23:07 (Ponko0)   23:07 (Ponko0)   23:07 (Ponko0)  私はそれを見たわけじゃない。何かを話されたわけじゃない。 23:07 (Ponko0)  だから…何ができるって聞かれたらきっと何も出来ないとしか答えられない。 23:07 (Ponko0)  だから…何しに来た、と聞かれたら分からない、と答えるかもしれない。 23:07 (Ponko0)  何も知らない、知られてない相手から掛けられる言葉なんて本当に響く物じゃない。 23:07 (Ponko0)  それだけは、ずっと人に背を向けて無理だと自分を誤魔化して来たから…分かる。 23:07 (Ponko0)  じゃあ何でここにいるんだろう。 23:07 (Ponko0)  扉を目の前にして…自問する。 23:07 (Ponko0)  「大変だったね?」違う 「大丈夫?」違う そんな事が聞きたいんじゃないし… 23:07 (Ponko0)  言葉に詰まったまま扉を見やる。…何を言おう…か。うじうじと考え続ける時間は… 23:07 (Ponko0) 【レーミィ】「あー!もうなによ辛気臭い部屋に辛気臭い見舞い!あーもー!イライラするぅー!!!!!」ずばんっ!!! 23:07 (Ponko0)  扉の開く音と共に…終わりを告げた。 23:11 (Ponko0) (きゅー 23:12 (Tamaki_) 【環】「……ちとせ? それにレーミィ?」 急に開かれた病室のドアを見て、びっくりしてる 23:18 (Ponko0) 【ちとせ】「…ん…その、…(言葉に詰まる。第一声が出てこない。)…こんにちわ。…(パタン、後ろ手に、慌てて扉を閉め…)…怒りに来たよ。」小さな笑顔を浮かべ…軽く呟いた 23:19 (Tamaki_) 【環】「そっか……」 少し考えた後で 「もう伝わっているんだな。あの事件のこと」 そう返す 23:23 (Ponko0) 【ちとせ】「シュナさんが伝えに来てくれたよ。…でも、私はその事について責めよう…っとかなんで話してくれなかったんだー…っとか…そういうのは私から聞く事じゃないって思ってるから…。実際!(わたわたと手を振って)私…その、何も知らないし…そんな私が何か言ってもお前には関係無いー!って感じかもしれないし…その。」言葉を必死で探し 23:25 (Tamaki_) 【環】「……うん、すまなかった」 必死で言葉を探しているちとせをみながら謝り 「心配かけたみたいだな」 そして思いついたようにもう一度頭を下げる 「もう一つ謝ることがある。すまない」 23:27 (Ponko0) 【ちとせ】「なんで謝るの?心配掛けた…とかだったら謝られる事じゃないよ。…だって、ほら…私も心配皆に掛けっぱなしだし…そんな事言ったら…私なんか一生ずーっとずーっと謝りっぱなしだよ?」 【レーミィ】「ちとせのは…あぶなっかしいってゆーか…なんてゆーか」相棒はため息 23:29 (Tamaki_) 【環】「……ちとせから貰った羽のアクセ。あの事件の時に失くしたんだ」 すこし俯いて、かつてアクセがあった左腕をさすり 「だから……ごめん」 また頭を下げる 23:32 (Ponko0) 【ちとせ】「…ぁ。…アレがお守りになって、環君が生きてられたって思えるならそれでも充分じゃないかな…。」そして左手に目をやる。「…それでも寂しいね。私は弱いから、そういう一つ一つの事で励まされたり、落ち込んだり…。」横の椅子に腰を下ろし…ふぅ…と息を付いて 23:34 (Tamaki_) 【環】「……俺も一緒だ。弱いよ」 ちとせの顔を見ながら言う 23:37 (Ponko0) 【ちとせ】「うん、…弱いね。」ためらう事なく返す。 「だって…強い人なら、私のお守りなんて必要ないもん。環君はね…私が始めてなんていうのかな…一緒に頑張ろう…って思える人なんだよ。ずーっと落ち込んだり…背中押してもらったりしてた私が始めて一緒のラインで一緒に頑張れるかなって…。」  23:37 (Ponko0) 【ちとせ】「…だって、弱くないと強くなれないよ?」首をかしげ…目を見返して 23:40 (Tamaki_) 【環】「……」 きょとんとした顔でちとせの顔をみつめる。真正面から弱いと言われた。むしろ今はそれが小気味よいくらいすんなり胸に入ってきた。「……確かに、その通りだ」 23:41 (Ponko0) 【ちとせ】「…だからあれは、一緒に強くなろうね…一緒にかっこよくなろうねっていう意味のお守り。」ふわっと微笑む 「言ってたでしょ?アレを付けてくれてると私も頑張ろうって思えるって。」 23:43 (Tamaki_) 【環】「……ああ、そうだったな」 ゆっくりと左腕を右の指先でなぞる 23:45 (Ponko0) 【ちとせ】「…せっかくだもん。今日は一杯話そ…?思い出してみたら…私も、環君も実際はあんまり喋ってないよね…相談とか、一緒に戦ったりとか、そういうのは結構あったけど。」 【レーミィ】「つまーり暗い気分は喋り捲ってぶつけまくってウサ晴らししようぜってことだな!」 23:48 (Tamaki_) 【環】「それもそうだな」 確かに、言われてみればRGのことや個人的な相談などは多かったが、ただゆっくり話すみたいなことをした記憶は少なかった 「……って急に振られても困るな。何話したらいいんだろう?」 眉を八の字にしてうんうん唸りだす 23:53 (Ponko0) 【ちとせ】「私は祈ちとせ。両親は別居で海外にそれぞれ。…私がRGに来たのは…最初はやっぱり逃げるため。ここなら強い人も一杯居て…きっと戦ったりしなくても助けてもらえるって思えたから。もちろん…誰か助けたいな…って心じゃ思う事もあった、けど…無理だってまず思っちゃう私が居て。」一息に話したので…一つ息を挟み…「…そんな私がここに居る理由はきっと…私を変えたいから、私が…そんな自分から変わりたいから。」 23:55 (Tamaki_) 【環】「……」 ちとせの独白を黙って聞いている 23:56 (Ponko0) 【ちとせ】「他のRGの人って皆過去に何かあったりして…それで戦って…って人結構いるよね。でも私…そういうのが、昔がないから…せめて私の理由は、私がこうなりたい…こうしたい。こうありたい…!そんな未来の理由。…夢…って言ってもいいのかな…なんか恥ずかしい。」かぁぁぁぁ…っと顔を染めて…俯く 23:58 (Tamaki_) 【環】「いや、立派な夢――目標だと思うぞ」 俯いたちとせに語りかける 00:01 (Ponko0) 【ちとせ】「…うん、ありがと。…じゃあパス?」 【レーミィ】「はい、たまきのばんー! 00:02 (Tamaki_) 【環】「? どういうことだ?」 ?マークを浮かべながら二人に訊きかえす 00:04 (Ponko0) 【レーミィ】「はぁぁぁぁ〜?タマキ、女の子に秘密とか自己紹介とかべらべらさせといて、自分はなーんも言わないの?そーいうのはふこーへいよふこーへい!さ!…タマキの将来の夢は?」ぴょーんととび…環の頭の上に落ちる。そのままふんぞり返り 00:09 (Tamaki_) 【環】「……ったく、そーゆーことか」 はぁっと溜息一つ 「星野環。家族構成は父、母、姉。人狼族を束ねる大神の一族、その守護を命じられている星野の一族の者だ。RGに来たのはアンゼロットの命令。人狼族より一人出向することになり、俺が選ばれた」 ここまで言ってからベッドサイドにあるコップから水を一口のみ 「俺の目標は……強くなること。誰かに必要とされるくらい。自分には価値があるって認めてもらえるくらいに強くなること」 00:10 (Ponko0) 【レーミィ】「じゃあさぁ…」 【ちとせ】「じゃあ…えっと」 【ふたり】「…環君(タマキ)の強さって何(よ)?」 00:12 (Tamaki_) 【環】「……え?」 その急な質問に、答えることができない 「……えっと……どういうことだ?」 00:15 (Ponko0) 【ちとせ】「だから…強くなるって何なのかなって…。」 【レーミィ】「はぁ?つ・ま・り。タマキの考える強さって何よ?世界一のムキムキマッチョ?それとも核爆弾?それとも…敵を迷わずただ殺す、非情な強さ?」 【ちとせ】「私と環君、弱いって事で一緒だったかもしれないけど…意味は違うと思うんだ。だからやっぱり…強さの意味も。」 00:19 (Tamaki_) 【環】「……俺が求める強さ」 少しの間考える。そして、出た結論は 「俺が求める強さは……助けを求める人を助けるための力だ。泣いている誰か、苦しんでいる誰か、そういった誰かに手を差し伸べることができる。そういった強さだ」 言い終わった後で、溜息をついて「俺のときは手を差し伸べてくれる人は誰もいなかった。だから……俺がそういうヤツになろうって……そう思ったんだ」 00:23 (Ponko0) 【ちとせ】「…うん、かっこいい強さだね…。(ふわっと微笑んで…)で…それを誰かに、何か言われたから苦しんでるの?…思ったんだってことは…今は思ってないの、かな…。」えもすれば外しそうになる目線を必死に保ち…合わせたまま 00:30 (Tamaki_) 【環】「……いや、今でもそれは変わんない」 少し落ち着いたような感じで 「……えっと、あの事件に関わったヤツに聞けば判るが、俺はあの事件の時、人狼に負けた。その時に『お前は無価値だ』って言われた」 ゆっくりと胸のうちを吐き出す 「そのとき、『ああ、確かに俺は弱い。こんなんじゃ価値なんて無い』……そう思っちまった」 頭を抱えるように右手で額を覆い 「悔しいよ。負けたこともそうだけど、何より、その言葉に納得しちまったことが」 00:33 (Ponko0) 【ちとせ】「うん。…その目標は、環君の夢は…。誰かに否定された位で諦められるものじゃないよね?夢ってね…きっと諦めたらその時…その時にほんとに無価値になっちゃうと思う…。だって諦めたらほんとに夢は夢…で終わっちゃうもん…ね?」  00:34 (Tamaki_) 【環】「『諦めたらそこで終わり』……か」 ちとせの言葉に頷いて 「そっか、俺、諦めかけてたのか。だから悔しかったんだ」 今頃納得したように頷く 00:41 (Ponko0) 【ちとせ】「…それこそ、こんなところでくすぶってたら…環君に助けてもらいたい人…助けられないよ。」ぐっと拳を握り…数日前の事を思い出して震える足を押さえながら… 00:43 (Tamaki_) 【環】「……そうだな」 磔にされたときの傷跡が残る手のひらをじっと見つめ、そしてぎゅっと握り締める。痛みが走るが気に留めず、強く、強く。 00:50 (Ponko0) 【ちとせ】「…また、立ち上がれそう?」そっと…環の握り締めた手をとり…両手で包み込むように、包み込んだ手も微かに震え 「…また、一緒に頑張れる?」 00:51 (Tamaki_) 【環】「……ああ、目が覚めた」 そう言って微かに笑って 「お前の言葉。どんな叱責やゲンコツより効いた」 00:55 (Ponko0) 【ちとせ】「…(くすっと笑って…)そんな事言われたら他のお見舞いに来てくれた人に申し訳ないな…。…きっと、ほんとは…私も助けて欲しいんだと思う。(包んだ手、震える手に少し力が入り…)でもそれは、また今度。」片手でポーチを漁り… 00:57 (Tamaki_) 【環】「……ちとせ?」 ポーチに片手を差し込んでいるちとせを見て?マークを浮かべる 01:02 (Ponko0) 【ちとせ】「…そのね…不恰好になっちゃって…かっこ悪くて、似合わなくなって、変になって…新しいのがいいって言うなら別ので良いんだけど…」そのまま環の手首へと手を回して…  01:02 (Ponko0) 見覚えのある銀細工の羽飾り…ただ、留めになるチェーン部分が砕け千切れているため、そこを明らかな手製に見える銀色と太陽の色、二色の糸を編み合わせたミサンガのように結ぶ作りで 01:04 (Tamaki_) 【環】「これ……失くしたはずのお守り……」 右手で触れると、慣れ親しんだ手触りが返ってくる。「直して……くれたのか?」 01:06 (Ponko0) 【ちとせ】「私は届けてもらったから直しただけだよ。…裁縫は、ちょっとあんまり…得意じゃないから」 【レーミィ】「そうだぞー見てて痛々しかったぞ。何度も何度も針を指に突き刺すちとせの様子h…もがむがぐむががががが…!!」 01:07 (Tamaki_) 【環】「……ありがとう」 左腕を抱きしめるようにしながら、ちとせへ礼を告げる 01:13 (Ponko0) 【ちとせ】「…最初に渡してもよかったんだけど…やっぱり、元気になってもらってからの方が…ね。」【レーミィ】「よーしよし!それじゃあタマキ。アンタ…もー一個ちとせに謝らなきゃいけないのあるでしょ。あーん?」そんなタマキの頬を上からついついとつつき 01:14 (Tamaki_) 【環】「……そうだった。すまないちとせ。週末の約束、破ることになってしまった」 そういって頭を下げる 01:17 (Ponko0) 【レーミィ】「そうそうそれそれ。約束の場所に来ないわ…誘っておきながら誘ったちょー本人がこないわ。減点100ね!」 【ちとせ】「…レーミィ。(こつん、とレーミィをつつき)…生きてたら、時間なんていつでも取れるよ。私は負けたんだから、勝った環君に従います。(ふわり…微笑を口元に浮かべ)」 01:18 (Tamaki_) 【環】「すまなかった」 また頭を下げて 「もしよかったら……退院したら改めて付き合ってもらえるか?」 そう問いかける 01:20 (Ponko0) 【ちとせ】「…はい。」 【レーミィ】「だめねぇタマキ。そういう時はちょーっと強引に行く位が良いのよ。そこで頭下げちゃあダメでしょ、ダメダメね!」 01:21 (Tamaki_) 【環】「……努力する」 頭をかきながらそう答える 01:24 (Ponko0) 【ちとせ】「…後、私は本当に弱いよ。…もし、そう見えないなら…。きっと。皆からもらった強さだよ。それで…その中には、環君からもらった強さもある。」そっと取った手を胸に当て 「…だから一緒に強くなれる…。」 01:26 (Tamaki_) 【環】「……ちとせ!?」 その行動には真っ赤になる。どうしていいのかわからなくて、ただただされるがままに硬直している 01:31 (Ponko0) 【ちとせ】「私に背中が押せたのなら…その事はきっとまた、私の自信…強さになってくれるって…信じてる。…自分を助けられるのは、自分だけなんだよね。」その手をもう一度両手で包んで…。…。…。  【レーミィ】「うーわ、ちとせってばだいたんー。」 01:31 (Ponko0) …停滞した。 01:33 (Tamaki_) 【環】「……」 真っ赤なまま硬直中。今動くと逆にとんでもないことになりそうな気がして動けない。奇妙な緊張感の中、見つめあう 01:36 (Ponko0) 【ちとせ】「えぇっと…。(すっと手を離して…、…ちょこん、と椅子にもう一度座りなおす。)…ごめん、なさい。」顔からはぷしゅぅぅううううう、と湯気すら出そうな勢いで…下手すればこのまま、クラっといっちゃうんじゃないか、と言う位 01:38 (Tamaki_) 【環】「いや……こちらこそ、すまん」 頭から煙が出そうなちとせを見て 「言ってることはすごく納得できるし、いい言葉だと思う」 必死になってフォローして 「……それに柔らかかったし」 そして地雷を踏んだ 01:42 (Ponko0) 【レーミィ】「ちとせはあたしんだーーー!!」言葉が終わるか終わらないかのうちに顎に向けて素晴らしい一撃が入った。  【ちとせ】「う、ん…。…。やわ…。違うの、そんなつもりなくて…っ。(両の手を振ってワタワタと否定し…)…ぅぇぁぁぅぁあえぅぁぁぁぁぁ…ゎぁぁぁぁん。」自業自得とは言え…自分の行動に頭を抱えて俯く 01:47 (Tamaki_) 【環】「っ……! っ〜〜〜!!」 あごの一撃でのけぞり、後頭部を壁に強打する。オマケにその動きで体の色んな場所から痛みが襲ってきて、ベッドの上でのた打ち回る。……病室内は非常にシュールな光景となっていた 01:50 (Ponko0) 【ちとせ】「ご、ごめんなさ…っ環君…大丈っ…!(レーミィを抑え、環の布団を掛けなおして…)…ごめんね。…早く治してもらわなきゃいけないのに…ね。」すーはーすーはーすーはー…何度か深呼吸の後…笑顔を何とか浮かべ… 01:51 (Tamaki_) 【環】「いや……こっちこそ変なこといってすまなかった」 涙目になりながら謝る 01:54 (Ponko0) 【ちとせ】「…じゃあ待ってるよ。もう…お見舞いには来ないから。元気になるって…頑張るって約束してくれたんだから…もう私も心配する事ないから、ね。…だから次は病院の外で。」笑顔を浮かべたまま…スカートを抑えて椅子から立ち… 01:55 (Ponko0) 【レーミィ】「ああ、でもどーしてもちとせに甘えたいから来てくれー!っていうのならお・ね・が・い・すれば来てやら無いこともないわよ!」何故お前が言う。 01:56 (Tamaki_) 【環】「ああ、もう大丈夫だ」 左腕のアクセサリに触れながら 「また今度、病院の外で」 02:03 (Ponko0) 【ちとせ】「うん…。(ぺこり、と軽くお辞儀をして…)じゃあ、お決まりの言葉になるけど…お大事に。早く…(言葉を考えて…少しだけいじわるな気分が働いた)助けに来てね、環君。」狙われる立場になった…そう知って、ただ今はその恐怖を出さないようにして笑顔で…  02:04 (Ponko0) 【ちとせ】「…もう、約束破らないでね。」最後に軽く振り向き、そう告げて 02:04 (Ponko0) パタン…小さく扉の閉まる音が響いた。 02:05 (Tamaki_) 【環】「……ああ、約束は破らない」 02:06 (Tamaki_) 左手に巻きつけられた羽のアクセサリに触れながら呟く 02:06 (Tamaki_) 【環】「必ず……助ける」 02:07 (Tamaki_) その天使の羽に誓うように、小さく、だがしっかりとした声色で呟いた 02:07 (Tamaki_)   02:07 (Tamaki_)   02:07 (Tamaki_)