01:29 (Ryumaco0)   01:29 (Ryumaco0)   01:30 (Ryumaco0) ロイヤルガード本部談話室 01:30 (Ryumaco0) もはやRGのメンバーならば通いなれた一室 01:30 (Ryumaco0) そこの一角で一心地をつく少女が一人。 01:31 (Ryumaco0) 訓練を終えシャワーを浴び、ちょっと休憩、と椅子に座る 01:32 (Ryumaco0) ちょっとお腹割れてきちゃったかな、そんなことを悩みながら 01:45 (Fake__) 談話室に姿を見せる一人の少女。片手に小さなバッグ… 01:45 (Fake__) 髪が濡れている所を見るとシャワーを浴びていたのだろうか。 01:45 (Fake__) 端に座っている一人の少女に軽く目線をやった後、小さなため息をついて飲み物を買う。 01:45 (Fake__) そのまま少し離れた椅子に座り…はぁ、ともう一度ため息をつく。 01:45 (Fake__)   01:45 (Fake__) 【フィアナ】「珍しいわね。こんな所でまた逢うなんて?」 01:45 (Fake__)   01:45 (Fake__) 僅かに視線を彼女へ向けながら、小さく言葉を発し。 01:45 (Fake__)   01:48 (Ryumaco0) 【雪緒】「あ、こんにち…」入ってきた人影に反射で挨拶をしかけ、その姿を見て硬直する「あ、いや、その、こんにちわっ」顔と態度に出てしまった苦手意識。それを訂正するようにわたわたとあわてながら挨拶をする 01:50 (Fake__) 【フィアナ】「別に苦手意識をもたれるのは構わないけど。慌てると余計に怪しいわよ」ペットボトルの紅茶を一口飲んで、声を返す。目を閉じたまま、一つまたため息をついて。 01:51 (Ryumaco0) 【雪緒】「ごめん、そんなつもりじゃ」しゅん、と肩を落とし「フィアナも、シャワー?」珍しいな。とか思いながら 01:53 (Fake__) 【フィアナ】「…気にしてないわ――ええ、軽く身体を動かしたから、この季節は暑いもの?」まだ水気を含んだ銀髪にタオルを触れさせ、軽く拭きながら。 01:54 (Ryumaco0) 【雪緒】「トレーニング、してたの?」話せば普通に話せるのだ。ある一点を除いては。そこに触れないように気をつけながら、話題を広げる努力「あ、これ、食べる?」出したのはレモンのはちみつ漬け。疲労回復にいいよ?なんていいながら 01:58 (Fake__) 【フィアナ】「ああ、頂くわ。それにしても――随分色々と準備いいのね? 態々何時も作っているわけ?」一枚か二枚、そのはちみつ漬けを乗せて。 02:00 (Ryumaco0) 【雪緒】「うん。こういうの作るの好きだし、ここなら食べてくれる子に事欠かないし。訓練室の予約とかわかってたら多めに持ってくるかな。今日は私が予約入れてたから軽くしかもって来てないけど」傍らのバスケットを軽く叩く。そしてふと気づいたようにバスケットをあけ「これ、使う?」とドライヤーを見せる 02:05 (Fake__) 【フィアナ】「ふぅん……ま、タイミングが逢えばご相伴に預からせてもらおうかしら、今度――」差し出されたドライヤーを見て…「いい、要らないわ。余り好きじゃないの」と、言葉を返す。髪を纏めるためらしい、何時もよりも大きなリボンを取り出し…服が濡れないようにアップ気味に結んだ。 02:07 (Ryumaco0) 【雪緒】「うん」あれ、大丈夫かな?仲良く慣れそうかな?そんな思い「あ、好き嫌いとか、ある?」メモ帳を取り出す。その視線がその動作を追う。綺麗な長髪だなぁ、なんて思って思わず自分の前髪を弄ってしまう 02:09 (Fake__) 【フィアナ】「……好きなもの? ――血が好き、と言ったらどうするかしら?」その取り出したメモを見て、応えるのはそんな言葉。くすり、と笑みを漏らして 02:10 (Ryumaco0) 【雪緒】「っ」凍りついた。あえて触れず、忘れようとすらしていたこと。それをずばり言われた。ぎぎぎ、そんな音がしそうなこわばった動きで紅い瞳を見開いてフィアナを見てしまう 02:12 (Fake__) 【フィアナ】「冗談よ。貴女も隠したいんだったら…もう少し言葉に対して耐性をつけたら? 言われるたびにそうなっているようじゃ、すぐにバレるわ」ふぅ、と息を吐いて…彼女の様子を見る。紅茶を一口飲んで、貰ったレモンを一枚、口に放って。 02:13 (Ryumaco0) 【雪緒】「あ、ぅ」その通りなのだけど、他の人が言ってもそこまで反応はしないことをわかってるだろうに「意地悪だ」ぽそ、と。つぶやく。それでも、険悪にならないように、しないように、言葉を選んだつもり 02:14 (Fake__) 【フィアナ】「意地悪かもしれないわね、でも――気にするのなら、それはいつか隠せずに出るわよ? それだけは考えて動くといいんじゃないかしら。私に言われたから表に出る、って言うことだって同じよ――」 02:18 (Ryumaco0) 【雪緒】「うん……」わかっているのだけど、自分の出すぎる顔が恨めしい。思わず自らの身体を抱く「……」言葉が出ない。なんと言えばいいのだろう 02:19 (Fake__) 【フィアナ】「……」じっと、その様子を見る。こちらから言葉を発することはせずに 02:21 (Ryumaco0) 【雪緒】「……最近」ぽつり、とつぶやく「衝動の感覚、短くなって来てる、かもしれないんだ」ぼそぼそとつぶやく 02:22 (Fake__) 【フィアナ】「それで?」と、小さく返すのみ。 02:24 (Ryumaco0) 【雪緒】「……どうしよう」膝を抱えるように小さくなる「前もそうだった。あたし大事な人とか親しい人のを吸いたくなるの」抱えた膝で顔を隠し、くぐもった声で言葉を紡ぐ 02:27 (Fake__) 【フィアナ】「…大事な人、親しい人――衝動は、思いの裏返し……」顔を隠した少女を見て、目を閉じる。その口から漏れるのはそんな言葉 02:28 (Ryumaco0) 【雪緒】「思いの、裏返し」復唱するようにつぶやく「どうすればいいのかな」ぎゅっと膝を抱える手に力が篭る 02:31 (Fake__) 【フィアナ】「さあ? そんなことは貴女で考えるのよ。私から言われた方法で試したところで。貴女には何も残らないわ――自分の手で考えて、自分の手で選びなさい。それが一番後悔しないはずよ」 02:40 (Ryumaco0) 【雪緒】「ぅん」ぎゅうっと膝を抱えて。考えても今答えが出るはずもなく、ただぐるぐると思考が回る 02:42 (Fake__) 【フィアナ】「今考えて答えなんて出るものじゃないでしょ。ゆっくり考えたら? 自分がまた衝動に飲まれる前に、と言う時間制限はあれどね」吸血の衝動に悩む彼女に、昔の自分がぶれる。僅かに腕の辺りを抑えて、大きくため息をついた 02:44 (Ryumaco0) 【雪緒】「ぅん」顔を隠したままうめくように答える。思考が悪いことばかりに進む。一度振り払おうと顔を上げ左右に振る 02:48 (Fake__) 【フィアナ】「…」顔を上げたときには、既に腕を抑えないようにする。その表情を上から見下ろすようにして「……まだ貴女は、道を選べるわ。それは、幸運だと思いなさい――」本来言うべきではないだろう言葉、自分の過去。意図が伝わるかはともかくとして、伝えてみる気になったのは何故だろう。やはり、通った道で悩んでいる姿があったから、かもしれない。 02:50 (Ryumaco0) 【雪緒】「フィアナ……?」まるで目の前の少女は、自分は違えたから。そう言ってるように聞こえて「あたし……」言おうか言うまいか、悩んで、でも「あたし、フィアナのこと苦手だけど、多分、好きだよ」誰にもいえない話を聞いてくれるのだ。どれだけ大切なことだろう 02:53 (Fake__) 【フィアナ】「…は――私にそんなことを言われる資格なんてないわ。そもそも、違う種なのよ? 価値観が違うの、わかった?」好き、と言う言葉。好意を向けられること自体は、嬉しいと思う。それでも、自分と雪緒は違うのだ、と。その考えが言葉を紡ぐ。 02:55 (Ryumaco0) 【雪緒】「そしたら」その言葉に思わず笑ってしまう。よく考えたらそれは身近なのだ「あたしなんか、マゼモノだよ」苦笑い。「だから、パパにもママにも言えなくて」 02:57 (Fake__) 【フィアナ】「どちらの考えも理解できる、ということかどうかは分からないけれど。それはお互いの種を繋げる力ということでもあるんじゃない? マゼモノだという事を卑下する必要はない、と前にも言わなかった? 自分に自信を持ちなさい、私が言えることはただ、それだけよ」 02:59 (Ryumaco0) 【雪緒】「卑下するつもりは無いよ。パパとママの子だもん」二人が愛し合った結果だから。それは胸を張って「フィアナが違う種っていうから」そんなこと無い。「だから気にしなくていいと思うんだ」 03:02 (Fake__) 【フィアナ】「そう、ならいいわ。でもね、私は普通の人間とは生きる時間も考え方も、違うわ? その差を考えなければ、いずれそれは悲劇を引き起こすこともある。そういうものよ――」言い切った後で、僅かに唇が動く。「血を分けた相手でさえも、起きるんだもの」 03:03 (Ryumaco0) 【雪緒】「……え?」血を分けた相手、に思わず見てしまう。気になるけど、でもそれ以上聞くことなんてできなくて「もう一枚、食べる?」そんな的外れなことで摩り替えようとしてしまう 03:09 (Fake__) 【フィアナ】「…聴かないんだ? 興味で食いついてくるのか、とも思ったのだけれど――ええ、頂くわ」ぽふり、と椅子に座る。ああ、と前置きして…「そうそう、吸血の衝動を抑える方法といわれたわね――血を吸う事で衝動が抑えられるなら、私は自分の血を。という選択肢を選んだ。今となっては抗えないほどの衝動に襲われることは少ないけれども」 03:11 (Ryumaco0) 【雪緒】「自分の……?それで、大丈夫なの?」他の誰も犠牲にしなくて済む、なんていい案だろう。そんな風に思って 03:13 (Fake__) 【フィアナ】「大丈夫かどうかは、貴女の衝動がそれで収まるかね。でも――代償はあるわよ。自分の血が沸騰するような痛み…私が受けたのはそれかしら。あとは、これね」手首まで隠れたブラウスの袖。ボタンを外し、引き上げる。普段は隠されたその腕は何本もの牙の跡。白い肌にその傷が、逆に痛々しく移って 03:16 (Ryumaco0) 【雪緒】「っ」息を呑む。一方で、それだけのことをしてまでこらえたフィアナに敬意すら覚えて「うん、今度試して、みる。でも、個人差、あるの?」 03:20 (Fake__) 【フィアナ】「…試さない方がいいわよ。少なくとも周りの人は悲しむでしょ? 私は、見せないように。隠し続けた――この傷は両手にあるの。それこそ、治らなくなるくらいまで、何度も何度も抗った。その結果――個人差はどうなのかしらね。知らないわ」 03:21 (Ryumaco0) 【雪緒】「だって、じゃあ……」他に何ができるだろう。誰かの血を吸わないですむ方法「それしか、ないなら……」 03:29 (Fake__) 【フィアナ】「それしか私が手はなかった、けど。ここは違うでしょう? これだけの組織があれば…輸血パックとか程度、あるんじゃなくて?」 03:30 (Ryumaco0) 【雪緒】「その、もうずいぶん、飲んでないんだ」ダンピールだからかもだけど「一度飲んじゃうと、止まらない気がして」 03:35 (Fake__) 【フィアナ】「そこでどう耐えるかは、それこそ貴女次第。頑張りなさいな――私はもう、こうなるまでこれで抗うしかなかった。でも、それでいいのかもね――」目を閉じて、ブラウスを元に戻す。 03:37 (Ryumaco0) 【雪緒】「……ぅん」頷いて「がんばる」自信は無いけれど、しなければいけないから 03:41 (Fake__) 【フィアナ】「…自信を持ちなさい。やらなきゃいけないじゃなくって、やるの」 03:41 (Ryumaco0) 【雪緒】「さっきは時間かけて考えろっていったくせに」唇を尖らせて 03:46 (Fake__) 【フィアナ】「時間はでもそう余裕があるわけでもない、違う?」一つ息を吐きながら、返す。髪に触れて、乾いたのを確認する。 03:47 (Ryumaco0) 【雪緒】「ぅん」その現実にうなだれる「がんばる」力なく答える 03:49 (Fake__) 【フィアナ】「自分を見失わなければ、平気よ――さて、帰るとするわ。いい時間だもの」時計を見れば、既に夜になり始める時間。日が長いとはいえ、暗くなり始めているだろう 03:49 (Ryumaco0) 【雪緒】「うん、ありがと」素直に返して「あ、これ。よかったら」サンドイッチを手渡す「口に合わないかもだけど」 03:50 (Fake__) 【フィアナ】「ありがと、家に戻ってから食べさせてもらうわ」それじゃ、と言って…バッグを持って室外へと出る。 03:52 (Ryumaco0) 【雪緒】「うん。じゃあ、またね」それを見送って「……」自分の首に下げた十字架を握って、うん、と頷く。そして荷物をまとめこの場を後にする 03:53 (Fake__)   03:53 (Fake__)   03:53 (Fake__) 【フィアナ】「……」帰り道を歩きながら、空を見上げる。星の瞬きが綺麗ね、と珍しいことを考えながら。 03:54 (Fake__) あの少女には自分と同じ道を歩いて欲しくない。肉親に、衝動のままに手をかけることなどして欲しくなかった。だから声をかけていたのだな、と今更に気付く。 03:55 (Fake__) 【フィアナ】「甘いわね、本当に――影響されたのかしら、全く」鞄の中には、さっき貰ったサンドイッチ。 03:55 (Fake__) まぁ、それも悪くないのかもしれない、と…今は思うことにして―― 03:57 (Fake__)   03:57 (Fake__)