19:54 (rouge_)   19:54 (rouge_)   19:55 (rouge_) ブザー音が響く。 19:55 (rouge_) 配置された全エミュレイターを撃破したと訓練対象者に知らせるためのものだ。 19:55 (rouge_) 同時に、シュミレータのモードが切り替わり、無味乾燥な空間に戻る。 19:55 (rouge_)   19:55 (rouge_) 【尚也】「………。」  19:55 (rouge_) 無言で、剣を納める。 19:55 (rouge_) 青い刀身の魔剣ではなく、訓練用に調達した無骨な何の変哲も無い剣。 19:55 (rouge_)   19:55 (rouge_) 【尚也】「………なんだろな、これ。」 19:55 (rouge_) ため息と共に呟く。訓練の結果、特に傷などは負ってはいない。 …あの事件、あれから数日。 19:55 (rouge_) 折れた腕や指の調子も良く、こうやって普通に戦うことさえ出来る。 19:55 (rouge_)   19:55 (rouge_) ……だが、周りの状況は寧ろ悪化しているようにさえ思えた。 19:55 (rouge_) 春奈とは、同じクラスだというのにあれ以来口を聞いていない。  19:55 (rouge_) 他の仲間とも、あの日の燐以降、言葉を交わすことは無かった。最も近い存在である、シェルファとすら。 19:55 (rouge_)   19:55 (rouge_) 自分が避けているのか。 それとも、避けられているのか。 19:55 (rouge_) ……どちらなのかは、いま一つ分からない…。 19:55 (rouge_) いや、分かっている。 多分、前者なのだ。 19:55 (rouge_)   19:55 (rouge_) 【尚也】「………何があればいいんだろうな。何が、足りないんだろう。 やりたい事をするだけなのに。 足りないものが多すぎる。」 19:55 (rouge_) 呟きながら、シュミレータの操作を続ける。 再び出現するエミュレイター。 19:55 (rouge_) …戦いに慣れた身体は、思った以上に敵意に反応して、何匹ものエミュレイターを撃破していった。 19:55 (rouge_) 剣を振るいながら、吐き捨てるように口に出す。 19:55 (rouge_)   19:55 (rouge_) 【尚也】「…傑作なのは、何が足りないかすら分からないってことだよ、な!」 19:55 (rouge_)   19:55 (rouge_) また、1ラウンドが終了した。 19:56 *Cyphiss0 join #NW我妻 (~cyphiss@pc104115.ztv.ne.jp) 19:56 *hissy mode +o Cyphiss0 19:59 (ballock)   19:59 (ballock) 何時も通りに訓練室へと向う。目的は勿論シュミレータでの訓練である 19:59 (ballock) しかし、使用中のランプが目に付く 19:59 (ballock) 【風華】「?誰か使ってる…誰だろ?」 19:59 (ballock) ふと気になり中に目を向けると、そこで戦ってるのは尚也であった 19:59 (ballock) 使ってる武器はシェルファではなくただの訓練用の剣 19:59 (ballock) 【風華】「三崎先輩、お疲れさまです」 19:59 (ballock) どうやらラウンドも終了したようなので、穏やかに何時も通りの声をかける 19:59 (ballock)   20:02 (rouge_) 【尚也】「ん……? ああ、風華か。」 ゆっくりと振り返る。 何処と無く、誰と話すのも後ろめたい。 そんな感覚に襲われる。 ましてや、彼女は酷く迷惑をかけたうちの一人。 「…見ての通り、訓練中だよ。」 20:04 (ballock) 【風華】「シェルファさんは今日は一緒じゃないんですか?」持ってる剣に疑問を抱きそう聞く。尚也の喋りの硬さ、きっと話すこともどこか後ろめたいんだろう。だからといってそこで退く風華でもないのだが 20:08 (rouge_) 【尚也】「んー……。」 話そうか、話すまいか。 暫く悩む。 …そして、誤魔化した所で目の前の少女には何の意味もなさそうな気がした。「……どっか行ったよ。 あの人、厳しいからさ。 どっかで見てんだろうとは思うけど、ね。」 魔剣シェルファは、そういう魔人だ。 彼女は強い。 あまりにも強すぎる。 …その強さを近くにいれば、押し付けかねないことを彼女は自分で理解している。 だから、いない。 そう理解している、つもりだ。 20:11 (ballock) 【風華】「なるほど、そういう事だったんですか」確かに厳しいなぁ、とも思いながら尚也の事を考えてるんだな。と思って「それで一人で剣を振ってたんですね」 20:15 (rouge_) 【尚也】「ああ。 ………あれで終わったわけじゃないからね。 何度だって起こるかも知れない、同じことは。 …この街や魔王の巣に関することだって、まだまだわかんないことだらけ。 身体、動かしておくのは悪いことじゃないだろ。」 言っていることは、正論ではある。 20:17 (ballock) 【風華】「そうでもないですよ」穏やかに正論を切って捨ててしまう「迷ったままで下手に動くのは怪我の元です」そう優しげに断言して 20:21 (rouge_) 【尚也】「…言うね。」 はぁ、とため息をついて。言っていることは、分からないでもない。 だけど、なんだか無性に癇に障った。 「それこそ正論だよ。 ……答えが出る問いばかりじゃない。 待っちゃくれないだろ、いろんな出来事はさ。」 彼には珍しく、強い口調で言い返す。 20:24 (ballock) 【風華】「はい、それもその通りです…ですけど。三崎先輩、貴方は【何故まだ戦う】んですか?あんな事があったのに」強い語調になった尚也に、あくまで穏やかに問いかける。見る人が見れば挑発でもするかのように… 20:28 *hikami join #NW我妻 (~hikami@KD121110025098.ppp-bb.dion.ne.jp) 20:28 *hissy mode +o hikami 20:30 (rouge_) 【尚也】「………あんなことがあったからって、戦っちゃいけない理由にはならないだろ。」 ……戦う意欲を、なくしたわけじゃない。 危機がまだ続いているのは、分かっているのだ。 動けるならば、動かなければならない。そんな事は、分かっているのだ。 「春奈は、僕に対して怒ってる。 けど、それは戦わない理由には、ならない。」 ……だが、何かツカエが取れないのだ。 20:32 (ballock) 【風華】「戦っちゃいけない、戦わない理由ではないですね…聞き方を変えます三崎先輩は【何の為に戦うんですか?】」穏やかな口調の中にどこか強さの篭った声。誤魔化しを許さないような 20:34 *kunashi join #NW我妻 (~kunashi@i118-19-72-247.s05.a014.ap.plala.or.jp) 20:34 *hissy mode +o kunashi 20:39 (rouge_) 【尚也】「……そんな高尚なものは、ないね。 僕には、似合わないよ。そういうの。」 ため息をついて、その視線を遮る。 「…ただ、大事なものができてくるんだ。 成り行きなんて理由でも、それでも、戦ってるうちに。 それを護ったり、手伝ったり。 ……そう出来たらいいな、って、思う。 …今も、昔もさ。」 自分の手を見ながら、答える。 …この手で、何が出来るのだろうかと。 そんなことを考えながら。 「…逆に聞かせて欲しいな。 風華は、どうなんだ? 20:39 (rouge_) 」 20:41 (ballock) 【風華】「私の理由は簡単ですよ。ただ、大事なモノの為に。です」胸に手を当て、そう穏やかに言う 20:43 (rouge_) 【尚也】「………そっか。 シンプルで、分かりやすい。 言い切れるのは素敵なことだと思うよ。」 壁際まで歩き、其れにもたれ掛かりながら。 20:44 *Aroth quit ("さらば!") 20:46 (ballock) 【風華】「三崎先輩は…戦う理由、戦わないといけない理由があっても…何のために戦うか。迷ってるんですか?」言葉が重い、自身も正直こういう言い方はあまりしたくはないのだが 20:52 (rouge_) 【尚也】「やらなきゃならない事に、やりたい事はわかってるのさ。 ……分かってるつもりなんだ。 今は、ロイヤルガードの皆を助けたいし、一緒に戦っていきたいと思ってる。 僕なんかでも、助けの一部分くらいにはなれる。 ……そう思ってる。 春奈だって、理夢だって。 …護りたい。」 自分のやりたいこと、やるべきことがぶれているわけでは無い。 無い筈だ。 口にして、再確認する。 20:56 (ballock) 【風華】「なら…何故迷うんですか?」此処で、それなら良いと言えば済む事かもしれない…が「その言葉…本当は自信が無いんじゃないですか三崎先輩は、ただ…自信の無い自分から目を逸らすように言ってるだけなんじゃないですか?」理由があるなら何故迷う、自信を持って言えない。何故…人を遠ざけるような態度を取るのか 21:01 (rouge_) 【尚也】「……分からないから。」 壁に剣を立てかけ、手を頭の後ろで組む。 「……風華は、見てないかな。 あの事件の後、僕が殴られたってのは。 環君は、みんなの思いを踏みにじった、と。 春奈は…何でみんなを信じてくれないんだ、ってさ。 …泣いてたよ。」 もはや、痛むことは無い頬。 だけれど、その声と言葉を思い出せば、また痛むような、そんな錯覚。 21:05 (ballock) 【風華】「星野さんと春奈が…」確かに、直球傾向のある環ならそうだろう。春奈も当然そうだ、きっと…自分の支えたい人からあんな言葉を聞きたかったわけじゃないだろうに 21:10 (rouge_) 【尚也】「……自分の言動が、残された人間にとっては身勝手だったってのは、良く分かる。 死んで、全部終わらせようってのはさ。 それを……教えてくれた奴も、いるし。」 多分、彼女なりの捨て身。 …若しくは、嘘、か。 鈴音と名乗り、何時もとは違う笑みを浮かべた燐の表情を思い出しながら。 「……でも、それでも僕は。 間違ったっては、思ってないんだ。」 21:16 *Aroth join #NW我妻 (~Aroth@hprm-43098.enjoy.ne.jp) 21:16 *hikami mode +o Aroth 21:16 (ballock) 【風華】「……」目を瞑る、きっと誰でもそうだろう。自分が死ねば相手が助かる。あの状況ならそうしようとしても不思議じゃない「わからないでもないです…が、間違っていないと思うなら、これからどうするつもりですか?」間違っていない、そう言いきるということは次に同じ状況になればどうなるか、想像もしたくなくて 21:16 *hissy mode +o Aroth 21:22 (rouge_) 【尚也】「……風華は、ウィザードをやって長いんだっけ。 だからかな、そういう風に答えてくれるの。」 頭からは否定しなかった彼女。 歳の割りには落ち着いた、いや、落ち着きすぎた彼女。 「……それが、分からないんだよな。 …何にも見えてこない。 これまでと同じじゃ駄目なんだ。 …でも、何が駄目なんだろうな。」 21:27 (ballock) 【風華】「色々とは見てきましたから」そう、寂しげに長いという言葉に返して「それは私にもわかりません…ただ、人を遠ざけて自分だけで答えを探しても何も見つかりませんよ?」そうして自分の胸に手をあて、目を瞑って「自分に足りないものを自分の中で探したところで…無い物を見つけられるはずがないんですから」 21:30 *Tamaki quit ("Leaving..") 21:34 (rouge_) 【尚也】「……誰かが答えをくれる。 いや、誰かと答えを見出せ…か。そういえば、僕は何時でもそうだったな…」 ゆっくりと目を閉じる。 本当に倒れそうなとき、道に迷ったとき。 何時も誰かが、一緒にいてくれた。 答えを共に出そうとしてくれた。 今もそうするべきなのだろうか。 分からない。 「…じゃあ、聞くよ。 風華は、何処まで仲間を信じることが出来る?」 21:42 (ballock) 【風華】「そう、ですね…」目を閉じ考える…何処まで信じるのか二年前以来詳しく考えた事はなかった…「…どうなんでしょうね、難しい所です」此処であっさりと信じる。そう言えばいいだけだろう。だが自分だけ誤魔化す物言いをするのもフェアじゃなく 21:48 (rouge_) 【尚也】「…分からないよな。 そんなのってさ。 そこで、強さが分かれるのかもな。」風華の答えに、見せたことも無いような、年齢にしては、あまりに疲れたような笑みを浮かべて。  「…僕は信じてるよ。 こんな僕が、今日まで生きてこられたのは…どっちの世界でだって、仲間がいたからだ。 …仲間の大切さは、分かってるつもりだ。」 ぐ、と、握りこぶしを作り、見つめながら。 「だけど、春奈が死ぬかもしれないって時。 …僕は、最後の一瞬を信じられなかっ 21:48 (rouge_) た。 でもそれは、仲間が信じられないからじゃない。 …人が死ぬのって、簡単だと思うからさ。」 21:50 (ballock) 【風華】「簡単ですね。次の日には笑って過ごせる。そう思っていても次の瞬間に死が訪れる…それが怖いですか?」声は寂しさか、悲しさか…そんな印象を乗せて紡がれる 21:57 (rouge_) 【尚也】「………怖いよ。」 隠すことも無く、言い切って。 「何でこんな世界にいるんだろうな、自分からさ。 …あ、成り行きっていったっけ自分で。」ぽりぽりと頬をかいて。 「…僕は、大好きだった女の子が死んだよ。 全部と引き換えにしたっていい。 それくらいには、思ってた。」 言葉を切り、真っ直ぐに風華に視線を向ける。 「……何で僕らは、まだ戦ってるんだろうな。」 半ば、確信に近いものをもって。 表情から、声音から感じたまま、多分、間違いは 21:57 (rouge_) 無いのだろうと思いながら告げる。 22:00 (ballock) 【風華】「……私は…」尚也の言葉が重く圧し掛かる…あまりにも…辛い事…「……【生きろ】…そう最後に言われました」此処で自身も折れてしまう事もできる、だが…此処で自分も下を向いてしまったら何も変わらない 22:04 (rouge_) 【尚也】「風華にとっては、『生きる』ことが…この世界で、ウィザードとしてある、ってことか。」 それが、今の彼女の原点なのかは分からなかったが。 …それでも、彼女は立っている。「最後の言葉…か。 羨ましいな……いや、ごめん、愚痴か。 僕は、最後は聞けなかったから、さ。」 22:12 (ballock) 【風華】「そう、ですか…私は…護られました…庇われて…」果たしてどっちが幸せなのか、それは…きっとこっちなのだろうかそれはわからない「私はそれ以来、戦う事を放棄もしました…ですが、だからと言って何も変わりませんでした。どこか穴の空いたような虚しさは変わりませんでした…」淡々と言葉を紡ぐ「此処で春奈達に会って、一緒に戦って…それで思ったんです。【同じ思い】なんて絶対にさせたくない。もう、手が届かないのはイヤだって… 22:12 (ballock) !」同じ人間なんて増やしたくない、それは自分の言葉で、命で大切な人間に同じ思いはさせたくない。半ば叫ぶように 22:21 (rouge_) 【尚也】「……ごめん。 僕だって痛いんだ。 風華だって…凄く痛いんだよな。 …女の子だものな。」 少女の叫び。 混じる、様々な感情。 恐怖と信念と……語りつくせない想い。 彼女の傍へと歩み。 触れようか、少し迷って…「座らないか?」 彼女の隣に、腰を下ろした。 22:23 (ballock) 【風華】「……はい」此処まで本心を明かしたのは、二回目か。ただ、叫ぶように感情を思いっきりぶつけたのは初めてな気がする。こくりと頷き、同じように腰を下ろして 22:28 (rouge_) 【尚也】「……風華さ。 …結構無茶な訓練とか、よくしてるよな。 噂してるよ、皆。 …そういう無茶なことしてたの。 今なら、何となく分かる気がする。」 …卓越しすぎた技量の根源。 暗闇での訓練。 正気の沙汰では出来ない訓練。 そんな無茶の理由を垣間見た気がして。 22:31 (ballock) 【風華】「……無茶なのは、まぁ自覚はしてますけど…」普段の穏やかな言葉とは違うが、少し落ち着いて「……皆には言わないでくださいね」 22:35 (rouge_) 【尚也】「言わないよっていうか、言えないよ。」 床に掌をつけ、足を伸ばすような体勢で。 「……僕も基本的にそうさ。 …本来、物臭なんだ、僕。 でも、ロイヤルガードにきてからは、鍛錬を怠らないようにしてる。 僕が訓練する理由は、怖いからさ。 足りないのが、怖いんだ。 …風華も、そういうところがあるんじゃないかな。 …違うかな?」 同業のよしみ、ともちがう、何処か同じような痛みを背負ったものとして。 ぼんやりと呟く。 22:38 (ballock) 【風華】「……否定はしません。物臭というわけではないですけど…ね」否定はできない、実際に何かが足りない事も怖い。だが自分のできない事はわかってる。だからこそできることは… 22:43 (rouge_) 【尚也】「ん……そういう感覚、分かっちまうのがいい事なのか悪いことなのか。」風華の答えに、自身を重ね合わせて。 自分は、どうするべきなのだろうと、改めて考える。 「…質問してばっかりの気もするな。 ま、こういう機会だから我慢してもらおうかな。 もう一つ、いいかな? 風華は……自分に、自信があるか?」 彼女のほうに首を向け、求めるように問いかける。 22:47 (ballock) 【風華】「……自信があるように見える。といわれた事はありますが…正直なところありません…ね」目を瞑り正直に答え「ただ…私は…迷いません」自信が無いからこそ、迷わない。どこか矛盾するような言い方ではあるが「迷いは…自分ではなく…隣人を殺してしまいますから」ぽつりと呟く言葉に言葉の全てが乗っていて 22:53 (rouge_) 【尚也】「迷わない、か。………迷い……。」 自分の迷い。 自分の命に、決意に対しての事だろうか。 ……迷わない。 「………信じた道を、ただ行く、か。 …少し、判った気がしたよ。」 22:56 (ballock) 【風華】「……そうですか。これだけは言わせてください」そう、穏やかな口調に戻ってきて「決して…自分の命を軽んじないで…くださいね」大切な人が命をとして目の前で散った。その過去を持つ人間からの言葉。これだけは、言わずには居れなかった 23:02 (rouge_) 【尚也】「………もう、それに関しては怒られたよ。 なんつーか、普通に怒られるより、ずっとキツイ方向で。」 自分に接する態度をがらりと変えた燐の事を思い出し。 ……誰かがいなくなる、消えてしまうという痛みを、不器用な方法で伝えようとしてくれたのだ、と。 そう、今は思っている。 「…そういやさ、最初から決めてたんだったんだ。 …僕は、みんなでレイセニアに、勝つ。 ……それを曲げない。 …それが、迷わないってことじゃないか。 …なんかさ、今 23:02 (rouge_) 。 ふと…そう思った。」 長い溜息と共に。 …何処か、憑き物を落としたように。 言葉を紡いだ。 23:03 *hissy quit ("Leaving...") 23:06 (ballock) 【風華】「……やっと、元の顔に戻りましたね」そうして微笑む「此処まで話させないでくださいよ」少し冗談交じりに言葉を紡ぐ。本当なら此処まで喋るつもりは毛頭なかったのであろう「もう、大丈夫ですよね?」 23:11 (rouge_) 【尚也】「ほんというと、まだまだ不安なことは沢山在る。 うん……残酷な世の中だけどさ。」エルシアの笑顔と、最後の表情がフラッシュバックする。  「……せめて、目標くらい綺麗でいきたい。 そして、それをやるしかないって。 …皆、笑ってるほうがいいもんな。」涙を浮かべた春奈と、あえて他人の表情を浮かべる燐が脳裏に浮かぶ。  「風華だって、さっきまでの表情より今の表情のが、ずっといい。 …そういうことなんだと思うよ、結局はさ。」  23:14 *hissy join #NW我妻 (~hissy@121-84-159-124.eonet.ne.jp) 23:14 (ballock) 【風華】「本当だったら泣きたいくらいだったんですよ?」冗談か本気かわからない事を言いつつ、今の表情の方が良いというのは同意する「それじゃ、判った所で。皆にもちゃんと自分の意思を自分の言葉で伝えてきてくださいね。あと謝る事も忘れずに…そしたら引っ叩くのは今回は止めてあげます」エイラベスタと対峙した際に尚也に引っ叩く宣言をしたものだが、とりあえずは置いとくことにした 23:14 *kunashi mode +o hissy 23:21 (rouge_) 【尚也】「そりゃ残念。 女の子の涙は世界にとって貴重品なんだけどな。 でも、笑顔はその上を行くもんだろうさ。」 少し戻ってきた、軽口。 「謝るより…お礼を言いたいかな。 皆には。 出会えて有難うってさ。 だから、風華にも有難う、だ。」 ……言い終えてテレが出てきたのか、げほごほと咳払いをして、立ち上がる。 23:23 (ballock) 【風華】「やっぱり、三崎先輩って大概だと思います」何に対してなのかは置いといてそういわれるとどこか気恥ずかしくて頬を若干染めて「どういたしまして」そして礼を言われると微笑を尚也へと向けて、自分もゆっくりと立ち上がる 23:25 (rouge_) 【尚也】「なんかひっどい事いわれた。」 うへ、と顔をしかめるような表情をして見せた。 「……っし。 気合も入った所で、1ラウンドやっていかないか? なんか今、動きたい気分なんだ。」 23:27 (ballock) 【風華】「はい、良いですよ」ぱぱっと腰についた埃を落として「簡単に隙を見せたら決めちゃいますからね?」こいつが言うと本当に一瞬で決めてしまいそうなのが怖い事を冗談っぽく言いつつ笑みを浮かべ承諾する 23:32 (rouge_) 【尚也】「風華がいうと、マジに聞こえるから怖い。 お手柔らかに頼むよ。」 視線を、立てかけた剣に向ける。 必要ないな、とでも言うように、首を振った。 精神を集中させ、手を横に突き出す。 僅かな、魔力の流れ。 ………一瞬の波紋。 それが収まる頃には、握られているのは青い刀身の剣。 「…ということで、こっちも全力だ。 …ほら、やっぱどっかで見てるだろ?」 はいはい、と照れくさげに返す戻ってきた相棒と、風華に笑いかけながら。 構える。 23:34 (ballock) 【風華】「やっぱり、良い相方ですね」くす、と笑って…こちらは無手。刀を出さないのは手加減の意味ではない「それでは、始めましょうか」そう軽い声で開始を合図した 23:37 (rouge_) この日、遅くまでシュミレータールームからは、剣を打ち合わせる金属音が聞こえたという。 ………皆で、戦う。 忘れかけた決意を、強固なものへと変えて。 日は、明日へと移り変わっていく…… 23:37 (rouge_)   23:37 (rouge_)   23:37 (rouge_)