【恋秋のニューデモリッションズパッチ2008-9-28】  文明を見捨てたのか、文明に見捨てられたのか。  悠久の時の流れを遡り、谷の底に行き着いた、謎の民ハネッコ人。  彼らが目指したものは何か。  彼らが恐れたものは何か。  大きな人にはできぬことよとな時間とともに世界をめぐるコビット人。  アゼルハイト王国の秘密が、この大地に眠ると確信がよぎる。   新しき連中がが、核真へと誘う。 【メイキングエラッタ】 キャラクターの能力値が0未満になるような選択はできない。 メイキング後の成長も上に順ずる。 【クラスエラッタ】 ファーマーの初期スキルは農耕or牧畜に変更になる。 取得時に選択すること。なお、特技欄の使用スキルが農耕のものは、牧畜に入れ替えてもよい。 【特技エラッタ】 スカウト <クィックタイム>:盗んだアイテムの消滅はGM判断(シナリオ終了後のPCの資材にはできない) ノーブル <チェインストライク>:対抗は【社会】または【社会】+《圧力》の選択 ウォリアー <コンバットセンス>:コストを40点に減少 クーリエ <クィックムーブ>:行動+4に変更、【敏捷】にかかわる判定に有利な+1ボーナスを追加。 ソーサラー <マジックセンス>:1シナリオ中3回まで使用可能に変更。 <コレジャナイ>:気体・液体には使用不可能、固体のみ作用する旨を追加。 【追加種族】 《コビット》 1.コビットとは コビットは機を見るに敏な種族である。 彼らが持つ技術への需要は高いが、ほとんどのコビットは同族のもとに留まり続けるのを好む。 彼らはゆるやかな丘陵地や、動物がたくさんいて木々の茂った丘に穴を掘って作った、快適な家に暮らしている。 2.コビットという輩ども コビットは行けるところならどこにでも入り込んで、自分の居場所を見つけてしまう。 よそから来た放浪者である彼らは、疑惑と好奇の目で見られることが多い。 氏族にもよるが、コビットは(排他的ではあっても)真面目で勤勉な市民かも知れないし、一山当ててトンズラする機会を狙っている泥棒かも知れない。 いずれにしても、コビットは抜け目なく機知に富んだ、生き残りの達人なのである。 彼らは人間が金儲けや異文化交流にかけるのと同じ程度の情熱を、もっと実用的な技術(工学など)にも費やしている。  3.町に住まうコビット 彼らはその生存能力と、危険を逃れる才能を頼りに、“大きい人たち”にはとても真似できない大胆不敵さを発揮する。 コビットは詮索好きである。彼らは直接的な体験によって物事を発見するのが好きで、そのためには時として無謀な行動に出る。 コビットを優秀な技術者たらしめているのは、その好奇心である。彼らは常に、物を作り出す新しい方法を模索しているのだ。 コビットは以下のような能力値適正を所持している。 【体力】2【技巧】4【敏捷】2 【知力】3【社会】2【精神】1 ≪ハネッコ≫ 1.ハネッコとは ハネッコは背中に小さな羽根の生えた人間型の種族である。 先祖はハーピィなどではないかと言われるが、正確なところはわからない。 と、いうのも彼らは人間のように歩いたり、小規模のホバーのようなジャンプをして過ごすことが好きだからだ。 彼らは木の上にテントなどを張ったり、天井を高くした家に住む(飛べないものの、跳ぶことはできるからだ) ハネッコは動物と美しい宝石、そしてありとあらゆるジョークを熱愛している。 2.ハネッコという輩ども ハネッコの行動は理論よりも直感に裏打ちされることが多い。 背中に小さき生えた翼がそうさせるのか、束縛を嫌い、より自由でワイドな生き方を好むものが多数である。 ハネッコはまったくもってすばらしいユーモアのセンスの持ち主である。 駄洒落、ジョーク、ゲームを愛好し、さらに大のイタズラ好きだ(そして、手の込んだイタズラはもっと好きなのだ)。  時々、ハネッコはひっかかった人々がどんな反応を示すか見るためだけのために、イタズラを仕掛けることがある。 3.町に住まうハネッコ ハネッコは退屈よりもトラブルを好む。彼らは好奇心の強さで悪名高い。 ハネッコの氏族は、状況と好奇心の赴くままに移動する放浪の民である。 ハネッコはそのおおよそにして直感的な心に住まうポエミィな一面を興じることもある。 ハネッコは以下のような能力値適正を所持している。 【体力】2【技巧】1【敏捷】3 【知力】2【社会】2【精神】4 【追加一般特技】 <外の世界>     パッシブ なし  あなたは元々他の国からの移住者であり、濃くその肉体に誇り高き自国・人種の文化を刻んでいる。  だがそれは同時に、町内で目立つ存在であり、コミュニケーション齟齬をきたしてしまうことにもつながった。  名前を(漢字なども含む)ある程度特異なものにしても違和感なく、そして【社会】を-1し、そのほかの【能力値】どれか任意一つに+1する。  これによって増減した能力値は、【HP】【PP】【MP】【財力】にも修正を加える。  なお、これによって伸びた能力値は、種族の上限を超えてもかまわない。  また、これによって上下した能力値は、能力値を成長させる際の計算に含めない。  この特技は、初期作成時にのみ取得可能である。 <静電気体質>     パッシブ なし  あなたの肉体は雷神による加護を得ており、常に雷龍が渦巻いている(らしい)。  あなたに触れた、または近距離攻撃をしかけた対象は、1d3のPP/HP魔法ダメージを受ける。  なお、水中に入ってもとくに支障は存在しない。 <常識で判断してください>     アクティブ/リアクション 特殊  常識的に考えてみれば、一般人の自分にできることは限られているが、逆に言うなら、できることは大抵失敗しないことだ。  臆病なほど慎重に物事に対処することで、確実な成果をあげるのが市民の仕事だ。  あなたが次に行うスキル判定は、キャラ設定に反していない限り、自動的にダイス目が7として扱う。  スキルなし判定、および能力値判定には使えないので、留意すること。  なおGMはこの要請を「キャラ設定にそぐわない」と拒否してもよい。その場合、使用回数には含まれない。 <カットイン!!>     アクティブ/リアクション 特殊  目を光らせ、ここが出番の見せ所だとばかりにしゃかりきになって出遮場る特技。  戦闘中であれば今ラウンドの最初、非戦闘中なら全てのPC/NPCの『せりふ』を遮って行動を仕掛けることができる。  なお、<カットイン>に対して<カットイン>することはできない。  使用には、<熱血!><一度きりの勇気><超絶自信家>いずれかのR&Pを所持していなければならない。  使用後、HP/MP/PPをそれぞれ10点消費する。 <乱れ蝶>     アクティブ なし  あなたは性的なホルモンを常人よりも多く分泌しており、他者を誘惑することに強い適性があることを示す特技。  この特技を使ったシーン中、魅力的なあなたに対して、異性PCは+2の有利なボーナスを、同性に対しては-4の不利なペナルティを、交渉判定の類に関して得ることになる。  使用には、<ほれっぽい><好奇心><天真爛漫>いずれかのR&Pを所持していなければならない。 <今日は給料日>     リアクション なし  今日は楽しい給料日(ないし何らかの収入のある日)、ならば、多少の贅沢をしても構うまい。自分へのご褒美だ。  ≪財力≫+生活Lvおよび、物資調達系特技の判定に+1d6のボーナスを加える。  使用には、<賑やかし><友達思い><おせっかい>いずれかのR&Pを所持していなければならない。 <スタンド・バイ・ミー>    リアクション なし  自分のできることをやりとげるまでは諦めないハートを持っていることを示す特技。  15点のPP回復を、自分含む仲間に割り振り式で与えることができる。  この特技はあらゆる手段において、妨害することができない。  使用には、<英雄志願><頑なな信念><平和愛好>いずれかのR&Pを所持していなければならない。 <オーバートーク>     リアクション なし  追い詰められたねずみに対して、さらにあなたは冷静に追い討ちの言葉を伝える。  罵倒に屈するか、それとも窮鼠が猫をかむのかは、相手次第だ。  他者が発生させたPPダメージに±5し、さらにMPダメージを±5する。  この配分は被ダメージ側が行う。修正の合計は、必ず0でなくてはならない。  使用には、<容赦なし><冷静沈着><委員長気質>いずれかのR&Pを所持していなければならない。 【追加システム:町エディット-TE-】 原案:氷神・兎王2006/07/11 http://manbeast.sakura.ne.jp/ero-on-session/up/upfile/547.txt なお、このシステムは完璧な余興であり、単なるセッション・ccの話題リソースにとどまるものであることを明記する。  TownEditer、略してTE、実に安直な名前だが。 町エリアとセル 町には東西南北中央を含めた、9つのエリアがある。 全てのエリアには「進展度」という変数が付与され、その数値は全て初期は1である。 さらにエリアひとつは、4*4のセルをもっている。 全てのセルが埋まると、そのエリアは進展度が+1され、セルが4*5になる。3になれば、5*5というふうに、セルは増えていく。 セルの埋め方 ・GMをするごとに2点のオブジェクト設定権利点(TE-P)を獲得する。 1セッションの開催・およびPL参加ごとに、1つ、町にオブジェクトを設定することが出来る。 ・ひとつのオブジェクトを設定するごとに、TE-P1点を消費することになる。 オブジェクトにはLvがあり、オブジェクトLvの現在値+1点を投入するごとに、オブジェクトは単に豪華になる。 (オブジェクトへの点数消費は、設定者以外も行うことが出来る。) ・なお、財産点を使用した店舗・コネクションなども、同じように設置することが出来る。これらを私有施設といい、私有施設へは増資を行えない(公共施設として認められた場合は例外) POで作れないもの→ 個人宅 著しく地形・世界観に影響を及ぼす物(不安があればGGMと相談) PCが作れるもの → 勤務先としてのレストラン・武器屋等財産として            購入可能な施設(複数アイテムを組み合わせての相当品可)            町の変な銅像・風車などシムシティを参考にしていることを先に暴露する システム導入に当たって 既存の施設を全てぶち込むことになる。 よって、既存で書かれた施設が投資なしで発生し、今後TEにおいては書くにあたって必要となるが、そこは毒にも薬にもならぬTEなので、我慢していただければと思う。 では『財力は消費したくない、でも服屋勤務がいい』となった場合どうなるか。 そのPCは『服屋』で働いてますが『街中の某服屋さん』で、大まかな部分しかありません。 この場合は『服を売っている店で働いている、品揃えは汎用的で特殊な物は無い』って感覚。 で、財力、ないしはTE-Pを消費、ないしはオブジェクトを指定して勤務した場合 『“らぐじゅありぃ”って名前の服屋に働いてます。主に異国の民族衣装を取り扱っています』 等、フレーバーに個性を持たせる事の出来る権利が発生するって感覚で如何か。