20:58 (Fake__)   20:58 (Fake__)   20:58 (Fake__)   20:58 (Fake__) 【春奈】「心配していただいて有難うございました。失礼します」 20:58 (Fake__)   20:58 (Fake__) その言葉とともに、光の執務室を後にする。  20:58 (Fake__) 一人暮らしということもあってか、時折光が様子を尋ねてくることもあって。 20:58 (Fake__) 心配して貰えてるんだな、と少しくすぐったく感じる。  20:58 (Fake__)   20:58 (Fake__) 【春奈】「折角外に出たんだし…少し歩き回ってみようかな。喫茶店とかでゆっくりでもいいし」 20:58 (Fake__)   20:58 (Fake__) ぼんやりとそんなことを考えながら、ロイヤルガードの中を歩く。 20:58 (Fake__) 流石に暑くなってきたからか、ほぼノースリーブのブラウスにロングスカートと言った格好。 20:58 (Fake__) 以前自分が撮影した時の服装とほぼ同じなのだが、流石に問題はないよねと考えつつ。 20:58 (Fake__)   20:58 (Fake__)   21:11 (rouge_) 【まりか】「……んー、必要なことが見つかるかわかんないけど、ロイヤルガードの資料室、暫く通い詰めになるかなあ。 少しでも、いろんな情報集めとかないと。 …それにこの時期は、涼しいクーラーの効いた場所にいるのが一番。 涼しい格好で涼しい部屋でクールに頭を働かせるのが、素敵な夏のすごし方、っと。」 21:11 (rouge_)   21:11 (rouge_) 資料室にいた少女のゴシック的な服装を思い出しつつ、暑くないのかしらと。 21:11 (rouge_) 自らの薄手の服装をちらりと眺め。薄手のブラウスにキュロット。 21:11 (rouge_)    21:11 (rouge_) 【まりか】「さて、と。 午後からどうしようかな……。」 21:11 (rouge_) きょろきょろと辺りを眺め……一つの人影を見つける。 21:11 (rouge_) それは…… 21:11 (rouge_)   21:11 (rouge_) 【まりか】「あ、あーっ!!」 21:11 (rouge_) 思わず、声を上げてしまった。 21:16 (Fake__) 【春奈】「え、えっ…?」突然上がる声。いきなり何が逢ったんだろうと戸惑いを隠せず――その声のほうを見やる 21:19 (rouge_) 【まりか】「あ! え、あー」 自分が素っ頓狂な声を上げたことに気付き、所在なさげにきょろきょろと辺りを見回し。 「ご、ごめんなさい。 な、なんでもないです…」 それでもちらりと春奈の方を向き、確信する。 …昨日読んだファッション雑誌にモデルとして登場していた人だと。 21:22 (Fake__) 【春奈】「……? そう、ですか?」声の対象は自分に対して向けられたものだと思う。周囲に他の人はいないから――それでも、なんでもないと言われてしまうとそれ以上は言えずに。 21:25 (rouge_) 【まりか】「え、えっと……お、同じウィザードの方、ですか?」けほ、と、一つ咳払い。 この何処か気まずい空気を打ち破らなければならない。 ロイヤルガードにいる以上は、間違いなくそういったことの関係者なのだろう。 ごまかすように、そんな事を尋ねてみる。 21:26 (Fake__) 【春奈】「ええ。ロイヤルガード所属のウィザードですよ、私も――どうしましたか?」僅かに首を傾げ、彼女のほうを見つめつつ。 21:30 (rouge_) 【まりか】「ん、と。 叶まりかです、もし、一緒に仕事をするようなことになったら、よろしくお願いしますね。」 とりあえず、挨拶から始めてみることにした。 ぺこり、と頭を下げて。 21:31 (Fake__) 【春奈】「あ、こちらこそ――天宮春奈と申します。同じチームとして動くことがあれば、是非宜しくお願いしますね」それに合わせて頭を下げる。合わせているのか、割と素なのか。 21:35 (rouge_) 【まりか】「天宮、春奈……。」 小さく、その名前を口の中で転がす。 昨日、夜読んだファッション雑誌のモデル。 隅に、小さく書かれていたモデルの名前と一致する。 「えと、天宮春奈さん…ですよね?」 確認のつもりで、もう一度聞き返してみる。 21:37 (Fake__) 【春奈】「ええ、そうです。生徒手帳とか見ます?」小さく首を傾げ…手に持っているハンドバッグを調べるつつ 21:42 (rouge_) 【まりか】「あ、え、えええっと! そこまでしてもらわなくてもいいですっ!」 慌てて、春奈の手を止めさせて。 「その、…モデルさんやってないかなー…って、思いまして。」 ぽつぽつと、そんな事を語り始める。 僅かに申し訳なさ下。 21:44 (Fake__) 【春奈】「あ、ええっと……モデルは、やってますよ?」何故か申し訳なさそうな彼女に笑いかけつつ、どうしたのかなと思って 21:48 (rouge_) 【まりか】「あ、やっぱり。 先月号、見ました。こういう服、いいなー、って印象に残って、よく覚えてたんです。  ……それとよく似た格好だから、あれ、もしかして、って思って。なんか、突然こえかけちゃって、ごめんなさい」 21:49 (Fake__) 【春奈】「あ……そういえばそうでしたね、あの時の撮影は――もう少し違った感じがしますけど。いえ、突然だったのでちょっと驚いちゃっただけです。気にしなくていいですよ?」ふわりと笑って、まりかに返す。 21:53 (rouge_) 【まりか】「でも、モデルさんでウィザード…。 意外な仕事をもってるっていうウィザードの人は聞いた事ありますけど、モデルさんでウィザード、っていう人は初めてだな…。」 21:54 (Fake__) 【春奈】「ええっと…私、ウィザードのほうが後だったんで。1年くらいですしね、ウィザードって言うのを知ってから――」と、僅かに思案顔。確かに珍しいかなと思いつつ。 21:59 (rouge_) 【まりか】「そうですか…一年…私と同じくらい、何ですねっ。」 魔法少女エンジェリックルナとして、シュナと共に活動を始めたのが確かそのくらい前。 「そういえば、春奈さんは今日はロイヤルガードに、どんな用事があってきたんですか?」 22:00 (Fake__) 【春奈】「私、今は学園の寮で一人暮らしなので――心配事とか相談事が無いかどうかって、光さんが心配してくれるんです。その報告をしに来て…そのついでにどこかでのんびりお茶でもしようかなと思ってたくらいですね」 22:08 (rouge_) 【まりか】「あ、春奈さんも、寮なんですか? 私と同じですね。」 立場的…書類的…には、自分も寮で一人暮らしのはずなのだが。 妖精のシュナが常に同居しているわけで、一人暮らしゆえの寂しさや不便などは感じていなかった。 「…私は、同居人いるんですけど、一人だったらなんだか寂しくて、凹んじゃうかもしれません。」 こんなことは、シュナにはちょっといえないけれど。 「それに、やっぱり、知らない町って、なんだか落ち着かないとか、むずがゆい、と 22:08 (rouge_) かありませんか?」 鼻の頭を指で引っかきながら。 春奈の反応をうかがう。 22:10 (Fake__) 【春奈】「そうですね――私は昔この近くにすんでて、幼馴染で家族ぐるみの付き合いな人が居るから…知らない町じゃないんですよね。でも、変わっちゃったなと思うことはたくさんありますよ?」知らない町、と言う言葉には小さく首を振って。 22:16 (rouge_) 【まりか】「あ、そうなんですか、なんだかいいですよね、縁のあった街に戻ってみる、っていうの。ちょっとドラマチックで、憧れちゃうかも。 私、○○のほうから来たんです。 随分勝手の違うことも多くて、お店の場所も、まだ全然覚えきってないんですよね。」 覚えないとなあ、なんて考えながら。 ウィザードや学校の忙しさにかまけて、余り活動範囲を広げていないな、なんてことに気付いて少しため息。 22:20 (Fake__) 【春奈】「新しい場所に来ると、戸惑いはありますよね――それは町であっても、仕事とかであっても一緒で。ウィザードに関してとか凄い戸惑いましたよ、私も」そんな様子に小さく笑顔を見せる。「それじゃあ、行動範囲をひろげるってい意味で…喫茶店でも行きますか?」 22:23 (rouge_) 【まりか】「え、ご一緒していいんですか?」 意外と言えば意外な申し出に、目を丸くする。 じっと彼女の表情を伺って。  22:24 (Fake__) 【春奈】「ええ、一人でのんびりもいいですけど。二人でおしゃべりしながら、というのも楽しいですよ?」にこり、と笑顔を浮かべ。 22:29 (rouge_) 【まりか】「あ、はい! 是非ご一緒させてください。」 これからの行動を決めあぐねていた自分にとっては渡りに船である。 しかも、普段は手の届かないような世界にいる人間との会話である。 純粋に、楽しそう、だなんて考えて。 目を輝かせる。 22:30 (Fake__) 【春奈】「それじゃ、行きましょうか――まりか、さん?」目を輝かせた彼女に笑顔をもう一度返して… 22:35 (rouge_) 【まりか】「あ、呼び捨てにして貰っていいですよ。」声の僅かなトーンに、そう返して。 「喫茶店ならいい店を知ってるんですよ、って、私、あんまりこの町のこと知らないから、春奈さんの知ってるお店に連れて行ってもらいたい、かな。」 ちとせとであったときに連れて行ってもらった喫茶店を頭に描きながら。 でも、今日は任せてみようか、なんて。 22:37 (Fake__) 【春奈】「それじゃ、私の知ってるところに行きましょ? いいお店って…巴さんのところかな?」くす、と笑って 22:40 (rouge_) 【まりか】「はう!?」 頭に描いていたその店を言い当てられ。 「は、春奈さんて、読心とかそういうスキルを持ってるんですか!?」  22:41 (Fake__) 【春奈】「読心…そんなの流石に持ってないよ? 私も良く巴さんのお店は行くから…そうなんじゃないかなって思ったの」 22:44 (rouge_) 【まりか】「あ、もしかして、ロイヤルガードの皆さん御用達だったりするのかな、あのお店。 よく考えてみれば、ちとせもロイヤルガード所属だし…。」 そういわれてみれば、確かにそうか。 …どうもいけない、今日の自分は、冷静に考える気持ちが足りないのではないだろうか。 なんて頭を抑えて反省し。  22:46 (Fake__) 【春奈】「では、巴さんのお店へ行きましょうか。ケーキも紅茶も凄く美味しいですしね――ロイヤルガードの学生ご用達かもしれませんよ? みんな結構居たりしますから」 22:50 (rouge_) 【まりか】「なるほどっ。 そういえば、ケーキのおいしそうなのあったから、今度注文してみよう、と思ってたのがあったんだった。 試してみようかな…」 なんて考えながら。 「春奈さんも、やっぱり良く行くんですよね?」 モデルも人の子、だなんては分かっているけど、ついそんな質問を。 22:51 (Fake__) 【春奈】「ええ、勿論。結構居たりしますよ? 普段からこの格好で居るわけではないですけれど――学校の帰りとかに、良く?」 22:52 (Fake__) その質問にも、笑いながら返す。少し先を歩き出して―― 22:54 (rouge_) 【まりか】「あ、前から気になってたんですけど、撮影で使った服って貰えたりするんですか? それとも、やっぱりその場だけ?」 ふとした常々感じていた疑問など聞きながら、春奈の後をついていく。 22:56 (Fake__) 【春奈】「ん…欲しいなら貰えたりすることもあるかな? 貰えたり貰えなかったりは色々とあるけれど――」んーと、悩みながら答える。ロイヤルガードを出て、巴の店に向いつつ。 22:58 (rouge_) 【まりか】「そういうものなんですね、あ、でも仕事の度にもらったら直ぐに服が部屋一杯ですよね。 唯でさえ、寮ってあんまり広くないのに。」 23:03 (Fake__) 【春奈】「そうですね、欲しいなと思ったら話してみて。貰えれば――って感じですね?」まりかの言葉に同意しつつ。ゆっくりと道を歩く。 23:10 (rouge_) 【まりか】「けど、もう直ぐ夏ですね…っていっても、まだ早いかな。その前に梅雨かな…やな時期ですよね。 今は寮から通うんで、通学時に雨にぬれる時間が少なくなるのはいいんですけど。 春奈さんは、雨とかどう思います?」 とりとめもない話をしながら、絡みつくような微妙な暑さの中でも、楽しげに歩いていく。 23:12 (Fake__) 【春奈】「今が丁度梅雨になる時期ですね――雨に濡れるのはちょっと苦手です。部屋の中からしとしとと降る雨を眺めるのは好きですけど。夏は色々と気にしないと…日に焼けちゃったりで大変です」小さく苦笑を浮かべつつも、まりかの隣を歩き 23:16 (rouge_) 【まりか】「あー…そっか、モデルさんなら、そんな辺りにも気を使わないとですね。 私も、あんまり日焼けはしたくないけど…」 じ、と、自分の二の腕など観察しつつ。 「結構春奈さん、詩人ですね。 私は、雨降ってるだけで憂鬱になっちゃうかな、なんか、見るだけで沈んじゃうっていうか。」 23:19 (Fake__) 【春奈】「ん……昔はあんまり外に出なかったから、かな。内向的だったんだ、私――」少しだけ自分の昔を話しつつ…「そのときから、雨が好きで――今も結局雨は好き、かな?」 23:23 (rouge_) 【まりか】「内向…?」 華々しそうに見えるモデルやそれに類する仕事の世界。 そこに飛び込むような人は、少なからずアクティブなように思えるけれど。 「あ、でも、昔か。 ちょっと、想像できないですね。」 23:25 (Fake__) 【春奈】「そんな私を変えてくれた人が居たりしたんですよ。だから私は今こうやって頑張れてたり――します。と、着いたみたいですね…」巴の店の前に立って、席は空いてるかなと確認をする。開いてるのを確認して…「うん、席は空いてるみたいですね」 23:29 (rouge_) 【まりか】「なんだか素敵な出会いですね、それって。 あ、もしかして恋人さんとか…!」 今は華々しい世界で活躍する彼女を変えた一人の異性、何てちょっと少女マンガにありそうな展開だな、なんて思いながら、そんな軽口を叩いてみる。 歩いているうちに、少しずつ態度が軟化してきているようだ。 「ここ、隠れた良店、って感じですよね。」 23:32 (Fake__) 【春奈】「あ……恋人だったらいいなと思いはしますね――確かに仲はいいと思うけど…本当にそうなるのはまだずっと先かな――」少しだけ、恥ずかしそうに笑う。色んな感情を込めた笑顔をまりかに見せつつ。「うんうん…巴さんも凄いいい人だし」 23:36 (rouge_) 【まりか】「わ……」 思ったより、真面目に返ってきた甘酸っぱい答えに面食らい。 「か、か、片思いですかっ。 片思いなんですねっ。 で、でもその言い方だと近くもあるんですね。 わ、わー、凄い、なんか凄い。」 そういったことに免疫のない彼女は、だが興味の無いわけでもない彼女は、きゃあきゃあと騒ぐように、春奈の言葉を受けて店の中へと 23:38 (Fake__) 【春奈】「……とりあえず、この話はここまで! 恥ずかしいじゃないですか、もう――」僅かに頬が染まっているのが分かる。まりかの横に立って、そのままお店へと入り―― 23:41 (rouge_) 【まりか】「あ、ごめんなさい…でも、私の通ってた所、女の子ばっかりだったから、そういう話、あんまり聞かなくって。 ついつい聞いちゃいました。」 てへ、と、申し訳なさそうに、だが楽しげに笑い…… 23:50 (Fake__) 【春奈】「…はぁ、なんだか凄く恥ずかしいことを言ってしまいました――」そのまま、店の中へと入る。扉が閉まっても…楽しげな声が響いて居て。 23:53 (rouge_) 【まりか】「大丈夫です、誰にも言いませんからっ。 だからもうちょっと聞かせてほし…いえなんでもないですっ」 そんなふうに、二人の会話は途切れることなく続き、少女同士のかしましかつ穏やかな会話が、彼女らの午後を埋めていった…。