21:00 (Fake___)   21:00 (Fake___)   21:00 (Fake___)   21:08 (Fake___) ぼんやりと、外を歩きながら色々なことを考える。イスターシバのこと、アインの事。ゼダンの事――解決したことはあれど、まだやることは山積み。 21:08 (Fake___) ラインの街をクレイルと一緒に歩くことは久しぶり、というか…実体化してもらってのクレイルと歩くのは初めての記憶。 21:08 (Fake___) 不安は、極力振り払ったはず。それでも……時折心によぎることも、あって。 21:08 (Fake___)   21:08 (Fake___) 【フィア】「――クレイル?」 21:08 (Fake___)   21:08 (Fake___) と、隣を歩いている銀髪の女性に声をかける。今、何をクレイルは考えているのかな…と思って。 21:11 (rouge) 【クレイル】「……うん? どうしたの、フィア。」 自分の時代とはまるで違う町並み。 流石に慣れては来たものの、実際に歩くとなればまた別の話。 隣を歩く少女は、何か抱え込んでいるような表情に見えた。 21:14 (Fake___) 【フィア】「…ん――色んなこと、考えてる。最近、色んなことあったから」歩きながら、言葉を返す。飲み物を露天で買って、軽く飲みながら…クレイルへ視線を向ける。「アインは、もう大丈夫だと思う。けど…まだ、イスターシバとか。ゼダンのこととか」と、小さな声で呟きながら 21:20 (rouge) 【クレイル】「フィアは、色々と考えてしまうタイプよね。 ……だからこそ強くあれるのかもしれないけれど。」 ふっと自分の手のひらを眺めて、握り。 「イスターシバに、クラウ…か。」 双方、共に一筋縄ではいかない相手だということはわかっている。 21:23 (Fake___) 【フィア】「ゼダンとクラウは、どうしてあそこまでの力を振るえるんだろう――凄く、強い力を。あれだけの力があれば……」歩き続ければ、広場に出る。開いているベンチの端に腰掛け、クレイルに言葉を続ける。「イスターシバを消滅させられるだけの力があれば…シルエラも、アルフィオレの人たちも死ななかったんだって思うのに」ぽつ、と繋ぐ言葉はまだ振り切れてはいない事を、暗に示す 21:27 (rouge) 【クレイル】「………私が知る、魔器と魔器の使い手でも、あそこまでの力を引き出した例は見たことはないわ。 私も、魔器というものがあそこまでのポテンシャルを秘めているとは、自分のことながら思わなかった。 …クラウは特別な魔器と言うわけではなかったわ。 同じく、アルハの力を分け与えられ、私と同じように魔器になった。」 21:29 (rouge) 【クレイル】「……規格外、そう評していいでしょうね。」 やれやれ、とかぶりを振る。 「…でも、フィアにも、私も、まだその高みにはたどりつかない。 …そのときも、たどり着いてはいなかった。」 淡々と、言葉を告げていく。 21:29 (Fake___) 【フィア】「……うん。そうなんだろうって思う――使う人間が強ければ、あれだけの力を発揮できる? それなら、私はまだまだで…もっと、強くならなきゃいけないのかなって思う。もっと、もっと…」飲み物を半分ほど飲み終え、自分の手に視線を落とす。 21:33 (rouge) 【クレイル】「強くなろうとする姿勢は大事よ。 より高みに上ろうとする姿勢はね。」 ぽふ、と、フィアの頭に手を置いて。 「だけど、時間をやり直すことは出来ない。 あなたも、私でも。 …その時になかった力のことを考えても仕方ないのよ。 人間は、起こる事態に今持つ力で立ち向かう以外にないんだから。」 21:38 (Fake___) 【フィア】「うん…」ぽふ、と髪に手が置かれた感触。優しげな言葉に小さく笑顔を返して「でも、って考えちゃうんだ……護れた、って。少なくとも…誰かが死んでいくのを、見ているのだけは嫌だ。私の力は…ってね」 21:44 (rouge) 【クレイル】「………それは、悔やむことじゃないわ。 糧にするの。 次に同じ事を繰り返さないように。 悩むのではない、進むの。 私は、そうやってやってきたわ。」 歩いたまま、遠くに、自らの人であった時代を思い起こすように。 21:46 (Fake___) 【フィア】「……うん――」糧にする、と言う言葉に再度頷く。そうであっても、難しいなと思いながら「…割り切れないことばっかり、だな。私が気にしすぎてるのかな」 21:51 (rouge) 【クレイル】「そうかも、知れないわね。 ……私は、目の前の事に全力でぶつかっちゃう性質だったわ。 割と、単純な人間だったと思う。」 くすくすと、楽しそうにして。 「そういう意味で、フィアを見ているともどかしくなっちゃうところはあるわね。 でも、フィアはフィアよ。 私はさっき、ああはいったけど。 自分の思うように動きなさい。 私は、それを全力で助けるから。」 21:54 (Fake___) 【フィア】「…うん。頑張る――私も、出来る事を精一杯、やりたいんだ。昔の罪を償うってわけじゃないけれど…」と、くすくすと笑うクレイルに視線を返して。「殺した罪をから逃げずに、受け止めて…背負って、乗り越えて。そうしようって思ってる」助ける、と言う言葉にこくりと小さく頷いて 21:58 (rouge) 【クレイル】「……よろしい。」 ぐりぐり、と、頭を撫でる。 母が娘に、姉が妹にするように。 「頑張りましょう。 これからも。」 22:01 (Fake___) 【フィア】「わ…」クレイルの手に力がこもる。慌てて飲み物を取り落としそうになりつつ…も「…頑張る。もっと強く――私が、クレイルをもっともっと振るえるようになれば。それだけ助けられる人は、きっと増えるんだって…」 22:05 (rouge) 【クレイル】「うん、わかってるじゃない。 それじゃ、さっきまでみたいな表情は、しないこと。 心配なのよ、此れでも?」 22:07 (Fake___) 【フィア】「あ…うん。善処、する」さっきまでみたいな表情、と言われると少し申し訳なさそうに頷いて「…私は、使い手としては…まだまだ、なんだろうな。だから…もっと頑張るようにする――」 22:14 (rouge) 【クレイル】「……こら。」 こつん、とフィアの額を小突く。 「それは、私がフィアを選んだということが間違いだ、って言っている様な。 そう聞こえなくもないわよ? 自信を持ちなさい。」 22:16 (Fake___) 【フィア】「あう…」小突かれ、クレイルを見上げる。自信を持てという言葉に、完全には頷けないものの…「ちょっとでも、頑張るようにはしてみる。としか言えない――でも、うん。心配かけてばっかりもいられないから、立ち直るようにする」にこ、とクレイルに笑いかけて 22:21 (rouge) 【クレイル】「頑張るようにする、立ち直るようにする。 …駄目ね、それじゃ。」 笑顔より、尚笑顔で返す。 ある種、威圧するような笑顔ではある。 「言い切ってみせなさい。 がんばる、と。 立ち直る、と。 それ以前に、フィアは使い手としてよいセンスだし、何の不満も持ってはいないけどね。」 ぐりぐりと頭を撫でて。 22:24 (Fake___) 【フィア】「……ん――頑張る、立ち直るよ」クレイルの笑顔、これ以上クレイルに心配かけたくないな、とも思うし…少しクレイルの笑顔が怖いのもあった。「いいセンス、なんだ…なら、まだよかった。センス無いって言われたらちょっと落ち込みそうだったし」目を閉じて、ぐりぐりと撫でられるままに任せて 22:30 (rouge) 【クレイル】「そもそも、私と会わない様なら早々に見切りはつけているわよ。 悪くない一年だったわ。 …フィアと出会ってから、そろそろ1年になるのね。 1年なんて、私の過ごしていた全てからすれば短いものだけれど…。 それでも、この一年は、フィアとの時間は、よいものだったわ。」 22:33 (Fake___) 【フィア】「一年、も…もう、過ごしたんだね。クレイルと――この一年、凄く…色んな事を経験したと思う。クレイルが居て、ショートが居て…AAAのみんなが居て、さ。本当に充実してた一年だったって」 22:38 (rouge) 【クレイル】「ふふ、フィアも意外と神経太いじゃない。 こんなに戦ってばかりの一年だった、って言うのに。」 フィアの頬をつついてみたりしながら、からかうように。 二人、往来を歩く。 「ま、そうね。 戦ってばっかりではあったけど、それ以上に…そうね、いろいろあって、楽しかったわね。」 22:45 (Fake___) 【フィア】「そう、かな? 元々戦ってばかりだったから…そんな気にしたことないや」突付かれながら、でも嫌そうと言った風ではなく。「うん、色々なことがあって楽しかった。クレイルとも出会えたから…」 22:52 *kon-to-n quit (")))。oO") 22:52 (rouge) 【クレイル】「……フィア、昔、ミヤビにこんな言葉を聞いたことがあるわ。 来年の話をすると鬼が笑う。 なんてね。 …後、病魔は2体。 アルハが何をしようとしているのか、それは私には分からないけど。 …けれど、戦いは、終わりに近づいてきている。 …全部が終わったら、フィアはどうしたい?」 22:55 (Fake___) 【フィア】「ん……っと。どう、するんだろう――全部終わったことの何て、考えたこと無かった。戦いが終わったら…私は何してるんだろう」目を閉じてから、考える。戦いから離れた自分が、果たして何をしているのだろう。考えたことが無くて、考えても思いつかなくて 22:59 (rouge) 【クレイル】「そ、まだない、か。 でも、考えてみても良いんじゃない? 私とフィア。 戦いは終わっても、私たちの時間は続くんだから。 ね。」 フィアの肩に手を置いて、一歩先を歩く。 23:01 (Fake___) 【フィア】「……ん。戦いが終わっても、そうだね――きっと、時間は続く。何か考えてみるのもいいかも…クレイルは、何か案ってないの?」一歩先を歩き出したクレイルに追いつくように、歩く速度をあげて 23:04 (rouge) 【クレイル】「そうね、私のしたいことは、かわらないわ。 …平和な世界で、妹と暮らす。 今の妹は、フィアだからね。 …そういや、あたしもこれといったビジョンでもないのね、よく考えてみりゃ。」 23:07 (Fake___) 【フィア】「……そっか、平和な世界で――うん」と、クレイルの言葉に笑う。「…平和になって、ゆっくり暮らす。それだけでも十分な感じがする…」小さく呟きながら、クレイルの横を歩き続けて。 23:11 (rouge) 【クレイル】「じゃ、先ずはそこを目指しましょうか。 イスターシバを、12番目を世界から排する。 一緒に行きましょう、相棒。」 23:15 (Fake___) 【フィア】「…うん。イスターシバを倒して、12番目を…倒して、病魔をこの世界から、なくす。エリンディルを、救うんだ――皆と一緒にね」相棒、と言う言葉にふわりと笑ってかえす。「…ありがと、クレイル」迷いを聞いてくれて、それでいて答えを引き出してくれたクレイルに最大限の感謝をしつつ 23:19 (rouge) 【クレイル】「それじゃ、今日は英気を養っていきましょうか。 フィア、好きなだけ町を廻りなさい。 遊ぶのも、大切な訓練なんだから。」 23:21 (Fake___) 【フィア】「私だけじゃなくって、クレイルの好きなところも行こう――私だけじゃなくって、クレイルだって英気を養って欲しいよ?」 23:26 (rouge) 【クレイル】「んー、そうね。」 少し悩んだ後。 「…私は、全部好きなのよ、この町。 ここには日常がある。 それだけで、十分なのよ。」 23:27 (Fake___) 【フィア】「そっか……なら、その日常をゆっくり…見て、回るのは?」と、聞いてみる。 23:28 (rouge) 【クレイル】「妥当な落ち着きどころかしら。 それじゃ、今日一日、二人で羽を伸ばすとしましょうか。」 23:31 (Fake___) 【フィア】「うん。今日一日はゆっくり羽伸ばして…また、次に備えたいな」自分の隣に居てくれる魔器。相棒。色んな気持ちが湧き上がりながら、クレイルの傍を歩いて行く。 23:35 (rouge) 【クレイル】「次…か。 イスターシバ………。」 おそらく、次にぶつかることになるであろう相手。 その姿を思い浮かべながら。 …頭を振って、その存在を追い出す。 「…超えられるわ。 フィアと、スリーエースなら。」 …今の、この時代の。 相棒を、仲間を信じよう。 小さくひとりごちて、フィアに歩調を合わせた。 23:36 (Fake___)   23:36 (Fake___) 自分と共にある魔器と、ここまで言葉を交わしたのは久しぶり。 23:36 (Fake___) 言わなくても伝わっているであろう思いと、言わなければ伝わらないであろう思い。 23:36 (Fake___) 色んなことが話せてよかった――きっと、私とクレイルなら頑張れる。 23:36 (Fake___) エリンディルという世界のために、未来のために、と。 23:36 (Fake___)   23:36 (Fake___)