20:59 (kitsune__)   20:59 (kitsune__)   20:59 (kitsune__)   21:00 (kitsune__) さて、この私、いいんちょーこと羽山歩夢はただいま奉仕活動の真っ最中です 21:01 (kitsune__) まあ、具体的には転校生への学校案内だったりしますが 21:03 (kitsune__) 中々に広いこの学園、それなりに見応えのあるもので、時間もそこそこかかります 21:04 (kitsune__) 普通なら入るクラスの委員長がやる役なのに、あろうことかその人は風邪でお休み。というわけで不肖この私にお鉢が回って来たのでした 21:05 (kitsune__) ぶっちゃけ堂々と授業サボれるからそれはそれでおいしいし 21:06 (kitsune__) それにもうひとつ 21:06 (kitsune__) 【歩夢】「面白そうな人と知り合えそうだしね」 21:12 (tuka-neko) 【綾】「………………いきなり不躾だな。面白い、というのは褒め言葉じゃないだろう……」と、そんなことを言っているのはキッチリ髪を編みこんだ、制服の胸元が弾けそうな体型の女の子。歩夢の言葉に……眉根がぎゅ、と寄せられていたり 21:15 (kitsune__) 【歩夢】「あら? 聞こえてた? これはうっかり」 いけしゃあしゃあと言ってのけ 「でも、褒め言葉だと思うよ。『つまらない人』って言われるよりは何倍もいいとは思わない?」 21:16 (tuka-neko) 【綾】「そうか?まぁどういう意味かにもよると思うが……」笑いものにされるのはゴメンだぞ、と小さく呟きながらも……ふと、転入したクラスには居なかったはずの少女をまじまじと見て…「……ところでキミは?」 21:20 (kitsune__) 【歩夢】「これは失礼。私は羽山歩夢。違うクラスの委員長をやってるわ」 そう自己紹介したあとで「あなたのクラスの委員長さん、今日は風邪でお休み。私はその代打ってわけ」 21:21 (tuka-neko) 【綾】「……ああ、じゃあ教諭が学内の案内云々を言っていたのはキミか。ボクは鈴森綾だ。よろしく頼む」歩夢の説明に得心が行ったのか、うむりと頷き……改めてぺこりと頭を下げる 21:24 (kitsune__) 【歩夢】「こちらこそ」そう言ってにっこりと微笑む。 「しっかし……」 と軽く綾の全身を眺めて「その口調と格好だとさぞかし後輩君たちにモテたんじゃない」 冗談めかして初対面の感想を伝える 21:26 (tuka-neko) 【綾】「……む?……そうか?そんなことはなかったが…?」と、歩夢の言葉には怪訝そうに首をかしげて。「……それに、仮にまかり間違ってそう言うのが居たとしても、色々忙しくて構っている暇もないしな」なんともそっけない言葉が返ってきたり。 21:29 (kitsune__) 【歩夢】「あらら、それはそれは」苦笑しながら「こっちもこっちで大変そうね……周りが」 ちょっと思い出すのはクラスメイトのこと。なんだか、目の前の少女は彼と同類の匂いがしてきた。うん、やっぱり見立ては間違ってなかったようだ。「それじゃ、輝聖学園案内ツアー、しゅっぱーつ!」 胸のうちをおくびにも出さず、高らかな声で宣言する 21:31 (tuka-neko) 【綾】「……其処まで大仰にしなくても言いと思うのだが」目の前の少女ののハイテンションにはついていけないのか小さく唸りながら。歩夢の内心には塵ほどにも感づくことはなく彼女の後をついていく。 21:34 (kitsune__) 【歩夢】「ノンノン! せっかくなんだから楽しまないと。まずは今の時間は使われていない部室棟から案内するね」 そう言って先導する 21:36 (tuka-neko) 【綾】「学内案内で……楽しめるのか?……ん、部室……か、頼む」と、きょろきょろと辺りを注意深く見回しながら歩いていく。……ただでさえ方向音痴気味だというのに……やたらと広いこの学内、多分はぐれたら教室に戻ることはできそうにない…… 21:37 (kitsune__) 【歩夢】「なんにでも楽しむ要素っていうのはあるものよ」 と明るく返した後で「まずは文化部のとこから。運動部の部室棟はグランド横だからとりあえず後回しね」 21:39 (tuka-neko) 【綾】「ボクには文化部は似合わないけど……ああ……」こちらは大して変わらぬ仏頂面というか鉄面皮のまま。気を抜くコト楽しむコトなど欠片も考えていない様子で「……ところで……キミは部活には入っているのか?」 21:42 (kitsune__) 【歩夢】「残念ながらなーんにも」弾んだ口調で答え 「だってクラスのイベントを全力でやるには、部活と両立は厳しいからねー」 あっけらかんと答えて「そういう鈴森さんは、心に決めた部活(ひと)が在(い)るの?」 わざとらしい言い方でたずねる 21:44 (tuka-neko) 【綾】「クラスのイベント、か。一所懸命にやるならそれもいいんだろうな……」歩夢の答えにはそう頷いて……「……ボクか?というかそう言う妙な言い方は止めろ。……少なくとも今まではやったことはないな。色々忙しいし、時間も体力も余裕はない」 21:46 (kitsune__) 【歩夢】「……んー? それじゃあバイト? そういえば結構鍛えてるみたいだねー。勤労少女なんだ」 文科系のサークルには興味があまりないようなので、軽く説明する程度に押さえて次へ向かう。 21:48 (tuka-neko) 【綾】「バイト…………と言うわけではないが。……鍛えていないと相棒についていけないからな」と、珍しいことに苦笑をしつつも。神妙に歩夢の説明を聞いていく。 21:50 (kitsune__) 【歩夢】「あら? もう相方さんいるんだ? いいわねぇ。青春ねぇー。で、お相手はどんな人?」 くふふっといつもの笑みを浮かべながら質問する 21:52 (tuka-neko) 【綾】「青春、なのか?……まあ……生まれた時から一緒、だな。硬そうに見えて案外軟派で困っている……」歩夢の言葉のイミを取り違えながらも……一々思い返しながら、説明をしていく 21:54 (kitsune__) 【歩夢】「ほうほう、ナンパなんだー」 そういわれて思い浮かぶのは、この間知り合った小柄な少年の姿。「そーゆー男はしっかり手綱握っとかないとっだめだよー」 21:56 (tuka-neko) 【綾】「……男、なのか?アレは…………まぁ……そうそうほいほいと他人のところにいける奴ではないが……」かり、と頬を掻きながらも……思わず自分の胸元を見下ろしてしまったり。最近……其処は相棒のコトで色々難儀していたりするので、つい反射で見てしまう…… 21:58 (kitsune__) 【歩夢】「うっわあっついねー。ごちそうさまー」 勘違いしたまま話を進めていく。「さて、ここが特別教室棟だよ。授業中の場所もあるから声は……別に押さえなくてもいいか」 22:00 (tuka-neko) 【綾】「余り熱いと茹で上がってしまうぞ?……ん……いや流石に授業中なら騒いでは迷惑になるだろうに……」と、やはり勘違いしたまま話を進めて。ずらりと並ぶ教室とその上に掛けられたプレートを順番に眺めてゆき…… 22:03 (kitsune__) 【歩夢】「ウチの学校。設備とかに相当力入れてるから。このくらいの声ならへーきへーき」 事実、授業中だというのに教室から漏れてくる音はほとんど無い。 「さすがに大声だして暴れたら聞こえるだろうけど、……なんなら実証してみる?」 22:06 (tuka-neko) 【綾】「しなくていい、というかしてどうする」と、窓ガラス越しに見える授業風景を眺めつつも突っ込みを居れて。言葉の通りの設備の充実振りに思わず感心したように……「凄いな……こんなにいい設備の学校なんて初めてだぞ……」と、呟いてしまう 22:08 (kitsune__) 【歩夢】「私も入学した時びっくりしたよ。まだまだ見所はいっぱいあるから、腰ぬかさないでね」 22:10 (tuka-neko) 【綾】「……楽しみだ」身体を鍛えられるようなところがあればいいな、などと呟きながらも……歩夢の言葉に頷く 22:12 (kitsune__) 【歩夢】「ああ、やっぱりそっちのほうがいいんだ?」 んーと少し考えて「じゃあ、ちょっと早いけど体育館周りを回ってみようか。ついてきて」 と体育館へと向かう 22:14 (tuka-neko) 【綾】「……頭が良いわけでもないしな……ああ、ありがとう」鉄面皮のままどことなく浮かれたような様子でついていって体育館へ…… 22:17 (kitsune__) 【歩夢】「くふふっ」 『わかりやすいなー』と思いながら体育館へ案内する。「今は使用されてないから、適当に見ちゃっていいよー」 そういいながら体育館のドアを開ける 22:20 (tuka-neko) 【綾】「……ああ……広い……な……」と、ぐるりと体育館を見渡し……中へ脚を踏み入れて……制服姿のまま走りバスケットゴールの前でジャンプっ!ボールこそ持っていないもののダンクシュートの姿勢に……まあ、短いスカートでそんなことをすれば当然白いモノがちらりと見えたりしてしまうのだが…… 22:22 (kitsune__) 【歩夢】「ぅわお! かっこいいー!」 ぱちぱちと拍手。「でも制服姿でそれは危ないよー。主に下半身が」 チェシャ猫のような笑みのまま忠告する 22:23 (tuka-neko) 【綾】「……ん……問題ない、とは思うが……」と、指摘されればきょろりとあたりを見回し「……男がいるわけでもないし……」と続ける。 22:24 (kitsune__) 【歩夢】「壁に耳アリ障子に目アリ。どこで見られてるかわっからないよー。それとも、見られるほうが燃える?」  22:27 (tuka-neko) 【綾】「………………そう、なのか?というか燃える……というのは?」内心、下に何か履いておくべきだったかと思いつつも……思わず歩夢に問い返してしまう。……どうやら男女の機微(?)に関してはかなり疎い模様? 22:29 (kitsune__) 【歩夢】「おやおや」 この娘もかなり重症かなーと思いつつ、何故自分の周囲にはこういった娘が多いかなぁと 「無防備なのは止めた方がいいよ。自分の魅力を安売りしてるようなものだからね」 22:31 (tuka-neko) 【綾】「……は?……魅力?……誰の……?」……さらに、頭の周りにはてなマークが飛び交う。……自分が魅力的……だとは思っていないらしく……? 22:33 (kitsune__) 【歩夢】「まー、こーゆーのも面白そうなんだけどね」 とりあえず、この娘を誰と引き合わせたら面白そうか頭の中で試算してみる 22:35 (tuka-neko) 【綾】「……隼人といいお前といい……変な奴だな……」かりこりと頬っぺたを掻きながら思わずぼそり、と呟く 22:38 (kitsune__) 【歩夢】「あらら、まあ自分が変わり者なのは認めるけど。 ……隼人? ひょっとして新藤君?」 22:39 (tuka-neko) 【綾】「……ん?……知ってるのか?ああ、確かそう言う姓だったが……?」 22:40 (kitsune__) 【歩夢】「……手とか握られなかった?」 とりあえず訊いてみる 22:41 (tuka-neko) 【綾】「……ぁー……それは…………」隼人のやり取りを思い出せば……思わず頬が赤くなってしまう…… 22:43 (kitsune__) 【歩夢】「やっぱりか……」 溜息をついて「ねぇ、綾。今度買い物一緒に行こうか?」 と呼び捨てで誘う。その調子はどこか有無を言わせぬ調子がある 22:44 (tuka-neko) 【綾】「……ぇ?あ、ええと…………そ、それは…………用事が入らなければ、構わないが……いきなり、どうした?」と、思わず気おされてしまいながら……頷いてしまい……? 22:45 (kitsune__) 【歩夢】「はい、決まり。ケータイ出して。今から連絡先交換するから」 ごそごそと自分の携帯を出し、赤外線送信の準備をする 22:48 (tuka-neko) 【綾】「ああ……」ごそごそ、とポケットをまさぐり取り出すのは……見るべき者が見れば判ってしまう”特別”なモノ。もちろん、普通の用途でも使えはするが……? 22:49 (kitsune__) 【歩夢】「……」 メガネの奥で目が少しだけ細くなる。だが一瞬でそれは消え去り「じゃ、送るよー」 22:51 (tuka-neko) 【綾】「……ああ……」不器用に携帯を開きアドレス帳を呼び出し登録の構えをとる。よくよく見ていれば……その中に新藤隼人の名があったようななかったような……? 22:54 (kitsune__) 登録が終わって 【歩夢】「さぁて……じゃあ一日オフの日を教えてもらいましょうか?」 にっこり笑ったまま問いかけ……むしろ問いただす  22:56 (tuka-neko) 【綾】「ぁ……ぅ、それは、その……丸一日、だと……一応次の赤日は……予定は開いているが……!?」たじたじと後ずさり、体育館の壁に背中をぶつけてしまうっ 22:58 (kitsune__) 【歩夢】「はい、じゃあ次の日曜いただき」 あっという間に携帯のスケジュールへ登録する。 「それじゃ、“楽しみ”にしていてね」 くふふっとすごいいい笑顔 23:00 (tuka-neko) 【綾】「!?!?!?……は、早まったか……っ!?」そのいい笑顔に思わず背筋に悪寒を走らせながら……こちらもスケジュール帳を取り出してメモ。約束、してしまったのなら流石にすっぽかすわけにもいかなくて…… 23:02 (kitsune__) 【歩夢】「さって……久々に燃えてきたわ。くふふっ……どう料理してあげようかなぁ」 メガネの奥の瞳を輝かせながら、次の日曜の段取りを考えていく 23:04 (tuka-neko) 【綾】「……お手柔らかに頼むぞ……」と、聞こえているのか聞こえていないのか判らないものの一応、そう声を掛けて。一瞬次の日曜に仕事でも入ればなぁ、と思ってしまう。……そうなれば予定はきっと先送りされてしまうだけ、なのだろうけれども… 23:08 (kitsune__) 【歩夢】「さて、そうと決まれば残りは速攻で終わらせて、余った時間で計画立てるよ!」 ごーごーっと強引に綾をひっぱってく 23:08 (tuka-neko) 【綾】「う、あ……ちょ……っとまてっ!?ひっぱるなー?!」力なら多分こちらの方が強いはずなのに……勢いに飲まれたかあっさりと引きずられていって…… 23:10 (kitsune__) 【歩夢】「面白くなってきたわー」 23:11 (kitsune__) こうして、次の日曜日に女二人でデートに出かける事になりましたとさ 23:12 (kitsune__) 私の予感は大当たりなわけで、その時も“色々な面白いこと”があったんだけど 23:12 (kitsune__) それはまた別のお話 23:12 (kitsune__) くふふっ……。綾、覚悟しておいたほうがいいよ? 23:12 (kitsune__)   23:12 (kitsune__)   23:12 (kitsune__)