20:21 (Tamaki_)   20:21 (Tamaki_)   20:21 (Tamaki_)   20:22 (Tamaki_) 【???】「ここが……我妻市か」 20:23 (Tamaki_) 駅から出て大きく伸びをする。あまり表へ出たことが無いのに、あろうことか北海道からの長旅。すこし疲れが溜まっている 20:23 (Tamaki_) 【???】「でも、そんなこと言ってられない……」 20:25 (Tamaki_) 大体の経緯は東雲女史から聞いた。だからこそ、いてもたってもいられなくなって飛び出して来たのだが 20:25 (Tamaki_) 【???】「えっと……総合病院の場所は……」 20:26 (Tamaki_) 地図を確認しようとして歩き出す。と、その時、通りかかった人とぶつかってしまった。 20:26 (Tamaki_) 【???】「きゃっ! ……あ、すみません」 20:26 (Tamaki_) RPどうぞー) 20:31 (rouge_) 【尚也】「あー……ようやく我妻市か。 向こうさんもいろんな所に現われてくれる、こっちに来いとまでは言わないけどさ…。」 先ほど、駅より出てきたばかりだ。 また、やつが出たというのでの確認に向かった。 更に状況がややこしくなるのを感じつつも… 「…何か見てかえるか。」 駅前まで来たのだ、見るものもあろう、と、急に振り返ったのが良くなかった。 「うあっ、と、と、ごめんなさい。」 不覚だ。 20:33 (Tamaki_) 【???】「いえ、こちらこそ不注意でした。ごめんなさい」 そう言って謝る黒髪の女性。白いワンピースに身を包んでおり、抜けるように白い肌も相まって、どこか浮世離れした印象を与える 20:36 (rouge_) 【尚也】「こっちもちょっと前見てなくて。 ええと…怪我とか大丈夫です?」 ここら辺では見ない、綺麗な人だなあ、何て考えつつ。 なんとなく、自分の知る姫君を思い出したような、そんな気がした。 20:38 (Tamaki_) 【???】「ええ、大丈夫です。……あ、すみません。少々お尋ねしたいことがあります。いまお時間よろしいでしょうか?」 尚也をまっすぐ見つめて話す。その顔立ちに、尚也は見覚えがあった 20:41 (rouge_) 【尚也】「ああ、ええ。 (……ロマンス? …いや待てばかな事は考えるなこういう事に期待をもっちゃ駄目なんだちょっと春が来たかなーなんて喜んじゃ駄目だ。 綺麗なお姉さんに声を掛けられて時間いいですかでめくるめく春先タイムああ素晴らしい。 …って、ちょっと環君に似てるな、そいえば。)」 無体なことを考えつつ、答えを返した。 20:44 (Tamaki_) 【???】「……すみません。この街に来たばかりで、地理がよく判らなくて……。総合病院の場所を教えていただけますか?」  20:47 (rouge_) 【尚也】「病院、何処か具合でも? それとも、誰かのお見舞いです? えーと…どう説明するかな…(…そりゃそーだよなあ、道聞かれる辺りが関の山だよな一般的には。 だから期待するなって話だよなーうん。)」 総合病院の方角を向いて、どのように解説するのが一番わかりやすいか、何て考えながら。  20:49 (Tamaki_) 【???】「ええ、身内がちょっと、ひどい事故で入院したと聞いて地方から出てきました」 淀みなくすらすらと答える 20:52 (rouge_) 【尚也】「そりゃ、お気の毒で…」 とはいえ、見舞いに着てくれる人がいるのはいいことだ。 それがこんな美人さんならなおさらだ。 その身内とやらにお前は幸せものだなと心の中で語りながら ここからはちょっと道が入り組んでいることを思い出し。 「んー…あ、何か書くものとかあります?」 20:54 (Tamaki_) 【???】「……えっと……すみません。筆記用具は持ってません」 左手に提げていたハンドバックを軽く見て、溜息一つ 20:59 (rouge_) 【尚也】「…困ったな。」 (…シェル姉、紙もってきてたっけ?) 【シェルファ】(…あんたがそこまで準備のいい人間だって自分のこと理解してる?) (…だよなぁ。)  意識の中で、相棒と会話をかわす。 とりあえず、地図作戦は失敗したみたいだ。  「…あー、じゃあ、わかりやすい道に出るまで案内しますよ。 ここからだと、ちと面倒ですし。」 まあ、いいか。 どうせ、後は帰って休むだけの日だ。 21:00 (Tamaki_) 【???】「よろしいのですか?」 困った顔から一転、華やいだ笑顔になる 21:02 (rouge_) 【尚也】「どうせ、後は帰るだけでしたし。」 そういう表情をされると、こういう親切も悪くないなと素直に思える。 「それじゃ、行きましょうか。 30分も歩けばつきますよ。」 21:05 (Tamaki_) 【???】「あ、はい。よろしくお願いします」 ぺこりと綺麗なお辞儀をする。背筋の伸びた礼。それだけで育ちのよさがにじみ出ている。 「申し遅れました。私は大神輝夜と申します。案内、よろしくお願いします」 21:10 (rouge_) 【尚也】「大神輝夜さん、ですか。 ああ、僕は三崎尚也っていいます。」 ああ、うん、知り合いの姫君をホント思い出すなあ、こういう感じ、何て少し回想に浸りながら。 …回想に…。 「……大神、大神…」 どこかで、聞いた覚えのある名前だった。 改めて、輝夜の容貌を眺める。 …環に似たその容姿。 「…あー……」 うん、繋がった。 21:11 (Tamaki_) 【輝夜】「えっと、どうかなさいましたか? 三崎様」 ぼんやりとした様子の尚也に首をかしげて 21:15 (rouge_) 【尚也】「ああ、いや。 輝夜さんがこれから見舞いに行く相手、なんか僕知ってるんじゃないかなーとか、そんな事を考えましてね。」 歩き出しながら、環の言葉を思い出す。 ……大神輝夜、確か…人狼族族長だなんていってたっけ… 「ぞくっ!?」 ヤバイ超VIPじゃないかこれ僕なんかが対応していいのか!? …俄かに慌てた。 21:18 (Tamaki_) 【輝夜】「あら? あなたひょっとしてロイヤルガードの方?」 その慌てぶりをみてすっと近づき、耳元で囁く 21:19 (rouge_) 【尚也】「ああ…ええ…まあ。」 その囁きに、同様に小さな声で返して。 21:21 (Tamaki_) 【輝夜】「そう……」 彼女の雰囲気が若干変わったような気がした。「では、私がどんな立場にいるかも、理解していらっしゃるのかしら?」 少し意地悪く唇を吊り上げて、そう問うてくる 21:25 (rouge_) 【尚也】「……。」 異世界で、何人かの姫君を見てきた。 一ついえる、奴らの外面と内面は別物だ。 それに泣かされたことはもはや星の数。 …そして、目の前の少女もそういうタイプ、ということなのだろうか。 「僕も忙しかったので全部は把握してませんよ。 詳しくは。 ただ、輝夜さんが気軽に出歩ける立場じゃないって事くらいは、簡単には。」 21:27 (Tamaki_) 【輝夜】「そこまで知ってらっしゃるのでしたら十分です」 にっこりと笑って 「それでは、病院までのエスコート、お願いしますね」 21:28 (rouge_) 【尚也】「え…いや…。」 ……首を傾げる。 …はて、分かりやすい道まで案内するっていうだけの話だったんじゃなかったっけ? と、自問自答。 「…そ、そういう話でしたっけ?」 21:31 (Tamaki_) 【輝夜】「右も左も判らない私を放ったらかしにするの? “ロイヤルガードの人たち”って随分薄情なんですね?」 急にしゅんと心細そうな声で俯きがちに呟く。下手をしたらこのまま泣き出しそうなほどか弱く見えた 21:33 (rouge_) 【尚也】「ああ、いや! いやいやいや、そういうことは無いですよ」 21:33 (rouge_) …弱かった。  とても、弱かった。 ……いいさいいさ、男なんて、単純なくらいでいいんだ。 21:33 (rouge_) …心の中で、ちょっと涙を零した。 21:35 (Tamaki_) 【輝夜】「……では、案内よろしくお願いします。三崎様」 もう一度ぺこりとお辞儀をして、綺麗な笑顔を見せる。屈託の無い笑顔は姉弟一緒らしい 21:39 (rouge_) 【尚也】「分かりましたよ、お姫様。」 ふう、と一つため息をついて。 深呼吸する、覚悟はついた。 何、帰りに歩く距離がちょっと増えるだけ、そんなに苦労することも無いさ。 …それに何より少し黒い所も見受けられるけど、美人と歩くのは悪い気分じゃない。 「じゃ、何事も無かったように向かいましょうか。」 21:42 (Tamaki_) 【輝夜】「あ、一つ訂正」 指を一本たてて胸をそらし 「『お姫様』と言うのは止めていただけませんか? ここは人狼族の里では無いのですから」 ついさっき自分が姫であることをかざしたのに、舌の根も乾かぬうちにそんなことを言う 21:46 (rouge_) 【尚也】「へーい…」 寧ろこう、嫌味のつもりで口にしたのだが。 …まあ、自分にそういう事が似合うわけでもない。 其れに…自分のセンサーが反応している。 口答えの出来るタイプでは無いと。 【シェルファ】(ヘタレ。) さくりと、言葉のナイフで肺腑を抉る相棒。 魔剣だけに深く突き刺さるのか…なんて栓のないことを考えつつ。 「環君が羨ましいです、こんな美人で聡明なお姉さんがいて。」  21:49 (Tamaki_) 【輝夜】「……何故貴方が私と環の関係を知っているのかしら?」 声が硬い。見れば笑みを消した輝夜がまっすぐ尚也を見据えている。 「秘密ですよ」 今更ながら環の言葉を思い出した 21:53 (rouge_) 【尚也】「…ああ……」 複雑な事情も聞かされていたのを思い出し、彼が思い悩むように、此方もか、と、認識する。 認識している同士なら、とのことではあったのだが。 「聞かせてもらったんですよ、本人から。 唯それだけです。 …ごめんなさい、ちょっと口、軽かったですかね。」 足は病院のほうに進めながら。 素直に謝罪する。 21:55 (Tamaki_) 【輝夜】「そう……あの子が……。随分とあなたに心を開いてるんですね、あの子」 少しむすっとした調子でそう呟く 21:58 (rouge_) 【尚也】「いや、そう、なのかな。 仲は、わるくはない…とは思いますけどね。」 山を駆け下りてくるときのヤツの攻撃、半ば本気が混じっていた。 …あれは中々スリリングな特訓だったと思い出しつつ。 22:00 (Tamaki_) 【輝夜】「そうでなければ、私との本当の事なんて話しませんよ」 不機嫌そうに続けて 「……ちょっと羨ましい」 22:02 (rouge_) 【尚也】「……弟さ…いや、環君のこと、大事なんですね。」 途中で咳払いで言い直し、その不機嫌そうな表情を眺める。 22:03 (Tamaki_) 【輝夜】「当然です! そうじゃなければ仕事ほったらかしてこんなとこまで出向いたりしません」 まて、今このお方はトンデモナイコトを口にしなかったか? 22:06 (rouge_) 【尚也】(わーブラコンだー)【シェルファ】(いいじゃない、美人なら。) 半目で、何か悟ったような会話を相棒と。 「…えーと、大丈夫なんです?」 一応、聞いておいた。 22:08 (Tamaki_) 【輝夜】「大丈夫じゃないでしょうね。多分、下手したら追っ手が出されてるかも」 さらにさらりと言ってのける 「ああ、三崎様、気をつけてくださいね。ひょっとしたら貴方が誘拐したって勘違いされるかも」 22:10 (rouge_) 【尚也】「はっはっは、追っ手ですか。 そりゃ仕事熱心な方たちですね………え?」 晴れやかな気持ちのまま、頷きながら言葉を流そうとした。 …目をしばたかせ、言葉を噛み砕く。 「……いやちょっと待て、その理屈はおかしい。」  22:10 (rouge_) 思わず、敬語を忘れた。 22:13 (Tamaki_) 【輝夜】「きっと里の者達は『姫がこんなことするのはおかしい。きっと誰かに唆されたにちがいない』などと、勝手にでっち上げてるところでしょうね。所詮族長とはとはいえ、偶像みたいなものですから」 少しばかり寂しさの滲む声色で答える 22:18 (rouge_) 【尚也】「………なるほど、そういうお話ですか。」 静かに頷いて。 「王族なんてやってられないお仕事…か。 …僕なんかには分からない世界ではあるかな。」 かつての仲間の言葉を思い出しながら。 22:19 (Tamaki_) 【輝夜】「まるでどこかの王家の方とお知り合いみたいな口ぶりですね」 尚也の言葉を聞き、そう返す 22:23 (rouge_) 【尚也】「古い知り合いに、ちょっと。」 一応、注意はしておこうと辺りに不穏な気配は無いか確かめつつ。 「…立場と自分の両立が大変だ、何てぼやいてたっけ。」  22:24 (Tamaki_) 【輝夜】「そう……一度お会いしてみたいですね、その方とも。気が合いそう」  22:26 (rouge_) 【尚也】「はは、中々難しいとは思いますけどね。 ちょっと、遠い国なんで。」 流石に、世界をまたいでなんて無理だろうな…なんて青い気分に浸りつつ。 「でもまあ、僕の知ってる限り、その人は両立させてた…かな。 自分も、立場も。」 22:28 (Tamaki_) 【輝夜】「そう、優秀な方なのね。その方は」 22:30 (rouge_) 【尚也】「どうだろ、だからその、誰でも結局は気合って話なんじゃないんでしょうか……って、事情の良くわかんない人間の言葉ですけどね。」 いらないこといってる、と、自分でも思いつつ、足を進める。 22:32 (Tamaki_) 【輝夜】「そう。……ふふふっ、ひょっとして応援してくれてるの?」 イタズラっぽい笑みを浮かべて、尚也の顔を覗き込む 22:36 (rouge_) 【尚也】「うわっ!?」 急に目の前に輝夜の顔が現われて。 「そりゃ、目の前でそういう顔されて、応援したくならないわけないじゃないですか。 それに環君も、輝夜さんのこと話す時、笑ってたんですから。」 22:38 (Tamaki_) 【輝夜】「あら? そうでした?」 ふいっと顔を逸らして 「ほら、急いでください。早くしないと追っ手がきてしまいますから」 そう言って尚也の手を引っ張り、急かす 22:40 (rouge_) 【尚也】「ああ、分かってますよって、そっち違いますから!」 先に進もうとした輝夜を引き止めつつ。 「しかし追手ってのが物騒だよなあ…。 こっちです、さくっと行っちまいましょう。」  22:43 (Tamaki_) 【輝夜】「クスクスっ。 ええ、ちゃんとエスコートしないと大変ですよ」 笑いながら尚也の案内に従う 22:46 (rouge_) 【尚也】「ふう…お姫様を秘密裏にエスコート、シチュエーションとしちゃ、かなりいい感じなんだけどなあ…。 ま、僕もひとだんらくしたし、環君の見舞いには行かないとな…。」(今日は、姉妹…じゃない姉弟水入らずがいいとは思うけど、ね。) 22:49 (Tamaki_) 【輝夜】「止めてっていったのに、聞いてくれませんでしたね? ペナルティ1です」 人差し指を立てて注意した後、その指を前方に見えるクレープ屋の屋台へ向ける 「罰としてシナモンアップルアイスを一つ」  22:52 (rouge_) 【尚也】「………パターンとして、断ると酷い目にあうのは僕だってオチですよね…」 クレープ屋を見る。 何度か見かけたものだった。 味はとてもよいのだけど、材料に拘っているのか中々素敵なお値段のする所だ。 こういうことが分かってしまうのが地元民の強さか悲しさか。 「…買ってきまーす。」  【シェルファ】「よわっ! めっちゃよわっ!」  22:54 (Tamaki_) 【輝夜】「できるだけ早くお願いしますね。追っ手が来るかもしれませんし。アイスが溶けちゃうと美味しくなくなっちゃいますから」 にこやかな笑顔で手を振って見送る。急かしたのは後者の理由が大きい気がしないでもない 23:00 (rouge_) 【尚也】「………振り回されてるなぁ……」 千円札を出して少ないお釣りを受け取りながら、ぼやく。 「の割には、満更でもなさそね。 M? …ああ、今更ね。」相棒の言葉は、何時でも辛辣だ。 「…振り回されるの事態は、嫌いじゃないのかもね。エルシアともそうだったし。…ちょっと思い出した。」 遠い目で。 「…思い出しただけだよ、別に、彼女になんか関係があるわけでもない。 …あーちくしょう美味しそうだな、自分の分も買うかな…」 迷いつつも、結局自 23:00 (rouge_) 分のものは買わずに、アイスを手に戻ってくる。 「ほい、お姫さ…じゃない、輝夜さん。」 23:02 (Tamaki_) 【輝夜】「ん、合格」 にこやかに受け取って小さく一口齧る。途端に幸せそうに目を細め、むぐむぐと咀嚼する。こういったところも環とよく似ている 23:04 (rouge_) 【尚也】「もの食ってる時の表情はそっくりだな…ホント…」 休憩時に弁当を実に幸せそうに食べていたのを思い出しつつ。 「やっぱ、いいきょうだいなのかもしれませんね。」 なんていいながら、先を目指した。 23:06 (Tamaki_) 【輝夜】「? ……っ」 少し顔を赤らめて 「コラ、女性が食事してるところをまじまじと見つめるものではありませんよ」 そう年下にするように注意する 23:08 (rouge_) 【尚也】「いや、ごめんなさい、つい。」 漸く一本取れたかな、なんて思いつつ。 「この街、美味しい店、結構ありますし。 何時か、環君と回ってみたらどうです?」 23:12 (Tamaki_) 【輝夜】「……まぁ、憶えておきましょう」 顔赤いまま、もう一度はぐっとクレープをくわえる 23:14 (rouge_) 【尚也】「ええ、覚えておいてください。 地元だけに、細かいことはなんとなく分かりますんで。」  23:16 (Tamaki_) 【輝夜】「……」 ここでぴこーんと閃いた。意地悪な笑みを唇に貼り付けて 「それはひょっとして、またエスコートしますっていうデートのお誘いかしら?」 23:20 (rouge_) 【尚也】「うぇっ!?」 声がひっくり返る。 それは少し、予想外の返しだった。やはりこの人は侮れない。 「……や、まあ、それはそれで望む所ですけどね。 綺麗な人と町を歩くのは、それだけで楽しいものでは在りますし。」 23:23 (Tamaki_) 【輝夜】「そう……なんならたまちゃんも女装させて一緒に歩かせましょうか? 両手に花なんて、めったにできない体験でしょう?」 意地悪な顔のままさらに追撃をかける 23:27 (rouge_) 【尚也】「………。」 考えた。 輝夜、その黒髪と貴人めいた雰囲気、性格さえ考慮しなければ共に歩くにはとても素晴らしい女性だ。 環君…いや、ここはたまちゃんと呼ぼう。 …ボーイッシュな容姿と意外性、羞恥に震える姿、恥ずかしげな表情。 …並べて歩く。 「……うおう。」 ビジュアル的には満点だと思いました。 「あんた今人間として終わったわよ。」 相棒が冷たく突っ込みを入れた。 23:30 (Tamaki_) 【輝夜】「乗り気みたいですね。久しぶりにたまちゃんにお化粧できるし……。明も連れてくればよかったかなぁ」 23:33 (rouge_) 【尚也】「後で僕の身が危なくなって表歩けそうになくなる以外は、面白いアイディアだと思いますよ。」 その後の顛末を考えると、実現は難しそうであるが。 楽しそうに語る姉に…愛されてるな、環君なんて同情と微笑ましさを感じつつ。 23:35 (Tamaki_) 【輝夜】「くす、じゃあちゃんとデートコースは考えておいてくださいね」 そう微笑んで、くしゃりとクレープの包み紙を丸めた 23:37 (rouge_) 【尚也】「そのときがきたら、また連絡ください。 あ…今度は、追手のこない状況でお願いしますよ。」 23:39 (Tamaki_) 【輝夜】「ええ、約束です。ただし、覚悟してくださいね。約定というものは重いですよ。特に、人狼の長との約定とあらば……」 すごく意味深な言葉を言い放つ 23:43 (rouge_) 【尚也】「…約束を破るのなんて、とても簡単だ。 …だからこそ、僕はそういうの、守ることにしてますよ、生きてる限り。 そもそも、出来ないことなら…約束はしないんです。身の程分かってますから。 …って、そういう重い話じゃないな。 また遊びましょう、でいいのかな。 つまりは。」 23:45 (Tamaki_) 【輝夜】「……ええ。三崎様、貴方のその考え方にはとても好感が持てます。好きですよ、そういう人は」 綺麗な笑顔で告げる 23:50 (rouge_) 【尚也】「そりゃ、明栄です。」 瞳を閉じて頷く。悪い気は、しなかった。 「あー…後、今回はエスコートなんですけど。 次は、遊びなんですよね。 …様を付けられるほど、立派な人間でもないんで、ご考慮お願いします。」 病院が、見えてきた。 何階に、彼はいるんだったかなんて考えながら。 23:51 (Tamaki_) 【輝夜】「そうですか……、でしたら三崎様、お幾つですか?」 と年齢を尋ねる 23:53 (rouge_) 【尚也】「ええと、18ですね。」 でも高校3年生なんだよなー、と、自身でがくりときつつ 23:56 (Tamaki_) 【輝夜】「私は19なので私のほうが年上ですね。では、“尚也君”というのはいかがですか? それとも、たまちゃんみたく“なおちゃん”と呼んだほうがよろしいですか?」 にこやかな笑顔で言う 23:58 (rouge_) 【尚也】「…………勘弁してください、輝夜サン」 がくり、と頭を下げた。  「っくははははははは! なおちゃん、はねーわ。」 ちなみに相棒は爆笑していた。 00:00 (Tamaki_) 【輝夜】「響きはカワイイのにー」 ちょっと残念そうに口をとがらせる 00:05 (rouge_) 【尚也】「……いや可愛いのが問題なんだと思いますよ。」 ふ、と遠い目をして。 「尚也君、のほうでいいです、そっちでお願いします。」 00:07 (Tamaki_) 【輝夜】「わかりました、尚也君」 そう言って前を向くと、そこは病院前 「結構、大きいんだね」 00:09 (rouge_) 【尚也】「…追手の方は、来なかったみたいですね。」 辺りを見回す、気配は特に感じられなかった。 「…僕、どうしましょうか? 還り、駅まで戻れますよね?」 00:11 (Tamaki_) 【輝夜】「うん? 折角ですし、たまちゃんのお見舞いはしていかないのですか?」 そうたずねる 00:12 (rouge_) 【尚也】「それは、またの機会にしときます。 今日は、家族水入らずがいいんじゃないかって思いますよ。」 00:13 (Tamaki_) 【輝夜】「そう? でしたらお言葉に甘えますね。ここまで案内していただいて、ありがとうございました」 そういって深々とお辞儀をする  00:16 (rouge_) 【尚也】「はは、ほぼ強制的だったのに、よく言います。楽しかったですけど。 ああ…連絡先とか教えといたほう、いいんでしょうか? 」 00:18 (Tamaki_) 【輝夜】「必要ありません。もう知っているもの。それに……追っ手にはもう追いつかれていますよ」 尚也のすぐ横にいつの間にか腰まである長い髪を結わえた長身の女性が立っている。彼女の手には尚也の0-phonがある  00:20 (rouge_) 【尚也】「…な…」 ポケットを探る、無い。 【シェルファ】「いまのは、あんたの油断。 弁明の余地は無いわね。 病院が見えて、安心したでしょ。緩いのよ、そういうところ。」 00:26 (Tamaki_) 【???】「輝夜、環が心配なのは判るけど、こうゆうことやるなら事前に言って。残された書類の山を見て、柚葉が悲鳴を上げていた」 親しさがにじみ出る口調で輝夜に注意する女性 【輝夜】「ごめんね明。でも、石頭のご老体たち説得する時間が惜しかったの」 そう謝った後で尚也に向き直り 【輝夜】「紹介しますね、尚也君。彼女は星野明(ほしのあかり)。私の側付きで今回の追っ手。環のもう一人のお姉さん」 00:30 (rouge_) 【尚也】「ああ…さっきの言葉に出てきた…。」 そういえば、環の言葉にももう一人の姉の存在があった。 「えーと…つまり踊らされてたって事になるのかなぁ…まあ、いいんだけど、それは。 三崎尚也です、見事な足捌きです、明さん。」 00:32 (Tamaki_) 【明】「星野明だ。弟が世話になっている」 そう言って0-Phonを返し 「私達二人の連絡先を登録しておいた。輝夜が勝手なことをしそうになったら私に連絡を」 【輝夜】「ちょっと! それはひどいんじゃない!?」 00:34 (rouge_) 【尚也】「な、仲いいんですね…」 タイプは全く違うように見えるが、かみ合っているようにも思える。 今まで見せていたのとはまったく別の輝夜の表情に、あー、まあ、お姫様の幻想なんてこんなもんだよなー、とか思いながら。 00:37 (Tamaki_) 【明】「……何せ、幼馴染だからな。輝夜の我が侭には散々振り回されている」 苦笑しながら言う明と 【輝夜】「うー、後で憶えていなさい!」 赤くなってそっぽ向く輝夜 00:39 (rouge_) 【尚也】「このまま、二人でお見舞いに? …環君、喜ぶと思いますよ。」 内心、大変そうかなあ、ともおもったが、そこは言わないで置こう。 「それじゃあ、輝夜さん、改めて、またの機会に。 明さんも、機会がありましたらまた。 …今度は穏便に近づいてくれると…いや、流石に、二度目は油断しませんから。」 00:41 (Tamaki_) 【輝夜】「ええ、また。約束、忘れないでくださいね」 【明】「これからも環のことをよろしく頼む。それと、次に会うときに期待する」 二人も笑顔で尚也を見送る 00:46 (rouge_) 軽く手を上げて、病院の前を去っていく。 「…きょうだい、か。」 輝夜、そして明に続いて、自分の妹の顔が浮かんだ。 「…なんか、振り回されたなぁ…。 ……環君、無事だといいけど。」 だけど、思い返してみれば、楽しかったとは思う。 「ま、羨ましいぞ環君、ってことでいいかな。 頑張れ。」 何階にいるかまではわからない。 しかし、病院のどこかにいるであろう彼に向けて、そんなメッセージを送った。 00:47 (Tamaki_)   00:47 (Tamaki_)   00:47 (Tamaki_)