21:17 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「――巡る七耀、渦為す螺旋の理よ。堅き大地を紅蓮の焔と満たせ…」 21:17 (tsuku-yo_)   21:17 (tsuku-yo_) 滅びに瀕した世界であっても、太陽と月は当たり前のように空を巡り、季節もまた移ろう。 21:17 (tsuku-yo_) そして今は新たな命の芽吹く春を過ぎ去り、最も強く生命の輝きを帯びる夏。 21:17 (tsuku-yo_) ――最も、ここ最近の尋常でない暑さは、命の輝きを帯びるどころか下手すれば干からびてしおしおになりかねないキツいものではある。 21:17 (tsuku-yo_) しかし、だがしかし。 世界を蝕む病魔は、実に遺憾な事に暑かろうが寒かろうがお構いナシに攻めてくる。 21:17 (tsuku-yo_) それに備える為にも、日々の鍛錬と言うものは決して怠る事は出来ない。 21:17 (tsuku-yo_)   21:17 (tsuku-yo_) ミスティ・ルティーナが炎天下の最中、真っ黒いローブを着て文字通り滝のような汗を流してまで訓練に励んでいるのも、そういう理由からである。 21:17 (tsuku-yo_) ……最も、わざわざ火属性の術の訓練をしているのも、熱気を増している原因の一つであるのは間違いない。 21:17 (tsuku-yo_)   21:17 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「はぁ、ふぅ……きょ、きょうはこれくらいにしようかな……あ、あたまがぼーっとするぅ……」 21:18 (tsuku-yo_)   21:18 (tsuku-yo_) へろへろと掲げていた杖を下ろし、ふらつく身体で凭れ掛かる。本日の自主訓練、これにて終了である。 21:18 (tsuku-yo_) ……さしあたって、汗でベタベタの身体を何とかするべきだろうか? 21:18 (tsuku-yo_) 疲れきった身体に鞭打つような有様でへろへろと歩きながら、乱れた髪を整えている女の子っぽい男の子であった。 21:18 (tsuku-yo_)   21:18 (tsuku-yo_)   21:18 (tsuku-yo_) (このへんからすたーとしよう) 21:24 (torazou) 庭での仕事は多い 21:24 (torazou) その『時』が来ない事を祈り積極的に任務に取り組めば当然の如く戦いになる事も多い訳で 21:25 (torazou) 幾ら着替えようと、清水で汚れを洗い流そうと湯に浸かる行為には遠く及ばない 21:26 (torazou) 訂正:幾ら着替えようと、清水で汚れを洗い流そうとその疲れを汚れを消し去るには湯に浸かる行為に比べ遠く及ばない 21:28 (torazou) 任務から帰り、それを求めて移動の最中……耳に飛び込んで来るのは激しい訓練の音で 21:30 (torazou) 【ユーティ】「……この声……」近づけば聞き及びのある声を耳に留めそっと訓練場を覗き込み 21:30 (torazou) (な感じで 21:38 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「うぉぉぅ……思わず呻いてしまうほどに暑くてつかれたよぅ……うぅ、はやくお湯たっぷりのお風呂に使ってすかーっとしたい……!」覗き込まれているなど露知らず……というより気付く余裕さえない程疲労困憊している現状。訓練を終え、やれお風呂のある場所へ移動しようと、杖に寄りかかって、ローブの裾を引き摺りながら歩いていく。 ずる、ずる・・…ずる、ずる…… その速度、まるっきりカメである。 21:39 (torazou) 【ユーティ】「……ミスティ=ルティーナ、訓練は感心するけど……大分辛そうに見える……大丈夫?」ふと、悪戯心が働いてかそーっと足を忍ばせて近寄って至近より声をかけて、そう言えば昔誰かに貴女がやると洒落にならないから止めなさいといわれた様な気がするなと声を掛けてから思い出し 21:44 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「!? ひゃわああぁぁぁ――へぶっ!?」 絹を裂くような悲鳴、というヤツを実演しながら……そう、文字通りいきなり背後で囁かれた言葉にド肝を抜かし、寄りかかっていた杖を手放した挙句、顔面から着地――とてもいたそうな音を立てて沈黙する事暫し。「……ゆーぅぅぅてぃぃぃぃぃ……」ボロゾーキンのごとく大地に伸びていた黒ローブが、むっくりと直立状態のまま、シュールな唸り声と共に起き上がる。 21:48 (torazou) 【ユーティ】「……作戦成功……」ミスティの悲鳴に変わらぬ表情で満足げにぽつりと呟く……しかし顔面から着地してしまったミスティを見て流石に「……許して欲しい……一寸した出来心……」唸り声にあうと一歩下がっては謝罪の意を見せる 21:51 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「……ユーティ……世の中、やっていい冗談と悪い冗談があるんです……ちなみに、疲れて疲れて汗びっしょりでヘトヘトのわたしをビックリドッキリさせるようなのはNGなんです。でも良い子のユーティならきっと分かってくれると信じています……ので、てい」謝罪のみでは流石に収まらない顔面ダイブの痛み。黒ローブの裾から伸ばした指で、ユーティのおでこをぺちん、と弾く。「今回はこれで許してあげます。全くもう…」ぷう、と頬を膨らま 21:51 (tsuku-yo_) せてのたまう。 21:55 (torazou) 【ユーティ】「……あう……その御免なさい……」ぺちりと叩かれたおでこを摩りつつもう一度謝罪してからミスティの台詞を反芻し「……ミスティ=ルティーナは……疲れて疲れて汗びっしょりでヘトヘト……」しばし考え込んでから「……では良い提案がある……ミスティ=ルティーナ……貴女はお風呂に行くべきだと思う……」 22:02 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「分かってくれたみたいなので、もうこれ以上は言いませんけど……え、ああ、うん。丁度今からお風呂に行こうと思ってたんです……さすがにこのままだとキモチわるいですし…」ユーティの言葉に同意するように頷き返し。落とした杖を拾ってそれに寄りかかる。 ――現状、疲れた身体に杖は欠かせないらしい。「そういえば、ユーティは…何をしてたんですか?」はふー、と疲労の色の濃い溜息を付きながら、いきなり背後に現れたこの少女は何をして 22:02 (tsuku-yo_) いたのだろうと思い、ゆっくりゆっくり、歩きながら問いかける 22:09 (torazou) 【ユーティ】「……さっきの……お詫びがしたい……受けてくれる?」無表情にそう答えるとミスティのゆっくりゆっくり歩く様子を見てその身体を抱き上げるとそう尋ね「……私も……お風呂に行く所……命の洗濯……あれは気分がいい……」とそのまま歩きだしてから何をと尋ねるミスティの言葉に答えると「……だからミスティの背中を流す……大丈夫……得意だから……」と言葉をそう締めくくり 22:14 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「わ、わっ……お詫びに背中を流す……っていうのもなんだか変ですけど……でも、ユーティらしい、です」なす術もなく抱きかかえられる。通称お姫様抱っこというヤツをされながら歩く自分たちは、他人から見たらどう思うのだろう―――「………え゛? せ、せなかを、ながす?わたし、の?」 ――そう思って本気で良かったとおもう。このままではユーティと一緒に裸の付き合いをするハメになる。それはまずい、とてもまずい。 なぜなら、見た目 22:14 (tsuku-yo_) や仕草は女の子でも、自分は至って健全な少年なのだ。 ……至って、健全な少年なのだ。誰が何と言おうとも。「 え、ええと…その、気持ちは嬉しいけど、できれば別のお詫びが――って、あの、ミスティ聞いてるかな…?」 22:21 (torazou) 【ユーティ】「……綺麗に洗って……ぽかぽか温まると気持ちいい……」変という言葉に真剣そうにそう説明する、歩みは止めずに既に訓練場は後で「……東の国では裸の付き合いはとても大事なものだと聞いた……ミスティは初めての友達だから……」覚えている限りはでは有ってもそれは大事なことで、わたし、の?という言葉を肯定するようにこくりと頷き「……大丈夫……安心していい……いまは姫様が湯浴みを終えた後のはずだから……誰も入ってない……穴場……」 22:21 (torazou) と目の前の友人である“少女”に向かって鷹揚に頷き 22:28 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「う、うん。綺麗になるのもいいし、ぽかぽか温まるのもいいんだけど…その、このままだとわたし、別の意味でぽかぽかになりそうというか……あうあうあー」なんということだろう、ユーティは実に真剣で、かつとても嬉しい事を言ってくれている。はじめての友達――村を病魔に滅ぼされて以来、辛酸と苦渋を代わる代わる舐めるような暮らしを送ってきただけに。その言葉の意味はとても重く、尊く。 かといって男の子としての尊厳も捨てたくはない 22:28 (tsuku-yo_) 。穴場だとか人が居ないとかそれ以前の問題である。 いや人が居ないに越したことはないのだが。「…あーうあうーあうー……そーそーですね・・・お友達だものねあはははは…は…はぁ」 …結局、男の子としての尊厳とかは考えない事にした。 22:36 (torazou) 【ユーティ】「……別の意味……?」きょととしながらその意味を考える……むろんそんな意味に思い当たる言葉は想像も付かずに、代わりに「……ミスティ=ルティーナは……今日は一寸変わってる……やっぱり無理をしすぎた?……疲れすぎると考えが鈍くなるから気をつけにないと……」先ほどから歯切れの悪い彼女の様子に自分の中で当て嵌めた理由からの忠告を真剣そのものに伝える「……そう、友達……うん…良い響き……」と唱えると歩速は目に見えて速くなって 22:50 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「そんなことないですよーわたしはいつもどーりのわたしですともあははは」お姫様抱っこされたまま、歩く度に頭がかっくんかっくん。その目は色々と悟りの境地に達した目だったりするかも知れない。「うん、友達だね……友達。その友達という大切な絆が今わたしをおもいっきり追い詰めている気がしなくもないけど、お友達だものね……うふふふふ」疲れたような諦めたような微笑を浮かべながら、目的地へ連行されていく…もうそろそろだろうか。 22:56 (torazou) 【ユーティ】「……ならいい……もし風邪だったりしたら……大変だと思ったけど……安心した……」その言葉に純粋な微笑みを浮かべて答えると立ち止まり、大浴場の扉を開け中を確認する、予想通りそこには誰も居らず「……何も問題は無い……では準備を……」とミスティを脱衣場に降ろして着替えを促して 23:02 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「風邪だったらまだ良かったとおもいますよ……ああ、着いたんですね…」ようやっと下ろされた大浴場の脱衣場。 これが1人なら鼻歌交じりに服を脱いで、浮かれ気分で目の前の浴室への扉を開いただろう。 しかし今の状況はさしずめ断崖絶壁、扉を潜れば跡後は落ちるところまで落ちるだけ、といったところ。 が、ここまできてまごつけばまたユーティが心配するだろう……「うん、じゃあ…脱ぐ、ね」 ――嗚呼、この少女のような少年は、ひょっ 23:02 (tsuku-yo_) としたらなんだか大人への階段を登ってしまうかもしれないし、しまわないかもしれなかったが、とりあえずローブを被ったままもぞもぞと服を脱ぐことにしたようだ。 23:06 (torazou) 【ユーティ】「……今日のミスティは……難解……」微妙な言い回しに不思議そうに小首を傾げる……ミスティの心配など何一つ判る筈も無く「……私も……脱がなきゃ……」と用意して置いた着替えを棚に置くと上着を脱ぎ出し 23:10 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「よい、しょ――は、ほっ、とやー!」もぞ、もぞ、ぽい、くるくる、ぱさっ――順番に、黒いワンピースを脱ぐ、下着を脱ぐ、衣類カゴに放り込む、身体にタオルを巻く、ローブを脱ぐ、である。肩から足首までをすっぽりとタオルで巻いて隠した完全防御体制。「じゃ、じゃあ、先にはいってるね!」そしてなるべく脱衣中のユーティを見ずに、浴室へと足を踏み入れる――例えこんな状況でも、やっぱり見たら色々ダメな気がしたのだった。 23:17 (torazou) 【ユーティ】「……凄い凄い……」あっと言う間に脱衣を終えて浴室へと急行するミスティの神業的な速さに拍手してから、自分もズボンや下着やらを脱いでは無造作に籠に入れると「……タオル……そうか……ミスティ=ルティーナは……恥かしかったのか……」ここにきてやっとそのことに気が付いてから普段はつけないタオルで簡単に身を隠し浴室へと歩み「……ミスティ=ルティーナ……お待たせ」と中に居る筈の相手に声を掛けて 23:22 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「ふぅ〜……こ、ここからが本当の(ある意味)地獄です……!!」湯煙漂う大浴場に逃げこんだはいいものの、間も無くミスティもやってくるだろう。 もし男だとバレようものなら、友情にヒビが入る程度では済まされないかもしれない。こんなことならアルハだけにじゃなくて皆にもさっさと話しておくんだったと若干後悔しつつ、頭から掬ったお湯を被る「――っ、ふうぅ〜〜…はうー、なんだかんだで生き返ります…あ」両サイドの紫のお下げからお 23:22 (tsuku-yo_) 湯の雫を滴らせながら、さっぱりした心地良さに浸っている最中。呼びかけられた声に反射的に振り向けば――バスタオルで身を包んだユーティの姿。 …色々とセーフではあった。 23:29 (torazou) 【ユーティ】「……ミスティ=ルティーナの真似をして見た……その方が良さそうだから……」と振り向いたミスティに話しかけながらゆっくりと近づいて「……じゃあ……約束通り背中を流す…後ろを向いて……」息がかかるような距離でしゃがみ込んでミスティに伝え 23:34 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「ああ、うん、とてもいいアイデアだとおもいます! その方がわたしの精神安定上とても助かひゃい!?」息が掛かりそう、というか実際に息が首筋の辺りにかかってぞわぞわ。びくーんと背筋を伸ばし、その途端――ぱさっ。 幸い、腰から下の部分だけはタオルの落下を死守し、洗い場の椅子に腰を下ろしたのだった。「あー、うん、それじゃーなるべく手早くしゃしゃしゃーっとおねがいしちゃいますです、はい」 23:37 (torazou) 【ユーティ】「……判った……」こくこくと頷きながらミスティの肌に触れると後ろを向かせて、タオルを石鹸で泡立て始める程よく泡立ったところで「……ミスティ=ルティーナ先ずはお湯を掛ける……目を瞑る事を推奨する……」と手桶に程よい加減のお湯を入れて 23:40 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「……よくよく考えれば、誰かとお風呂に入るなんて……村がなくなる前以来かな…」ユーティの用意が終わるのを座って待ちながら、ふと昔、まだ村が病魔に滅ぼされる前にも、こんな風に両親に背中を洗ってもらった記憶が蘇る。 ユーティの忠告に、ん、と小さく頷き返すと、目を閉じてタオルを胸元まで引き上げ。 23:45 (torazou) 【ユーティ】「……大丈夫……これからも一緒に入れば良い……」ぎゅっとその言葉にタオルを強く握ってから、お湯を浴びせると泡立てたタオルでミスティの背を擦りだす……自分で上手だと言ったのは嘘ではないらしく、絶妙な力加減でテンポ良くその手は動いて「……どこか、痒いところとかあったら言う様に……」 23:50 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「あー…でも、一緒に入っていたのは時たまだったから、やっぱり時々、ほんと時々でいいとおもいます…ほら、でないと有難味も薄れちゃいますし、ね?」背中を泡立てられながら、流石にコレが頻繁に続いたら大人の階段を三段跳びで登ってしまう可能性も無きにしも非ず、と慌てて言い繕い。「痒い所は特に……本当に上手なんですねー」まあそれはそれとしても、ユーティの意外な特技に一寸驚き。 23:54 (torazou) 【ユーティ】「……湯船に盆を浮かべて飲み物を飲むとか…色々聞いたのに……ちょっと残念……」だがミスティの言葉を酌んでうんと頷くと「……私が戦う以外で褒められる事は珍しいから……」湯気で肌が火照る以外の理由で若干赤なって答え 00:00 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「そ、それはなんというか……風情があるというか、ちょっと老成しすぎというか……あ、でも冷たいジュースを浮かべたりするのはいいかもしれません…」なんだかんだいっても、一度はやってみたいのである。お盆の上に冷えたジュースを載せ、湯船に浸かりながらくいっと一杯――なんというかシブい。「戦う以外にも、できることって、きっと誰にだって何かあるはずですから……戦うだけが取り得、なんていうのも悲しいじゃないですか」だから、ユ 00:00 (tsuku-yo_) ーティのコレは自慢してもいいと思います、と朗らかに言って。 00:06 (torazou) 【ユーティ】「……じゃあ今度機会があればやって見よう……秘密で……」うんうんと頷く、火照った身体に冷たいものと言うのは中々に良い組み合わせだと思いながらも手は休めずに動きミスティの肌を玉のように磨き上げる「……でも戦うことは……私の仕事……だからそれも大事な事……でもありがとう……ミスティ=ルティーナ」その言葉には滅多に表れないであろう親愛の情が乗って 00:12 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「……できればコーヒー牛乳がベストだとおもいます。次点でフルーツ牛乳かと……フルーツ牛乳など邪道、というならアイスコーヒーというのも手ではないかと…」コーヒー牛乳もフルーツ牛乳も、風呂上りだけに飲むものに在らず、と若干熱の篭った主張。ちなみにミスティは風呂上りにはコーヒー牛乳派であった。どうでもいいが。「そうですね、戦わなくちゃ、生き残れませんから……でも、戦うこと以外の事だってできないと、やっぱり生きていけな 00:12 (tsuku-yo_) いんです……あ、もうそろそろ流してくれませんか?」食事を作ること、病気や怪我を治すこと、掃除をすること……戦い以外の事ができなければ、こうして生活する事なんて出来はしないのだ。 00:14 *D_EX_M quit ("dat落ち") 00:19 (torazou) 【ユーティ】「……じゃあ…この後お風呂を上がったら食堂で一緒に飲もう……コーヒー牛乳」ミスティの熱弁に促されるようにそんな提案をする、軍隊式の泥臭いコーヒーなら良く飲むのだが、ミスティの語るそれは凄く柔らかな感じがし試してみたくなって「……そうかもしれない……でも今は戦わないと。……それが終わったら、うん……ミスティの言うとおりだと思う……。わかったじゃあ……」手桶に湯を満たす音が浴室に響いて、その後はざばざはとミスティに湯掛 00:19 (torazou) ける音…それが交互に繰り返され 00:25 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「そう、ですね……でも、今日は暑かったですから、ひょっとしたら他の人が飲んじゃってるかもしれません……なるべく、奥の奥の奥の奥の、はじっこにまとめてキープしてあるので気づかれてないとは思うんですけど……」二人揃ってお風呂上りのコーヒー牛乳を飲む。それもまた面白いだろう。無論飲む時は腰に手を当ててぐいっと飲むのだ。その辺もちゃんと教えなくてはいけない。「早く、戦わなくていい世の中になるといいんですけど……そのため 00:25 (tsuku-yo_) にも、戦いも息抜きも、どっちもちゃんとがんばりましょう――わぷっ」戦わなくていい世の中、自分が仇を討ち終えた後、病魔のいなくなった世界――そのとき自分は一体どうするのだろう、そう思いながら、湯を掛けられ雫を滴らせる髪をきゅっと手で搾り。「それじゃあ…えっと、適度に距離を置きつつ、湯船に入って温まりましょう」 00:32 (torazou) 【ユーティ】「……中々用意周到……私も見習わないと……」ミスティは既にその準備をしているらしい、そう考えると私などはまだまだなのだろう偶発時にさえ満足に対応できないのだからと考えながら「……わかった……そういう機会があれば誘って欲しい……姫様の許可があれば付き合えると思うから……」頷きながら最後に湯を掛けると何気い仕草で立ち上がって「……ほら、ミスティも……」と後ろから立ち上がるのを手伝うために手を伸ばす 00:37 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「備え在れば憂いなし、とも言いますから……一番いいのは、名前を書いておく事です。そうすれば高確率で食べられたりはしません。 もっとも、時たま気にせず食べちゃう人もいますけど……まあ、今日はわたしのコーヒー牛乳を分けてあげますから」一番の友人の為なら、秘蔵のコーヒー牛乳を分けてあげるのも惜しくはない。「むしろあのお姫様も、なにか息抜きしたほうが良いと思いますけど……余裕を持つのも大事です」あ、大丈夫ですから、と断 00:37 (tsuku-yo_) りを入れつつ、またタオルをきっちり巻きなおし。「じゃあ……湯船に浸かって、100まで数えたら出ましょうか?」 そして、後手にユーティの手を握りながら、そう呟いた。 00:45 (torazou) 【ユーティ】「……うん……」と握られるままに引き起こすせば、密着した状態……僅かな布越しに肌が触れ合う。足元を見れば……ミスティを洗うのに使っていたであろう大き目のタオルがタイルの上に転がっていて「……100まで……うん、同時に数えて、同時に出よう……」とそんな提案をしながら 00:49 (tsuku-yo_) 【ミスティ】「――ゆ、ゆーてぃ……その、たおるはちゃんと巻いて欲しいなってわたし、おもいます」足元に放り出されているのは何の事はない、ユーティのタオルであり、ソレが自分の足元にあると言う事はつまり、今やけに密着気味のユーティは――果たして、100まで数え終わるのが先か、のぼせて湯船に沈むのが先か――魂の洗濯であるお風呂場で、人知れずピンチを迎えているミスティであった…… この後みすてぃが血の海に沈んだかはさだかではない