20:22 (Fake__)   20:22 (Fake__)   20:22 (Fake__) 夜、既にもう遅い時間になる。普通の学生ならば家に帰っているであろう時間に 20:22 (Fake__) 訓練室に響くのは足音と、機械の音声。 20:22 (Fake__) 漆黒の翼を広げ、ターゲットに踏み込みつつ魔力の刃を叩き込む。 20:22 (Fake__)   20:22 (Fake__) 防御を考えず、自分の苛立ちを晴らすかのような自棄気味の一撃―― 20:22 (Fake__) ターゲットに致命打となる剣撃を撃ち込んだ後…大きく息を吐き、呟く 20:22 (Fake__)   20:22 (Fake__) 【フィアナ】「……全く――気にしなきゃいいものを。甘いわね、私も」 20:22 (Fake__)   20:26 (ballock) 何時ものように部活も終わらせ夜遅くに足を運ぶ、そして訓練室が使われているのを見て珍しいな。と思いながら誰が使っているのだろうと扉を開け中に入って 20:27 (ballock) 【風華】「こんばんは。こんな時間に珍しいけどロイヤルガードの人?」そうフィアナに声をかけた 20:28 (Fake__) 【フィアナ】「っ……!?」魔力を溜めつつ腕が跳ね上がり、声がかかったのに気付いてそれを止める。上がった息が、訓練の量を物語って「……ええ、そうよ」簡潔に、答えた。 20:31 (ballock) 【風華】「少しオーバーワークすぎじゃないかな。少し休憩入れた方がいいと思うよ?」小首を少し傾げ気味にし笑いかける。ぱっと見て集中力ももう切れてるんじゃないかと思い 20:34 (Fake__) 【フィアナ】「別にオーバーワークでもないわよ……むしろ、死ぬ気でやってるくらいのほうが余計なことを考えないで楽」広がっていた翼を消し去り、重力の通りに地面に降り立つ。汗で張り付いた髪を流しながら 20:36 (ballock) 【風華】「そういうのをオーバーワークって言うと思うんだけどね」帰ってきた答えに少し苦笑して「いざって時に倒れちゃうよ?はい、タオル」月衣からタオルを出してフィアナに差し出して 20:38 (Fake__) 【フィアナ】「…タオルは自分で持ってきたのがあるわ。けど、ありがと」差し出されたタオルは受け取らずに、部屋の隅においてある小さな鞄からタオルを取り出す。夏場だと言うのに手首まで隠れた服のまま、軽くドリンクを飲んで 20:41 (ballock) 【風華】「普通はそっか」自前のタオルは普通持ってきてるなと思い手首まで隠れたような服を見て「その服熱くないの?」夏場なら普通は半袖だろうと思いながらそう問い 20:42 (ballock) 自分はシャツの下にハイネックのインナーを着てるので微妙に人の事言えない部分もありそうだが一応半袖ってことで 20:43 (Fake__) 【フィアナ】「別に暑くない…というと流石に嘘だわね。只単に肌を出したくないだけよ」ふう、と大きく息を吐いて…壁に寄り掛かる。 20:45 (ballock) 【風華】「なるほど」おそらく触れないほうがいいだろう部分なので触れずに「私は風柳風華っていうの。貴女は?」話題を一つ逸らすように自己紹介 20:46 (Fake__) 【フィアナ】「…フィアナ=ローエングラム」と、名乗るのは本当に名前だけ。風華と名乗った少女に僅かに鋭い視線を向けつつ 20:49 (ballock) 【風華】「ローエングラムさん、ね」名乗られた名前を反芻しつつ「って、そんなに警戒しなくても」少し苦笑しながら鋭い視線を向けるフィアナにそう言い 20:50 (Fake__) 【フィアナ】「別に苗字で呼ぶ必要はないわよ。後…目つきが悪いのは元からだもの」目を閉じ、息を吐く。苛立ってるな、というのを自覚しつつ 20:52 (ballock) 【風華】「ならフィアナさん、だね」一つ頷き「そうかな?目つき…というよりも雰囲気がそう感じたんだけど」指を自分の顎に添えて 20:56 (Fake__) 【フィアナ】「そう――雰囲気が? そういうつもりはないけれど」鋭いな、と感じつつ。目線は風華に向けたまま 20:59 (ballock) 【風華】「余裕のある人はまず、そこまで思いつめた。っていうのかな。人を遠ざけるような物言いはしないしね経験上」 21:00 (Fake__) 【フィアナ】「別に余裕がないわけじゃないわよ。関わりあいたくないって言う人もいるでしょう? それと一緒」 21:01 (ballock) 【風華】「確かに、そういう人っていうのは居るけど…初対面でそうだと少しショック受けるかな」あはは、と苦笑して頬を掻き 21:03 (Fake__) 【フィアナ】「…元々、そういうこと自体が得意じゃないの。ショックとかそういうのに関しては悪いと思うけれどね」目を閉じたままに、答える。 21:07 (ballock) 【風華】「得意じゃない、かぁ…」うーん、と考え。そういうのとはまた違うような感じもして「でも、せめて部隊の人とは交流持ったほうがいいと思うよ?」とりあえず、まぁうざいと思われそうな気もするのだがそう言っておこうとし 21:10 (Fake__) 【フィアナ】「…交流は、皆無ってわけじゃないわ。余り多いとも思わないけどね?」目を開いて、風華を見る。蒼の瞳が風華を見つめる。その視線は先ほどのような鋭いものではなく 21:11 (ballock) 【風華】「皆無ってわけじゃないならお節介すぎな言葉だったかな」小さく笑って。少しでもあるのならそれは良い事だから 21:15 (Fake__) 【フィアナ】「…」同族であることは、明かすなと言われた。だから、余りその話題を出すのはやめようとも思って。「多いとも思わない、一人だけだものね? 貴女で二人目、よ」 21:18 (ballock) 【風華】「え?そうなの?」思ったよりも少なかった。というか一人だけなんだ。とも思い誰なんだろうという興味も「私で二人目、でもこの先増えそうだね此処ってお節介な人とか好奇心旺盛な人多そうだし」一部のお節介焼きな人とかを思い浮かべて 21:21 (Fake__) 【フィアナ】「そうね、私が出会ったのも随分とお節介な子だったわ」記憶を辿り、同じ吸血鬼の少女のことを思い浮かべる。傷つけてはしまったかな、と思うも――悲劇で傷つくよりはましだろう、と思っていて。 21:24 (ballock) 【風華】「やっぱりそうなんだ。」お節介焼きと聞いてやっぱそういう人がこえかけたんだなと「その人とは仲いいの?」 21:25 (Fake__) 【フィアナ】「そうね……どうかしら、向こうがどう思っているかなんて私には分からないもの」 21:27 (ballock) 【風華】「それもそっかぁ」そっけなさげな言葉に苦笑して「フィアナさんはどう思った?」 21:31 (Fake__) 【フィアナ】「どう、かしら――傷つけないようにはしたつもりだけれどもね」目をもう一度閉じて、考えつつ 21:33 (ballock) 【風華】「傷…?」どういう意味だろうと思いながらももう一つふと思う「フィアナさんも、結構お節介な部分ありそうだね」小さく笑みを浮かべた 21:34 (Fake__) 【フィアナ】「別に、ただ話しただけで傷つけるのなんて後で面倒なことになるだけじゃない。だから、よ」 21:37 (ballock) 【風華】「相手の気持ち考えられなかったらそんな風に思わないよ?十分素質あると思うな」口調だけを聞けばそっけない答え、だが中身的にはそう思えて 21:43 (Fake__) 【フィアナ】「考えてはいるわ。後で煩わしいことにはならないためにね」さらり、と答える。何処まで本心に気付いているのやら、と思いつつ―― 21:47 (ballock) 【風華】「そっか」なんだか言い回しがどうにも気になる、とは言え深く踏み込んでいい部分なのかどうかは判断できずうーん、と会話に困り始めて 21:50 (Fake__) 【フィアナ】「別に――見苦しかろうと、酷かろうと。生きている人間は今を生きるしかないって事を伝えただけよ。たったそれだけのこと…そう、それだけ」目を閉じて、小さく呟く。 21:52 (ballock) 【風華】「まるで自分に言い聞かせるような言い方だね」小さな呟きを聞いてそのまま言葉に 21:54 (Fake__) 【フィアナ】「そうかしら? そもそも、人と関わって生きること自体が大変なことではあるしね、私みたいなのには」 21:56 (ballock) 【風華】「その物言いだと、人狼か…それとも吸血鬼なの?」人と関わって生きる、とか私みたいなの。その物言いをするとなると 21:57 (Fake__) 【フィアナ】「さっき、見たでしょう? 黒の翼を。それが事実よ」ふ、と小さく息を吐く。 21:58 (ballock) 【風華】「(ぽむ)そういえばそうだったね」あはは、とごまかし笑いをしてそういえば翼が最初あったなぁと。 22:03 (Fake__) 【フィアナ】「歯でも見せればいい? 瞳の色は少し違うけれどもね」僅かに苦笑を浮かべ。風華の言葉に返す 22:04 (ballock) 【風華】「ん、そこまでしなくても大丈夫だよ。吸血鬼の人に会うのは久し振りだったからちょっとぼけてたかな」頬を掻きつつはずかし笑いで 22:06 (Fake__) 【フィアナ】「私はハーフでもなく、純血だからね――色々と合わせ辛い所も逢ったりするわ。今はそれも含めて、楽しもうとはしているけれど」 22:07 (ballock) 【風華】「やっぱり、そうなんだ」合わせ辛い部分は確かにあるだろうな、と思い「うん、楽しもうとするのは大事だと思う」こくりと頷き 22:13 (Fake__) 【フィアナ】「ま…それも含めて、今を生きるのよ。私もあの子もね? 悲劇から逃げるだけじゃなく、覚悟決めて乗り越えるものよ」 22:15 (ballock) 【風華】「あはは、耳が痛いなぁ」そんな事を言いながら小さく笑みを浮かべ 22:21 (Fake__) 【フィアナ】「誰にだってそういうことの1つや2つあるものよ」ふ、と軽く笑って 22:23 (ballock) 【風華】「確かにね」笑みを浮かべたまま同意して「やっと笑ってくれたね」片目を瞑って笑みを向け 22:26 (Fake__) 【フィアナ】「そんなに笑ったのが珍しい……かしら」 22:26 (Fake__) 小さく首を傾げ、風華のほうに視線を戻す 22:28 (ballock) 【風華】「ずっとそっけない顔してたから、つい、ね」嬉しくなって、と付け加えて 22:30 (Fake__) 【フィアナ】「…素っ気無い、か。その方が楽なものよ? 深く関われば、離れるときが辛いもの」私みたいなのは、いずれここからいなくなるものだし。と付け加え 22:34 (ballock) 【風華】「確かに楽…かもしれないし離れるときは辛いけど」消えてしまった親友の事を思い出し「でも…楽しい事もいっぱいあるし、支えにもなる事もある。私はそう思うかな」ふと目を閉じて胸元に手を当てて 22:38 (Fake__) 【フィアナ】「……でも、それは二律背反よ。どちらかに重きを置けばどちらかは軽くなる――ただ、それだけ。私は、後者を選び取っているだけ」 22:39 (ballock) 【風華】「フィアナさんは…それで楽しい?」 22:41 (Fake__) 【フィアナ】「どうかしら? 私のことは私だってわからないわ――」訓練室の床に座り込み、片膝を曲げて抱える。そのまま天井を見つめて 22:47 (ballock) 【風華】「わからない、ね」うーん、と考え「怖いのかな」ずっと他人に素っ気無く、深く関わらないのはそういう部分もあるんじゃないかとも思いぽつりと呟いて「まぁ、わからないのなら探せばいいだけ、かな」 22:51 (Fake__) 【フィアナ】「きっと。何処かで恐れているのよ――人と関わって傷つく事を。だから、関わらない。治そうとも思わないけれど……」風華の言葉に、呟くように返す。電灯の光をじっと見つめ…本当に小さな声で「傍にいる人間を血に染めるのは、もうね」と 22:55 (ballock) 【風華】「……」そっか、そういう事なんだ。目を瞑りそう考えた「でも、乗り越えるんでしょ?それだったら私も協力するよ」きっとこのままでは逃げてるのと変わらないんじゃないか。そう思って 22:57 (Fake__) 【フィアナ】「闇に在るべき者はいずれ、闇に帰るべき――よ」浮かぶのは小さな笑み。何処か、自嘲するかのような笑みを浮かべて 22:58 (ballock) 【風華】「帰るべき場所は闇でも…【今】は此処に居るでしょ?」自嘲するような言葉に返して 23:00 *nick DEXM_AWAY → D_EX_M 23:02 (Fake__) 【フィア】「そうね。でも――今、だけ……」ふぅ、と一つ息を吐く 23:03 *nick D_EX_M → E23_LORE 23:04 (ballock) 【風華】「その【今】を大事にする事、それにチャンスでもあるんじゃないかな…乗り越えるチャンスが、ね?」 23:10 (Fake__) 【フィアナ】「…考えてみるわ――今はまだ、そこまでは出来そうになくてね。つまらない話、したわね」と、立ち上がって荷物を月衣へ放る 23:14 (ballock) 【風華】「ゆっくりでも、覚えていてくれれば、ね。実際私も人の事言えないし」こちらは見送るように見て準備を始め「つまらない話しなんかじゃなかったからね」そう最後に言って「それじゃ、また。かな?」帰るのかな、と 23:15 (Fake__) 【フィアナ】「ええ、また――学園にいるなら、そのうちあうこともあるでしょ。それじゃ、またね…風華」軽く手を振り、訓練室を後にする。 23:16 (ballock) 【風華】「うん、またねフィアナさん」その言葉に頷き見送り…その後フィアナが去った訓練室は暗闇に包まれてというのは別なお話し 23:19 (ballock)   23:19 (ballock)   23:19 (ballock)