01:00 (hifumi_) 「うー……む」 01:00 (hifumi_) 腕組みをして考えることしばし。 01:00 (hifumi_) たまには買い物でもしようと街まで出たのは陽が中天の頃であった。 01:00 (hifumi_) 「…うぅ……む…」 01:00 (hifumi_) 気がつけば夏の太陽も沈もうとする時間。 01:00 (hifumi_) 周囲を見渡しても見知った風景などなく。 01:00 (hifumi_) 何度唸ろうとも、事態は解決しないままで。 01:00 (hifumi_) 残念ながら、認めねばなるまい。 01:00 (hifumi_) 「迷った…」 01:00 (hifumi_) 結局彼女が最後の手段と取り出した携帯をプッシュしたのは、日も完全に暮れてからのことであった。 01:00 (hifumi_) という感じで電話しようと思います。 01:02 (hifumi_) prrrrr...prrrrr... 01:03 (ShiSyo_) 【美鐘】「はい、白南風美鐘、です?」相も変わらず……といったところだろうか。のんびりとした返答が返ってくる。背後には多少の雑音。外だろうか? 01:05 (hifumi_) 【真咲】「ああ…もしもし、白南風……か?」 01:06 (ShiSyo_) 【美鐘】「はい、そうです。えぇと……真咲さん、です?」電話をしつつ、くきん、と首をかしげている。そんな姿が何故か脳裏に映るような気がした。 01:07 (hifumi_) 【真咲】「ん…正解だ」 01:07 (hifumi_) 別にクイズだったわけではないが、なんとなくそんな物言いになってしまった。 01:08 (hifumi_) 【真咲】「……こほん。ええ…と……つかぬことを伺いたい…のだが…」 01:08 (ShiSyo_) 【美鐘】「はい、なんでしょう?」 01:09 (hifumi_) すごく、すごい、歯切れの悪い物言いで。 01:09 (hifumi_) とても小さく。 01:10 (hifumi_) 【真咲】「……じ、実は…大変言いにくいことなのだが……」徐々に声が小さくなって「……………………というわけなのだ」 01:10 (hifumi_) 結局何が言いたいのか全然聞き取れません。 01:11 (ShiSyo_) 【美鐘】「ふにゃ?みち……なんでしょう?」音感が良いだけあってか、僅かに何かを聞き取った様子。しかし、流石に全ては無理だったらしく 01:13 (hifumi_) うぐぐ、とうめき声が聞こえます。 01:13 (hifumi_) 【真咲】「み、道に…迷ってしまったのだ……」 01:15 (ShiSyo_) 【美鐘】「ああ、なるほど……えぇと……………今、どちらです?」のんびりと。大したことではないかのように、聞く 01:16 (hifumi_) 【真咲】「うぅ……そ、それが…」わかれば苦労などしていないわけで。 01:17 (hifumi_) ほとほと困り果てながらも、一応辺りの風景などを細かく伝えて見ます。多分、繁華街から裏路地に入ってむにゅむにゅしてたら…というような場所になるかと思います。 01:17 (ShiSyo_) 【美鐘】「ふにゃ……んー……えぇと…………………」急に暫く無言に 01:21 (hifumi_) 【真咲】(…やはりこんな説明では伝わわぬのか?) 01:21 (ShiSyo_) 【美鐘】「お話と……この音……はい。今、すぐ近くにいます?」と、不安になったところで 01:22 (hifumi_) 【真咲】「……そうか、やはりこのような情報ではわからぬのも道理……はて? 今なんと?」 01:23 (ShiSyo_) 【美鐘】「はい。私、今、近くにいます?」変わらず、のんびりと告げる。 01:26 (hifumi_) 【真咲】「ここがどこだかわかるのか…?」 01:27 (ShiSyo_) 【美鐘】「はい。えぇと……もう少し……………」と、妙なことを口にして黙ってしまう 01:28 (hifumi_) 【真咲】「あ……もしもし?」 01:30 (ShiSyo_) 【美鐘】「まいごの まいごの こねこさん〜♪」前の方から唐突に歌声が近づいて……それは、耳元からも聞こえてくる 01:30 (hifumi_) こねこかどうかは大いに疑問の残るところですが。 01:32 (hifumi_) 【真咲】「ん……?」 01:32 (ShiSyo_) 【美鐘】「こんにちは、です?」くきん、と首を傾け、目の前と、携帯とから同じ言葉が 01:33 (hifumi_) 【真咲】「…………」 01:33 (hifumi_) 一瞬、呆気にとられたような顔をして。 01:34 (hifumi_) 思い出したように携帯を閉じると。 01:34 (hifumi_) 【真咲】「…あ、ああ。こんばんは」 01:35 (ShiSyo_) 【美鐘】「はい」にっこりと、満面の笑顔を返し「真咲さんは、どちらへ行かれるんです?」くきん、と首をかしげ 01:36 (hifumi_) 【真咲】「あ……いや、用事は終わったのだ」 01:37 (hifumi_) 元は買い物に来たつもりだったのだが、実際来てみると特に買うほどのものもなく、結局ひやかしに落ち着いてしまっていたのだった。 01:38 (hifumi_) 【真咲】「だから、マンションに戻る道を知りたいのだが」 01:38 (ShiSyo_) 【美鐘】「ああ、なるほど」ぽふ、と手を合わせ、うんうん、と頷く 01:39 (hifumi_) 【真咲】「強いて言うなら、その前に食事、だろうか…」 01:41 (ShiSyo_) 【美鐘】「お食事、ですか。んー…………」ちょっと考え「それでしたら、巴さんに教えていただいたお店が幾つか、この辺りにあります。はい」 01:44 (hifumi_) 【真咲】「そうか…そうだな。よかったら一緒にどうだろう」 01:44 (hifumi_) 【真咲】「世話になった礼に馳走をしたいのだが」 01:45 (ShiSyo_) 【美鐘】「ふにゃ? なにもお世話なんてしてないです?」くきん、と首をかしげる。彼女にとっては、ごく当たり前のこと、らしい 01:47 (hifumi_) 【真咲】「むぅ…」 01:49 (ShiSyo_) 【美鐘】「でも……一緒にお食事するのは、きっと楽しいです?」にこにこと 01:51 (hifumi_) 【真咲】「うん、そうだな」 01:53 (ShiSyo_) 【美鐘】「ふにゃ。えぇと……お肉とお肉とお肉です……どうしましょう?」くきん、と首をかしげ 01:53 (hifumi_) 【真咲】「……それは選択肢とは言わぬ」 01:55 (ShiSyo_) 【美鐘】「ふにゃ、そうでした。えぇと……親子丼さんと、ハンバーグさんと、コロッケさんです?」明らかに、別物の選択肢だがどうやら本人の中では全て同格になっているようで 01:56 (hifumi_) なんで疑問系なのかはあえてつっこまないようで。 01:56 (hifumi_) 【真咲】「では親子丼といこうか」 01:59 (ShiSyo_) 【美鐘】「はい。えぇと、こちらですね」迷うことなく、先に立って歩く 02:00 (hifumi_) 後ろからついていきます。 02:00 (hifumi_) やきとりとかあるといいのだが、つか考えつつ 02:02 (ShiSyo_) 【美鐘】「忘れず食べよ〜 今日の朝ご飯〜♪」楽しげに歌いつつ 02:14 (hifumi_) 【真咲】「なんだその珍妙な歌は…」 02:14 (hifumi_) 【真咲】「というか今は夕餉であろうに」 02:16 (ShiSyo_) 【美鐘】「ん……はい。今日はとても良い日ですから。こうして、真咲さんとお話しして、お食事も出来ます?」くきん、と首をかしげ「良い日、良い時には歌を、です?」そういってにっこりと笑いかける 02:16 (hifumi_) 【真咲】「む、そうか。それは野暮なことをした」 02:19 (ShiSyo_) 【美鐘】「ん……問題ないです?」くきん、と「一番大切なのは、こうしてお食事に一緒に行くことですから?」ぴたり、と歩み足を止め……「はい、着きました」 02:20 (hifumi_) 【真咲】「そうか――――」 02:20 (hifumi_) 少し照れたように笑うと。 02:20 (hifumi_) 【真咲】「それは、私も楽しみだ」と暖簾をくぐりましょう 02:24 (ShiSyo_) 【美鐘】「はい」にこにこと、同じく暖簾をくぐり 02:24 (ShiSyo_)   02:24 (ShiSyo_)   02:24 (ShiSyo_)   02:24 (ShiSyo_)