが3人だなんて、ラッキーじゃない。 こんなに可愛い子が3人も見えるなんて、リンネ、幸せだわ?」 冗談めかしてそんな事を言いながら、ついていく。手はしっかりと握ったまま、その隣を歩く。 チェックインやその他の雑事はリンネ任せにしていたが。  21:49 (tsuku-yom) 【リンネ】「中々言うわね…でも確かに、リアが三人というのもそれはそれで……」そこまでいって、はたと思いつく。 リアが3人。つまり……うさぐるみも×3、である。 ……ちょっとおそろしい。「で、でもやっぱりリアは一人いるだけで十分ね、うん、間違いなく。 ……あ、ここみたいね」チェックイン時に告げられた部屋まで、リアと二人廊下を歩きながら会話を交わす。やがてたどり着いた部屋の前――襖を開け、靴を脱いでからさらに障子を開けば、畳の 21:49 (tsuku-yom) 臭いと共に、東方風の造りをした部屋が現れる。 21:54 (rouge_) 【リア】「うん、何?」 リンネが首をかしげたのを見て、怪訝そうな声を上げる。 リンネとつないだ手。 反対側の手には、何時ものとおりウサギのぬいぐるみを携えて。……リンネを見て、そのウサギのぬいぐるみの口元が動いた…ような気がした。 あくまで気がした。 「あ、いい部屋じゃない。」 部屋を見て、部屋に立ち込める空気を感じて、そう感想を述べる。 21:58 (tsuku-yom) 【リンネ】「……えーと、うん、ああ、そうよ、ほら。そのうさぎ、リアのお気に入りなのはよーっくしってるけど、露天風呂の中にまで連れてきちゃダメよ?」でないと置いてきた大福がスネるから、と呟き。 …今頃、部屋でむくれているかもしれない。あのまん丸ポメロを思い浮かべて。部屋に上がりこみながら、いきなり大の字にごろん、と転がった。「う〜〜ん、確かにいい部屋ねー」 そのまま、ごろんごろんと転がりまわる。 22:01 (rouge_) 【リア】「あら、リンネったらおかしなこというのね。 ぬいぐるみがお風呂に入るわけ無いじゃない、ねえ?」 ぬいぐるみと会話するように、指を操ってぬいぐるみにこくん、と頷かせながら。 「うふふ、沢山お土産かっていってあげないとね。 だいふくに、大福なんて買っていってあげたら、共食いかしら?」 リンネの隣に粛々と座り込み、ごろごろとする様をのんびり眺める。 22:06 (tsuku-yom) 【リンネ】「でもそのうさぎなら頭に手ぬぐい乗っけて湯船に浸かりそうな気がするのよねぇ……いや、まあ置いてくならいいいのよ、うん」転がったまま手を伸ばし、指先でうさぎの頭をつんつん、と突付く。「意外と喜ぶかもしれないわねー。大福以外にも温泉卵なんかも美味しいらしいわよ、ここ」それとねー、と、指折りながらリアに美味しい食べ物の数々を指折り紹介していく……ちなみに、今の体勢は両手足を真っ直ぐ伸ばし、畳の上でバタ足風味。 22:11 (rouge_) ウサギをつついた指先は、ふにょりと柔らかな布と綿の感触をリンネに帰す。【リア】「おかしなことを言うリンネ。 普通のぬいぐるみなのに、ね?」 転がったのを見ていれば、自分も大人しくしているのもつまらないと感じたのか。 足を伸ばして身体を伸ばして。 リラックスする姿勢をとる。 「みんなにもお土産を買っていってあげようかしら。 何が喜びそうかしらね?」 22:16 (tsuku-yom) 【リンネ】「ビームを出したりするのはフツーとは……」思わず呟くが、言ったところで今更ではある。「そうねー、食べ物ばっかりっていうのも芸が無いし……なにかこう、民芸品とかそういうのは喜ぶ人も多そうねー」浴衣とか売ってないかしら、と思い出しながら、ふと「…あ、そうそう。折角温泉旅館に来たんだから、温泉に入らないと勿体無いわね。リア、露天風呂、入りにいく?」 22:21 (rouge_) 【リア】「そうね、後でお土産コーナーを見て回ればいいわね。 誰だったかしら、こういうところのお土産は木刀だ、って聞いたような覚えがあるけれど。んー…何かと混ぜて覚えちゃってるかしら?」 首をかしげて記憶を反芻しながら。 「勿論、入るに決まってるじゃない。 温泉の無い温泉旅館なんて、剣のないウェンみたいなものよ。」 こくり、と頷きながら。 22:27 (tsuku-yom) 【リンネ】「どうなのかしら? ヴェスティアにも木刀が売ってたーとは聞いたけど、案外ここにもあるかもしれないわよ?」しかし、温泉旅館に来てまで木刀を買っていく理由が何処にあるのだろうかとは思う。 まあ、お土産というのはそういうものなのかもしれないが。 「剣のないウェンって……リアって時折サラッとキツい事言うわね。言いえて妙だけど」フォローどころか同意しつつ、転がったまま近くの押入れを開く。そこにあったのは、大き目のタオルや身 22:27 (tsuku-yom) 体を洗う手拭。「お、やっぱりあったわねー、じゃ、コレもって行きましょっか」 22:31 (rouge_) 【リア】「お風呂セットお風呂セット♪」自分も、タオルと手ぬぐいを手に取りながら。嬉しげに。 「リアも準備はしてきたけれど、やっぱり用意されているものを使うほうが雰囲気が出そうだしね。」 準備を終えると、勢い良く立ち上がって。 「それじゃあ行きましょうか、リンネ。」 22:33 (tsuku-yom) 【リンネ】「やっぱりこーいうのを使わないと、旅に来たーってカンジがしないものね〜。流石リア、分かってるわね」歩き出すリアをそのまま抱き上げ、肩車。「よーし、じゃあこのリンネさん特急で露天風呂までびゅーん、と連れてってあげましょう!」 22:37 (rouge_) 【リア】「あ、ちょっと、リンネ…!」 わたわたと、彼女の肩で暴れてみせたものの、直ぐに諦めて。 「ぶつけたりとかしないでよ、もう?」 楽しむことにしたのか、彼女の肩にしっかりとポジションをとって。 22:42 (tsuku-yom) 【リンネ】「任せなさい、って。ほーら、では発車〜っ」リアを肩車したまま、その華奢な両脚をそっと抑え、駆け出す。全力には程遠いが、小走りというには速い。そんな速度で、旅館の廊下をぱたぱたと駆け抜け。1階の渡り廊下を超え、奥の離れへ続く細い石畳の林道を掛ける。色付いた木々の葉が舞い落ちる中、ゴスロリ服の少女を肩車する、振袖姿の少女。他の誰かが見ていたのなら、それはどんな関係に映っただろうか。 「さ、とうちゃーっく!」 それはと 22:42 (tsuku-yom) もあれ、二人はものの5分程度で、露天風呂前に到着していた。 22:47 (rouge_) 【リア】「リンネ、頑張ったわねえ。 まさか5分も肩車なんて思わなかったでしょ?」 するするとドレスに手をかけながら、良い時期だったのか他に誰もいない更衣室で着替えをしつつ。 流石に、宣言どおりウサギのぬいぐるみはその傍らには無い。 「大きなお風呂って贅沢よね。 リア、そういう無駄な贅沢って大好きよ。」 22:55 (tsuku-yom) 【リンネ】「んー、流石に予想してたよりもちょっと遠かったわねー。でもまあ、リアくらいなら軽い軽い。5分といわず1時間でも肩車してあげられるわよ?」からからと笑いながら目の前の建物に入る。向かって右の赤布に白で『女湯』と染め抜かれた暖簾を潜り、更衣室でしゅるりと振袖の帯を解く。「水を沸かして入るのと違って、涌き出てくる熱いお湯にのんびり浸かるってのもまた贅沢で良いわよねー」ついつい泳ぎたくなるわ、などといいながら、振袖の裾か 22:55 (tsuku-yom) ら何かを取り出す――徳利と、お猪口、そしてお盆の三点セットだった。 23:01 (rouge_) 【リア】「あら。リンネも好きね。」 三点セットを眺めて、口元を緩める。 「スリーエースにも温泉引きずってこれたらいいのにね。 …で、リンネ、勿論リアの分もあるのよね、それは?」 お猪口の数を確かめるように、覗き込む。 のむき満々の13歳である。 23:06 (tsuku-yom) 【リンネ】「酒は百薬の長にして人生の共だもの、それに折角温泉に入るんだから、一度はやってみたいじゃない、こういうの」にんまりと笑みを浮かべ、徳利一つ、お猪口一つの載ったお盆に、そっともう一つのお猪口を載せる……飲ませる気満々である「でも、リアはちょっとだけよ? 湯船の中でお酒飲むと、あっという間に酔っ払っちゃうから」徳利にお酒を注ぎ、準備は万端である。 23:12 (rouge_) 【リア】「あら、有難う。 用意がいいのね、リンネ。大好きよ。 でも、リアはお酒、あんまり酔わないの。 だからリンネにとことん付き合ってあげるわ。」 にこりと微笑んで。 「それじゃあ行きましょうか?」 身体にバスタオルを巻いて。 湯船のある方角を指差す。 23:17 (tsuku-yom) 【リンネ】「ふふふ、言ったわねリア。あたしの底なしっぷりはちょっと凄いわよ? まあ、今回はこのお猪口一本分だけだけどね」何故ならば本番は夜の食事時だから。その時の為にとっておきのお酒を数本持ち込んできたリンネであった。「はいはい、っと。まずは身体を洗うところからよー?」岩造りの湯殿に、並々と満たされて柔らかい湯気を燻らせる温泉。その上にお酒セットを載せたお盆を浮かせながら、桶に1杯、湯を掬い――「さー、まずは一回目!」ざっ 23:17 (tsuku-yom) ぱーん。と、リアに向かってぶちまけた。 23:22 (rouge_) ぱしゃあん、と、お湯がリアの顔に炸裂する。【リア】「………」 暫し、目をぱちくりとして。 濡れた髪を何度かなでつける。 次第に、口元を吊り上げるような笑みに、表情をシフトさせていく。 「うふふふ、リンネったら。 身体を洗って欲しいならそう言えばいいのに。」 お湯を掬った。 同じく…彼女に、ぶちまけた。 23:26 (tsuku-yom) 【リンネ】「ふっふっふ、油断するリアがわる――ぶっ!?」ばしゃーん、と音が響き。しばし、木々の梢が擦れる音と、注がれるお湯が湯面を打つ音だけが聞こえる。「ふ、ふふふ……リアったら、ダメじゃないの。お風呂ではもっと、丁寧に身体を洗うもの…よっ」言うが速いか、掬い取ってもう一発。 ……まあ、それはなんということはない、じゃれあいである。 23:33 (rouge_) 【リア】「ふう。」 お互い、濡れ鼠になり。 身体を洗い終えて漸く一息。 「一寸はしゃぎすぎちゃったわね。 リンネ、お酒無事?」 心地よい疲労感に包まれつつ。……寧ろ此れで疲れていてはどうなるのか。 「さて、それじゃあお風呂、戴いちゃいましょうか?」 23:38 (tsuku-yom) 【リンネ】「ふー、でもまあ、これも旅の醍醐味よ、多分」頭のてっぺんからずぶ濡れの状況。いつものポニーテールに結わえた髪を解いて、もう一度だけ髪をお湯で濯ぎ。「そうね、折角来たんだし…ほら、お酒もあたし達を待ってる事だし」指差す先には、散々暴れて波打つ湯船の荒波の上、お盆のお船に乗って漂うお酒セット。 奇跡的に倒れてさえいないらしい。ゆっくりつま先から湯船に浸かり、お盆を手繰り寄せる。 23:42 (rouge_) 【リア】「あつっ。」 湯船に足をつけようとして。 ぴくんと体を震わせる。 「……うーん…」 暫く、湯船と水場を見比べて。 もう一度、落ち着いてから、ゆっくり、そろそろと足をつけていく。 …全く、温泉というのはいいが、温度が熱過ぎるのが多すぎる。 ゆるゆると、おっかなびっくり全身を湯船にもぐりこませていき。 23:47 (tsuku-yom) 【リンネ】「ふぃ〜〜〜っ、ああ、やっぱり生き返るわね〜〜。疲れも吹っ飛ぶわ」こちらは熱いお湯にご満悦。やはり温泉はこうでなくてはいけない。一旦首元までどっぷりと浸かって、魂が抜けていきそうなながーい吐息。暫くして、2つのお猪口にお酒を注ぎ、リアの傍までざぶざぶと近付き「はい、リアの分。度数高いから、ちょっとずーつ飲みなさいね?」 ……未成年に飲酒を勧めるのは、どうなのだろうか? 23:51 (rouge_) 【リア】「んー…!」 それでも、首まで浸かってしまえば心地よいもの。 「…はふぅ。」 小さく吐息を吐き出す。ゆっくりとお湯の中を進み、リンネのほうに進んでいく。 お盆からお猪口を取り、躊躇うことすらなく口に含む。「……んー…中々悪くないわね。 いい口当たりじゃない。」 23:54 (tsuku-yom) 【リンネ】「上せそうになったら、一旦湯船から上がって冷まさないとダメよー?」リアの様子にほのぼのしつつ、自身もお猪口に注いだお酒をくい、っと一口。「んー…いいわねぇ。こういうの……なんていうか、平和だーって感じだわ。 AAAに入って、病魔だの庭園だのって突っ走ってきたから、なおさらそう思うわねー」 23:59 (rouge_) 【リア】「そうね、大変な毎日だったものね。 スリーエースって待遇はいいんだけど、一寸世界に貢献しすぎよね。」 くい、と、お猪口を空け、次を要求しながら。 「でも、もう直ぐ終わりじゃない。 病魔だって後1匹。 そうすれば、こんな忙しい騒動だって、終わりでしょ?」 00:04 (tsuku-yom) 【リンネ】「あたしなんて最初、転送機を世界中に設置する、としか聞いて無かったのにねー。気がついたらエリンディルを巻き込んだ大騒動にざっくり踏み込んでるんだもの。なにがどうなるんだか、人生わかんないわね」はいはいどうぞー、とリアの差し出すお猪口に新しくお酒を注ぐ「んーと・・・12番目を倒したから、残りは13番目の魔王ダームのみ、だから確かにそうね。でもまー、そうなったら…やっぱり、あたしの中のサバ病魔も何とかしないといけない 00:04 (tsuku-yom) わねー」自身もまた、お猪口に注いだお酒をくいと呷り。己の胸を、その裡に潜む存在を指す様に。 00:09 (rouge_) 【リア】「そうね。確か、この前マサムネや流々が頑張ってくれたおかげで、リンネ、暫くは大丈夫になったのよね?」 確認するように、リンネに問いかけて。注がれたお猪口に再び口をつける。じっとリンネのほうを見つめて、答えを待つ。 00:12 (tsuku-yom) 【リンネ】「そうねー…あとちょっと、ってところであのミスターサバが邪魔しくさってくれたから、完全には始末できてないけど。一年分くらいは寿命、延びたんじゃないかしら?」感覚的に、だけどねと笑い。リアと自分のお猪口に、三度酒を注ぎ入れる。「ま、13番目を倒した後なら時間もできるだろうし、その時こそあたしの中で宿賃も払わずに居付いてるサバ病魔をギッタギタに叩きのめしてやるわよ」ふん、と胸を張って、自信満々に。 00:15 (rouge_) 【リア】「ん、そうね。 その時はリアも手伝ってあげる。 リンネを苦しめるやつなんて、絶対に許さないんだから。」 表情に僅かに怒りをにじませ…リアにしては珍しい表情をしながら、リンネの言葉に力強く頷く。 「…リンネは、それが終わったら、どうする気なの?」 00:20 (tsuku-yom) 【リンネ】「あら、それはもう退治したも同然ねー。リアが手伝ってくれるなら魔王だって一発よ、一発。うさびーむでどーん!ってね」リアにしては珍しいその表情。けれど、自分の身を思っての表情ならば、ソレは微笑ましくも嬉しいもの。ぎゅーっ、とリアを抱き締めながら、ほっぺをふにふにと突付く。「んー、そうねー。あたしを生まれてから十何年も監禁しくさった実家に殴りこみに行くのもいいけど……また、大陸をあっちこっち旅して回るか、その辺かしら 00:20 (tsuku-yom) ねー?リアも、それでいいでしょ?」ね?と極自然に同意を求めて居る辺り、リアと一緒に行動するのは決定事項らしい。 00:21 *Ponko quit ("CHOCOA") 00:23 (rouge_) 【リア】「んむっ!?」 突然抱きしめられて、あたふたと。 本当に、珍しい挙動もあるものだ。 「も、もう、びっくりさせないで。 リンネったら、お風呂で暴れちゃいけないんだから。」 ほっぺたを膨らませながら、そのふくらみをつつかれたり。 「ん、それは、リアも一緒っていうことかしら?」 00:27 (tsuku-yom) 【リンネ】「んっふっふっふ、お風呂ときたらお肌とお肌の触れ合いもお約束よねー?」ほっぺを膨らませるリアを、指先で撫でたり突付いたり。髪を指で梳かしてみたりして。「え、当たり前でしょ? ああ、でもリアの行きたい所にあたしがついてく、ってのもそれはそれでいいわねー」何を当然の事を、とばかりの返答。しかしながら、そこはかとなく我が道を行く意見ではある。 00:32 (rouge_) 【リア】「じゃあ、リンネは。 ……リアが来て欲しい所にも、来てくれる? リアの味方でいてくれる?」 リンネに、好きなように髪を、身体を触れさせながら。 ぽつりと問いかける。 何時もの、いたずらっぽい子猫のような表情。 だけど、何処か目は何かを求めるように、リンネを見ている。 00:35 (tsuku-yom) 【リンネ】「勿論よ。だって、ちゃんと傍で見張ってないと、リアが悪戯した時叱ってあげられないもの」こんな風にね、とリアのおでこを指先でつん、と軽く押して、笑う。「だーいじょうぶ、あたしはいつだってリアの一番の味方だから。ま、あたしだけじゃなくて、AAAのメンバーみんな、きっとそう思ってるわよきっと?」おでこをこつん、と重ねあって、諭すように柔らかく。 00:39 (rouge_) 【リア】「あら、リア、とってもいい子よ?悪戯なんかしないわ。」 その言葉を聞いて、くすくすと何時もの笑みを浮かべながら。 「そう、リンネはリアの味方でいてくれるんだ。 うふふ、とっても嬉しいわ。」 リンネの体に擦り寄るように、子猫が甘えるようにくっついて。 00:44 (tsuku-yom) 【リンネ】「どうかしらー?リアくらいの年頃だと、ちょーっと何気ない悪戯とかしそうじゃない? 何か悪いことして隠してみたりとか、ウェンの隠しておいたおやつ食べたりとか」うんうん、と何かとてもひどい事を言いながら。「まったく、おませさんだとおもったら甘えん坊になったり、忙しいわねぇ」そんなリアの様子にくすくすと笑みを零し。お猪口のお酒を、くいと呷る。「…さて、一旦上がって身体、冷ましましょっか」 00:46 (rouge_) 【リア】「ん。 そうね、そうしましょうか。」 空を見上げる。 オレンジ色だった。 まだ少し、見上げれば眩しい。 「次は、夜にきましょう? 沢山の星を見ながら、」 00:47 (rouge_) 【リア】「意地悪ね、リンネ。リアが良い子だって知っているくせにそんなことを言うんだから。」頬を膨らませて、おこった振りなどしながら。身体を離す。 「ん。 そうね、そうしましょうか。」 空を見上げる。 オレンジ色だった。 まだ少し、見上げれば眩しい。 「次は、夜にきましょう? 沢山の星を見ながら、温泉に入るの。 とっても素敵だと思わない?」 00:49 (rouge_) (みすったがこれで! 00:51 (tsuku-yom) 【リンネ】「ふふ、そうねー。じゃあ、良い子のリアには後であたしがコーヒー牛乳をおごってあげるわ」こう、お風呂上りにぐいっと飲むのよ。と飲むジェスチャーなど交えつつ。 …ソレは銭湯のお約束ではなかろうか。「そうね、満天の星空を肴に、一風呂浴びるのもまた良し、ね」同じく、空を仰ぎ見る。 鮮やかな色彩に染まる山の向こうから差し込む、黄昏色の光。 その光が少し眩しく…瞳を、小さく細めて。 00:52 (tsuku-yom)   00:53 (tsuku-yom) ――遠き山に陽は落ちて、星は空を散りばめぬ 00:54 (tsuku-yom) ――今日のわざを なし終えて 心軽く 安らえば 00:54 (tsuku-yom) ――風は涼し この夕べ 00:54 (tsuku-yom) ――いざや楽しき まどいせん 00:55 (tsuku-yom) 黄昏色の光に染まる、山奥の温泉地。 00:56 (tsuku-yom) 昼と夜の、その一瞬の狭間の世界で。 00:56 (tsuku-yom) そんな歌声と共に、のんびりと石畳の道を歩く、二人の姿。 00:58 (tsuku-yom) ……それは、このエリンディルの世界の中で、最も安らいでいる世界だったのかもしれない。 00:58 (tsuku-yom)   00:58 (tsuku-yom)   00:58 (tsuku-yom)