21:47 (ballock)   21:47 (ballock) 様々な事件が起きる中、比較的落ち着いた日 21:47 (ballock) 魔王の巣のウィザードとの交戦で重傷を負い、戦列からしばし離れ神社で療養を続ける美潮 21:47 (ballock) 病院に入院せずに神社で療養してる理由…それはフリウの監視であり 21:47 (ballock) 正直な所、美潮的には迷惑に感じてる部分は未だにあり、そんな日が続く中、今 21:47 (ballock) 【美潮】「………」 21:47 (ballock) ぼぉ、と縁側に腰掛け空をじっと見上げていた 21:47 (ballock) 傷が未だに痛むのであまり動かないようにしていて 21:47 (ballock)   21:49 (ballock) (きゅー 21:50 (yukyu_) 【フリウ】「やー、緑茶が美味しいねー、羊羹にいい。饅頭怖い。正にそんな気分」ずずずず、と緑茶を飲みつつ、勝手になんか高そうな羊羹やおまんじゅうを出してきて食べている魔王様 21:52 (ballock) 【美潮】「……どこから出したんですか」軽く視線をフリウに向けて微妙に棘のある口調、そしてやや反眼である 21:53 (yukyu_) 【フリウ】「みっしーがなんか寝込んでるっていったら近所のおじーちゃんおばーちゃんがくれた! からここにもってきたというわけよ、お分かり?」 21:55 (ballock) 【美潮】「……それなら、別段構いませんが」構わないのかお前は「……無駄に…馴染んでいますね」ぽー、と空を見上げながら。挙動はほとんど無く、というか首から下はほとんど微動だにせず寛いで 22:00 (yukyu_) 【フリウ】「そりゃあ、みっしーがマスコットなら私は看板娘だもの。近所の方々とのコミュニケーションはそりゃあもうバッチリよ!」ぐ、と手をにぎり 22:02 (ballock) 【美潮】「……ですから、勝手に機能させないでください。貴女の力を働かせると…余計な事に繋がりそうですから」 22:03 (yukyu_) 【フリウ】「あら、今回は私の力は使ってないわよ? 普通に、会話して、馴染んだだけ。ああいう老人の方々は、私みたいな外見年齢の子と話すの好きみたいだもの」 22:05 (ballock) 【美潮】「……そうですか。それならいいです」のんびりと寛ぎつつ「……一つ…聞いてもいいですか?」 22:07 (yukyu_) 【フリウ】「何かしら。みっしーからの質問なら、スリーサイズでも答えてあげる予定だけども」 22:08 (ballock) 【美潮】「……3サイズはどうでもいいのですが」一つ言葉を切って「……この神社が空いた日…誰か来たり、しましたか?」 22:09 (yukyu_) 【フリウ】「んにゃ、特になーんも。いつもどーりだたよ」お賽銭頂戴よっていいたくなるくらいにねえ、などといいつつ 22:11 (ballock) 【美潮】「……そうですか」その言葉を信じるかどうかは置いといて、嘘だったとしても聞けないか。そう思い口を閉じて空を見上げ続けて 22:12 (yukyu_) 【フリウ】「むしろみっしー大変ねえ、帰ってくるたびにぼろぼろじゃない」 22:13 (ballock) 【美潮】「……仕事ですから…仕方の無い事です」自身がボロボロになる事で、他の人間が助かるのなら問題ない。とばかりに 22:14 (yukyu_) 【フリウ】「けど、それでそんなにボロボロになって……痛みを受け持つ代わりに、貴方自身はすぐに駄目になってしまう。それでも構わないと?」 22:17 (ballock) 【美潮】「……」ふと浮かぶのはちとせや楓の表情「……守れれば、構いません」瞳を閉じて抑揚なく、言い切る 22:19 (yukyu_) 【フリウ】「……それは、貴方が人じゃないから?」と、気が付けば、いつになく真面目な顔つきで。……いや、纏う空気が違う。何かを、考えているような、何かと、被せているような、そんな様子で 22:21 (ballock) 【美潮】「……わかりません」静かに首を振る、かすかにその声質が変化していて、戸惑いかそれとも別なものか 22:23 (yukyu_) 【フリウ】「……護りたい、という感情は確かに美しい。……けれど、それが来る場所がどこなのか。自分の産まれ故なのか、それとも、揺るぎない自身の信念なのか。……貴方は、どちらを持ってして、護る、と決めているのかしらね?」 22:25 (ballock) 【美潮】「……意地悪…ですね。何時もと違う方向で」 22:30 (yukyu_) 【フリウ】「私は、これでも貴方を心配しているもの。……このままだと、貴方は遠くない内に、機能を停止させてしまう。……それはあまり見れたものではないもの」 22:33 (ballock) 【美潮】「……機能が止まりかけているのは、自覚してます」此処は抑揚無く、答えて「……ですが、何故貴女が心配するかは…わかりません」 22:34 (yukyu_) 【フリウ】「さて、何故かしら。……そこは秘密です、って奴かしらん、懐かしいけど最近復活したのよねー」と、また、元に明るい感じに戻って。 22:36 (ballock) 【美潮】「……復活…?懐かしい?何の事ですか?」 22:36 (ballock) よくわからない言葉に首をかしげて 22:38 (yukyu_) 【フリウ】「こう、アニメとか小説とか漫画とか。……みっしーはそういうの全然見て為さそうね、駄目よ駄目。文化の無駄遣いだわ。いい、文化というのは見て楽しんで聞いて楽しんで読んで楽しめる素晴らしいものでありこの今の人間世界が産み出したもっとも素晴らしい娯楽であると考えるわけでそれを楽しまないということは人生の無駄であり楽しみの浪費であり無駄が多すぎて無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄なのは嫌いなんだ無駄無駄… 22:38 (yukyu_) …とコロネっぽくいってしまったりなんたりするけど結局の処は見ないと勿体ないわよその辺のものも」 22:41 (ballock) 【美潮】「……興味…ありませんし」相変わらずの抑揚の無さに戻って「……楽しむ…というのもよくわかりません」 22:41 (ballock) 表情はどこか遠くを見ているようで 22:43 (yukyu_) 【フリウ】「……楽しむことを知らないし、興味もないなんて。……なら、貴方は今、なんのために存在しているのかしら? ……知らないのなら、知ればいい。知らないことを知らないままでいい、というのは、もったいなさすぎるわ」 22:47 (ballock) 【美潮】「……何のため…に…」どこか頭がズキ、と痛くなる。何故痛くなるのかはわからない「……考えてたよりも…お節介、ですね」片手で頭を抑えつつ、視線だけを向けて 22:48 (yukyu_) 【フリウ】「少し色々と思い出したことがあってね。人も魔王も、忘れたいことは忘れれないものだわ」 22:49 (ballock) 【美潮】「……忘れたい…事ですか?」 22:50 (yukyu_) 【フリウ】「ええ、無駄に年だけは取っているからね、私も。……みっしーの用に、色々覚えていない方が幸せなのかもしれないわね」 22:53 (ballock) 【美潮】「……場合に…よります…私は」どこか遠くを見るように「……何か、忘れてはいけない事を忘れたような…そんな気がして…気になる事はあります」だから、正直どっちもどっちなんじゃないだろうか。そんな感じに 22:53 (yukyu_) 【フリウ】「まあ、一長一短ね。忘れたいこともあれば覚えていないといけないこともある。……面倒よねえ」 22:56 (ballock) 【美潮】「……そんなものです」一つ息をつく「……私の中に…何を見たのかも気になった要因ですが」最初に会ったとき、この神社との縁が云々と言ってた事を考えて 22:56 (yukyu_) 【フリウ】「色々とね。みっしーも私も年よりだから、色々似たようなものにあったりしてるのよん」 22:58 (ballock) 【美潮】「……よく、わかりません」此処最近の記憶しかなければ、結局何が言いたいのか察せ無くて 23:00 (yukyu_) 【フリウ】「まあ、そこは内緒内緒するけど……とりあえず、貴方に,もう一度聞くけど……貴方は、仲間を護りたい、そういうのよね?」 23:03 (ballock) 【美潮】「……そう、なるんでしょうか」最初の頃はただ、仕事だったから。守っていた。何も考えず。でも…今は?仲間…友達…よくわからない。なのに考えると、初めの頃とはどこか違う感情があるようで 23:09 (yukyu_) 【フリウ】「けど、このまま護り続ければ貴方は確実に壊れる。……それでも、護りたい?」 23:11 (ballock) 【美潮】「……壊れる事に恐怖はありません…失いたくは無い。そんな感じ…でしょうか」自分でも把握しきれていない感情を、何とか出すように 23:11 (ballock) つまりは、壊れてでも。そう考えてる事にも繋がって 23:13 (yukyu_) 【フリウ】「……ふう、芯が強いのも、似ているわね。……いいわ、色々と思う処があるから、縁結びの魔王様が力を貸してあげるわ」くす、と笑い。 23:14 (ballock) 【美潮】「……?」なんの事なのか、と首をかしげて 23:16 (yukyu_) 【フリウ】「……貴方は,特別すぎて予備のパーツなんてものが存在していない。……だから、すぐに壊れてしまう。……けど、逢わないパーツの規格をせめて、最大限貴方に縁があるようにすれば。……それは、どうかしら?」 23:19 (ballock) 【美潮】「……落とし子になる気は、ありませんよ?」魔王の力を借りる、そういうのを考えた瞬間頭に浮かんだのはそこであった 23:19 (yukyu_) 【フリウ】「のん、言わばパーツの魔改造って奴ねー。……とはいえ、これでも適合率は100%ではないから、正規品よりは劣るのだけども 23:21 (ballock) 【美潮】「……」しばし考える「……信用して構わない…んですね?」 23:24 (yukyu_) 【フリウ】「それは、貴方次第ね。一回でも多く仲間を護りたいかどうか。……私が縁を増したところで、出来るのは護る回数を数回増やす程度だから。……どうかしら?」 23:25 (ballock) 【美潮】「……それで、十分です」眼を閉じて、そう答える 23:25 (yukyu_) 【フリウ】「なら、私の業を持って、縁を取り持つわ。……まあ、特になんか特別なことするわけじゃないから、安心してていいわ」と、すす、と手をかざし、手をふって。 23:27 (ballock) しばし、身体から力を抜いてその空気に身を委ねるだけで 23:31 (yukyu_) 【フリウ】「……はい、おーわりー。これで終わりね」ぱんぱん、と手をたたいて 23:31 (ballock) 【美潮】「……」軽く、手を握ったりしてみる 23:35 (yukyu_) 【フリウ】「これで多少は動きやすくなってるはずよ。怪我も完治とは言わないけど、直りやすくなるだろうし」 23:37 (ballock) 【美潮】「……お礼は…言っておきます」幾分か、力が入れやすくなってるのを感じ、いくつかの術式も浮かび上がってきてるのを感じて。フリウに小さく頭を下げる 23:39 (yukyu_) 【フリウ】「まあ、ちょっとした戯れだから。……簡単に死んだらさすがにちょっと怒るわよ?」 23:41 (ballock) 【美潮】「……保障は…できませんが…善処はします」こくりと頷き 23:43 (yukyu_) 【フリウ】「そう、約束ね? ……はい、これで簡単に野垂れ死にできなくなったわね、みっしー? 護ってすぐ壊れてもかまわない、なんて言わせないわよ、もう」 23:44 (ballock) 【美潮】「……保障はできませんが、善処します」繰り返した 23:47 (yukyu_) 【フリウ】「魔王様との約束をやぶったら、後が怖いから。……覚えておくといいわよ」 23:47 (yukyu_) そういう、魔王の表情には,笑みが浮かんでいた 23:47 (yukyu_) 何かを企む笑みではなく、単純に,純粋な笑顔。 23:48 (yukyu_) この約束が、あとに何を残すのか。 23:48 (yukyu_) 魔王が、美潮に何を見たのか。それは、わからない。 23:48 (yukyu_) それはまだ、わからないのだ。 23:48 (yukyu_)   23:48 (yukyu_)   23:48 (yukyu_)