じゃあ、あの事件から3週間ほどして 第一学寮、276号室 >Hellestia< アミの部屋のドアをノックする音が。 返事はない、開いてる >Hellestia< 【シド】「邪魔するぜ…」入って、聞かされてた場所の荷物を手に取る >Hellestia< カバンをとり出し、色々なものを詰め出す ふと、目に入る壁際の剣 ・・・あのときの、剣 >Hellestia< 【シド】「この剣…血か…?」 >Hellestia< 手にとって、光にかざすと、錆びてしまった血痕が鈍く光る 【アミ】「そ。泥棒を始末するようのね?」 背後に、バスタオル一枚だけのアミ >Hellestia< 【シド】「アミ…そこにいたのか」振り返らないで、剣を元の場所に戻す 【アミ】「ったくもー。人がシャワーあびてるときくらいまちなさいよ」 >Hellestia< 【シド】「だったら鍵くらいかけとけ」 【アミ】「・・・・ああ、わすれてた(けらけら」 >Hellestia< 【シド】「まあ、いいさ。言っとくが泥棒じゃないからな。切るなよ?」 【アミ】「・・・・だってさ。かぎ掛けたら帰ってこれないじゃん。同居人」 >Hellestia< 【シド】「……そう、か…」 >Hellestia< 呟くようにそれだけ言って、荷物整理を再開する。 >Hellestia< ポケットから紙を取り出して、チェックしながら袋に詰めてゆく 【アミ】「はっきりいっていいよ?馬鹿みたいでしょ」 >Hellestia< 【シド】「いや…馬鹿は両方さ」机の引き出しから、小箱を出してそのまま袋へ。レイが以前から大事にしていた箱 【アミ】「・・・でもねー。なんだろなあ。それでも、鍵あけといちゃうのよね」 【アミ】「・・・・」黙ってその様子を見つめながら 【アミ】「でも、今晩からは、鍵かけて寝れそうね?」 >Hellestia< 【シド】「お前ら、二人とも自分責めてないか?それを知らないから、馬鹿なんだよ」 【アミ】「あはっ・・・どうせ私はばかですよー(ふくれてみせる」 【アミ】「いいじゃん。馬鹿は馬鹿なりに。賢くなんかなれないから、馬鹿なりに生きたって」 >Hellestia< 【シド】「お前は、レイを責めてないだろうな……レイも、お前を責める事なんて言っていない」アミの顔を真剣に見ながら言葉を紡ぐ 顔をそらし、服を着始める >Hellestia< 【シド】「どこに、そんなすれ違いする理由があるんだろうな…」袋詰めを終え、背負う 【アミ】「・・・さあ?ばかだからわかりませ〜〜ん」けらけら >Hellestia< 【シド】「知らぬは当人どもばかりなり、ってな。じゃあな」と部屋を出て行こうとする。 【アミ】「・・・一緒の生活はどう?楽しい?」 はじめて、声が震える >Hellestia< 【シド】「……従者として、幸せだよ。仕えるに足る人だ」ドア口で立ち止まり、答える >Hellestia< 【シド】「なにか、言いたそうだな?」振り返ってアミを見る 【アミ】「・・・・それくらい察しろばーか」 立ち上がる >Hellestia< 【シド】「生憎と、俺も馬鹿なんだよ…負けず劣らずな。だから、言いたい事は直接言った方がいいぞ」 >Hellestia< 【シド】「こんな馬鹿を使いにしたくはねぇだろ?」 【アミ】「・・・・しょーがない」 無言であるきだす 【アミ】「おら、とっとといくぞ!」 >Hellestia< 【シド】「あいよ」 >Hellestia< そして第1寮356号室に 【アミ】「よいっしょ」 >Hellestia< 【シド】「レイ、入るぞ」そう言って部屋に入る 入る。