00:52 (Tamaki_)   00:52 (Tamaki_)   00:52 (Tamaki_) RG食堂 00:53 (Tamaki_) 訓練後にふと喉の渇きをおぼえ、環は食堂へたちよった 00:54 (Tamaki_) 食堂のテーブルに無雑作に置かれていたのは琥珀色の液体が入ったピッチャー 00:54 (Tamaki_) 麦茶だと思い、コップについで一息に飲み干す 00:54 (Tamaki_) ……それが、全ての悲劇の始まりだった 00:55 (Tamaki_) 【環】「…………ひっく(顔真っ赤)」 00:55 (Tamaki_) RPどうぞー) 00:57 (ShiSyo_) 【明良】「あ……それは確か、ブランデーだったはず……」 00:58 (Tamaki_) 【環】「……ぶらんでー?」 真っ赤な顔でふらふらしながら聞き返す? 00:59 (ShiSyo_) 【明良】「ん……うぃすきー、でしたか? ふふ……まあ、些細な違いですね、多分」 01:01 (Tamaki_) 【環】「……しらない。のんだらかーっとなって、ふわふわで、ぐるぐるしてる」 力ない様子でテーブルに体重を預けながら言う。ついでに人化は解け、けものみみとしっぽがあらわれる 01:03 (ShiSyo_) 【明良】「なるほど……これが、ゆきおねえさんを襲った狼の正体、ですね」 01:04 (Tamaki_) 【環】「んー? えうりゅあれー? なんかいつもとちがくないか」 とろんとした目で明良を見る 01:05 (ShiSyo_) 【明良】「いいえ、環おにいさん。何も、変わりませんよ?」くすり、と笑う 01:06 (Tamaki_) 【環】「そーなのかー」 それで納得したらしく、喉をくるくる鳴らしてテーブルにつっぷする 「つめたくてきもちいー」 01:07 (ShiSyo_) 【明良】「狼、というより……牙を抜かれた犬、でしょうか?ふふ……これでゆきおねえさんもイチコロだったわけですね」なるほど、と頷きつつ 01:08 (Tamaki_) 【環】「いぬじゃないー。おーかみだー」 明良に反論しつつ 「すてんのーがどうかしたのかー?」 そう聞き返す 01:10 (ShiSyo_) 【明良】「ふふ……そうですね。以前、環おにいさんが、ゆきおねえさんと楽しく遊んだそうですから……そのお話です」くすくすと笑い 01:12 (Tamaki_) 【環】「んー、あいつとあそんだー? ……きどにーぱいとか、さんどいっちならたべたけど、ほかになんかあったっけー?」 首をかしげて?マーク 01:14 (ShiSyo_) 【明良】「それはもう……お楽しみだったそうですよ?」 01:15 (Tamaki_) 【環】「むー、おぼえてないー。こんどすてんのーにかくにん」 首をかしげたままでそんなことを言う 01:17 (ShiSyo_) 【明良】「それはそれで混沌ですね……ふふ、まあ……たまにはいいかもしれないですね」 01:18 (Tamaki_) 【環】「……なんかいつもとちがうー? えうりゅあれー、おまえそんなきゃらだっけ?」 真っ赤な顔のまま明良をみる 01:21 (ShiSyo_) 【明良】「きゃら、ですか?明良にはなんのことかわかりません」獣の本能、意外にあなどれないですね、などと呟きつつ 01:23 (Tamaki_) 【環】「うそだー」 瞳孔が開ききった金の瞳を明良に向ける。なにかのパロディなのだろうが、ふわふわした雰囲気と間延びした声のせいか全然怖くない 「えうりゅあれーはしゃべりかたちがう。しょうたいをあらわせー?」 01:26 (ShiSyo_) 【明良】「環おにいさん、明良はいつもこんなしゃべり方ですよ?」にっこり笑顔 01:28 (Tamaki_) 【環】「むむむ……、でもなんかちがうー」 そういってもういちど明良を頭のてっぺんから見直してみる。といっても酔っ払ってうるんだ視界なので、効果のほどは謎だが 01:30 (ShiSyo_) 【明良】「そうですね。きっと、お酒を飲んだからじゃないですか?」ピッチャーを指し示し 01:32 (Tamaki_) 【環】「んー……どうあってもちがうともうすかー」 ゆらりとたちあがる 「いまならばまだべんかいのよちはあるぞー?」 01:35 (ShiSyo_) 【明良】「あら……ふふ、ちょっとピンチ、ですね」手がなにやら動きつつ 01:35 (Tamaki_) 【環】「さぁー、へんとうやいかにー?」 じりじりとテーブルを挟んで対峙する 01:38 (ShiSyo_) 【明良】「はい、環おにいさん。『ちが』いません。『同じ』明良です」と、不思議な論理すり替えをさらっと笑顔で 01:40 (Tamaki_) 【環】「ならばちょくせつといただすー」 テーブルを飛び越えて明良に肉迫する。酔っているとはいえさすが人狼。そういった曲芸はお手の物だ 01:43 (ShiSyo_) 【明良】「流石にそれは悪手です、環おにいさん」後ろに回した手を動かして「えい」ばしゃっと水が飛ぶ 01:44 (Tamaki_) 【環】「わぷっ!?」 顔面に直撃をうけてそのままごろごろと周囲の机を巻き込んで転がる。下手に勢いがついていたため、転倒も派手だった 01:46 (ShiSyo_) 【明良】「よ、と」軽く身体を流してかわし「ふふ……この時を待っていたのだ、ですよ」くすりと笑って転がる姿をみる 01:47 (Tamaki_) 【環】「……おのれこーめい」 ずりずりと机の下から這い出し 「いたがきしすともじゆうはしなず……ガクリ」 伸ばした手がぱたりと地面に落ちる 01:48 (ShiSyo_) 【明良】「さて……でもこの状況、どうしましょうか?」はて、と考え 01:51 (Tamaki_) そうして考えてる明良の足首をがしりと掴む感触がある 「……まだだ、まだおわらんよ」 いつの間にか這い出した環が明良の足を掴んでいた 「このきょり、おれむきだ」 01:56 (ShiSyo_) 【明良】「あらん、って言えばいい状況……でもなさそうですね」はて、と首を捻り「これは、悪い狼さんのお食事タイム……ですね」意外に余裕持って 01:58 (Tamaki_) 【環】「……いまならばこうふくをみとめよう。ふくじゅうか、しか、すきなほうをえらぶがいい」 足首を掴んだまま降伏勧告をする。めをしぱしぱさせてるあたり、どうやら先ほどの転倒から完全復帰はしていないようだ 01:59 (ShiSyo_) 【明良】「さて、どうしましょう」うーん、と考えて 02:01 (Tamaki_) 【環】「われわれはかんだいだ。こうふくすればいのちまではとらん。ほりょとして、さいていげんのあんぜんはほしょーしよう」 02:01 (ShiSyo_) 【明良】「はい、では降伏します」あっさり 02:03 (Tamaki_) 【環】「はーはーはー、われわれのしょう……り……?」 ようやく目が慣れて勝利の叫びをあげようと上を見たら、制服姿の明良の下着が真っ先に目に飛び込んできた。そりゃー、その位置関係で見上げたらそうなる。 02:07 (ShiSyo_) 【明良】「あら?ふふ……理性らしきモノはあったんでしょうか。もしくは……逆だったりすると、ちょっと困りものですね」固まった様子をみつつ、笑う。もっとも、その顔は、白とフリルに隠されているわけだが 02:09 (Tamaki_) 【環】「………………(ぱくぱく)」 顔が真っ赤でなにやら言おうとしてるのだが、口が動くだけで声が出てこない。そのままピッキーンと固まったように動かなくなってしまう。 02:13 (ShiSyo_) 【明良】「外せますかね……?」よいしょ、と抜けようとしたり 02:15 (Tamaki_) 掴んで腕に力はなく、するっと簡単に抜け出すことができる。環自身は真っ赤になったまま固まっている 02:16 (ShiSyo_) 【明良】「ふふ……面白いので写真に撮ってゆきおねえさんに見せましょう」激写 02:17 (Tamaki_) 【環】「……はっ!? いまいったいなにを!?」 フラッシュの光で我に返ったのかがばりとたちあがる 「えうりゅあれー、いまなにをした? あらてのすたんどか?」 02:19 (ShiSyo_) 【明良】「照明が点滅したんだと思います」くすりと笑って 02:20 (Tamaki_) 【環】「むー、そうなのか」 なんとなく納得して、コップにピッチャーの中身を注ぐ 「あついー」 とかいいながらごきゅごきゅと喉を鳴らして飲む 02:23 (ShiSyo_) 【明良】「あら……麦茶に交換しておいた方がよさそうなのは、確定的に明らかですね」きょろきょろ惨劇の後を見回し 02:26 (Tamaki_) 【環】「……ぷはっ! …………うぃー」 より真っ赤になって目が潤んでいる。先ほどの立ち回りで乱れた服と、女顔。さらにそのたたずまいから、かなり強烈な色香を発している。同性がこの場にいても、十中八九、環の性別を間違えるであろう 02:30 (ShiSyo_) 【明良】「む……ゆきおねえさんは、こういうのが良いんでしょうか?」子細に観察しつつ「お父さんとは大分違う雰囲気ですが」 02:31 (Tamaki_) 【環】「むにゃ? おとーさん?」 とろんとした目で鸚鵡返しに尋ねる 02:33 (ShiSyo_) 【明良】「はい、そうです。ゆきおねえさんのおとうさんです」 02:34 (Tamaki_) 【環】「おとーさんってどーいうやつなんだ?」 朦朧としたまま聞く 「おれにはおとーさんもおかーさんもいないから、どんなやつなのかしりたい」 既に自分が何を言ってるのか定かではない。だが、それゆえに、普段心の奥底に隠しているものが浮き出てくる 02:37 (ShiSyo_) 【明良】「そう、ですね……」ん、と考える 02:46 (Tamaki_) 【環】「……」 とろんとした目のまま、静かに明良の 02:46 (Tamaki_) 言葉を待つ 02:48 (ShiSyo_) 【明良】「自分を一番愛してくれて……いつまでも見守ってくれる人、ですね」 02:49 (Tamaki_) 【環】「……いいな……そーゆーの……うらやましい」 途切れ途切れに言葉を返す。目は既に半分以上閉じられていた  02:51 (ShiSyo_) 【明良】「そうですね……自分のことを思ってくださる方がいるのは、とても良いことです。環おにいさんにも、いらっしゃるでしょう?」 02:55 (Tamaki_) 【環】「……わから……ない。……でも……そうだったら……うれしい。おれ……ひつよう……」 言葉がかすれて途切れがちになっていく。潤んだ瞳は、もう完全に閉じる直前だった。まぶたが落ちると同時に、一筋だけ涙がこぼれる 02:56 (ShiSyo_) 【明良】「少なくとも……此処にいる方達は、環お兄さんを必要としていると……思いますデス」 02:58 (Tamaki_) その言葉は環に届いたかどうか。気が付くと彼は静かに寝息を立てていた。涙の跡が残るその寝顔はとてもあどけなく、まるで幼子のような印象を与える 03:02 (ShiSyo_) 【明良】「あ、環おにーさんがおやすみ中デス……わわ、机がぐちゃぐちゃデス!?ど、どーしまショウ!?」 03:03 (ShiSyo_) 人は心に闇を持つ。時として、それが悲劇を産むこともある 03:03 (ShiSyo_) 逆に、それを吐き出すことで、幸せになる道を歩むことも出来る 03:04 (ShiSyo_) さて、環の場合は……………? 03:04 (ShiSyo_) しかしなにより、今一番の悲劇は、この惨状をどうするか、だろう……たぶんきっとおそらく 03:04 (ShiSyo_)   03:04 (ShiSyo_)   03:04 (ShiSyo_)