21:11 >Ponko< 女の子同士のお泊り会。 21:11 >Ponko< 一見華やかなイメージ。…一部の男の子にとっては色々妄想を働かせる場所(おまえ) 21:11 >Ponko< …そんな、楽園のはず。 21:11 >Ponko< 【てれび】「たぁった!ひとりっきーり…きーみーのーそんざいーがー♪いーつかー…」 21:11 >Ponko< 大音量で流れる音楽、大きな画面に映し出される映像。 21:11 >Ponko< クッションを抱えて布団の上、クッションを抱えてモニタの前に座り込む少女。 21:11 >Ponko< 目をらんらんと輝かせ、モニタにかじりつくように密着している。…シュナ。 21:11 >Ponko< おなかいっぱい、満足の末高いびきのレーミット。 21:11 >Ponko< そして… 21:11 >Ponko<   21:11 >Ponko< …楽園とは程遠い光景が繰り広げられつつあった 21:11 >Ponko< (きゅー 21:16 【まりか】「んー、でも、このシーン、これで通算見たの4回目になるけど、やっぱりいいなぁ。 この頃になると、役者さんも慣れて着てるよね…最初はホントどうしようかなーって思ったものだけど。」 花柄のパジャマ、湯上りの僅かに湿った髪。 リラックスしきった姿かたち。 肘をついて寝転がりながら画面に見入る。 21:21 >Ponko< 【ちとせ】「そうだね。…最近のは、かっこいい系の俳優さん使いすぎ…ってよく言われるけど…。(ぽふ、とクッションに顔をうずめて)それでも、最初と比べると、慣れもあるけど、見てる私達も、慣れちゃうのかも…。」感想を答え… 21:22 >Ponko< 【シュナ】「まったくです。発生、滑舌は俳優、演技の基本だというのに…あの初回には、軽く絶望しましたね。…2chも随分荒れていました。」(頷き…画面から目は離さない 21:26 【まりか】「時代のニーズかなあ。 でも私、どっちかっていうとこう、濃い系の、アクションも出来る俳優さんのほうが好きかも。いまだと難しいのかな…。」布団に身体を預けたまま、足をぱたぱたと動かして。 「…っていうか、シュナ。 ちょっと待って。 …その、魔法界にもインターネットあるの…? 私、魔法少女にもそれなりに夢をもって魔法世界もそれはもう幻想世界みたいな事想像してたんだよ!? もしかして魔法世界って凄く人間界と変わんない…!?」 21:28 >Ponko< 【ちとせ】「そうだなー…世代的に、私小さい頃BLACK見て育ってて…それで、憧れたんだったなー…(ほわー…っという表情…すぐに現実とのギャップを思い出し…)あぅぅぅ…。」クッションに顔をうずめた。 21:30 >Ponko< 【シュナ】「…(しまった…。…いえ、この際押し通す方が無理がないでしょうね)…ええ、むしろ私は2chに積極的に書き込んでいました。というかまりか…レーミットを見ていて…あまりそう幻想を抱くのもどうかと思いますが…。」あまりにも欲望に忠実、人間より人間らしいレーミット。 彼女は今鼻ちょうちん。 21:34 【まりか】「あ、ちとせも? わたしは、姉さんのビデオで見たのが初めてだったんだけど、最初は怪人怖くて姉さんと一緒じゃないと見られなかったな、私。 でも、その、なんだろ。 お話なのは分かってるんだけど、私が怖がってる怪人を格好良くやっつけてくれるヒーロー、憧れたな、やっぱり。 …でも、ホントのホントに最初の理由は姉さんに甘えて、くっつけるから、だったのかもね。」 今は、何処にもいない姉のことを思い出しながら、少しセンチメンタリズム 21:34 に浸って。 でも、それも目の前の軽快な音楽と効果音が、彼女を鼓舞する。 「あ、変身した、変身!」 21:35 >Ponko< 【ちとせ】「ん…変身…っ!」  【シュナ】「ヘシンっ!」そこまで乗るなよ、シュナ…。  21:36 【まりか】「や、それでも最後の希望は持っておきたかったじゃない。 シュナは異端、レーミィはちとせの料理のおいしさにめざめた大食らいだ、ってさ?」 なんて、シュナには返した。  21:37 >Ponko< 【ちとせ】「そう…だね。子供の時とか、分かって…ううん、なかったかな。例えば…怖いシーンとか見たその夜って、夜中に襲われるんじゃないかっ…ってベッドの中で震えてたり…」(恥ずかしそうに笑い… 21:38 >Ponko< 【シュナ】「これは異な事を言いますまりか。私は誓って極めて典型的に貴方のサポートを行っているつもりですが。異端などといわれるのは心外ですね(心のそこから心外だ、といわんばかりに大仰に肩をすくめ…)趣味は人それぞれですよ、まりか。人の趣味をとやかく言うのは感心しません。ウェーイ、ウェーイ」(語尾は画面に合わせて何やら叫んだ。 21:44 【まりか】「わかるわかる。 一人で眠れなくなっちゃうんだよね。 純粋だったなーあの頃、何て成長したふりをしつつも。 実は私、この年になっても怖い話しとか読んじゃうと夜眠れないな…。 嘘なのは分かってるんだけど、なんか想像膨らませちゃうっていうかさ。」 画面では、決め技。 必殺キックの瞬間である。 「必殺の演出は、でもやっぱり時代の進歩だよねえ単純なのも映えるけど、必殺技は派手に決めたいよね!」 ぐっ、と拳を握った。 「そうはいう 21:44 けどシュナ、まさか魔法世界から来たパートナーが特撮大好き、ラノベ大好き、何て展開、お約束から外れすぎだよ?」 布団の端に置かれた御菓子(ぷりっつ)に手を伸ばそうとして…。 微妙に届かない。 んーっ、んーっ、と、手を精一杯に伸ばして何とか横着して取ろうとする。 …余り他人には見せられない光景である。 21:47 >Ponko< 【ちとせ】「…そりゃあ…こういうのだと、そのほうが良いけど、実際は話し合いとかで戦わなくてすんだらいいなー…っていつも…。」 「それに!…私達であの格好でこんなのしたら、その…」続きは続けられない、顔を真っ赤に染めて。 21:49 >Ponko< 【シュナ】「…はぁ、分かっていますか?確かに必殺技は映えます。しかし必殺技に頼らねばならない、というのは普段からの訓練が足りないという事ですよ、まりか。基本スペックさえ高ければ、そのような物も必要はないのです。…魅せ技として以外は。」つん、つん、と気づかれないようにプリッツの箱をつつき、まりかの手から遠ざけ…地味に悪い子なシュナ。 21:50 >Ponko< 【シュナ】「第一…特撮大好き、ラノベ大好きと言いますが…他のモノも好きですよ?例えば…ええ、この理夢さんという方が書いている同人誌、これは中々良い出来ですね。」(ほくほくとした表情でカバンから同人誌の束を… 21:53 【まりか】「キックはちょっと、私たちのコスチュームじゃ、厳しい…よね。」 ちとせを見た。 ついで、自分を見返す。 頷いた。 「そりゃ、ね。 戦うより、戦わないほうがいいには、決まってるんだから。 …でも、やるときこそちゃんとやらないと、ね。」 ちとせの、ちょっと弱気な発言には強気で答え。 …さらに取れなくなったぷりっつの箱を、必死で指を伸ばして取ろうとする。 指先がぷるぷると震えている 21:57 【まりか】「そもそもっ、私、必殺技みたいにこうげきっ、エネルギーをっ、溜めるのっ、にが…てっ…なんだよ…ねっ…!」 横着ここにきわまる。 身体を無理に伸ばすために、声が途切れる。 「だからっ、余計に必殺技にあこがれてっ、だねっ」 ……へちゃり。 22:02 >Ponko< 【ちとせ】「うん…そう、だね。いざって時に…ちゃんと決められないと、後悔しちゃうしね。(<戦い)…私も、究極の選択…みたいのする時来るのかなー…。」(こくん、頷いて)「…ま、まりか?!その、えっと…異常な位伸びてるっていうか痛くない!?」 22:03 >Ponko< 【シュナ】「確かに、まりかは守りにそのステータス配分が高いですからね…。攻めの点での必殺技より、防御の点での必殺技が良いかもしれません。…つまり、プロテクトシェードやATフィールド、ビグザムのIフィールドといった必殺技ですね、まりか。」 22:08 【まりか】「…うん、いたい…」 限界を迎え、やはり男の子に見られでもしたら幻滅極まりない姿勢で身体を痙攣させながら。 ずーりずーりと這ってプリッツの箱をがっしと掴む。「プロテクトシェードやATフィールドかぁ…あれも、確かに華だよね。 でも、Iフィールドって、必殺技って言うよりは装置のイメージが強いなあ、そういう意味では、プロテクトシェードも装置ではあるんだけどさ。 なんていうか、気合?」 この姉にして、この妹の存在があるのか。  22:08 シュナの投げたパスにも、全く遅れることなくついていく。  「究極の、か。 ねえ、シュナ。 私たちがレベルアップしていくと、魔法少女のコスチュームっていうのも、レベルアップしていくもの…なの? フォームチェンジ、って感じで姿、変わったりさ。」 22:11 >Ponko< 【ちとせ】「…言ってくれたら取ったのにー…。(ため息混じりで返しながら…)えっとフォームチェンジは、その…(できるようになった…というべきか。…やらされるようになったというべきか…言い出すか迷い…)」  22:12 >Ponko< 【シュナ】「ええ…そもそもがまりかやちとせのイメージで構成されているものですから。その想像力次第で強度も、姿も変わりますね。そのうちの一形態として…2段階変身、みたいなモノもあると思いますよ。…現に、できるようになったんじゃないですか?ちとせ。」魔力を探り…喋りやがったこいつ。 22:13 >Ponko< 【ちとせ】「…ぅへぁっ!!?」まりかのプリッツを摘み…不意打ちに、変な声が出た  22:20 【まりか】「え、うそっ! ちとせ、フォームチェンジ、できるようになったんだ。 いいな…」 じ、と、羨望の瞳でちとせを見つめる。 その目に宿るのは、唯の羨望だけではない、様な気がした。 「私、1年近くやっているけど、フォームが変わる、までいったことはないんだよね。 そりゃ、経験と共にコスチュームの強度は上がっているのはわかるんだけど、さ。」 ぽりぽりと、スティックを加えながら、ため息をつく。 22:22 >Ponko< 【ちとせ】「私ほら、まりかと違って経験とか、そういうのないから…そういうので無理やりパワーアップさせられたのかもしれないしっ…!それに格好変わってもやっぱりひらひらだし、恥ずかしいし…注目されるし…前なんか、変な半裸の女の人に絡まれるし…。」レーミィが起きていればこう言っただろう、ありゃ痴女ね、と。 22:26 【まりか】「ちとせの才能、なのかな。 どっちにしろ、私は私で頑張らないとね。 頑張らなきゃならないことも、増えたんだし。」 ぐ、と、握りこぶし。 「うえ、半裸の女の人? そりゃまた…頭のおかしい格好で戦いに出る人もいるものだね…。」 自分たちのことは、気にしない。 寧ろ、自分たちが異常だとすら思ってはいない。 22:29 >Ponko< 【シュナ】「まぁ…私とレーミットの差もありますがね…まりかとの別行動も可能な私と、パートナーから離れられないレーミット。その差分、魔力の供給量にも若干ながら差はありますから。…不満ですか?」くすりと笑い、まりかを見やる 22:30 >Ponko< 【シュナ】「まぁ、できるようになるならないは…まりか次第ですよ。…忙しくなりそうですからね、これからは。」 22:34 【まりか】「そだね、魔法少女もほんと、いろんな種類いるみたいだし。 私は、私の力をちゃんと伸ばしていくだけだよ。」 こくり、と頷いた。 「あ…そうだ。 魔法少女のことで、ちとせに言っておかなきゃならないことがあったんだった。」 指についた粉を、ティッシュで拭うと、ちとせのほうに向き直る。 「…あ、シュナ、ちとせ、悪いけど、一旦DVD止めていいかな?」 テレビの画面では、次の話のオープニングが始まっていた。 22:37 >Ponko< 【シュナ】「ええ、かまいません。空気の読みどころは理解しているつもりですよ、まりか。失礼します。」リモコンを手に取り…すらっとしたシンプル極まりない薄水色のパジャマの従者は、やや控えるように移動し… 22:39 >Ponko< 【ちとせ】「うん…?うん、私はいいよ。ずーっと鑑賞会してるってのも…アレだもんね。」一つ頷く。 「…えっと…ん、ぁ…魔法少女の、こと?…レーミィも起こそうか?」涼しい部屋で、あったかいココアを手に取り…ちとせらしいピンクのパジャマ。フリルも各所に着いたそれを着ただすようにして、姿勢を直し…  【レーミィ】「んにゃんにゃ…はんばーぐー…」 22:43 【まりか】「ん、どうだろ。 ちとせが聞いてくれてたら、それでいいかな。 …レーミィ、凄く幸せそうに寝てるしね。」 つんつん、と、寝顔だけ見れば愛らしいその容姿を指でつつき。 「ちとせ、この前、アンゼロットさんに…ロイヤルガードに拘束された事件のこと、覚えてる? 隣町での、暴行事件。」 姿勢を正し、隅に寄せたテーブルのほうへと歩いていく。 22:45 >Ponko< 【ちとせ】「あ、うん…。その、隣町で私達みたいな…コスチューム着てる子が見つかった…っていう?」それ以上の話は聞いていない。レーミィに聞いても知らぬ存ぜぬばかり。  22:52 【まりか】「うん。 私、その時ロイヤルガードの監視振り切って、隣町に出かけたんだ。」 ちとせは、まだ何も知らなかった。 話しておいて正解だ、と、心の中で感じながら。 「じっとしてられなかったし、私は何もやってない上に、ちとせまで拘束されるのって、なんかおかしいって思ったらつい、ね。」 無茶な行動ではあったと自覚しているのか、てへへと頬を掻きながら。 22:54 >Ponko< 【ちとせ】「なら、その…新しい魔法少女って子には会ったの?どんな子?そのっ…私達と一緒に戦ってくれそうな子なのかな…(魔法少女、というイメージから…まだ心の片隅には、数が増えたら戦う機会減るかな…という思いもあり…)…ん、ありがと。(まりかのその無茶さが、今は微笑ましく感じて…)」 22:55 【まりか】「……………」 思わず、沈黙した。 22:56 >Ponko< 【ちとせ】「…ま、まりか…?」その沈黙の、表情の意味が読み取れず首をかしげ… 「…まりかー…?」 22:56 【まりか】「………」 この上なく、沈黙してしまった。 だってそうだろう。 …新たに現れた魔法少女、火渡ありさ。 …確かに、悪い子じゃない。 悪い子じゃないのは、分かっている。 しかし、しかしだ。 …そのなんというか、魔法少女というイメージからは最も遠い人種だと思うんだ。 どう説明しようかな、と、頭をひねり。 22:58 【まりか】「うーんと、その……表現で言うと…。 ろ、ロケット花火みたいな子?」 自分でもどうなんだと思う表現だ。  23:03 >Ponko< 【ちとせ】「ロケット…花火、それってその必殺技がそう、とかそういう意味じゃないんだよね?えーっと…こう…思い込んだら一直線…みたいな感じ?」ロケット花火…そこから連想される言葉を表現してみた 23:06 【まりか】「うん、すさまじい勢いの子。」ちとせの言葉を、間違っていない、という風に肯定し。 「……結局、隣町で事件を起こしていたのは、その魔法少女の女の子だったんだよね。 火渡ありさ。 魔法少女ディモス。」 ちとせにとっては、敵対する魔法少女もいるという事実は、さらに辛いことかもしれない。 しかし、それでも…伝えなければならないことだ。 23:09 >Ponko< 【ちとせ】「でも…まりかの言い方だと悪い子って感じしないかな…。だって、憎んでるって感情がまりかの声にないもの。…その子、どうなったの?…ディモスって、またすごい名前だね…」(お前がつけたんだ、中の人。) 23:10 >Ponko< 【シュナ】「どこまで話すかは、まりか、貴方が決めなさい。」こくん、と頷き…二人を見やる 23:14 【まりか】「ん、最終的には、ちゃんとお話し合いも出来たしね。 その、魔法少女ディモスとは、もう戦うことはないと思う。 きっと、これからの力になってくれると思うよ。 勢いのある子だけど、ちとせは美味しいご飯作れるし、仲良くなれると思うな。」 少し、感嘆。 ちとせの凄いな、と思うところは、此方の感情や、声の色を、的確に言い当ててくることだ。 洞察力、注意力。 人の心に対する、優しさと気遣い、とでもいうのだろうか。 そんな部分も、彼女 23:14 が好きな理由ではあるけれど。 23:19 >Ponko< 【ちとせ】「じゃあ…今度紹介してね。新しい魔法少女の子…楽しみだね。(ほわん、と想像してみる。…なぜご飯が作れる事が関係するのだろう、わからないがロケット花火みたいな子…ノエ ルさんみたいな子だろうか…)…でも、悪い子じゃなかったなら…もう事件は起きないよね。」まりかの返事に…嬉しそうに破顔し… 23:19 【まりか】「…それで、彼女が隣町で事件を起こしていた理由だけど…。」 一旦言葉を切る。 「魔法少女を。 純正の、私たちみたいな魔法少女を、探してたんだよ。 …向こうは、少なくても私のことは…知っているみたい、だったよ。」 23:22 【まりか】「…彼女の後ろに、魔王がいるの。 ……それが、魔法少女であるありさを、けしかけた。 …多分これからも、ありさと同じように、魔法少女がやってくると思う。 私たちの敵として。 ………このセイクリッドクリスタルを、奪うために。」 自分の胸元…変身時にクリスタルが現れる部位に手をやって… 23:24 >Ponko< 【ちとせ】「へ…?取られちゃダメなの?」やはり、そんな大事な物だとは思ってなかった。「そりゃあ…変身するのにいるから、大事かもしれないけど…その…。なんで狙われるのかな…?」首をかしげる 23:24 >Ponko< 【シュナ】「変身中は、クリスタルと精神的に肉体的にリンクしていますからね…無理矢理剥ぎ取られれば…そのまま廃人になりかねませんね。」さらりと怖い事をいう 23:27 【まりか】「クリスタルは、凄いプラーナの塊なんだって。 純粋な、プラーナの塊。 それを何に使うのかまでは分からない。」 まだ、自分でも把握しきってはいない。 クリスタルを手に入れ、魔王が何を為そうとしているのかまでは。 「…うん。 シュナの言うとおり。 無理にクリスタルを壊されたありさは、倒れて、1週間くらい目を覚まさなかった。」 その言葉をつなげるように 23:31 >Ponko< 【ちとせ】「…怖い、な。…狙って来るんだ…。」素直な感想をもらす 「…まりかと会う前の私なら…そんな怖いのならもう魔法少女やめる…!って言ってそう。」間違いない。 23:34 【まりか】「うん…私も、怖い…よ。狙われるっていうのは、エミュレイターと戦うっていうのとはまた別のベクトルだし、さ。」 開いた自らの手を、強く握りなおしながら。 「でも、うん。 私だって、やめるわけには行かないんだ。」 決意を述べたちとせの表情に、自分も勇気付けられる。 23:39 >Ponko< 【シュナ】「そうですね、一人で戦い続ける事よりは、ずっと心強いでしょうね。」ふと、過去に思いを馳せる…。自分は何を考えていただろうか…その末に今自分はこうして… 「…一人では追い詰められます。身体的ではなく、何より精神的に。」 23:46 【まりか】「その魔王が、姉さんの最後に、関わってるかもしれないし、さ。 …確証は無いんだけどね。」 温くなったココアを、景気づけとばかりにぐい、と飲み干す。 「…うん。 一人で、ううん、二人で戦うつもりで、町を出た。 だけど、ちとせとであって、みんなと出会って。 …みんなで一緒に戦うことを、知ったよ。 だからその…ちとせさえよければ…これからも、よろしくね。」 おずおずと、手を差し伸べる 23:47 >Ponko< 【ちとせ】「それに、そのありさって子も…きっと一緒に戦ってくれるんでしょ…?他にもきっと環君とか、瀞ちゃんとか…風華さんとか…助けてくれそうな人も、いるしね…。…頼ってばっかりだと…また怒られそうだけど。(小さく肩をすくめる)…わ、わたしなんかで…良ければ。」同じく、…ゆっくりと手を差し出しその手を握り 23:48 >Ponko< 【シュナ】「…。…しかしまりか、姉の行方、最後を追う事もですが…自身の安全を考えてくださいね?…パートナーとしてこれだけは忠告させていただきますが、あなたはそういった場面での冷静な判断が若干、いえ…大幅に欠けて…」 23:51 【まりか】「ありがと、ちとせ。 一緒に、がんばろ。」 てが差し伸べられたのを見れば、何処か安堵するように、その手を強く握り。 「…うー、シュナ、五月蝿いよう。 私は私なりに、一生懸命なのっ。」 ぷう、と、頬を膨らませた。 23:57 >Ponko< 【シュナ】「真実を言ったまでですよ…いなくなった人間を追うよりも、自分の身、今周りにいる人のことを第一に考えてほしいと言う。この当然の事をどうして理解してくれないものか…頭が痛くなります。」それにはため息で返し 23:59 >Ponko< 【ちとせ】「でも私…やっぱり人と戦うのって…苦手…ううん、嫌だな。レーミィに始めて会った時も人を助けられるから…って思ったし、ね。それでも…うん。大事な人は…助けたいもん…ね。」繋いだ手、暖かい手…心が和んで…ふわっと表情を緩め 00:02 【まりか】「…。」 じ……と、シュナの表情を見つめて。 「なんだか、お姉ちゃんみたいなこと言うんだね、シュナって。 なんか、お姉ちゃんがシュナの立場だったら、そんなこと言いそう。 でも…決めたことだもん。 それに今は…仲間だっているから、無茶もしないよ。」 目を閉じて、つないだ手に意識をやる。 暖かい。 「みんなのための、ちょっと幸せな明日を提供する。 それが魔法少女の心意気、だよ。」 00:06 >Ponko< 【シュナ】「…っ。…そうですか(努めて言葉を平静に保ち…)…ならばこそ、姉君の心労と(冗談っぽく)、まりかのその性格は昔から変わっていなかった…ということですね。」 00:09 >Ponko< 【ちとせ】「…うん、私達はカミサマなんかじゃないもん…ね。出来る事なんてちょっとだけ…。だから、そのちょっとで私達も、少しだけ幸せになれればいいね…。」 ためらいながら…「そりゃあ皆、皆幸せになって、助けてあげれたら…って思う事もあるけど思っても、出来ない事、出来る事はあるし…。だから…出来る事頑張るしかないんだよね。」  00:13 【まりか】「あーはいはい、お説教はもういいの!」 シュナの言葉をびしい、とさえぎり。 「だけど、私たちにできることは、他の人が出来ないことなんだ。 魔法少女として、頑張るっていうのは。 …うん。 あは、ちょっと今私達、恥ずかしいこと言ってる?」 ちとせの言葉に、笑顔で頷き。 …そして…同時に、少し赤面した。 思い返せば、ちょっと恥ずかしい言葉で。 00:18 >Ponko< 【ちとせ】「大丈夫…私もきっとすごい恥ずかしい事言ってる…。だって、私がだよ!?私が…その、人にお説教するような言い方なんて、その…すっごく恥ずかしい…。」煙が出そうなくらい…というのはこの事を言うのか…顔を布団にうずめ、ゴロン、と転がって…ちょっと目線だけあげる「…だから…恥ずかしい同士で、問題なし…ってことで。」 …この恥ずかしさは、不思議と…嫌な恥ずかしさじゃなかった 00:23 【まりか】「ん…だね……。 お互いお咎めなし、だ。」 同じように、布団の上に転がりながら。 少し冷えた布の感触が、心地いい。 この町でよかったな、なんて、そんな事をぼんやりと考えながら。 「よーし、ちとせ、BLACKを見ようよっ。 ラスト一連の流れを一気に鑑賞!」 女の子としては、色々と間違っている発言かもしれないが…それでも楽しそうに、おー、とばかりに、仰向けになって拳を突き上げた。 00:27 >Ponko< 【ちとせ】「…うん!(棚をスライドさせ…DVDを取り出し…)この頃のが好きなのはやっぱり勧善懲悪…悪いのと良いのが分かれてて、子供心にも分かりやすいってのがあったよね…ほんとにシャドームーンが出てきたときは…ぐっと来たし…BLACK助けたクジラ怪人とか…涙無しには、ね!それと操られたバトルホッパーが抵抗するところとか、2大名シーンだよ…!」 空気が変わったと同時に饒舌にしゃべり出す。 00:28 >Ponko< 空気が変わったと同時に饒舌にしゃべり出す。 00:31 【まりか】「わたしはもう、ライダーが死んじゃった所で頭真っ白になっちゃったなあ、あのあたり。 よし、今日は朝までちとせと一緒に鑑賞会っ。」 あとは、さっきまでと同じ空気。 楽しげに騒ぎながら、再び始まった映像に、一喜一憂する。 00:32 >Ponko< 【ちとせ】「…うん…!あの展開はヒーローが死んじゃう…って意味で衝撃的だったよね…!」ごろん、お布団に転がりながら…鑑賞を再び開始 00:35 >Ponko< 【シュナ】「…はぁ。」やはりため息をつく…少ししゃべり過ぎた。まだまりかに知られるわけにはいかないから。「…気をつけねばいけませんね。…まりかにも、ハイドにも。」目を閉じ…一人、誰にも聞こえないように呟いた 00:37 こうして、魔法少女たちの夜は過ぎていく。 ……少女同士のお泊まり会。 魅惑的な響きではあるが、実情を見て驚かない人間はいるのかいないのか。 それはさておき。 本人達は、とても楽しそうで、幸せそうで。 …穏やかな時間が、流れていた。 『ライダァーキィイイーック!!』  倉田てつをの声がよく響く、そんな夜だった。