00:13 (tyty)   00:13 (tyty)   00:13 (tyty)   00:14 (tyty) ロイヤルガード訓練室前ベンチ。 00:14 (tyty)   00:14 (tyty) この世に現れてから、幾分かの月日は経ち、時折、外出もするようになった。 00:14 (tyty) しかし、相変わらず、紗璃沙の居場所は此処だった―― 00:14 (tyty)   00:14 (tyty) 【紗璃沙】「……ふぅ…」 00:14 (tyty) 読んでいた歴史の教科書を閉じる。空調の音だけが低く響く静かな空間。寂しい…、そう想った。 00:14 (tyty)   00:15 (Ryuma0) かつ、かつ。大柄なのだろう。歩幅の大きな足音が響く 00:16 (Ryuma0) そこに現れたのはバンダナの大柄な男 00:16 (Ryuma0) 「コーヒーコーヒーっと……って、こんなとこでなにしてんだ?お前」顔見知りがいるのを見て怪訝そうに 00:20 (tyty) 【紗璃沙】「…ぁ…っ、…小太郎…さん…っ」誰か来ないかな、と言う願いが通じたのか…、知人の出現に驚く。さりとて、会話を行う心の準備は出来ていない。教科書を軽く抱く様にしつつ、身を縮こませて。 00:21 (Ryuma0) 「小太郎さん、じゃねーっての。こんなとこで一人で何してんだ?」ちゃりんちゃりん、と小銭を自販機に投入「……カフェオレでいいな?」勝手に決め付けて砂糖増量とカフェオレのボタンを押す 00:23 (tyty) 【紗璃沙】「…ん…ぁ…ぁの…お勉強…ですけれど…」僅かに、怯えるような声色しつつ、小さく喋る。「…ぇ…ぇと…はぃ…なんでも…」尋ねてくる背中に、頷いて。 00:25 (Ryuma0) 【小太郎】「目ぇ悪くすっぞ」カフェオレを渡すと自分の分のコーヒーのボタンを押し「どっか明るいところでやったらどーだ?」 00:28 (tyty) 【紗璃沙】「…そ、そう…ですね…」何度も頷きながら、手を軽く差し上げ、教科書を手放す。少しの重力落下の後、空間に吸い込まれるように消える。月衣への収納。「…でも…、目は悪くならないように出来てると…想います…」勇者の戦いに視力は必須。必要最低限は、世界結界が保証してくれる、そう感じていて。 00:30 (Ryuma0) 【小太郎】「なるだろ、阿呆」頭をがしっとつかみ「ちょっとむかついてきたぞテメェ。暇だな?ちょっと来い」コーヒーを飲み干すとくしゃ、とつぶしてゴミ箱に投げて 00:33 (tyty) 【紗璃沙】「…ぇ…え…っ!?」頭を掴まれ、むかつくと言われ、驚くと共に明らかに怯えて。「…ど、何処に行く…んです…?」小さく震えたまま、小太郎を見上げて。 00:34 (Ryuma0) 【小太郎】「ついてくりゃわかる」手を離すと移動はじめ 00:35 (tyty) 【紗璃沙】「……ん…んぅ…はぃ…」離され立ち上がると、半歩、後退してしまうも…、歩き始めた小太郎にゆっくりと着いて行く。 00:37 (Ryuma0) そのままロイヤルガードの外へ。行き先は近所のファミリーレストラン 00:38 (Ryuma0) 無造作に窓際の席をチョイス、そこに座って 00:38 (Ryuma0) 【小太郎】「なんにすっかな」おもむろにメニューを見出す 00:40 (tyty) 【紗璃沙】「……ぇ…ぇと…」急に外に。レストランまで連れて来られ、不安そうに周囲をきょろきょろする。視線に気付いたウェイターが近付いてくれば、慌てて、目を逸らしたり。 00:40 (Ryuma0) 【小太郎】「何してんだ。目立つぞ?座れって」 00:42 (tyty) 【紗璃沙】「……はぃ…です…っ」ちょこん、と小太郎の…隣、に座って。 00:42 (Ryuma0) 【小太郎】「俺は決まった。ほれ」メニューを渡して「好きなの頼め。おごってやる」 00:45 (tyty) 【紗璃沙】「…ぃ、…ぃいんですか…?」奢ると言われて、はっと顔を上げて。「…ぇ…っ…と」ぱらぱらとメニューを捲り、安そうなのを探そうとしながら。 00:47 (Ryuma0) 【小太郎】「昼食ってねぇから腹へってんだよ。早く選べ」眉根寄せて「予算はデザート込み1500までな」先に値段設定してしまう 00:49 (tyty) 【紗璃沙】「…ぇ…ぇ…っ、そ、そんなに…」食べれません…、と困りつつ、とりあえず、遠慮がちにきのこクリームパスタと、デザートのミルクジェラートを注文して。 00:52 (Ryuma0) 【小太郎】「で?なんでいちいちあんな薄暗いとこで勉強してんだ?部屋あるんだろ?」明太パスタにガーリックトースト、ハンバーグにドリンクバーと結構大目の注文をした後に紗璃沙に怪訝そうな顔を向けて 00:55 (tyty) 【紗璃沙】「…ん…っ、そ…それは…」誰か、人が来てくれるかも知れないから…、と言う言葉は口に出さず、黙り込む。 00:56 (Ryuma0) 【小太郎】「それは?」じーっと見る「別に攻めてるわけじゃねえんだしもうちょっとこう、スパっといえスパっと。いじめてるみてーじゃねーか」 00:58 (tyty) 【紗璃沙】「…ぁ…んぅ…っ」また縮こまりながら、顔を俯かせる。傍目には、確かに苛めてるようにしか見えない情景。「…いろんな人に…逢えましたから…。…訓練室前…」ぽそり、と呟くように答える。 01:00 (Ryuma0) 【小太郎】「おー、なんだ、少しは人見知り直ったのか」褒めて、手を伸ばし、頭をぐしっと「いいことじゃねえか。でもダチできたとかいってなかったか?」 01:03 (tyty) 【紗璃沙】「…ん…っ、はぃ…、居ますよ…お友達…。…きゃ…っ?」こくんと頷いて。頭に手を置かれれば、軽い悲鳴を上げて。 01:04 (Ryuma0) 【小太郎】「ほー?誰だ?」 01:09 (tyty) 【紗璃沙】「…ぇ…ぇっと…、環さん…美鐘さん…尚也さん…と…」見知った順番を想い出すように、ぽつぽつと告げて。真咲さんは…、お姉さんだから違うのかな? 続きを想い浮かべる。「…雪緒さんと…明良さん…」この二人は、レストランで話した仲。僅かに顔が綻んで。そして、次…、「……風華さ…ん…んぅ…」…友達には、なってくれていない。そんな気がする。再び、表情、硬くして、口を閉じる。 01:10 (Ryuma0) 【小太郎】「なんだ、会ったのか風華と。どうだった?」風華から動いたのかはわからないけど、友達の中に入ったなら好転だろう、と 01:14 (tyty) 【紗璃沙】「……ぇと…、怒らせちゃった…かもです…」再会の会話を想い出す。次に逢った時は、親しく話せるようになる。そう、誓いはしたけれど、やはり、会話を失敗したと言う感覚は拭いきれなくて。 01:15 (Ryuma0) 【小太郎】「怒らせた?」届いたパスタをフォークに絡め、ばくっと一口。「でもダチになったんだろ?」 01:17 (tyty) 【紗璃沙】「……ん…っ…」フォークをパスタに絡めつつ、食は進まない。友達に…、そう言う会話は、やっぱり出来てなかった、と想う。「…ぃ、ぃぇ…」か細い声で、首を横に振る。 01:18 (Ryuma0) 【小太郎】「なんだ。つくづくお前らはコミュニケーション足りてねえな」ガーリックトーストを頬張り、飲み込めば、ふと思いつき「もう一回会うか?」 01:22 (tyty) 【紗璃沙】「…す、済みません…」コミュニケーション。下手な自分に、ほとんどの理由があると想う。謝ってしまう。けれど、もう一度と聴かれれば、顔を上げて。「…は、はぃ…逢います。…もう一度…必ず…っ」小太郎を見上げ、願いと、誓いを口にして。 01:23 (Ryuma0) 【小太郎】「必ずって言うか」手にしてたバッグからチラシを出して渡す「確かあいつ剣道部だろ?差し入れのひとつも持って行ったらどうだ?」ちらしは学園祭のもので 01:26 (tyty) 【紗璃沙】「…け、剣道部…ですか…?」学校、部活動。TVでしか、見たことは無くて。「…学園…祭…」渡されたチラシを、じっと見詰める。此れも未体験のイベントで。そんな表情で見詰めて。 01:27 (tyty) (訂正:渡されたチラシを、じっと見詰める。此れも未体験のイベントで。そんな、物珍しそうな表情。 01:27 (Ryuma0) 【小太郎】「祭りだから気も緩んでんだろーし話しやすいだろ。それに、ほとんどうち(学校)のやつだろ?RGの面子。探して会ってきてもいいだろうし。どうだ?」その様子見て 01:29 (tyty) 【紗璃沙】「…学校…は、はぃ…」小さく俯く。自分は…、通って居ないから。 01:31 (Ryuma0) 【小太郎】「みんな喜ぶと思うし来い来い。どーせなんにもなくってあそこで人待ちとか考えてたんだろ?」最後の一口を食って「お前は少し自分から動くとか誘うとか、覚えたほうがいいぞマジで」 01:35 (tyty) 【紗璃沙】「…ん…、で、ですけど…」どうして、こんなに色々言ってくれるのかな…。お食事も…奢ってくれたり…。溶けかけたジェラードを食べながら、戸惑うように。そして、戸惑う理由は、それだけでなくて…。「…行った事…無いんです…学校…」ぽつり、呟く。 01:38 (Ryuma0) 【小太郎】「ならちょうどいいじゃねえか。こーゆーイベントでもなきゃ部外者は入れねーんだし。案内なりなんなりしてもらえばいいだろうし」紗璃沙のデザートみてて、何かオレも食うかな、とか思ってデザートの書いたペン立てを見ながら「それに、行きたきゃ希望出して行けばいいだろ?」ほんとにこいつは、と肩をすくめて「そーゆー希望とかを出さないで全部してもらえるとか思ってrんなら別だけどな。どーせまた何かする前にあきらめてんだろ?」 01:43 (tyty) 【紗璃沙】「…そ、そうですね…案内…」小さく頷く。「…ですけど…誰に…案内して貰いましょうか…」雪緒さんや、環さんは…忙しいって、言ってたな…。何かをする、と言う話は聴いていて。続いて、「…そんな…事…っ」して貰える、諦めている、との指摘に、首を横に振る。 01:46 (Ryuma0) 【小太郎】「別に誰でもいいだろ。とりあえず頼んでみて、あいてたらしてもらえ。全部の時間出ずぱりってわけでもねぇし」よし、きめた。とボタンを押して店員を呼んで中華ゴマ団子を注文「前にも言ったよな?ダチなり仲間なり遠慮なく頼れ」頼りすぎはダメだけどな、と突っ込みつつ「一人でできることなんざ足してねぇんだよ。勇者でもな」どうせそれが足かせになってんだろう、そんなブラフ 01:51 (tyty) 【紗璃沙】「…わ…判り…ました…」小太郎が注文する姿、目で追いながら。「…ん…っ、勇者…」勇者と言われ、想い出す。風華にも言われた。勇者】としてじゃない、今の【自分の意思】…、そう言う話を。「…じゃ、じゃぁ…ぁの…小太郎さん…は…」学園祭中、何かすることがあるのだろうか、頼む相手に、なってくれるだろうか…。顔を見詰める。 01:52 (Ryuma0) 【小太郎】「ん?オレがどうした?」全然その意図に気づかずに問い返し 01:54 (tyty) 【紗璃沙】「…頼んで…みます…。…案内…とか…」何故だろう? 何となく、気恥ずかしくなって、顔を背けながら、俯きながらに言葉を紡いで。 01:56 (Ryuma0) 【小太郎】「オレか?もしかして」予想外のことに目を丸くして「んー」言った手前、ちゃんと対応することも必要なわけで「2日目の13時半以外ならまあ開いてるけどな?別段誰かとつるむ訳でもねーが」部の連中になんか言われるのはどうしよう、殴って黙らせとくか、とか思いながら「ま、いーだろ。折角前向きに動いたんだしな」頭を乱暴に撫でて 01:59 (tyty) 【紗璃沙】「…ん…っ…13時半…、ぉ急がしい…のでしょうか…?」少し、迷うような様子に、不安そうな顔しつつ、聴いてみて。 02:00 (Ryuma0) 【小太郎】「その時間ステージなんだよ」ほれ、と使い込んだバンドスコアを見せる「ギターな。オレ」 02:03 (tyty) 【紗璃沙】「…ステージ…ですか…。…ギター…?」メモ書きのいっぱいあるそれを見て、首を傾げる。おたまじゃくしがいっぱい…。しかし、使い込まれて居るのは、理解出来て。「…お好きなん…ですね…?」 02:05 (Ryuma0) 【小太郎】「まあ、ほとんどコピーだけどな。なんなら見てくか?」客ノルマも埋まるか、なんて思いつつ「そりゃな、イングヴェイとかすげーんだって」とかギターの話を始めるとちょっと子供っぽい感じに 02:11 (tyty) 【紗璃沙】「…は、はぁ……」良く判らない単語が出て来て、時折、首を傾げつつ。楽しそうに語る姿には、小さな笑みでも迎える。「…は、はぃ…では、その日に…。見に行きます…から…っ」、 02:12 (Ryuma0) 【小太郎】「まああれだ。学校も隊長に言ってみたらどうだ?便宜はかってくれんだろ」あち、とか言いながらゴマ団子を食べ「あ、一個食うか?」 02:15 (tyty) 【紗璃沙】「…ん…っ、そう…ですね…」学校、行きたいな。考えては居た事。小太郎の言葉に頷いて。「…ん、ぁ…ぃぇ…頂きます…っ」差し出されたゴマ団子は、一旦は断わるも、受け取る事にして。 02:17 (Ryuma0) 【小太郎】「あー、食った」背もたれにもたれて 02:21 (tyty) 【紗璃沙】「…ぁ…は、はぃ…っ」小太郎が食べ終えたので、慌て気味に頬張って。口の端に、ゴマが一粒。 02:22 (Ryuma0) 【小太郎】「……ぶ、くくく」そんな紗璃沙の顔を見て噴出し、笑いをこらえる 02:24 (tyty) 【紗璃沙】「…ぇ…ぇ…っ? ぁ…ぁの…?」突然、笑い出した小太郎。何なんだろう…? きょとんとした顔で、首を傾げて。 02:25 (Ryuma0) 【小太郎】「この辺」と右の口の端を指差して 02:29 (tyty) 【紗璃沙】「…ぇ…?」此処…ですか?とばかりに、指を近付けて。「……ぁ…は、はぃ…っ」気付く。少しばかり頬を染めつつ、指に取って、…ぱくり。 02:30 (Ryuma0) 【小太郎】「ほんっとなんていうか小動物だな、お前」くくく、と笑って 02:31 (tyty) 【紗璃沙】「…し、小動物…? …ち、違います…っ」ふるふるっと首を横に振る。今日は薄紫のリボン。可愛く揺らして。 02:32 (Ryuma0) 【小太郎】「トロいっつーかなんつーか。すぐおびえるし、ウサギとかそんなっぽいじゃねーか」けけけ、とからかうような笑み 02:38 (tyty) 【紗璃沙】「…ん、んぅ…。…寂しいと…消えちゃいます…っ」からかわれ、困ったよな、少し怒ったような顔をしつつ。確かに、側頭部左右の髪に、飾り結んだだけのリボンは、ロップイヤーを連想させない事も無く。自分なりに、冗談を返したりしてみて。 02:39 (Ryuma0) 【小太郎】「ならダチとかつくるんだな」なんだ、冗談言えるじゃねえか、と笑いながら頭ぐしる「じゃあ、あれだ。当日のは後でメールすっか」 02:45 (tyty) 【紗璃沙】「…は、はぃ…っ…きゃ…」頷きながら、また頭に手を乗せられれば、軽い悲鳴を上げて。その手を気にしつつ、0-Phoneを取り出す。スケジュールの予定を書き込む。 02:45 (Ryuma0) 【小太郎】「ついでにダチにメールでもしてスケジュール聞いたらどうだ?周る目安にもなんだろ」 02:47 (tyty) 【紗璃沙】「…ぁ…はぃ…、環…さんに…っ」アドレス欄の一番上、その名前を見つつ、声にして。 02:48 (Ryuma0) 【小太郎】「あいつんとこ、喫茶店っぽいな」学園祭のパンフ見て 02:49 (tyty) 【紗璃沙】「…ぁ…は、はぃ…雪緒さんも…お料理って…言ってました…」こくこくと頷きつつ。 02:50 (Ryuma0) 【小太郎】「食いモンばっかだな」笑う「ま、決まったらメールしな」立つと、頭を今度はぽふ、と手を置く感じでなで「そろそろ出んぞ」伝票を手にする 02:54 (tyty) 【紗璃沙】「…ぇ…ぇと…美鐘さんは…歌われるって…ぁ…っ」食べ物ばかり、と言われ、他の友人を探す。食べ物以外のイベントをする相手を見つけ、言葉にするも、また撫でられて、黙っちゃって。 02:56 (Ryuma0) 【小太郎】「戻るのは本部でいいのか?」支払いを済ませて戻ってくる「へぇ、歌うやついんのか」ソレは聞きたいなと興味を 03:01 (tyty) 【紗璃沙】「…ぁ…っ…はぃ…、基地のお部屋に…住んでますから…」戻るのは、そこで良い、と応えて。「…美鐘さんは、色々な歌…知っておられて…、わたしも幾つか…教えて貰いました…っ」いつも笑顔の美鐘を想い出し、緩やかに微笑み。 03:02 (Ryuma0) 【小太郎】「ほー、よし今度聞かせろ」そんなたわいも無いことを話しながら紗璃沙を本部まで送っていく 03:06 (tyty) 【紗璃沙】「…ぇっ…わたしが…ですか…? …判り…ました…っ」小太郎の隣、歩幅の差に合わせて、とことこと歩きつつ。歌うなら、何が良いかな…考えて。小さく、口だけを動かして。 03:15 (tyty) …小太郎さんは、ギターが弾けるとか。じゃぁ、それに合わせて歌うのとかも…良いのかな…。…お食事の…お礼もしなきゃ。出来るかな…何か、わたしに…。あまり、普段は考えた事の無い、様々な事を考えながら。二人、帰路に、着いて―― 03:15 (tyty)   03:15 (tyty)   03:15 (tyty)